JP6561801B2 - 車両用サブフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用サブフレームに関する。
左右の前継手部(フロントボデーマウント)をアルミニウム合金のダイカストにて形成し、前部横メンバ(フロントクロスメンバ)をアルミニウム合金の押し出し成形にて形成して、両者を接合したサブフレームは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4247903号公報
しかしながら、サブフレームのフロントクロスメンバは、エンジンを含むパワーユニットを下側から支持するため、そのフロントクロスメンバには、パワーユニットの重さや振動により車体下方側へ向かう荷重が入力される。フロントクロスメンバに車体下方側へ向かう荷重が入力されると、フロントボデーマウントとフロントクロスメンバとの接合部分に応力が集中し、その接合部分が剥離してしまう懸念が生じる。
そこで、本発明は、フロントクロスメンバに車体下方側へ向かう荷重が入力されても、フロントボデーマウントとフロントクロスメンバとの接合部分の剥離を抑制できる車両用サブフレームを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両用サブフレームは、車幅方向に延在し、かつ延在方向と直交する断面視で閉断面形状とされたフロントクロスメンバと、車幅方向内側へ延在し、かつ延在方向と直交する断面視で閉断面形状とされた延在部を有し、該延在部の車幅方向内側端部が、前記フロントクロスメンバの車幅方向両端部に被せられた左右一対のフロントボデーマウントと、を備え、前記延在部の車幅方向内側端部における車体前方側を向く側壁及び車体後方側を向く側壁に、車体前後方向から見て、車幅方向内側上方へ傾斜する上傾斜部と車幅方向内側下方へ傾斜する下傾斜部とが、該下傾斜部の長さが該上傾斜部の長さよりも長くなるように形成されており、前記上傾斜部及び前記下傾斜部が、前記フロントクロスメンバの車体前方側を向く側面及び車体後方側を向く側面に、それぞれ熱溶着によって接合されている。
請求項1に記載の発明によれば、フロントボデーマウントが、車幅方向内側へ延在する閉断面形状の延在部を有している。そして、延在部の車幅方向内側端部における車体前方側を向く側壁及び車体後方側を向く側壁に、車体前後方向から見て、車幅方向内側上方へ傾斜する上傾斜部と車幅方向内側下方へ傾斜する下傾斜部とが形成され、その傾斜部及び下傾斜部が、フロントクロスメンバの車体前方側を向く側面及び車体後方側を向く側面に、それぞれ熱溶着によって接合されている
ここで、フロントクロスメンバに対して、パワーユニットから車体下方側へ向かう荷重が入力されると、フロントボデーマウントの延在部の側壁に接合されているフロントクロスメンバの側面には、延在部の延在方向に沿った剪断力が作用する。しかしながら、本発明では、その剪断力が作用する方向に沿った上傾斜部及び下傾斜部がフロントクロスメンバの側面に熱溶着によって接合されているため、その剪断力に対する抵抗力が高い。したがって、フロントクロスメンバとフロントボデーマウントとの接合部分の剥離が抑制される。なお、ここで言う「延在方向に沿った」とは、延在方向に対して若干傾斜した場合、即ち「延在方向にほぼ沿った」場合も含まれる。
以上のように、本発明によれば、フロントクロスメンバに車体下方側へ向かう荷重が入力されても、フロントボデーマウントとフロントクロスメンバとの接合部分の剥離を抑制することができる。
第1実施形態に係るサスペンションメンバを示す斜視図である。 第1実施形態に係るサスペンションメンバの前部を拡大して示す正面図である。 第2実施形態に係るサスペンションメンバを示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車体上方向、矢印FRを車体前方向、矢印RHを車体右方向とする。また、以下の説明で、特記することなく上下、前後、左右の方向を記載した場合は、車体上下方向の上下、車体前後方向の前後、車体左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態について説明する。図1に示される車両用サブフレームとしてのサスペンションメンバ10は、車体前後方向に沿って延在する左右一対のフロントサイドメンバ(図示省略)の前部下側に、そのフロントサイドメンバに吊り下げられた状態で支持されるようになっている。ここで、各フロントサイドメンバは、車体前部側を車体後部側よりも高位に位置させるためのキック部を有している。
したがって、サスペンションメンバ10は、その前端部である後述する左右一対のフロントボデーマウント20が、キック部よりも車体前方側のフロントサイドメンバの前端部に取り付けられ、その後端部である後述するリアクロスメンバ16の左右一対の締結部16Aが、キック部の下端部に取り付けられるようになっている。
