JP6567178B2 - エレベータの防犯運転制御装置および防犯運転制御方法 - Google Patents

エレベータの防犯運転制御装置および防犯運転制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、エレベータのかご内で発生する犯罪を防止するための防犯運転を行うエレベータの防犯運転制御装置および防犯運転制御方法に関するものである。
夜間に限らず、女性や子供が1人のみでエレベータのかごに乗車することを確認してから不審者がエレベータに一緒に乗り込み、強盗や痴漢などを働く犯罪が増加していることから、エレベータの防犯強化の要求が高まっている。
そこで、かごへの同乗防止策としてIDカードや監視カメラを用いて不審者を特定し同乗させない方法や、同乗された場合にかご内操作盤により特定の操作を行うことでいち早くかご内から出る方法などが考えられている。
例えばIDカードを用いた同乗防止方法として下記特許文献1に記載のものがあり、この公知例によれば、IDカードによる乗場呼び入力時は、ドア開扉後、音声案内にて同乗不可の案内放送を繰り返し行うと共に、ドアのセンサで乗り込みを確認したらすぐにドアを閉扉させ不審者の同乗を防ぐ運転を行うようになっている。
他にもかご内の釦操作による防犯方法として下記特許文献2に記載のものがあり、この公知例によれば、エレベータ移動中に利用者によるかご内操作盤の任意行先階の行先階釦の連打操作を行うことで、最寄階に停止する防犯運転を行うようになっている。
特開2006−087886号公報 特開2007−284243号公報
特許文献1に示すような、IDカード等の特定のアイテムを使用した防犯装置では、使用するアイテムを所持していない場合は利用できないため、外部からの利用者はセキュリティ機能を利用することができない。また、同乗された後に戸閉してしまうことがあるため不審者とともに閉じ込められる可能性があると考えられる。
また、特許文献2に示すような行先階釦の連打操作等の特定の操作を用いた防犯装置では、外部からの女性や子供の利用者に対してはシステムの利用方法を説明する必要があり、また、利用方法を知っていた場合でも不審者に襲われてしまいそうな状態で正確に操作することは困難であると考えられる。
この発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、防犯のための特定のアイテムや特定の操作を利用することなしに、不審者が同乗した場合に防犯運転を行うエレベータの防犯運転制御装置および防犯運転制御方法を提供することを目的とする。
この発明は、エレベータドアの開閉領域に沿った検出領域を横切ってかごに乗り降りする移動体の、前記検出領域に沿った大きさに従った移動体検出信号を発生する非接触式センサ部と、前記非接触式センサ部からの前記移動体検出信号の連続検出期間を測定する連続検出期間測定部と、前記連続検出期間に従って移動体のシルエットを作成する移動体解析部と、前記移動体の前記シルエットおよび前記シルエットから求まる前記移動体の移動方向に従ってかご内の移動体数を集計する移動体計数部と、前記エレベータドアの戸全開状態からの戸閉動作中において、前記移動体計数部での計数結果が1から2になり、かつ、その時の前記連続検出期間の時間が第1の設定時間よりも短い場合は、エレベータ運転制御装置に通常運転モードから防犯運転モードに切換えるモード切換指令を出力する運転モード切換部と、を備えたエレベータの防犯運転制御装置等にある。
この発明では、防犯のための特定のアイテムや特定の操作を利用することなしに、不審者が同乗した場合に防犯運転を行うエレベータの防犯運転制御装置および防犯運転制御方法を提供できる。
この発明によるエレベータの防犯運転制御装置を設けたエレベータシステムの構成の一例を示すブロック図である。 この発明によるエレベータの防犯運転制御装置の動作の基となる挟まれ防止処理の一例の動作フローチャートである。 この発明の実施の形態1によるエレベータの防犯運転制御装置の図2の処理を改良して防犯機能を実現した一例の動作フローチャートである。 この発明の実施の形態2によるエレベータの防犯運転制御装置の特徴部分の一例の動作フローチャートである。 この発明の実施の形態3によるエレベータの防犯運転制御装置において記録される運転パターンテーブルの一例を示す図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータの防犯運転制御装置において作成されるシルエットの一例を示す図である。 この発明によるエレベータの防犯運転制御装置の人検知ドアセンサの配置を説明するための図である。 この発明によるエレベータの防犯運転制御装置の人検知ドアセンサの配置を説明するための図である。
