JP6556163B2 - 耐候性に優れた構造用鋼材 - Google Patents

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Description

本発明は、構造用鋼材に関する。特に、飛来塩分量が比較的少なく、腐食性がそれほど高くない環境下で耐候性が要求される部材として好適な構造用鋼材に関する。
従来、橋梁などの屋外で用いられる鋼構造物には耐候性鋼が用いられている。耐候性鋼は、大気腐食環境において、Cu、P、Cr、Niなどの合金元素が濃化した保護性の高いさび層に表面が覆われることにより腐食速度が著しく低減する鋼材である。その優れた耐候性により、耐候性鋼を使用した橋梁は無塗装のまま数十年間の供用に耐えることが知られている。
耐候性鋼は1930年代にアメリカで開発され、建築物等の構造物に適用された。その後、日本にも導入され、耐候性鋼が製造され、橋梁等に適用された。このように耐候性鋼はアメリカで開発された後さまざまな国で大量に導入されてきた実績がある。また、BRICSに代表される経済発展著しい国々では、現在インフラストラクチャーの整備が実施されており、特にその維持管理費の増大が問題視されている。例えば、耐候性鋼を使用した無塗装橋梁は、塗装橋梁に比較してメンテナンスコストを低く抑えることが可能であることから、そのような国々でも耐候性鋼の適用が望まれている。これらの経済発展著しい国々で使用されることを考慮すると、鋼材の低コスト化は必須と考えられる。たとえば、低コストな鋼材である要件として、合金コストが低いことが挙げられる。また、これらの国々は比較的広大な国土を有しており、海岸線からの距離が遠い地域、すなわち飛来塩分量が少ない環境が多いと考えられる。したがって、飛来塩分量が比較的少なく、腐食性がそれほど高くない環境で無塗装使用が可能な鋼材が望まれている。
これまで、鋼材の耐候性を向上させる手法としては、たとえば、特許文献1ではCuと1質量%以上のNiを添加した高耐候性鋼材が開示されている。また、特許文献2では1質量%以上のNiとMoを添加した耐候性に優れた鋼材が開示されている。また、特許文献3ではNiに加え、Cu、Tiを添加した耐候性に優れた鋼材が開示されている。また、特許文献4ではNiを多量に含有し、加えてCu、Mo、Sn、Sb、P等を含有した溶接構造用鋼材が開示されている。また、特許文献5ではSnを添加した耐食性に優れた鋼材が開示されている。
特開平11−172370号公報 特開2002−309340号公報 特開平11−71632号公報 特開平10−251797号公報 特開2012−255184号公報
しかしながら、特許文献1、2および3のようにNiの含有量を増加させた場合、合金コストの上昇により鋼材の価格が上昇してしまうという問題点がある。また、特許文献4のようにNiおよびPの含有量を増加させ、Cu、Mo、Sn、Sb等を含有した鋼材では、合金コストの上昇により鋼材の価格が上昇し、さらにPの含有量が高いために溶接性が低下する。また、特許文献5のようにSnの含有量を増加させた場合、合金コストの上昇により鋼材の価格が上昇し,さらに熱間脆性を助長するという問題点がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、低コストで耐候性に優れた構造用鋼材を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、耐候性の観点から鋼材の成分組成について鋭意検討した。その結果、Cuを含有し、さらに微量のNb、Snを含有し、さらに、Nbの固溶量を厳密に管理することにより、鋼材の耐候性が向上することを見出した。このように、優れた耐候性を示す詳細な理由は不明であるが、以下のように推定される。Cuはさび粒子を微細化させることでさび層を緻密化させ、腐食促進因子である酸素や塩化物イオンがさび層を透過して地鉄に到達するのを防止するだけでなく、地鉄表面近傍において濃化することで鋼材のアノード反応を抑制する。Nbは地鉄表面近傍に濃化することで鋼材のアノード反応、カソード反応を抑制する。特に、耐候性を向上させるためには、Nbは鋼中において固溶状態で存在することが重要である。また、SnはNbと同様、地鉄表面近傍において濃化することで鋼材のアノード反応、カソード反応を抑制する。ただし、これらの効果は単独含有では不十分であり、Cu、Nb、Snの複合含有により耐食性が著しく向上すると推定される。
