JP6560532B2 - 調整機構及び調整方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体吐出ヘッドの位置調整を行う調整機構及び調整方法に関するものである。
キャリッジ上での平面方向における液体吐出ヘッドの位置調整を行う調整機構として、従来から種々の調整機構が用いられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示された調整機構は、ヘッドプレートに対してL字部材及び調整ネジによりX調整プレートのX方向の位置を調整し、X調整プレートの円弧状部にΘ調整プレートの凸部を宛がって回動させることで、X−Y方向に液体吐出ヘッドの位置を調整するものである。
特開2011−93174号公報
しかしながら、前述した特許文献1に示された調整機構は、位置調整に係る部品が多くなり、組み立てが煩雑となる。また、微調整を行う際にはネジを緩める、締めるを繰り返す必要があるため作業が煩雑であり、更にはネジ操作の際に再度位置ずれが生じる恐れもある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、位置調整を容易に行うことができる調整機構及び調整方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る調整機構は、液体吐出ヘッドを被固定部材に位置調整して固定するための調整機構において、前記被固定部材に対して水平方向に位置を変更可能であるとともに、前記被固定部材上に固定される第1のプレートと、 前記第1のプレート上に設けられ、前記第1のプレートに対して水平方向に移動可能に設けられるとともに、前記液体吐出ヘッドが固定される第2のプレートと、前記第2のプレートの一端部に設けられ、前記第2のプレートを水平方向に付勢するとともに、前記第2のプレートが前記第1のプレートから浮き上がることを抑制する浮き抑制部を有する第1の付勢手段と、前記第2のプレートの他端部に設けられ、前記第1の付勢手段による付勢力に抗して前記第2のプレートを移動させると共に、前記他端部の位置決めが可能な移動手段と、を備えることを特徴とする。
この発明では、第2のプレートを第1の付勢手段による付勢力に抗して移動させて位置決めする移動手段が設けられ、第2のプレートを移動手段に向けて付勢しかつ第2のプレートが第1のプレートから浮き上がることを抑制する第1の付勢手段が設けられている。このように、この発明では第1の付勢手段が第2のプレートを移動手段及び第1のプレートに付勢しているので、移動手段により第1の付勢手段の付勢力に抗して第2のプレートを移動させて位置調整して位置決めすることで、第2のプレート即ち液体吐出ヘッドの位置調整を行うことができる。したがって、移動手段の調整により第2のプレート即ち液体吐出ヘッドの位置調整を行うことができるので、部品点数を削減して組み立てを容易に行うことができ、且つ位置調整を容易に行うことができる。
また、上記調整機構において、前記第2のプレートは、液体吐出ヘッドが取り付けられた状態で前記第1のプレートに取り付けられ、前記第1のプレートが、前記被固定部材に取り付けられることで、前記第1のプレート、前記第2のプレート及び液体吐出ヘッドが前記被固定部材上に固定されることが好ましい。
この発明では、第1のプレート、第2のプレート及び液体吐出ヘッドが取り付けられていることで、これらの組み付け、取り外しが容易となり、また、取り付けに係るスペースが少なくて済むのでキャリッジ等の省スペース化に繋げることが出来る。
また、上記調整機構において、前記第1のプレートに設けられ、かつ前記移動手段による第2のプレートの移動方向に対して交差する第2の水平方向に沿って間隔をあけて配置されるとともに、互いの間に前記第2のプレートを位置付けて前記第2のプレートの前記第2の水平方向の移動を規制する支持部材を備え、前記第2の水平方向に沿って間隔をあける前記支持部材間において、前記移動手段による前記第2のプレートの前記水平方向の位置調整が行われることが好ましい。
この発明では、第1の付勢手段が水平方向及び第1のプレートに向けて第2のプレートを押し付けても、支持部材間に第2のプレートが支持されている。このために、この発明では、移動手段による第2のプレートの位置調整の微調整が水平方向に沿う方向となり、第2のプレートの位置調整を堅実に行うことが出来る。
また、上記調整機構において、前記第2の水平方向に沿って間隔をあける支持部材のうちの少なくとも一方が、前記第2のプレートを前記第2の水平方向に沿って他方の支持部材に向けて付勢する第2の付勢手段であることが好ましい。
この発明では、第2の付勢手段である少なくとも一方の支持部材と他方の支持部材との間に第2のプレートが挟持されるので、第2のプレートの寸法精度に因らず第2の水平方向に沿う第2のプレートの移動の規制を確実に行うことが出来る。また、第1の付勢手段が第1の水平方向に第2のプレートを付勢し、第2の付勢手段が第2の水平方向に第2のプレートを付勢するので、第2のプレートの第1のプレートに対する位置の画定が確実に行われ、液体吐出ヘッドの位置決めの精度を更に高めることが出来る。
