JP3208382U - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3208382U
JP3208382U JP2016005213U JP2016005213U JP3208382U JP 3208382 U JP3208382 U JP 3208382U JP 2016005213 U JP2016005213 U JP 2016005213U JP 2016005213 U JP2016005213 U JP 2016005213U JP 3208382 U JP3208382 U JP 3208382U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage tank
pipe
gas
circulation pipe
drying apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016005213U
Other languages
English (en)
Inventor
克明 帆山
克明 帆山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawata Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2016005213U priority Critical patent/JP3208382U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3208382U publication Critical patent/JP3208382U/ja
Priority to CN201711020131.6A priority patent/CN108007121B/zh
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B11/00Machines or apparatus for drying solid materials or objects with movement which is non-progressive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B21/00Arrangements or duct systems, e.g. in combination with pallet boxes, for supplying and controlling air or gases for drying solid materials or objects
    • F26B21/001Drying-air generating units, e.g. movable, independent of drying enclosure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B21/00Arrangements or duct systems, e.g. in combination with pallet boxes, for supplying and controlling air or gases for drying solid materials or objects
    • F26B21/003Supply-air or gas filters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B21/00Arrangements or duct systems, e.g. in combination with pallet boxes, for supplying and controlling air or gases for drying solid materials or objects
    • F26B21/14Arrangements or duct systems, e.g. in combination with pallet boxes, for supplying and controlling air or gases for drying solid materials or objects using gases or vapours other than air or steam, e.g. inert gases
