JP6562232B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、並列接続して負荷に交流電力を供給する電力変換装置に関する。
蓄電池や太陽電池等の直流電源を備える電源システムでは、拡張性、MTBF(Mean Time Between Failure)の短縮、メンテナンスの容易性などから、複数の電源システムが並列接続して運転する場合がある。
電源システムは、直流電力を交流電力に変換するインバータを搭載したパワーコンディショナを備え、並列運転時は複数のパワーコンディショナの出力電力が合成される。その際、複数のパワーコンディショナ内のインバータ間において、出力電圧の振幅差、位相差により横流が発生する。即ち、インバータ間に循環電流が流れる。横流が回生電流になると、パワーコンディショナの内部直流電圧が上昇し、異常停止や故障の原因となる。例えば、直流バスに接続されている電解コンデンサが容量オーバーになり、当該電解コンデンサが故障する可能性がある。また横流により、実際に負荷に供給される出力容量が低下する。
横流抑制のため、並列運転開始時のインバータの直流電圧を保持し、当該保持値と実際の検出値との偏差に基づいてインバータの出力周波数を制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。検出値が保持値より高い場合、他のインバータから電流が流入したことによる遅れ位相であることを示しているため、インバータの出力周波数を高くして、インバータの出力位相を進み側にシフトする。一方、検出値が保持値より低い場合、インバータから電流が流出したことによる進み位相であることを示しているため、インバータの出力周波数を低くして、インバータの出力位相を遅れ側にシフトする。当該方法は、インバータの出力電圧間の周波数のずれに起因する横流抑制には有効であるが、インバータの出力電圧間の振幅のずれに起因する横流抑制には不十分である。
また、複数台の電力変換装置から負荷に電力供給する方法として、予め設定された垂下特性により出力電圧、周波数を制御するドループ制御が利用されている。ドループ制御においても横流による課題は共通であり、かつ、出力電圧および周波数が垂下するため、負荷に供給する電力品質が低下する課題がある。
特開2006−271024号公報
並列運転時において複数のパワーコンディショナの出力電圧間の同期ずれを抑制できれば、基本的に横流も抑制できる。複数のパワーコンディショナの出力電圧間の同期ずれを抑制するには、複数のパワーコンディショナ間を通信線で接続し、同期をとることが有効である。ただし通信線で接続する構成は、通信線や通信回路などの追加の部材が必要となりコストが増大する。また複数の電源システムの設置場所にも制約が生じる。例えば、複数の電源システムを離れた位置に設置した場合、通信線を設置するための場所の確保が必要となる。また通信遅延も考慮する必要が発生する。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、複数の電源システムを並列運転する際において、通信線を使用せずとも高精度に横流を抑制することができる電力変換装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電力変換装置は、並列接続されている他の電力変換装置とともに共通の負荷に交流電力を供給する電力変換装置であって、直流電源から供給される直流電力を所定の電圧の直流電力に変換するDC−DCコンバータと、前記DC−DCコンバータから供給される直流電力を交流電力に変換するDC−ACコンバータと、前記DC−DCコンバータと前記DC−ACコンバータ間の直流バスに接続されたコンデンサと、前記直流バスの電圧を所定の電圧に維持するよう前記DC−DCコンバータを制御するとともに、前記電力変換装置の出力電力、基準電圧、基準周波数をもとに電圧指令値を生成し、前記電力変換装置の出力電圧が前記電圧指令値になるよう前記DC−ACコンバータを制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記コンデンサの電圧と前記電力変換装置の出力電流をもとに前記電圧指令値を補正する。
本発明によれば、複数の電源システムを並列運転する際において、通信線を使用せずとも高精度に横流を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る、第1電力変換システムと第2電力変換システムを並列接続した並列システムを説明するための図である。 制御部の構成例を示す図である。 図3(a)−(d)は、仮想インピーダンス目標値生成部の構成例を示す図である。 補償制御部による補償処理の一例を示すフローチャートである。 図2に示した制御部を用いた第1電力変換装置の動作イメージを示すタイミングチャートである。 図1に示した並列システムの起動時における横流補償を説明するためのタイミングチャートである。 図1に示した並列システムの起動時における横流補償を説明するためのフローチャートである。
