JP6560530B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は表示装置に関する。
近年、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)等の自発光体を用いた表示装置が実用化されている。このようなOLEDを用いた有機EL(Electro-luminescent)表示装置をはじめとする表示装置は、従来の液晶表示装置と比較して、自発光体を用いているため、視認性、応答速度の点で優れているだけでなく、バックライトのような補助照明装置を要しないため、更なる薄型化が可能となっている。
特許文献1には、バンクの開口部に画素電極と有機EL層とを設けた有機EL装置が開示されている。画素電極は、層間絶縁層のうちバンクの開口部の下に設けられたコンタクトホールの底でドレイン電極と接続されている。特許文献2には、薄膜トランジスタのドレイン配線と画素電極とを接続するコンタクトホール内で、画素電極と陰極とが短絡することを防ぐために、コンタクトホール内の画素電極の上に保護部を形成することが開示されている。
特開2005−197027号公報 特開2001−312223号公報
有機ELなどの自発光素子の発光領域は盛り上がったバンクに囲まれている。このバンクが存在するため、発光領域と、その上に配置され表示装置を構成する平面状の物体との距離を短くすることが難しい。そのため、例えば、発光領域の上方にカラーフィルタを配置すると、青の画素として放出された光が赤の画素のカラーフィルタへと漏れる、混色が発生してしまう。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであって、その目的は、自発光素子の発光領域とその上に配置される物体との距離をより短くすることができる技術を提供することにある。
本出願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下の通りである。
本発明にかかる表示装置は、マトリクス状に配置された複数の画素にそれぞれ設けられて前記複数の画素の発光を制御するトランジスタと、前記トランジスタが設けられた、絶縁表面を有する基板と、前記トランジスタを覆うように設けられた平坦化膜と、前記平坦化膜の上方に、前記複数の画素の発光領域に対応して設けられた画素電極と、隣同士の前記画素の間で、前記画素電極の周囲にある凹部に充填される絶縁層と、前記画素電極の表面及び前記絶縁層の表面を覆うように設けられた発光層と、前記画素電極の上方であって前記発光層上に設けられた対向電極と、を有し、前記発光層の下面は、前記画素電極と対向する領域の高さを超える領域を有しないことを特徴とする。
本発明によれば、自発光素子の発光領域とその上に配置される物体との距離をより短くすることができる。
第1の実施形態にかかる有機EL表示装置の一例を概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態にかかる画素の構成の一例を示す部分断面図である。 従来の画素の構成の一例を示す部分断面図である。 第2の実施形態にかかる画素の構成の一例を示す部分断面図である。 第3の実施形態にかかる画素の構成の一例を示す部分断面図である。 第4の実施形態にかかる画素の構成の一例を示す部分断面図である。
以下では、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。出現する構成要素のうち同一機能を有するものには同じ符号を付し、その説明を省略する。また、説明を容易にするため、図面に示される態様は、実際の態様と比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。以下では、自発光素子の一種であるOLED(organic light-emitting diode)を用いた有機EL(Electro Luminescence)表示装置について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる有機EL表示装置100の一例を概略的に示す斜視図である。この図に示されるように、有機EL表示装置100は、アレイ基板120及び対向基板150の2枚の基板を有している。対向基板150はアレイ基板120に対向している。有機EL表示装置100のアレイ基板120及び対向基板150には、マトリクス状に配置された画素210からなる表示領域205が形成されている。ここで、各画素210は表示領域205においてx列y行であるとする。画素210のそれぞれは、3色または4色のうちいずれかの色を出力し、副画素とも呼ばれる。例えば互いに隣接し色の異なる複数の副画素により、表示される画像に含まれる1つの点が表現される。以下では、1つの点を構成する赤色の副画素、青色の副画素、緑色の副画素が1つの方向に並ぶストライプ配列の場合について説明する。この場合、副画素は長方形である。また、1つの点を4つの正方形の副画素(赤、緑、青、白)で構成し、その4つの副画素が2×2の正方形状に配列してもよい。