また、上記調整機構において、前記第1の付勢手段は、前記第2のプレートを押圧する押圧部材と、前記押圧部材を前記第2のプレートに向けて付勢する付勢力発生手段と、を備え、前記押圧部材は、前記第1のプレートに設けられたスライド溝により、前記第1の水平方向に沿って摺動可能に取り付けられるとともに、第1のプレートから脱落することが規制され、前記押圧部材の下面が前記第1のプレートの下面と同一平面上又は第1のプレートの下面よりも上方に配置されていることが好ましい。
この発明では、第1の付勢手段を構成する押圧部材が、スライド溝で摺動可能且つ脱落することが規制された第1のプレートに取り付けられていることで、押圧部材により確実に第2のプレートを第1のプレートに向けて押圧することが出来る。更に、押圧部材の下面が第1のプレートの下面から突出されていないので、第1のプレートが被固定部材に取り付けられた状態でも押圧部材が円滑に移動することが可能となり、第2のプレートの位置調整を容易に行うことが出来る。
また、上記調整機構において、前記第1のプレートは、前記被固定部材に対して鉛直方向と平行な回動軸を中心とする回動方向に移動可能に設けられることが好ましい。
この発明では、第2のプレートの第1のプレートに対する位置調整にくわえ、第1のプレートの被固定部材に対する位置調整を行うことができるので、被固定部材、第1のプレート及び第2のプレートの表面に沿う方向の任意の位置調整が可能となる。更に、回動軸による移動であるため、少ない部材点数での第1のプレートの位置調整が可能となる。
また、上記調整機構において、前記第1のプレートの一端部に設けられ、かつ前記第2のプレートを前記第1のプレートに固定する固定手段を備えることが好ましい。
この発明では、第1のプレートの一端部に設けられた固定手段と、他端部に設けられた第1の付勢手段により、第2のプレートを第1のプレートに向けて押し付けて固定するので、位置調整後の第1及び第2のプレートの固定をより確実に行われる。
また、上記調整機構において、前記移動手段は、前記第1のプレートに回動自在に設けられた回動カムであり、前記回動カムは、回転中心に設けられたネジにより前記第1のプレートに固定可能であることが好ましい。
この発明では、移動手段が回動カムであるので、位置調整の微調整が可能となり、また、回動カムを固定すれば、第2のプレートの位置が確定できるので、第2のプレートの固定が容易となる。
本発明に係る調整方法は、液体吐出ヘッドを被固定部材に位置調整して固定するための調整方法において、前記液体吐出ヘッドに対して直接的又は間接的に係合して前記液体吐出ヘッドの浮き上がりを抑制すると共に、前記液体吐出ヘッドを所定方向に付勢する付勢手段を有し、前記付勢手段による付勢力に抗して前記液体吐出ヘッドを直接的又は間接的に移動させて位置調整を行うことを特徴とする。
この発明では、移動手段の調整により第2のプレート即ち液体吐出ヘッドの位置調整を行うことができるので、部品点数を削減して組み立てを容易に行うことができ、且つ位置調整を容易に行うことができる。
本発明によれば、組み立てを容易に行うことができ、かつ位置調整を容易に行うことができる。
実施形態にかかる調整機構を備えたインクジェットプリンタの構成例を示す斜視図である。 実施形態にかかる調整機構を備えたインクジェットプリンタの概略構成を示す図である。 実施形態に係る調整機構を示す分解斜視図である。 実施形態に係る調整機構の副走査方向の側面図である。 実施形態に係る調整機構の副走査方向の要部の断面図である。 実施形態に係る調整機構の要部を上方からみた斜視図である。 図6に示された調整機構の要部を上方からみた他の斜視図である。 図6に示された調整機構の要部の斜視図である。 実施形態に係る調整機構の第1のプレートの斜視図である。 実施形態に係る調整機構の第1のプレートを下方からみた平面図である。 実施形態に係る調整機構の液体吐出ヘッドに取り付けられた第2のプレートを下方からみた斜視図である。 図11に示された第2のプレートの要部を示す斜視図である。 図11に示された第2のプレートの他の要部を示す斜視図である。
以下に、本発明に係る調整機構及び調整方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態〕
図1は、実施形態にかかる調整機構を備えたインクジェットプリンタの構成例を示す斜視図である。図2は、実施形態にかかる調整機構を備えたインクジェットプリンタの概略構成を示す図である。図3は、実施形態に係る調整機構を示す分解斜視図である。図4は、実施形態に係る調整機構の副走査方向の側面図である。図5は、実施形態に係る調整機構の副走査方向の要部の断面図である。図6は、実施形態に係る調整機構の要部を上方からみた斜視図である。図7は、図6に示された調整機構の要部を上方からみた他の斜視図である。図8は、図6に示された調整機構の要部の斜視図である。図9は、実施形態に係る調整機構の第1のプレートの斜視図である。図10は、実施形態に係る調整機構の第1のプレートを下方からみた平面図である。図11は、実施形態に係る調整機構の液体吐出ヘッドに取り付けられた第2のプレートを下方からみた斜視図である。図12は、図11に示された第2のプレートの要部を示す斜視図である。図13は、図11に示された第2のプレートの他の要部を示す斜視図である。
