JP6567879B2 - 成形材料の事前処理方法、事前処理装置、および射出成形方法 - Google Patents

成形材料の事前処理方法、事前処理装置、および射出成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、成形機へ供給される成形材料の事前処理方法および事前処理装置と、事前処理された成形材料を溶融させて金型内に射出する射出成形方法と、に関する。
従来、樹脂製品の製造工程では、射出成形機へ供給される樹脂ペレット等の成形材料に対して、乾燥等の事前処理が行われる。成形材料の事前処理については、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1の装置では、チップまたはペレット状の樹脂材料が、除湿乾燥機、不活性ガス浸透装置、および材料ホッパを経て、射出成形機の可塑化装置へ供給される(図1参照)。
特開2001−353750号公報 特開平10−87752号公報
ところで、射出成形機へ供給される成形材料が酸化すると、成形後の樹脂製品に、黄変等の変色が生じる。このため、従来の事前処理装置では、成形材料を貯留するホッパの内部に、不活性ガスである窒素ガスを供給するなどして、成形材料の酸化を抑制していた。
また、特許文献2には、樹脂ペレットを不活性ガス雰囲気下で保管して、樹脂ペレット中に含有される酸素の量を低下させることが、記載されている。このように、成形材料中の酸素の含有量を低下させ、それに代えて、成形材料中に不活性ガスを含有させておけば、当該成形材料を射出成形機へ供給した後、射出成形機内で溶融および射出される過程においても、成形材料の酸化を抑制できる。
しかしながら、近年では、光学部品に用いられる樹脂製品などにおいて、要求品質がさらに高まり、酸化による変色をより抑制できる技術が、求められている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、成形材料中の不活性ガスの含有量を増加させて、成形時における成形材料の酸化をより抑制できる、成形材料の事前処理方法、事前処理装置、および射出成形方法を提供することを、目的とする。
本願の第1発明は、成形機へ供給される成形材料の事前処理方法であって、a)成形材料を加熱により乾燥させる工程と、b)前記工程a)の後、不活性ガスが充填された容器内において、成形材料の温度を低下させる工程と、c)前記工程b)の後、前記成形機へ成形材料を供給する工程と、を有し、前記工程b)では、前記容器内の圧力を略一定に維持しつつ、成形材料の温度を低下させる。
本願の第2発明は、第1発明の成形材料の事前処理方法であって、前記工程b)では、成形材料の温度を、自然冷却よりも緩やかに低下させる。
本願の第3発明は、成形機へ供給される成形材料の事前処理方法であって、a)成形材料を加熱により乾燥させる工程と、b)前記工程a)の後、不活性ガスが充填された容器内において、成形材料の温度を低下させる工程と、c)前記工程b)の後、前記成形機へ成形材料を供給する工程と、を有し、前記工程b)では、成形材料の温度を、自然冷却よりも緩やかに低下させる。
本願の第4発明は、第1発明乃至第3発明のいずれか1発明の成形材料の事前処理方法であって、前記工程b)では、時間の経過とともに、成形材料の単位時間あたりの温度低下幅が大きくなる。
本願の第5発明は、第2発明または第3発明の成形材料の事前処理方法であって、前記工程b)では、成形材料の温度を段階的に低下させる。
本願の第6発明は、第1発明乃至第5発明のいずれか1発明の成形材料の事前処理方法であって、前記工程b)では、成形材料の温度を、60℃以下まで低下させる。
本願の第7発明は、第1発明乃至第6発明のいずれか1発明の成形材料の事前処理方法であって、前記工程b)における前記容器内の圧力は、前記容器外の環境圧力よりも高い。
本願の第8発明は、第7発明の成形材料の事前処理方法であって、前記工程b)における前記容器内の圧力は、前記成形機における成形材料の射出圧よりも低い。
本願の第9発明は、第8発明の成形材料の事前処理方法であって、前記工程b)における前記容器内の圧力は、1MPa未満である。
本願の第10発明は、第1発明乃至第9発明のいずれか1発明の成形材料の事前処理方法であって、前記工程b)の後、前記工程c)の前に、成形材料の温度を一定に維持する工程をさらに有する。
本願の第11発明は、第1発明乃至第10発明のいずれか1発明の成形材料の事前処理方法であって、d)前記成形機への供給口付近の温度を計測し、計測された温度に基づいて、前記成形機内の射出ノズルより手前における成形材料の温度を制御する工程をさらに有する。
本願の第12発明は、第1発明乃至第11発明のいずれか1発明の成形材料の事前処理方法であって、光学部品用の成形材料を処理対象とする。
本願の第13発明は、成形機へ供給される成形材料の事前処理装置であって、加熱により乾燥された成形材料を内部に収容する冷却容器と、前記冷却容器の内部に不活性ガスを充填するガス供給部と、前記冷却容器内に収容された成形材料の温度を低下させる冷却機構と、を備え、前記ガス供給部からの不活性ガスの供給により、前記冷却容器内の圧力を略一定に維持しつつ、前記冷却機構が、成形材料の温度を低下させる。
本願の第14発明は、第13発明の成形材料の事前処理方法であって、前記冷却機構は、成形材料の温度を、自然冷却よりも緩やかに低下させる。
本願の第15発明は、成形機へ供給される成形材料の事前処理装置であって、加熱により乾燥された成形材料を内部に貯留する冷却容器と、前記冷却容器の内部に不活性ガスを充填するガス供給部と、前記冷却容器内に貯留された成形材料の温度を低下させる冷却機構と、を備え、前記冷却機構は、成形材料の温度を、自然冷却よりも緩やかに低下させる。
本願の第16発明は、第13発明乃至第15発明のいずれか1発明の成形材料の事前処理装置であって、前記冷却機構は、時間の経過とともに、成形材料の単位時間あたりの温度低下幅を大きくする。
本願の第17発明は、第13発明乃至第16発明のいずれか1発明の成形材料の事前処理装置であって、前記冷却容器よりも搬送経路の上流側において、成形材料を内部に貯留する加熱容器と、前記加熱容器内に貯留された成形材料を加熱により乾燥させる加熱乾燥機構と、前記加熱容器から前記冷却容器へ、成形材料を搬送する搬送管と、をさらに備える。