図1は、本発明の実施の形態に係る、第1電力変換システムと第2電力変換システムを並列接続した並列システムを説明するための図である。第1電力変換システムは第1直流電源1a及び第1電力変換装置2aを含む。第2電力変換システムは第2直流電源1b及び第2電力変換装置2bを含む。並列接続されている第1電力変換装置2a及び第2電力変換装置2bは負荷3に交流電力を供給する。
第1直流電源1a及び第2直流電源1bには、蓄電池(例えば、リチウムイオン蓄電池、ニッケル水素蓄電池、鉛蓄電池)、キャパシタ(例えば、電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ)、太陽電池、燃料電池などを使用することができる。第1直流電源1a及び第2直流電源1bに、同じ種類の直流電源を使用してもよいし、それぞれ異なる種類の直流電源を使用してもよい。
第1電力変換装置2aは、第1DC−DCコンバータ21a、第1DC−ACコンバータ22a、第1制御部23a、第1フィルタ部24aを備える。第1DC−DCコンバータ21aは、第1直流電源1aから供給される直流電力を所定の電圧の直流電力に変換して直流バスに出力する。第1DC−ACコンバータ(インバータ)22aは、第1DC−DCコンバータ21aから供給される直流電力を交流電力に変換して第1フィルタ部24aに出力する。
第1DC−DCコンバータ21a及び第1DC−ACコンバータ22aはそれぞれ、例えば、4つ又は6つのスイッチング素子をブリッジ接続したブリッジ回路を含む。当該スイッチング素子のデューティ比を制御することにより、第1DC−DCコンバータ21a及び第1DC−ACコンバータ22aのそれぞれの入出力を調整することができる。スイッチング素子には例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)又はMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)を使用することができる。
第1DC−DCコンバータ21aと第1DC−ACコンバータ22a間の直流バスに、当該直流バスの電圧を安定化させるための第1.1コンデンサC1aが接続される。第1.1コンデンサC1aには通常、電解コンデンサが使用される。
第1フィルタ部24aは、第1.1インダクタL1a、第1.2インダクタL2a及び第2.1コンデンサC2aを含み、第1DC−ACコンバータ22aから出力される交流電力の高調波成分を減衰させて、第1DC−ACコンバータ22aの出力電圧および出力電流を正弦波に近づける。
第1制御部23aは第1DC−DCコンバータ21a及び第1DC−ACコンバータ22aを制御する。第1制御部23aの構成は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源としてアナログ素子、マイクロコンピュータ、DSP、ROM、RAM、FPGA、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア等のプログラムを利用できる。
第1制御部23aには、第1.1コンデンサC1aの電圧Vdc(直流バスの電圧)、第1.1インダクタL1aの電流IL、出力電圧Vo、出力電流Ioが入力される。第1.1インダクタL1aの電流ILは第1.1電流センサCT1aにより検出され、出力電流Ioは第2.1電流センサCT2aにより検出される。第1.1電流センサCT1aは第1フィルタ部24a内の電流路に設置され、第2.1電流センサCT2aは第1フィルタ部24aの後段に設置される。
本明細書では、商用電力系統と連系せずに自立運転により負荷3に電力を供給する場面を想定している。そのため図1には商用電力系統を描いていないが、本並列システムは商用電力系統と連系して負荷3に電力を供給することも可能である。その場合、商用電力系統から直流電源(蓄電池)を充電することもできる。また本並列システムは、商用電力系統と連系しない、再生可能エネルギーをもとに発電する直流電源(太陽電池など)を備えた分散型電源システムであってもよい。
第1制御部23aは、直流バスの電圧Vdcを所定の電圧に維持するよう第1DC−DCコンバータ21aを制御する。また第1制御部23aは、第1電力変換装置2aの出力電力、基準電圧、基準周波数をもとに電圧指令値を生成し、第1電力変換装置2aの出力電力が当該電圧指令値になるよう第1DC−ACコンバータ22aをドループ制御する。第2電力変換装置2bの構成は、第1電力変換装置2aの構成と同様であるため説明を省略する。