本発明の要旨は以下の通りである。
[1]質量%で、C:0.01%以上0.20%未満、Si:0.05%以上1.00%以下、Mn:0.20%以上2.00%以下、P:0.001%以上0.050%以下、S:0.0001%以上0.0200%以下、Al:0.005%以上0.050%以下、Cu:0.010%以上0.500%以下、Nb:0.005%以上0.100%以下、Sn:0.005%以上0.300%以下を含有し、さらに、固溶Nb量が0.002%以上0.080%以下であり、残部が鉄および不可避的不純物からなる耐候性に優れた構造用鋼材。
[2]さらに、質量%で、Ge:0.0005%以上0.0100%以下を含有する[1]に記載の耐候性に優れた構造用鋼材。
[3]さらに、質量%で、Ta:0.001%以上0.100%以下を含有する[1]または[2]に記載の耐候性に優れた構造用鋼材。
[4]さらに、質量%で、Ni:0.01%以上0.50%以下を含有する[1]〜[3]のいずれかに記載の耐候性に優れた構造用鋼材。
[5]さらに、質量%で、Mo:0.005%以上0.500%以下、Co:0.01%以上0.50%以下、W:0.005%以上0.500%以下、Sb:0.005%以上0.200%以下、Sc:0.001%以上0.200%以下、Sr:0.001%以上0.200%以下、Se:0.001%以上0.200%以下から選ばれる一種以上を含有する[1]〜[4]のいずれかに記載の耐候性に優れた構造用鋼材。
[6]さらに、質量%で、V:0.005%以上0.200%以下、Zr:0.005%以上0.200%以下、B:0.0001%以上0.0050%以下から選ばれる一種以上を含有する[1]〜[5]のいずれかに記載の耐候性に優れた構造用鋼材。
[7]さらに、質量%で、REM:0.0001%以上0.0100%以下、Ca:0.0001%以上0.0100%以下、Mg:0.0001%以上0.0100%以下から選ばれる一種以上を含有する[1]〜[6]のいずれかに記載の耐候性に優れた構造用鋼材。
本発明において耐候性に優れたとは、後述の実施例における耐候性評価において、平均板厚減少量が20.0μm以下であることを意味する。
本発明によれば、耐候性に優れた構造用鋼材が得られる。本発明の構造用鋼材は、耐候性向上に有効な元素を複合含有させることで、低コストで、かつ優れた耐候性を有する。
以下に、本発明を詳細に説明する。なお、以下の説明において、鋼成分組成の各元素の含有量の単位はいずれも「質量%」であり、特に断らない限り単に「%」で示す。
C:0.01%以上0.20%未満
Cは構造用鋼材の強度を向上させる元素であり、所定の強度を確保するため0.01%以上含有する必要がある。一方、0.20%以上では溶接性および靭性が劣化する。したがって、C含有量は0.01%以上0.20%未満とする。
Si:0.05%以上1.00%以下
Siはさび層のさび粒を微細化させて緻密なさび層を形成し、鋼材の耐候性を向上させる効果を有する。また、熱間圧延時の鋼材表面の割れを防止する効果を有する。これらの効果を得るためには、0.05%以上含有する必要がある。含有量は、0.10%以上が好ましく、0.15%以上がより好ましい。一方、1.00%を超えて過剰に含有すると靭性および溶接性が著しく劣化する。したがって、Si含有量は1.00%以下とする。含有量は、好ましくは0.80%以下、より好ましくは0.60%以下である。
Mn:0.20%以上2.00%以下
Mnは構造用鋼材の強度を向上させる元素であり、所定の強度を確保するために0.20%以上含有する必要がある。含有量は、0.40%以上が好ましい。一方、2.00%を超えて過剰に含有すると靭性および溶接性が劣化する。したがって、Mn含有量は2.00%以下とする。好ましくは1.70%以下である。