本願の第18発明は、第13発明乃至第17発明のいずれか1発明の成形材料の事前処理装置であって、前記冷却容器または前記冷却容器の下流側に位置する他の容器と、前記成形機との間に位置し、外部と連通するベント口をさらに有し、前記冷却容器または前記冷却容器の下流側に位置する前記他の容器内の圧力は、外部の環境圧力よりも高い。
本願の第19発明は、第13発明乃至第18発明のいずれか1発明の成形材料の事前処理装置であって、前記冷却機構により冷却された後の成形材料の温度を一定に維持する温調機構をさらに有する。
本願の第20発明は、第13発明乃至第19発明のいずれか1発明の成形材料の事前処理装置であって、光学部品用の成形材料を処理対象とする。
本願の第21発明は、成形材料を溶融させて金型内に射出する射出成形方法であって、x)事前処理された成形材料を、供給口を介してシリンダへ供給する工程と、y)前記シリンダ内において、成形材料を溶融させる工程と、z)前記シリンダの射出ノズルから、溶融された成形材料を射出する工程と、を有し、前記工程x)では、加熱により乾燥させた成形材料を収容した容器内で、不活性ガスの供給により前記容器内の圧力を略一定に維持しつつ、温度を低下させた成形材料を、前記供給口を介して前記シリンダへ供給する。
本願の第22発明は、第21発明の射出成形方法であって、前記工程x)では、前記容器内において、温度を自然冷却よりも緩やかに低下させた成形材料を、前記供給口を介して前記シリンダへ供給する。
本願の第23発明は、成形材料を溶融させて金型内に射出する射出成形方法であって、x)事前処理された成形材料を、供給口を介してシリンダへ供給する工程と、y)前記シリンダ内において、成形材料を溶融させる工程と、z)前記シリンダの射出ノズルから、溶融された成形材料を射出する工程と、を有し、前記工程x)では、加熱により乾燥させた成形材料を収容した不活性ガスが充填された容器内で、温度を自然冷却よりも緩やかに低下させた成形材料を、前記供給口を介して前記シリンダへ供給する。
本願の第24発明は、第21発明乃至第23発明のいずれか1発明の射出成形方法であって、前記工程x)で前記容器内で成形材料の温度を低下させるとき、時間の経過とともに、成形材料の単位時間あたりの温度低下幅を大きくする。
本願の第25発明は、第21発明乃至第24発明のいずれか1発明の射出成形方法であって、前記工程x)では、前記容器内での温度低下後に、一定の温度に維持された成形材料を、前記供給口を介して前記シリンダへ供給する。
本願の第26発明は、第21発明乃至第25発明のいずれか1発明の射出成形方法であって、前記工程y)では、前記供給口付近の温度に基づいて、前記シリンダ内の前記射出ノズルより手前における成形材料の温度を制御する。
本願の第1発明〜第26発明によれば、成形材料中の不活性ガスの含有量を増加させることができる。その結果、成形時における成形材料の酸化を抑制できる。
特に、本願の第4発明および第5発明によれば、工程b)において、高温の期間を長くとることができる。これにより、成形材料中に不活性ガスを十分に含有させながら、成形材料の温度を低下させることができる。
特に、本願の第6発明および第7発明によれば、成形材料中の不活性ガスの含有量を、より増加させることができる。
特に、本願の第10発明、第19発明、および第25発明によれば、成形機へ供給される成形材料の温度をより安定させることができる。その結果、樹脂製品を安定して成形することができる。
特に、本願の第11発明および第26発明によれば、射出ノズルの手前において成形材料が溶融する位置を調整できる。これにより、例えば、射出ノズルの直前で成形材料を溶融させて、高温の期間を短くすることができる。その結果、成形材料の酸化をより抑制できる。
特に、本願の第18発明によれば、冷却容器または冷却容器の下流側に位置する他の容器内に、成形機から気体が逆流することを抑制できる。これにより、成形機への供給前に成形材料の温度が上昇することを抑制できる。
事前処理装置および射出成形機の構成を示した図である。 射出成形機の構成を示した図である。 事前処理装置および射出成形機の制御系の構成を示すブロック図である。 事前処理の一例を示したフローチャートである。 冷却ホッパ内における樹脂ペレットの温度変化の例を示したグラフである。 冷却ホッパ内における樹脂ペレットの温度変化の例を示したグラフである。 冷却ホッパ内における樹脂ペレットの温度変化の例を示したグラフである。 冷却ホッパ内における樹脂ペレットの温度変化の例を示したグラフである。 変形例に係る機上ホッパ付近の構成を示した図である。 変形例に係る事前処理装置および射出成形機の構成を示した図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.装置構成について>
図1は、本発明の一実施形態に係る事前処理装置1および射出成形機2の構成を示した図である。事前処理装置1は、粉体または粒体からなる成形材料である樹脂ペレットに対して、乾燥等の事前処理を行い、処理後の樹脂ペレットを射出成形機2へ供給する。射出成形機2は、事前処理装置1から供給された樹脂ペレットを溶融させて金型209に射出し、金型209内で樹脂を固化させることによって、樹脂製品を成形する。なお、図1では、射出成形機2の構成を概略化して描いている。事前処理装置1および射出成形機2は、図1のように接続されることによって、単一の樹脂製品製造システム100を構成する。
本実施形態の事前処理装置1は、光学部品用の樹脂ペレットを処理対象とする。事前処理装置1から供給される樹脂ペレットは、射出成形機2において成形されることにより、導光板等の透明な光学部品となる。透明な光学部品の成形においては、酸化による変色を防止することが、特に重要な品質管理項目となる。ただし、本発明において処理対象となる樹脂ペレットは、光学部品用の樹脂ペレットには必ずしも限定されない。
図1に示すように、本実施形態の事前処理装置1は、先頭ホッパ10、加熱ホッパ20、加熱乾燥機構30、冷却ホッパ40、冷却機構50、機上ホッパ60、および制御部70を備えている。
先頭ホッパ10は、乾燥前の樹脂ペレットを内部に貯留する容器である。先頭ホッパ10は、上部に開口13を有する有底円筒状のホッパ本体11と、ホッパ本体11の上部に載置された蓋部12とを有する。ホッパ本体11の内部には、樹脂ペレットを貯留するための空間が、設けられている。蓋部12は、ホッパ本体11の上部の開口13を閉鎖する。また、蓋部12を取り外すと、ホッパ本体11の上部が開放され、開口13を介してホッパ本体11の内部に、樹脂ペレットを投入することができる。
