JP6555869B2 - 静電容量型トランスデューサ - Google Patents

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Description

本発明は、超音波変換素子などとして用いられる静電容量型トランスデューサ等に関する。
従来、マイクロマシニング技術によって製造される微小機械部材はマイクロメータオーダの加工が可能であり、これらを用いて様々な微小機能素子が実現されている。こうした技術を用いた静電容量型トランスデューサは、圧電素子の代替品として研究されている。このような静電容量型トランスデューサによると、振動膜の振動を用いて超音波を送信ないし受信することができ、特に液中において優れた広帯域特性を容易に得ることができる。この種のものとして、基板上に形成された第一の電極や、セル間を接続する電気配線がチタンで形成される静電容量型トランスデューサが提案されている(特許文献1参照)。
特開2012−222514号公報
上記従来技術において、第一の電極や、セル間を接続する電気配線がチタンで形成される静電容量型トランスデューサでは、送信効率或は受信感度が低下することがある。
上記課題に鑑み、素子を1つ以上備える本発明の第一の静電容量型トランスデューサは次の特徴を有する。前記素子は、共通の信号取り出し電極に電気的に接続される、一対の電極のうちの一方の電極と、前記一方の電極と間隙を隔てて設けられた他方の電極と、を備えるセルを複数有するセル群を、複数備え、各セル群内では、各セルから前記信号取り出し電極までの配線長が等しい。そして、各セル群の静電容量をΔCg、隣り合う2つのセル群間の配線抵抗をΔRg、前記素子内のセル群の数をNg、前記素子の中心周波数をfcとしたとき、次の式(1)が満たされる。
fc≦1/(2×π×Ng×ΔRg×ΔCg) (1)
また、上記課題に鑑み、セルを1つ以上備える本発明の第二の静電容量型トランスデューサは次の特徴を有する。前記セルは、共通の信号取り出し電極に電気的に接続される、一対の電極のうちの一方の電極と、前記一方の電極と間隙を隔てて設けられた他方の電極と、を備え、各セルから前記信号取り出し電極までの配線長が異なる。そして、各セルの静電容量をΔCs、隣り合う2つのセル間の配線抵抗をΔRs、セルの数をNs、当該トランスデューサの中心周波数をfcとしたとき、次の式(2)が満たされる。
fc≦1/(2×π×Ns×ΔRs×ΔCs) (2)
第二の静電容量型トランスデューサの構成は、第一の静電容量型トランスデューサにおいて各セル群が1つのセルからなるものと見做すこともできる。
本発明によれば、所定の関係式を満足させる構成によって、送信効率或は受信感度の低下を防止することができる。
本発明の実施形態1ないし実施例1の静電容量型トランスデューサの説明図。 図1の静電容量型トランスデューサの作製方法を説明する断面図。 本発明の原理を説明する図。 本発明の実施例2の静電容量型トランスデューサを説明する上面図。 本発明の実施例3の静電容量型トランスデューサを説明する上面図。 本発明の実施例4の静電容量型トランスデューサを説明する上面図。 伝達特性のシミュレーション結果を示す図。 本発明の実施形態2の被検体情報取得装置に関する説明図。
本発明では、素子がセル群或いはセルを複数備え、セル群ないしセルの静電容量、隣り合うセル群ないしセル間の配線抵抗、セル群ないしセルの数、動作周波数の中心周波数を含む所定の関係式を満足させることで所期の目的を達成する。以下、本発明の実施形態や実施例について説明するが、本発明はこれらの実施形態や実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(実施形態1)
以下に、本発明の実施形態について図を用いて説明する。図1(a)は、本実施形態の静電容量型トランスデューサの上面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−B断面図である。また、図2は、図1(a)のC−D断面図であり、本実施形態の静電容量型トランスデューサの作製方法を示す。
