JP6564238B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数のレンズ群によって構成される光学系の一部のレンズ群を光軸に沿う方向に駆動するためのリニアアクチュエータを備えた撮像装置に関するものである。
従来、撮像光学系により結像された光学像を光電変換素子等の撮像素子を用いて順次光電変換し、取得された画像信号を所定の形態の画像データ(例えば静止画像又は動画像を表わすデジタル画像データ)として記憶媒体に記憶すると共に、当該デジタル画像データに基づいて静止画像又は動画像を画像表示装置を用いて表示し得るように構成された撮像装置、例えばデジタルカメラやビデオカメラ等については一般に実用化され広く普及している。
このような形態の撮像装置においては、撮像光学系を構成する複数の光学レンズ群と、これら複数の光学レンズ群をそれぞれ保持する複数のレンズ保持枠と、これら複数のレンズ保持枠のうちの一部のレンズ保持枠を所定のタイミングで所定の方向に所定量だけ移動させるためのアクチュエータ等からなるレンズ駆動ユニット等を含むさまざまな構成部材によって構成されるレンズ鏡筒を有しているのが一般である。
ここで、撮像装置の形態としては、例えば撮像装置の本体部に対してレンズ鏡筒を一体に構成したいわゆるレンズ一体型の形態のほかに、撮像装置の本体部に対してレンズ鏡筒を着脱自在に構成したいわゆるレンズ交換式の形態の撮像装置等、各種の形態のものがある。
この種の従来の撮像装置におけるレンズ鏡筒においては、撮像光学系を構成する複数の光学レンズ群の内の一部のレンズ群、例えば焦点調節動作を行うためのフォーカスレンズ群を、所定のタイミングで所定の方向に所定量だけ光軸に沿う方向に移動させるレンズ駆動ユニットが具備されている。そして、このレンズ駆動ユニットに含まれるアクチュエータの形態として、例えばボイスコイルモータ(Voice Coil Motor;VCM)等のリニアアクチュエータを採用したものがある。
例えば特開2013−222116号公報によって開示されている撮像装置は、レンズ保持枠と、光軸に平行に延び磁極が周期的に反転するように構成された駆動用磁石と、この駆動用磁石に対向するようにレンズ保持枠に取り付けられた駆動用コイルと、駆動用磁石の磁気を検出してレンズ保持枠(に取り付けられた駆動用コイル)の位置検出をする二つの磁気センサーを有し、二つの磁気センサーの信号に基づいて駆動用コイルに流す電流を制御することで、レンズ保持枠を光軸に沿う方向に移動させる駆動力を得る撮像光学系の駆動用リニアアクチュエータを具備している。
特開2013−222116号公報
上記特開2013−222116号公報等によって開示されている従来構成の撮像装置において、駆動用磁石は、レンズ保持枠を駆動させるアクチュエータの一部を構成していると共に、レンズ保持枠(に取り付けられた駆動用コイル)の位置を検出する磁気センサーに対応する位置検出用磁石の機能をも兼ねるように構成されている。
ここで、例えば撮像光学系を構成する複数の光学レンズ群のうち焦点調節用のフォーカスレンズ群を光軸に沿う方向に進退移動させるのに必要な駆動力を得るためには、駆動用磁石における一極の幅(長さ)を大きくする必要がある。しかしながら、駆動用磁石の一極の幅(長さ)を大きくすると、可動部、即ちレンズ保持枠(に取り付けられた駆動用コイル)の位置検出精度が低下してしまうという問題点がある。
そして、レンズ保持枠(駆動用コイル)の位置検出精度が低くなると、レンズ位置によって発生する駆動力の変動が大きくなってしまうことから、これに起因して駆動音が発生したり、スムースな駆動を行うことができず、駆動性能の劣化が生じてしまうという問題点がある。
上記特開2013−222116号公報等によって開示されている従来構成の撮像装置においては、駆動用磁石に対するレンズ保持枠(駆動用コイル)の位置情報に基づいて可動部を駆動するための電流を制御している。また、必要な駆動力を得るために駆動用磁石の一極の幅(長さ)を大きくする必要があるため、レンズ保持枠(駆動用コイル)の位置検出精度を、より高精度なものとするには、当該構成では限界がある。
例えばフォーカスレンズ群の位置を検出するためには、ある程度の高い分解能が要求される。しかしながら、上記特開2013−222116号公報等によって開示されている撮像装置の構成では、駆動用磁石と位置検出用磁石とを兼用する構成であるので、高精度な位置検出を行うことは困難である。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、装置の大型化を抑えつつ位置検出用磁石を駆動用磁石とは別に設けることによって高精度な位置検出を行い得ると同時に、発生駆動力の変動を抑止することができ、よって駆動音や振動等を抑え、常にスムースな駆動を行い得る撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に一態様の撮像装置は、光軸に沿う方向に移動可能なレンズを保持するレンズ保持枠と、上記レンズ保持枠が上記レンズの光軸に沿う方向に移動可能に配置される固定枠と、上記レンズの光軸と平行な方向に延びるように形成され、磁極が上記光軸に沿って周期的に反転するように上記固定枠に配置された複数の駆動用磁石と、上記複数の駆動用磁石のそれぞれに対向するように上記レンズ保持枠に配置され、上記光軸に沿う方向において上記駆動用磁石の磁極の周期が互いにずれるようにそれぞれ配置される複数の駆動用コイルと、上記レンズ保持枠に取り付けられ、上記固定枠に対する上記レンズ保持枠の位置を上記複数の駆動用磁石の磁力の変化を検出することにより検出する複数の第1の検出部と、上記固定枠に対する上記レンズ保持枠の位置を検出する第2の検出部と、上記複数の駆動用コイルに流す電流を制御する駆動制御部と、を具備し、上記駆動制御部は、上記固定枠に対して上記レンズ保持枠が所定の位置に到達したことが検出された際には、その時点における上記第2の検出部の出力信号を基準位置として設定するとともに、上記レンズ保持枠が上記基準位置到達前にあるときには、上記第1の検出部の出力信号に基づいて上記複数の駆動用コイルに流す電流を制御し、上記基準位置到達後は、上記第2の検出部の出力信号に基づいて上記複数の駆動用コイルに流す電流を制御する。
