JP6554316B2 - 屋根架構およびその構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、トラス屋根などの屋根架構およびその構築方法に関する。
従来より、トラス構造のトラス屋根を用いて大スパンの空間を構築する場合がある(特許文献1、2参照)。
例えば、屋根架構は、トラス屋根と、このトラス屋根の両端を支持する支柱と、を備える。トラス屋根は、上方に膨出した上弦材と、この上弦材の直下に設けられた下弦材と、これら上弦材と下弦材とを連結する束柱およびブレースと、を備える。
トラス屋根の上弦材は、支柱の上端に接続されており、下弦材は、支柱の上端から梁せい分だけ下がった位置に接続されている。
W02008/102429号公報 特開2010−13870号公報
しかしながら、豪雪地帯では、想定を上回る積雪量に見舞われることが多く、大量の積雪が屋根面を覆った際には、屋根面が下方側に撓む場合がある。
この場合、特許文献1、2に示されたトラス屋根の構造では、支柱の上端では、上弦材により内側に引っ張られる方向に力が作用するが、支柱の上端から梁せい分だけ下がった位置では、下弦材により外側に押し出される方向に力が加わる。
また、屋根面に積雪する積雪重量は面外荷重として作用するが、トラス屋根は梁せいが高いので、支柱には、この面外荷重に梁せいを乗じた偏心曲げモーメント量が作用する。その結果、支柱の柱頭部またはトラス屋根の端部に、大きな偏心曲げモーメントが加わることで、梁が架設方向と交差する桁行(面外)方向にはらみ出し変形を生じたり、トラス屋根が面外方向にねじれを生じさせたりするおそれがあった。
本発明は、積雪などにより屋根面に大きな荷重が作用しても、屋根面を構成する梁の面外方向へのはらみ出し変形やねじれ変形を低減できる屋根架構およびその構築方法を提供することを目的とする。
第一の発明の屋根架構(例えば、後述の屋根架構10)は、大梁(例えば、後述の大梁11)と、当該大梁の両端部を支持する支柱(例えば、後述の支柱12)と、を有する屋根架構であって、前記大梁は、略水平に直線状に延びる上弦材(例えば、後述の上弦材20)と、当該上弦材の両端側に設けられて前記支柱に接合される梁側継手部(例えば、後述の梁側継手部21)と、当該梁側継手部の間を連結しかつ中央部が下方に膨出する円弧状の下弦材(例えば、後述の下弦材22)と、を備え、前記上弦材および前記下弦材は、I形状またはH形状の鋼材を用いて形成されることを特徴とする。
この発明によれば、略水平に延びる上弦材と、中央部が下方に膨出する円弧状の下弦材と、を含んで大梁を構成した。この構造では、支柱に接合される部分の梁せい高さは低くなり、積雪により屋根面に大きな荷重が作用した場合でも、支柱の柱頭部や屋根架構の端部に作用する曲げモーメントが小さくなって、屋根面を構成する梁の面外方向へのはらみ出し変形やねじれ変形が低減される。さらに、上弦材や下弦材をI形状またはH形状の構材で構成することで、ケーブルを用いる場合に比べて、優れた剛性を備えた大スパンの屋根架構を実現できる。
また、上弦材および下弦材は、I形鋼やH形鋼などの市場品で形成することが好ましく、市場品を活用できれば、大スパンの屋根架構を低コストで構築できる。
第二の発明の屋根架構は、前記梁側継手部には、前記上弦材および前記下弦材の軸方向と交差する方向に延びて、当該梁側継手部の下端から上端に至る板状の鉛直補剛材(例えば、後述の第1補剛部32、第2補剛部33)が複数設けられることを特徴とする。
この発明によれば、上弦材および下弦材の両端側の梁側継手部に、上弦材および前記下弦材の軸方向と交差する方向に延びる板状の鉛直補剛材を設けた。よって、第一の発明の効果に加えて、面外荷重に対する剛性を向上させることができ、屋根架構のねじれを低減できる。
第三の発明の屋根架構は、前記梁側継手部は、前記上弦材に接合される上弦材接合部(例えば、後述の上弦材接合部30)と、前記下弦材に接合される下弦材接合部(例えば、後述の下弦材接合部31)と、前記上弦材接合部と前記下弦材接合部との間に設けられて、前記上弦材および前記下弦材の軸方向に延びる板状の水平補剛材(例えば、後述の第3補剛部34)と、前記上弦材接合部の上フランジに繋がる上フランジ部(例えば、後述の上フランジ部35)と、前記下弦材接合部の下フランジに繋がる下フランジ部(例えば、後述の下フランジ部36)と、当該上フランジ部と当該下フランジ部との間に設けられて前記水平補剛材に繋がるウエブ部(例えば、後述のウエブ部37)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、上弦材および下弦材の両端側の梁側継手部に、上弦材および下弦材の軸方向に延びる板状の水平補剛材を設けた。よって、第一、第二の発明の効果に加えて、面外荷重に対する剛性はさらに向上し、屋根架構のねじれを低減できる。