図2は、制御部23の構成例を示す図である。制御部23は、第1回転座標変換部231、第2回転座標変換部232、第3回転座標変換部233、仮想インピーダンス目標値生成部234、ドループ制御部235及び自立運転制御部2318を含む。ドループ制御部235は、有効・無効電力算出部236、ドループ制御演算部237、仮想インピーダンス補正電圧生成部238、第1加算部239、参照電圧生成部2310、第1減算部2311及び補償制御部2312を含む。補償制御部2312は、周波数検出部2313、平滑化処理部2314、補償判断部2315、補償部2316及び補償値記憶部2317を含む。自立運転制御部2318は、第2減算部2319、電圧補償部2320、第3減算部2321、第4減算部2322、電流補償部2323、除算部2324、第2加算部2325、逆回転座標変換部2326及び駆動信号生成部2327を含む。
第1回転座標変換部231は、出力電流Ioと、出力電流Ioを90°遅らせた出力電流を、位相を回転角として回転座標変換して出力有効電流Iod、出力無効電流Ioqを算出する。第2回転座標変換部232は、出力電圧Voと、出力電圧Voを90°遅らせた出力電圧を、位相を回転角として回転座標変換して出力電圧Voの有効電圧Vd、無効電圧Vqを算出する。第3回転座標変換部233は、インダクタの電流ILと、インダクタの電流ILを90°遅らせた電流を、位相を回転角として回転座標変換してインダクタの有効電流ILd、インダクタの無効電流ILqを算出する。
有効・無効電力算出部236は、以下に示す式1、および式2による計算に基づき、有効電力P、無効電力Qを算出する。Vdは出力電圧Voの有効電圧を、Vqは出力電圧Voの無効電圧を表し、Idは出力電流Ioの有効電流を、Iqは出力電流Ioの無効電流Iqをそれぞれ表す。
P=3/2(Vd・Id+Vq・Iq)・・・(式1)
Q=3/2(Vd・Iq−Vq・Id)・・・(式2)
ドループ制御演算部237は、有効・無効電力算出部236から入力される有効電力P、無効電力Qと、基準電圧E*および基準角周波数ω*とから、予め設定された垂下特性に基づき垂下電圧Eref、垂下角周波数ωrefを算出する。例えば、基準電圧E*が200V、基準角周波数ω*が314rad/s(≒周波数50Hz)に設定される。第1加算部239は、ドループ制御演算部237により生成された垂下電圧Eref及び垂下角周波数ωrefに、補償制御部2312により生成された電圧補償値Eref’及び周波数補償値ωref’をそれぞれ加算する。参照電圧生成部2310は、補正された垂下電圧Eref”、垂下周波数ωref”をもとに、ドループ制御用の電圧指令値Vdref、Vqrefを生成する。
仮想インピーダンス目標値生成部234は、直流バスの電圧Vdcをもとに仮想インピーダンスの変更指令値Zrefを生成し、仮想インピーダンス補正電圧生成部238に供給する。
図3(a)−(d)は、仮想インピーダンス目標値生成部234の構成例を示す図である。図3(a)に示す構成例1に係る仮想インピーダンス目標値生成部234は、減算部2341、PI補償部2342a及びリミッタ2343を含む。減算部2341は、直流バスの目標電圧Vdcref(例えば、300V−320V程度)から、検出された直流バスの電圧Vdcを減算して直流バス電圧の偏差ΔEを算出する。PI補償部2342aは当該偏差ΔEをPI補償して、直流バス電圧の補償値を算出する。リミッタ2343は、算出された補償値を所定の上限値および下限値の範囲内に制限する。リミッタ2343を通過した後の直流バス電圧の補償値は、直流バスの目標電圧Vdcrefと検出される直流バスの電圧Vdcとの差分をゼロにするための変更指令値Vrefとして仮想インピーダンス補正電圧生成部238に出力される。
図3(b)に示す構成例2に係る仮想インピーダンス目標値生成部234は、図3(a)に示す構成例1に係る仮想インピーダンス目標値生成部234におけるPI補償部2342aをP補償部2342bに置き換えた構成である。図3(c)に示す構成例3に係る仮想インピーダンス目標値生成部234は、構成例1に係る仮想インピーダンス目標値生成部234におけるPI補償部2342aをI補償部2342cに置き換えた構成である。図3(d)に示す構成例4に係る仮想インピーダンス目標値生成部234は、構成例1に係る仮想インピーダンス目標値生成部234におけるPI補償部2342aを移動平均算出部2342dに置き換えた構成である。いずれの構成においても高周波ノイズ成分が除去された補償値を得ることができる。
仮想インピーダンス目標値生成部234は、抵抗(R)成分のみの仮想インピーダンスの変更指令値Vrefを生成してもよいし、誘導(L)成分のみの仮想インピーダンスの変更指令値Vrefを生成してもよいし、両方の成分を合わせた仮想インピーダンスの変更指令値Vrefを生成してもよい。