本発明によれば、装置の大型化を抑えつつ位置検出用磁石を駆動用磁石とは別に設けることによって高精度な位置検出を行い得ると同時に、発生駆動力の変動を抑止することができ、よって駆動音や振動等を抑え、常にスムースな駆動を行い得る撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施形態の撮像装置の全体構成を示す概略構成図 図1の撮像装置の内部構成の要部を示す要部概略構成図 図1の[3]−[3]線に沿う断面を概略的に示す断面図 図3の[4]−[4]線に沿う概略断面図 図3の[4]−O−[5]線に沿う概略断面図 図1の撮像装置における電気的な構成ブロックのうちレンズ駆動ユニットを駆動する駆動制御部を中心とする主要構成部分を示すブロック構成図 図1の撮像装置におけるレンズ駆動制御の初期駆動処理を示すフローチャート 図1の撮像装置におけるレンズ駆動制御処理の動作モードのうち第1駆動モードのフローチャート 図8の第1駆動モードの処理において参照するステートデータの例を示す表 図1の撮像装置におけるレンズ駆動制御処理の動作モードのうち第2駆動モードのフローチャート 図10の第2駆動モードにおいて参照される切換位置マッピングデータの取得処理のフローチャート 第1検出部(二つのホール素子)の出力(正弦波)におけるマッピングデータを説明する説明図 図11の切換位置マッピングデータの取得処理において生成されるマッピングデータの例を示す表
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。本発明の一実施形態は、例えば撮像光学系により結像された光学像を、例えばCCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)イメージセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor;相補性金属酸化膜半導体)型イメージセンサー等の光電変換素子等(以下、撮像素子という)を用いて順次光電変換し、これにより得られた画像信号を所定の形態の画像データ(例えば静止画像又は動画像を表わすデジタル画像データ)として記憶媒体に記憶すると共に、この記憶媒体に記憶されたデジタル画像データに基づいて静止画像又は動画像を再生表示する画像表示装置、例えば液晶表示ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)や有機エレクトロルミネッセンス(有機EL;Organic Electro-Luminescence:OEL)ディスプレイ等を備えて構成された撮像装置、例えばデジタルカメラやビデオカメラ等を例示する。
なお、以下の説明に用いる各図面は模式的に示すものであり、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさで示すために、各部材の寸法関係や縮尺等を各構成要素毎に異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、これら各図面に記載された構成要素の数量,構成要素の形状,構成要素の大きさの比率,各構成要素の相対的な位置関係等に関し、図示の形態のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態の撮像装置の全体構成を示す概略構成図である。図2は、図1の撮像装置の内部構成の要部を示す要部概略構成図である。図3は、図1の[3]−[3]線に沿う断面を概略的に示す断面図である。図4は、図3の[4]−[4]線に沿う概略断面図である。図5は、図3の[4]−O−[5]線に沿う概略断面図である。
なお、図1〜図5においては、本実施形態の要旨を表すのに留め、本発明に直接関わりの無い細部構成については、その図示を省略している。これら省略した構成部については、従来の撮像装置において適用されるものと同様のものが具備されているものとして、その詳細説明をも省略する。
また、本発明の一実施形態及びこれを表す各図面においては、レンズ鏡筒における撮像光学系の光軸を符号Oで表す。この光軸Oに沿う方向において、当該撮像装置の前面に対向し被写体が配置される側を前方というものとし、当該撮像装置の内部に配設される撮像素子の受光面(結像面)の向く方向とは反対方向を後方若しくは背面側等という表記するものとする。
まず、本発明の一実施形態の撮像装置の構成について、主に図1,図2を用いて以下に簡単に説明する。
図1,図2に示すように、本実施形態の撮像装置1は、装置本体10と、レンズ鏡筒30とによって主に構成されている。装置本体10は、例えば撮像素子11とこれを駆動する電子回路等を含む撮像ユニットと、表示部12とこれを駆動する電子回路等を含む表示ユニットと、小型表示パネル13aとこれを駆動する電子回路等と上記小型表示パネル13aの表示を拡大観察するファインダ接眼レンズ13b等を含む電子ビューファインダ(EVF)ユニット13等のほか、当該撮像装置1の全体を統括的に制御する本体側制御部14等を有して構成されている。