実施形態に係る図3に示す調整機構1は、図1及び図2に示すインクジェットプリンタ100に用いられる。インクジェットプリンタ100は、インク容器101(図1に示す)から供給されたインクを吐出する液体吐出ヘッド102(図3に示す)をY軸方向と平行な主走査方向(第2の水平方向に相当)に往復移動させ、印刷媒体を主走査方向に直交(交差)するX軸方向と平行な副走査方向(水平方向に相当)に沿って移動させて、液体吐出ヘッド102から図示しない印刷媒体にインクを吐出することで、印刷媒体を印刷するものである。インクジェットプリンタ100は、印刷媒体にインクジェット方式で印刷を行う装置である。印刷媒体として、ロールシートなど種々のものが用いられる。
インクジェットプリンタ100は、図2に示すように、Yバー103に主走査方向と平行に移動自在に設けられたキャリッジ104と、キャリッジ104を主走査方向と平行に往復移動させる図示しないキャリッジ駆動部と、印刷媒体を副走査方向に移動させる図示しない印刷媒体移動部などを備える。
キャリッジ104は、直線状のYバー103に沿って主走査方向に往復移動するものである。キャリッジ104は、インクを吐出する液体吐出ヘッド102と紫外線を照射する紫外線照射器105を主走査方向に往復移動させながら印刷媒体の被印刷面を印刷するものである。キャリッジ104は、Yバー103に沿って主走査方向に移動制御される。また、キャリッジ104は、複数の液体吐出ヘッド102と、複数の液体吐出ヘッド102の主走査方向の両側に設けた露光部としての一対の紫外線照射器105とを有している。各紫外線照射器105は、印刷媒体に吐出されたインクに対して露光可能なものである。各紫外線照射器105は、例えば、紫外線を照射可能なLEDモジュール等により構成される。
液体吐出ヘッド102は、液体としてのインクが吐出される図示しないインク吐出口を複数有する。液体吐出ヘッド102は、複数のインク吐出口がインク容器101に貯留されたM(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)のいずれかの色のインクを吐出することができるように設けられている。液体吐出ヘッド102は、印刷する内容に応じた色のインクをインク吐出口から吐出する。なお、液体吐出ヘッド102から吐出する色の組み合わせは、これ以外のものでもよい。液体吐出ヘッド102のインク吐出口は、例えば、印刷媒体に対向してインクを吐出するプリンタヘッド、インク容器101とプリンタヘッドとを接続する各種インク流路、インク流路上に設けられるレギュレータ及びポンプ、ダンパ等を含んで構成される。なお、本実施形態では、液体吐出ヘッド102は、紫外線が照射されて露光することで硬化度が変化するインクを吐出する。
複数の液体吐出ヘッド102は、図3に示すように、キャリッジ104に組み付けられるベースプレート10(被固定部材に相当)に調整機構1による調整方法により位置が調整されて固定される。複数の液体吐出ヘッド102は、ベースプレート10上に主走査方向に沿って並べられる。また、液体吐出ヘッド102は、複数のインク吐出口同士が並ぶ方向が副走査方向と平行に配置される。即ち、インクジェットプリンタ100は、図3に示す調整機構1を備える。
ベースプレート10は、金属で構成され、かつ平板状に形成されて、主走査方向及び副走査方向、即ち、水平方向と平行に配置される。ベースプレート10は、液体吐出ヘッド102のインク吐出口を露出させるための開口10aが複数設けられている。開口10aは、液体吐出ヘッド102と一対一で対応し、対応する液体吐出ヘッド102のインク吐出口を内側に配置し、インク吐出口から吐出されるインクが印刷媒体を印刷することを許容する。
図3に示された調整機構1は、液体吐出ヘッド102をベースプレート10に位置調整して固定するものである。調整機構1は、液体吐出ヘッド102と一対一で対応して設けられている。即ち、調整機構1は、ベースプレート10に複数設けられ、対応する液体吐出ヘッド102をベースプレート10に位置調整して固定するためのものである。
調整機構1は、図3に示すように、第1のプレート20と、第2のプレート30と、回動カム40(移動手段に相当)と、第1の付勢手段50と、複数の支持部材60とを備える。
