JP2014079954A - 粉粒体貯留装置 - Google Patents

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Hitoyoshi Yoshida
仁義 吉田
Koji Kimoto
幸治 木本
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Abstract

【課題】貯留槽の外部に粉粒体の循環経路となる配管を設けることなく、貯留槽内の粉粒体を流動させながら乾燥ができる粉粒体貯留装置を提供する。
【解決手段】乾燥装置1は、樹脂ペレット9を貯留する材料貯留槽10と、材料貯留槽10の内部において上下に延びる吹上管路51とを備えている。開閉弁55を開放すると、エアタンク54から導入される圧縮空気の作用により、吹上管路51内に上方へ向かう気流が発生する。そうすると、材料貯留槽10内の樹脂ペレット9が、吹上管路51の吸引口511から吸引され、吸引口511より上方に位置する噴出口512から噴出される。これにより、材料貯留槽10内の樹脂ペレット9が流動する。また、この乾燥装置1では、吸引口511と噴出口512とを含む吹上管路51の全体が、材料貯留槽10の内部に配置されている。このため、材料貯留槽10の外部に樹脂ペレット9の循環経路となる配管を設ける必要がない。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉粒体を貯留する粉粒体貯留装置に関する。
従来、プラスチック製品の成形工程では、原料となる樹脂ペレットなどの粉粒体を貯留槽内に貯留して乾燥させ、乾燥後の粉粒体を射出成形機へ供給する乾燥装置が用いられている。この種の乾燥装置では、例えば、粉粒体が貯留されたホッパ内に、除湿された気体を供給することによって、粉粒体を乾燥させる。また、ホッパ内において、乾燥処理中の粉粒体にブロッキング(融着)が生じることを防止するために、ホッパの下部から粉粒体の一部を抜き出して、当該粉粒体を再びホッパ内へ供給することにより、粉粒体を循環させるものが、従来知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−288408号公報
しかしながら、特許文献1に記載された粉粒体の循環方法では、ホッパの外部に、粉粒体を循環させるための配管やブロワを設ける必要がある。そうすると、乾燥装置の配管系の構成が複雑となり、乾燥装置の小型化が困難となる。また、粉粒体を加熱して乾燥させる場合には、ホッパの外部に設けられた配管に粉粒体を通すと、粉粒体が外気により冷却されて、乾燥効率が低下する場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、貯留槽の外部に粉粒体の循環経路となる配管を設けることなく、貯留槽内の粉粒体を流動させることができる粉粒体貯留装置を提供することを目的とする。
本願の第1発明は、粉粒体貯留装置であって、粉粒体を内部に貯留する貯留槽と、前記貯留槽の内部において上下に延びる管路と、前記管路内に上方へ向かう気流を発生させる気流発生手段と、を備え、前記管路は、前記貯留槽内に貯留された粉粒体を吸引する吸引口と、前記吸引口より上方の位置において、粉粒体を噴出する噴出口と、を有し、前記吸引口と前記噴出口とを含む前記管路の全体が、前記貯留槽の内部に配置されている。
本願の第2発明は、第1発明の粉粒体貯留装置であって、前記貯留槽内の粉粒体を加熱する加熱手段をさらに備える。
本願の第3発明は、第2発明の粉粒体貯留装置であって、前記加熱手段は、前記貯留槽内に熱風を供給する熱風供給ラインを有し、前記熱風供給ラインは、熱風を吹き出す吹出口を有し、前記吸引口は、前記吹出口よりも、熱風の吹き出し方向下流側に位置している。
本願の第4発明は、第3発明の粉粒体貯留装置であって、前記管路の一部分が、前記熱風供給ラインの内部に配置されている。
本願の第5発明は、第4発明の粉粒体貯留装置であって、前記貯留槽の内部において、前記管路が、前記熱風供給ラインに固定されている。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれかの粉粒体貯留装置であって、前記気流発生手段は、前記噴出口の近傍に圧縮された気体を導入し、エジェクタ効果により生じる負圧によって、前記管路内に上方へ向かう気流を発生させる。