本実施形態の静電容量型トランスデューサは、セル構造(セル)1を有する静電容量型トランスデューサ素子(エレメント)2を1つ以上備えている。図1では、1つの静電容量型トランスデューサ素子のみ記載しているが、素子数はいくつでも構わない。セル構造1は、基板9、基板上に形成された第一の絶縁膜10、第一の絶縁膜10上に形成された第一の電極(下電極)4、第一の電極4上の第二の絶縁膜11を有する。さらに、第一のメンブレン13と第二の電極(上電極)5、第二のメンブレン19、第三のメンブレン20で構成される振動膜12と、振動膜12を振動可能に支持する振動膜支持部18、キャビティ(間隙)3とを有している。基板9がガラス基板などの絶縁性基板の場合、第一の絶縁膜10は無くてもよい。第一のメンブレン13、第二のメンブレン19、第三のメンブレン20は絶縁膜である。これらの材料として、特に、窒化シリコン膜は、低い引張り応力、例えば、300MPa以下の引張り応力で形成できるので、窒化シリコン膜の残留応力により振動膜の大きな変形を防止することができるため、望ましい。
セル群14を構成する複数のセル1はセル群間の配線16で接続されている。セル群14とは、素子において共通の信号取り出し電極15からの配線長が等しい複数のセルで構成されるものをいう。すなわち、電気配線16は、第二の電極同士を接続し、隣り合うセル群のセル同士を接続している。セル群間の配線16を平行射影する面が第一の電極4に重なる場合、寄生容量となる。寄生容量はノイズの増加につながるため、セル群間の配線16を平行射影する面が第一の電極4に重なる部分は少ないことが望ましい。従って、セル群間の配線の幅は小さく本数は少ないことが望ましい。また、第一の電極4上にキャビティ3などの立体構造を形成しやすくするために、第一の電極4は凹凸のない平面であることが望ましい。図1において、6はエッチング路、7はエッチング孔、8は封止部である。これらについては後述する。
本実施形態の静電容量型トランスデューサでは、素子において共通の信号取り出し電極15からの配線長がセル群内では等しい複数のセルで構成されるセル群14を複数有する。つまり、素子(エレメント)2は複数のセル群14を有する。信号取り出し電極は素子毎に設けられ、ここでは、一対の一方の電極(振動膜の一部である第二の電極5)は素子間で電気的に絶縁され、他方の電極(第一の電極4)は素子間で電気的に接続されている。こうした構成において、送信効率或は受信感度を低下させないように、セル群の静電容量ΔCgと、隣り合うセル群の間の配線16の電気抵抗ΔRgと、セル群の数Ngと、トランスデューサの動作周波数の中心周波数fcとが、(1)式の関係を満足する。静電容量は、セル自体の静電容量と寄生容量を含むものであり、電気抵抗は、並列的な複数の配線16の合成抵抗である。
fc≦1/(2×π×Ng×ΔRg×ΔCg) (1)
本構成とすることによって、セル群の静電容量とセル群の間の電気抵抗のRCカップリングによる、送信効率或は受信感度の低下を防止することができる。ここで、RCカップリングによる送信効率或は受信感度の低下を説明する。一般的に、電気抵抗Rと静電容量Cが直列に接続される場合、RCカップリングによりローパスフィルタを形成する。このローパスフィルタのカットオフ周波数は1/(2×π×R×C)で表現することができる。一般的な静電容量型トランスデューサの場合、素子内の静電容量或は電気抵抗が小さいことが知られており、これらのRCカップリングによるカットオフ周波数が非常に高いため、考慮しない。素子の外部の寄生抵抗が大きい場合には、この外部の寄生抵抗と素子内の静電容量Cとのカップリングを考慮することがある。その場合、寄生抵抗を低減して、これらのRCカップリングによるカットオフ周波数を高くする。
本発明では、セル群の静電容量ΔCとセル群の間の電気抵抗ΔRが小さい場合でも、セル群の数が多くなることで、これらのRCカップリングにより送信効率或は受信感度が低下する課題が存在することを見出した。特に、セル群を構成するセルの数が少なく、セル群を構成するセル数よりセル群の数が多い場合や、セル群の数が50個以上の場合に、RCカップリングにより、送信効率或は受信感度が低下する。
