JP6563035B2 - 分配器、熱交換器、空気調和装置、及び、分配器の製造方法 - Google Patents

分配器、熱交換器、空気調和装置、及び、分配器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱回路等に使用する分配器、熱交換器、空気調和装置、及び、分配器の製造方法に関するものである。
従来、熱交換器の各伝熱管に対して流体を分配して供給する分配器(積層型ヘッダ)が知られている。この分配器は、1つの入口流路に対して複数の出口流路に分岐する分岐流路を形成する板状体を複数枚積層してろう付けすることによって、熱交換器の各伝熱管に流体を分配して供給するものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−189463号公報(図1等を参照)
このような分配器(積層型ヘッダ)では、板状体はアルミニウムにて構成され、アルミ板同士をろう付けにて固定している。すると、ろう付け時にろう材が分岐流路に侵入し、流路が閉塞、変形し、流体を設計値通りに分配することができなくなる問題があった。
また、板状体は、分岐流路の流路幅と同等程度の厚みがあるが、一般的にプレス工程では板厚の1/10程度のバリが発生する。このバリが分岐流路に突出すると、分配器として設計値通りに流体を分岐する能力が低下する。また、積層する板状体間に隙間が生じてろう付け不良や、板状体同士が平行に取り付けられない等の不具合が発生する可能性がある。よって、板状体の板厚を薄くし、バリを小さくする工法が考えられるが、板状体の枚数が増えることでろう付け箇所が増大する。すると、やはりろう材が分岐流路に侵入し、流路が閉塞、変形する可能性が高くなる。
さらに、板状体をろう付けする場合には、ろう付け面が外部に露出しているため、ろう付けの不具合により流体の漏洩が発生する問題があった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、熱交換器の各伝熱管に対して流体を均一に分配して熱交換器の熱交換性能を担保し、また、流体の漏洩を防止した分配器(積層型ヘッダ)を得ることを目的とする。また、本発明は、そのような分配器(積層型ヘッダ)を備えた熱交換器を得ることを目的とする。また、本発明は、そのような熱交換器を備えた空気調和装置を得ることを目的とする。また、本発明は、そのような分配器の製造方法を得ることを目的とする。
本発明に係る分配器は、第1材料で構成され、互いにろう付けされずに積層されて流体を分配する分岐流路が形成された複数の板状体と、第2材料で構成され、複数の板状体を密閉状態で収納した状態で本体と蓋とがろう付けされたハウジングと、を有し、第2材料の線膨張係数は、第1材料の線膨張係数よりも大きく構成されたものである。
また、本発明の熱交換器は、上記のハウジングと板状体とを備えた分配器を有するものである。
また、本発明の空気調和装置は、上記の熱交換器を有するものである。
また、本発明に係る分配器の製造方法は、第1材料で構成され、流体を分配する分岐流路が形成された複数の板状体をろう付けせずに積層させて、第1材料よりも線膨張係数の大きい第2材料で構成されたハウジングの本体内に収納するステップと、ハウジングの本体の開口に蓋体を嵌めるステップと、複数の板状体をハウジング内に収納した状態でハウジングを加熱し、本体と蓋体をろう付けするステップと、ハウジングを加熱した状態でハウジングの貫通孔にハウジングより低温の配管を挿入するステップと、ハウジングと配管とをろう付けするステップと、を有するものである。
本発明に係る分配器、熱交換器、空気調和装置、及び、分配器の製造方法では、板状体同士をろう付けしないので、ろう材が分岐流路に侵入し、流路を閉塞、変形させることがない。よって、流体を均一に分配することができる。また、ハウジングのろう付け時の加熱が終了し、ハウジングが常温に冷却されると、ハウジングの方が板状体よりも線膨張係数が大きいため、複数の板状体は積層方向に加圧されハウジング内で圧入状態(締まり嵌め状態)となる。よって、複数の板状体同士をろう付けしなくても流体が分配器外に漏洩することがない。
実施の形態1に係る熱交換器1の構成を示す図である。 実施の形態1に係る分配器2の斜視図である。 実施の形態1に係るハウジング10における底面部11の平面図である。 実施の形態1に係る底面部11のA−A断面図である。 実施の形態1に係る分配器2における板状体20の斜視図である。 実施の形態1に係る分配器2における板状体20の平面図である。 実施の形態1に係る板状体20を製造するプレス型及び工程順を示した説明図である。 実施の形態1に係る熱交換器が適用される空気調和装置の構成を示す図である。
以下、本発明に係る分配器(積層型ヘッダ)、熱交換器、及び、空気調和装置について、図面を用いて説明する。
なお、以下で説明する構成、動作等は、一例にすぎず、本発明に係る分配器、熱交換器、及び、空気調和装置は、そのような構成、動作等である場合に限定されない。また、各図において、同一又は類似するものには、同一の符号を付すか、又は、符号を付すことを省略している。また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。また、重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
また、以下では、本発明に係る分配器、熱交換器が、空気調和装置に適用される場合を説明しているが、そのような場合に限定されず、例えば、冷媒循環回路を有する他の冷凍サイクル装置に適用されてもよい。また、使用される熱媒体を相変化する冷媒として記載したが、相変化しない流体を用いてもよい。
実施の形態1.