ここで、上記撮像ユニット,表示ユニット,EVFユニット13等の構成ユニットについては、従来の撮像装置に適用される一般的な形態のものが適用される。また、本体側制御部14についても、基本的な構成は、従来の撮像装置に適用されるものと略同様である。本実施形態における本体側制御部14についての特徴的な構成点については後述する。
レンズ鏡筒30は、例えば複数のレンズ群(31,32)によって構成される撮像光学系と、この撮像光学系を構成する各レンズ群のそれぞれを保持する複数のレンズ保持枠(符号32aのみ図示)等と、上記撮像光学系の複数のレンズ群のうちの一部のレンズ群32を保持するレンズ保持枠32aを光軸Oに沿う方向に移動させるためのレンズ駆動ユニット40等によって構成されている。
ここで、上記レンズ駆動ユニット40の構成を、図2〜図5を用いて以下に詳述する。本実施形態における上記レンズ駆動ユニット40は、撮像光学系を構成する複数のレンズ群(31,32)のうちの一部のレンズ群であって、例えば焦点調節動作を行うためのフォーカスレンズ群32を保持するレンズ保持枠32aを、所定のタイミングで、光軸Oに沿う方向において所定の方向(前後方向)に所定量だけ進退移動させるものとして構成されている。ここで、レンズ保持枠32aは、後述する固定枠(筐体枠51)に対して移動する可動枠として構成されている。
上記レンズ駆動ユニット40は、駆動制御部41と、ドライバ42と、駆動部43と、位置検出部44と、メモリ45等の電気的構成部材(主に図2参照)と、筐体枠51(固定枠)と、フォーカスレンズ群32を保持するレンズ保持枠32aと、主軸52と、副軸53等の機械的構成部材(主に図3〜図5参照)とによって構成されている。
上記電気的構成部材のうち駆動制御部41は、上記本体側制御部14による制御下で上記レンズ駆動ユニット40を制御する制御回路である。
ドライバ42は、駆動制御部41からの制御信号を受けて駆動対象である駆動部43へ電流を供給する電子回路である。なお、ドライバ42は、駆動用コイル43bにおける第1コイル43b1と第2コイル43b2(後述する)とにそれぞれ対応させて、ドライバA,ドライバBの一対(複数)設けられている(図6参照)。
駆動部43は、本レンズ駆動ユニット40においてレンズ保持枠32aを駆動するためのアクチュエータである。本実施形態における駆動部43は、例えばボイスコイルモータ(Voice Coil Motor;VCM)等と呼ばれるリニアアクチュエータが適用されている。
駆動部43は、具体的には図3〜図5に示すように、光軸Oを挟んで対向する位置のそれぞれに一対(複数)設けられている。この複数の駆動部43のそれぞれは、駆動用磁石43aと、駆動用コイル43bと、ヨーク43c等によって構成されている。
ここで、駆動用磁石43aは、筐体枠51(固定枠)の固定部分に対し、撮像光学系の光軸Oと平行な方向に延びるように固定されている。駆動用磁石43aは、光軸Oに沿って磁極が周期的に反転するように構成されている。なお、図3〜図5においては、符号Nを附した部分をN極とし、符号Sと附した部分をS極として示している。そして、便宜的に、N極の磁性を有する部位には符号43anを附し、S極の磁性を有する部位には符号43asを附して示している。
上述したように、上記駆動部43が複数配設されていることに対応して、当該駆動用磁石43aも複数設けられる。この場合において、複数の駆動用磁石43aは、光軸Oを挟んで対向する位置において、固定枠である上記筐体枠51の各所定の部位に配設されている。そして、各駆動用磁石43aの各磁極は、光軸Oを含む直線で線対称となるように構成されている。
駆動用コイル43bは、レンズ保持枠32aの固定部分に対し、上記複数の駆動用磁石43aのそれぞれに対向する各部位にそれぞれ複数(一対;符号43b1,43b2;図4,図5参照)配設されている。つまり、上記駆動用コイル43bは、複数(2つ)あるうちの一方の駆動用磁石43aに対応する第1コイル43b1と第2コイル43b2との複数(一対)によって構成される。そして、これら一対のコイル43b1,43b2のそれぞれは、光軸Oに沿う方向に並べて配置される。この場合において、第1コイル43b1と第2コイル43b2とは、上記駆動用磁石43aの磁極の周期が互いにずれる位置にそれぞれ配置されている。本実施形態においては、具体的には、例えば駆動用コイル43bの二つのコイル(第1コイル43b1と第2コイル43b2)は、複数の駆動用磁石43aの磁極の周期が1/4周期分または3/4周期分だけずれるように配置されている。なお、複数(2つ)あるうちの他方の駆動用コイル43bも全く同様構成である。
ヨーク43cは、鉄,鋼等によって形成される継鉄である。上記駆動用磁石43aと合わせて磁気回路を構成する部材である。ヨーク43cは、吸着力を増加させ、磁石の性能を向上させるために配設されている。ヨーク43cは、駆動用磁石43a及び駆動用コイル43bを取り囲むように、上記筐体枠51の固定部分にそれぞれ配設されている。
位置検出部44は、第1検出部44aと、第2検出部44bと、第3検出部44cとを有して構成される。
ここで、第1検出部44aは、駆動部43の駆動制御を行うために、駆動用磁石43aの位置を検出する位置検出センサである。そのために、第1検出部44aとしては、例えば複数のホール素子等の磁気センサが適用される。第1検出部44aは、可動枠であるレンズ保持枠32a側に固設され、上記駆動用磁石43aに対向する部位に配置されている。この場合において、複数のホール素子(本実施形態では2つとする)は、光軸Oに沿う方向に所定の間隔を置いてレンズ保持枠32a上に配置されている。そして、これら二つのホール素子からなる第1検出部44aは、筐体枠51側に固定されている駆動用磁石43aの磁極を検出する。
