JP6558267B2 - 竪型粉砕機 - Google Patents
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Description
竪型粉砕機は、被粉砕物(本明細書においては単に原料と称することもある)を効率的に粉砕することができるという優れた特性を備えている。特に、上抜き式、或いはエアスエプト式等と呼ばれているタイプの竪型粉砕機は、機内に下方から上方に向かって上昇しながら流れるガスの気流を形成して、機内に備えた分級機構によって粉砕後の原料を分級する。そして、所望の粒径となった原料を製品として機外に取り出すという優れた機能を備えている。
竪型粉砕機は、回転テーブル上に粉砕ローラが配されており、粉砕ローラは回転テーブルの方向に押圧されるよう構成されている。粉砕ローラは、回転テーブルが回転することにより、回転テーブルに対して原料を介して従動し回転する。
特許文献1に開示される竪型粉砕機は、自励振動により異常振動が発生した場合に、竪型粉砕機内部の原料に、水を散水して、異常振動を解消する方法が開示されている。
(1)粉砕ローラ及び回転テーブルを備えるとともに、回転テーブルの外周とケーシングの間に形成される環状隙間に円周方向に沿って一定間隔で並べられた複数の風向制御板を備えて、回転テーブル上に投入した原料を、粉砕ローラで粉砕し、回転テーブルの下方から環状隙間にある風向制御板の間を通して供給したガスにより吹き上げて、回転テーブルの上方に配した上部取出口からガスとともに取り出す竪型粉砕機において、粉砕ローラの原料噛み込み側に散水管を配するとともに、散水管下方に環状隙間の上方に位置する散水管の下方部分を覆う遮蔽機を配して、遮蔽機は、粉砕ローラの原料噛み込み側に向かって上方に伸びる第1遮蔽部と、粉砕ローラの反原料噛み込み側に向かって上方に伸びる第2遮蔽部を有して、遮蔽機と隣接する風向制御板との間を上昇して吹き出すガスの流速が、一定間隔で並べられた風向制御板を上昇して吹き出すガスの流速より大きくなるように、第1遮蔽部と、第1遮蔽部に隣接する風向制御板との間に形成される隙間が下方から上方に向かって縮小するように形成するとともに、第2遮蔽部と、第2遮蔽部に隣接する風向制御板との間に形成される隙間が下方から上方に向かって縮小するように形成した。
図1から図4は本発明の実施形態に係わり、その好ましい例を示したものであって、図1は竪型粉砕機の全体構成を説明する図である。図2は散水管、遮蔽機及び風向制御板の配置を説明する図であり、図3は遮蔽機及び風向制御板の配置を上面から説明する図である。図4は散水管、遮蔽機及び風向制御板の配置を側面から観察した図を展開した概念図である。図5は環状隙間近傍のガス吹上の挙動を概念的に説明する図であり、(1)が本発明の実施形態に係り(2)が従来技術に係る。
本実施形態に係る竪型粉砕機1は、図1に示すように竪型粉砕機1の外郭を形成する上部ケーシング1B、及び下部ケーシング1A、並びに、竪型粉砕機1の下部に設置された減速機2Bと図示しない駆動モータによって駆動される回転テーブル2、コニカル型の粉砕ローラ3を備えている。また、図1に示した竪型粉砕機1は、図示しない駆動モータの駆動用電源としてインバータ電源を備えて、運転中、回転テーブル2の回転速度が任意に変更可能な可変速式の竪型粉砕機1である。
竪型粉砕機1の下部ケーシング1Aに取り付けられた散水管25は、環状隙間30の上を通過して、粉砕ローラ3の原料噛み込み部近傍に向かって伸びている。
なお、散水管25は、図示しない水の供給源に接続されており、必要に応じて、粉砕ローラ3の原料噛み込み部近傍に水を散水することができる。
本実施形態に使用した風向制御板10は、図4に示すように、図面上方に向かって右側から左側(粉砕ローラ3の原料噛み込み側から反噛み込み側)に向かって傾いて配された長方形の板であり、環状隙間30に沿って一定間隔(本実施形態においてはLT)を開けて複数個が配されている。
なお、本実施形態においては、図2(1)又図3(1)に示すように風向制御板10の内周側には内周リング10Cが配されているが、図3(2)のように内周リング10Cを備えないケースもある。
遮蔽機12の構成について以下に説明する。
遮蔽機12は、図2(2)又図4に示されるように、散水管25の下方に配されており、粉砕ローラ3の原料噛み込み側に向かって上方に伸びる第1遮蔽部12Aと、粉砕ローラ3の反原料噛み込み側に向かって上方に伸びる第2遮蔽部12Bを有している。