この発明では、エレベータドアの開閉領域に沿って設置される人検知ドアセンサを用いて、最初に、乗場呼び登録階に到着したかごが戸開してから戸閉開始までの間の人検知ドアセンサの検出信号の変化を検出し、変化量からエレベータ利用者が1人であることを判断する。次に、戸閉開始から戸閉完了までの間の人検知ドアセンサの検出信号の変化を検出し、変化量が一般の乗車時の変化よりも大きい場合は不審者が乗り込んできたと判断する。そして上述の、かごに利用者が1人で乗り込んだこと、その後、不審者が乗り込んだこと、の2つの判断が行われた場合、通常運転モードから防犯運転モードに切換え防犯を行う。
そのため、特定の機器および防犯運転への切換え操作無しに防犯運転が行える。
この発明では、エレベータドアの開閉領域に沿う検出領域が設定され、検出領域に侵入した移動体の大きさに応じた検出信号が人検知ドアセンサである非接触式のセンサ部によって生成される。さらに、検出した結果から移動体の連続検出期間を計測する。そして、計測された移動体の連続検出期間と、センサ部によって取得された検出信号に含まれる移動体の大きさに基づいて、戸開開始から戸閉開始までの間に利用者が1人であること、および、戸閉開始から戸閉完了までの間に不審者と想定される人が乗車したこと、を判断すると、自動的に通常運転モードから防犯運転モードへと運転の切換えを行う。
以下、この発明によるエレベータの防犯運転制御装置および防犯運転制御方法を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、また重複する説明は省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明によるエレベータの防犯運転制御装置を設けたエレベータシステムの構成の一例を示すブロック図である。なお以下の各実施の形態において、この発明によるエレベータの防犯運転制御装置を設けたエレベータシステムの構成は基本的に同じである。かご1はかごの内側から見た図として示されており、かご内操作盤2、かご内ブザー3等が設けられている。各乗場には乗場操作盤4が設けられている。非接触式センサ部11はエレベータのかごドアの開閉領域に沿った予め設定された検出領域DEに設けられている。エレベータ運転制御装置5は、かご内操作盤2および各乗場の乗場操作盤4からの呼びに従ってかご1の運転制御を行う。防犯運転制御部20は、連続検出期間測定部21、移動体解析部22、移動体計数部23、運転モード切換部24、運転パターン記録部25、運転パターン解析部26、監視盤通信部27、等を備え、非接触式センサ部11、監視盤6、かご内操作盤2等からの信号に従って、エレベータ運転制御装置5に対して通常運転モードと防犯運転モードのモード切換えを行わせるモード切換指令を出力する。
図1に示されている人検知ドアセンサである非接触式センサ部11は、例えば図7に示すように、エレベータのかごドアの開閉領域に沿った予め設定された検出領域DEの両側に設けられる復数組のセンサで構成される。センサは例えば光電センサからなり、検出領域DEの両側に符号11abで示すように互いに対向して、送信側と受信側の光電センサが復数組、検出領域DEに沿って設置される。そして検出領域DEを通過する物により光が遮られると受信側の光電センサが移動体検出信号を出力する。光が遮られたセンサの数、位置、光が遮られている時間等から乗客である移動体を検出する。
図8に示すように、送信側光電センサ11aと受信側光電センサ11bからなる光電センサの組は、戸閉時の移動体MBの不要な検出を避けるために、例えば乗場ドアFDとかごドアCDの間に設けられる。またかご1側に固定すれば各乗場に設ける必要はない。
なお乗場ドアFDとかごドアCDは、かごドアCD側に着床時に乗場ドアFDと係合すフックがあるため両者はリンクして開閉するので、乗場ドアFDとかごドアCDを総称してエレベータドアとする。
また、非接触式センサ部11に使用される人検知ドアセンサとしては、赤外線ビームを使用したマルチビームセンサ(MBS)を使用してもよい。