仮想インピーダンス補正電圧生成部238は、基準となる仮想インピーダンスから、仮想インピーダンス目標値生成部234から入力される変更指令値Vrefを減算して補正後の仮想インピーダンスZvを生成する。仮想インピーダンス補正電圧生成部238は、出力有効電流Iodに補正後の仮想インピーダンスZvの抵抗成分を掛けて有効電圧に相当する電圧補正値を生成する。また仮想インピーダンス補正電圧生成部238は、出力無効電流Ioqに補正後の仮想インピーダンスZvの誘導成分を掛けて無効電圧に相当する電圧補正値を生成する。仮想インピーダンス補正電圧生成部238は、生成した電圧補正値Vzを第1減算部2311に出力する。なお抵抗成分と誘導成分の一方のみを補正する構成であってもよい。
周波数検出部2313は、出力電圧Voの有効分Vdと無効分Vqとから出力電圧Voの周波数ωoを検出する。
平滑化処理部2314は、出力電圧Voの有効分Vdと出力周波数ωoに移動平均処理を施し、移動平均後の電圧振幅Vdm、周波数ωomを補償判断部2315に出力する。なお、移動平均処理に代わりローパスフィルタ手段を用いてもよい。
補償判断部2315は、電圧振幅Vdmと周波数ωomと、基準電圧E*と基準周波数ω*とから、補償制御を実行するか否かの判断を行う。補償判断部2315は補償制御を実行すると判定した場合には補償制御ON信号と電圧振幅Vdmと周波数ωomを補償部2316に出力する。補償制御を実行しないと判定した場合には補償制御OFF信号を補償部2316に出力する。
補償部2316は、電圧振幅Vdmと基準電圧E*の偏差ΔE、周波数ωomと基準周波数ω*の偏差Δωを、PI補償またはI補償して、電圧補償値Eref’、周波数補償値ωref’を算出する。なお、電圧補償値Eref’と周波数補償値ωref’のどちらか一方のみを補償する構成であってもよい。
補償値記憶部2317は、補償部2316より送出された電圧補償値Eref’、および周波数補償値ωref’を保持し、第1加算部239に出力する。ここで保持された電圧補償値Eref’、周波数補償値ωref’は次に補償部2316から値が送出されるまで保持され続ける。補償値記憶部2317のこの効果により、補償判断部2315で補償制御を実行しないと判定した場合には、保持された電圧補償値Eref’、周波数補償値ωref’が引き続き第1加算部239に出力される。
図4は、補償制御部2312による補償処理の一例を示すフローチャートである。平滑化処理部2314は、検出された出力電圧Voの有効分(有効電圧)Vdを移動平均して、移動平均電圧Vdmを算出する(S0)。補償判断部2315は、移動平均電圧Vdmと基準電圧E*の差分(偏差)ΔEと所定の閾値Thとを比較する(S1)。偏差ΔEが閾値Thより大きいとき(S1のY)、補償部2316は、偏差ΔEをPI補償またはI補償して、電圧補償値Eref’を生成する(S2)。この補償は、ドループ制御に比較して、低い応答速度で実行される。補償部2316は、生成した電圧補償値Eref’を補償値記憶部2317に記録し(S3)、補償値記憶部2317は、保持している電圧補償値Eref’を第1加算部239に出力する(S4)。ステップS1において、偏差ΔEが閾値Th以下のとき(S1のN)、ステップS2及びステップS3の処理がスキップされる。なお、図4では電圧補償について説明したが、周波数補償も同様のフローとなる。
第1減算部2311は、ドループ制御用の電圧指令値Vdref、Vqrefから、仮想インピーダンス補正電圧生成部238により生成された電圧補正値Vzを減算して、補正後の電圧指令値Vdref’、Vqref’を生成する。
第2減算部2319は、補正後の電圧指令値Vdref’、Vqref’から出力電圧Voの有効分Vd、無効分Vqをそれぞれ減算して偏差ΔEd、ΔEqを算出する。電圧補償部2320は、第2減算部2319から入力される偏差ΔEd、ΔEqを、PI補償、またはP補償して電流指令値Icd*、Icq*を算出する。
第3減算部2321は、出力有効電流Iod及び出力無効電流Ioqから、インダクタの有効電流ILd及びインダクタの無効電流ILqをそれぞれ減算してコンデンサの有効電流ICd及びコンデンサの無効電流ICqを算出する。第4減算部2322は、電流指令値Icd*、Icq*から、コンデンサの有効電流ICd及びコンデンサの無効電流ICqを減算して偏差ΔEd、ΔEqを算出する。電流補償部2323は、第4減算部2322から入力される偏差ΔEd、ΔEqを、PI補償またはP補償して電圧指令値Vd*、Vq*を算出する。
除算部2324は、出力電圧Voの有効電圧Vdを、第1DC−ACコンバータ22aのゲインKで割って外乱補償値を算出する。第2加算部2325は、電圧指令値Vd*、Vq*に外乱補償値を加算して、外乱補償後の電圧指令値Vd*’、Vq*’を算出する。
逆回転座標変換部2326は、電圧指令値Vd*’、Vq*’を逆回転座標変換して、静止座標系の電圧指令値Vo*を算出する。駆動信号生成部2327は、電圧指令値Vo*をもとに駆動信号を生成し、第1DC−ACコンバータ22aのデューティ制御用のスイッチング素子を駆動する。駆動信号生成部2327は例えば、電圧指令値Vo*と搬送波(三角波)を比較するコンパレータを含み、当該コンパレータは、電圧指令値Vo*と搬送波の比較結果に応じたPWM信号を駆動信号として上記スイッチング素子のゲート端子に出力する。