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B25/00Details of general application not covered by group F26B21/00 or F26B23/00

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

【課題】加熱乾燥後の粉粒体の温度が、排出管の内部で低下することを抑制できる乾燥装置を提供する。【解決手段】この乾燥装置1は、粉粒体である樹脂ペレット9を貯留する貯留槽10と、貯留槽10から排出された気体をヒータ33で加熱して貯留槽10へ導入する第1循環管30と、貯留槽10から樹脂ペレット9を排出する排出管41と、を備える。貯留槽10内の樹脂ペレット9は、第1循環管30から導入される熱風により乾燥する。また、この乾燥装置1は、排出管41に設けられた第2排気口413と、第1循環管30とを接続する第2循環管50を備える。貯留槽10内の気体の一部は、排出管41を通って第2循環管50へ流れる。これにより、排出管41における樹脂ペレット9の温度低下を抑制できる。【選択図】図1

Description

本考案は、粉体または粒体からなる材料(以下「粉粒体」と称する)を乾燥させて、後続の装置へ供給する乾燥装置に関する。
従来、プラスチック製品の成形工程では、樹脂ペレット等の粉粒体を貯留槽内に貯留して乾燥させ、乾燥後の粉粒体を射出成形機へ供給する乾燥装置が用いられる。この種の乾燥装置では、貯留槽の内部に熱風を供給することによって、粉粒体を加熱乾燥させる。また、貯留槽の下部と射出成形機とは、排出管により接続される。加熱乾燥後の粉粒体は、貯留槽から排出管を通って射出成型機へ供給される。
従来の乾燥装置については、例えば特許文献1に記載されている。
特開2015−145109号公報
このような乾燥装置では、排出管の内部の温度が、貯留槽の内部の温度よりも、低い場合がある。その場合、貯留槽で粉粒体を加熱させても、排出管の途中で粉粒体の温度が低下する。そうすると、一旦乾燥した粉粒体が、再び水分を吸収する虞がある。このような問題を回避するための方法として、例えば、排出管をバンドヒータ等の加熱手段で加熱することが考えられる。しかしながら、加熱手段を追加すると、装置が大型化し、また、装置の製造および稼働にかかるコストも増大する。
本考案は、このような事情に鑑みなされたものであり、加熱乾燥後の粉粒体の温度が、排出管の内部で低下することを抑制できる乾燥装置を提供することを目的とする。
本願の第1考案は、粉粒体を乾燥させて後続の装置へ供給する乾燥装置であって、粉粒体を貯留する貯留槽と、前記貯留槽に設けられた第1排気口と、前記貯留槽内へ気体を導入する導入口と、前記第1排気口と前記導入口とを繋ぐ第1循環管と、前記第1循環管内に、前記第1排気口から前記導入口へ向かう気流を発生させる第1気流発生手段と、前記第1循環管内を流れる気体を加熱する加熱部と、前記貯留槽から下方へ粉粒体を排出する排出管と、前記排出管に設けられた第2排気口と、前記第2排気口と前記第1循環管に設けられた接続口とを繋ぐ第2循環管と、を備え、前記貯留槽内の気体の一部が、前記排出管を通って前記第2循環管へ流れる。
本願の第2考案は、第1考案の乾燥装置であって、前記第2循環管内に、前記第2排気口から前記接続口へ向かう気流を発生させる第2気流発生手段をさらに備える。
本願の第3考案は、第2考案の乾燥装置であって、前記第2気流発生手段は、前記第2循環管内に外気圧より陽圧の乾燥気体を導入することにより、前記第2排気口付近に負圧を発生させるイジェクタである。
本願の第4考案は、第3考案の乾燥装置であって、前記乾燥気体は不活性ガスである。
本願の第5考案は、第4考案の乾燥装置であって、前記不活性ガスは窒素である。
本願の第6考案は、第2考案から第5考案までのいずれか1考案の乾燥装置であって、前記第1排気口は、前記貯留槽の上部に設けられ、前記第2気流発生手段は、前記貯留槽内の前記導入口よりも上側における気体の上昇速度が、0.01m/sを下回らないように、前記第2排気口から気体を排出させる。
本願の第7考案は、第1考案から第6考案までのいずれか1考案の乾燥装置であって、前記接続口は、前記第1循環管の、前記加熱部よりも前記第1排気口側に位置する。
本願の第8考案は、第1考案から第7考案までのいずれか1考案の乾燥装置であって、前記接続口は、前記第1循環管の、前記第1気流発生手段よりも前記第1排気口側に位置する。
本願の第9考案は、第1考案から第8考案までのいずれか1考案の乾燥装置であって、前記粉粒体は、樹脂ペレットであり、前記排出管は射出成形機の投入口に接続される。