第1のプレート20は、ベースプレート10上に固定されるものである。第1のプレート20は、金属で構成され、かつ矩形枠状に形成される。第1のプレート20は、長手方向が主走査方向と平行になるよう配置され、内側の開口20aがベースプレート10の開口10aと連通する状態でベースプレート10に固定される。第1のプレート20の副走査方向の中央部でかつ主走査方向の図10中下側の一端部には、回動軸21が設けられている。第1のプレート20は、回動軸21を中心とする周方向C(図10などに矢印で示し、水平方向に相当)に位置を変更可能とされる。回動軸21は、主走査方向及び副走査方向の双方に直交するZ軸方向(鉛直方向ともいう)と平行な円柱状に形成され、第1のプレート20からベースプレート10に向けて凸に形成されている。回動軸21は、ベースプレート10に設けられた穴15(図3に示す)内に挿入されて、ベースプレート10に対して第1のプレート20を前述した周方向Cに移動可能とする。このように、第1のプレート20は、ベースプレート10に対して、鉛直方向と平行な回動軸21を中心とする周方向C(回動方向に相当)に移動可能に設けられる。
第1のプレート20は、副走査方向の一端部と他端部とにそれぞれ設けられた長孔22内を通るネジ23がベースプレート10にねじ込まれて、ベースプレート10に固定される。長孔22は、もちろん、第1のプレート20を貫通し、かつ、回動軸21を中心とする周方向Cに延びている。長孔22は、ネジ23を通す位置を変更することで、第1のプレート20のベースプレート10に対する回動軸21を中心とする周方向Cの位置を調整する。
また、第1のプレート20は、ベース側調整機構11により前述した回動軸21を中心とする周方向Cの位置が調整される。ベース側調整機構11は、ベースプレート10に鉛直方向と平行な回転中心周りに回動自在に設けられかつ第1のプレート20の一端部の近傍に設けられたベース側回動カム12と、第1のプレート20の一端部をベース側回動カム12に付勢するばね13とを備える。ベース側回動カム12の外周面は、鉛直方向と平行な回転中心を中心して偏心しかつ第1のプレート20の一端部に当接するカム面である。ベース側回動カム12は、回転中心に設けられたネジ14がベースプレート10にねじ込まれることで、ベースプレート10に固定される。
ばね13は、一端がベースプレート10に固定されて、主走査方向と平行に配置される。ばね13は、他端内にベースプレート10の一端部に設けられたばね侵入突起24(図9及び図10などに示す)が挿入されて、ベースプレート10の一端部をベース側回動カム12のカム面に向けて付勢する。
ベース側調整機構11は、長孔22内を通るネジ23を第1のプレート20が回動軸21を中心とする周方向Cの位置変更可能な状態でベースプレート10にねじ込んだ後、ベース側回動カム12のカム面に第1のプレート20の一端部を当接させる。そして、ベース側調整機構11は、ベース側回動カム12を回動させて、第1のプレート20の回動軸21を中心とする周方向Cの位置を調整する。ベース側調整機構11は、第1のプレート20の回動軸21を中心とする周方向Cの位置が正規の位置になると、ネジ14をベースプレート10にねじ込んで、ベース側回動カム12をベースプレート10に固定するとともに、長孔22内を通るネジ23をベースプレート10にねじ込んで、ベースプレート10に対して第1のプレート20を固定する。
第2のプレート30は、第1のプレート20に対して前述した周方向Cと異なる副走査方向に移動可能に第1のプレート20上に設けられるものである。第2のプレート30は、金属で構成され、かつ矩形枠状に形成される。第2のプレート30は、長手方向が副走査方向と平行に配置され、内側の開口30aが第1のプレート20の開口20a及びベースプレート10の開口10aと連通する状態で第1のプレート20に取り付けられる。また、第2のプレート30は、液体吐出ヘッド102が重ねられて、開口30a内にインク吐出口を位置付けて、副走査方向の両端部がネジ31により液体吐出ヘッド102が固定される。
また、第2のプレート30の第1のプレート20の他端部上に配置される副走査方向の他端部には、図4、図5、図8及び図12に示すように、テーパ面32が設けられている。テーパ面32は、副走査方向と平行に第2のプレート30の外側に向かうにしたがって第2のプレート30の厚さを徐々に薄くするとともに、第1のプレート20に近付く方向に傾斜している。テーパ面32は、後述の押圧部53と共に第2のプレート30が第1のプレート20から浮き上がることを抑制する浮き抑制部を構成する。
回動カム40は、第1のプレート20の一端部に設けられ、かつ第2のプレート30を後述の第1の付勢手段50による付勢力に抗して前記異なる方向としての副走査方向に押圧し移動させるものである。回動カム40は、第1のプレート20の一端部に鉛直方向と平行な回転中心周りに回動自在に設けられて第2のプレート30の他端部に設けられる。回動カム40の外周面は、鉛直方向と平行な回転中心を中心して偏心しかつ第2のプレート30の他端部に当接するカム面である。回動カム40は、カム面に第2のプレート30の他端部が当接した状態で回動されることで、第2のプレート30を副走査方向に押圧し移動させる。回動カム40は、カム面の所定の位置に第2のプレート30の他端部を当接させることで、第2のプレート30の他端部の位置決めが可能である。回動カム40は、回転中心に設けられたネジ41が第1のプレート20にねじ込まれることで、第1のプレート20に固定される。即ち、回動カム40は、ネジ41がねじ込まれる前では、第1のプレート20に対して回動自在である。