図3は、本発明の原理を説明するもので、本発明の静電容量型トランスデューサの素子の回路構成である。本発明の静電容量型トランスデューサでは、信号取り出し電極からの配線長が等しいセルは電気的に等価とみなせる。従って、これらのセルを1つのセル群とする。図3に示すように、セル群の数が多い場合、1つのセル群の静電容量とセル群の間の電気抵抗によるRCカップリングが多段(N段)に形成されることになる。その場合、V1とV2の関係は下記のように記述できる。特に、セル群の数(N)が50個以上の場合は、(3)式と厳密解との差が1%未満となる。
Figure 0006555869
上記(3)式で、√(ΔR/jωΔC)はZ(インピーダンス)であり、Z=√(R+jωL)/(G+jωC)と表されるが、ここではL(インダクタンス)とG(コンダクタンス)がゼロであるので、Z=√(ΔR/jωΔC)となる。γは√(R+jωL)(G+jωC)と表されるが、ここでもL、Gがゼロであるので、γ=√(jωΔRΔC)となる。
(3)式において、信号取り出し電極から最も遠いセル群の外側にセルが存在しないことから、非常に大きいインピーダンスを持つとみなすことができるため、I2はゼロとなる。従って、V1とV2の関係は下記のように記述できる。
V1/V2=cosh(N√(jωΔRΔC)) ω=2πf (4)
静電容量型トランスデューサの周波数帯域は広いため、所望の中心周波数fcに対して、2倍の周波数帯域まで、上記(4)式のV1/V2がほぼ一定であれば、RCカップリングによる送信効率或は受信感度の低下を防止できることになる。すなわち、V1/V2は伝達特性(感度)であり、これが2fc辺りまであまり低下しなければカットオフ周波数が十分に高くなって、送信効率或は受信感度の低下を防止できる。ここで、ほぼ一定とは、伝達特性の低下率が、超音波の圧力を測定する装置やシステムの精度である1dB以下であることを指す。
(4)式より、変数であるN√(ωΔRΔC)が一定の場合、V1/V2は一定となる。図7は、N√(ωΔRΔC)を横軸として、V1/V2をdBで表示したものである。図7に示すように、シミュレーション結果として、N√(ωΔRΔC)が1.5以下のとき、2fcでの伝達特性の低下率が1dB以下であることが分かっている。従って、下記の(5)式を満たせば良いことになる。つまり、1(dB)≧cosh(N√(ωΔRΔC))と記述できて、下記(5)式が導ける。
N√(2π(2fc)ΔRΔC)≦1.5 (5)
1.5の2乗はほぼ2であるから、(5)式から上述した(1)式が導ける。以上より、セル群の静電容量ΔCgと、隣り合うセル群の間の配線16の電気抵抗ΔRgと、 前記セル群の数Ngと、中心周波数fcとが、(1)式の関係を満足することにより、V1/V2はほぼ一定となることから、送信効率或は受信感度を低下させない。
トランスデューサの駆動原理を説明する。静電容量型トランスデューサの素子は、信号取り出し電極15から電気信号を取り出すことができる。本実施形態では、第二の電極を取り出し電極に接続して、電気信号を取り出しているが、第一の電極から取り出してもよい。静電容量型トランスデューサで超音波を受信する場合、図示しない電圧印加手段で、直流電圧を第一の電極4に印加しておく。超音波を受信すると、第二の電極5を有する振動膜12が変形するため、第二の電極5と第一の電極4との間のキャビティ3の距離(高さ)が変わり、静電容量が変化する。この静電容量変化によって、信号取り出し電極15に電流が流れる。この電流を、図示しない電流−電圧変換素子によって電圧として、超音波を受信することができる。上述したように、直流電圧を第二の電極に印加し、第一の電極から電気信号を取り出してもよい。一方、第二の電極に直流電圧と交流電圧を印加し、静電気力によって振動膜12を振動させることができ、これによって、超音波を送信することができる。送信する場合も、引き出し配線の構成を変更することによって、直流電圧と交流電圧を第一の電極に印加し、振動膜を振動させてもよい。