本願の第10考案は、第9考案の乾燥装置であって、前記粉粒体は、光学製品用の樹脂ペレットである。
本願の第1考案〜第10考案によれば、貯留槽内の高温の気体の一部が、排出管を通って第2循環管へ流れる。これにより、排出管における粉粒体の温度低下を抑制できる。
特に、本願の第2考案によれば、貯留槽から排出管を通って第2循環管へ流れる気体の流量を、増加させることができる。
特に、本願の第3考案によれば、装置内に導入される乾燥気体を利用して、第2循環管内に気流を発生させることができる。したがって、乾燥気体の導入部とは別に、第2気流発生手段を設ける必要がない。
特に、本願の第4考案および第5考案によれば、粉粒体の酸化を抑制できる。
特に、本願の第6考案によれば、貯留槽内における上昇気流を確保できる。これにより、貯留槽内における粉粒体の乾燥効率と、排出管における粉粒体の温度管理とを、両立できる。
特に、本願の第7考案によれば、第2循環管内を通ることによって温度が低下した気体を、加熱部により再加熱して、貯留槽内に導入することができる。
特に、本願の第8考案によれば、第2循環管から第1循環管へ、よりスムーズに気体を合流させることができる。
乾燥装置の構成を示した図である。 乾燥装置の制御系の構成を示すブロック図である。 乾燥装置における処理の一例を示したフローチャートである。
以下、本考案の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.乾燥装置の構成>
図1は、本考案の一実施形態に係る乾燥装置1の構成を示した図である。この乾燥装置1は、粉粒体である樹脂ペレット9を乾燥させて、乾燥後の樹脂ペレット9を後続の射出成形機2へ供給する装置である。
本実施形態の乾燥装置1は、光学製品用の樹脂ペレットを処理対象とする。光学製品用の樹脂ペレットとは、可視光を90%以上透過するものであって、具体的には、ポリカーボネイト、COP(シクロオレフィンポリマー)、またはアクリルを挙げることができる。乾燥装置1から排出される樹脂ペレット9は、射出成形機2において成形されることにより、導光板等の透明な光学製品となる。透明な光学製品の成形においては、吸湿に起因する変色等の欠陥を防止することが、特に重要な品質管理項目となる。ただし、本考案において処理対象となる粉粒体は、光学製品用の樹脂ペレットには必ずしも限定されない。
図1に示すように、本実施形態の乾燥装置1は、貯留槽10、供給部20、第1循環管30、排出部40、第2循環管50、および制御部60を有する。
貯留槽10は、乾燥対象となる樹脂ペレット9を内部に貯留する容器である。図1に示すように、貯留槽10は、略円筒状の側壁11と、側壁11の下端部から下方へ向かうにつれて徐々に収束する漏斗状の底部12と、貯留槽10の上部を覆う天板部13とを有する。貯留槽10の内部には、樹脂ペレット9を貯留して加熱乾燥させるための空間が設けられている。なお、貯留槽10の形状は、他の形状であってもよい。例えば、側壁11の形状が矩形の筒状であってもよい。
貯留槽10の上部には、搬送ホッパ14が設置されている。搬送ホッパ14は、貯留槽10への樹脂ペレット9の供給時に、樹脂ペレット9を一時的に収容する容器である。搬送ホッパ14は、貯留槽10の天板部13に設けられた開閉可能な投入口131を介して、貯留槽10と接続されている。また、搬送ホッパ14の側部には、後述する搬送管21の下流側の端部が接続されている。
供給部20は、加熱乾燥前の樹脂ペレット9を貯留槽10内へ供給するための配管部である。図1に示すように、本実施形態の供給部20は、搬送管21と排気管22とを有する。搬送管21の下流側の端部は、搬送ホッパ14の側部に接続されている。排気管22の上流側の端部は、搬送ホッパ14の上部に接続されている。また、搬送ホッパ14と排気管22との接続部には、パンチングメタルプレート141が設けられている。パンチングメタルプレート141は、樹脂ペレット9の通過を規制するとともに、気体の通過を許容する複数の貫通孔を有する。
樹脂ペレット9を供給するときには、図示を省略したブロワ等の気力発生手段により、搬送管21および排気管22の内部に気流を発生させる。具体的には、図1中に矢印A1,A2で示したように、搬送管21から搬送ホッパ14を通って排気管22へ向かう気流を発生させる。そうすると、搬送管21の上流側に設けられた材料供給源から、搬送管21を通って搬送ホッパ14へ、樹脂ペレット9が搬送される。このとき、搬送ホッパ14から排気管22への樹脂ペレット9の移動は、パンチングメタルプレート141により遮られる。このため、樹脂ペレット9が、排気管22へ流れ込むことなく、搬送ホッパ14内に貯留される。
