JP6553370B2 - 車両制御装置及び車両制御方法 - Google Patents

車両制御装置及び車両制御方法 Download PDF

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この発明は、車両前方の道路状況に応じて車両の減速支援を自動的に行う車両制御装置及び車両制御方法に関する。
近年の車両は、カメラやレーダ等で取得される車両前方の情報やGPS等で取得される地図情報に基づいて自動で減速支援制御(自動ブレーキ制御又はブレーキアシストともいう)を行う車両制御装置を備える。車両制御装置は減速支援制御に必要な減速度を算出し、車両がその減速度にて減速支援するようにブレーキ等を運転者の操作によらず自動で制御する。
例えば、特許文献1には、自動で行われる減速操作の減速度と、運転者の減速操作(ブレーキ操作等)により生じる減速度と、を足し合わせ、両者を合算した減速度が得られるように車両の減速支援制御を行う車両制御装置が開示されている。特許文献1に係る車両制御装置が行う減速支援制御について、図10A〜図10C、図11A〜図11Cに示される時間−減速度の特性図を用いて説明する。
図10Aに示されるように、車両制御装置は時点t1で減速支援制御が必要と判断し、減速度Aの減速支援制御を行う。図10Bに示されるように、運転者が時点t2で減速度B相当の減速操作を行うと、図10Cに示されるように、車両制御装置は、減速度Aを維持したうえで減速度Bを加算した減速度C(=A+B)の減速支援制御を行う。
図11A〜図11Cは、図10A〜図10Cの別形態を示す。図11Bに示されるように、運転者が時点t1で減速度B相当の減速操作を行う。図11Aに示されるように、車両制御装置が時点t2で減速度Aの減速支援制御が必要と判断すると、図11Cに示されるように、車両制御装置は、減速度Aを維持したうえで減速度Bを加算した減速度C(=A+B)の減速支援制御を行う。
減速支援制御を行う車両制御装置については、特許文献2に示されるようなものもある。特許文献2に係る車両制御装置は、減速支援制御を行っている最中に、運転者がブレーキ操作を行うと、減速支援制御をキャンセルして運転者のブレーキ操作を優先する。この車両制御装置が行う減速支援制御について、図12A〜図12D、図13A〜図13D、図14A〜図14Dに示される時間−減速度の特性図を用いて説明する。
図12Aに示されるように、車両制御装置は時点t1で減速支援制御が必要と判断し、減速度Aの減速支援制御を行う。図12Bに示されるように、運転者が時点t2で減速度B相当の減速操作を行うと、図12Cに示されるように、車両制御装置は時点t2以降の減速支援制御をキャンセルする。結果として、図12Dに示されるように、車両には、時点t1〜時点t2までは減速度Aが発生し、時点t2以降は減速度Bが発生する。
図12A〜図12Dの別形態を示す。図13Bに示されるように、運転者が時点t1で減速度B相当の減速操作を行う。このような場合、仮に図13Aに示されるように、車両制御装置が時点t2で減速支援制御が必要と判断しても、図13Cに示されるように、車両制御装置はその減速支援制御をキャンセルする。結果として、図13Dに示されるように、車両には、減速度Bが発生する。
図14A〜図14Dは、図12A〜図12D、図13A〜図13Dの別形態を示す。図14Aに示されるように、車両制御装置は時点t1で減速支援制御が必要と判断し、減速度Aの減速支援制御を行う。図14Bに示されるように、運転者が時点t2で加速度a相当の加速操作を行うと、図14Cに示されるように、車両制御装置は時点t2以降の減速支援制御をキャンセルする。結果として、図14Dに示されるように、車両には、時点t1〜時点t2まで減速度Aが発生する。
特許第4797284号公報(図8、図9) 特許第5195345号公報(段落[0042])
特許文献1に係る車両制御装置は、車両に過剰な減速度が発生する。具体的には、図10C、図11Cに示されるように、車両には減速度C(=A+B)の減速度が発生する。減速度C(=A+B)は、運転者が減速操作によって要求した減速度Bと大きく離れている。このため、運転者は減速操作に違和感を覚える。