加熱ホッパ20は、先頭ホッパ10よりも搬送経路の下流側、かつ、冷却ホッパ40よりも搬送経路の上流側において、樹脂ペレットを内部に貯留する容器(加熱容器)である。図1に示すように、加熱ホッパ20は、略円筒状の側壁21と、側壁21の下端部から下方へ向かうにつれて徐々に収束する漏斗状の底部22と、加熱ホッパ20の上部を覆う天板部23とを有する。加熱ホッパ20の内部には、樹脂ペレットを貯留して加熱乾燥させるための空間が、設けられている。
加熱ホッパ20の上部には、加熱ホッパ20よりも小さい第1搬送ホッパ24が設置されている。第1搬送ホッパ24は、加熱ホッパ20への樹脂ペレットの供給時に、樹脂ペレットを一時的に収容する容器である。先頭ホッパ10と第1搬送ホッパ24とは、第1搬送管81を介して、互いに接続されている。また、第1搬送ホッパ24の下端部には、開閉可能な投入口241が設けられている。投入口241を開放すると、第1搬送ホッパ24に貯留された樹脂ペレットが、加熱ホッパ20の内部へ投入される。
加熱乾燥機構30は、加熱ホッパ20内に貯留された樹脂ペレットを加熱により乾燥させるための機構である。加熱乾燥機構30は、気体を加熱しつつ循環させる気体加熱管31を有する。気体加熱管31の一方の端部は、加熱ホッパ20の側壁21に設けられた吸引口25に、接続されている。気体加熱管31の他方の端部は、加熱ホッパ20の内部に配置された吹出口26に接続されている。また、気体加熱管31の経路途中には、送風機32と熱交換器33とが、設けられている。
送風機32を動作させると、図1中に矢印A1で示したように、気体加熱管31に、吸引口25から吹出口26へ向かう気流が発生する。加熱ホッパ20から気体加熱管31へ吸い込まれた気体は、熱交換器33において加熱されることにより熱風となる。そして、当該熱風が、吹出口26から加熱ホッパ20の内部へ吹き出される。なお、気体加熱管31の経路途中に、気体中に含まれる水分を吸着する吸着器が、さらに設けられていてもよい。
吹出口26から吹き出された熱風は、加熱ホッパ20の内部に貯留された樹脂ペレットの隙間を通って、加熱ホッパ20内に拡散される。これにより、樹脂ペレットが加熱され、樹脂ペレットから水分が蒸発して、樹脂ペレットが乾燥する。すなわち、加熱ホッパ20内に拡散した気体が、樹脂ペレットから水分を吸収する。また、吸湿した気体は、加熱ホッパ20から吸引口25を通って、再び気体加熱管31へ吸引される。
冷却ホッパ40は、加熱ホッパ20よりも搬送経路の下流側、かつ、機上ホッパ60よりも搬送経路の上流側において、樹脂ペレットを内部に貯留する容器(冷却容器)である。図1に示すように、冷却ホッパ40は、略円筒状の側壁41と、側壁41の下端部から下方へ向かうにつれて徐々に収束する漏斗状の底部42と、冷却ホッパ40の上部を覆う天板部43とを有する。冷却ホッパ40の内部には、樹脂ペレットを貯留してその温度を低下させるための空間が、設けられている。
冷却ホッパ40の上部には、冷却ホッパ40よりも小さい第2搬送ホッパ44が設置されている。第2搬送ホッパ44は、冷却ホッパ40への樹脂ペレットの供給時に、樹脂ペレットを一時的に収容する容器である。加熱ホッパ20と第2搬送ホッパ44とは、第2搬送管82を介して、互いに接続されている。また、第2搬送ホッパ44の下端部には、開閉可能な投入口441が設けられている。投入口441を開放すると、第2搬送ホッパ44に貯留された樹脂ペレットが、冷却ホッパ40の内部へ投入される。
冷却機構50は、冷却ホッパ40内に貯留された樹脂ペレットの温度を低下させるための機構である。冷却機構50は、気体を冷却しつつ循環させる気体冷却管51を有する。気体冷却管51の一方の端部は、冷却ホッパ40の側壁41に設けられた吸引口45に、接続されている。気体冷却管51の他方の端部は、冷却ホッパ40の内部に設置された吹出口46に接続されている。また、気体冷却管51の経路途中には、送風機52と熱交換器53とが、設けられている。
送風機52を動作させると、図1中に矢印A2で示したように、気体冷却管51に、吸引口45から吹出口46へ向かう気流が発生する。冷却ホッパ40から気体冷却管51へ吸い込まれた気体は、熱交換器53を通過することにより、熱交換器53の冷媒に熱を奪われる。これにより、気体の温度が低下する。そして、低温化した気体が、吹出口46から冷却ホッパ40の内部へ吹き出される。
吹出口46から吹き出された気体は、冷却ホッパ40の内部に貯留された樹脂ペレットの隙間を通って、冷却ホッパ40内に拡散される。これにより、樹脂ペレットの温度が低下する。また、樹脂ペレットとの接触により温度が上昇した気体は、冷却ホッパ40から吸引口45を通って、再び気体冷却管51へ吸引される。
なお、熱交換器53の冷媒の温度は、制御部70からの指令に基づいて、任意の温度に設定可能となっている。冷媒の温度を調節すれば、冷却機構50による樹脂ペレットの冷却速度を、調節することができる。
機上ホッパ60は、冷却ホッパ40よりも搬送経路の下流側に位置し、射出成形機2の上部に設置される。機上ホッパ60の内部には、冷却後の樹脂ペレットを貯留するための空間が、設けられている。冷却ホッパ40と機上ホッパ60とは、第3搬送管83を介して、互いに接続されている。また、機上ホッパ60と射出成形機2とは、供給管61を介して、互いに接続されている。供給管61には、開閉弁62が設けられている。開閉弁62を開放すると、機上ホッパ60の内部に貯留された樹脂ペレットが、供給管61を通って、射出成形機2のシリンダ211へ供給される。
また、供給管61には、ベント口63と、温度センサ64とが、設けられている。ベント口63は、逆止弁631を介して、供給管61の外部と連通する。逆止弁631は、供給管61の内部から外部へ向かう気体の通過のみを許容する。したがって、供給管61の内部の圧力が外部の圧力よりも高くなると、供給管61の内部から外部へ、気体が排出される。また、温度センサ64は、射出成形機2の供給口付近において、供給管61内の気体の温度を計測する。温度センサ64の計測結果は、制御部70へ送信される。
