JP5531937B2 - 耐水素誘起割れ性、脆性亀裂伝播停止特性および耐食性に優れた厚鋼板 - Google Patents
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カソード反応としては、主として、次の反応が起こる。
Fe3++e−→Fe2+ (Fe3+の還元反応)
そして、この反応以外にも、次のカソード反応も併発する。
2H2O+O2+2e−→4OH−、
2H++2e−→H2
一方、上記のFe3+の還元反応に対して、次のアノード反応が起こる。
アノード反応:Fe→Fe2++2e− (Feの溶解反応)
従って、腐食の総括反応は、次の(A)式のとおりである。
2Fe3++Fe→3Fe2+・・・・・・(A)式
VS=C+Mn/5+5P−Ni/10−Mo/10+Cu/10・・・(1)
ただし、上記(1)式中の、C、Mn、P、Ni、MoおよびCuは、それぞれの元素の質量%での含有量を表す。
C:0.01〜0.17%
Cは、強度を確保するために必要な元素である。C含有量が0.01%未満では所望の強度を得難い。一方、Cの含有量が0.17%を超えると、一般に「Pcm」と表記される「溶接割れ感受性組成」が上昇して溶接割れ感受性が大きくなる。また、連続鋳造スラブを用いた場合には、連続鋳造スラブの凝固過程における包晶反応の影響によりスラブ割れが発生しやすくなるとともに、連続鋳造スラブの中心部にCが過度に濃化して偏析帯を形成してしまう。このため、C含有量は0.01〜0.17%とする。C含有量の下限は好ましくは0.02%、より好ましくは0.04%である。C含有量の上限は好ましくは0.14%、より好ましくは0.10%である。
Siは、脱酸作用を有する。Siには、鋼を強化する作用もある。しかしながら、Siの含有量が0.01%未満では脱酸が不十分となる。一方、Siの含有量が0.60%を超えると、溶接熱影響部(以下「HAZ」という。)にマルテンサイトが多く生成して靱性を極度に劣化させる。このため、Siの含有量は0.01〜0.60%とする。Si含有量の下限は好ましくは0.20%である。また、Si含有量の上限は好ましくは0.40%である。
Mnは、鋼を強化するとともに靱性を高める作用を有する。しかしながら、Mnの含有量が0.4%未満では高張力厚鋼板として要求される強度が得られない。一方、Mnの含有量が1.8%を超えると、スラブの中心偏析が増大してHICの発生が多くなる。このため、Mn含有量は0.4〜1.8%とする。Mn含有量の下限は好ましくは0.6%、より好ましくは0.9%である。また、Mn含有量の上限は好ましくは1.6%、より好ましくは1.4%である。
Pは、不純物であり、できるだけ少ないほうが好ましい元素である。Pの含有量が多くなって特に0.02%を超えると、スラブにおける中心偏析度が上昇し、局部的な硬さ上昇が発生する。そこで、Pの含有量は0.02%以下とする。
SもPと同様に、不純物であり、できるだけ少ないほうが好ましい元素である。Sの含有量が多くなって特に0.01%を超えると、鋼に対して有害な介在物であるMnSが多く生成する。そこで、Sの含有量は0.01%以下とする。
Nbは、未再結晶領域を拡大させ、圧延の際に転位の導入を行い易くして、微細組織を形成する作用を有する。この効果は、Nbの含有量が0.001%以上で得られる。しかしながら、Nbはスラブ中でNb炭窒化物を形成し、このNb炭窒化物がマトリックスに固溶せずクラスターを形成すると、特に、Nbの含有量が多くなって0.01%以上になり、Nb炭窒化物が10μmを超えるサイズのクラスターを形成すると、これを起点としたHICの発生を招いて耐HICが劣化する。したがって、Nbの含有量は0.001%以上0.01%未満とする。
Alは、脱酸のために必須の元素であり、本発明に係る厚鋼板の場合には、0.001%以上の含有量が必要である。しかしながら、Alの含有量が0.06%を超えると、特にHAZにおいて靱性が劣化しやすくなる。これは、粗大なクラスター状のアルミナ系介在物粒子が形成されやすくなるためと考えられる。したがって、Al含有量は0.001〜0.06%とする。Al含有量の下限は好ましくは0.005%である。また、Al含有量の上限は好ましくは0.05%である。
Snは、Sn2+となって溶解し、酸性塩化物溶液中でのインヒビター作用により腐食を抑制する作用を有する。また、Fe3+を速やかに還元させ、酸化剤としてのFe3+濃度を低減する作用を有することにより、Fe3+の腐食促進作用を抑制するので、高飛来塩分環境における耐候性を向上させる。また、Snには鋼のアノード溶解反応を抑制し耐食性を向上させる作用がある。これらの作用は、Snを0.03%以上含有させることにより得られ、0.50%を超えると飽和する。したがって、Snの含有量は0.03〜0.50%とする。なお、好ましいSnの含有量の下限は0.05%であり、上限は0.30%である。