特許文献2に係る車両制御装置によれば、車両に過剰な減速度が発生することはない。しかし、図12Dに示されるように、時点t2で減速度Aの減速支援制御がキャンセルされてから、時点t3で運転者の減速操作により発生する減速度Bが安定するまで、一時的に減速度の不足期間Lが発生する。この不足期間Lがカーブ手前で発生すると、車両の減速が遅れ、危険な状態となる可能性がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、自動で減速支援制御が行われている最中に運転者の加減速操作があっても、過剰な減速度を発生させることなく、且つ、減速度の不足期間が発生しない車両制御装置及び車両制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、車両前方の道路状況に応じて車両を自動的に減速支援制御する車両制御装置において、運転者が行う加減速操作を検出する加減速操作検出部と、前記加減速操作により要求される要求加減速度を算出する要求加減速度算出部と、前記要求加減速度算出部で算出された前記要求加減速度に基づいて前記減速支援制御で必要な必要減速度を補正する必要減速度補正部と、前記必要減速度補正部により補正された補正後必要減速度で車両の前記減速支援制御を継続して行う減速制御部とを備えることを特徴とする。本発明は、運転者の加減速操作により要求される要求加減速度に基づいて減速支援制御で必要な必要減速度を補正したうえで、補正後必要減速度で車両の減速支援制御を継続して行う。このため、自動で減速支援制御が行われている最中に運転者の加減速操作があっても、過剰な減速度を発生させることなく、且つ、減速度の不足期間が発生することを防止できる。
本発明は、前記要求加減速度算出部により算出される要求減速度の大きさが、前記必要減速度の大きさよりも小さい場合に、前記必要減速度補正部は、前記必要減速度の大きさから前記要求減速度の大きさの分だけ減ずることにより、前記補正後必要減速度を算出するようにすることも可能である。本発明によれば、運転支援の実施をキャンセルすることなく、補正する内容は早めに多く実施することで、運転者の要望にこたえる。
また、本発明は、前記要求加減速度算出部により算出される要求減速度の大きさが、前記必要減速度の大きさと比較して、小さな値から大きな値に変化する場合に、前記減速制御部は、前記要求減速度の大きさが前記必要減速度の大きさよりも大きくなる時点で、前記補正後必要減速度による前記減速支援制御から前記要求減速度による制御に切り換えてもよい。本発明によれば、減速支援制御から運転者の減速操作による制御に切り換える際に、減速度の不足が発生することを抑制できる。
また、本発明は、前記要求加減速度算出部により算出される要求加速度の大きさが、前記必要減速度の大きさと比較して、大きな値から小さな値に変化する場合に、前記減速制御部は、前記要求加速度の大きさが前記必要減速度の大きさよりも小さくなる時点で、前記減速支援制御を開始するようにしてもよい。本発明によれば、運転支援の実施をキャンセルするときも抜けが多すぎるといったギャップのないように実施する。
また、本発明は、前記要求加減速度算出部により算出される要求加速度の大きさが、前記必要減速度の大きさよりも小さい場合に、前記必要減速度補正部は、前記必要減速度の大きさから前記要求加速度の大きさの分だけ減ずることにより、前記補正後必要減速度を算出してもよい。本発明によれば、運転者による加速操作があった場合でも、減速支援制御をキャンセルすることなく行うことが可能になる。例えば、運転者は減速支援制御の最中に減速度を少しだけ小さくしようとしてアクセルペダルを踏み込む加速操作をする場合がある。本発明によれば、このような場合に、減速支援制御をキャンセルすることなく、運転者の要求する加速度分だけ要求減速度を小さくすることができる。