搬送ホッパ14内に樹脂ペレット9が貯留された後、樹脂ペレット9の搬送を停止し、投入口131を開放すると、搬送ホッパ14から投入口131を介して貯留槽10内へ、樹脂ペレット9が投入される。このように、供給部20は、搬送ホッパ14への樹脂ペレット9の気力搬送と、投入口131の開放とを繰り返すことにより、貯留槽10の内部に、樹脂ペレット9を断続的に供給(バッチ供給)する。
ただし、貯留槽10への樹脂ペレット9の供給方法は、必ずしもこのようなバッチ供給でなくてもよい。例えば、負圧による吸引によって、貯留槽10内に樹脂ペレット9を連続的に供給してもよい。また、作業者が、貯留槽10内に樹脂ペレット9を直接投入してもよい。
第1循環管30は、貯留槽10内に乾燥用の熱風を供給するために、気体を循環させる配管である。第1循環管30の一方の端部は、貯留槽10の天板部13に設けられた第1排気口132に、接続されている。第1循環管30の他方の端部は、貯留槽10の側壁11を貫通して、貯留槽10の内部に配置された熱風導入口34に接続されている。
第1循環管30の経路途中には、フィルタ31、ブロワ32、およびヒータ33が設けられている。ブロワ32は、本考案の「第1気流発生手段」の一例である。ヒータ33は、本考案の「加熱部」の一例である。
ブロワ32を動作させると、図1中に矢印A3で示したように、第1循環管30内に、第1排気口132から熱風導入口34へ向かう気流が発生する。貯留槽10から第1循環管30へ吸い込まれた微細な粉塵は、フィルタ31に捕集される。また、フィルタ31を通過した気体は、ヒータ33で加熱されることにより熱風となる。そして、当該熱風が、熱風導入口34から貯留槽10の内部へ導入される。
熱風導入口34から吹き出された熱風は、貯留槽10の内部に貯留された樹脂ペレット9の隙間を通って、貯留槽10内に拡散される。これにより、樹脂ペレット9が加熱され、樹脂ペレット9から水分が蒸発して、樹脂ペレット9が乾燥する。すなわち、貯留槽10内に拡散した気体が、樹脂ペレット9から水分を吸収する。また、吸湿した気体は、貯留槽10内を上昇し、貯留槽10から第1排気口132を通って、再び第1循環管30へ吸引される。
なお、第1循環管30の経路途中に、吸湿した気体を外部へ放出するベント口が設けられていてもよい。また、第1循環管30の経路途中に、気体中に含まれる水分を吸着する吸着器が設けられていてもよい。
排出部40は、加熱乾燥後の樹脂ペレット9を、貯留槽10から射出成形機2へ排出するための配管部である。図1に示すように、排出部40は、排出管41と排出弁42とを有する。本実施形態の排出管41は、内側排出管411と、外側排出管412とで構成されている。内側排出管411は、貯留槽10の底部12に設けられた排出口121から、下方へ向けて延びている。外側排出管412は、内側排出管411の外側において、上下に延びている。外側排出管412の下端部は、射出成形機2の投入口2Aに接続される。
排出弁42は、内側排出管411の下端部を、開放状態と閉鎖状態との間で切り替える。排出弁42を開放すると、排出管41内における樹脂ペレット9の排出経路が確保される。したがって、貯留槽10内の樹脂ペレット9が、排出管41を通って、射出成形機2へ排出される。一方、排出弁42を閉鎖すると、排出管41内における樹脂ペレット9の排出経路が遮断される。したがって、貯留槽10からの樹脂ペレット9の排出が停止される。
第2循環管50は、排出管41内の気体を、第1循環管30へ送るための配管である。第2循環管50の一方の端部は、外側排出管412の側壁に設けられた第2排気口413に、接続されている。第2循環管50の他方の端部は、第1循環管30に設けられた接続口35に接続されている。本実施形態では、第1循環管30の、ヒータ33およびブロワ32よりも上流側(第1排気口132側)の位置に、接続口35が設けられている。
第2循環管50の経路途中には、イジェクタ51が設けられている。イジェクタ51は、本考案の「第2気流発生手段」の一例である。イジェクタ51は、主管511と、気体吹出部512とを有する。主管511は、第2循環管50の一部を構成する円筒状の管である。気体吹出部512は、主管511の内部に位置する。また、気体吹出部512は、ガス供給部52に接続されている。
ガス供給部52は、イジェクタ51の気体吹出部512に、不活性ガスである窒素ガスを供給するための機構である。ガス供給部52は、窒素ガス発生器521および給気配管522を有する。給気配管522の上流側の端部は、窒素ガス発生器521に接続されている。給気配管522の下流側の端部は、気体吹出部512に接続されている。また、給気配管522の経路途中には、バルブ523が設けられている。バルブ523は、開閉弁であってもよく、流量調節弁であってもよい。