第2検出部44bは、上記第1検出部44aによる出力に基づく駆動部43の駆動制御により、第3検出部44c(詳細後述)がレンズ保持枠32a(可動枠)の絶対位置を検出して以降の駆動部43の駆動制御を行うためにレンズ保持枠32a(可動枠)の位置検出を行う位置検出センサである。第2検出部44bとしては、例えばGMR(Giant Magneto Resistive effect;巨大磁気抵抗効果)素子等の磁気センサ(磁気検出素子)が適用される。つまり、詳述すると、第2検出部44bは、GMR素子44b1と、位置検出用磁石44b2とによって構成される。本実施形態において、GMR素子44b1は筐体枠51(固定枠)側に固設され、位置検出用磁石44b2はレンズ保持枠32a(可動枠)側に固設されている例を示している。なお、GMR素子44b1と位置検出用磁石44b2との配置は、この例に限られることはなく、GMR素子44b1をレンズ保持枠32a(可動枠)側に、位置検出用磁石44b2を筐体枠51(固定枠)側に配設する形態としてもよい。
第3検出部44cは、可動枠としてのレンズ保持枠32aの光軸Oに沿う線上における絶対位置を検出するために設けられる位置検出センサである。第3検出部44cとしては、例えばフォトインタラプタ(PI)等が適用される。つまり、第3検出部44cは、詳述すると、PI素子44c1と、遮光凸部44c2とによって構成される。本実施形態において、PI素子44c1は筐体枠51(固定枠)側に固設され、遮光凸部44c2はレンズ保持枠32a(可動枠)側に固設されている例を示している。なお、PI素子44c1と遮光凸部44c2との配置についても、この例に限られることはなく、PI素子44c1をレンズ保持枠32a(可動枠)側に、遮光凸部44c2を筐体枠51(固定枠)側に配設する形態としてもよい。
メモリ45は、当該レンズ鏡筒30に固有の各種データを予め記憶しておく記憶媒体である。このメモリ45に記憶されている各種データは、上記駆動制御部41によって適宜必要に応じて読み出され、各種の制御に用いられる。
上記機械的構成部材のうち筐体枠51は、当該レンズ駆動ユニット40を構成する各構成部材を保持し、これら各構成部材の外面を覆う固定枠である。
レンズ保持枠32aは、上述したように、フォーカスレンズ群32を保持するレンズ保持枠である。このレンズ保持枠32aは、上記筐体枠51の内部において、主軸52及び副軸53によって光軸Oに沿う方向にのみ移動可能に配設されている。
主軸52は、上記筐体枠51の内部においてレンズ保持枠32aを光軸Oに沿う方向にのみ移動可能に保持する軸部材である。主軸52は、その両端が上記筐体枠51の内部において張架するように固設されている。この主軸52は、レンズ保持枠32aの光軸Oに沿う方向に穿設された貫通穴32b(図3参照)に挿通配置されている。これにより、レンズ保持枠32aは、主軸52に沿って摺動自在に保持されている。
副軸53は、上記筐体枠51の内部においてレンズ保持枠32aの光軸Oに沿う方向への移動をガイドすると共に、当該レンズ保持枠32aが上記主軸52の軸中心を回転中心として回転するのを抑止する回転止めとしての機能をも兼ねる軸部材である。副軸53は、その両端が上記筐体枠51の内部において張架するように固設されている。そして、この副軸53は、レンズ保持枠32aの光軸Oに沿う方向に延伸する溝部32c(図3参照)に挿通配置されている。なお、副軸53は、上記主軸52に対して光軸Oを挟んで対向する位置に配置される。そのために、レンズ保持枠32aに設けられる貫通穴32bと溝部32cとは、同様に光軸Oを挟んで対向する部位に配設されている。このような構成により、レンズ保持枠32aは、上述した主軸52によって光軸Oに沿う方向に摺動自在に保持されると共に、副軸53によって光軸Oに沿う方向のレンズ保持枠32aの移動がガイドされると同時に、さらに主軸52の軸中心を回転中心とするレンズ保持枠32aの回転を抑止している。したがって、レンズ保持枠32aは、光軸Oに沿う方向にのみ進退移動自在に配設されている。
本実施形態の撮像装置1における主要となる構成は以上である。その他、図示及び詳述を省略した構成は、従来一般的な撮像装置と略同様のものが適用されているものとする。なお、本実施形態の構成では、駆動部43の構成として、筐体枠51(固定枠)側に駆動用磁石43aを設け、レンズ保持枠32a(可動枠)側に駆動用コイル43bを設けたいわゆるムービングコイル(Moving Coil;MC)の形態を例示しているが、駆動部43の構成は、この形態に限られることはない。駆動部43の構成について、上述の形態以外の構成として、筐体枠51(固定枠)側に駆動用コイル43bを設け、レンズ保持枠32a(可動枠)側に駆動用磁石43aを設けたいわゆるムービングマグネット(Moving Magnet;MM)の形態としてもよい。
次に、本実施形態の撮像装置1におけるレンズ駆動ユニット40に含まれる駆動制御部41の詳細構成と、この駆動制御部41によって実行されるレンズ駆動制御の流れについて、以下に説明する。
図6は、本実施形態の撮像装置1における電気的な構成ブロックのうちレンズ駆動ユニットを駆動する駆動制御部を中心とする主要構成部分を示すブロック構成図である。
本実施形態の撮像装置1においては、上述したように本体側制御部14が装置全体の制御を行っている。このうち、フォーカシング時におけるフォーカスレンズ群32のレンズ駆動制御処理は概略、次のようにして行われる。