P:0.001%以上0.050%以下
Pは構造用鋼材の耐候性を向上させる元素である。このような効果を得るためには0.001%以上含有する必要がある。含有量は、0.003%以上が好ましく,0.005%以上がより好ましい。一方、0.050%を超えて含有すると溶接性が劣化する。含有量は、好ましくは0.030%以下、より好ましくは0.020%以下である。
S:0.0001%以上0.0200%以下
Sは0.0200%を超えて含有すると溶接性および靭性が劣化する。含有量は、好ましくは0.0100%以下、より好ましくは0.0050%以下である。一方、含有量を0.0001%未満まで低下させると、生産コストが増大する。含有量は、好ましくは0.0003%以上、より好ましくは0.0005%以上である。
Al:0.005%以上0.050%以下
Alは、製鋼時の脱酸に必要な元素である。このような効果を得るため、Al含有量として0.005%以上含有する必要がある。好ましくは0.010%以上である。一方、0.050%を超えると溶接性に悪影響を及ぼす。含有量は、好ましくは0.040%以下である。
Cu:0.010%以上0.500%以下
Cuは本発明において重要な要件であり、NbおよびSnと共存させることにより、鋼材の耐候性を著しく向上させる効果を有する。Cuはさび層―地鉄界面近傍に濃化することにより鋼材のアノード反応を抑制する。また、さび層のさび粒を微細化することで緻密なさび層を形成し、腐食促進因子である塩化物イオンの地鉄への透過を抑制する効果を有する。これらの効果は含有量が0.010%以上で得られる。含有量は、0.020%以上が好ましく、0.035%超がより好ましい。一方、0.500%を超えるとCu使用量増加に伴うコスト上昇を招く。したがって、Cu含有量は0.500%以下とする。好ましくは0.300%以下であり、より好ましくは0.200%以下であり、更に好ましくは0.150%以下である。
Nb:0.005%以上0.100%以下
Nbは、本発明において重要な要件であり、CuおよびSnと共存させることにより、鋼材の耐候性を著しく向上させる効果がある。Nbは、アノード部においてさび層と地鉄の界面付近に濃化し、アノード反応、カソード反応を抑制する。これらの効果を充分に得るためには、0.005%以上含有する必要がある。含有量は、0.008%以上が好ましく、0.010%以上がより好ましい。一方、0.100%を超えると靭性の低下を招く。したがって、Nb含有量は0.100%以下とする。好ましくは、0.050%以下であり、より好ましくは0.030%以下である。
固溶Nb量:0.002%以上0.080%以下
Nbの添加により耐候性を向上させるためには、含有量を上記の範囲としたうえで、さらにNbの鋼中における固溶量を適正な範囲とすることが重要である。鋼中のNbが上記の耐候性向上効果を発揮するためには、鋼材の腐食に伴ってNbが酸素酸あるいは酸化物の形態でさび層中に溶出することが必要である。一方、Nb炭窒化物は、一般に難溶性物質として知られており、上記の形態でさび層中に溶出することは困難である。したがって、Nbが炭窒化物を形成すると、その周辺での固溶Nb量が減少することで、耐候性の向上効果は減少する。固溶Nb量が0.002%未満では、耐候性の向上効果は十分得られない。したがって、固溶Nb量は、0.002%以上とする。固溶Nb量は、0.005%以上が好ましく、0.008%がより好ましい。一方、固溶Nb量が0.080%を超えると製造コストが増大する。したがって、固溶Nb量は0.080%以下とする。好ましくは0.040%以下であり、より好ましくは0.025%以下である。
Sn:0.005%以上0.300%以下