窒素ガス発生器521は、外気圧および第2循環管50内の気圧よりも陽圧の、乾燥した窒素ガスを発生させる。このため、バルブ523を開放すると、窒素ガス発生器521から給気配管522を通って気体吹出部512に、陽圧の窒素ガスが供給される。そして、主管511の内部において、気体吹出部512から下流側へ向けて、窒素ガスが吹き出される。この窒素ガスの流れによって、第2循環管50内の気体吹出部512よりも上流側の空間に、負圧が生じる。当該負圧と気体の粘性とによって、イジェクタ51は、図1中に矢印A4で示したように、第2循環管50内に、第2排気口413から接続口35へ向かう気流を発生させる。
制御部60は、乾燥装置1の各部を動作制御するための手段である。図2は、乾燥装置1の制御系の構成を示すブロック図である。図2に示すように、制御部60は、上述したブロワ32、ヒータ33、排出弁42、およびバルブ523と、それぞれ電気的に接続されている。制御部60は、CPU等の演算処理部やメモリを有するコンピュータにより構成されていてもよく、あるいは、電子回路により構成されていてもよい。制御部60は、予め設定されたプログラムや外部からの入力信号に基づき、上記の各部を動作制御する。これにより、乾燥装置1における樹脂ペレット9の乾燥処理が進行する。
なお、ブロワ32、ヒータ33、排出弁42、およびバルブ523の一部または全部を、制御部60から切り離して、ユーザが手動で操作するようにしてもよい。
<2.乾燥処理について>
続いて、上述した乾燥装置1による樹脂ペレット9の乾燥処理について、説明する。図3は、乾燥装置1における処理の一例を示したフローチャートである。
この乾燥装置1において、樹脂ペレット9を処理するときには、まず、貯留槽10、供給部20、第1循環管30、排出部40、および第2循環管50の全体に、窒素ガスを充填する(ステップS1)。具体的には、バルブ523を開放して、ガス供給部52から第2循環管50内へ窒素ガスを導入するとともに、ブロワ32を動作させる。これにより、貯留槽10、供給部20、第1循環管30、排出部40、および第2循環管50内の空気が、窒素ガスに置換される。
次に、供給部20から、加熱乾燥前の樹脂ペレット9を供給する。樹脂ペレット9は、図示を省略した材料供給源から、搬送管21を通って搬送ホッパ14へ、気力搬送される(ステップS2)。このとき、搬送管21の内部は、陽圧の窒素ガスで満たされている。このため、気力搬送中における樹脂ペレット9の吸湿が抑制される。
搬送ホッパ14に貯留された樹脂ペレット9は、貯留槽10の投入口131が開放されることによって、貯留槽10内へ投入される。そして、貯留槽10の内部において、樹脂ペレット9の乾燥処理が行われる(ステップS3)。具体的には、ブロワ32およびヒータ33を動作させることにより、熱風導入口34から貯留槽10の内部に、窒素ガスの熱風が供給される。これにより、樹脂ペレット9から水分が蒸発し、樹脂ペレット9の水分率が目標値まで低下する。
所定時間の乾燥処理が終了すると、排出弁42が開放される。これにより、貯留槽10から排出管41を通って射出成形機2へ、樹脂ペレット9が排出される(ステップS4)。
<3.排出管の温度管理について>
上述したステップS1〜S4の間、イジェクタ51の主管511の内部では、気体吹出部512から窒素ガスが、継続的に吹き出されている。これにより、第2循環管50内に、第2排気口413から接続口35へ向かう気流が発生している。このため、貯留槽10内に充填された高温の気体の一部は、排出管41を通って、第2循環管50へ流入する。
このように、高温の気体の一部が排出管41へ流れ込むことで、排出管41内の気体の温度が、低下することを抑制できる。したがって、貯留槽10内において加熱乾燥された樹脂ペレット9が、排出管41の内部において冷却されることを抑制できる。このため、排出管41の内部において、樹脂ペレット9が再び吸湿することを抑制できる。また、排出管41内に常に窒素ガスが流れ込むため、排出管41内の窒素ガスの濃度が低下することを抑制できる。したがって、排出管41の内部において、樹脂ペレット9が酸化することも抑制できる。