撮像装置1が電源オン状態とされて起動すると、当該撮像装置1は、撮像動作を実行し得る撮像待機状態となる。この状態においては、例えば撮像ユニットの撮像素子11は、撮像光学系によって結像された光学像を受けて順次所定の間隔で光電変換処理を実行している。このとき生成される撮像信号は、順次、本体側制御部14へと伝達され、所定の信号処理を経た後、画像データとして表示部12若しくはEVFユニット13へと送られていわゆるライブビュー画像が表示される。
このような撮像待機状態にあるとき、使用者(ユーザ)によるフォーカシング操作(例えばシャッタレリーズボタンの半押し若しくは表示パネルのタッチ操作等)が任意のタイミングで行われる。すると、その指示信号を受けて、本体側制御部14は、所定のオートフォーカス動作(以下、AF動作と略記する)処理を実行する。
このAF動作の形態としては、例えば不図示の測距装置を用いて所望の被写体像の位相差検出を行って、フォーカスレンズ群32(を保持するレンズ保持枠32a)の光軸Oに沿う方向における移動方向と移動量とを算出するいわゆる位相差検出AF動作処理がある。この場合には、本体側制御部14は、レンズ駆動制御処理を実行することなく、焦点調節を行うべき目標位置情報(後述する)を取得することができる。
また、AF動作の他の形態としては、例えばフォーカスレンズ群32(を保持するレンズ保持枠32a)を光軸Oに沿う方向に進退移動させながら、撮像素子11によって取得された撮像画像のコントラストを比較することで所望の被写体像の合焦位置を検出するいわゆるコントラストAF動作処理がある。この場合には、本体側制御部14は、レンズ駆動制御処理を実行しながらのコントラストAF処理を実行し、これにより、焦点調節を行うべき目標位置情報(後述する)を取得する。
こうして得られた焦点調節に関する情報(以下、焦点調節情報と略記する)は、本体側制御部14からレンズ鏡筒30側の駆動制御部41へと伝達される。
ここで、駆動制御部41は、図6に示すように、目標位置生成部41aと、制御フィルタ41bと、整流部41cと、加算器41d等を有している。
目標位置生成部41aは、本体側制御部14からの焦点調節情報(測距結果等を含む情報)等に基づいて、焦点調節動作を行う際にレンズ保持枠32a(可動枠)の移動目標位置までの移動量等のデータを生成する演算回路である。
加算器41dは、目標位置生成部41aからの情報信号と、位置検出部44からの位置情報信号との差分から偏差を算出する加算回路である。
制御フィルタ41bは、上記偏差が入力され、内部のIIRフィルタ等により位相補償・ゲイン乗算処理を行い指定電流値を算出する演算回路である。
整流部41cは、上記制御フィルタ41bによる演算結果(指示電流値)と位置検出部44による位置情報等に基づいて、上記二つのコイル(第1コイル43b1と第2コイル43b2)への供給電流についての電流方向(+(プラス)方向又は−(マイナス)方向)や波形(矩形波かサイン波か等)又は磁極の切り換わり位置に応じた電流方向の切換タイミング等の設定値を設定する演算回路である。なお、整流部41cには、メモリ45に予め記憶された情報も入力され得るように構成されている。
このようにして上記駆動制御部41において、上記二つのコイル(第1コイル43b1と第2コイル43b2)へ流すべき供給電流の設定値が設定されると、その設定指示は、ドライバ42の二つのドライバA,Bへと送られる。これを受けてドライバ42の二つのドライバA,Bは、駆動部43へと設定された電流を供給する。即ち、一方のドライバAからは第1コイル43b1へと駆動電流が供給され、他方のドライバBからは第2コイル43b2へと駆動電流が供給される。これにより、駆動部43は、レンズ保持枠32a(可動枠)を光軸Oに沿う方向に置いて所定の方向に所定量だけ移動する。このとき、レンズ保持枠32aが移動することによって変動する位置情報は、位置検出部44によって検出される。この位置検出部44による位置検出情報は、その都度、駆動制御部41へとフィードバックされる。
このように構成された本実施形態の撮像装置1において、例えばAF動作を行う際に、フォーカスレンズ群32を保持するレンズ保持枠32a(可動枠)を光軸Oに沿う方向に移動させる際の作用を、以下に説明する。
図7は、本実施形態の撮像装置におけるレンズ駆動制御の初期駆動処理を示すフローチャートである。図8は、レンズ駆動制御処理の動作モードのうち第1駆動モードのフローチャートである。図9は、図8の第1駆動モードの処理において参照するステートデータの例を示す表である。
図10は、レンズ駆動制御処理の動作モードのうち第2駆動モードのフローチャートである。図11は、図10の第2駆動モードにおいて参照される切換位置マッピングデータの取得処理のフローチャートである。図11は、第1検出部(二つのホール素子)の出力(正弦波)におけるマッピングデータを説明する説明図である。図12は、図11の切換位置マッピングデータ取得処理において生成されるマッピングデータの例を示す表である。
本実施形態の撮像装置1において、例えばAF動作を行う際には、まず、第1駆動モードによってレンズ駆動制御が行われる。この第1駆動モードは、第1検出部44aによる位置検出結果に基づいて行うレンズ駆動制御である。この第1駆動モードによって、所定の基準位置(例えば可動範囲の端部、若しくは予め設定された絶対位置)が設定される。この基準位置は、第3検出部44c(PI素子44c1,遮光凸部44c2)によって若しくは機械的可動範囲内の端部等検出される(図7,図8参照)。