実施の形態1に係る分配器、熱交換器、及び、空気調和装置について説明する。
<熱交換器1の構成>
以下に、実施の形態1に係る熱交換器の構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係る熱交換器1の構成を示す図である。
図1に示されるように、熱交換器1は、分配器2と、ガスヘッダ3と、複数の伝熱管4と、複数のフィン5と、を有する。
分配器2は、熱交換器1の一端側に複数台配置されている。図1では分配器2が例えば4台配置された例を示している。分配器2の一面にはアルミニウム製の円管6aが例えば1本接続され、また、他面には複数の伝熱管4が接続されている。
ガスヘッダ3は、熱交換器1の他端側に1台配置されている。ガスヘッダ3は、例えば中空の円筒型容器として形成されている。ガスヘッダ3には配管6bが例えば1本接続され、また、複数の伝熱管4が接続されている。
伝熱管4は、複数の流路が形成された扁平管もしくは円管である。伝熱管4は、例えば、アルミニウム製である。複数の伝熱管4は、熱交換器1の分配器2とガスヘッダ3との間に平行に配置されている。
フィン5は、例えばアルミニウム製のプレートである。フィン5には、伝熱管4を挿通する開口が形成されている。また、フィン5は、伝熱管4の軸方向に対して直交するように伝熱管4に対してろう付けされている。
<分配器2の構成>
図2は、実施の形態1に係る分配器2の斜視図である。
図3は、実施の形態1に係るハウジング10における底面部11の平面図である。
図4は、実施の形態1に係る底面部11のA−A断面図である。
分配器2は、図2に示すように、ハウジング10を有している。ハウジング10は、例えばアルミニウム製である。ハウジング10は、例えば直方体の筐体であり、本体10aと蓋体10bとで構成されている。本体10aは、一面が開口し、この開口面に対向する底面部11と、4面の側面部12とで構成されている。底面部11には、伝熱管4が挿通され固定(ろう付け)される複数の第1貫通孔13が開口している。第1貫通孔13は、図3に示すように伝熱管4の配置にあわせた長尺形状の開口であり、その長尺側が互いに平行になるように形成されている。第1貫通孔13の周囲には、図4に示すようにハウジング10の外面側に突出してバーリング部13aが形成されている。バーリング部13aの板厚は、底面部11の板厚よりも薄く形成されている。また、バーリング部13aは、先端方向に向けて若干拡開されたラッパ形状となっている。
蓋体10bは平面形状が長方形の平板形状となっている。蓋体10bの略中央には、円管6aが挿通され固定(ろう付け)される第2貫通孔14が開口している。蓋体10bは、本体10aの開口形状と略同一の外径形状となっている。
ハウジング10には、図2に示すように複数の板状体20が積層されて収納される。複数の板状体20は、平面の外形寸法が同一の略長方形形状となっている。板状体20は、板材として例えば、冷間圧延鋼板(SPCC、SPED、SPCE等)や、熱間圧延鋼板(SPHC、SPHD等)、電磁鋼板等の鉄系材料を使用することができる。また、ステンレス鋼板等を採用することも可能である。
ハウジング10は、板状体20よりも線膨張係数が大きい材料で構成されている。このため、上記のように例えばハウジング10はアルミ製とし、板状体20は鉄系材料として形成されている。
複数の板状体20は、積層されることで分岐流路20aを形成する。複数の板状体20は、数種類の流路や開口穴をプレス方式で打ち抜くことで、分岐流路20aが形成される。分岐流路20aは例えば流体(冷媒)の分配器として機能する。
板状体20の構成枚数は、分岐流路20aの流路長さに応じて変化する。板状体20同士は、例えば板状体20の表面に形成された凸部と凹部とを嵌合するカシメ構造にて互いに固定される。なお、この板状体同士の固定方法は、カシメ構造に限らず、TIG溶接やアーク溶接等の方法によってもよい。
各板状体20をプレス方式で打ち抜く場合、板厚の1/10程度のバリが開口の周囲に発生する可能性がある。このバリが分岐流路20a内に突出すると分配器2の分配特性に影響を与える。この分岐特性への影響は、バリが分岐流路20aの流路幅の2%以上突出することで発生する。したがって、板状体20の板厚は、分岐流路20aの最小流路幅の1/5以下とすることが望ましい。よって、分岐流路20aの最小幅寸法を3mm程度で仮定すると、板状体20の板厚は0.5mm程度とすることが望ましい。