第1の付勢手段50は、第1のプレート20の他端部に設けられ、かつ、第2のプレート30を副走査方向に沿って回動カム40に向けて付勢するとともに、第2のプレート30を第1のプレート20に押し付けるものである。第1の付勢手段50は、図3、図4、図5、図6、図7、図8及び図9に示すように、一対の押圧部材51と、一対のコイルばね52(付勢力発生手段に相当)とを備える。
一対の押圧部材51は、第2のプレート30を副走査方向に沿って回動カム40に向けて押圧するものであり、第1のプレート20の他端部に設けられたスライド溝25(図3、図5に示す)により副走査方向に沿って摺動可能に第1のプレート20に取り付けられるものである。一対の押圧部材51は、主走査方向に間隔をあけて第1のプレート20に支持される。押圧部材51は、第2のプレート30を押圧する押圧する押圧部53と、押圧部53に連なりかつ第1のプレート20に向けて立設したスライド柱54とを備える。
押圧部53は、テーパ面32に当接可能な押圧面53aを備える。押圧部53は、第1の付勢手段50における浮き抑制部として機能するもので、回動カム40に向けて付勢されることで、テーパ面32を押圧し、第2のプレート30を回動カム40に向けて押圧するとともに、第1のプレート20に押し付けて浮き上がりを抑制する。本実施形態においては浮き抑制部は、下方への付勢力により第1のプレート20に押し付ける形態とされているが、付勢力により浮き上がりを抑制するものに限定されず、例えば突出部などを設けて、一定以上の浮き上がりを抑止する構成としてもよい。スライド柱54は、鉛直方向と平行な円柱状に形成され、かつ下端部に外周方向に突出したフランジ部54aを備える。フランジ部54aの平面形状は、丸形である。スライド柱54の長さは、第2のプレート30の厚さと等しい。
押圧部材51を第1のプレート20に副走査方向に沿って摺動自在に取り付けるスライド溝25は、押圧部材51を第1のプレート20から脱落することを規制するものでもある。スライド溝25は、主走査方向に間隔をあけて第1のプレート20の他端部に設けられる。スライド溝25は、第1のプレート20を貫通し、かつ副走査方向に沿って直線状に延びている。スライド溝25は、図3及び図5に示すように、回動カム40から最も離間した位置に設けられた大孔部25aと、大孔部25aから回動カム40側に向けて延びた幅縮小部25bとを備える。大孔部25aの平面形状は丸形であり、内径が、フランジ部54aの外径より僅かに大きい。幅縮小部25bの主走査方向の幅は、大孔部25aの内径よりも小さく、スライド柱54の外径より僅かに大きい。また、スライド溝25は、第2のプレート30の第1のプレート20に重ねられる下面側に幅縮小部25bに連なる段部25cを備える。段部25cは、幅縮小部25bよりも主走査方向の幅が広く形成され、かつ主走査方向の幅がフランジ部54aの外径よりも大きく形成されている。
スライド溝25は、大孔部25a内にスライド柱54を通すことで、押圧部材51を第1のプレート20の他端部に取り付ける。スライド溝25は、幅縮小部25b内にスライド柱54を回動カム側40G側にスライドさせて通すと、段部25c内にフランジ部54aが配置される。スライド溝25は、幅縮小部25b内にスライド柱54を通すことで、押圧部材51を副走査方向に摺動可能に取り付ける。また、スライド溝25は、段部25c内にフランジ部54aを配置することで、押圧部材51が上方に移動しようとした際に、幅縮小部25bにフランジ部54aが引っ掛かることで、押圧部材51が第1プレート20から脱離するのを防ぐように構成されている。またブランジ部54aの厚みは、段部25cの高さとほぼ同一となるよう形成されているので、押圧部材51のフランジ部54aの下面54bが第1のプレート20の下面20bと同一平面上に配置される。これにより、第1プレート20の下面20bにベースプレート10が当接していても、押圧部材51がスライド溝25中で摺動するのを妨げる恐れが無くなる。なお、本発明では、押圧部材51のフランジ部54aの下面54bが第1のプレート20の下面20bよりも上方に配置されてもよい。
コイルばね52は、押圧部材51を副走査方向に沿って第2のプレート30に向けて付勢するものである。コイルばね52は、第1のプレート20の他端部から立設した立設片20cと押圧部材51との間に設けられて、押圧部材51を第2のプレート30即ち回動カム40に向けて付勢する。コイルばね52は、押圧部材51を付勢することで、第2のプレート30を回動カム40に向けて付勢するとともに、第1のプレート20に押し付ける。
尚、本実施形態においては、第1の付勢手段50は押圧部材51及びコイルばね52の2部材からなるものであるが、第1の付勢手段50は1体の部材からなるものであってもよい。例えば第1のプレート20の回転カム40と反対側の開口20a付近に支承壁を立設し、断面コ字状に1体の金属板材を成形した嵌着部材を支承壁に取り付け、断面コ字状に形成された板材の3辺で第2プレート30の回転カム40が設けられた反対側の端部を囲むように取り付け、その嵌着部材の3辺の内、平行に設けられた2辺に第2のプレート30の浮き上がりを防止する突起状の浮き抑制部を設け、残りの1辺を支承壁に取り付けると共に、第2プレート30を水平方向に付勢する板バネ状の付勢部材としておけば、嵌着部材を支承壁に取り付け、第2のプレート30を嵌着部材に嵌着することで、簡便に第1の付勢手段50を設けることが可能となる。