Snは、本発明において重要な要件であり、CuおよびNbと共存させることにより、鋼材の耐候性を著しく向上させる効果がある。Snは、さび層と地鉄の界面近傍に濃化し、鋼材のアノード反応、カソード反応を抑制する。また、さび層のさび粒を微細化することで腐食促進因子である塩化物イオンの透過を抑制する。これらの効果を充分に得るためには、0.005%以上含有する必要がある。含有量は、0.010%以上が好ましく、0.020%以上がより好ましい。一方、0.300%を超えると鋼の延性や靭性の劣化を招く。また、Sn消費量の増加に伴うコスト上昇を招く。したがって、Sn含有量は0.300%以下とする。好ましくは0.100%以下であり、より好ましくは0.045%以下であり、更に好ましくは0.035%以下である。
残部はFeおよび不可避的不純物である。ここで不可避的不純物として、例えばN:0.010%以下、O:0.010%以下が許容できる。
以上の必須元素で、本発明鋼材は目的とする特性が得られる。なお、上記の必須元素に加えて、本発明では必要に応じて以下の元素を含有できる。
Ge:0.0005%以上0.0100%以下
GeはCu、Nb、Snと共存させることにより鋼材の耐候性を著しく向上させる効果がある。Geは、アノード部においてさび層と地鉄の界面近傍に濃化し、アノード反応およびカソード反応を抑制する。これらの効果を十分に得るためには、0.0005%以上含有する。含有量は、0.0010%以上が好ましい。一方、0.0100%を超えると鋼の靭性劣化を招くおそれがある。したがって、Ge含有量は0.0100%以下とする。含有量は好ましくは0.0050%以下である。
Ta:0.001%以上0.100%以下
TaはCu、NbおよびSn、(場合により、更にGe)と共存させることにより鋼材の耐候性を著しく向上させる効果がある。Taは、アノード部においてさび層と地鉄の界面近傍に濃化し、アノード反応およびカソード反応を抑制する。これらの効果を充分に得るためには、0.001%以上含有する。含有量は、0.002%以上が好ましい。一方、0.100%を超えると鋼の靭性の劣化を招くおそれがある。したがって、Ta含有量は0.100%以下とする。好ましくは0.050%以下であり、より好ましくは0.014%以下である。
Ni:0.01%以上0.50%以下
NiはCu、Nb、Sn、(場合により、更にGe、Ta)と共存させることにより鋼材の耐候性を著しく向上させる効果がある。Niはさび粒を微細化することで緻密なさび層を形成し、構造用鋼材の耐候性を向上させる効果を有する。この効果を充分に得るためには0.01%以上含有する。含有量は、0.02%以上が好ましく、0.03%以上がより好ましい。一方、0.50%を超えて含有するとNi消費量増加に伴うコスト上昇を招く。したがって、Ni含有量は0.50%以下とする。好ましくは0.10%未満であり、より好ましくは0.08%以下である。
本発明では、以下の理由で、Mo、Co、W、Sb、Sc、Sr、Seから選ばれる1種以上を含有することができる。
Mo:0.005%以上0.500%以下
Moは、鋼材のアノード反応に伴ってMoO 2−が溶出し、さび層中にMoO 2−が分布することで、腐食促進因子の塩化物イオンがさび層を透過して地鉄に到達するのを防止する。また、鋼材表面にMoを含む化合物が沈殿することで、鋼材のアノード反応を抑制する。これらの効果を充分に得るためには、0.005%以上含有する。含有量は、0.010%以上が好ましく、0.020%以上がより好ましい。一方、0.500%を超えるとMo消費量増加に伴うコスト上昇を招く。したがって、含有する場合、Mo含有量は0.500%以下とする。好ましくは0.100%以下であり、より好ましくは0.080%以下である。
Co:0.01%以上0.50%以下
Coはさび層に分布し、さび粒を微細化することで緻密なさび層を形成し、鋼材の耐候性を向上させる効果を有する。このような効果を充分に得るためには、0.01%以上含有する。一方、0.50%を超えるとCo消費量増加に伴うコスト上昇を招く。したがって、含有する場合、Co含有量は0.50%以下とする。
W:0.005%以上0.500%以下
Wは鋼材のアノード反応に伴ってWO 2−として溶出し、さび層中に分布することで腐食促進因子の塩化物イオンがさび層を透過して地鉄に到達するのを防止する。また、鋼材表面にWを含む化合物が沈殿することで、鋼材のアノード反応を抑制する。これらの耐食性向上効果を充分に得るためには、0.005%以上含有する。含有量は、0.050%以上が好ましい。一方、0.500%を超えるとW消費量増加に伴うコスト上昇を招く。したがって、含有する場合、W含有量は0.500%以下とする。好ましくは0.200%以下である。