このように、板状体20の板厚を従来の3mm程度から薄く規定することで、バリの高さを小さくすることができる。さらに、分岐流路20aの積層側の寸法を細かく調整することができる。また、分岐流路20aの積層方向の変形を滑らかに調整することが可能となる。
<板状体20の構成>
以下に、実施の形態1に係る板状体20の構成について説明する。
図5は、実施の形態1に係る分配器2における板状体20の斜視図である。
図6は、実施の形態1に係る分配器2における板状体20の平面図である。
板状体20は、ろう材がクラッド(塗布)されていない板材である。板状体20は、例えば図5、6に示すように、平面視で同一の長方形形状となる第1板状体21と、第2板状体22と、第3板状体23と、第4板状体24と、第5板状体25と、第6板状体26と、第7板状体27と、第8板状体28と、第9板状体29と、第10板状体30と、第11板状体31と、により構成されている。
(分岐流路20aの構成)
複数の板状体20には、第1板状体21〜第11板状体31に形成された流路により分岐流路20aが形成されている。分岐流路20aは、円形の貫通穴である第1流路20A、第2流路20C、第3流路20E、第4流路20G、長尺形状の貫通穴である第5流路20H、第6流路20I、第7流路20J、伝熱管4に嵌合する第8流路20K、略S字もしくは略Z字形状の貫通溝である第1分岐流路20B、第2分岐流路20D、第3分岐流路20Fによって構成されている。
複数の第1板状体21の略中央には円形の第1流路20Aが開口している。
また、複数の第3板状体23には、積層状態において第1流路20Aに対して対称となる位置に2箇所の第2流路20Cが同じく円形で開口している。
さらに、複数の第5板状体25には、積層状態において第2流路20Cに対して対称となる位置に第3流路20Eが4箇所、円形で開口している。
また、複数の第7板状体27には、積層状態において第3流路20Eに対して対称となる位置に第4流路20Gが8箇所、円形で開口している。
また、複数の第11板状体31には、伝熱管4の外形と同形状の第8流路20Kが8箇所開口している。
そして、複数の第8板状体28と複数の第9板状体29と複数の第10板状体30には、第11板状体31に形成された長尺形状の第8流路20Kと、円形の第4流路20Gとを滑らかに接続するように、長尺形状の第5流路20H、第6流路20I、第7流路20Jがそれぞれ開口している。
複数の第2板状体22には、略S字もしくは略Z字形状の貫通溝である第1分岐流路20Bが1箇所形成されている。
また、複数の第4板状体24には、同じく略S字もしくは略Z字形状の貫通溝である第2分岐流路20Dが2箇所形成されている。
そして、複数の第6板状体26には、同じく略S字もしくは略Z字形状の貫通溝である第3分岐流路20Fが4箇所形成されている。
ここで、各板状体が積層され分岐流路20aが形成された際には、第2板状体22に形成された第1分岐流路20Bの中央に、第1流路20Aが接続されるとともに、第1分岐流路20Bの両端部には、第2流路20Cが接続される。
また、第4板状体24に形成された第2分岐流路20Dの中央には、第2流路20Cが接続されるとともに、第2分岐流路20Dの両端部には、第3流路20Eが接続される。
さらに、第6板状体26に形成された第3分岐流路20Fの中央には、第3流路20Eが接続されるとともに、第3分岐流路20Fの両端部には、第4流路20Gが接続される。そして、第4流路20Gは、長尺形状の第8流路20Kと滑らかに接続されるように、長尺形状の第5流路20H、第6流路20I、第7流路20Jを介して徐々に流路断面形状が変化し、第8流路20Kに接続される。
このように第1板状体21から第11板状体31までを積層することで各流路を接続し分岐流路20aを形成することができる。
なお、分岐流路20aの各流路における積層方向の寸法は、第1板状体21〜第11板状体31の積層枚数によって調整することが可能である。
(板状体20の製造方法)