支持部材60は、第1のプレート20に複数設けられ、第1のプレート20から液体吐出ヘッド102に向けて鉛直方向と平行に立設している。本実施形態では、支持部材60は、第1のプレート20の図3、図9中奥側の長辺部20dに二つ、図3、図9中手前側の長辺部20eに一つ設けられている。第1のプレート20の図3、図9中奥側の長辺部20dに二つ設けられた支持部材60(他方の支持部材に相当し、以下、符号60aで示す)は、第1のプレート20の一端部と他端部とのそれぞれに設けられる。第1のプレート20の図3、図9中手前側の長辺部20eに一つ設けられた支持部材60(一方の支持部材に相当し、以下、符号60bで示す)は、第1のプレート20の副走査方向の中央部に設けられる。
こうして、支持部材60a,60bは、第1のプレート20に設けられ、主走査方向に沿って間隔をあけて配置される。また、支持部材60aと支持部材60bとの間に第2のプレート30を位置付ける。こうして、複数の支持部材60a,60bは、互いの間に第2のプレート30を位置付けて、第2のプレート30の前記異なる方向としての主走査方向の移動を規制する。このために、第2のプレート30は、支持部材60a,60b間において回動カム40による副走査方向の位置調整が行われる。
また、一方の支持部材60bは、第2のプレート30を主走査方向に沿って、他方の支持部材60aに向けて付勢する第2の付勢手段である。第2の付勢手段としての一方の支持部材60bは、長手方向が副走査方向と平行な板バネであり、副走査方向の中央部が第1のプレート20に固定される。第2の付勢手段としての一方の支持部材60bは、副走査方向の両端部が第2のプレート30に設けられた突出部33(図6及び図11に示す)を主走査方向に沿って押圧する。
また、調整機構1は、図3及び図9などに示すように、第1のプレート20の一端部に設けられ、かつ、第2のプレート30を第1のプレート20に固定するためのネジ孔26(固定手段に相当)を備える。ネジ孔26は、第2のプレート30の他端部を貫通した貫通孔34(図13に示す)内を通ったネジ35(図3に示す)がねじ込まれることで、第1のプレート20の一端部に第2のプレート30を固定する。
前述した構成の調整機構1は、以下のように、液体吐出ヘッド102をベースプレート10に取り付ける。まず、調整機構1は、図11、図12及び図13に示すように、液体吐出ヘッド102に第2のプレート30を取り付ける。そして、調整機構1は、図6、図7及び図8に示すように、第2のプレート30が液体吐出ヘッド102に取り付けられた状態で、回動カム40、第1の付勢手段50及び第2の付勢手段としての一方の支持部材60bとが取り付けられた第1のプレート20上に重ねられる。このとき、第2のプレート30を第1の付勢手段50の押圧部材51と回動カム40との間に配置するとともに、第2の付勢手段としての一方の支持部材60bと、他方の支持部材60aとの間に位置付けるとともに、回動カム40のネジ41を緩めておく。
すると、第2の付勢手段としての一方の支持部材60bの付勢力により第2のプレート30が支持部材60a,60b間に挟持され、第1の付勢手段50の付勢力により第2のプレート30が回動カム40に向けて付勢されるとともに、押圧面53a及びテーパ面32などにより第2のプレート30が第1のプレート20に押し付けられる。そして、調整機構1は、回動カム40を回動させて、第2のプレート30の副走査方向の位置を調整する。調整機構1は、第2のプレート30の副走査方向の位置が正規の位置になると、ネジ41を第1のプレート20にねじ込んで、回動カム40を第1のプレート20に固定する。その後、ベース側調整機構11により第1のプレート20の位置を調整した後、第1のプレート20をベースプレート10に固定する。このように、第1のプレート20が、ベースプレート10に取り付けられることで、第1のプレート20、第2のプレート30及び液体吐出ヘッド102がベースプレート10上に固定される。
ここで、略平面矩形状の第2のプレート30は、第1の付勢手段50及び第2の付勢手段60bにより、隣り合う二辺から回転カム40が設けられた近傍の一隅方向に付勢される。そのため、第1のプレート20から第2のプレート30の着脱を繰り返しても、2つの付勢手段により確実に位置決めが図られる。また2つの付勢手段により押し付けられた状態で固定されているため、付勢力に抗する方向に移動させることで、比較的容易に第1のプレート20から第2のプレート30を取り外すことも出来る。