第四の発明の屋根架構の構築方法は、上述の屋根架構の構築方法であって、前記支柱を建て込む第1工程(例えば、後述のステップS1)と、建物内部の床面上に設けられた組立ヤード(例えば、後述の組立ヤード51)にて、前記大梁を先組みする第2工程(例えば、後述のステップS2)と、揚重装置(例えば、後述のクローラークレーン50)により当該先組みした大梁を揚重して、前記支柱間に配置する第3工程(例えば、後述のステップS3)と、前記大梁の梁側継手部を前記支柱に接合する第4工程(例えば、後述のステップS4、S5)と、前記第1工程から前記第4工程を繰り返して、複数の大梁を互いに略平行に架設する第5工程(例えば、後述のステップS6)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、建物内部の床面上に設けられた組立ヤードにて、大梁を先組みしておき、この先組みした大梁を揚重して支柱に取り付けた。このように大梁を先組みすることで、第一からの第三の発明の効果に加えて、高所作業を大幅に削減して、屋根架構を安全にかつ短工期で構築できる。また、組立ヤードとして建物内部を使用したので、敷地が狭い場合でも、大スパンの屋根架構を構築できる。
本発明によれば、屋根面に大きな荷重が作用しても、トラス屋根の面外方向に生じるはらみ出し変形やねじれ変形が低減された屋根架構を構築できる。
本発明の一実施形態に係る屋根架構が適用された建物の骨組みの側面図である。 図1のA−A断面図である。 実施形態に係る建物の屋根架構の一部の模式的な斜視図である。 実施形態に係る屋根架構の大梁の一部の側面図である。 大梁と支柱との接合部分の拡大図(図4の破線で囲んだ部分)である。 図5のB−B断面図およびC−C断面図である。 実施形態に係る屋根架構を構築する手順のフローチャートである。 実施形態に係る屋根架構を構築する手順の説明図(その1)である。 実施形態に係る屋根架構を構築する手順の説明図(その2)である。
本発明者らは、大スパン屋根架構を実現する方法として、下弦材にケーブルを配置して緊張力を導入する張弦梁ではなく、I形鋼またはH形鋼材を上弦材および下弦材に使用して大梁を構成するとともに、大梁の両端部に補剛材を設けることで、屋根架構の面外方向へのねじれ変形を抑制し、かつ曲げ剛性に優れた屋根架構を発明するに至った。
以下、本発明の屋根架構とその構築方法について、図面を参照しながら実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る屋根架構10が適用された建物1の骨組みの側面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、屋根架構10の一部の模式的な斜視図である。
建物1は、大スパンの大空間6が形成された建物であり、平面視で矩形状の鉄筋コンクリート造の基礎2と、基礎2の上に構築された鉄筋コンクリート造の床部3と、床部3の外周に沿って立設された鉄筋コンクリート造の外周柱4および外周壁5と、この外周柱4の上に架設された鉄骨造の屋根架構10と、を備える。
この建物1では、床部3、外周柱4、外周壁5、屋根架構10で囲まれた空間が、大空間6となっている。
屋根架構10は、略平行に配置された複数の大梁11と、外周柱4の上に設けられて各大梁11の両端部を支持する支柱12と、大梁11同士の間に架設された連結梁13および水平ブレース14と、支柱12の柱脚部と外周に位置する連結梁13とを連結する鉛直ブレース15と、を有する。
また、略平行に配置された複数の大梁11は、大梁11を構成する下弦材22同士の間に架設される連結部材24を有する。連結部材24は、軽量で曲げ剛性に優れたI形鋼材またはH形鋼材、あるいは構造用ケーブルで形成されている。屋根架構10を構成する複数の大梁11は、連結梁13、水平ブレース14、鉛直ブレース15、および連結部材24で互いに接合され、面外方向に拘束されていることで、大梁11の面外方向へのはらみ出し変形やねじれ変形を低減することができる。
図4は、大梁11の一部の側面図である。
支柱12には、柱側継手部16が設けられている。
大梁11は、略水平に直線状に延びる上弦材20と、この上弦材20の両端側に設けられて支柱12の柱側継手部16にボルト接合される梁側継手部21と、梁側継手部21の間を連結しかつ中央部が下方に膨出する円弧状の下弦材22と、下弦材22と上弦材20とを連結する束柱23と、備える。
上弦材20、下弦材22、および束柱23は、I形鋼、H形鋼、あるいは板状の鋼材を溶接して形成された、I形状やH形状の鋼材である。