本願の第7発明は、第1発明から第5発明までのいずれかの粉粒体貯留装置であって、前記気流発生手段は、前記吸引口の近傍に圧縮された気体を導入し、当該気体によって、前記管路内に上方へ向かう気流を発生させる。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までのいずれかの粉粒体貯留装置であって、前記噴出口の上方に配置され、前記噴出口から噴出された粉粒体の流れを制御する案内手段をさらに備える。
本願の第1発明〜第8発明によれば、貯留槽の外部に粉粒体の循環経路となる配管を設けることなく、貯留槽内の粉粒体を流動させることができる。
特に、本願の第2発明によれば、加熱手段により、貯留槽内の粉粒体を乾燥させることができる。また、貯留槽内の粉粒体を流動させることにより、加熱に起因する粉粒体のブロッキングを抑制できる。
特に、本願の第3発明によれば、吹出口から吹き出された熱風が、貯留槽内の粉粒体に作用する前に吸引口へ吸引されることを、防止できる。
特に、本願の第4発明によれば、管路において搬送される粉粒体を、熱風により加熱することができる。このため、粉粒体の温度低下を抑制しつつ、粉粒体を流動させることができる。また、貯留槽の内部において、熱風供給ラインから露出する管路の長さを低減できる。このため、管路によって、粉粒体の移動が停滞することを、抑制できる。
特に、本願の第5発明によれば、貯留槽の内側面と管路との間に、固定のための部材を設ける必要がない。このため、貯留槽の内部において、粉粒体の移動が停滞することを、より抑制できる。
特に、本願の第6発明によれば、粉粒体が貯留される貯留槽の下部付近に、圧縮された気体を導入するための配管を設ける必要がない。このため、貯留槽の内部において、粉粒体の移動が停滞することを、より抑制できる。
特に、本願の第7発明によれば、管路内に、上方へ向かう気流をより効率よく発生させることができる。
特に、本願の第8発明によれば、貯留槽の内部において、粉粒体をより効率よく流動させることができる。
粉粒体貯留装置の一例となる乾燥装置の構成図である。 制御部の動作シーケンスの例を示すフローチャートである。 変形例に係る材料貯留槽および自己循環機構の構成図である。 変形例に係る材料貯留槽および自己循環機構の構成図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.一実施形態に係る乾燥装置>
図1は、本発明に係る粉粒体貯留装置の一例となる乾燥装置1の構成図である。この乾燥装置1は、粒状の樹脂ペレット9を材料貯留槽10内に一旦貯留し、材料貯留槽10内で樹脂ペレット9を乾燥させて、乾燥後の樹脂ペレット9を、射出成形機2へ供給する装置である。図1に示すように、本実施形態の乾燥装置1は、材料貯留槽10、材料供給槽20、気力輸送部30、熱風供給部40、自己循環機構50、および制御部60を備えている。
材料貯留槽10は、樹脂ペレット9を内部に貯留する略気密性の容器である。材料貯留槽10は、略円筒状の側壁11と、側壁11の下端部から下方へ向けて漸次に収束する底部12と、材料貯留槽10の上部を覆う天板部13とを有する。材料貯留槽10の内部には、樹脂ペレット9を貯留して乾燥させるための空間が、設けられている。材料貯留槽10は、例えば、ステンレスや鉄などの金属からなる。
材料供給槽20は、材料貯留槽10への樹脂ペレット9の供給時に、樹脂ペレット9を一時的に貯留する容器である。材料供給槽20は、材料貯留槽10の上部に設置され、材料貯留槽10の天板部13に設けられた開閉可能な投入口131を介して、材料貯留槽10と連通接続されている。また、材料供給槽20の側部には、材料供給源21から延びる材料供給ライン22の供給方向下流側の端部が、接続されている。