また、アレイ基板120は、例えばガラス又は樹脂からなる基板であり、絶縁表面を有する。アレイ基板120の上にはマトリクス状に画素回路が配置されている。画素回路のそれぞれは画素210に対応し、TFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を含む。アレイ基板120には、駆動集積回路182と、外部から画像信号等を入力するためのフレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuits)181とが取付けられている。駆動集積回路182は、画素回路のそれぞれに含まれる画素トランジスタに向けてそのソース・ドレイン間を導通させるための走査信号を出力するとともに、画素210の表示階調に応じた信号をその副画素に向けて出力する駆動回路が設けられている。また、本実施形態にかかる有機EL表示装置100は、図の矢印に示されるように、アレイ基板120の発光層が形成された側に光を出射するトップエミッション型の有機EL表示装置である。
図2は、第1の実施形態にかかる画素210の構成の一例を示す部分断面図である。アレイ基板120の上には、下地層121と、半導体膜122を含む半導体層と、層間絶縁層123と、ゲート電極124を含む第1電極層と、層間絶縁層125と、ソース電極およびドレイン電極126、127を含む第2電極層と、層間絶縁層128と、配線129を含む電極層と、コンタクトホール131が形成される平坦化膜130と、取出電極132を含む第3電極層と、内側バンク133を含むバンク層と、画素電極134を含む第4電極層と、外側絶縁層135と、有機EL層137と、共通電極138と、封止膜139とが順に積層されている。下地層121、層間絶縁層123,125,128は、例えば酸化シリコンや窒化シリコンを含む絶縁層である。また第1電極層から第3電極層までの電極層は、特に低抵抗性が求められ、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)等から選ばれた金属層、又はそれらの積層により構成されている。第4電極層は、有機EL層137駆動のための仕事関数等を鑑みて決定され、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、亜鉛酸化物(ZnO)等から選ばれた酸化物導電材料等により構成されている。また、第4電極層は、トップエミッション型の場合は反射性が求められ、反射層として銀(Ag)、Al等の層を有していても良い。
対向基板150のアレイ基板120側の面には、カラーフィルタ145およびブラックマトリクス141の層が形成されている。カラーフィルタ145は、例えば3色又は4色のそれぞれ異なる波長領域の光を透過する。図2の例では、カラーフィルタ145は、赤色の光を透過する赤領域142と、緑色の光を透過する緑領域143と、青色の領域を透過する青領域144とを含む。ブラックマトリクス141は、各副画素の境界から漏れ出る光を遮断するための遮光膜である。対向基板150に形成されたカラーフィルタ145と、アレイ基板120上に積層された封止膜139との間には、充填材140が設けられている。封止膜139までが積層されたアレイ基板120と、カラーフィルタ145が形成された対向基板150とが、封止膜139とカラーフィルタ145とに挟まれる充填材140を接着材として貼り合わせられている。図2においては、有機EL層137は、複数の副画素に亘って均一に設けられ、カラーフィルタ145によって各色を表現する構成となっているが、これに限定されるものではなく、各副画素が有する画素電極134の表面を覆うように、各色の発光を呈する有機EL層137を個別に形成しても良い。この場合、有機EL層137自身が各色の光を出射するため、対向基板150側にカラーフィルタ145は不要となる。
アレイ基板120上には、それぞれ複数の画素210に対応し、マトリクス状に配置された複数の画素回路が設けられる。下地層121から配線129までの層には、画素回路のうち有機EL素子を除く部分が形成されている。また、半導体膜122、ゲート電極124、ドレイン電極126、ソース電極127は、有機EL素子に直接的に接続される薄膜トランジスタを構成する。この薄膜トランジスタは、この薄膜トランジスタを含む画素回路に対応する画素210の発光を制御する。平面的にみると、半導体膜122とゲート電極124とは重なっており、またゲート電極124の図2の左右方向についてゲート電極124から突出するように延びている。半導体膜122のゲート電極124と重なる領域が、薄膜トランジスタのチャネル領域となり、半導体膜122の突出する部分の上面は、層間絶縁層123,125を貫くソース電極およびドレイン電極126、127にそれぞれ接している。平坦化膜130は例えばアクリル樹脂の膜であり、薄膜トランジスタを含む画素回路のうち主に有機EL素子を除く部分を覆うように設けられている。