板状体20における分岐流路20aの形成は、高速プレス機を用いて実施する。
図7は、実施の形態1に係る板状体20を製造するプレス型及び工程順を示した説明図である。
板状体20として、第1板状体21〜第11板状体31を製造するプレス型は、例えば図7の第1プレス型21A、第2プレス型22A、第3プレス型23A、第4プレス型24A、第5プレス型25A、第6プレス型26A、第7プレス型27A、第8プレス型28A、第9プレス型29A、第10プレス型30A、第11プレス型31A、第12プレス型32A、第13プレス型33Aを組み合わせることが考えられる。
第1プレス型21A〜第13プレス型33Aまでの13種類のプレス型を、板素材全体への変形影響の小さい工程から順に使用しプレス加工を行う。第1プレス型21A〜第11プレス型31Aは、第1板状体21から第11板状体31までの分岐流路20aをそれぞれ打ち抜くため、カム機構等を用いて必要なプレス型のみ選択的に使用しプレス加工を実施する。
第12プレス型32Aは、板状体20同士をカシメ固定するための突状部32を形成するプレス型である。また、第13プレス型33Aは、板状体20の外周縁33の打ち抜きを行うプレス型である。よって、第12プレス型32Aと、第13プレス型33Aとは、必ず使用してプレス加工を実施する。
よって、例えば第1板状体21は、第1プレス型21Aと、第12プレス型32Aと、第13プレス型33Aと、を順に使用してプレス加工を実施し製造される。
また、プレス加工の工程では、隣り合う板状体20同士をカシメ固定する工程を兼ねることができる。カシメ固定の工程を組み込むことにより、板状体20の組立品をプレス機の中で製造可能となり、バリの修正工程等が不要となって安価に分配器2を製造することが可能となる。
<分配器2の組み立て工程>
次に、分配器2の組み立て工程について説明する。
はじめに、熱交換器1を炉中ろう付けする場合を説明する。
ステップ1として、ハウジング10の本体10aの内部に複数の板状体20を例えばカシメ固定により一体化した状態で収納する。
次に、ステップ2として、ハウジング10の蓋体10bを本体10aの開口に嵌合し仮組する。
次に、ステップ3として、ステップ2の仮組状態で熱交換器1を炉に入れて加熱し、ハウジング10の本体10aと蓋体10bとを炉中でアルミろう付けする。
そして、ステップ4では、ハウジング10を加熱した状態で、常温の伝熱管4と円管6aとを第1貫通孔13と第2貫通孔14とに挿入する。そして、伝熱管4と円管6aとをハウジング10の第1貫通孔13と第2貫通孔14に対して炉中でアルミろう付けする。このとき、伝熱管4の先端側は、第11板状体31の第8流路20Kに挿入されており、円管6aの先端側は、第1板状体21の第1流路20A内に挿入されている。
その後、炉中ろう付けが終了し、ハウジング10が常温に冷却されると、アルミニウム製のハウジング10の方が鉄製の板状体20よりも線膨張係数が大きいため、複数の板状体20は積層方向に加圧されハウジング10内で圧入状態(締まり嵌め状態)となる。すると、複数の板状体20同士をろう付けしなくても流体が漏洩することがない。
また、伝熱管4と円管6aもハウジング10の第1貫通孔13と第2貫通孔14との中にそれぞれ圧入状態で保持される。よって、ハウジング10と各配管とが強固に固定され、流体が漏洩することを防ぐことができる。
さらに、円管6aと伝熱管4とは、加熱した第1板状体21の第1流路20Aと、第11板状体31の第8流路20Kとの中にそれぞれ挿入されるため、熱膨張した各板状体の流路の周囲が変形することがない。
また、伝熱管4と円管6aは、ハウジング10の第1貫通孔13と第2貫通孔14に対してのみろう付けされ、板状体20に対してろう付けされていない。よって、ろう材が分岐流路20aに侵入することを防止することができる。
さらに、流体の圧力がハウジング10に内圧として作用するとハウジング10が膨張して微少変形する。すると、板状体20の圧入応力によりハウジング10に作用する内圧が緩和される。よって、板状体20の圧入応力がハウジング10に作用する内圧と、流体圧力がハウジング10に作用する内圧との和が一定の範囲内となり、ハウジング10には変化の少ない内圧が常に作用することとなる。
