JP2009297597A - 竪型ローラミル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハウジング2と、ハウジング2内に被粉砕物を供給する供給部3と、ハウジング2内の底部に設けられて被粉砕物を粉砕する粉砕部4と、ハウジング2内において粉砕部4の上方に設けられた回転分級羽根8を有する回転分級機5と、粉砕部4で粉砕された被粉砕物を回転分級機5に気流輸送する輸送機構6と、を備えてなる竪型ローラミル1である。ハウジング2の内壁面の、粉砕部4と回転分級機5との間に、粉砕部4側から回転分級機5側に上昇する気流中の粉砕物を分級する分級面を有する分級体14が設けられている。
【選択図】図1
Description
この竪型ローラミルは、粉砕部で被粉砕物を粉砕し、この粉砕物を気流に乗せて上昇させ、上昇した粉砕物を粉砕部の上方に設けられた分級機で分級するものである。
また、特許文献2は分級機の外周ケーシングで整流する装置に関するものであるが、この装置が分級機外周に設置されていることから、分級機の下方から流れてきて分級機内に入る気流に対しては、分級効果が期待できない。
特許文献3は、竪型ローラミル内の流れの向きを変える装置に関するもので、ミル内部の流れを中心向きに偏流させる装置であり、全体的な流れの向きを変えることで一次分級に何らかの効果を持つと推測される。しかし、この装置は、粉砕物に対して積極的に関与するものではなく、したがって一次分級について十分な効果が得られるとは考えにくい。
特許文献4は、竪型ローラミル内の流れの向きを変える装置に関するもので、中央に逆円錐台形状の構造体を設置するものであり、一次分級される粉砕物に対して従属的に効果を与えるものと推測される。しかし、この装置は、粉砕物に対して積極的に関与するものではなく、ミル内の流れを上昇する粉砕物についてもほとんど関与しないものであるから、一次分級について十分な効果が得られるとは考えにくい。
このようにすれば、分級面が、ハウジングの内壁面に沿って上昇する気流の速度を一旦低下させ、その後分級面を迂回させて気流を上昇させるので、気流中の粉砕物の粗粒子を気流中から効果的に除去することができる。
このようにすれば、粉砕部側から回転分級機側に上昇する気流をより良好に一次分級し、その流速やこれに伴われる粉砕物粒子の濃度分布の偏りを十分に抑制することができる。
このようにすれば、分級面の形成が容易になる。
分級体と回転分級機との間に整流板が設けられているので、従来であれば、粉砕部側から回転分級機側に上昇する上昇気流は複雑な流れとなって流速や粒子の濃度分布に大きな偏りを生じ、これに起因して分級機の分級性能が損なわれていたが、整流板を設けたことによって気流が整流されるので、この上昇気流の流速やこれに伴われる粉砕物粒子の濃度分布の偏りが抑制される。
図1は、本発明の竪型ローラミルの第1実施形態の概略構成を示す図であり、図1において符号1は竪型ローラミルである。この竪型ローラミル1は、被粉砕物としての塊炭(原炭)を粉砕し、所望の粒径の微粉炭(粉砕物)を分級し排出するもので、ハウジング2と、ハウジング2内に被粉砕物を供給する供給部3と、ハウジング2内の底部に設けられた粉砕部4と、ハウジング2内に上部に設けられた回転分級機5と、粉砕物を回転分級機5に気流輸送する輸送機構6と、を備えて構成されたものである。
粉砕テーブル11は、複数のテーブルセグメント(図示せず)が円盤状に組み合わされたもので、この円盤が水平面上にて比較的低速で回転するよう構成されたものである。回転ローラ12は、油圧あるいはバネ等によって粉砕テーブル11の外周部に圧接させられ、その状態で粉砕テーブル11の回転によりこの粉砕テーブル11上を転動するものである。
したがって、この気流は、粉砕物粒子(粗粉炭、微粉炭)の濃度分布に偏りがなくなり、同伴する粉砕物粒子のほとんどが回転分級機5内に流入させられて製品として排出される微粉炭となる。また、このように粉砕物粒子の濃度分布に偏りがなくなることなどにより、流速の偏りも抑制される。
また、回転分級機5の分級性能を向上できるので、回転分級機5の回転速度を上げる等の分級機にかかる負担を軽減し、装置の運転コストの低減化を可能にするとともに、回転分級機5そのものを大きくする必要もなくなり、装置コストの上昇も抑えることができる。
また、整流板21は鉄等の金属によって形成されたもので、その厚さについては、その端面によって気流を乱すことなく、さらに、気流に含まれる粉砕物(微粉炭)等が衝突することで破損しない強度を有する厚さとされる。
その際、粉砕テーブル11上で粗粉炭や微粉炭を同伴させた気流は、前述したように分級面14aを有する分級板14によって粉砕物が一次分級される。そして、このように一次分級された気流は、さらに多数枚の整流板21によってその流れが整えられ、整流される。すなわち、二次流れが整流板21の長辺方向に沿って鉛直方向上方に向かう流れに変えられ、また、旋回成分も上昇成分に変更させられる。その結果、整流板21を通過した気流は二次流れが抑制され上昇成分が増加した上昇流となり、流速の偏りが低減された状態で粉砕部4の上方に配置された回転分級機5側に向かう。
また、回転分級機5の分級性能を向上できるので、回転分級機5の回転速度を上げる等の分級機にかかる負担をさらに軽減し、装置の運転コストをより低減化するとともに、回転分級機5そのものを大きくする必要もなくなり、装置コストの上昇をより一層抑えることができる。
Claims (5)
- ハウジングと、
前記ハウジング内に被粉砕物を供給する供給部と、
前記ハウジング内の底部に設けられて被粉砕物を粉砕する粉砕部と、
前記ハウジング内において前記粉砕部の上方に設けられた回転分級羽根を有する回転分級機と、
前記粉砕部で粉砕された粉砕物を前記回転分級機に気流輸送する輸送機構と、を備えてなり、
前記ハウジングの内壁面の、前記粉砕部と前記回転分級機との間に、前記粉砕部側から前記回転分級機側に上昇する気流中の粉砕物を分級する分級面を有する分級体が設けられたことを特徴とする竪型ローラミル。 - 前記分級体の分級面は、下方に向き、かつ、該分級面が接するハウジングの内壁面との間の角度が、鋭角であることを特徴とする請求項1記載の竪型ローラミル。
- 前記分級体は、前記ハウジングの周方向において、その全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の竪型ローラミル。
- 前記分級体は板状の分級板からなり、前記分級面は前記分級板の下方に向く面からなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の竪型ローラミル。
- 前記ハウジングの内壁面の、前記分級体と前記回転分級機との間に、前記粉砕部側から前記回転分級機側に上昇する気流を整流する整流板が複数枚設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の竪型ローラミル。
Priority Applications (1)
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- 2008-06-10 JP JP2008151761A patent/JP2009297597A/ja active Pending
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