防犯運転制御部20は、例えば1つのコンピュータで構成することができる。コンピュータは概略、外部との信号の入出力を行うインタフェース、図1で機能ブロックとして図示された各部分および説明中で定義される機能部分、のための各種機能のプログラム、および処理に必要な情報、各種設定値等を含むデータを格納または予め格納したメモリ、インタフェースを介して入力された信号に対して、メモリに格納された各種プログラム、情報、データに従って演算処理を行い、処理結果をインタフェースを介して出力するプロセッサからなる。
また防犯運転制御部20は、図1で機能ブロックとして図示された各部分毎にそれぞれにディジタル回路で構成するようにしてもよい。
防犯運転制御部20において、連続検出期間測定部21は非接触センサ部11から出力された移動体検出信号に基づいて、かご1へ乗り降りする移動体の連続検出期間を測定する。
移動体解析部22は、非接触式センサ部11の光が遮られ移動体検出信号を出力したセンサの位置、連続検出期間測定部21によって計測された移動体検出信号の連続検出期間に基づいて、かご1へ乗り降りする移動体がどのような形をしているかを判断し、移動体のシルエットを作成する。この機能により移動体の身体的特徴を判断するデータを作成することができる。
移動体計数部23は、移動体解析部22によって解析された移動体のシルエットから移動体の移動方向を判定することでかご1への乗り降りを判断し現在かご1内にいる移動体数すなわち乗車人数を計算する。かご1内にいる移動体の数を記録することで、犯罪が発生すると考えられる、乗車人数が1人の状況を判断することができる。
運転モード切換部24は、移動体解析部22によって解析された移動体のシルエットと移動体計数部23によって計算された現在のかご1内にいる移動体数から、運転モードを通常運転モードから防犯運転モードへ切換える必要があるか否かを判断し、必要である場合はエレベータ運転制御装置5に対して、防犯運転モードの実行を指示するモード切換指令を出力する。エレベータ運転制御装置5は、運転モード切換部24からのモード切換指令に従って運転モードを切換えてエレベータの運転制御を行う。
運転パターン記録部25は、運転モード切換部24によって運転モードが切換えられた時に、「切換り発生時刻」「生成シルエット」「移動体解析結果」「運転パターン切換え判断」「運転パターン切換え部」に関する記録をする。
運転パターン解析部26は、運転パターン記録部25に蓄積された運転モードに関する情報を解析することで、建物に応じた運転モード切換部24の切換え精度の向上を行い、運転効率の低下を防ぐ。
監視盤通信部27は、監視盤6から防犯運転モードを通常運転モードに切換えたいという指示が来た時に、運転モード切換部24に対して監視盤6から通常運転モードへの切換え指示がされていることを通知する。
なお、防犯運転制御部20はエレベータの運転状態を得るために、運転モード切換部24でエレベータ運転制御装置5からドアの戸開閉等も含むエレベータの制御状態を示す信号を受ける。
エレベータの防犯運転制御装置は、非接触式センサ部11、防犯運転制御部20で構成される。
実施の形態1.
図2は、この発明によるエレベータの防犯運転制御装置の動作の基となる挟まれ防止処理の一例の動作フローチャートである。図3は、この発明の実施の形態1によるエレベータの防犯運転制御装置の図2の処理を改良して防犯機能を実現した一例の動作フローチャートである。
図2に示す挟まれ防止処理について説明する。エレベータ運転制御装置5の制御により、乗場呼び登録階にかご1が到着すると戸開させ(ステップS1)、かご内操作盤2の戸閉釦の押下を検出すると、または規定戸開時間が経過すると(ステップS2)、かご1に戸閉を開始させる(ステップS3)。かご1が戸閉中に、センサ部11による移動体の検出がなければ(ステップS4)、戸閉完了となり、その後、かご1にかご内操作盤2の登録階へのサービスを開始させる。一方、ステップS4で、移動体の検出があった場合にはステップS1に戻り、かご1を戸開させて再び戸閉完了までの処理を行う。
以上の挟まれ防止処理に基づいて、図1の防犯運転制御部20を含むシステム構成による防犯運転モードへの自動切換え手順は図3に示すようになる。エレベータ運転制御装置5の制御により、乗場呼び登録階にかご1が到着するとかご1を戸開させる(ステップS10)。防犯運転制御部20はセンサ部11による移動体の検出を行い、かご1の乗車人数を計算する(ステップS11)。
すなわち、センサ部11で得られる移動体検出信号の連続検出期間を連続検出期間測定部21で求める。そして連続検出期間に従って移動体解析部22が移動体のシルエットを作成し、移動体計数部23がシルエットからかご1の乗車人数を計算する。