図2を用いて、本実施形態の作製方法を説明する。図2は、静電容量型トランスデューサの断面図であり、図1とほぼ同様の構成である。図2は、図1のC−D断面図である。図2(a)に示すように、基板9上に第一の絶縁膜10を形成する。基板9はシリコン基板であり、第一の絶縁膜10は第一の電極4との絶縁を形成するためのものである。基板9がガラス基板のような絶縁性基板の場合、絶縁膜10は形成しなくともよい。また、基板9は、表面粗さの小さな基板が望ましい。表面粗さが大きい場合、本工程の後工程の成膜工程でも、表面粗さが転写されていくとともに、表面粗さによる第一の電極と第二の電極間の距離が、各セル間、各素子間において、ばらついてしまう。このばらつきは、変換効率のばらつきとなるため、感度、帯域ばらつきとなる。従って、基板9は、表面粗さの小さな基板が望ましい。
次に、第一の電極4を形成する。第一の電極4は、表面粗さが小さい導電材料が望ましく、例えば、チタン、アルミニウムとネオジウムなどのアルミ合金等である。基板と同様に、第一の電極の表面粗さが大きい場合、表面粗さにより第一の電極と第二の電極間の距離が、各セル間、各素子間でばらついてしまう。そのため、表面粗さが小さい導電材料が望ましい。次に、第二の絶縁膜11を形成する。第二の絶縁膜11は、表面粗さが小さい絶縁材料が望ましく、第一の電極4と第二の電極5との間に電圧が印加された場合の第一の電極と第二の電極間の電気的短絡或は絶縁破壊を防止するために形成する。低電圧で駆動し、後述のメンブレン13が絶縁体である場合、第二の絶縁膜11を形成しなくともよい。基板と同様に、第二の絶縁膜11の表面粗さが大きい場合、表面粗さにより第一の電極と第二の電極間の距離が、各セル間、各素子間でばらついてしまうため、表面粗さが小さい第二の絶縁膜が望ましい。例えば、窒化シリコン膜、シリコン酸化膜等である。
次に、図2(b)に示すように、犠牲層17を形成する。犠牲層17は、表面粗さが小さい材料が望ましい。基板9と同様に、犠牲層の表面粗さが大きい場合、表面粗さにより第一の電極と第二の電極間の距離が、各セル間、各素子間でばらついてしまうため、表面粗さが小さい犠牲層17が望ましい。また、犠牲層を除去するエッチングのエッチング時間を短くするために、エッチング速度の速い材料が望ましい。犠牲層を除去するエッチング液或はエッチングガスに対して、第二の絶縁膜11、メンブレンがほぼエッチングされないような犠牲層材料が求められる。犠牲層を除去するエッチング液或はエッチングガスに対して、第二の絶縁膜、メンブレンが多少ともエッチングされる場合、振動膜の厚さのばらつき、第一の電極と第二の電極との間の距離のばらつきが発生する。振動膜12の厚さばらつき、第一の電極と第二の電極との間の距離ばらつきは、各セル間、各素子間の感度、帯域ばらつきとなる。第二の絶縁膜11、第一のメンブレン13が窒化シリコン膜或はシリコン酸化膜の場合、犠牲層材料として、表面粗さが小さく、第二の絶縁膜、第一のメンブレンがエッチングされないエッチング液を用いるクロムが望ましい。
次に、図2(c)に示すように、第一のメンブレン13と第二の電極5、第二のメンブレン19を形成する。第一のメンブレン13と第二のメンブレン19は、低い引張り応力のものが望ましい。例えば、300MPa以下の引張り応力がよい。窒化シリコン膜は応力コントロールが可能であり、300MPa以下の低い引張り応力にすることができる。第一のメンブレン13が圧縮応力を有する場合、第一のメンブレンがスティッキング(キャビティの底面に接触してしまうこと)或は座屈を引き起こし、大きく変形する。また、大きな引張り応力の場合、メンブレンが破壊されることがある。従って、第一のメンブレン13と第二のメンブレン19は、低い引張り応力が望ましい。第二の電極5は、残留応力が小さい材料が望ましい。第二の電極の残留応力が大きい場合、振動膜12の大きな変形を引き起こすため、残留応力の小さな第二の電極が望ましい。また、追加でメンブレンを形成する場合は、第二の電極は、耐熱性を有する材料が望ましい。例えば、チタン、アルミ合金等である。特に、アルミニウムとネオジウムのアルミ合金は熱耐性が高いため、第二のメンブレンや第三のメンブレンを形成する際の温度による第二の電極の変質を防止することができる。