Sb:0.005%以上0.200%以下
Sbは鋼材のアノード反応を抑制するとともに、カソード反応である水素発生反応を抑制することで鋼材の耐候性を向上させる元素である。このような効果を充分に得るためには、0.005%以上含有する。含有量は、0.010%以上が好ましい。一方、Sbを過剰に含有すると靭性の劣化を招くおそれがある。したがって、Sbを含有する場合、含有量は0.200%以下とする。好ましくは0.080%以下である。
Sc:0.001%以上0.200%以下
Scはさび層に分布し、さび粒を微細化することで緻密なさび層を形成し、腐食促進因子のさび層透過を抑制することにより鋼の耐食性を向上させる元素である。このような効果を充分に得るためには、0.001%以上含有する。含有量は、0.005%以上が好ましい。一方、Scを過剰に含有すると靭性の劣化を招くおそれがある。したがって、Scを含有する場合、含有量は0.200%以下とする。好ましくは0.100%以下である。
Sr:0.001%以上0.200%以下
Srは鋼材のアノード反応に伴って溶出し、地鉄界面近傍においてpHの緩衝作用を発揮することで鋼材のアノード反応速度を低下させる元素である。このような効果を充分に得るためには、0.001%以上含有する。含有量は、0.005%以上が好ましい。一方、Srを過剰に含有すると靭性の劣化を招くおそれがある。したがって、Srを含有する場合、含有量は0.200%以下とする。好ましくは0.100%以下である。
Se:0.001%以上0.200%以下
Seは鋼材のアノード反応に伴って酸素酸として溶出し、さび層中に分布することで、腐食促進因子の塩化物イオンがさび層を透過して地鉄に到達するのを防止する。このような効果を充分に得るためには、0.001%以上含有する。含有量は、0.005%以上が好ましい。一方、Seを過剰に含有すると靭性の劣化を招くおそれがある。したがって、Seを含有する場合、含有量は0.200%以下とする。好ましくは0.100%以下である。
本発明では、以下の理由で、V、Zr、Bから選ばれる1種以上を含むことができる。
V:0.005%以上0.200%以下
Vは、強度を高めるために有用な元素である。この効果を充分に得るためには、0.005%以上含有する。一方、0.200%を超えると効果が飽和する。したがって、含有する場合、V含有量は0.200%以下とする。
Zr:0.005%以上0.200%以下
Zrは、強度を高めるために有用な元素である。この効果を充分に得るためには、0.005%以上含有する。一方、0.200%を超えると効果が飽和する。したがって、含有する場合、Zr含有量は0.200%以下とする。
B:0.0001%以上0.0050%以下
Bは、強度を高めるために有用な元素である。この効果を充分に得るためには、0.0001%以上含有する。一方、0.0050%を超えると靭性の劣化を招くおそれがある。したがって、含有する場合、B含有量は0.0050%以下とする。
本発明では、以下の理由で、REM、Ca、Mgから選ばれる1種以上を含有することができる。
REM:0.0001%以上0.0100%以下
REMはさび層に分布し、さび粒を微細化することで緻密なさび層を形成し、鋼材の耐候性を向上させる効果を有する。この効果を充分に得るためには、0.0001%以上含有する。一方、0.0100%を超えるとその効果は飽和する。したがって、含有する場合、REM含有量は0.0100%以下とする。
Ca:0.0001%以上0.0100%以下
Caは鋼中のSを固定して溶接熱影響部の靭性向上に有効な元素である。この効果を十分に得るためには0.0001%以上含有する。一方、0.0100%を超えると鋼中の介在物の量が増加し、かえって靭性の劣化を招くおそれがある。したがって、含有する場合、Ca含有量は0.0100%以下とする。
Mg:0.0001%以上0.0100%以下