戸閉が開始されるまでセンサ部11を用いてかご1の乗車人数の計算を続ける(ステップS11)。そして戸閉が開始された時(ステップS12)、防犯運転制御部20により上記と同様にして新たに戸閉中におけるセンサ部11による移動体の検出を行う(ステップS13)。移動体の検出がない場合は防犯運転制御部20の動作は終了し、エレベータ運転制御装置5の制御により、戸閉完了後、目的階へ通常通りかご1を走行させる。
戸閉中にセンサ部11により移動体が検出された場合(ステップS13)、戸閉開始までに計算されたかご1の乗車人数が1人である場合(ステップS14)は、連続検出期間測定部21が検出された移動体の連続検出期間の時間、すなわち連続検出時間を計算する(ステップS15)。
一方、ステップS14においてかご1の乗車人数が1人でない場合、ステップS10に戻ってエレベータ運転制御装置5の制御により再び戸開を開始し、防犯運転制御部20により、かご1の乗車人数の計算を行う。
運転モード切換部24は、移動体の連続検出時間が予め設定された一般利用者の連続検出時間以上の場合は(ステップS15)、不審者とは判定せず、上述のように再びステップS10に戻って、戸開を開始し、かご1の乗車人数の計算を行う。一方、移動体の連続検出時間が一般利用者の連続検出時間よりも短い場合は(ステップS15)、不審者であると判定し、運転モード切換部24はエレベータ運転制御装置5に対して、モード切換指令を出力し、通常運転モードから防犯運転モードへ切換えさせる(ステップS16)。防犯運転モードの運転の例として、かご1を戸開を開始させて戸全開状態にし、かご内操作盤2の戸閉釦の機能を無効にし、かご内ブザー3から警告音を発生させる。
運転モード切換部24は、防犯運転モードに切換えた後(ステップS16)、予め特定された防犯運転モード解除条件が成立するまで防犯運転モードを続ける(ステップS17)。そして解除条件が成立した時(ステップS18)、エレベータ運転制御装置5に対して、モード切換指令を出力し、防犯運転モードから通常運転モードへ切換えを行わせて、通常運転サービスを続けさせる(ステップS19)。
実施の形態2
図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータの防犯運転制御装置の特徴部分の一例の動作フローチャートである。図4は、運転モード切換部24によって防犯運転モードへ切換わった後に行われる、特定の操作による防犯運転モード運転の解除および継続に関する動作を示す。
運転モード切換部24は、エレベータ運転制御装置5が防犯運転モードとなっている時に、例えば管理室に設置され管理人のみが操作可能なセキュリティの掛けられた監視盤6の防犯運転解除スイッチが押下されると(ステップS20)、エレベータ運転制御装置5を防犯運転モードから通常運転モードへ切換える(ステップS23)。これは、管理人によって利用客の安否が確認された時を想定した解除条件となる。
上記ステップS20において管理人による防犯運転が解除されない時、運転モード切換部24は、移動体計数部23からの乗車人数に従い、かご1内から乗客が1人以上降りたことを検出してから予め設定された時間経過した時(ステップS21)、エレベータ運転制御装置5を防犯運転モードから通常運転モードへ切換える(ステップS23)。これは乗客が不審者から逃げることができた、または不審者が警告音に驚きかご1内から逃げることを想定した解除条件となる。
上記ステップS21においてかご1内から乗客が1人も降車しない時、運転モード切換部24は、かご内操作盤2のすでに登録されたかご内行先階を含むいずれかのかご内行先登録釦が1回だけ押下されてから予め設定された時間経過した時(ステップS22)、エレベータ運転制御装置5を防犯運転モードから通常運転モードへ切換える(ステップS23)。これは2人の乗客がどちらも不審者でない時に特定操作を行って解除することを想定した解除条件となる。
なお図4に示した処理では解除条件として、ステップS20、ステップS21、ステップS22の順番で優先順位が設定された処理になっているが、優先順位はこれに限定されず、所望の優先順位の処理を行うようにしてもよい。さらに優先順位を付けずに3つの解除条件の少なくとも1つが成立した時、または3つの解除条件のうちの1つまたは特定の組み合わせが成立した時に、防犯運転モードから通常運転モードへ切換えるようにしてもよい。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3によるエレベータの防犯運転制御装置において、運転モード切換部24によって運転モードが切換わった時に運転パターン記録部25によりメモリ(図示省略)に記録される運転パターンテーブルの一例である。