次に、図2(d)に示すように、エッチングホール7を形成する。その後、エッチングホールを介して、犠牲層13を除去する。次に、図2(e)に示すように、封止部8を形成する。本工程では、エッチングホール7を封止する封止部8と第三のメンブレン20を同時に形成する。エッチングホールの封止工程と第三のメンブレンを形成する工程を別工程とする場合、エッチングホールを封止するための膜が振動膜上に堆積する。この堆積した膜を除去するためにエッチングを行うと、振動膜の厚さばらつきや応力ばらつきが発生する。これに対して本工程のように、エッチングホール7の封止工程と第三のメンブレン20を形成する工程が同じであると、振動膜は成膜工程だけで形成することができる。
また、封止部8を含む層は、低い引張り応力を有する材料が望ましい。第一のメンブレンや第二のメンブレンと同様に、封止部8を含む層が圧縮応力を有する場合、メンブレンがスティッキング或は座屈を引き起こし、大きく変形する。また、大きな引張り応力の場合、メンブレンが破壊されることがある。従って、第三のメンブレン20は、低い引張り応力のものが望ましい。窒化シリコン膜は応力コントロールが可能であり、300MPa以下の低い引張り応力にすることができる。本工程の後、図示しない工程により、第一の電極4と接続する配線や、第二の電極5と接続する配線、信号取り出し電極を形成する。配線材料はアルミニウム等でよい。
本構成のように、犠牲層を除去することによりキャビティ3を形成して、セル間に段差がある場合、セル群間の配線16の電気抵抗が高くなることがある。特に、セル間隔が狭い場合や段差が大きい場合には、ステップカバレッジが悪くなり、電気配線の厚みが薄くなることがある。本実施形態の静電容量型トランスデューサの場合、セル群の静電容量ΔCgと、隣り合うセル群の間の配線16の電気抵抗ΔRgと、セル群の数Ngと、中心周波数fcとが、(1)式の関係を満足することにより、送信効率或は受信感度を低下させない。
複数のセルの第二の電極を接続する電気配線は、隣り合うセル群の間にのみ配置され、該電気配線は、すべての最隣接セルの電極を接続する構成とすることもできる(後述する実施例2参照)。こうした構成とすることで、ノイズの増加につながる不要な寄生容量の増加を抑制して、セル群間の電気抵抗を低減することができる。
また、セル群間の電気配線がアルミニウムとネオジウムの合金である構成とすることもできる。図2のように、第二の電極5を形成した後に、第二のメンブレン19を形成する場合、形成する際の熱によって、アルミニウムなどの金属には、ヒロックと呼ばれる微細な突起が形成され、振動膜を突き破り、破損することがある。本構成の材料を第二の電極5に用いることにより、ヒロックの発生を防止して、振動膜12の破損を防止することができる。
また、静電容量型トランスデューサでは、信号取り出し電極からの配線長が異なるセルを複数有する構成とすることもできる(後述する実施例4参照)。ここでは、送信効率或は受信感度を低下させないように、セルの静電容量ΔCsと、隣り合うセル間の配線抵抗ΔRsと、配線長の異なるセルの数Nsと、中心周波数fcとが、上記(2)式の関係を満足する。
さらに、信号取り出し電極と第二の電極を接続するバイパス配線を有し、バイパス配線を平行射影する面が第一の電極の上に重ならない構成とすることもできる(後述する実施例3参照)。本構成とすることで、ノイズの増加につながる寄生容量の増加を抑制して、セル群間の電気抵抗を低減することができる。
(実施形態2)
上記実施形態で説明したトランスデューサは、音響波を用いた被検体情報取得装置に適用することができる。被検体からの音響波をトランスデューサで受信し、出力される電気信号を用い、光吸収係数などの被検体の光学特性値を反映した被検体情報や音響インピーダンスの違いを反映した被検体情報を取得することができる。