図5は、図4の破線で囲んだ部分の拡大図である。図6(a)は、図5のB−B断面図であり、図6(b)は、図5のC−C断面図である。
梁側継手部21は、上弦材接合部30、下弦材接合部31、鉛直補剛材としての第1補剛部32、鉛直補剛材としての第2補剛部33、水平補剛材としての第3補剛部34、上フランジ部35、下フランジ部36、およびウエブ部37を備える。
上弦材接合部30は、上弦材20にボルト接合されるものであり、上弦材20と同一形状で、かつ上弦材20の軸方向に沿って延びている。
下弦材接合部31は、下弦材22にボルト接合および溶接接合されるものであり、下弦材22と同一形状で、かつ下弦材22の軸方向に沿って延びている。
第1補剛部32は、上弦材接合部30および下弦材接合部31の長さ方向の中間位置に設けられて、上弦材20および下弦材22の軸方向と交差する方向に延びて、下弦材接合部31の下フランジから上弦材接合部30の上フランジに至る板材である。
具体的には、第1補剛部32は、図6(a)に示すように、上弦材接合部30の上フランジ、下フランジ、およびウエブで囲まれた部分に設けられた一対の板材321と、下弦材接合部31の上フランジ、下フランジ、およびウエブで囲まれた部分に設けられた一対の板材322と、上弦材接合部30と下弦材接合部31との間に設けられて、これら板材321、322と同一平面上に配置された板材323と、を備える。
第2補剛部33は、上弦材接合部30および下弦材接合部31の外端に接合されて、上弦材20および下弦材22の軸方向と交差する方向に延びて、下弦材接合部31の下フランジから上弦材接合部30の上フランジに至る板材である。
第3補剛部34は、上弦材接合部30の下フランジ、下弦材接合部31の上フランジ、第1補剛部32の板材323、および第2補剛部33で囲まれた空間に設けられ、上弦材20および下弦材22の軸方向に沿って延びる板状の部材である。
上フランジ部35は、第2補剛部33に接合されて、上弦材接合部30の上フランジと同一平面上に設けられる板材である。この上フランジ部35は、第2補剛部33を介して、上弦材接合部30の上フランジに繋がっている。
下フランジ部36は、第2補剛部33に接合されて、下弦材接合部31の下フランジと同一平面上に設けられる板材である。この下フランジ部36は、第2補剛部33を介して、下弦材接合部31の下フランジに繋がっている。
ウエブ部37は、上フランジ部35と下フランジ部36との間に設けられて、第2補剛部33に接合されている。このウエブ部37は、第3補剛部34と同一平面上に設けられる板材であり、第2補剛部33を介して、第3補剛部34に繋がっている。
柱側継手部16は、上フランジ部40、下フランジ部41、およびウエブ部42を備える。
上フランジ部40は、支柱12の柱頭部に取り付けられた板材であり、梁側継手部21の上フランジ部35に接合される。
下フランジ部41は、支柱12の柱頭部に取り付けられた板材であり、梁側継手部21の下フランジ部36に接合される。
ウエブ部42は、支柱12の柱頭部に取り付けられた板材であり、梁側継手部21のウエブ部37に接合される。
次に、以上の屋根架構10を構築する手順について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
基礎2、床部3、外周柱4、および外周壁5は、既に構築してあるものとする。
ステップS1では、図8に示すように、建物1の外側に揚重装置としてのクローラークレーン50をセットして、外周柱4の上に支柱12を建て込む。
ステップS2では、図8および図9に示すように、建物1の内部の床部3の上を区画して組立ヤード51を設けて、この組立てヤードに架台52を構築し、この架台52に屋根架構10の大梁11を先組みする。
ステップS3では、図8および図9に示すように、クローラークレーン50により先組みした大梁11を揚重して、支柱12間に配置する。
ステップS4では、大梁11の梁側継手部21と支柱12の柱側継手部16とを接合する。
ステップS5では、図9に示すように、今回取り付けた大梁11と既に取り付けた大梁11との間に連結梁13を架設し、さらに水平ブレース14および鉛直ブレース15を取り付ける。
ステップS6では、ステップS1〜S5を繰り返して、図9中矢印で示すように、一端側から他端側に向かって一方向に建方を行って、屋根架構10を完成させる。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)上弦材20と下弦材22とを梁側継手部21を介して柱材である支柱12に連結させた柱梁架構は、直接、上弦材および下弦材を柱材に連結した柱梁架構に比べて、柱材間に架設される上弦材および下弦材の実質的なスパン長さを短くできる。また、上弦材20の両端側に複数の補剛部32、33材を備えた梁側継手部21を配置することで、屋根架構10に生じる面外方向(図3中白抜き矢印で示す方向)へのはらみ出し変形を低減できる。