このようにして基準位置が設定されると、その後、レンズ駆動制御は、第1駆動モードから第2駆動モードへと切り換わる。この第2駆動モードは、第2検出部44b(GMR素子44b1,位置検出用磁石44b2)による位置検出結果に基づいて、AF動作によって設定された所望の目標位置までレンズ保持枠32aを駆動するレンズ駆動制御である(第2駆動モード;図12,図13参照)。
まず、本実施形態の撮像装置1におけるレンズ駆動制御処理の初期駆動処理を、図7のフローチャートによって説明する。
撮像装置1が起動され、撮像待機状態にあり、使用者(ユーザ)によるフォーカシング操作(例えばシャッタレリーズボタンの半押し若しくは表示パネルのタッチ操作等)が行われることにより、本体側制御部14は、所定のAF動作処理の実行が開始される。
図7のステップS1において、本体側制御部14は、第1駆動モードによるレンズ駆動制御を実行する(詳細後述の図8参照)。
次いで、ステップS2において、本体側制御部14は、第3検出部44cの出力を確認することによりレンズ保持枠32aが所定の基準位置に到達したか否かの確認を行う。ここで、所定の基準位置は、例えば可動枠であるレンズ保持枠32aの移動範囲における一方の端部、若しくは予め設定される所定の位置である。この基準位置は、第2検出部44bを用いて行う第2駆動モード時の基準となる位置情報となる。
ステップS3において、本体側制御部14は、上述のステップS2の処理にて検出された所定の基準位置を基準位置として設定する。
そして、ステップS4において、本体側制御部14は、レンズ駆動制御の動作モードを第2駆動モードに切り換え変更する。これにより、レンズ駆動制御処理の初期駆動処理を終了する。
次に、レンズ駆動制御処理のうち第1駆動モード処理(図7のステップS1の処理)について、図8のサブルーチンによって以下に説明する。この第1駆動モード処理は、可動枠であるレンズ保持枠32aを光軸Oに沿う方向に駆動するための駆動部43の供給する電流値を第1検出部44aの出力信号に基づいて算出する処理である。この場合において、
ステップS11において、本体側制御部14は、第1検出部44a(ホール素子)からの出力信号を取得する。
次いで、ステップS12において、本体側制御部14は、上記ステップS11の処理にて取得した第1検出部44a(ホール素子)からの出力信号に基づいてステート(State)の算出を行う。ここで、ステート(State)は、第1検出部44a(ホール素子)の出力波形の範囲内に設定された領域(ステート1〜4等)である(図12参照)。
ステップS13において、本体側制御部14は、取得したステートに応じて第1コイル43b1,第2コイル43b2の電流符号(「+」(プラス)であるか「−」(マイナス)であるか)を算出する。ここで、所得したステートと、二つの各コイル(43b1,43b2)への電流符号との関係は、例えば図9に示すようになる。
ステップS14において、本体側制御部14は、駆動部43の第1コイル43b1及び第2コイル43b2へと供給すべき電流値を演算により算出する。ここで、
電流値=符号×指示電流値
である。この演算処理は、上述したように整流部41cにおいて行われる。即ち、指示電流値は、上述したように、上記制御フィルタ41bによる演算結果である。また、符号は、位置検出部44のうちの第1検出部44aによって上述のステップS11において取得した位置情報に基づいて設定される(ステート;図9,図10参照)。これらの処理は、上述したように、整流部41cによって処理される。これにより、第1駆動モードにおける電流値算出処理を終了する。
次に、レンズ駆動制御処理のうち第2駆動モード処理について、図10のフローチャートによって以下に説明する。この第2駆動モード処理は、可動枠であるレンズ保持枠32aを光軸Oに沿う方向に駆動するために駆動部43へ供給する電流値を第2検出部44bの出力信号に基づいて算出する処理である
ステップS21において、本体側制御部14は、第2検出部44b(GMR素子44b1,位置検出用磁石44b2)からの出力信号から、レンズ保持枠32aの現在位置を算出する。ここで、レンズ保持枠32aの現在位置は、上述の図7のステップS3の処理にて設定した基準位置からの相対位置である。
ステップS22において、本体側制御部14は、上述のステップS21の処理にて算出された現在位置が、予め測定された切換位置マッピングデータ(後述する)内のどこに対応するかを算出する。
ここで、切換位置マッピングデータは、予め所定のマッピング処理を行って取得され、メモリ45等に記憶されているデータである。この切換位置マッピング処理のフローチャートを図11に示す。この切換位置マッピング処理は、当該撮像装置1(レンズ鏡筒30)の製造時に個々の装置について行われ、これによって取得されたデータが、個々の装置のメモリ45に記憶される。
図11のステップS31において、本体側制御部14は、駆動制御部41を制御してドライバ42,駆動部43を介してレンズ保持枠32aを光軸Oに沿う所定の方向に駆動させる。このとき、レンズ保持枠32aの可動範囲内における一方の端部、例えば機械的無限遠端に到達するまで(当て付くまで)駆動させる。
ステップS32において、本体側制御部14は、レンズ保持枠32aが機械的無限遠端位置に到達したか(当て付いたか)否かの確認を行う。ここで、機械的無限遠端位置への到達の検出は第2検出部44bによっても検出し得る。即ち、可動枠(レンズ保持枠32a)が機械的無限遠端位置に到達すると、第2検出部44bは一定の値を継続して出力することになる。こうして、機械的無限遠端位置に到達したことが確認されると、次のステップS33の処理に進む。なお、機械的無限遠端位置に到達したことが確認されなければ、上記ステップS31の処理に戻り、確認されるまで同じ処理を繰り返す。