運転パターン記録部25では運転モード切換部24によってエレベータ運転制御装置5の運転モードが切換えられた時、「切換り発生時刻」「生成シルエット」「移動体解析結果」「運転パターン切換え判断」「運転パターン切換え部」の項目に分けて情報を収集し運転パターンテーブルとしてメモリに記憶する。各項目に関し、
「切換り発生時刻」とは、運転モード切換部24によって運転モードが切換わった時刻を表す。
「生成シルエット」とは、防犯運転モードに切換えた時の切換え判断に使用したシルエットを表す。
「移動体解析結果」とは、生成シルエットから乗車した人を女性、男性、大人、子供、老人、若者、身障者、健常者等のどのような人と判断したかを表す。すなわち判断した人の種別を表す。例えば生成シルエットを解析して子供だと判断して運転モードを通常運転モードから防犯運転モードへ切換えた場合、この時の移動体解析結果は子供となる。
すなわち移動体解析部22または運転モード切換部24は、作成したシルエットの大きさや形状を予め設定されメモリに記憶された各種テンプレートまたは各種基準値と比較して、女性、男性、大人、子供等の人の種別を解析する。
「運転パターン切換え判断」とは、運転モードをどのモードからどのモードへ変更したかを表す。
「運転パターン切換え部」とは、運転モードを切換えた際の方法を表す。
運転パターンテーブルの具体例を図5に示す。図5の1段目は、通常運転モードから防犯運転モードへの切換えの際の記録、2段目は不審者がかご1内から出て行った時の記録の例である。
時刻Aにおいて乗客数が1人でかつ子供と判断されている時に、戸閉中に、連続検出時間が設定時間よりも短い移動体を検出をしたため、通常運転モードから防犯運転モードへ切換えた。その後、時刻Bにおいて、かご1内から乗客が1人以上降りたことを検出してから設定時間経過したため、防犯運転モードから通常運転モードに自動的に切換わっている。以上のような状態をそれぞれの項目毎に整理し記憶する。
この運転パターンテーブルを用いて、運転パターン解析部26が解析を行い学習する。例えば切換わりの誤検出が特定の時間帯に集中している場合は、その時間帯における誤検出を減らすため、運転モード切換部24の基準を低くする。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4によるエレベータの防犯運転制御装置において作成されるシルエットの一例である。
図6のシルエットは、エレベータドアの開閉領域に沿った検出領域DEに設置された非接触式センサ部11によって得られた移動体検出信号から連続検出期間測定部21によって連続検出期間を求め、この連続検出期間のパターンを組み合わせて移動体解析部22で作成されたシルエットの例である。
移動体解析部22は、連続検出期間測定部21によって得られた各センサの移動体の連続検出期間に基づき、縦軸をセンサ配置位置、横軸を検出時間として時系列に点をプロットして画像化することで移動体のシルエットを生成する。
移動体解析部22または運転モード切換部24は、生成されたシルエットに基づいて乗車した人の特徴を抽出する。例えば、
最高地点の高さが設定された基準の高さよりも低い時は子供が乗車したと判断する。
また、検出の開始から検出の終わりまでの時間が長い場合は、移動時間の長い老人や身障者が乗車したと判断する。
また、スカートのシルエットが見られたり、胸部のシルエットが基準よりも大きい場合は女性が乗車したと判断する。
以上より、非接触式センサ部11のセンサの検出パターンによって通常運転モードから防犯運転モードへの自動切換えおよび防犯運転モードから通常運転モードへの切換えを実装することにより、利用者が防犯のための特定のアイテムや特定の操作を意識せずに防犯運転を実施することができる。また、この発明はエレベータに設置された非接触式センサ部11のみで実現し、既存の機器構成で実施できるため、防犯運転を安価に実現することができる。
なお上記説明では、防犯運転の実現を非接触式の移動体検出用のセンサ部を用いて実現する場合について述べたが、かご内の監視カメラを用いても同様な防犯運転を実現できることはいうまでもない。この場合、図1の非接触式センサ部11と連続検出期間測定部21の代わりに監視カメラを設け、移動体解析部22は監視カメラの画像から移動体のシルエットを求める。