Mgは、鋼中のSを固定して溶接熱影響部の靭性向上に有効な元素である。この効果を充分に得るためには、0.0001%以上含有する。一方、0.0100%を超えると鋼中の介在物の量が増加しかえって靭性の劣化を招くおそれがある。したがって、含有する場合、Mg含有量は0.0100%以下とする。
本発明の構造用鋼材は、構造物に適用できる。該構造物として、例えば、橋梁、鉄塔、照明用ポール、建設・鉱山・農業・産業用機械、タンク、高架水槽、車両、コンテナ等がある。
本発明の耐候性に優れた構造用鋼材は、上記成分組成を有する鋼を通常の連続鋳造や分塊法により得られたスラブを熱間圧延することにより厚板や形鋼、薄鋼板、棒鋼等の鋼材に製造され、得られる。以下、本発明鋼材の好ましい製造方法について説明する。以下の説明において、温度はスラブや鋼板の表面温度である。
スラブの加熱温度は、Nbの鋼中固溶量と相関を有する。スラブ加熱温度を1000℃以上とすることにより、Nbの鋼中固溶量を必要量確保することができ、その結果耐食性を向上させることができる。しかし、1200℃を超えてスラブを加熱すると、過度のスケール生成による歩留りの低下およびエネルギー消費量の増大を招くおそれがある。従って、スラブ加熱温度は1000℃以上1200℃以下とする。好ましくは、1050℃以上1150℃未満である。
加熱されたスラブは、ついで、700℃以上の温度で終了する熱間圧延を施して、所望の寸法形状の鋼板とする。圧延仕上げ温度が700℃未満では、歪み誘起析出によりNb炭窒化物の析出量が増大し、鋼中のNb固溶量が低下するおそれがある。従って、圧延仕上げ温度は700℃以上とする。好ましくは800℃以上であり、より好ましくは900℃以上である。
熱間圧延を終了した後の冷却条件は、要求される材質に応じて適宜決定すればよく、空冷あるいは加速冷却を実施すればよい。また、再加熱熱処理を行う場合は、再加熱温度を850℃〜950℃以上とし、在炉時間を5分以上120分以下とすることが好ましい。再加熱後の焼入れの冷却速度は特に限定されない。また、焼戻し処理を行う場合は、焼戻し温度は450℃〜680℃とすることが好ましい。
各元素の含有量は、スパーク放電発光分光分析法、蛍光X線分析法、ICP発光分光分析法およびICP質量分析法、燃焼法等により求めることができる。特に、Ge、Sc、Srの含有量は、ICP質量分析法により測定することが望ましい。
固溶Nb量は、鋼中のNb含有量(全Nb量)と析出Nb量の差を取り、評価した。析出Nb量は、10vol%アセチルアセトン−1mass%テトラメチルアンモニウムクロライド−メタノール溶液中で試料を定電流分解し、抽出残さをアルカリ融解、酸分解後、溶液中のNbをICP発光分光分析法で定量した。
以下に実施例を示す。本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されない。以下の実施例において、表1−1及び表1−2を表1とし、表2−1及び表2−2を表2とする。
表1に示す化学組成の鋼を溶製し、スラブを1000℃以上1200℃以下に加熱し、圧延仕上げ温度800〜950℃の熱間圧延を行い、室温まで空冷して厚さ12mmの鋼板を試作した。
なお、鋼No.83については、スラブを950℃に加熱し、圧延仕上げ温度680℃の熱間圧延を行い、室温まで空冷して、厚さ12mmの鋼板を試作した。
次いで、得られた鋼板から35mm×35mm×5mmの試験片を採取した。試験片は、表面を表面粗さRaが1.6μm以下となるよう研削加工し、端面、裏面をテープシールし、表面露出部の面積が25mm×25mmとなるよう表面もテープシールした。
Figure 0006556163
Figure 0006556163
以上により得られた試験片について、乾湿繰り返し腐食試験を行い、耐候性を評価した。