気力輸送部30は、材料供給源21から材料供給槽20へ樹脂ペレット9を輸送するための気流を発生させる機構である。気力輸送部30は、吸引ライン31、輸送ブロワ32、およびフィルタ33を有する。吸引ライン31の吸引方向上流側の端部は、材料供給槽20の上部に接続されている。また、吸引ライン31と材料供給槽20との接続部には、パンチングメタルプレート23が設けられている。パンチングメタルプレート23は、樹脂ペレット9の通過を規制するとともに、空気の通過を許容する複数の貫通孔を有する。
輸送ブロワ32は、吸引ライン31の経路途中に設けられている。また、フィルタ33は、吸引ライン31上の輸送ブロワ32より吸引方向上流側の位置に、設けられている。輸送ブロワ32を動作させると、材料供給源21から材料供給ライン22、材料供給槽20、および吸引ライン31を通って、輸送ブロワ32へ向かう気流が発生する。これにより、材料供給源21から材料供給ライン22を通って材料供給槽20へ、樹脂ペレット9が輸送される。
なお、材料供給槽20から空気とともに吸引ライン31へ吸い込まれた粉塵は、フィルタ33に捕集される。また、材料供給槽20から吸引ライン31への樹脂ペレット9の移動は、パンチングメタルプレート23により遮られる。このため、樹脂ペレット9は、吸引ライン31側へ流れ込むことなく、材料供給槽20内に貯留される。
材料供給槽20内に樹脂ペレット9が貯留された後、投入口131を開放すると、材料供給槽20から投入口131を介して材料貯留槽10内へ、樹脂ペレット9が投入される。このような、輸送ブロワ32による吸引と、投入口131の開放とを繰り返すことにより、材料貯留槽10内に樹脂ペレット9が貯留される。樹脂ペレット9は、後述する熱風供給ライン41の吹出口413および後述する吹上管路51の吸引口511より上方、かつ、吹上管路51の噴出口512より下方の位置まで、貯留されることが好ましい。
一方、材料貯留槽10の下端部には、樹脂ペレット9を排出するための排出口121が、設けられている。排出口121には、下方へ向けて延びる排出ライン14が、接続されている。排出ライン14の排出方向下流側の端部は、射出成形機2に接続されている。射出成形機2において成形処理が進行すると、それに応じて、材料貯留槽10に貯留された樹脂ペレット9が、排出ライン14を通って射出成形機2へ供給される。
熱風供給部40は、材料貯留槽10内に、樹脂ペレット9を乾燥させるための熱風を供給する機構である。熱風供給部40は、熱風供給ライン41、乾燥ブロワ42、ヒータ43、温度センサ44、還流ライン45、およびフィルタ46を有する。熱風供給ライン41の供給方向上流側の端部は、乾燥ブロワ42に接続されている。また、熱風供給ライン41の供給方向下流側の端部は、材料貯留槽10の側壁11を貫通して、材料貯留槽10の内部に配置されている。
図1に示すように、本実施形態の熱風供給ライン41は、側壁11から材料貯留槽10の内方へ向けて略水平に延びる水平部411と、水平部411の供給方向下流側の端部から下方へ向けて延びる鉛直部412とを有する。鉛直部412は、平面視において、材料貯留槽10の略中央に位置している。また、鉛直部412の下端部には、熱風を吹き出す吹出口413が設けられている。吹出口413は、材料貯留槽10の下端部付近に配置され、下方へ向かうにつれて拡径されている。
ヒータ43および温度センサ44は、熱風供給ライン41の経路途中に設けられている。ヒータ43は、乾燥ブロワ42により送られる空気を加熱する。ヒータ43には、例えば、入力される電流を熱に変換して気体を加熱する電熱式の加熱装置を使用することができる。温度センサ44は、ヒータ43により加熱された空気の温度を計測する。
還流ライン45の還流方向上流側の端部は、材料貯留槽10の上部に接続されている。また、還流ライン45の還流方向下流側の端部は、乾燥ブロワ42に接続されている。フィルタ46は、還流ライン45の経路途中に設けられている。材料貯留槽10から空気とともに還流ライン45へ吸い込まれた粉塵は、フィルタ46に捕集される。
乾燥ブロワ42を動作させると、熱風供給ライン41に、乾燥ブロワ42から材料貯留槽10へ向かう気流が発生するとともに、還流ライン45に、材料貯留槽10から乾燥ブロワ42へ向かう気流が発生する。熱風供給ライン41を流れる空気は、ヒータ43により加熱されて熱風となり、吹出口413から材料貯留槽10の内部へ吹き出される。ヒータ43の加熱温度は、温度センサ44の計測値に基づいて調整される。