また、層間絶縁層128および平坦化膜130のうちソース電極またはドレイン電極126の上方にはコンタクトホール131が形成されており、このコンタクトホール131の底でソース電極またはドレイン電極126と取出電極132とが接している。取出電極132の上には、例えばアクリル樹脂からなる内側バンク133が設けられている。内側バンク133の図2に示す断面は台形であり、内側バンク133は上面と下面と上面から下面に向けて拡がるように傾斜する側壁面とを有している。内側バンク133の下面は取出電極132に接し、上面および側面は画素電極134により覆われている。なお、画素電極134は、必ずしも内側バンク133の上面および側壁面の全てを覆わなくてもよい。画素電極134が内側バンク133の上面および側壁面のうち少なくとも一部を覆っていてよい。
平面的にみると、内側バンク133は取出電極132および画素電極134の内側にあり、内側バンク133の周囲で取出電極132と画素電極134とが電気的に接続している。画素電極134の上には有機EL層137が設けられ、有機EL層137の上には例えば透明電極からなる共通電極138の層が設けられ、共通電極138はさらに封止膜139により覆われている。画素電極134、取出電極132、有機EL層137および共通電極138は、画素電極134、取出電極132を陽極、共通電極138を陰極とするOLEDを構成している。有機EL層137は、画素電極134と共通電極138とにより電圧が印加され、電流が流れることで発光する発光層であり、平面的にみると、ある画素210の発光領域は他の画素210の発光領域と離間しており、画素210において、画素電極134と有機EL層137とが接する領域の形状とその画素210の発光領域の形状とが対応している。また画素電極134と有機EL層137とが接する領域は薄膜トランジスタの直上、より厳密にはソース電極またはドレイン電極126と取出電極132とを接続させるコンタクトホール131の直上に配置されている。
平面的にみて隣同士の画素210の間にある領域、より具体的には画素電極134の周囲の領域には内側バンク133および画素電極134により形作られる凹部がある。外側絶縁層135を構成する樹脂(例えばアクリル樹脂)は、この凹部に充填されている。なお平面的にみて、外側絶縁層135は、発光領域には形成されていない。
ここで、有機EL層137の下面の領域については、有機EL層137と画素電極134とが対向する領域の高さを超える領域は存在しない。また、有機EL層137の下面の領域のうち、有機EL層137と画素電極134とが接する領域が最も高い位置にあり、他の領域はその高さと同じまたはより低い位置にある。見方を変えれば、外側絶縁層135の上面の高さは、画素電極134の上面の高さを超えない。図2の例では、外側絶縁層135の上面の高さは画素電極134の上面の高さに合わされており、有機EL層137の上面および下面は平坦である。なお、外側絶縁層135により凹部にある段差が埋められ、有機EL層137や共通電極138が段差により途切れる現象(断切れ)の発生が抑えられ、不良品の発生を抑えることが可能になる。ここで、「高さ」とは、基板120側から各構造体を積み上げていく方向への距離、すなわち図2中、上側に向かう距離を指している。
図3は従来の画素の構成の一例を示す部分断面図である。図3に示す例では、画素電極194はコンタクトホール191の底においてソース電極またはドレイン電極126に接しており、また薄膜トランジスタの直上にバンク193が設けられている。画素電極194と有機EL層137とは平面的にみてバンク193のない領域で接し、発光領域はバンク193に囲まれた凹部に存在する。このため、発光領域とその上のカラーフィルタ145との距離が本実施形態にかかる距離よりも大きくなる。図3の例ではカラーフィルタ145が存在し、本実施形態より発光領域からの光が隣の画素に対するカラーフィルタ145の領域に漏出しやすくなり、隣の画素の色が混じることによる混色が発生しやすくなる。
一方、本実施形態では発光領域がその上にあるカラーフィルタ145に近くなり、混色は発生しにくくなる。また、本実施形態では薄膜トランジスタの直上の領域も発光領域として利用するため、発光領域のレイアウトが容易になる。混色の発生が抑えられることとレイアウトの容易化により、発光領域を広めることや、カラーフィルタ145の開口面積を拡げることも可能になる。