第1搬送ホッパ24、第2搬送ホッパ44、および機上ホッパ60の上部には、第1吸引管84、第2吸引管85、および第3吸引管86が、それぞれ接続されている。また、第1吸引管84、第2吸引管85、および第3吸引管86の他端は、1本の合流管87に接続されている。さらに、合流管87の他端は、第1搬送管81に接続されている。また、合流管87の経路途中には、送風機88が設けられている。
送風機88を動作させると、図1中に矢印A3で示したように、第1吸引管84、第2吸引管85、第3吸引管86、および合流管87の内部に、第1搬送ホッパ24、第2搬送ホッパ44、および機上ホッパ60から、送風機88を通って第1搬送管81へ向かう気流が生じる。そうすると、図1中に矢印A4,A5,A6で示したように、先頭ホッパ10から第1搬送管81を通って第1搬送ホッパ24へ向かう気流、加熱ホッパ20から第2搬送管82を通って第2搬送ホッパ44へ向かう気流、および、冷却ホッパ40から第3搬送管83を通って機上ホッパ60へ向かう気流が生じる。これらの気流によって、樹脂ペレットが気力搬送される。
なお、第1搬送ホッパ24と第1吸引管84との接続部、第2搬送ホッパ44と第2吸引管85との接続部、および、機上ホッパ60と第3吸引管86との接続部には、それぞれ、パンチングメタルプレート(図示省略)が設けられている。パンチングメタルプレートには、個々の樹脂ペレットよりも小さい複数の貫通孔が設けられている。これにより、気体の通過を許容しつつ、樹脂ペレットが各吸引管84,85,86へ流れ込むことが、防止されている。
また、この事前処理装置1は、装置内の配管およびホッパの内部へ不活性ガスである窒素ガスを供給する、複数の窒素ガス供給部89を有する。図1に示すように、本実施形態では、先頭ホッパ10、加熱ホッパ20、気体加熱管31、冷却ホッパ40、気体冷却管51、供給管61、第1搬送管81、第2搬送管82、第3搬送管83、および合流管87に、それぞれ窒素ガス供給部89が接続されている。
窒素ガス供給部89は、上記の各部に、外気圧よりも陽圧の乾燥した窒素ガスを供給する。このため、複数の窒素ガス供給部89を動作させると、事前処理装置1内の樹脂ペレットの搬送経路(先頭ホッパ10から、第1搬送管81、第1搬送ホッパ24、加熱ホッパ20、第2搬送管82、第2搬送ホッパ44、冷却ホッパ40、第3搬送管83、および機上ホッパ60を経て供給管61へ至る経路)の全体に、窒素ガスが充填される。また、事前処理装置1内の樹脂ペレットの搬送経路は、外部の環境圧力よりも陽圧となる。これにより、搬送経路内への外気の侵入が抑制される。その結果、事前処理装置1内における樹脂ペレットの酸化が抑制される。
ただし、窒素ガス供給部89の位置や数は、図1の例に限定されるものではない。
図2は、射出成形機2の構成を図1よりも詳細に示した図である。この射出成形機2は、金型装置290内のキャビティ空間293に、液状の樹脂を充填し、充填した樹脂を固化させることにより樹脂製品を成形する。図2に示すように、射出成形機2は、金型装置290内に液状の樹脂を充填する射出装置210と、金型装置290の型閉じ、型締め、型開きを行う型締装置220と、を備える。金型装置290は、固定金型291および可動金型292を有する。固定金型291と可動金型292との間には、樹脂製品の形状に対応したキャビティ空間293が形成される。
射出装置210は、水平に延びる筒状の容器であるシリンダ211と、シリンダ211内に水平に配置されたスクリュ212とを有する。シリンダ211の後部上面には、供給口213が設けられている。事前処理装置1において事前処理された樹脂ペレットは、供給口213を通ってシリンダ211の内部へ供給される。一方、シリンダ211の前方端部には、射出ノズル214が設けられている。また、シリンダ211の外周には、加熱源であるヒータ215が設けられている。
スクリュ212は、シリンダ211内において回転自在かつ進退自在に配設される。射出装置210は、スクリュ212を回転させるための計量モータ216と、スクリュ212を前後進させるための射出モータ217と、を有する。計量モータ216を駆動してスクリュ212を回転させると、スクリュ212の螺旋状の溝に沿って、樹脂ペレットが前方(射出ノズル214側)へ搬送される。樹脂ペレットは、前方へ搬送されながら、ヒータ215からの熱によって徐々に溶融される。その結果、樹脂ペレットが液状の樹脂となる。また、液状の樹脂がスクリュ212の前方に送られてシリンダ211の前端部付近に蓄積されるにつれ、スクリュ212は後退して射出ノズル214から遠ざかる。
この状態で、射出モータ217を駆動させて、スクリュ212を前進させると、スクリュ212の前方に蓄積された液状の樹脂が、射出ノズル214を介して、金型装置290内のキャビティ空間293に充填される。その後、射出モータ217をさらに駆動させて、スクリュ212をさらに前進させる。これにより、キャビティ空間293内の樹脂に圧力がかかり、収縮による不足分の樹脂が補充される。
型締装置220は、固定金型291が取り付けられる固定プラテン221と、可動金型292が取り付けられる可動プラテン222と、可動プラテン222を移動させるトグル機構223とを備える。固定プラテン221に対して可動プラテン222をタイバー224に沿って進退させることにより、型閉じ、型締め、型開きが行われる。また、型締装置220は、可動プラテン222を移動させる型締モータ225と、可動プラテン222に組み込まれているエジェクタピンを前後進させるエジェクタモータ226と、金型装置290の厚みに応じて可動プラテン222およびトグル機構223を移動させる型厚モータ227とを有する。
型締モータ225を駆動して可動プラテン222を前進させることにより、金型装置290の型閉じが行われる。型閉じ完了後、型締モータ225による推進力にトグル倍率を乗じた型締力が生じ、型締力によって型締めが行われる。当該型締めにより、可動金型292と固定金型291との間にキャビティ空間293が形成される。射出装置210からキャビティ空間293に充填された液状の樹脂は、キャビティ空間293内において固化され、樹脂製品となる。その後、型締モータ225を駆動して可動プラテン222を後退させることにより、金型装置290の型開きが行われる。また、エジェクタモータ226を駆動することによって、可動金型292から樹脂製品が取り出される。