ステップS33において、本体側制御部14は、レンズ保持枠32aを機械的無限遠端位置から至近端位置に向けて一定速度の駆動を行う。
次いで、ステップS34において、本体側制御部14は、例えば第3検出部44cの出力を確認することによりレンズ保持枠32aが機械的至近端位置に到達したか(当て付いたか)否かの確認を行う。ここで、機械的至近端位置に到達したことが確認されると、一連の処理を終了する。また、機械的至近端位置に到達したことが確認されなければ、次のステップS35の処理に進み、以降の処理を、機械的至近端位置が確認されるまで繰り返す。
ステップS35において、本体側制御部14は、第1検出部44aの出力信号を取得する。
続いて、ステップS36において、本体側制御部14は、上述のステップS35の処理にて取得した第1検出部44aの出力信号に基づいてステートの切り換わりを検出する。ここで、ステートの切り換わりが検出された場合には、次のステップS37の処理に進む。なお、ステートの切り換わりが検出されない場合には、上述のステップS33の処理に戻り、以降の処理を、ステートの切り換わりが検出されるまで繰り返す。
ステップS37において、本体側制御部14は、第2検出部44bの出力信号に基づいて算出される位置データを取得する。ここで取得される位置データが、切換位置マッピングデータとなる。例えば、図11,図12に示すマッピングデータの例では、切換位置a,b,c,d,eとして示している。
続いて、ステップS38において、本体側制御部14は、上述のようにして得られた切換位置データとステートデータとを関連付けた一覧(例えば図12参照)を切換位置マッピングデータとしてメモリ45に記憶保存する。その後、上述のステップS33の処理に戻り、以降の処理を、レンズ保持枠32aが機械的至近端に到達するまで繰り返す。
図10に戻って、ステップS23において、本体側制御部14は、メモリ45から読み込んだ切換位置マッピングデータを参照し、対応するマッピングデータのステートを元に駆動用コイル43bの二つのコイル(第1コイル43b1と第2コイル43b2)へ供給する電流符号を算出する。
続いて、ステップS24において、本体側制御部14は、同様に切換位置マッピングデータを参照し、対応するマッピングデータの切換位置を元に1/4周期内での位置データPを算出する。
次に、ステップS25において、本体側制御部14は、上述のステップS24の処理にて算出した1/4周期内の位置データPを元に係数を次式により算出する。
係数=cos(P)[第1コイル]
=sin(P)[第2コイル]
そして、ステップS26において、本体側制御部14は、駆動用コイル43bの二つのコイル(第1コイル43b1と第2コイル43b2)へ供給する電流値の算出を行う。ここで、電流値=符号×係数×指示電流値である。これにより、第2駆動モードにおける電流値算出処理を終了する。
以上説明したように上記一実施形態によれば、撮像光学系を構成する複数のレンズ群のうちの一部のレンズ群32を保持するレンズ保持枠32a(可動枠)を、固定枠である筐体枠51に対して光軸Oに沿う方向に移動させるレンズ駆動ユニット40を有する撮像装置1において、撮像光学系の光軸Oと平行な方向に延びるように形成され、磁極が光軸Oに沿って周期的に反転するように筐体枠51に配置された複数の駆動用磁石43aと、複数の駆動用磁石43aのそれぞれに対向するようにレンズ保持枠32aに配置され、光軸Oに沿う方向において駆動用磁石43aの磁極の周期が互いに(例えば1/4周期分または3/4周期分だけ)ずれるようにそれぞれ配置される複数の駆動用コイル43bと、レンズ保持枠32aに取り付けられ、筐体枠51に対するレンズ保持枠32aの位置を複数の駆動用磁石43aの磁力の変化を検出することによって検出する複数の第1の検出部44aと、筐体枠51に対するレンズ保持枠32aの相対的な位置を検出する第2の検出部44bとを具備し、筐体枠51に対してレンズ保持枠32aが所定の位置に到達したことが検出された際には、その時点における第2の検出部44bの出力信号を基準位置として設定し、その後のレンズ保持枠32aの位置検出を、第2の検出部44bの出力信号に基づいて行なうように構成した。
この構成により、初期駆動時には、第1の検出部44aの出力信号に基づいてレンズ駆動制御を行い、筐体枠51に対してレンズ保持枠32aが所定の位置に到達したことが検出された後は、第2の検出部44bの出力信号に基づいてレンズ駆動制御を行い得る。
第1の検出部44aは、必要な駆動力を得るために必要な大きさに設定された駆動用磁石43aの磁力変化を検出して位置検出を行っている。初期駆動時には、この第1の検出部44aの出力信号に基づいてレンズ駆動制御を行って、レンズ保持枠32aを所定の基準位置へと移動させる(第1駆動モード)。
第2の検出部44bは、設定された基準位置からの相対的な位置検出を高精度に行うことができる検出部である。この第2の検出部44bの出力信号に基づいてレンズ駆動制御を行って、レンズ保持枠32aを所望の位置へと移動させる(第2駆動モード)。
したがって、上記第1駆動モードで所定の基準位置を設定した後は、第2駆動モードに切り換えることによって、より高精度なレンズ駆動制御を行うことができると共に、駆動力変動を抑止することができ、よって駆動音や振動等を抑止して、スムースなレンズ駆動制御を行うことがきる。