図5は、図2に示した制御部23を用いた第1電力変換装置2aの動作イメージを示すタイミングチャートである。時刻t1において横流(第2電力変換装置2bから電流が流入)が発生し、直流バスの電圧Vdcが上昇を開始する。直流バスの電圧Vdcの上昇に伴い、仮想インピーダンスZvが上昇する。仮想インピーダンスZvの上昇に伴い、ドループ制御用の電圧指令値Vdref’が上昇する。
電圧指令値Vdref’の上昇に伴い出力電圧Voが上昇すると、横流が低減され、直流バスの電圧Vdcが低下する。直流バスの電圧Vdcが目標電圧Vdcrefまで低下すると、仮想インピーダンスZvの上昇が停止する。以降は、上昇が停止した時点の仮想インピーダンスZvの値を保持する。負荷電圧は、負荷3の消費電力が変化しない限り一定に保たれる。
図6は、図1に示した並列システムの起動時における横流補償を説明するためのタイミングチャートである。図7は、図1に示した並列システムの起動時における横流補償を説明するためのフローチャートである。並列システムの起動指令が発動すると(S10)、第1DC−DCコンバータ21aの昇圧が開始する(S11、図6の時刻t1)。第1DC−DCコンバータ21aの昇圧が完了、即ち直流バスの電圧Vdcが目標電圧Vdcrefまで到達すると(S12のY、図6の時刻t2)、負荷3との連携を開始する(S13、図6の時刻t3)。具体的には、第1電力変換装置2aと負荷3間に挿入されたリレー(不図示)をクローズ(ターンオン)して第1電力変換装置2aの出力端子と負荷3を導通させる。この導通により第1電力変換装置2aは第2電力変換装置2bとも導通する。
上記リレーをクローズした時刻t3において本来、出力電流Ioはゼロの筈であるが、横流(回生)の発生により電流が流れる。これに伴い、直流バスの電圧Vdcが目標電圧Vdcrefを超えて上昇を開始する(S14のY)。直流バスの電圧Vdcの上昇に伴い、仮想インピーダンスZvが上昇する(S15)。仮想インピーダンスZvの上昇に伴い、ドループ制御用の電圧指令値Vdref’が上昇する。電圧指令値Vdref’の上昇に伴い出力電圧Voが上昇すると、横流が低減され、時刻t4において直流バスの電圧Vdcの上昇が停止する。その後、直流バスの電圧Vdcが低下を開始する。
直流バスの電圧Vdcが目標電圧Vdcrefまで低下すると(S14のN)、仮想インピーダンスZvの上昇が停止する。仮想インピーダンス補正電圧生成部238は、その時点の仮想インピーダンスZvの値と、仮想インピーダンスZvの初期設定値との差分値である補償値ΔZvをレジスタに保持する(S16、図6の時刻t5)。この時点で横流補償が完了し、ソフトスタート制御を開始する(S17)。具体的には仮想インピーダンスZvを、下限値(0+ΔZv)まで漸次的に低下させる。これにより、出力電流Ioは漸次的に上昇する。仮想インピーダンスZvが下限値(0+ΔZv)に到達すると、ソフトスタート制御が終了し、通常運転が開始する(S18、図6の時刻t6)。負荷電圧は、負荷3の消費電力が変化しない限り一定に保たれる。なお以上の処理は、第2電力変換装置2bでも実行される。
なお各電力変換装置2の補償値ΔZvは、並列システムが起動される度に求められる。直流バス電圧、出力電圧の検出誤差は、電圧検出器などの回路素子の個体差、経時変化、環境変化に起因するため、起動の度にキャリブレーションした方が、より正確な補償値ΔZvにもとづく横流補償が可能となる。
以上説明したように本実施の形態によれば、直流バス電圧Vdcに基づき仮想インピーダンスZvを変更し、当該仮想インピーダンスZvと出力電流Ioに基づく電圧補正値Vzを用いて、ドループ制御用の電圧指令値Vdref、Vqrefを補正する。これにより、並列システムにおいて、通信線を使用せずとも高精度に横流を抑制することができる。
上述した、並列運転開始時のインバータの直流電圧を保持し、当該保持値と実際の検出値との偏差に基づいてインバータの出力周波数を制御する方法(例えば、特許文献1参照)では、インバータの過電流検出を横流抑制制御の開始トリガとしているが、本実施の形態では過電流が発生しなくても横流抑制制御が開始する。過電流が発生しなくても横流による回生は発生し得る。本実施の形態によれば過電流に至らない電流による回生も抑制することができる。
またドループ制御用の電圧指令値Vdref、Vqrefの振幅、周波数(位相)を補正することにより、出力インピーダンスやAC配線の影響も加味した横流抑制制御が可能となる。即ち、自立運転の制御方式、パワーコンディショナ間の配線長に依存しない横流抑制制御を実現することができる。横流は、パワーコンディショナの出力インピーダンスとAC配線のインピーダンスにより、有効/無効電流が入れ替わる。上記の方法(例えば、特許文献1参照)では、周波数のみしか考慮されておらず、出力インピーダンス、配線インピーダンスが特定の状態のとき(L>>R)しか適用できない。例えば、電源システム間のAC配線が長くなり配線インピーダンスが大きくなると、横流補償の効果がほぼ無くなる。