すると、流体の圧力変化のみがハウジング10に作用する状態に比べて内圧の変化が小さくなり、ハウジング10のろう付け部付近の応力振幅を低減し、金属疲労による破壊を防止することができる。
次に、分配器2と伝熱管4とをバーナーろう付けする例を説明する。
この場合、ステップ1〜3は、上記炉中ろう付けと同様であるが、ステップ4にて分配器2と伝熱管4とをバーナーろう付けする点で相違する。ステップ4では、第1貫通孔13のバーリング部13a周囲を加熱した後、第1貫通孔13内に伝熱管4を挿通させ、バーナーろう付けを実施する。このとき、バーリング部13aは、底面部11よりも薄肉に形成され、熱容量が小さいため短時間でのろう付けが可能となる。また、バーリング部13aは先端が拡開した形状となっているため、伝熱管4を挿入しやすく構成されている。なお、伝熱管4は、ハウジング10のバーリング部13aに対してのみろう付けされている。
この工法では、上記炉中ろう付けの効果に加えて、分配器2と熱交換器コアとを別体で製造できるため、小型の炉で分配器2を製造することができる。
<熱交換器1における流体の流れ>
実施の形態1に係る熱交換器1における流体(冷媒)の流れについて説明する。
例えば熱交換器1が蒸発器として機能する際に、冷媒配管と接続された円管6aを流れる気液二相冷媒は、第1流路20Aに流入する。そして、分岐流路20aに流入して分配され、複数の第8流路20Kを介して複数の伝熱管4に流入する。気液二相冷媒は、複数の伝熱管4において、例えば、送風機によって供給される空気等と熱交換して蒸発する。蒸発したガス冷媒は、ガスヘッダ3に流入して合流し、配管6bへ流出する。なお、熱交換器1が凝縮器として機能する場合には、冷媒がこの流れと逆方向に流れる。
<分岐流路20aにおける流体の流れ>
次に、分配器2の分岐流路20a内の流体(冷媒)の流れについて説明する。
以下、熱交換器1が蒸発器として機能する場合を例に、分岐流路20aの上流側と下流側とを定義する。
はじめに、気液二相流の冷媒が、第1板状体21の第1流路20Aから分岐流路20a内に流入する。流入した冷媒は、第1流路20A内を直進し、第2板状体22の第1分岐流路20B内で第3板状体23の表面に衝突し、第1分岐流路20B内で水平方向に分流する。第1分岐流路20Bの両端まで進んだ冷媒は、一対の第2流路20C内に流入する。
第2流路20C内に流入した冷媒は、第1流路20A内を進む冷媒と同一向きに第2流路20C内を直進する。この冷媒は、第4板状体24の第2分岐流路20D内で第5板状体25の表面に衝突し、第2分岐流路20D内で水平方向に分流する。第2分岐流路20Dの両端まで進んだ冷媒は、4つの第3流路20E内に流入する。
第3流路20E内に流入した冷媒は、第2流路20C内を進む冷媒と同一向きに第3流路20E内を直進する。この冷媒は、第6板状体26の第3分岐流路20F内で第7板状体27の表面に衝突し、第3分岐流路20F内で水平方向に分流する。第3分岐流路20Fの両端まで進んだ冷媒は、8つの第4流路20G内に流入する。
第4流路20G内に流入した冷媒は、第3流路20E内を進む冷媒と同一向きに進み第5流路20H、第6流路20I、第7流路20J、と進み、第8流路20Kに流入する。そして、第8流路20Kから複数の伝熱管4に対して均一に分配されて流入する。
なお、実施の形態1に係る分岐流路20aでは、3回分岐流路を通り、8分岐とした分配器2の例を示したが、分岐の回数や分岐数はこの例に限定されない。
<熱交換器1の使用態様>
以下に、実施の形態1に係る熱交換器1の使用態様の一例について説明する。
なお、以下では、実施の形態1に係る熱交換器1が、空気調和装置50に使用される場合を説明しているが、そのような場合に限定されず、例えば、冷媒循環回路を有する他の冷凍サイクル装置に使用されてもよい。また、空気調和装置50が、冷房運転と暖房運転とを切り替えるものである場合を説明しているが、そのような場合に限定されず、冷房運転又は暖房運転のみを行うものであってもよい。
図8は、実施の形態1に係る熱交換器が適用される空気調和装置の構成を示す図である。
なお、図8では、冷房運転時の冷媒の流れが点線の矢印で示され、暖房運転時の冷媒の流れが実線の矢印で示される。