ただし、貯留槽10内を上昇して第1排気口132へ向かう気体の流量が過度に低下すると、貯留槽10内における樹脂ペレット9の乾燥効率が低下する。このため、第2排気口413から第2循環管50への気体の排出量は、貯留槽10内の熱風導入口34よりも上側における気体の上昇速度が、0.01m/秒を下回らないように、調節されていることが好ましい。これにより、貯留槽10内における樹脂ペレット9の乾燥効率と、排出管41内における樹脂ペレット9の温度管理とを、両立できる。第2排気口413からの気体の排出量は、例えば、バルブ523の開度を調節して、イジェクタ51により生じる負圧を調節することにより、制御すればよい。貯留槽10内における気体の上昇速度は、0.05m/秒以上であることがより好ましく、0.1m/秒以上であることがさらに好ましい。なお、貯留槽10内における気体の上昇速度は、1.0m/秒以下であることが好ましい。
本実施形態では、第2循環管50内に気流を発生させる第2気流発生手段として、イジェクタ51が用いられている。これにより、簡易な構成で排出管41から気体を排出することができる。また、本実施形態では、イジェクタ51に、乾燥した窒素ガスを導入している。すなわち、装置内に導入される窒素ガスを利用して、第2循環管50内に気流を発生させている。このようにすれば、窒素ガスの導入部とは別に、第2気流発生手段を設ける必要がない。
また、本実施形態では、第1循環管30に設けられた接続口35が、ヒータ33よりも上流側(第1排気口132側)に位置する。このため、第2循環管50から第1循環管30へ送られた気体は、ヒータ33で加熱されて、貯留槽10内に導入される。したがって、第2循環管50内を通ることによって温度が低下した気体を、ヒータ33により再加熱して、貯留槽10内に導入することができる。当該構成により、第2循環管50を通過する気体を加熱するための加熱部を、ヒータ33とは別に設ける必要がない。
また、本実施形態では、第1循環管30に設けられた接続口35が、ブロワ32よりも上流側(第1排気口132側)に位置する。このようにすれば、接続口35付近に、ブロワ32による負圧が生じる。したがって、第2循環管50内の気体を、第1循環管30へ、よりスムーズに合流させることができる。
また、本実施形態では、搬送管21から搬送ホッパ14および貯留槽10を経て排出管41へ至る樹脂ペレット9の搬送経路が、略密閉系となっている。ガス供給部52から窒素ガスを導入し続けると、当該窒素ガスは、搬送管21、搬送ホッパ14、貯留槽10、および排出管41の内部に充填される。また、第1循環管30および第2循環管50の内部も、窒素ガスで充填される。その結果、外気の湿度や温度の影響を抑えて、樹脂ペレット9の水分率および酸化量を、装置全体として抑制することができる。
<4.変形例>
以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、第2循環管50に、第2気流発生手段であるイジェクタ51が設けられていた。しかしながら、イジェクタ51を省略し、第1気流発生手段であるブロワ32により発生する気力で、第2循環管50内に気流を発生させてもよい。その場合においても、貯留槽10内の気体の一部を、排出管41を通って第2循環管50へ流入させることができる。ただし、上記の実施形態のように、第1気流発生手段とは別に、第2循環管50に第2気流発生手段を設ければ、貯留槽10から排出管41を通って第2循環管50へ流れる気体の流量を、より増加させることができる。
また、上記の実施形態では、貯留槽10内の樹脂ペレット9を、熱風のみで加熱していた。しかしながら、バンドヒータ等の他の加熱手段を併用して、貯留槽10内の樹脂ペレット9を加熱してもよい。また、排出管41にもバンドヒータ等の加熱手段を設けて、排出管41内における樹脂ペレット9の温度低下を、より抑制するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、ガス供給部52から、乾燥気体として、窒素ガスを導入していた。しかしながら、窒素ガスに代えて、乾燥気体として、アルゴンガス等の他の不活性ガスを導入してもよい。また、ガス供給部52は、乾燥装置1の外部に設置された不活性ガス発生器から、不活性ガスを導入するものであってもよい。
また、上記の実施形態では、樹脂ペレットを処理対象としていた。しかしながら、本考案の乾燥装置は、樹脂ペレット以外の粉粒体を処理対象とするものであってもよい。
また、乾燥装置の細部の構成については、本願の各図に示された構成と、相違していてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 乾燥装置
2 射出成形機
9 樹脂ペレット
10 貯留槽
14 搬送ホッパ
20 供給部
21 搬送管
22 排気管
30 第1循環管
31 フィルタ
32 ブロワ
33 ヒータ
34 熱風導入口