Nは、不純物として鋼中に存在し、含有量が多い場合には、母材、HAZとも靱性が劣化するのを避けることができず、特に、その含有量が0.01%を超えると、母材およびHAZの靱性劣化が著しくなる。このため、Nの含有量は0.01%以下とする。なお、N含有量の上限は好ましくは0.005%である。
O(酸素)は、不純物として鋼中に存在し、含有量が多い場合には母材靱性に悪影響を及ぼし、特に、その含有量が0.005%を超えると、母材靱性の劣化が著しくなる。このため、Oの含有量は0.005%以下とする。O含有量の上限は好ましくは0.003%である。
VS=C+Mn/5+5P−Ni/10−Mo/10+Cu/10・・・(1)
ただし、上記(1)式中の、C、Mn、P、Ni、MoおよびCuは、それぞれの元素の質量%での含有量を表す。
Cuは必要に応じて含有させることができる。Cuを含有させると、強度を向上させることができる。すなわち、Cuを含有させると、特に、焼入れ−焼戻しの熱処理を行った場合に、Cuによる時効硬化によって一層強度を高めることができる。また、Cuには、耐食性を向上させる作用もある。したがって、上記の効果を得るためにCuを含有してもよい。Cuの含有量が多いと、コスト上昇に見合った性能の改善が見られない。また、Snを含有する鋼では、Cuの含有による耐食性の低下が著しい。さらに、鋼材を製造する際、Cuの含有による圧延割れの原因ともなる。このため、含有させる場合のCu含有量は0.2%以下とし、かつSn含有量に対するCu含有量の比、すなわち、Cu/Sn比を1.0以下とする。なお、Cuによる上記の効果を安定的に発現させるためには、Cuを0.01%以上含有させることが好ましい。含有させる場合のCu含有量の下限はより好ましくは0.05%である。また、Cu含有量の上限はより好ましくは0.15%である。
Crは必要に応じて含有させることができる。Crを含有させると、強度を上昇させることができる。すなわち、Crは、スラブの凝固過程において中心偏析部に濃化し難いので、熱間圧延後の厚鋼板の水冷時に、オーステナイトからのフェライトやパーライトへの変態を遅らせて焼入れ性を高めて厚鋼板の強度を上昇させ、また、焼戻し処理あるいは高温でのSR処理の際に、素地フェライトの軟化を遅らせて微細な特殊炭化物の析出硬化作用により軟化抵抗の増加をもたらす。そのため、特に、ラインパイプ用厚鋼板の場合には、耐HIC性と高強度をともに確保するために非常に有効な元素である。したがって、上記の効果を得るためにCrを含有してもよい。しかしながら、Crの含有量が0.7%を超えると、溶接時の作業性を極度に低下させるとともにコストが嵩む。このため、含有させる場合のCrの含有量は0.7%以下とする。含有させる場合のCr含有量の上限は好ましくは0.5%である。なお、Crによる上記の効果を安定的に発現させるためには、Crを0.01%以上含有させることが好ましい。含有させる場合のCr含有量の下限はより好ましくは0.1%である。
Moは必要に応じて含有させることができる。Moを含有させると、強度を上昇させることができる。また、Moには、靱性を向上させる作用もある。したがって、上記の効果を得るためにMoを含有してもよい。しかしながら、Moの含有量が0.7%を超えると、特に、HAZの硬さが高くなって靱性と耐SSC性を損なう。このため、含有させる場合のMoの含有量は0.7%以下とする。含有させる場合のMo含有量の上限は好ましくは0.5%である。なお、Moによる上記の効果を安定的に発現させるためには、Moを0.01%以上含有させることが好ましい。含有させる場合のMo含有量の下限はより好ましくは0.1%である。
Vは必要に応じて含有させることができる。Vを含有させると、強度を上昇させることができる。すなわち、Vは、主に焼戻し時の炭窒化物析出により強度を向上させる作用を有する。したがって、上記の効果を得るためにVを含有してもよい。しかしながら、0.4%を超えるVを含有させても、強度向上効果が飽和してコストが嵩むばかりか、靱性の劣化も生じる。したがって、含有させる場合のVの含有量は0.4%以下とする。含有させる場合のV含有量の上限は好ましくは0.3%である。なお、Vによる上記の効果を安定的に発現させるためには、Vを0.01%以上含有させることが好ましい。含有させる場合のV含有量の下限はより好ましくは0.025%である。