図8に示されるように、空気調和装置50は、圧縮機51と、四方弁52と、室外熱交換器(熱源側熱交換器)53と、絞り装置54と、室内熱交換器(負荷側熱交換器)55と、室外ファン(熱源側ファン)56と、室内ファン(負荷側ファン)57と、制御装置58と、を有する。圧縮機51と四方弁52と室外熱交換器53と絞り装置54と室内熱交換器55とが冷媒配管で接続されて、冷媒循環回路が形成される。
制御装置58には、例えば、圧縮機51、四方弁52、絞り装置54、室外ファン56、室内ファン57、各種センサ等が接続される。制御装置58によって、四方弁52の流路が切り替えられることで、冷房運転と暖房運転とが切り替えられる。
冷房運転時の冷媒の流れについて説明する。
圧縮機51から吐出される高圧高温のガス状態の冷媒は、四方弁52を介して室外熱交換器53に流入し、室外ファン56によって供給される空気と熱交換を行い、凝縮する。凝縮した冷媒は、高圧の液状態となり、室外熱交換器53から流出し、絞り装置54によって、低圧の気液二相状態となる。低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器55に流入し、室内ファン57によって供給される空気との熱交換によって蒸発することで、室内を冷却する。蒸発した冷媒は、低圧のガス状態となり、室内熱交換器55から流出し、四方弁52を介して圧縮機51に吸入される。
暖房運転時の冷媒の流れについて説明する。
圧縮機51から吐出される高圧高温のガス状態の冷媒は、四方弁52を介して室内熱交換器55に流入し、室内ファン57によって供給される空気との熱交換によって凝縮することで、室内を暖房する。凝縮した冷媒は、高圧の液状態となり、室内熱交換器55から流出し、絞り装置54によって、低圧の気液二相状態の冷媒となる。低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器53に流入し、室外ファン56によって供給される空気と熱交換を行い、蒸発する。蒸発した冷媒は、低圧のガス状態となり、室外熱交換器53から流出し、四方弁52を介して圧縮機51に吸入される。
室外熱交換器53及び室内熱交換器55の少なくとも一方に、熱交換器1が用いられる。熱交換器1は、蒸発器として作用する際に、分配器2から冷媒が流入し、ガスヘッダ3に冷媒を流出するように接続される。つまり、熱交換器1が蒸発器として作用する際は、冷媒配管から分配器2に気液二相状態の冷媒が流入し、分岐して熱交換器1の各伝熱管4に流入する。また、熱交換器1が凝縮器として作用する際は、各伝熱管4から分配器2に液冷媒が流入して合流し冷媒配管に流出する。
<効果>
実施の形態1に係る分配器は、
(1)第1材料で構成され、互いに積層されて流体を分配する分岐流路20aが形成された複数の板状体20と、複数の板状体20を密閉状態で収納する、第2材料で構成されたハウジング10と、を有し、第2材料の線膨張係数は、第1材料の線膨張係数よりも大きく構成されたものである。
すると、ハウジング10内に板状体20を密閉状態で収納しているため、板状体20同士をろう付けしなくても流体が漏洩することがない。また、板状体20同士をろう付けしないので、ろう材が分岐流路20aに侵入し、流路を閉塞、変形させることがない。よって、流体の均一な分配が可能となる。
また、ハウジング10のろう付け時の加熱が終了し、ハウジング10が常温に冷却されると、ハウジング10の方が板状体20よりも線膨張係数が大きいため、複数の板状体20は積層方向に加圧されハウジング10内で圧入状態(締まり嵌め状態)となる。よって、複数の板状体20同士をろう付けしなくても流体が漏洩することがない。
また、上述のように、板状体20の圧入応力がハウジング10に作用する内圧と、流体の圧力がハウジング10に作用する内圧との和が一定の範囲内となり、ハウジング10には変化の少ない内圧が常に作用することとなる。よって、流体の圧力変化のみがハウジング10に作用する状態に比べて内圧の変化が小さくなり、ハウジング10の金属疲労を低減することができる。
また、(1)に記載の分配器において、
(2)第1材料は、鉄系材料であり、第2材料は、アルミニウムとしたものである。