即ち、第1遮蔽部12Aと、第1遮蔽部12Aに隣接する風向制御板10との間に形成される隙間(L1)から吹き出すガスの速度、及び、第2遮蔽部12Bと第2遮蔽部12Bに隣接する風向制御板10との間に形成される隙間(L2)から吹き出すガスの速度が、一定間隔で並べられた風向制御板10の隙間(LT)から吹き出すガスの速度より大きくなるように構成した。
図1に示した竪型粉砕機1は、回転テーブル2上に粉砕ローラ3が配されており、それぞれのローラは、回転テーブル2の方向に押圧されるよう構成されている。粉砕ローラ3は、回転テーブル2が回転することにより、回転テーブル2に対して、原料を介して従動して回転する。なお、本実施形態において回転テーブル2は、回転テーブル2の上面側から見て時計回りに回転する。
そのため、散水管25が、粉砕された原料が大量に含まれているガスの気流に直接さらされて極めて損傷しやすい。参考までに従来技術の例を図5(2)に示す。環状隙間30にある風向制御板10の間を抜けて上昇してきたガスが、直接的に散水管25にあたるため、散水管25が摩耗しやすく長期使用により損傷する可能性がある。
即ち、前述したように、第1遮蔽部12Aと隣接する風向制御板10との間に形成される隙間(L1)から吹き出すガスの速度、及び、第2遮蔽部12Bと隣接する風向制御板10との間に形成される隙間(L2)から吹き出すガスの速度が、一定間隔で並べられた風向制御板10の隙間(LT)から吹き出すガスの速度より大きくなるように構成している。
風向制御板10の間の隙間(LT)から吹き出すガスの流れが、遮蔽機12の方向に向かおうとした場合に、隙間(L1)及び(L2)から吹き出すガス気流に遮られて、方向を変化させるので、容易に散水管25の方向に流れにくくなる。
したがって、粉砕された原料を多く含むガスの気流は、散水管25の方向に流れ難くなり、散水管25がガスの気流に対して非常に曝されにくくなるので、摩耗等の危険性を低減させることができる。
2 回転テーブル
3 粉砕ローラ
3B ローラボス部
3C ローラ軸部
10 風向制御板
10C 内周リング
12 遮蔽機
12A 第1遮蔽部
12B 第2遮蔽部
13 回転式分級羽根
14 一次分級羽根
15 分級機構
19 内部コーン
25 散水管
1A 下部ケーシング
1B 上部ケーシング
2B 減速機
30 環状隙間
33 ガス導入口
34 排出シュート
35 原料供給口
39 上部取出口
Claims (3)
- 粉砕ローラ及び回転テーブルを備えるとともに、回転テーブルの外周とケーシングの間に形成される環状隙間に円周方向に沿って一定間隔で並べられた複数の風向制御板を備えて、回転テーブル上に投入した原料を、粉砕ローラで粉砕し、回転テーブルの下方から環状隙間にある風向制御板の間を通して供給したガスにより吹き上げて、回転テーブルの上方に配した上部取出口からガスとともに取り出す竪型粉砕機において、
粉砕ローラの原料噛み込み側に散水管を配するとともに、散水管下方に環状隙間の上方に位置する散水管の下方部分を覆う遮蔽機を配して、
遮蔽機は、粉砕ローラの原料噛み込み側に向かって上方に伸びる第1遮蔽部と、粉砕ローラの反原料噛み込み側に向かって上方に伸びる第2遮蔽部を有して、
遮蔽機と隣接する風向制御板との間を上昇して吹き出すガスの流速が、一定間隔で並べられた風向制御板を上昇して吹き出すガスの流速より大きくなるように、
第1遮蔽部と、第1遮蔽部に隣接する風向制御板との間に形成される隙間が下方から上方に向かって縮小するように形成するとともに、
第2遮蔽部と、第2遮蔽部に隣接する風向制御板との間に形成される隙間が下方から上方に向かって縮小するように形成したことを特徴する竪型粉砕機。 - 前記第1遮蔽部及び第2遮蔽部を長方形の遮蔽板で形成し、2つの遮蔽板の下部を当接又は固設することにより遮蔽機を形成する請求項1に記載の竪型粉砕機。
- 前記遮蔽機の第2遮蔽部を、粉砕ローラの軸部又はボス部の下方にまで伸びるように配した請求項1又は請求項2に記載の竪型粉砕機。
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JP2016031964A JP6558267B2 (ja) | 2016-02-23 | 2016-02-23 | 竪型粉砕機 |
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Family Applications (1)
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JP2016031964A Active JP6558267B2 (ja) | 2016-02-23 | 2016-02-23 | 竪型粉砕機 |
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