ここで、外側絶縁層135が、ブラックマトリクス141のように光を吸収する物質を含む遮光膜であってもよい。この場合、光を吸収する物質を含む外側絶縁層135により、隣の画素210に向けて伝播する光の一部が吸収されるため、混色の発生をさらに抑えることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態にかかる有機EL表示装置は、第1の実施形態に対して主に外側絶縁層165の構造が異なる。以下では第2の実施形態と第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図4は、第2の実施形態にかかる画素210の構成の一例を示す部分断面図である。本実施形態にかかる有機EL表示装置では、薄膜トランジスタやその直上にある取出電極132、内側バンク133、画素電極134の構造は第1の実施形態における図2の例と同様であり、平面的にみて隣同士の画素210の間にある領域には内側バンク133および画素電極134により形作られる凹部がある。外側絶縁層165を構成する樹脂は、この凹部に充填されている。外側絶縁層165の上面の高さは画素電極134の上面の高さより低く、有機EL層137の上面は、外側絶縁層165の上方の領域が窪んでおり、有機EL層137の下面については、画素電極134と有機EL層137とが接し対向する領域よりも他の領域が低くなっている。
また、画素電極134の側壁面のうち外側絶縁層165の上面より高い領域と上面とは、有機EL層137に接している。したがって、有機EL層137のうち側壁面に接する領域も発光し、発光領域は図2の例より広くなる。また、本実施形態では、隣り合う内側バンク133の間では、有機EL層137、共通電極138および封止膜139に窪みがある。封止膜139の窪みの上には充填材140が充填される。封止膜139の凹凸により、充填材140を用いてアレイ基板120と対向基板150とを貼り合わせる際に気泡が入る現象の発生を抑えることができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態にかかる有機EL表示装置は、第1の実施形態における内側バンク133、取出電極132がなく、画素電極174のみで形状を実現している。以下では第3の実施形態と第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図5は、第3の実施形態にかかる画素210の構成の一例を示す部分断面図である。本実施形態にかかる有機EL表示装置では、アレイ基板120から平坦化膜130までの構造や対向基板150、カラーフィルタ145等の構造は第1の実施形態と同様である。一方、本実施形態にかかる画素電極174は、導電性ペースト、導電性インクまたは導電性高分子といった導電性材料を含み、画素電極174の膜厚は第1、第2、第3、第4電極層より大きい。
層間絶縁層128および平坦化膜130のうちドレイン電極126の上方にはコンタクトホール131が形成されており、このコンタクトホール131の底でソース電極またはドレイン電極126と画素電極174とが接している。また画素電極174は上面と、下面と、上面から下面に向けて拡がるように傾斜する側壁面とを有している。本実施形態では、画素電極174、有機EL層137および共通電極138が、画素電極174を陽極、共通電極138を陰極とするOLEDを構成している。画素電極174と有機EL層137とが接する領域は薄膜トランジスタの直上、より厳密にはソース電極またはドレイン電極126と画素電極174とを接続させるコンタクトホール131の直上に配置されている。また画素電極174と有機EL層137とが接する領域に対応する発光領域において有機EL層137は発光する。
平面的にみて隣同士の画素210の間にある領域、より具体的には画素電極174の周囲の領域には画素電極174により形作られる凹部がある。外側絶縁層175を構成する樹脂(例えばアクリル樹脂)は、この凹部に充填されている。なお平面的にみて、外側絶縁層175は、発光領域には形成されていない。
図5の例では、有機EL層137の下面の領域については、有機EL層137と画素電極174とが対向する領域の高さを超える領域は存在しない。また、有機EL層137の下面の領域うち、有機EL層137と画素電極174とが接する領域が最も高い位置にあり、他の領域はその高さと同じまたはより低い位置にある。また、外側絶縁層175の上面の高さは、画素電極174の上面の高さを超えない。図5の例では、外側絶縁層175の上面の高さは画素電極174の上面の高さに合わされており、これらの上面に接する有機EL層137の上面および下面は平坦である。ここで、外側絶縁層175の上面の高さが画素電極174の上面の高さより低くなっていてもよい。
本実施形態にかかる有機EL表示装置では、内側バンク133や取出電極132を形成するプロセスが不要になる。このため、製造に必要な工程をより簡略化できる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態にかかる有機EL表示装置は、第1の実施形態における対向基板150が存在しない点が異なる。以下では第4の実施形態と第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図6は、第4の実施形態にかかる画素210の構成の一例を示す部分断面図である。本実施形態にかかる有機EL表示装置では、アレイ基板120から封止膜139までの構造は第1の実施形態と同様である。一方、カラーフィルタ145およびブラックマトリクス141は、封止膜139の上に直接形成されている。カラーフィルタ145およびブラックマトリクス141は、例えばインクジェットにより、封止膜139の上に直接描画されている。充填材140の層が存在しないため、発光領域とその上にあるカラーフィルタ145との間隔がさらに狭くなり、より混色を抑えることができる。