図8(a)は、光音響効果を利用した被検体情報取得装置を示したものである。光源40から発生したパルス光は、レンズ、ミラー、光ファイバー等の光学部材42を介して、被検体44に照射される。被検体44の内部にある光吸収体46は、パルス光のエネルギーを吸収し、音響波である光音響波48を発生する。プローブ(すなわち探触子)52内のトランスデューサ50は、光音響波48を受信して電気信号に変換し、信号処理部54に出力する。信号処理部54は、入力された電気信号に対して、A/D変換や増幅等の信号処理を行い、データ処理部56へ出力する。データ処理部56は、入力された信号を用いて被検体情報(光吸収係数などの被検体の光学特性値を反映した特性情報)を画像データとして取得する。なお、ここでは、信号処理部54とデータ処理部56を含めて、処理部という。表示部58は、データ処理部56から入力された画像データに基づいて、画像を表示する。
図8(b)は、音響波の反射を利用した超音波エコー診断装置等の被検体情報取得装置を示したものである。プローブ(すなわち探触子)72内のトランスデューサ70から被検体64へ送信された音響波は、反射体66により反射される。トランスデューサ70は、反射された音響波68(反射波)を受信して電気信号に変換し、信号処理部74に出力する。信号処理部74は、入力された電気信号に対して、A/D変換や増幅等の信号処理を行い、データ処理部76へ出力する。データ処理部76(取得部)は、入力された信号を用いて被検体情報(音響インピーダンスの違いを反映した特性情報)を画像データとして取得する。なお、ここでも、信号処理部74とデータ処理部76を含めて、処理部という。表示部78は、データ処理部76から入力された画像データに基づいて、画像を表示する。
プローブは、機械的に走査するものであっても、医師や技師等のユーザが被検体に対して移動させるもの(ハンドヘルド型)であってもよい。また、図8(b)のように反射波を用いる装置の場合、音響波を送信するプローブは受信するプローブと別に設けても良い。
さらに、図8(a)と図8(b)の装置の機能をどちらも兼ね備えた装置とし、被検体の光学特性値を反映した被検体情報と、音響インピーダンスの違いを反映した被検体情報と、をどちらも取得するようにしてもよい。この場合、図8(a)のトランスデューサ50が光音響波の受信だけでなく、音響波の送信と反射波の受信を行うようにしてもよい。
以下、より具体的な実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。
(実施例1)
本発明の実施例1について図1を用いて説明する。図1(a)は、本実施例の静電容量型トランスデューサの上面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−B断面図である。本実施例の静電容量型トランスデューサは、セル構造1を有する静電容量型トランスデューサ素子2を有している。図1では、1つの素子のみ記載しているが、素子数はいくつでも構わない。また、素子は、868個のセル構造から構成されている。本実施例の振動膜形状は、円形であるが、形状は四角形、六角形等でも構わない。
セル構造1は、300μmの厚さのシリコン基板9、シリコン基板9上に形成される第一の絶縁膜10、第一の絶縁膜10上に形成される第一の電極4、第一の電極4上の第二の絶縁膜11を有する。さらに、第一のメンブレン13、第二のメンブレン19、第二の電極5、第三のメンブレン20で構成される振動膜12、振動膜を支持する振動膜支持部18、キャビティ3を有している。第一の絶縁膜10は、熱酸化により形成した厚さ1μmのシリコン酸化膜である。第二の絶縁膜11は、Plasma−Enhanced−Chemical−Vapor−Deposition(PE−CVD)により形成したシリコン酸化膜である。第一の電極4は厚さが50nmのチタンであり、第二の電極5は厚さが100nmのアルミニウムとネオジウムの合金である。第一のメンブレン13、第二のメンブレン19はPE−CVDにより作製した窒化シリコン膜であり、200MPa以下の引張り応力で形成する。