Tiは必要に応じて含有させることができる。Tiを含有させると、強度を上昇させることができる。また、Tiには、スラブの品質を安定させる作用もある。したがって、上記の効果を得るためにTiを含有してもよい。しかしながら、Tiの含有量が0.2%を超えると、特に、HAZの靱性を劣化させる。このため、含有させる場合のTiの含有量は0.2%以下とする。含有させる場合のTi含有量の上限は好ましくは0.05%である。なお、Tiによる上記の効果を安定的に発現させるためには、Tiを0.001%以上含有させることが好ましい。含有させる場合のTi含有量の下限はより好ましくは0.005%である。
Niは必要に応じて含有させることができる。Niを含有させると、靱性を向上させることができる。すなわち、Niは、固溶状態において鋼のマトリックスの靱性を高める効果がある。また、Niには、焼入れ性を高める作用もある。したがって、上記の効果を得るためにNiを含有してもよい。しかしながら、0.7%を超えるNiを含有させてもコスト上昇に見合った性能の改善が見られない。したがって、含有させる場合のNiの含有量は0.7%以下とする。含有させる場合のNi含有量の上限は好ましくは0.5%である。Niによる上記の効果を安定的に発現させるためには、Niを0.01%以上含有させることが好ましい。含有させる場合のNi含有量の下限はより好ましくは0.1%である。
Bは必要に応じて含有させることができる。Bを含有させると、焼入れ性を向上させることができる。したがって、上記の効果を得るためにBを含有してもよい。しかしながら、0.0010%を超えるBを含有させても、上記の効果が飽和するし、著しい靱性の劣化が生じる。したがって、含有させる場合のBの含有量は0.0010%以下とする。含有させる場合のB含有量の上限は好ましくは0.0006%である。なお、Bによる上記の効果を安定的に発現させるためには、Bを0.0001%以上含有させることが好ましい。含有させる場合のB含有量の下限はより好ましくは0.0003%である。
Caは必要に応じて含有させることができる。Caは、熱間加工性を高める作用を有する。なお、Caが鋼中のSと反応して溶鋼中で形成する酸・硫化物(オキシサルファイド)は、MnSなどと異なって、熱間加工の一形態である圧延加工で圧延方向に伸びることがなく圧延後も球状であるため、延伸した介在物の先端などを割れの起点とする溶接割れやHICを抑制する作用がある。したがって、上記の効果を得るためにCaを含有してもよい。しかしながら、Caの含有量が0.01%を超えると、靱性の劣化を招くことがある。したがって、Caを含有させる場合の含有量を0.01%以下とした。含有させる場合のCa含有量の上限は好ましくは0.0060%である。Caによる上記の効果を安定的に発現させるためには、Caを0.0005%以上含有させることが好ましい。含有させる場合のCa含有量の下限はより好ましくは0.0010%である。
Mgは必要に応じて含有させることができる。Mgは、熱間加工性を高める作用を有する。Mgには、Mg含有酸化物を生成してTiNの発生核となり、TiNを微細分散させる作用もある。したがって、上記の効果を得るためにMgを含有してもよい。しかしながら、Mgの含有量が0.01%を超えると、酸化物が多くなりすぎて延性低下をもたらす。したがって、Mgを含有させる場合の含有量を0.01%以下とした。含有させる場合のMg含有量の上限は好ましくは0.0080%である。なお、Mgによる上記の効果を安定的に発現させるためには、Mgを0.0010%以上含有させることが好ましい。含有させる場合のMg含有量の下限はより好ましくは0.0020%である。
REMは必要に応じて含有させることができる。REMは、熱間加工性を高める作用を有する。REMには、HAZ組織の微細化作用もある。したがって、上記の効果を得るためにREMを含有してもよい。しかしながら、REMの含有量が多くなると、介在物となって清浄性を低下させるが、REMの添加によって形成される介在物は、比較的靱性劣化への影響が小さいため、0.01%以下であればREMを含有させても母材の靱性の低下は許容できる。したがって、REMを含有させる場合の含有量を0.01%以下とした。含有させる場合のREM含有量の上限は好ましくは0.0080%である。なお、REMによる上記の効果を安定的に発現させるためには、REMを0.0010%以上含有させることが好ましい。含有させる場合のREM含有量の下限はより好ましくは0.0020%である。
次の(1)式で表されるVSの値が0.65以下であると、連続鋳造鋳片の中心偏析を改善することができるので、400MPa以上の降伏強さを有する厚鋼板を、母材におけるDWTT特性の劣化なく製造することが可能である。