また起動シーケンス中に、機器パラメータ誤差による横流抑制制御に関する補償量を決定することにより、運転中の負荷変動の影響を排除することができる。
また、出力電圧Voの有効分Vdと出力周波数ωoに基づく電圧補償値Eref’、周波数補償値ωref’を用いて、電圧目標値Eref、周波数目標値ωrefを補償する。これにより、垂下特性により変化した出力電圧、出力周波数を基準電圧、基準周波数に補償することができ、負荷に高品質な電力を供給することができる。
上述のように、ドループ制御の課題は電圧(周波数)の垂下による出力品質の劣化である。これを外部装置からの通信指令により補正する方法もある。しかしながら当該方法では、並列する電力変換装置の増加や、出力補正指令が与えられた電力変換装置群に別の電力変換装置が並列する際に、各電力変換装置毎に異なる補正指令が必要になるなど、外部装置側の計算コスト増加や、通信遅延による全数同時の補正が難しくなるといった問題がある。
これに対して本実施の形態では、外部装置からの通信指令によらず、各電力変換装置が個別に出力補正の判断と出力補正制御を行うことで、ドループ制御により垂下した電圧(周波数)を基準電圧(周波数)に補正する。具体的には、ドループ制御のループの外側に補償制御部2312を設ける。補償制御部2312には出力電圧Voの有効分Vdと基準電圧E*が入力され、出力電圧Voの有効分Vdに基づき、出力補正実施の判断を行う。出力補正を実施する場合、補償制御部2312は、出力電圧Voの有効分Vdと基準電圧E*の差分がゼロになるように補償値Eref’を出力する。
これによれば、各電力変換装置は自機出力端の電圧検出値に基づき補償を実施できるため、外部装置からの通信指令を必要とせずに、垂下した電圧(周波数)を基準電圧(周波数)に補正することができ、高品質の電力を負荷に供給することができる。
基準電圧(周波数)は、負荷によらず値を維持できる方が出力品質上好ましい。負荷追従に必要な過渡応答をドループ制御に、定常時の電圧、周波数補正に補正制御を、それぞれ適用することで並列運転時の出力品質を維持することができる。また、ドループ制御に対し、補正制御の応答を下げることにより、両者の干渉を無くすことができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では、2つの電源システムを並列運転する場合を例に説明したが、3つ以上の電源システムを並列運転する場合にも、上記の横流抑制制御を適用することができる。
また仮想インピーダンス補正電圧生成部238において、直流バスの検出電圧Vdcと目標電圧Vdcrefの差分に基づき、横流補償のオン/オフを設定してもよい。例えば、当該差分(絶対値)が所定値を超えた状態で横流補償をオン、当該差分が所定値未満の状態で横流補償をオフに設定してもよい。
また補償判断部2315において、電圧振幅Vdmと周波数ωomが変化継続中か否かに基づき、補償制御のオン/オフを設定しても良い。例えば、負荷変動により電圧、周波数が変化している状態(過渡応答状態)をオフ、出力電圧、周波数の変化が停止した状態(定常状態)をオンに設定してもよい。
上記図2において、ドループ制御の垂下特性の補償を実施しない場合、補償制御部2312(周波数検出部2313、平滑化処理部2314、補償判断部2315、補償部2316、補償値記憶部2317)、第1加算部239は省略できる。また、横流補償を実施しない場合、仮想インピーダンス目標値生成部234、仮想インピーダンス補正電圧生成部238、第1減算部2311は省略できる。
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
並列接続されている他の電力変換装置(2b)とともに共通の負荷(3)に交流電力を供給する電力変換装置(2a)であって、
直流電源(1a)から供給される直流電力を所定の電圧の直流電力に変換するDC−DCコンバータ(21a)と、
前記DC−DCコンバータ(21a)から供給される直流電力を交流電力に変換するDC−ACコンバータ(22a)と、
前記DC−DCコンバータ(21a)と前記DC−ACコンバータ(22a)間の直流バスに接続されたコンデンサ(C1a)と、
前記直流バスの電圧(Vdc)を所定の電圧(Vdcref)に維持するよう前記DC−DCコンバータ(21a)を制御するとともに、前記電力変換装置(2a)の出力電力(P、Q)、基準電圧(E*)、基準周波数(ω*)をもとに電圧指令値(Vdref、Vqref)を生成し、前記電力変換装置(2a)の出力電圧(Vo)が前記電圧指令値(Vdref、Vqref)になるよう前記DC−ACコンバータ(22a)を制御する制御部と(23a)、
を備え、