また、キヤビティの直径は30μmであり、第一のメンブレンと第二のメンブレンと第三のメンブレンのそれぞれの厚さは、0.4μm、0.5μm、0.7μmであり、第一の電極4の直径は26μmである。キャビティの深さは、0.2μmである。また、信号取り出し電極からの配線長が等しい7個のセルで構成されるセル群14を124個有する。セル群の静電容量ΔCgが0.2pF、隣り合うセル群間の配線16の電気抵抗ΔRgが6Ω、セル群の数Ngが124、中心周波数fcが8MHzとしたことで、上記(1)式の関係を満足する。本構成とすることによって、送信効率或は受信感度の低下を防止することができる。
また、第二の電極を形成した後に、第二のメンブレンを形成する。第二の電極として、アルミニウムとネオジウムの合金を用いていることから、第二のメンブレンを形成する時の熱によってヒロックと呼ばれる微細な突起が形成されることが防止され、振動膜の破損を防止できる。
(実施例2)
実施例2の静電容量型トランスデューサの構成を図4を用いて説明する。図4は、本実施例の静電容量型トランスデューサの上面図である。実施例2の静電容量型トランスデューサの構成は、実施例1とほぼ同様である。
本実施例の静電容量型トランスデューサ素子22の複数のセル21の第二の電極25を接続する電気配線36は、隣り合うセル群24の間にのみ配置され、複数のセルの第二の電極25を接続する電気配線は、すべての最隣接セルの電極を接続する構成である。同セル群中のセル間を接続する電気配線がないため、ノイズの増加につながる寄生容量の増加を抑制できる。
また、1つのセルに対して二本の電気配線でセル群間が接続されており、セル群間の電気抵抗を低減することができる。本構成とすることによって、送信効率或は受信感度の低下を防止することができる。なお、図4において、23はキャビティ、26はエッチング路、27はエッチング孔、28は封止部、35は信号取り出し電極である。
(実施例3)
実施例3の静電容量型トランスデューサの構成を図5を用いて説明する。図5は、本実施例の静電容量型トランスデューサの上面図である。実施例3の静電容量型トランスデューサの構成は、実施例1とほぼ同様である。
本実施例の静電容量型トランスデューサは、信号取り出し電極55と第二の電極45を接続するバイパス配線57を有し、バイパス配線57を平行射影する面が第一の電極の上に重ならない構成である。本構成とすることで、ノイズの増加につながる寄生容量の増加を抑制して、セル群44間の電気抵抗を大幅に低減することができる。従って、本構成によって、送信効率或は受信感度の低下を防止することができる。なお、図5において、42は静電容量型トランスデューサ素子、43はキャビティ、46はエッチング路、47はエッチング孔、48は封止部、56はセル群間の配線である。
(実施例4)
実施例4の静電容量型トランスデューサの構成を図6を用いて説明する。図6は、本実施例の静電容量型トランスデューサの上面図である。実施例4の静電容量型トランスデューサの構成は、実施例1とほぼ同様である。
本実施例の静電容量型トランスデューサは、信号取り出し電極75からの配線長が異なる、セル61(1セルからなるセル群)を124段有する。セルの静電容量ΔCsが0.03pF、隣り合うセルの間の配線76の電気抵抗ΔRsが36Ω、セルの数Ngが124、中心周波数fcが8MHzとしたことで、(2)式の関係を満足する。
fc≦1/(2×π×Ns×ΔRs×ΔCs) (2)
本実施例の構成とすることによって、前述と同じく、送信効率或は受信感度を低下させない。なお、図6において、62は静電容量型トランスデューサ素子、63はキャビティ、65は第二の電極、66はエッチング路、67はエッチング孔、68は封止部である。
1・・セル構造(セル)、2・・素子、3・・キャビティ(間隙)、4・・第一の電極(他方の電極)、5・・第二の電極(一方の電極)、14・・セル群、15・・信号取り出し電極、16・・セル群間の配線

Claims (16)

  1. 素子を1つ以上備える静電容量型トランスデューサであって、
    前記素子は、間隙を隔てて設けられた一方の電極と他方の電極と、を含む一対の電極を備えるセルを複数有するセル群を、複数備え、
    前記複数のセル群は、共通の信号取り出し電極に電気的に接続されており、
    各セル群内では、各セルから前記信号取り出し電極までの配線長が等しく、
    隣り合う2つのセル群間は配線で接続されており、