産業上の利用の可能性
この発明によるエレベータの防犯運転制御装置および防犯運転制御方法は種々の形態のエレベータシステムに適用可能である。

Claims (7)

  1. エレベータドアの開閉領域に沿った検出領域を横切ってかごに乗り降りする移動体の、前記検出領域に沿った大きさに従った移動体検出信号を発生する非接触式センサ部と、
    前記非接触式センサ部からの前記移動体検出信号の連続検出期間を測定する連続検出期間測定部と、
    前記連続検出期間に従って移動体のシルエットを作成する移動体解析部と、
    前記移動体の前記シルエットおよび前記シルエットから求まる前記移動体の移動方向に従ってかご内の移動体数を集計する移動体計数部と、
    前記エレベータドアの戸全開状態からの戸閉動作中において、前記移動体計数部での計数結果が1から2になり、かつ、その時の前記連続検出期間の時間が第1の設定時間よりも短い場合は、エレベータ運転制御装置に通常運転モードから防犯運転モードに切換えるモード切換指令を出力する運転モード切換部と、
    を備えたエレベータの防犯運転制御装置。
  2. 前記運転モード切換部が、前記防犯運転モード中に、かご内の移動体数からかご内から移動体が1以上降りたことを検出してから第2の設定時間経過した際に、防犯運転モードを終了し通常運転モードへ切換える、請求項1に記載のエレベータの防犯運転制御装置。
  3. 前記運転モード切換部が、前記防犯運転モード中に、セキュリティの掛けられた監視盤の防犯運転解除スイッチが押下された後、またはいずれかのかご内行先登録釦が1回だけ押下された後、に予め設定された第3の設定時間経過した際に、防犯運転モードを終了し通常運転モードへ切換える、請求1または2に記載のエレベータの防犯運転制御装置。
  4. 前記通常運転モードと前記防犯運転モードの切換えの際の切換り発生時刻を含む切換え状態の情報を蓄積する運転パターン記録部と、
    前記運転パターン記録部に蓄積された情報に従ってモードの切換えの際の切換え状態を分析する運転パターン解析部と、
    を備え、
    前記運転モード切換部が、前記運転パターン解析部の運転パターンの分析に従って適切な時間帯に防犯運転モードへ切換えを実施する、請求項1から3までのいずれか1項に記載のエレベータの防犯運転制御装置。
  5. 前記運転モード切換部が、
    前記移動体解析部によって得られる前記シルエットを基に、
    最高地点の高さが設定された高さよりも低い時は子供が乗車したと判断し、
    検出の開始から検出の終わりまでの時間が長い時は老人または身障者が乗車したと判断し、
    前記シルエットからスカートのシルエットまたは胸部のシルエットが大きい時は女性が乗車したと判断し、
    前記判断に基づき防犯運転モードへの切換えを決める、請求項1から4までのいずれか1項に記載のエレベータの防犯運転制御装置。
  6. エレベータのかご内に設けられた監視カメラと、
    前記監視カメラの画像から移動体のシルエットを生成する移動体解析部と、
    前記移動体解析部により解析された前記移動体のシルエットから前記移動体の移動方向を判定して前記かご内の移動体数を計算する移動体計数部と、
    前記移動体解析部により解析された前記移動体のシルエット及び前記移動体計数部により計算された前記かご内の移動体数を用いて、通常運転モードから防犯運転モードに切換える必要があるか否かを判断し、必要である場合はモード切換指令を出力する運転モード切換部と、
    を備えたエレベータの防犯運転制御装置。
  7. エレベータドアの開閉領域に沿った検出領域を横切ってかごに乗り降りする移動体の、前記検出領域に沿った大きさに従った移動体検出信号を発生し、
    前記移動体検出信号の連続検出期間を測定し、
    前記連続検出期間に従って移動体のシルエットを作成し、
    前記移動体の前記シルエットおよび前記シルエットから求まる前記移動体の移動方向に従ってかご内の移動体数を集計し、
    前記エレベータドアの戸全開状態からの戸閉動作中において、かご内の移動体数が1から2になり、かつ、その時の前記連続検出期間の時間が第1の設定時間よりも短い場合は、エレベータ運転制御装置に通常運転モードから防犯運転モードに動作モードを切換えさせる、
    エレベータの防犯運転制御方法。
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