図3は、事前処理装置1および射出成形機2の制御系の構成を示すブロック図である。事前処理装置1および射出成形機2は、それぞれ、各部を動作制御するための制御部70,230を備えている。図3に示すように、事前処理装置1の制御部70は、上述した送風機32、熱交換器33、送風機52、熱交換器53、開閉弁62、温度センサ64、送風機88、および複数の窒素ガス供給部89と、それぞれ電気的に接続されている。射出成形機2の制御部230は、射出成形機2内の複数のモータ216,217,225,226,227およびヒータ215と、それぞれ電気的に接続されている。
これらの制御部70,230は、例えば、CPU等の演算処理部やメモリを有するコンピュータまたはマイコンにより構成される。制御部70,230は、予め設定されたプログラムや外部からの入力信号に基づき、上記の各部を動作制御する。これにより、樹脂ペレットの事前処理および射出成形処理が進行する。
なお、上述した複数の制御対象のうちの一部が、制御部70,230から切り離されて、手動で操作されるようになっていてもよい。
また、図1および図3に示したように、事前処理装置1の制御部70と、射出成形機2の制御部230とは、互いに通信可能に接続されている。したがって、これらの制御部70,230の間で、互いに要求信号や必要なデータのやりとりを行うことができる。これにより、例えば、樹脂ペレットの停滞や不足が生じないように、事前処理装置1の動作のタイミングと、射出成形機2の動作のタイミングとを、相互に調整することができる。また、後述の通り、本実施形態では、事前処理装置1の制御部70が、温度センサ64から取得した計測結果を、射出成形機2の制御部230へ送信する。そして、射出成形機2の制御部230は、受信した計測結果に基づいて、ヒータ215の出力を調節する。
<2.処理の流れについて>
続いて、上述した樹脂製品製造システム100における樹脂ペレットの事前処理および射出成形処理の流れについて、説明する。図4は、樹脂製品製造システム100における処理の一例を示したフローチャートである。
この樹脂製品製造システム100において、樹脂製品を製造するときには、まず、事前処理装置1の複数の窒素ガス供給部89から、窒素ガスの供給を開始する。これにより、事前処理装置1内における樹脂ペレットの搬送経路全体に、窒素ガスを充填する(ステップS1)。次に、先頭ホッパ10の蓋部12を取り外し、ホッパ本体11の開口13を介してホッパ本体11内へ、樹脂ペレットを投入する(ステップS2)。樹脂ペレットの投入が完了すると、再び蓋部12を載置して、ホッパ本体11の開口13を閉鎖する。
続いて、送風機88を動作させて、第1搬送管81、第2搬送管82、および第3搬送管83の内部に、窒素ガスの気流を発生させる。先頭ホッパ10の下部から排出された樹脂ペレットは、第1搬送管81を通って、第1搬送ホッパ24へ気力搬送される。また、第1搬送ホッパ24に貯留された樹脂ペレットは、投入口241が開放されることによって、加熱ホッパ20内へ投入される(ステップS3)。
加熱ホッパ20内に投入された樹脂ペレットは、加熱乾燥機構30により加熱乾燥される(ステップS4)。具体的には、送風機32および熱交換器33を動作させることにより、吹出口26から加熱ホッパ20の内部に、窒素ガスの熱風が供給される。これにより、樹脂ペレットが加熱されて、樹脂ペレットから水分が蒸発し、樹脂ペレットの水分率が低下する。
加熱乾燥された樹脂ペレットは、加熱ホッパ20の下部から排出され、第2搬送管82を通って、第2搬送ホッパ44へ気力搬送される。また、第2搬送ホッパ44に貯留された樹脂ペレットは、投入口441が開放されることによって、冷却ホッパ40内へ投入される(ステップS5)。
冷却ホッパ40内に投入された樹脂ペレットは、冷却機構50により冷却される(ステップS6)。具体的には、送風機52および熱交換器53を動作させることにより、吹出口46から冷却ホッパ40の内部に、低温の窒素ガスが供給される。これにより、樹脂ペレットの温度が低下する。
上述の通り、事前処理装置1内の樹脂ペレットの搬送経路には、窒素ガスが充填されている。このため、事前処理装置1内において、樹脂ペレット中の酸素含有量は徐々に低下し、それに代えて、樹脂ペレット中の窒素ガスの含有量が徐々に増加する。特に、樹脂ペレット中の窒素ガスの飽和含有量は、樹脂ペレットの温度が低下するほど増加する。このため、冷却ホッパ40内において樹脂ペレットの温度を低下させると、樹脂ペレット中の窒素ガスの含有量を、より増加させることができる。その結果、後述する射出成形時に、酸化による変色が生じることを抑制できる。
ただし、樹脂ペレット中の窒素ガスの飽和含有量は、周囲の圧力が低下するほど減少する。したがって、仮に、温度とともに冷却ホッパ40内の圧力も低下させてしまうと、樹脂ペレット中の窒素ガスの飽和含有量を十分に増加させることができない。このため、この事前処理装置1では、窒素ガス供給部89からの窒素ガスの供給を継続させることによって、冷却ホッパ40内の圧力を略一定に維持しつつ、樹脂ペレットの温度を低下させる。これにより、樹脂ペレット中により多量の窒素ガスを含有させることができる。
また、ステップS6では、冷却ホッパ40内の圧力が、外部の環境圧力よりも、陽圧となっている。これにより、樹脂ペレット中の窒素ガスの含有量が、より高められる。ただし、射出成形時に減圧により気泡が発生することを防止するために、冷却ホッパ40内の圧力は、射出成形機2における樹脂の射出圧よりも、低い圧力とすることが好ましい。また、冷却ホッパ40内の圧力は、装置設計の自由度を制限しないために、高圧ガス保安法の対象となる1MPa未満とすることが好ましい。具体的には、ステップS6における冷却ホッパ40内の圧力は、環境圧力よりも若干高い程度の圧力とすればよい。
図5は、冷却ホッパ40内における樹脂ペレットの温度変化の例を示したグラフである。図5の横軸は、冷却開始後の時間を示している。図5の縦軸は、樹脂ペレットの温度を示している。また、図5では、本実施形態における樹脂ペレットの温度変化を実線で示し、比較例として、樹脂ペレットが環境温度によって自然冷却される場合の樹脂ペレットの温度変化を二点鎖線で示している。
図5において、冷却前の温度Tbは、処理対象となる樹脂ペレットの加熱乾燥後の温度であり、例えば、100℃〜150℃とされる。一方、冷却後の温度Taは、樹脂ペレット中の窒素ガスの含有量を所望の値とするための温度であり、例えば、装置外部の環境温度Teよりもやや高い温度とされる。具体的には、冷却後の温度Taは、例えば60℃以下とすればよく、窒素ガスの含有量をより高めるために、40℃以下としてもよい。