サスペンションメンバ10は、車幅方向に延在するフロントクロスメンバ12と、車幅方向に延在するとともに、車幅方向両端部からそれぞれ車体前方外側へ一体に延在された左右一対のサブサイドレール18を有するリアクロスメンバ16と、フロントクロスメンバ12の車幅方向両端部とサブサイドレール18の車体前方側端部とを連結する左右一対のフロントボデーマウント20と、を備えている。
フロントクロスメンバ12は、アルミニウム合金等の軽金属材の押し出し成形により、車幅方向(延在方向)と直交する断面視で、一定の矩形閉断面形状に形成されており、上面12Uと、下面12Dと、車体前方側を向く側面としての前面12Fと、車体後方側を向く側面としての後面12Rと、を有している。
リアクロスメンバ16は、アルミニウム合金等の軽金属材のダイカストによって車体下方側が開放された開断面形状に形成されており、左右一対のサブサイドレール18は、車体下方側が開放された断面略ハット型形状に形成されている。
なお、リアクロスメンバ16の車幅方向両端部には、各フロントサイドメンバのキック部の下端部に取り付けるための締結部16Aが形成されている。そして、締結部16Aよりも車体前方側におけるリアクロスメンバ16の車幅方向両端部には、サスペンションアーム(図示省略)を構成するロアアーム(図示省略)を取り付けるためのロアアーム取付部16Bが形成されている。
フロントボデーマウント20は、アルミニウム合金等の軽金属材のプレス成形により、平面視略「L」字状に形成されており、車体下方側が開放された開断面形状のアッパマウント22と、車体上方側が開放された開断面形状のロアマウント24と、で構成されている。そして、左右一対とされたフロントボデーマウント20の各コーナー部20Aが、各フロントサイドメンバの前端部に支持される構成になっている。
フロントボデーマウント20のコーナー部20Aよりも車体後方側は、車体前後方向に延在するサイドレール部28とされている。そして、そのサイドレール部28の延在方向における略中央部には、車幅方向から見た側面視で、車体下方側へ向かって凸となる(下凸状の)屈曲部20Bが形成されている。
また、サイドレール部28の後端部における略上半分(アッパマウント22)が、サブサイドレール18に接合されている。詳細には、サブサイドレール18の下端部が、サイドレール部28(アッパマウント22)の側面にアーク溶接によって線接合されている。これにより、サイドレール部28の後端部における略下半分(ロアマウント24)が、サブサイドレール18に覆われず、外部に露出されたままの状態となる構成になっている。
また、図2に示されるように、フロントボデーマウント20のコーナー部20Aよりも車幅方向内側は、その車幅方向内側へ延在する延在部26とされている。そして、その延在部26の車幅方向内側端部が、フロントクロスメンバ12の車幅方向両端部に被せられてアーク溶接によって線接合されている。
詳細に説明すると、延在部26におけるアッパマウント22は、上壁22Uと、前壁22Fと、後壁(図示省略)と、を有しており、延在部26におけるロアマウント24は、下壁24Dと、前壁24Fと、後壁(図示省略)と、を有している。そして、アッパマウント22の上壁22Uにより、延在部26の上壁26Uが構成されており、ロアマウント24の下壁24Dにより、延在部26の下壁26Dが構成されている。
また、延在部26におけるアッパマウント22の前壁22Fの下端部は、延在部26におけるロアマウント24の前壁24Fの上端部に車体前方側から重ね合わされて接合されている。そして、アッパマウント22の前壁22Fと、ロアマウント24の前壁24Fと、により、延在部26の車体前方側を向く側壁としての前壁26Fが構成されている。
同様に、延在部26におけるアッパマウント22の後壁の下端部は、延在部26におけるロアマウント24の後壁の上端部に車体後方側から重ね合わされて接合されている。そして、アッパマウント22の後壁と、ロアマウント24の後壁と、により、延在部26の車体後方側を向く側壁としての後壁(図示省略)が構成されている。
また、延在部26におけるアッパマウント22の前壁22F及び後壁の車幅方向内側端部には、車体前後方向から見て車幅方向内側上方へ傾斜する(延在方向にほぼ沿った)上縁部としての上傾斜部32が形成されている。なお、上傾斜部32の車幅方向内側端部は、上壁22Uまで達しない構成になっている。つまり、前壁22F及び後壁の車幅方向内側の辺縁部は、車体上下方向に沿っている。
同様に、延在部26におけるロアマウント24の前壁24F及び後壁の車幅方向内側端部には、車体前後方向から見て車幅方向内側下方へ傾斜する(延在方向にほぼ沿った)下縁部としての下傾斜部34が形成されている。なお、下傾斜部34の車幅方向内側端部は、下壁24Dまで達しない構成になっている。つまり、前壁24F及び後壁の車幅方向内側の辺縁部は、車体上下方向に沿っている。
また、延在部26におけるロアマウント24の車幅方向内側への延在長さ(下傾斜部34の長さ)は、延在部26におけるアッパマウント22の車幅方向内側への延在長さ(上傾斜部32の長さ)よりも長くされている。つまり、ロアマウント24の前壁24F及び後壁の車幅方向内側の辺縁部は、アッパマウント22の前壁22F及び後壁の車幅方向内側の辺縁部よりも車幅方向内側に位置している。