100 有機EL表示装置、120 アレイ基板、150 対向基板、181 フレキシブルプリント基板、182 駆動集積回路、205 表示領域、210 画素、121 下地層、122 半導体膜、123,125,128 層間絶縁層、124 ゲート電極、126,127 ソース電極またはドレイン電極、129 配線、130 平坦化膜、131,191 コンタクトホール、132 取出電極、133 内側バンク、134,174,194 画素電極、135,165,175 外側絶縁層、137 有機EL層、138 共通電極、139 封止膜、140 充填材、141 ブラックマトリクス、142 赤領域、143 緑領域、144 青領域、145 カラーフィルタ、193 バンク。

Claims (10)

  1. マトリクス状に配置された複数の画素にそれぞれ設けられて前記複数の画素の発光を制御するトランジスタと、
    前記トランジスタが設けられた、絶縁表面を有する基板と、
    前記トランジスタを覆うように設けられた平坦化膜と、
    前記平坦化膜の上方に設けられ、前記トランジスタと電気的に接続された取出電極と、
    前記取出電極の上方に設けられ、前記取出電極の上面の一部を覆うと共に、前記一部の周囲で、前記取出電極の端部を含む上面の他の一部を露出する第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層の上方に、前記複数の画素の発光領域に対応して設けられ、前記第1絶縁層から露出した前記取出電極の前記他の一部に接する画素電極と、
    隣同士の前記画素の間で、前記画素電極の周囲にある凹部に充填される第2絶縁層と、
    前記画素電極の表面及び前記第2絶縁層の表面を覆うように設けられた発光層と、
    前記画素電極の上方であって前記発光層上に設けられた対向電極と、
    を有し、
    前記発光層の下面は、前記画素電極と対向する領域の高さを超える領域を有しない、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記第2絶縁層の前記表面は、前記画素電極の表面を超えない高さになっている、
    ことを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の表示装置において、
    前記画素電極と前記発光層とが接する領域は、前記トランジスタの直上に配置されている、
    ことを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の表示装置において、
    前記発光層の下面は、平坦であり、
    前記発光層の上面は、平坦である、
    ことを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載の表示装置において、
    前記発光層の下面は、前記画素電極と対向する領域よりも他の領域が低くなるように形成され、
    前記発光層の上面は、前記第2絶縁層の上方の領域が窪む、
    ことを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の表示装置において、
    前記取出電極と前記画素電極とは、前記第1絶縁層を囲んで接している、
    ことを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1から5のいずれかに記載の表示装置において、
    前記画素電極は、天面及び側壁面を有し、
    前記凹部は、前記画素電極の前記側壁面に囲まれる、
    ことを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の表示装置において、
    前記第2絶縁層は、遮光性を有する
    ことを特徴とする表示装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の表示装置において、
    前記複数の画素に対応する位置に設けられたカラーフィルタを備える対向基板をさらに有し、
    前記基板と前記対向基板は、前記発光層及び前記対向電極を挟み、前記対向電極の上方に設けられた充填材を介して、相互に対向する、
    ことを特徴とする表示装置。
  10. 請求項1から8のいずれかに記載の表示装置において、
    前記対向電極を覆う封止膜と、
    前記封止膜上に前記複数の画素に対応して設けられたカラーフィルタと、
    をさらに有し、
    前記基板と前記カラーフィルタは、前記発光層、前記対向電極及び前記封止膜を挟む、
    ことを特徴とする表示装置。
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