図5に示すように、ステップS6では、少なくとも冷却の初期段階において、冷却ホッパ40内の樹脂ペレットの温度を、自然冷却よりも緩やかに低下させる。これは、例えば、熱交換器53の冷媒の温度を、冷却前の樹脂ペレットの温度よりも低く、かつ、外部の環境温度よりも高い温度に設定することで、実現できる。
このように、樹脂ペレットの温度を、自然冷却よりも緩やかに低下させると、樹脂ペレットが高温の期間を長くとることができる。高温時には、樹脂ペレット中の窒素ガスの平衡状態における飽和含有量は低いものの、樹脂ペレットに対する窒素分子の溶解および拡散は、低温時よりも盛んに生じる。したがって、高温の期間を長くとることで、樹脂ペレット中に窒素ガスを十分に含有させながら、樹脂ペレットの飽和含有量を高めていくことができる。これにより、冷却後の樹脂ペレットにおける不活性ガスの含有量を、より増加させることができる。その結果、後述する射出成形時に、酸化による変色が生じることを、より抑制できる。
また、図5に示すように、本実施形態では、時間の経過とともに、樹脂ペレットの単位時間あたりの温度低下幅を大きくする。このようにすれば、樹脂ペレットの冷却にかかるトータルの時間を抑えながら、樹脂ペレットが高温の期間を長くとることができる。したがって、樹脂ペレット中に不活性ガスを十分に含有させながら、樹脂ペレットの温度を低下させ、かつ、処理時間も短縮することができる。
樹脂ペレットが温度Taまで冷却されると、冷却後の樹脂ペレットは、冷却ホッパ40の下部から排出され、第3搬送管83を通って、機上ホッパ60へ気力搬送される(ステップS7)。そして、射出成形機2の制御部230からの要求に応じて、事前処理装置1の制御部70が、開閉弁62を開放する。これにより、機上ホッパ60から供給管61を通って射出成形機2のシリンダ211内へ、樹脂ペレットが供給される(ステップS8)。
このとき、窒素ガス供給部89からの窒素ガスの供給により、機上ホッパ60内の圧力は、外部の環境圧力よりも陽圧となっている。そして、供給管61のベント口63から、逆止弁631を介して外部へ、窒素ガスが継続的に排出されている。このため、仮に、射出成形機2のシリンダ211から供給管61へ、気体が逆流したとしても、当該気体は、ベント口63から外部へ放出される。これにより、シリンダ211内の気体成分が、機上ホッパ60内の樹脂ペレットに接触することが、抑制される。また、シリンダ211への樹脂ペレットの供給前に、樹脂ペレットの温度が上昇することを抑制できる。
シリンダ211内に樹脂ペレットが供給されると、射出成形機2の制御部230は、シリンダ211内のスクリュ212を回転させる。これにより、樹脂ペレットが射出ノズル214側へ移動する。また、シリンダ211内の樹脂ペレットは、ヒータ215により加熱されて溶融し、流動可能な液相となる(ステップS9)。
このとき、事前処理装置1の制御部70は、温度センサ64の計測結果を、射出成形機2の制御部230へ送信する。そして、射出成形機2の制御部230は、受信した計測結果に基づいて、ヒータ215の出力を制御する。これにより、射出ノズル214より手前における樹脂ペレットの温度が略一定に制御される。
具体的には、例えば、温度センサ64の計測結果と、予め設定された目標温度とを比較し、計測結果が目標温度よりも低ければ、ヒータ215の出力を上げ、計測結果が目標温度よりも高ければ、ヒータ215の出力を下げる。このようにすれば、シリンダ211内における樹脂ペレットの溶融位置を、安定させることができる。したがって、例えば、射出ノズル214の直前で樹脂ペレットを溶融させて、溶融温度よりも高温の期間を短くすることができる。その結果、樹脂の酸化による変色をより抑制できる。
なお、出力可変のヒータ215に代えて、出力が一定でON/OFFの切り替えのみが可能なヒータを用いてもよい。その場合、シリンダ211内の温度が設定温度よりも低ければ、ヒータがONされ、シリンダ211内の温度が設定温度よりも高ければ、ヒータがOFFされる。この場合において、供給口213付近の温度センサ64の計測結果に基づいて、ヒータのON/OFFの閾値となる設定温度を変更してもよい。例えば、温度センサ64の計測結果が目標温度よりも低ければ、シリンダ211内の設定温度を上げ、温度センサ64の計測結果が目標温度よりも高ければ、シリンダ211内の設定温度を下げる。このようにすれば、上記と同様に、シリンダ211内における樹脂ペレットの溶融位置を、安定させることができる。
その後、溶融された樹脂は、スクリュ212の前進により生じる圧力によって、射出ノズル214から射出され、金型装置290内のキャビティ空間293に充填される。そして、当該キャビティ空間293において、樹脂が冷却固化されることにより、樹脂製品(本実施形態では透明な光学部品)が成形される(ステップS10)。射出ノズル214から射出される際にも、樹脂中の窒素ガスの含有量が多いため、樹脂の酸化が生じにくい。したがって、変色が抑制された樹脂製品を得ることができる。
なお、上記の説明では、樹脂ペレットの流れに沿って工程を順次に説明したが、これらの工程は、同時に進行していてもよい。すなわち、一部の樹脂ペレットと他の樹脂ペレットとに対して、異なる工程が同時に行われ、全体として連続的に処理が進行するようになっていてもよい。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図6は、一変形例に係る冷却ホッパ40内における樹脂ペレットの温度変化を示したグラフである。図6の例では、少なくとも冷却の初期段階において、樹脂ペレットの温度が、段階的に低下している。これは、例えば、熱交換器53を断続的にオンオフすることによって、実現できる。このようにすれば、樹脂ペレットが高温かつ略一定の温度に保たれる期間を、長くとることができる。したがって、樹脂ペレット中に窒素ガスを十分に含有させながら、樹脂ペレットの温度を低下させることができる。
なお、冷却ホッパ40内における樹脂ペレットの冷却後、冷却ホッパ40から樹脂ペレットを直ちに排出できない場合もある。そのような場合には、冷却後の樹脂ペレットを、冷却ホッパ40内において、温調しつつ待機させてもよい。例えば、図7および図8のグラフのように、樹脂ペレットを温度Taまで冷却した後、冷却ホッパ40内で、樹脂ペレットを温度Taに維持しつつ待機させてもよい。温度の維持は、冷却機構50を温調機構として動作させることによって、実現すればよい。このようにすれば、樹脂ペレットの温度が、目標とする温度Taよりも低温になることを防止できる。したがって、冷却ホッパ40から、樹脂ペレットを、常に一定の温度Taで排出することができる。