以上の実施形態に係る調整機構1は、第1のプレート20の一端部に第2のプレート30を副走査方向に移動させて位置決めする回動カム40が設けられ、第1のプレート20の他端部に第2のプレート30を回動カム40に向けて付勢しかつ第2のプレート30を第1のプレート20に押し付ける第1の付勢手段50が設けられている。このために、調整機構1は、第1の付勢手段50が第2のプレート30を回動カム40及び第1のプレート20に向けて付勢しているので、第1のプレート20からの第2のプレート30の浮き上がりを防止できると共に、回動カム40により第1の付勢手段50の付勢力に抗して第2のプレート30を移動させて位置調整して位置決めすることで、第2のプレート30即ち液体吐出ヘッド102の位置調整を行うことができる。したがって、調整機構1は、回動カム40の調整により第2のプレート30即ち液体吐出ヘッド102の位置調整を行うことができるので、部品点数を削減して組み立てを容易に行うことができ、位置調整を容易に行うことができる。
また、調整機構1は、第1の付勢手段50が副走査方向及び第1のプレート20に向けて第2のプレート30を押し付けても、支持部材60a,60b間に第2のプレート30が支持されている。このために、調整機構1は、回動カム40による第2のプレート30の位置調整の微調整が副走査方向に沿う方向となり、第2のプレート30の位置調整を堅実に行うことが出来る。
また、調整機構1は、第2の付勢手段である一方の支持部材60bと他方の支持部材60aとの間に第2のプレート30が挟持されるので、第2のプレート30の寸法精度に因らず主走査方向に沿う第2のプレート30の移動の規制を確実に行うことが出来る。また、調整機構1は、第1の付勢手段50が副走査方向に第2のプレート30を付勢し、第2の付勢手段である一方の支持部材60bが主走査方向に第2のプレート30を付勢するので、第2のプレート30の第1のプレート20に対する位置の画定が確実に行われ、液体吐出ヘッド102の位置決めの精度を更に高めることが出来る。
また、調整機構1は、第1の付勢手段50を構成する押圧部材51が、スライド溝25で摺動可能且つ脱離することが規制されて第1のプレート20に取り付けられていることで、押圧部材51により確実に第2のプレート30を第1のプレート20に向けて押圧することが出来る。更に、調整機構1は、押圧部材51の下面54bが第1のプレート20の下面20bから突出していないので、第1のプレート20がベースプレート10に取り付けられた状態でも押圧部材51が円滑に移動することが可能となり、第2のプレート30の位置調整を容易に行うことが出来る。加えて、第1のプレート20がベースプレート10の上に配置され、第2のプレート30が第1のプレート20の上に配置されていることで、第2のプレート30を付勢する押圧部材51を設けるためのスライド溝25等を第1のプレート20に設けることができ、ベースプレート10に加工するより容易に押圧部材51を設ける機構を形成でき、またベースプレート10に貫通孔等を明ける必要もなく、キャリッジ104内へのインクしぶきの侵入の軽減なども図ることができる。
また、調整機構1は、第2のプレート30の第1のプレート20に対する位置調整にくわえ、第1のプレート20のベースプレート10に対する位置調整を行うことができるので、ベースプレート10、第1のプレート20及び第2のプレート30の表面に沿う方向の任意の位置調整が可能となる。更に、調整機構1は、第1のプレート20の位置の変更が回動軸21により行われるため、少ない部材点数での第1のプレート20の位置調整が可能となる。
また、調整機構1は、第1のプレート20の一端部に設けられたネジ孔26にねじ込まれるネジ35と、第1のプレート20の他端部に設けられた第1の付勢手段50により、第2のプレート30を第1のプレート20に向けて押し付けて固定するので、位置調整後の第1のプレート20及び第2のプレート30の固定をより確実に行われる。
また、調整機構1は、移動手段が回動カム40であるので、位置調整の微調整が可能となり、また、回動カム40を固定すると、第2のプレート30の位置を確定できるので、第2のプレート30の固定が容易となる。
また、調整機構1は、第1のプレート20、第2のプレート30及び液体吐出ヘッド102が取り付けられていることで、これらの組み付け、取り外しが容易となり、また、取り付けに係るスペースが少なくて済むのでキャリッジ104等の省スペース化に繋げることが出来る。
また、前述した実施形態では、一方の支持部材60bが第2の付勢手段であるが、本発明では、一方の支持部材60bと他方の支持部材60aとの双方が第2のプレート30を主走査方向に付勢する第2の付勢手段であってもよい。要するに、本発明では、第2の水平方向に沿って間隔をあける支持部材60a,60bのうちの少なくとも一方が、第2のプレート30を第2の水平方向に沿って他方の支持部材60aに向けて付勢する第2の付勢手段であればよい。
1 調整機構
10 ベースプレート(被固定部材)
20 第1のプレート
20b 下面
21 回動軸
25 スライド溝
26 ねじ孔(固定手段)
30 第2のプレート
40 回動カム(移動手段)
41 ネジ
50 第1の付勢手段
51 押圧部材
52 コイルばね(付勢力発生手段)
54b 下面
60 支持部材
60a 他方の支持部材