吹出口413から吹き出された熱風は、材料貯留槽10の内部に貯留された樹脂ペレット9の隙間を通って、材料貯留槽10内に拡散される。これにより、樹脂ペレット9が加熱され、樹脂ペレット9から水分が蒸発して、樹脂ペレット9が乾燥する。また、樹脂ペレット9から水分を吸収した空気は、材料貯留槽10から還流ライン45を通って、再び乾燥ブロワ42へ吸引される。
このように、本実施形態では、熱風供給部40が、材料貯留槽10内の樹脂ペレット9を加熱する加熱手段として機能している。また、本実施形態では、樹脂ペレット9を加熱するための乾燥媒体として、加熱された空気を利用している。ただし、空気に代えて、窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスを、乾燥媒体として用いてもよい。
自己循環機構50は、材料貯留槽10内に貯留された樹脂ペレット9を流動させるための機構である。図1に示すように、自己循環機構50は、吹上管路51、圧縮気体供給ライン52、エアコンプレッサ53、エアタンク54、および開閉弁55を有する。吹上管路51は、略円筒状の部材により構成され、材料貯留槽10の内部において上下方向に延びている。吹上管路51の下端部には、樹脂ペレット9を吸引するための吸引口511が設けられている。一方、吹上管路51の上端部には、樹脂ペレット9を噴出するための噴出口512が設けられている。また、吹上管路51の噴出口512の近傍には、側方へ向けて延びる分岐管513が設けられている。
圧縮気体供給ライン52の供給方向上流側の端部は、エアタンク54に接続されている。圧縮気体供給ライン52の供給方向下流側の端部は、吹上管路51の分岐管513に接続されている。また、圧縮気体供給ライン52の経路途中には、開閉弁55が介挿されている。さらに、エアタンク54は、配管を介してエアコンプレッサ53と接続されている。
エアタンク54内には、予め、エアコンプレッサ53により圧縮された空気が充填されている。このため、開閉弁55を開放すると、エアタンク54から圧縮気体供給ライン52および吹上管路51を通って噴出口512の近傍に、圧縮された空気が導入される。そうすると、エジェクタ効果によって、吹上管路51の内部に負圧が生じ、それにより、吹上管路51内に上方へ向かう気流が発生する。その結果、吸引口511から吹上管路51の内部に樹脂ペレット9が吸引される。また、吸引された樹脂ペレット9は、吹上管路51内において上方へ搬送されて、噴出口512から噴出される。
すなわち、本実施形態では、圧縮気体供給ライン52、エアコンプレッサ53、エアタンク54、および開閉弁55が、吹上管路51内に上方へ向かう気流を発生させる気流発生手段を、構成している。
自己循環機構50により樹脂ペレット9を流動させると、樹脂ペレット9の個々の粒体同士が融着するブロッキングを、抑制できる。特に、加熱により樹脂ペレット9を乾燥させる装置では、一般に樹脂ペレット9のブロッキングが生じやすい。しかしながら、本実施形態の乾燥装置1では、樹脂ペレット9を流動させることにより、加熱に起因する樹脂ペレット9のブロッキングを抑制できる。
また、この乾燥装置1では、吸引口511と噴出口512とを含む吹上管路51の全体が、材料貯留槽10の内部に配置されている。このため、材料貯留槽10の外部に樹脂ペレット9を循環させるための配管を設けることなく、材料貯留槽10の内部において、樹脂ペレット9を流動させることができる。つまり、材料貯留槽10の外部に設けられる配管の数が減り、乾燥装置1の構造がシンプルとなる。
また、この乾燥装置1では、材料貯留槽10の内部空間のみにおいて、樹脂ペレット9を流動させることができる。このため、樹脂ペレット9が外気(材料貯留槽10の外部の空気)により冷却されることを、抑制できる。その結果、冷却による樹脂ペレット9の吸湿を抑制し、樹脂ペレット9をより効率よく乾燥させることができる。