以上のような構成とされた延在部26の車幅方向内側端部における上壁26U(上壁22U)、下壁26D(下壁24D)、前壁26F(前壁22F、24F)及び後壁が、それぞれフロントクロスメンバ12の車幅方向両端部における上面12U、下面12D、前面12F及び後面12R(図1参照)に、車幅方向外側から被せられて接合されている。
すなわち、延在部26の上壁26U及び下壁26Dの車体前後方向に沿った車幅方向内側の辺縁部と、延在部26の前壁26F及び後壁の車体上下方向に沿った車幅方向内側の辺縁部と、が、フロントクロスメンバ12の上面12Uと、下面12Dと、前面12Fの上部及び下部と、後面12Rの上部及び下部に、それぞれアーク溶接(熱溶着)によって線接合されている。つまり、その線接合された部位が、車体前後方向及び車体上下方向に沿った第1接合部W1とされている(図1も参照)。
そして、延在部26の前壁26F及び後壁の延在方向(車幅方向)にほぼ沿った上傾斜部32及び下傾斜部34が、フロントクロスメンバ12の前面12F(上部及び下部を除く)と、後面12R(上部及び下部を除く)に、それぞれアーク溶接(熱溶着)によって線接合されている。つまり、その線接合された部位が、延在方向(車幅方向)にほぼ沿った第2接合部W2とされている。
このように、本実施形態に係るフロントボデーマウント20の延在部26では、例えば第1接合部W1のみが車体前後方向及び車体上下方向(フロントクロスメンバ12の周方向)に沿って形成されている構成に比べて、延在方向(車幅方向)にほぼ沿った第2接合部W2の割合を増やし、その分、車体前後方向や車体上下方向に沿った第1接合部W1の割合を減らしている。
また、サスペンションメンバ10の車体上方側には、エンジン及びトランスミッションを含むパワーユニット(図示省略)が配設されるようになっている。したがって、図1、図2に示されるように、サスペンションメンバ10のフロントクロスメンバ12における車幅方向略中央部には、パワーユニットを下側から支持するためのエンジンマウント14が設けられている。
なお、図示のエンジンマウント14は、フロントクロスメンバ12の延在方向に延在して、その上面12Uに接合されたベース板14Aと、長手方向が車体前後方向とされて、ベース板14Aの上面中央に一体的に接合された平板状の固定部14Bと、を有しているが、エンジンマウント14は、この構成に限定されるものではない。
以上のような構成とされたサスペンションメンバ10において、次にその作用について説明する。
上記したように、フロントクロスメンバ12の車幅方向略中央部には、エンジンマウント14が設けられている。したがって、フロントクロスメンバ12には、パワーユニットの重さや振動により車体下方側へ向かう荷重が入力される。すると、フロントクロスメンバ12の上面12U及び下面12Dにおける車体前後方向に沿った第1接合部W1には、車幅方向内側下方に向かう剪断方向の荷重が作用する。
一方、フロントクロスメンバ12の前面12F及び後面12Rにおける車体上下方向に沿った第1接合部W1及び延在方向(車幅方向)にほぼ沿った第2接合部W2にも、車幅方向内側下方に向かう剪断方向の荷重が作用する。しかしながら、この第2接合部W2は、その剪断方向にほぼ沿って形成されているため、その剪断方向に掛かる荷重に対する抵抗力が高い。すなわち、この第2接合部W2は、パワーユニットによってフロントクロスメンバ12に入力される車体下方側へ向かう荷重に対して強い接合力を有している。
したがって、剪断方向にほぼ沿った第2接合部W2が形成されていない構成(例えば、第1接合部W1のみがフロントクロスメンバ12の周方向に沿って形成されている構成)に比べて、フロントクロスメンバ12にパワーユニットから車体下方側へ向かう荷重が入力された際に、フロントボデーマウント20の延在部26とフロントクロスメンバ12との接合部分が剥離されるのを抑制又は防止することができる。
しかも、延在部26におけるロアマウント24の車幅方向内側への延在長さが、延在部26におけるアッパマウント22の車幅方向内側への延在長さよりも長くされ、下傾斜部34の長さが、上傾斜部32の長さよりも長くされている。つまり、下傾斜部34の接合強度が、上傾斜部32の接合強度よりも高められている。
したがって、フロントクロスメンバ12の車体下方側へ向かう荷重に対する剛性及び強度を、延在部26におけるロアマウント24によって向上させることができ、フロントクロスメンバ12の車体下方側へ向かう塑性変形を抑制することができる。また、下傾斜部34の長さが、上傾斜部32の長さよりも長いため、アーク溶接時において、フロントクロスメンバ12に生じる熱影響部(軟化)が同一断面に集中することを抑制することができる。