前記制御部(23a)は、前記コンデンサ(C1a)の電圧(Vdc)と前記電力変換装置(2a)の出力電流(Io)をもとに前記電圧指令値(Vdref、Vqref)を補正することを特徴とする電力変換装置(2a)。
これによれば、通信線を使用せずとも電力変換装置(2a、2b)間の横流を高精度に抑制することができる。
[項目2]
前記制御部(23a)は、前記電力変換装置(2a)の出力電流(Io)と仮想インピーダンス(Zv)をもとに前記電圧指令値(Vdref、Vqref)に加算する電圧補正値(Vz)を生成し、
前記制御部(23a)は、前記コンデンサ(C1a)の電圧(Vdc)が所定の電圧目標値(Vdcref)になるよう前記仮想インピーダンス(Zv)を調整することを特徴と項目1に記載の電力変換装置(2a)。
これによれば、仮想インピーダンス(Zv)の調整を通じて、横流補償を行うことができる。
[項目3]
前記制御部(23a)は、前記他の電力変換装置(2b)との並列運転の起動時に、前記コンデンサ(C1a)の電圧(Vdc)が前記所定の電圧目標値(Vdcref)に収束した時点における、前記仮想インピーダンス(Zv)のオフセット分を補償値(ΔZv)として保持することを項目2に記載の電力変換装置(2a)。
これによれば、機器パラメータの誤差を補償することができる。
[項目4]
前記制御部(23a)は、前記仮想インピーダンス(Zv)の補償値(ΔZv)を保持した後、出力電流の上昇を制限するよう前記仮想インピーダンスを低下させることを特徴とする項目3に記載の電力変換装置(2a)。
これによれば、ソフトスタートすることができ、突入電流を防止することができる。
[項目5]
並列接続されている他の電力変換装置(2b)とともに共通の負荷(3)に交流電力を供給する電力変換装置(2a)であって、
直流電源(1a)から供給される直流電力を所定の電圧の直流電力に変換するDC−DCコンバータ(21a)と、
前記DC−DCコンバータ(21a)から供給される直流電力を交流電力に変換するDC−ACコンバータ(22a)と、
前記DC−DCコンバータ(21a)と前記DC−ACコンバータ(22a)間の直流バスの電圧(Vdc)を所定の電圧(Vdcref)に維持するよう前記DC−DCコンバータ(21a)を制御するとともに、前記電力変換装置(2a)の出力電力(P、Q)、基準電圧(E*)、基準周波数(ω*)をもとに電圧指令値(Vdref、Vqref)を生成し、前記電力変換装置(2a)の出力電圧(Vo)が前記電圧指令値(Vdref、Vqref)になるよう前記DC−ACコンバータ(22a)を制御する制御部と(23a)、
を備え、
前記制御部(23)は、前記電力変換装置(2a)の出力電圧(Vo)が前記基準電圧(E*)となるように電圧補償値(Eref’)を生成する補償制御部(2312)を含み、
前記電圧指令値(Vdref、Vqref)に前記電圧補償値(Eref’)を加算することを特徴とする電力変換装置(2a)。
これによれば、ドループ制御により垂下する出力電圧(Vo)を補償することができ、高品質な電力を負荷(3)に供給することができる。
[項目6]
前記補償制御部(2312)は、前記電力変換装置(2a)の出力電圧(Vo)の周波数(ωo)が前記基準周波数(ω*)となるように周波数補償値(ωref’)を生成し、
前記制御部(23)は、前記電圧指令値(Vdref、Vqref)に前記周波数補償値(ωref’)を加算することを特徴とする項目5に記載の電力変換装置(2a)。
これによれば、ドループ制御により垂下する出力周波数(ωo)を補償することができ、高品質な電力を負荷(3)に供給することができる。
[項目7]
前記補償制御部(2312)は、前記電力変換装置(2a)の出力電圧(Vo)と周波数(ωo)をもとに補償制御の開始および停止を判断する補償判断部(2315)を含み、
前記補償判断部(2315)が停止と判断した時には、前記補償制御部(2312)は停止前の補償値(Eref’、ωref’)を出力することを特徴とする項目6に記載の電力変換装置(2a)。
これによれば、補償値(Eref’、ωref’)を算出するための演算量を低減することができる。
1a 第1直流電源、 2a 第1電力変換装置、 21a 第1DC−DCコンバータ、 22a 第1DC−ACコンバータ、 23a 第1制御部、 24a 第1フィルタ部、 L1a 第1.1インダクタ、 L2a 第2.1インダクタ、 C1a 第1.1コンデンサ、 C2a 第2.1コンデンサ、 CT1a 第1.1電流センサ、 CT2a 第2.1電流センサ、 1b 第2直流電源、 2b 第2電力変換装置、 21b 第2DC−DCコンバータ、 22b 第2DC−ACコンバータ、 23b 第2制御部、 24b 第2フィルタ部、 L1b 第1.2インダクタ、 L2b 第2.2インダクタ、 C1b 第1.2コンデンサ、 C2b 第2.2コンデンサ、 CT1b 第1.2電流センサ、 CT2b 第2.2電流センサ、 