特に、本実施形態では、図1に示すように、吹上管路51の一部分が、熱風供給ライン41の鉛直部412の内部に配置されている。このため、吹上管路51内において上方へ搬送される樹脂ペレット9は、熱風供給ライン41を流れる熱風により加熱される。したがって、樹脂ペレット9の温度低下をより抑制しつつ、樹脂ペレット9を流動させることができる。
また、本実施形態では、吹上管路51が、上下方向に延び、かつ、その一部分が熱風供給ライン41の鉛直部412の内部に配置されている。このようにすれば、吹上管路51の平面視における外側への広がりが、抑制される。また、貯留槽の内部において、熱風供給ライン41から露出する吹上管路51の長さが低減される。したがって、材料貯留槽10内において排出口121側へ向かう樹脂ペレット9の移動が、吹上管路51により停滞することを、抑制できる。
なお、吹上管路51は、材料貯留槽10に対して固定されていてもよく、熱風供給ライン41を構成する管材に対して固定されていてもよい。ただし、吹上管路51を熱風供給ライン41に対して固定すれば、吹上管路51と材料貯留槽10との間に、固定のための部材を設ける必要がない。このため、材料貯留槽10内において樹脂ペレット9の移動を妨げる部材を、より減らすことができる点で好ましい。
また、本実施形態では、吹上管路51の吸引口511が、熱風供給ライン41の吹出口413よりも下側(熱風の吹き出し方向下流側)に位置している。これにより、吹出口413から吹き出された熱風が、材料貯留槽10内の樹脂ペレット9に作用する前に、吸引口511へ吸引されることが防止されている。このようにすれば、熱風供給ライン41から供給される熱風が、より効率よく樹脂ペレット9に作用する。したがって、樹脂ペレット9がより効率よく加熱される。
また、本実施形態では、吹上管路51の吸引口511が、平面視において材料貯留槽10の略中央に配置されている。このため、材料貯留槽10内に貯留された樹脂ペレット9を、水平方向において偏りなく吸引できる。その結果、材料貯留槽10内に貯留された樹脂ペレット9を、より効率よく流動させることができる。
また、本実施形態では、吹上管路51の吸引口511が、材料貯留槽10の下端部の近傍に、配置されている。このため、排出口121の近傍において、樹脂ペレット9のブロッキングが、より効率よく防止される。その結果、排出口121における樹脂ペレット9の排出不良が抑制される。
また、図1に示すように、本実施形態では、材料貯留槽10の天板部13の下面に、案内板132が設けられている。案内板132は、吹上管路51の噴出口512の上方に配置されている。吹上管路51の噴出口512から樹脂ペレット9が噴出されると、当該樹脂ペレット9は、案内板132と衝突することによって、周囲への拡散が抑制される。すなわち、案内板132は、噴出口512から噴出された樹脂ペレット9の流れを制御する案内手段として機能する。このような案内板132を設ければ、投入口131や還流ライン45への樹脂ペレット9の飛散を抑制し、材料貯留槽10の内部において、樹脂ペレット9をより効率よく流動させることができる。
制御部60は、乾燥装置1の各部を動作制御するための手段である。図1中に概念的に示したように、制御部60は、上述した輸送ブロワ32、乾燥ブロワ42、ヒータ43、温度センサ44、エアコンプレッサ53、および開閉弁55と、それぞれ電気的に接続されている。制御部60は、CPU等の演算処理部やメモリを有するコンピュータにより構成されていてもよく、あるいは、電子回路により構成されていてもよい。制御部60は、予め設定されたプログラムや外部からの入力信号に基づき、上記の各部を動作制御する。これにより、乾燥装置1における樹脂ペレット9の輸送、乾燥、流動、排出等の動作が進行する。
制御部60は、例えば、乾燥ブロワ42およびヒータ43の動作中に、連続的に開閉弁55を開放する。これにより、材料貯留槽10内の樹脂ペレット9を流動させながら、樹脂ペレット9を加熱乾燥させる。