60b 一方の支持部材(第2の付勢手段)
102 液体吐出ヘッド
C 周方向(一方向、回動方向)
Y 主走査方向(第2の水平方向、異なる方向)
X 副走査方向(第1の水平方向、異なる方向)

Claims (9)

  1. 液体吐出ヘッドを被固定部材に位置調整して固定するための調整機構において、
    前記被固定部材に対して水平方向に位置を変更可能であるとともに、前記被固定部材上に固定される第1のプレートと、
    前記第1のプレート上に設けられ、前記第1のプレートに対して水平方向に移動可能に設けられるとともに、前記液体吐出ヘッドが固定される第2のプレートと、
    前記第1のプレートの一端部に設けられ、前記第2のプレートを水平方向に付勢するとともに、前記第2のプレートが前記第1のプレートから浮き上がることを抑制する浮き抑制部を有する第1の付勢手段と、
    前記第1のプレートの他端部に設けられ、前記第1の付勢手段による付勢力に抗して前記第2のプレートを移動させると共に、前記他端部の位置決めが可能な移動手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする調整機構。
  2. 前記第2のプレートは、液体吐出ヘッドが取り付けられた状態で前記第1のプレートに取り付けられ、
    前記第1のプレートが、前記被固定部材に取り付けられることで、前記第1のプレート、前記第2のプレート及び液体吐出ヘッドが前記被固定部材上に固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の調整機構。
  3. 前記第1のプレートに設けられ、かつ前記移動手段による第2のプレートの移動方向に対して交差する第2の水平方向に沿って間隔をあけて配置されるとともに、互いの間に前記第2のプレートを位置付けて前記第2のプレートの前記第2の水平方向の移動を規制する支持部材を備え、
    前記第2の水平方向に沿って間隔をあける前記支持部材間において、前記移動手段による前記第2のプレートの前記水平方向の位置調整が行われる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の調整機構。
  4. 前記第2の水平方向に沿って間隔をあける支持部材のうちの少なくとも一方が、前記第2のプレートを前記第2の水平方向に沿って他方の支持部材に向けて付勢する第2の付勢手段である
    ことを特徴とする請求項3に記載の調整機構。
  5. 前記第1の付勢手段は、前記第2のプレートを押圧する押圧部材と、前記押圧部材を前記第2のプレートに向けて付勢する付勢力発生手段と、を備え、
    前記移動手段による第2のプレートの移動方向に対して交差する方向を第2の水平方向とし、
    前記押圧部材は、前記第1のプレートに設けられたスライド溝により、前記第2の水平方向とは水平方向において異なる方向である第1の水平方向に沿って摺動可能に取り付けられるとともに、前記第1のプレートから脱落することが規制され、前記押圧部材の下面が前記第1のプレートの下面と同一平面上又は前記第1のプレートの下面よりも上方に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の調整機構。
  6. 前記第1のプレートは、前記被固定部材に対して鉛直方向と平行な回動軸を中心とする回動方向に移動可能に設けられる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の調整機構。
  7. 前記第1のプレートの一端部に設けられ、かつ前記第2のプレートを前記第1のプレートに固定する固定手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の調整機構。
  8. 前記移動手段は、前記第1のプレートに回動自在に設けられた回動カムであり、
    前記回動カムは、回転中心に設けられたネジにより前記第1のプレートに固定可能である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の調整機構。
  9. 液体吐出ヘッドを被固定部材に位置調整して固定するための調整方法において、
    前記液体吐出ヘッドに対して直接的又は間接的に係合して前記液体吐出ヘッドの浮き上がりを抑制する浮き抑制部を備えると共に、前記液体吐出ヘッドを水平方向に付勢する付勢手段を有する調整機構が用いられ
    前記付勢手段は、前記液体吐出ヘッドを直接的又は間接的に前記水平方向に押圧すると共に前記浮き抑制部が設けられる押圧部材を有し、
    前記押圧部材は、前記被固定部材に直接的又は間接的にスライド溝の範囲内で摺動可能に取り付けられると共に、前記被固定部材から脱落することが規制されたものであり、
    前記付勢手段による付勢力に抗して、移動手段により前記液体吐出ヘッドを直接的又は間接的に移動させて位置調整を行うことを特徴とする調整方法。
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