35 接続口
40 排出部
41 排出管
42 排出弁
50 第2循環管
51 イジェクタ
52 ガス供給部
60 制御部
132 第1排気口
411 内側排出管
412 外側排出管
413 第2排気口

Claims (10)

  1. 粉粒体を乾燥させて後続の装置へ供給する乾燥装置であって、
    粉粒体を貯留する貯留槽と、
    前記貯留槽に設けられた第1排気口と、
    前記貯留槽内へ気体を導入する導入口と、
    前記第1排気口と前記導入口とを繋ぐ第1循環管と、
    前記第1循環管内に、前記第1排気口から前記導入口へ向かう気流を発生させる第1気流発生手段と、
    前記第1循環管内を流れる気体を加熱する加熱部と、
    前記貯留槽から下方へ粉粒体を排出する排出管と、
    前記排出管に設けられた第2排気口と、
    前記第2排気口と前記第1循環管に設けられた接続口とを繋ぐ第2循環管と、
    を備え、
    前記貯留槽内の気体の一部が、前記排出管を通って前記第2循環管へ流れる、乾燥装置。
  2. 請求項1に記載の乾燥装置であって、
    前記第2循環管内に、前記第2排気口から前記接続口へ向かう気流を発生させる第2気流発生手段
    をさらに備える、乾燥装置。
  3. 請求項2に記載の乾燥装置であって、
    前記第2気流発生手段は、前記第2循環管内に外気圧より陽圧の乾燥気体を導入することにより、前記第2排気口付近に負圧を発生させるイジェクタである、乾燥装置。
  4. 請求項3に記載の乾燥装置であって、
    前記乾燥気体は不活性ガスである、乾燥装置。
  5. 請求項4に記載の乾燥装置であって、
    前記不活性ガスは窒素である、乾燥装置。
  6. 請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の乾燥装置であって、
    前記第1排気口は、前記貯留槽の上部に設けられ、
    前記第2気流発生手段は、前記貯留槽内の前記導入口よりも上側における気体の上昇速度が、0.01m/sを下回らないように、前記第2排気口から気体を排出させる、乾燥装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の乾燥装置であって、
    前記接続口は、前記第1循環管の、前記加熱部よりも前記第1排気口側に位置する、乾燥装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の乾燥装置であって、
    前記接続口は、前記第1循環管の、前記第1気流発生手段よりも前記第1排気口側に位置する、乾燥装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の乾燥装置であって、
    前記粉粒体は、樹脂ペレットであり、
    前記排出管は射出成形機の投入口に接続される、乾燥装置。
  10. 請求項9に記載の乾燥装置であって、
    前記粉粒体は、光学製品用の樹脂ペレットである、乾燥装置。
JP2016005213U 2016-10-28 2016-10-28 乾燥装置 Active JP3208382U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005213U JP3208382U (ja) 2016-10-28 2016-10-28 乾燥装置
CN201711020131.6A CN108007121B (zh) 2016-10-28 2017-10-27 干燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005213U JP3208382U (ja) 2016-10-28 2016-10-28 乾燥装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3208382U true JP3208382U (ja) 2017-01-05

Family

ID=57709190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016005213U Active JP3208382U (ja) 2016-10-28 2016-10-28 乾燥装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3208382U (ja)