ただし、開閉弁55の開放は、間欠的または断続的に行われてもよい。開閉弁55を間欠的または断続的に開放する場合には、開閉弁55の1回当たりの開放時間(すなわち、圧縮空気の1回当たりの導入時間)を、制御部60に予め記憶させておいてもよい。開閉弁55の1回当たりの開放時間は、材料貯留槽10の容量や、吹上管路51の長さに応じて、設定されることが好ましい。例えば、圧縮空気の1回当たりの導入により、吹上管路51の吸引口511から噴出口512まで、樹脂ペレット9が搬送されるように、開閉弁55の開放時間を設定すればよい。また、圧縮空気の1回当たりの導入により、材料貯留槽10の容量の1/20倍〜1/5倍の樹脂ペレット9が、吹上管路51内に搬送されるように、開閉弁55の開放時間を設定してもよい。
また、加熱の初期段階や、排出ライン14への樹脂ペレット9の排出が行われていない間は、材料貯留槽10の内部において、樹脂ペレット9のブロッキングが特に生じやすい。この点を考慮し、加熱の初期段階、または、排出ライン14への樹脂ペレット9の排出が行われていない間にのみ、開閉弁55を開放して、圧縮空気を導入するようにしてもよい。
例えば、図2のように、まず、制御部60が、乾燥ブロワ42およびヒータ43を動作させるとともに、開閉弁55を所定時間開放する。これにより、材料貯留槽10内の樹脂ペレット9を流動させつつ加熱する(ステップS1)。そして、ブロッキングが生じにくい程度に樹脂ペレット9が加熱された後、開閉弁55を閉鎖する(ステップS2)。このとき、乾燥ブロワ42およびヒータ43による樹脂ペレット9の加熱は継続する。このようにすれば、圧縮空気の供給時間を短縮できる。したがって、圧縮空気の消費量や、エアコンプレッサ53の駆動に掛かる電力の消費量を、抑制できる。その後、材料貯留槽10から排出ライン14へ、樹脂ペレット9を排出する(ステップS3)。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、吸引口511の位置は、必ずしも吹上管路51の最下端部でなくてもよい。また、噴出口512の位置は、必ずしも吹上管路51の最上端部でなくてもよい。噴出口512は、吸引口511より上方の位置に設けられていればよい。
また、吹上管路51は、必ずしも熱風供給ライン41の中を通っていなくてもよい。また、吹上管路51が延びる向きは、必ずしも鉛直方向でなくてもよい。例えば、図3のように、吹上管路51の全体が、熱風供給ライン41の外側に配置されていてもよい。図3の例では、吹上管路51が、材料貯留槽10の側壁11および底部12の内周面に沿って、上下に延びている。このような形態であっても、エアタンク54から吹上管路51へ圧縮空気を供給することで、樹脂ペレット9を流動させることができる。また、図3の例では、吹上管路51が材料貯留槽10の内周面に沿って配置されているため、吹上管路51が、材料貯留槽10内における樹脂ペレット9の移動を妨げにくい。
また、図4のように、圧縮気体供給ライン52の供給方向下流側の端部は、吹上管路51の下端部付近に接続されていてもよい。図4の例では、エアタンク54から供給される圧縮空気が、吸引口511の近傍において吹上管路51の内部へ、斜め上向きに導入される。そして、当該圧縮空気によって、吹上管路51内に上方へ向かう気流が発生する。このようにすれば、圧縮空気の圧力を効率よく利用して、吹上管路51内において樹脂ペレット9を上方へ搬送することができる。
ただし、上記の実施形態のように、吹上管路51の噴出口512付近に圧縮空気を導入すれば、樹脂ペレット9が貯留される材料貯留槽10の下部付近に、圧縮気体供給ライン52を設ける必要がない。このため、上記の実施形態の構造の方が、材料貯留槽10内における樹脂ペレット9の移動を、より妨げにくい点で好ましい。
また、圧縮気体供給ライン52の経路途中に、空気の湿度を低下させるための冷却器または吸着器を設けてもよい。そのようにすれば、吹上管路51内に乾燥された圧縮空気を導入できる。そうすると、貯留槽10内における樹脂ペレット9の乾燥効率を、より向上させることができる。また、圧縮気体供給ライン52の経路途中に、空気を加熱するヒータを設けてもよい。そのようにすれば、吹上管路51内に加熱された圧縮空気を導入できる。そうすると、流動に伴う樹脂ペレット9の温度低下をより抑制できる。
吹上管路51内に供給される気体は、上記の実施形態のように空気であってもよいが、空気に代えて、窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスを使用してもよい。