(2)建物1の内部の床面上に設けられた組立ヤード51にて、大梁11を先組みしておき、この先組みした大梁11をクローラークレーン50で揚重して支柱12に取り付けた。このように大梁11を先組みすることで、高所作業を大幅に削減して、屋根架構10を安全にかつ短工期で構築できる。また、組立ヤード51として建物1の内部を使用したので、敷地が狭い場合でも、大スパンの屋根架構10を構築できる。
(3)大梁11の端部に設けた梁側継手部21と、支柱12から延びる柱側継手部16とを接合することで、大梁11を支柱12に取り付けた。したがって、屋根架構10の接合構造を簡易かつ強固にできるうえに、屋根架構10の構築作業の安全性が向上する。
また、大梁11の長さを対向する支柱12間の距離よりも短くできるので、建物1の内部に設けた組立ヤード51を利用して、大梁11を先組みできる。
(4)梁側継手部21には、上弦材20と下弦材22とが接合されているので、梁側継手部21を用いることで、上弦材20および下弦材22を柱側継手部16に一箇所で接合でき、高所作業となる接合作業が安全に容易に実施できる。これに対し、例えば、特許文献1、2に開示されたトラス梁は上下2個所で接合することになる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。また、上記実施形態では、上弦材20および下弦材22は、梁側継手部21内まで延長され、断面形状はI形またはH形であるが、これに限らず、第1補剛部32を境にして、梁側継手部内では上弦材を上フランジとウエブとを備えたT形断面形状とし、下弦材を下フランジとウエブとを備えたT形断面形状として、双方のT形断面のウエブ同士を溶接で接合させる構成としてもよい。
1…建物 2…基礎 3…床部 4…外周柱 5…外周壁 6…大空間
10…屋根架構 11…大梁 12…支柱 13…連結梁 14…水平ブレース
15…鉛直ブレース 16…柱側継手部
20…上弦材 21…梁側継手部 22…下弦材 23…束柱 24…連結部材
30…上弦材接合部 31…下弦材接合部 32…第1補剛部(鉛直補剛材)
33…第2補剛部(鉛直補剛材) 34…第3補剛部(水平補剛材)
35…上フランジ部 36…下フランジ部 37…ウエブ部
40…上フランジ部 41…下フランジ部 42…ウエブ部
50…クローラークレーン(揚重装置) 51…組立ヤード 52…架台
321…板材 322…板材 323…板材

Claims (3)

  1. 大梁と、当該大梁の両端部を支持する支柱と、を有する屋根架構であって、
    前記大梁は、略水平に直線状に延びる上弦材と、当該上弦材の両端側に設けられて前記支柱に接合される梁側継手部と、当該梁側継手部の間を連結しかつ中央部が下方に膨出する円弧状の下弦材と、を備え、
    前記上弦材および前記下弦材は、I形状またはH形状の鋼材を用いて形成され
    前記梁側継手部は、前記上弦材に接合される上弦材接合部と、
    前記下弦材に接合される下弦材接合部と、
    前記上弦材接合部と前記下弦材接合部との間に設けられて、前記上弦材および前記下弦材の軸方向に延びる板状の水平補剛材と、
    前記上弦材接合部の上フランジに繋がる上フランジ部と、
    前記下弦材接合部の下フランジに繋がる下フランジ部と、
    当該上フランジ部と当該下フランジ部との間に設けられて前記水平補剛材に繋がるウエブ部と、を備えることを特徴とする屋根架構。
  2. 前記梁側継手部には、前記上弦材および前記下弦材の軸方向と交差する方向に延びて、当該梁側継手部の下端から上端に至る板状の鉛直補剛材が複数設けられることを特徴とする請求項1に記載の屋根架構。
  3. 請求項1または2に記載の屋根架構の構築方法であって、
    前記支柱を建て込む第1工程と、
    建物内部の床面上に設けられた組立ヤードにて、前記大梁を先組みする第2工程と、
    揚重装置により当該先組みした大梁を揚重して、前記支柱間に配置する第3工程と、
    前記大梁の梁側継手部を前記支柱に接合する第4工程と、
    前記第1工程から前記第4工程を繰り返して、複数の大梁を互いに略平行に架設する第5工程と、を備えることを特徴とする屋根架構の構築方法。
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JP6719943B2 (ja) 鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁接合構造

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