VS=C+Mn/5+5P−Ni/10−Mo/10+Cu/10・・・(1)
ただし、上記(1)式中の、C、Mn、P、Ni、MoおよびCuは、それぞれの元素の質量%での含有量を表す。
しかしながら、VSの値が0.65を超えると、連続鋳造鋳片の中心偏析、特に、Cuの中心偏析を避けることができなくなって、DWTT特性が著しく劣化してしまう。一方、VSの値が0.25未満であると、API規格X65〜X70級の高張力という所望の強度を確保することが難しくなる。したがって、前記(1)式で示されるVSの値は0.25〜0.65とする。
本発明の厚鋼板に、API規格X65〜X70級の強度を確保させるには、ミクロ組織を、ベイナイトの割合が90%以上であるものとする必要がある。
加熱工程としての工程(a)では、本発明の厚鋼板製造のための圧延素材としてのスラブをAc3点以上1000℃未満の温度に加熱する。
圧延工程としての工程(b)では、上記工程(a)で加熱したスラブを、粗圧延および仕上圧延に分けて圧延する。
スラブに対する粗圧延は、スラブ厚さが成品である厚鋼板の厚さの3〜8倍になるように行うことが好ましい。粗圧延において、スラブ厚さが成品厚さの3倍よりも薄くなるまで圧延すると、仕上げ圧延する際の圧下量が不足して厚鋼板の靱性を改善できないおそれがあり、一方、粗圧延におけるスラブ厚さが成品厚さの8倍を超えるものであると、仕上圧延での最終仕上温度をAr3点以上とすることが難しくなって、後述する工程(c)の冷却によって、前述した(B)項のミクロ組織を確保できない場合がある。
仕上げ圧延は、上述の粗圧延を施されたスラブに対し、冷却することなく引き続き圧下を行って、所定の板厚の成品とする工程である。この仕上圧延では、圧延終了時の成品表面温度が800℃以上になるように、圧延を行うことが好ましい。これは、成品である厚鋼板の工程(c)での冷却開始温度をAr3点以上にするためである。冷却開始温度をAr3点以上として急冷することにより、前述した(B)項のミクロ組織を確保することが容易になる。
冷却工程としての工程(c)では、仕上圧延後の成品を冷却する。冷却は、Ar3点以上の温度から、5〜80℃/sの冷却速度で、400〜550℃の温度域まで行い、冷却停止後は、空冷または放冷することが好ましい。
なお、以上の耐食性試験では、板厚減少量が0.25mm、剥離面積率30%以下であることを目標とした。
Claims (7)
- 質量%で、C:0.01〜0.17%、Si:0.01〜0.60%、Mn:0.4〜1.8%、P:0.02%以下、S:0.01%以下、Nb:0.001%以上0.01%未満、Al:0.001〜0.06%、Sn:0.03〜0.50%、N:0.01%以下およびO:0.005%以下を含有し、残部がFeおよび不純物からなり、かつ、下記の(1)式で示されるVSの値が0.25〜0.65である化学組成を有し、ミクロ組織がベイナイトの割合が90%以上であることを特徴とする厚鋼板。
VS=C+Mn/5+5P−Ni/10−Mo/10+Cu/10・・・(1)
ただし、上記(1)式中の、C、Mn、P、Ni、MoおよびCuは、それぞれの元素の質量%での含有量を表す。 - 質量%で、さらに、Cu:0.2%以下を含有し、Cu/Sn比が1.0以下であることを特徴とする請求項1に記載の厚鋼板。
- 質量%で、さらに、Cr:0.7%以下、Mo:0.7%以下、V:0.4%以下およびTi:0.2%以下の元素のうち1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の厚鋼板。
- 質量%で、さらに、Ni:0.7%以下を含有することを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の厚鋼板。
- 質量%で、さらに、B:0.0010%以下を含有することを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の厚鋼板。
- 質量%で、さらに、Ca:0.01%以下、Mg:0.01%以下およびREM:0.01%以下の元素のうち1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の厚鋼板。
- 請求項1から6までのいずれかに記載の化学組成を有するスラブの加熱温度をAc3点以上1000℃未満として製造したものであることを特徴とする厚鋼板。
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