すると、外部環境に複数の板状体20が接触しないため、板状体20をアルミニウムで制作する必要がなくなる。よって、板状体20にプレス加工に適した鉄系材料を採用することができ、板状体20の加工性が向上する。また、ハウジング10がアルミニウムで構成されているため、板状体20が鉄系材料でも電蝕による鉄材の腐蝕が抑制される。
また、(2)に記載の分配器において、
(3)鉄系材料は、冷間圧延鋼板、熱間圧延鋼板、電磁鋼板のいずれかとしたものである。
すると、板状体20にプレス加工に適した鉄系材料を採用することで、板状体20の加工性が向上する。
また、(1)〜(3)に記載の分配器において、
(4)複数の板状体20は、互いにかしめ固定されたものである。
すると、ろう材が板状体20の分岐流路20aに流入することがないため、流体を均一に分配することが可能になる。
また、(1)〜(4)に記載の分配器において、
(5)ハウジング10には、配管を接続する貫通孔が形成され、ハウジング10の外面側における貫通孔の周縁部には、バーリング部13aが突設されたものである。
すると、バーリング部13aに、配管をろう付けすること可能となる。よって、ろう付けの接触面積を確保することで、ろう付け不良による流体の漏洩を防止することができる。
また、(5)に記載の分配器において、
(6)バーリング部13aの板厚は、ハウジング10の板厚よりも薄く構成されたものである。
すると、ハウジング10よりもバーリング部13aの熱容量が小さくなるため、短時間でのろう付けが可能となる。
また、(5)または(6)に記載の分配器において、
(7)バーリング部13aの先端側は、外方に向けて拡開した形状となるものである。
すると、伝熱管4を挿入しやすくなり、作業の効率化を図ることができる。
また、(1)〜(7)のいずれかに記載の分配器において、
(8)複数の板状体20の板厚は、分岐流路20aの最小流路幅の1/5以下の寸法となったものである。
すると、分岐流路20aの最小流路幅に比べて相対的にバリの高さを小さくすることができる。よって、分配器において、流体を設計値通りに分配することができる。さらに、分岐流路20aの積層側の寸法を細かく調整することができる。また、分岐流路20aの積層方向の変形を滑らかに調整することが可能となる。
(9)(1)〜(8)に記載の分配器2と、複数の伝熱管4とを有する熱交換器1であって、複数の伝熱管4と分配器2とを接続したものである。
すると、分配器2により各伝熱管4に設計値通りに流体が分配され、熱交換性能が向上する。
(10)(9)に記載の熱交換器1を有する空気調和装置50である。
すると、熱交換器1の熱交換性能が向上することにより、空気調和装置50の冷暖房能力が向上する。
実施の形態1に係る分配器の製造方法は、
(11)第1材料で構成され、流体を分配する分岐流路20aが形成された複数の板状体20を、第1材料よりも線膨張係数の大きい第2材料で構成されたハウジング10の本体内に収納するステップと、ハウジング10の本体10aの開口に蓋体10bとを嵌めるステップと、複数の板状体20をハウジング10内に収納した状態でハウジング10を加熱し、本体10aと蓋体10bとをろう付けするステップと、ハウジング10を加熱した状態でハウジング10の貫通孔にハウジング10より低温の配管を挿入するステップと、ハウジング10と配管とをろう付けするステップと、を有するものである。
すると、ろう付けが終了し、ハウジング10が常温に冷却されると、ハウジング10の方が板状体20よりも線膨張係数が大きいため、複数の板状体20は積層方向に加圧されハウジング10内で圧入状態(締まり嵌め状態)となる。また、配管である伝熱管4と円管6aもハウジング10の貫通孔である第1貫通孔13と第2貫通孔14との中にそれぞれ圧入状態(締まり嵌め状態)で保持される。よって、複数の板状体20同士をろう付けしなくても流体が漏洩することがない。また、板状体20同士をろう付けしないので、ろう材が分岐流路20aに侵入し、流路を閉塞、変形させることがない。
そして、伝熱管4と円管6aもハウジング10の第1貫通孔13と第2貫通孔14に対して強固に固定される。