耐候性の評価試験としては、実際の橋梁などの構造物において最も厳しい環境と考えられる、雨掛かりの無い桁内部の環境を模擬した腐食試験を行った。腐食試験の条件は以下の通りである。温度40℃、相対湿度40%RHの乾燥工程を1時間、その後、移行時間を1時間とった後、温度を25℃、相対湿度を95%RHの湿潤工程を3時間として、その後1時間移行時間をとり、合計6時間で1サイクルとした。また、試験片表面に付着する塩分量が0.3mddとなるよう調整した人工海水溶液を週に一回、乾燥工程中に試験片の表面に塗布した。以上の条件にて224サイクルの試験を行った。
腐食試験終了後、試験片を塩酸にヘキサメチレンテトラミンを加えた水溶液に浸漬して脱錆してから重量を測定し、得られた重量と初期重量との差を求めて片面の平均板厚減少量(μm)を求めた。この平均板厚減少量が20.0μm以下であれば、耐侯性が優れていると評価した。
表2に腐食量(平均板厚減少量)を示す。
Figure 0006556163
Figure 0006556163
表2に示すように、本発明鋼は、平均板厚減少量が20.0μm以下であり優れた耐候性を有することがわかる。一方、比較鋼は平均板厚減少量が20.0μmを超えており、本発明鋼に比べ耐候性が劣っている。

Claims (4)

  1. 質量%で、
    C:0.01%以上0.20%未満、
    Si:0.05%以上1.00%以下、
    Mn:0.20%以上2.00%以下、
    P:0.001%以上0.050%以下、
    S:0.0001%以上0.0200%以下、
    Al:0.005%以上0.050%以下、
    Cu:0.010%以上0.500%以下、
    Nb:0.005%以上0.100%以下、
    Sn:0.005%以上0.300%以下を含有し、
    さらに、固溶Nb量が0.002%以上0.080%以下であり、
    残部が鉄および不可避的不純物からなる耐候性に優れた構造用鋼材。
  2. さらに、質量%で、
    Ge:0.0005%以上0.0100%以下を含有する請求項1に記載の耐候性に優れた構造用鋼材。
  3. さらに、質量%で、
    Ta:0.001%以上0.100%以下を含有する請求項1または2に記載の耐候性に優れた構造用鋼材。
  4. 質量%で、
    C:0.01%以上0.20%未満、
    Si:0.05%以上1.00%以下、
    Mn:0.20%以上2.00%以下、
    P:0.001%以上0.050%以下、
    S:0.0001%以上0.0200%以下、
    Al:0.005%以上0.050%以下、
    Cu:0.010%以上0.095%以下、
    Nb:0.007%以上0.100%以下、
    Sn:0.005%以上0.093%以下を含有し、
    さらに、固溶Nb量が0.002%以上0.080%以下であり、
    上記組成に加えてさらに、下記A〜D群から選ばれる少なくともいずれか1群以上を含有し、
    さらに、質量%で、Ge:0.0005%以上0.0100%以下、Ta:0.001%以上0.100%以下のいずれか1種以上を含有し、
    残部が鉄および不可避的不純物からなる耐候性に優れた構造用鋼材。
    A群:質量%で、Ni:0.01%以上0.50%以下
    B群:質量%で、
    Mo:0.005%以上0.500%以下、
    Co:0.01%以上0.50%以下、
    W:0.005%以上0.500%以下、
    Sb:0.005%以上0.200%以下、
    Sc:0.001%以上0.200%以下、
    Sr:0.001%以上0.200%以下、
    Se:0.001%以上0.200%以下
    から選ばれる一種以上
    C群:質量%で、
    V:0.005%以上0.200%以下、
    Zr:0.005%以上0.200%以下、
    B:0.0001%以上0.0050%以下
    から選ばれる一種以上
    D群:質量%で、
    REM:0.0001%以上0.0100%以下、
    Ca:0.0001%以上0.0100%以下、
    Mg:0.0001%以上0.0100%以下
    から選ばれる一種以上
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