また、乾燥装置1は、それ自体が必ずしもエアコンプレッサ53およびエアタンク54を備えていなくてもよい。すなわち、乾燥装置1は、他装置(例えば、工場内のユーティリティ)としてのエアコンプレッサおよびエアタンクから供給される圧縮空気を利用する構成であってもよい。その場合、乾燥装置1は、他装置としてのエアタンクに接続される接続口と、当該接続口から吹上管路51まで延びる圧縮気体供給ライン52と、圧縮気体供給ライン52上に設けられた開閉弁55とを、気流発生手段として備えていればよい。また、エアコンプレッサおよびエアタンクに代えて、ブロワが用いられていてもよい。
また、上記の実施形態では、乾燥装置について説明したが、本発明の材料貯留装置は、乾燥機能をもたない装置であってもよい。また、本発明の材料貯留装置は、樹脂ペレット以外の粉粒体を貯留するものであってもよい。
また、材料貯留装置の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 乾燥装置
2 射出成形機
9 樹脂ペレット
10 材料貯留槽
14 排出ライン
20 材料供給槽
21 材料供給源
22 材料供給ライン
23 パンチングメタルプレート
30 気力輸送部
31 吸引ライン
32 輸送ブロワ
33 フィルタ
40 熱風供給部
41 熱風供給ライン
42 乾燥ブロワ
43 ヒータ
44 温度センサ
45 還流ライン
46 フィルタ
50 自己循環機構
51 吹上管路
52 圧縮気体供給ライン
53 エアコンプレッサ
54 エアタンク
55 開閉弁
60 制御部
132 案内板
411 吹出口
413 吹出口
511 吸引口
512 噴出口
513 分岐管

Claims (8)

  1. 粉粒体を内部に貯留する貯留槽と、
    前記貯留槽の内部において上下に延びる管路と、
    前記管路内に上方へ向かう気流を発生させる気流発生手段と、
    を備え、
    前記管路は、
    前記貯留槽内に貯留された粉粒体を吸引する吸引口と、
    前記吸引口より上方の位置において、粉粒体を噴出する噴出口と、
    を有し、
    前記吸引口と前記噴出口とを含む前記管路の全体が、前記貯留槽の内部に配置されている粉粒体貯留装置。
  2. 請求項1に記載の粉粒体貯留装置であって、
    前記貯留槽内の粉粒体を加熱する加熱手段をさらに備える粉粒体貯留装置。
  3. 請求項2に記載の粉粒体貯留装置であって、
    前記加熱手段は、前記貯留槽内に熱風を供給する熱風供給ラインを有し、
    前記熱風供給ラインは、熱風を吹き出す吹出口を有し、
    前記吸引口は、前記吹出口よりも、熱風の吹き出し方向下流側に位置している粉粒体貯留装置。
  4. 請求項3に記載の粉粒体貯留装置であって、
    前記管路の一部分が、前記熱風供給ラインの内部に配置されている粉粒体貯留装置。
  5. 請求項4に記載の粉粒体貯留装置であって、
    前記貯留槽の内部において、前記管路が、前記熱風供給ラインに固定されている粉粒体供給装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の粉粒体貯留装置であって、
    前記気流発生手段は、前記噴出口の近傍に圧縮された気体を導入し、エジェクタ効果により生じる負圧によって、前記管路内に上方へ向かう気流を発生させる粉粒体貯留装置。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の粉粒体貯留装置であって、
    前記気流発生手段は、前記吸引口の近傍に圧縮された気体を導入し、当該気体によって、前記管路内に上方へ向かう気流を発生させる粉粒体貯留装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の粉粒体貯留装置であって、
    前記噴出口の上方に配置され、前記噴出口から噴出された粉粒体の流れを制御する案内手段をさらに備える粉粒体貯留装置。
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