さらに、流体の圧力がハウジング10に内圧として作用するとハウジング10が膨張して微少変形する。すると、板状体20の圧入応力によりハウジング10に作用する内圧が緩和される。よって、板状体20の圧入応力がハウジング10に作用する内圧と、流体圧力がハウジング10に作用する内圧との和が一定の範囲内となり、ハウジング10には変化の少ない内圧が常に作用することとなる。
すると、流体の圧力変化のみがハウジング10に作用する状態に比べて内圧の変化が小さくなり、ハウジング10の金属疲労を低減することができる。
1 熱交換器、2 分配器、3 ガスヘッダ、4 伝熱管、5 フィン、6a 円管、6b 配管、10 ハウジング、10a 本体、10b 蓋体、11 底面部、12 側面部、13 第1貫通孔、13a バーリング部、14 第2貫通孔、20 板状体、20A 第1流路、20B 第1分岐流路、20C 第2流路、20D 第2分岐流路、20E 第3流路、20F 第3分岐流路、20G 第4流路、20H 第5流路、20I
第6流路、20J 第7流路、20K 第8流路、20a 分岐流路、21 第1板状体、21A 第1プレス型、22 第2板状体、22A 第2プレス型、23 第3板状体、23A 第3プレス型、24 第4板状体、24A 第4プレス型、25 第5板状体、25A 第5プレス型、26 第6板状体、26A 第6プレス型、27 第7板状体、27A 第7プレス型、28 第8板状体、28A 第8プレス型、29 第9板状体、29A 第9プレス型、30 第10板状体、30A 第10プレス型、31 第11板状体、31A 第11プレス型、32 突状部、32A 第12プレス型、33 外周縁、33A 第13プレス型、50 空気調和装置、51 圧縮機、52 四方弁、53 室外熱交換器、54 絞り装置、55 室内熱交換器、56 室外ファン、57 室内ファン、58 制御装置。

Claims (11)

  1. 第1材料で構成され、互いにろう付けされずに積層されて流体を分配する分岐流路が形成された複数の板状体と、
    第2材料で構成され、前記複数の板状体を密閉状態で収納した状態で本体と蓋とがろう付けされたハウジングと、
    を有し、
    前記第2材料の線膨張係数は、前記第1材料の線膨張係数よりも大きく構成された分配器。
  2. 前記第1材料は、鉄系材料であり、前記第2材料は、アルミニウムである請求項1に記載の分配器。
  3. 前記鉄系材料は、冷間圧延鋼板、熱間圧延鋼板、電磁鋼板のいずれかである請求項2に記載の分配器。
  4. 前記複数の板状体は、互いにかしめ固定された請求項1〜3のいずれか1項に記載の分配器。
  5. 前記ハウジングには、配管を接続する貫通孔が形成され、前記ハウジングの外面側における前記貫通孔の周縁部には、バーリング部が突設された請求項1〜4のいずれか1項に記載の分配器。
  6. 前記バーリング部の板厚は、前記ハウジングの板厚よりも薄く構成された請求項5に記載の分配器。
  7. 前記バーリング部の先端側は、外方に向けて拡開した形状となる請求項5または6に記載の分配器。
  8. 前記複数の板状体の板厚は、前記分岐流路の最小流路幅の1/5以下の寸法となる請求項1〜7のいずれか1項に記載の分配器。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の分配器と、複数の伝熱管とを有する熱交換器であって、
    前記複数の伝熱管と前記分配器とを接続した熱交換器。
  10. 請求項9に記載の熱交換器を有する空気調和装置。
  11. 第1材料で構成され、流体を分配する分岐流路が形成された複数の板状体をろう付けせずに積層させて、前記第1材料よりも線膨張係数の大きい第2材料で構成されたハウジングの本体内に収納するステップと、
    前記ハウジングの本体の開口に蓋体を嵌めるステップと、
    前記複数の板状体を前記ハウジング内に収納した状態で前記ハウジングを加熱し、前記本体と前記蓋体とをろう付けするステップと、
    前記ハウジングを加熱した状態で前記ハウジングの貫通孔に前記ハウジングより低温の配管を挿入するステップと、
    前記ハウジングと前記配管とをろう付けするステップと、
    を有する分配器の製造方法。
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