また、フロントボデーマウント20の延在部26とフロントクロスメンバ12とはアーク溶接によって線接合されているので、両者を強固に接合することができ、両者の間に異物が入り込むことを抑制又は防止することができる。したがって、両者の間で電食が発生することも抑制又は防止することができる。なお、これは、フロントボデーマウント20のサイドレール部28とサブサイドレール18とのアーク溶接による線接合においても同様である。
また、リアクロスメンバ16は、アルミニウム合金等の軽金属材のダイカストによって形成されているため、他の部品を取り付けるための座面やボス等を容易に形成することができる。すなわち、リアクロスメンバ16は、高剛性でありながら、形状の自由度が高く、部品点数の削減(形状の合理化)を図ることができる。
また、リアクロスメンバ16のサブサイドレール18は、車体下方側が開放された断面略ハット型形状に形成されているため、フロントボデーマウント20のサイドレール部28に対する組み付け(接合)がし易い。したがって、サスペンションメンバ10の組立工程を簡略化することができる。
また、ロアアームは、リアクロスメンバ16のみに取り付けられる構成であるため、ロアアームに対するサスペンションメンバ10の支持剛性を向上させることができる。したがって、前輪(図示省略)やパワーユニットから入力される振動に起因する騒音を抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は省略する。
図3に示されるように、この第2実施形態では、フロントボデーマウント30が、アルミニウム合金等の軽金属材のハイドロフォーミングによって形成されている点のみが、上記第1実施形態と異なっている。すなわち、この第2実施形態におけるフロントボデーマウント30は、断面矩形状となる筒状(周長が略一定の連続した矩形閉断面形状)に形成されている。
なお、このフロントボデーマウント30における上縁部としての上傾斜部32及び下縁部としての下傾斜部34は、レーザー光線等で切断されることによって形成される。このような構成とされたフロントボデーマウント30でも、上記第1実施形態に係るフロントボデーマウント20と同等の作用効果が得られる。
以上、本実施形態に係るサスペンションメンバ(車両用サブフレーム)10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係るサスペンションメンバ10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、軽金属材としては、アルミニウム合金に限定されるものではなく、マグネシウム合金等であってもよい。
また、延在部26におけるロアマウント24の車幅方向内側への延在長さが、延在部26におけるアッパマウント22の車幅方向内側への延在長さよりも長くされる構成に限定されるものではなく、それらの延在長さが同一とされていてもよい。すなわち、ロアマウント24の前壁24F及び後壁の車幅方向内側の辺縁部と、アッパマウント22の前壁22F及び後壁の車幅方向内側の辺縁部と、が、車幅方向で同一位置に配置されていてもよい。
また、上縁部及び下縁部は、それぞれ延在方向(車幅方向)に対して若干傾斜した上傾斜部32及び下傾斜部34に限定されるものではない。上縁部及び下縁部は、それぞれ延在方向(車幅方向)に沿って形成されていてもよい。また、フロントボデーマウント20の延在部26とフロントクロスメンバ12は、断面矩形状に限定されるものではなく、例えば断面円形状とされていてもよい。
また、フロントボデーマウント20の延在部26とフロントクロスメンバ12とを線接合する溶接や、フロントボデーマウント20のサイドレール部28とサブサイドレール18とを線接合する溶接は、アーク溶接に限定されるものではなく、例えばレーザー溶接等であってもよい。
10 サスペンションメンバ(車両用サブフレーム)
12 フロントクロスメンバ
12F 前面(側面)
20 フロントボデーマウント
26 延在部
26F 前壁(側壁)
32 上傾斜部(上縁部)
34 下傾斜部(下縁部)

Claims (1)

  1. 車幅方向に延在し、かつ延在方向と直交する断面視で閉断面形状とされたフロントクロスメンバと、
    車幅方向内側へ延在し、かつ延在方向と直交する断面視で閉断面形状とされた延在部を有し、該延在部の車幅方向内側端部が、前記フロントクロスメンバの車幅方向両端部に被せられた左右一対のフロントボデーマウントと、
    を備え、
    前記延在部の車幅方向内側端部における車体前方側を向く側壁及び車体後方側を向く側壁に、車体前後方向から見て、車幅方向内側上方へ傾斜する上傾斜部と車幅方向内側下方へ傾斜する下傾斜部とが、該下傾斜部の長さが該上傾斜部の長さよりも長くなるように形成されており、
    前記上傾斜部及び前記下傾斜部が、前記フロントクロスメンバの車体前方側を向く側面及び車体後方側を向く側面に、それぞれ熱溶着によって接合されている車両用サブフレーム。
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