なお、上述の一実施形態において、駆動用磁石43aの磁束が正弦波である場合には、駆動用コイル43bへ流す電流も正弦波にすれば、レンズ保持枠32aの位置によって生じ得る駆動力変動を抑制することができる。
また、第1駆動モードでは、駆動力変動が大きいので駆動速度が高いと、駆動音や振動等が大きくなってしまう傾向がある。そのために、第1駆動モードでの動作中には、駆動速度を一定速度以下に制限することで、駆動音や振動等を抑制するようにしてもよい。
そして、この場合、第2駆動モードでは、駆動力変動が小さくなることから、駆動音や振動も抑制されることになる。したがって、第2駆動モードに切り換えた後は、第1駆動モード時の駆動速度よりも高速に駆動するような制御を行うようにしてもよい。
なお、上述の一実施形態の撮像装置1は、装置本体10とレンズ鏡筒30とが別体に構成され装置本体10に対してレンズ鏡筒30を着脱自在に構成したいわゆるレンズ交換式の撮像装置として構成してもよい。また、この形態とは別に、撮像装置の本体部(装置本体10)に対してレンズ鏡筒30が一体に構成されたいわゆるレンズ一体型の撮像装置としてもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることが可能であることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1……撮像装置,
10……装置本体,11……撮像素子,12……表示部,13……電子ビューファインダ(EVF)ユニット,13a……小型表示パネル,13b……ファインダ接眼レンズ,14……本体側制御部,
30……レンズ鏡筒,
32……フォーカスレンズ群,32a……レンズ保持枠,32b……貫通穴,32c……溝部,
40……レンズ駆動ユニット,
41……駆動制御部,41a……目標位置生成部,41b……制御フィルタ,41c……整流部,41d……加算器,42……ドライバ,
43……駆動部,43a……駆動用磁石,43an……駆動用磁石(N極),43as……駆動用磁石(S極),43b……駆動用コイル,43b1……第1コイル,43b2……第2コイル,43c……ヨーク,
44……位置検出部,44a……第1検出部,44b……第2検出部,44b1……GMR素子,44b2……位置検出用磁石,44c……第3検出部,44c1……PI素子,44c2……遮光凸部,
45……メモリ,
51……筐体枠,52……主軸,53……副軸,

Claims (7)

  1. 光軸に沿う方向に移動可能なレンズを保持するレンズ保持枠と、
    上記レンズ保持枠が上記レンズの光軸に沿う方向に移動可能に配置される固定枠と、
    上記レンズの光軸と平行な方向に延びるように形成され、磁極が上記光軸に沿って周期的に反転するように上記固定枠に配置された複数の駆動用磁石と、
    上記複数の駆動用磁石のそれぞれに対向するように上記レンズ保持枠に配置され、上記光軸に沿う方向において上記駆動用磁石の磁極の周期が互いにずれるようにそれぞれ配置される複数の駆動用コイルと、
    上記レンズ保持枠に取り付けられ、上記固定枠に対する上記レンズ保持枠の位置を上記複数の駆動用磁石の磁力の変化を検出することにより検出する複数の第1の検出部と、
    上記固定枠に対する上記レンズ保持枠の位置を検出する第2の検出部と、
    上記複数の駆動用コイルに流す電流を制御する駆動制御部と、
    を具備し、
    上記駆動制御部は、上記固定枠に対して上記レンズ保持枠が所定の位置に到達したことが検出された際には、その時点における上記第2の検出部の出力信号を基準位置として設定するとともに、上記レンズ保持枠が上記基準位置到達前にあるときには、上記第1の検出部の出力信号に基づいて上記複数の駆動用コイルに流す電流を制御し、上記基準位置到達後は、上記第2の検出部の出力信号に基づいて上記複数の駆動用コイルに流す電流を制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 上記複数の駆動用コイルは、上記複数の駆動用磁石の磁極の周期が1/4周期分または3/4周期分だけずれるように、上記レンズ保持枠に2つ配置されていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 上記固定枠に対して上記レンズ保持枠が所定の位置に到達したことを検出する第3の検出部を、さらに具備することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 上記第3の検出部は、フォトインタラプタであることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 上記第1の検出部は、上記駆動用磁石の磁極を検出するホール素子であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 上記第2の検出部は、
    上記固定枠若しくは上記レンズ保持枠のいずれか一方に取り付けられた磁気検出素子と、
    上記レンズ保持枠若しくは上記固定枠のいずれか他方において上記磁気検出素子に対向するように取り付けられた位置検出用磁石と、
    を具備してなり、
    上記磁気検出素子は、上記位置検出用磁石の磁力の変化を検出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 上記磁気検出素子は、GMR素子であることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
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