また、冷却ホッパ40から射出成形機2のシリンダ211までの間においても、樹脂ペレットの温度を積極的にコントロールしてもよい。例えば、図9のように、機上ホッパ60および供給管61の周りに温調機構としてのバンドヒータ65を取り付け、バンドヒータ65の熱によって、樹脂ペレットの温度を略一定に維持するようにしてもよい。このようにすれば、冷却ホッパ40から排出された樹脂ペレットの温度が、機上ホッパ60内または供給管61内において低下することを抑制できる。したがって、シリンダ211に供給される樹脂ペレットの温度を、より安定させることができる。その結果、樹脂製品をより一層安定して成形することができる。なお、バンドヒータ65に代えて、熱風供給機構等の他の温調機構を用いてもよい。また、供給管61の周りにおける温調機構として、バンドヒータ65に代えて、グラスウール、発泡ウレタン、又は発泡シリコン等で作られた保温材を設け、当該保温材によって、樹脂ペレットの温度を略一定に維持するようにしてもよい
図10は、他の変形例に係る事前処理装置1および射出成形機2の構成を示した図である。図10の例では、冷却ホッパ40が、射出成形機2のシリンダ211の上方に配置されている。そして、冷却ホッパ40とシリンダ211とが、他のホッパを介することなく接続されている。冷却ホッパ40とシリンダ211とは、供給管61を介して接続され、当該供給管61にベント口63が設けられている。このようにすれば、冷却ホッパ40において冷却された樹脂ペレットを、冷却ホッパ40からシリンダ211へ迅速に供給できる。また、上記の実施形態よりもホッパの数を減らして、事前処理装置1をよりコンパクトに構成することができる。
また、上記の実施形態では、樹脂ペレットの加熱乾燥と冷却とを、別々のホッパ内で行っていたが、これらの処理を、単一のホッパ内で行うようにしてもよい。すなわち、加熱乾燥機構30と冷却機構50とを、1つのホッパに接続し、当該1つのホッパの内部において、加熱乾燥から冷却までの処理を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、加熱ホッパ20内の樹脂ペレットを、熱風により加熱していたが、バンドヒータ等の他の加熱手段を用いて、樹脂ペレットを加熱してもよい。
また、上記の実施形態では、不活性ガスとして窒素ガスを用いていたが、本発明の不活性ガスは、樹脂ペレットに含有されることで、樹脂ペレットの酸化を抑制できるガスであればよい。例えば、窒素ガスに代えて、二酸化炭素やアルゴンガスを、不活性ガスとして用いてもよい。
また、上記の実施形態で用いた樹脂ペレットは、成形材料の一例である。成形材料として、樹脂ペレット以外の材料を用いてもよい。
また、事前処理装置および射出成形機の細部の構成については、本願の各図に示された構成と、相違していてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 事前処理装置
2 射出成形機
10 先頭ホッパ
20 加熱ホッパ
24 第1搬送ホッパ
30 加熱乾燥機構
31 気体加熱管
32 送風機
33 熱交換器
40 冷却ホッパ
44 第2搬送ホッパ
50 冷却機構
51 気体冷却管
52 送風機
53 熱交換器
60 機上ホッパ
61 供給管
62 開閉弁
63 ベント口
64 温度センサ
65 バンドヒータ
70 制御部
81 第1搬送管
82 第2搬送管
83 第3搬送管
84 第1吸引管
85 第2吸引管
86 第3吸引管
87 合流管
88 送風機
89 窒素ガス供給部
100 樹脂製品製造システム
210 射出装置
211 シリンダ
212 スクリュ
213 供給口
214 射出ノズル
215 ヒータ
216,217,225,226,227 モータ
220 型締装置
230 制御部
290 金型装置
291 固定金型
292 可動金型
293 キャビティ空間

Claims (26)

  1. 成形機へ供給される成形材料の事前処理方法であって、
    a)成形材料を加熱により乾燥させる工程と、
    b)前記工程a)の後、不活性ガスが充填された容器内において、成形材料の温度を低下させる工程と、
    c)前記工程b)の後、前記成形機へ成形材料を供給する工程と、
    を有し、
    前記工程b)では、前記容器内の圧力を略一定に維持しつつ、成形材料の温度を低下させる、成形材料の事前処理方法。
  2. 請求項1に記載の成形材料の事前処理方法であって、
    前記工程b)では、成形材料の温度を、自然冷却よりも緩やかに低下させる、成形材料の事前処理方法。
  3. 成形機へ供給される成形材料の事前処理方法であって、
    a)成形材料を加熱により乾燥させる工程と、
    b)前記工程a)の後、不活性ガスが充填された容器内において、成形材料の温度を低下させる工程と、
    c)前記工程b)の後、前記成形機へ成形材料を供給する工程と、
    を有し、
    前記工程b)では、成形材料の温度を、自然冷却よりも緩やかに低下させる、成形材料の事前処理方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の成形材料の事前処理方法であって、
    前記工程b)では、時間の経過とともに、成形材料の単位時間あたりの温度低下幅が大きくなる、成形材料の事前処理方法。
  5. 請求項2または請求項3に記載の成形材料の事前処理方法であって、
    前記工程b)では、成形材料の温度を段階的に低下させる、成形材料の事前処理方法。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の成形材料の事前処理方法であって、
    前記工程b)では、成形材料の温度を、60℃以下まで低下させる、成形材料の事前処理方法。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の成形材料の事前処理方法であって、
    前記工程b)における前記容器内の圧力は、前記容器外の環境圧力よりも高い、成形材料の事前処理方法。