    各セル群の静電容量をΔCg、隣り合う2つのセル群間の配線抵抗をΔRg、前記素子内のセル群の数をNg、前記素子の中心周波数をfcとしたとき、
    fc≦1/(2×π×Ng×ΔRg×ΔCg)
    が満たされることを特徴とする静電容量型トランスデューサ。
  2. 複数の前記素子と、各素子毎に設けられた信号取り出し電極と、を備え、
    前記一方の電極は素子間で電気的に絶縁されていることを特徴とする請求項1に記載の静電容量型トランスデューサ。
  3. 前記他方の電極は素子間で電気的に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の静電容量型トランスデューサ。
  4. 前記セルは振動可能に支持された振動膜を備え、
    前記一方の電極は振動可能に支持された振動膜の一部であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の静電容量型トランスデューサ。
  5. 前記一方の電極はアルミニウムとネオジウムの合金であることを特徴とする請求項4に記載の静電容量型トランスデューサ。
  6. 前記素子は、前記一方の電極同士を接続する電気配線を備え、
    前記電気配線は、隣り合う異なるセル群のセル同士を接続し、同じセル群内ではセル同士を接続していないことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の静電容量型トランスデューサ。
  7. 前記複数のセル群は、隣り合う第一のセル群と第二のセル群とを含み、
    前記電気配線は、前記第一のセル群内の1つのセルと、前記第二のセル群内の複数のセルと、を接続することを特徴とする請求項6に記載の静電容量型トランスデューサ。
  8. 前記電気配線はアルミニウムとネオジウムの合金であることを特徴とする請求項6または7に記載の静電容量型トランスデューサ。
  9. 前記他方の電極はアルミニウムとネオジウムの合金であることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の静電容量型トランスデューサ。
  10. 前記信号取り出し電極と、各セル群内の前記一方の電極と、を接続する、隣り合う2つの前記セル群間の配線とは別に設けられたバイパス配線を有し、
    前記バイパス配線を平行射影する面が前記他方の電極の上に重ならないことを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の静電容量型トランスデューサ。
  11. 複数の前記セル群の静電容量(複数の前記セル自体の静電容量と寄生容量を含むもの)が互いに等しく、隣り合う2つの前記セル群間の配線抵抗(並列的な複数の配線の合成抵抗)が互いに等しいことを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の静電容量型トランスデューサ。
  12. 前記セル群の数が50個以上である請求項1から11の何れか1項に記載の静電容量型トランスデューサ。
  13. 被検体からの音響波を受信して電気信号に変換する静電容量型トランスデューサと、
    前記電気信号を用いて前記被検体の情報を取得する取得部と、を有し、
    前記静電容量型トランスデューサが請求項1から12の何れか1項に記載の静電容量型トランスデューサであることを特徴とする情報取得装置。
  14. 前記静電容量型トランスデューサは、前記静電容量型トランスデューサから前記被検体に音響波を送信し、前記被検体から反射された音響波を受信することを特徴とする請求項13に記載の情報取得装置。
  15. 前記静電容量型トランスデューサは、前記被検体に光を照射することにより発生する音響波を受信することを特徴とする請求項13または14に記載の情報取得装置。
  16. 前記被検体に光を照射する光源を有することを特徴とする請求項15に記載の情報取得装置。
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