3 負荷、 231 第1回転座標変換部、 232 第2回転座標変換部、 233 第3回転座標変換部、 234 仮想インピーダンス目標値生成部、 235 ドループ制御部、 236 有効・無効電力算出部、 237 ドループ制御演算部、 238 仮想インピーダンス補正電圧生成部、 239 第1加算部、 2310 参照電圧生成部、 2311 第1減算部、 2312 補償制御部、 2313 周波数検出部、 2314 平滑化処理部、 2315 補償判断部、 2316 補償部、 2317 補償値記憶部、 2318 自立運転制御部、 2319 第2減算部、 2320 電圧補償部、 2321 第3減算部、 2322 第4減算部、 2323 電流補償部、 2324 除算部、 2325 第2加算部、 2326 逆回転座標変換部、 2327 駆動信号生成部、 2341 減算部、 2342a PI補償部、 2342b P補償部、 2342c I補償部、 2342d 移動平均算出部、 2343 リミッタ。
本発明は、並列接続された複数の電力変換装置による自立運転に利用可能である。

Claims (7)

  1. 並列接続されている他の電力変換装置とともに共通の負荷に交流電力を供給する電力変換装置であって、
    直流電源から供給される直流電力を所定の電圧の直流電力に変換するDC−DCコンバータと、
    前記DC−DCコンバータから供給される直流電力を交流電力に変換するDC−ACコンバータと、
    前記DC−DCコンバータと前記DC−ACコンバータ間の直流バスに接続されたコンデンサと、
    前記直流バスの電圧を所定の電圧に維持するよう前記DC−DCコンバータを制御するとともに、前記電力変換装置の出力電力、基準電圧、基準周波数をもとに電圧指令値を生成し、前記電力変換装置の出力電圧が前記電圧指令値になるよう前記DC−ACコンバータを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記コンデンサの電圧と前記電力変換装置の出力電流をもとに前記電圧指令値を補正することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御部は、前記電力変換装置の出力電流と仮想インピーダンスをもとに前記電圧指令値に加算する電圧補正値を生成し、
    前記制御部は、前記コンデンサの電圧が所定の電圧目標値になるよう前記仮想インピーダンスを調整することを特徴と請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御部は、前記他の電力変換装置との並列運転の起動時に、前記コンデンサの電圧が前記所定の電圧目標値に収束した時点における、前記仮想インピーダンスのオフセット分を補償値として保持することを請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御部は、前記仮想インピーダンスの補償値を保持した後、出力電流の上昇を制限するよう前記仮想インピーダンスを低下させることを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 並列接続されている他の電力変換装置とともに共通の負荷に交流電力を供給する電力変換装置であって、
    直流電源から供給される直流電力を所定の電圧の直流電力に変換するDC−DCコンバータと、
    前記DC−DCコンバータから供給される直流電力を交流電力に変換するDC−ACコンバータと、
    前記DC−DCコンバータと前記DC−ACコンバータ間の直流バスの電圧を所定の電圧に維持するよう前記DC−DCコンバータを制御するとともに、前記電力変換装置の出力電力、基準電圧、基準周波数をもとに電圧指令値を生成し、前記電力変換装置の出力電圧が前記電圧指令値になるよう前記DC−ACコンバータを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記電力変換装置の出力電圧が前記基準電圧となるように電圧補償値を生成する補償制御部を含み、
    前記電圧指令値に前記電圧補償値を加算することを特徴とする電力変換装置。
  6. 前記補償制御部は、前記電力変換装置の出力電圧の周波数が前記基準周波数となるように周波数補償値を生成し、
    前記制御部は、前記電圧指令値に前記周波数補償値を加算することを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 前記補償制御部は、前記電力変換装置の出力電圧と周波数をもとに補償制御の開始および停止を判断する補償判断部を含み、
    前記補償判断部が停止と判断した時には、前記補償制御部は停止前の補償値を出力することを特徴とする請求項6に記載の電力変換装置。
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