  8. 請求項7に記載の成形材料の事前処理方法であって、
    前記工程b)における前記容器内の圧力は、前記成形機における成形材料の射出圧よりも低い、成形材料の事前処理方法。
  9. 請求項8に記載の成形材料の事前処理方法であって、
    前記工程b)における前記容器内の圧力は、1MPa未満である、成形材料の事前処理方法。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の成形材料の事前処理方法であって、
    前記工程b)の後、前記工程c)の前に、成形材料の温度を一定に維持する工程をさらに有する、成形材料の事前処理方法。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の成形材料の事前処理方法であって、
    d)前記成形機への供給口付近の温度を計測し、計測された温度に基づいて、前記成形機内の射出ノズルより手前における成形材料の温度を制御する工程
    をさらに有する、成形材料の事前処理方法。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の成形材料の事前処理方法であって、
    光学部品用の成形材料を処理対象とする、成形材料の事前処理方法。
  13. 成形機へ供給される成形材料の事前処理装置であって、
    加熱により乾燥された成形材料を内部に収容する冷却容器と、
    前記冷却容器の内部に不活性ガスを充填するガス供給部と、
    前記冷却容器内に収容された成形材料の温度を低下させる冷却機構と、
    を備え、
    前記ガス供給部からの不活性ガスの供給により、前記冷却容器内の圧力を略一定に維持しつつ、前記冷却機構が、成形材料の温度を低下させる、成形材料の事前処理装置。
  14. 請求項13に記載の成形材料の事前処理装置であって、
    前記冷却機構は、成形材料の温度を、自然冷却よりも緩やかに低下させる、成形材料の事前処理装置。
  15. 成形機へ供給される成形材料の事前処理装置であって、
    加熱により乾燥された成形材料を内部に貯留する冷却容器と、
    前記冷却容器の内部に不活性ガスを充填するガス供給部と、
    前記冷却容器内に貯留された成形材料の温度を低下させる冷却機構と、
    を備え、
    前記冷却機構は、成形材料の温度を、自然冷却よりも緩やかに低下させる、成形材料の事前処理装置。
  16. 請求項13乃至請求項15のいずれか1項に記載の成形材料の事前処理装置であって、
    前記冷却機構は、時間の経過とともに、成形材料の単位時間あたりの温度低下幅を大きくする、成形材料の事前処理装置。
  17. 請求項13乃至請求項16のいずれか1項に記載の成形材料の事前処理装置であって、
    前記冷却容器よりも搬送経路の上流側において、成形材料を内部に貯留する加熱容器と、
    前記加熱容器内に貯留された成形材料を加熱により乾燥させる加熱乾燥機構と、
    前記加熱容器から前記冷却容器へ、成形材料を搬送する搬送管と、
    をさらに備える、成形材料の事前処理装置。
  18. 請求項13乃至請求項17のいずれか1項に記載の成形材料の事前処理装置であって、
    前記冷却容器または前記冷却容器の下流側に位置する他の容器と、前記成形機との間に位置し、外部と連通するベント口
    をさらに有し、
    前記冷却容器または前記冷却容器の下流側に位置する前記他の容器内の圧力は、外部の環境圧力よりも高い、成形材料の事前処理装置。
  19. 請求項13乃至請求項18のいずれか1項に記載の成形材料の事前処理装置であって、
    前記冷却機構により冷却された後の成形材料の温度を一定に維持する温調機構をさらに有する、成形材料の事前処理装置。
  20. 請求項13乃至請求項19のいずれか1項に記載の成形材料の事前処理装置であって、
    光学部品用の成形材料を処理対象とする、成形材料の事前処理装置。
  21. 成形材料を溶融させて金型内に射出する射出成形方法であって、
    x)事前処理された成形材料を、供給口を介してシリンダへ供給する工程と、
    y)前記シリンダ内において、成形材料を溶融させる工程と、
    z)前記シリンダの射出ノズルから、溶融された成形材料を射出する工程と、
    を有し、
    前記工程x)では、加熱により乾燥させた成形材料を収容した容器内で、不活性ガスの供給により前記容器内の圧力を略一定に維持しつつ、温度を低下させた成形材料を、前記供給口を介して前記シリンダへ供給する、射出成形方法。
  22. 請求項21に記載の射出成形方法であって、
    前記工程x)では、前記容器内において、温度を自然冷却よりも緩やかに低下させた成形材料を、前記供給口を介して前記シリンダへ供給する、射出成形方法。
  23. 成形材料を溶融させて金型内に射出する射出成形方法であって、
    x)事前処理された成形材料を、供給口を介してシリンダへ供給する工程と、
    y)前記シリンダ内において、成形材料を溶融させる工程と、
    z)前記シリンダの射出ノズルから、溶融された成形材料を射出する工程と、
    を有し、
    前記工程x)では、加熱により乾燥させた成形材料を収容した不活性ガスが充填された容器内で、温度を自然冷却よりも緩やかに低下させた成形材料を、前記供給口を介して前記シリンダへ供給する、射出成形方法。
  24. 請求項21乃至請求項23のいずれか1項に記載の射出成形方法であって、
    前記工程x)で前記容器内で成形材料の温度を低下させるとき、時間の経過とともに、成形材料の単位時間あたりの温度低下幅を大きくする、射出成形方法。
  25. 請求項21乃至請求項24のいずれか1項に記載の射出成形方法であって、
    前記工程x)では、前記容器内での温度低下後に、一定の温度に維持された成形材料を、前記供給口を介して前記シリンダへ供給する、射出成形方法。
  26. 請求項21乃至請求項25のいずれか1項に記載の射出成形方法であって、
    前記工程y)では、前記供給口付近の温度に基づいて、前記シリンダ内の前記射出ノズルより手前における成形材料の温度を制御する、射出成形方法。
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