CN (1) CN108007121B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107906940A (zh) * 2017-12-15 2018-04-13 川田机械制造(上海)有限公司 干燥系统及相应的干燥系统集成
CN108955212A (zh) * 2018-05-28 2018-12-07 遵义中铂硬质合金有限责任公司 粉末合金混合料干燥锅
JP2020055116A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社カワタ 粉粒体供給装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2511468Y (zh) * 2001-11-26 2002-09-18 王邦枝 塑胶料粒循环干燥器
US9459044B1 (en) * 2013-03-15 2016-10-04 Harvest Right, LLC Freeze drying methods and apparatuses
JP2015030191A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社カワタ 粉粒体処理装置
CN104896902A (zh) * 2014-10-13 2015-09-09 江苏弘盛新材料股份有限公司 一种锦纶6切片氮气干燥换热系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107906940A (zh) * 2017-12-15 2018-04-13 川田机械制造(上海)有限公司 干燥系统及相应的干燥系统集成
CN108955212A (zh) * 2018-05-28 2018-12-07 遵义中铂硬质合金有限责任公司 粉末合金混合料干燥锅
JP2020055116A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社カワタ 粉粒体供給装置
JP7239101B2 (ja) 2018-09-28 2023-03-14 株式会社カワタ 粉粒体供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN108007121A (zh) 2018-05-08
CN108007121B (zh) 2020-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3208382U (ja) 乾燥装置
JP5130338B2 (ja) 粉粒体材料の排出装置、及びこれを備えた粉粒体材料の輸送システム
JP2015030191A (ja) 粉粒体処理装置
JP2012180999A (ja) 乾燥システムおよび乾燥方法
JP5737928B2 (ja) 乾燥粉粒体の製造方法
JP2010131986A (ja) 粉粒体の乾燥方法および粉粒体の乾燥装置
JP6689520B2 (ja) 粉粒体処理装置および粉粒体処理方法
CN114851430A (zh) 粉粒体处理装置及粉粒体处理方法
JP2013088066A (ja) 乾燥装置
US11707866B2 (en) Process for drying granular polymeric material and plant operating according to said process
JP2015030586A (ja) 粉粒体処理装置
JP7239101B2 (ja) 粉粒体供給装置
TWI688466B (zh) 成形材料的預處理方法、預處理裝置、射出成形機及射出成形方法
JP2014079954A (ja) 粉粒体貯留装置
JP6242108B2 (ja) 粉粒体処理装置
JP6250419B2 (ja) 粉粒体処理装置
JP6083771B2 (ja) 粉粒体処理方法
JP2007098884A (ja) 軽量粉粒体の混合供給装置
JP2012240246A (ja) 粉粒体供給システム
JP2015127143A (ja) 粉粒体処理方法
JP2017067324A (ja) 乾燥装置及びこれを備えた乾燥システム
JP2013250036A (ja) 乾燥装置
JP2012232847A (ja) ホッパ
JP6644483B2 (ja) 加熱装置および加熱装置の制御方法
JP2002160218A (ja) 合成樹脂粉粒体の乾燥装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3208382

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250