また、本発明は、運転手による操舵操作を検出する操舵操作検出部と、道路のうちカーブの位置を検出するカーブ位置検出部と、車両が前記カーブを走行する際に運転者による前記操舵操作のタイミングを検出する操舵タイミング検出部と、前記操舵タイミング検出部により通常操舵タイミングに対する操舵遅れが検出された場合に、操舵遅れの変更を促す報知部とを更に備えてもよい。本発明によれば、各運転者の操舵遅れを次回の操作で直すことができる。
また、本発明は、前記報知部は、アクセルペダルに操作反力を発生させる反力ペダル駆動装置を備えてもよい。
また、本発明は、前記要求加減速度算出部により算出される前記要求加減速度の大きさが、前記必要減速度の大きさよりも大きい場合に、前記減速制御部は、前記要求加減速度が前記必要減速度よりも大きくなる時点で、前記補正後必要減速度による前記減速支援制御をキャンセルしてもよい。本発明によれば、減速支援制御から運転者の加減速操作による制御に切り換える際に、減速度の不足が発生することを抑制できる。
本発明は、車両前方の道路状況に応じて減速支援制御に必要な必要減速度を算出し、当該必要減速度で前記減速支援制御を行う車両制御方法において、運転者が行う加減速操作を検出した場合に、当該加減速操作により要求される要求加減速度を算出し、前記要求加減速度に基づいて前記必要減速度を補正し、補正された補正後必要減速度で前記減速支援制御を継続して行い、前記要求加減速度は要求減速度であり、前記減速支援制御を行う際に、前記要求減速度の大きさが、前記必要減速度の大きさよりも小さい場合には、前記必要減速度の大きさから前記要求減速度の大きさの分だけ減ずることにより、前記補正後必要減速度を算出し、前記要求減速度の大きさが、前記必要減速度の大きさと比較して、小さな値から大きな値に変化する場合には、当該要求減速度の大きさが前記必要減速度の大きさよりも大きくなる時点で、前記補正後必要減速度による前記減速支援制御から前記要求減速度による制御に切り換えることを特徴とする。
本発明は、運転者の減速操作により要求される要求減速度に基づいて減速支援制御で必要な必要減速度を補正したうえで、補正後必要減速度で車両の減速支援制御を継続して行う。このため、自動で減速支援制御が行われている最中に運転者の減速操作があっても、過剰な減速度を発生させることなく、且つ、減速度の不足期間が発生することを防止できる。また、減速支援制御から運転者の減速操作による制御に切り換える際に、減速度の不足が発生することを抑制できる。
本発明は、車両前方の道路状況に応じて減速支援制御に必要な必要減速度を算出し、当該必要減速度で前記減速支援制御を行う車両制御方法において、運転者が行う加減速操作を検出した場合に、前記加減速操作により要求される要求加減速度を算出し、前記要求加減速度に基づいて前記必要減速度を補正し、補正された補正後必要減速度で前記減速支援制御を継続して行い、前記要求加減速度は要求加速度であり、前記減速支援制御を行う際に、前記要求加速度の大きさが、前記必要減速度の大きさと比較して、大きな値から小さな値に変化する場合には、前記要求加速度の大きさが前記必要減速度の大きさよりも小さくなる時点で、前記減速支援制御を開始し、前記要求加速度の大きさが、前記必要減速度の大きさよりも小さい場合には、前記必要減速度の大きさから前記要求加速度の大きさの分だけ減ずることにより、前記補正後必要減速度を算出することを特徴とする。
本発明は、運転者の加速操作により要求される要求加速度に基づいて減速支援制御で必要な必要減速度を補正したうえで、補正後必要減速度で車両の減速支援制御を継続して行う。このため、自動で減速支援制御が行われている最中に運転者の加速操作があっても、減速支援制御をキャンセルすることなく行うことが可能になる。
本発明によれば、自動で減速支援制御が行われている最中に運転者の加減速操作があっても、過剰な減速度を発生させることなく、且つ、減速度の不足期間が発生することを防止できる。
図1は本発明の実施形態に係る車両制御装置のブロック構成図である。 図2は本発明の実施形態に係る車両制御装置で行われる処理の説明に供されるフローチャートである。 図3は本発明の実施形態に係る車両制御装置で行われる処理の説明に供されるフローチャートである。 図4A〜図4Dは本発明の実施形態に係る車両制御装置の時間−減速度の特性図である。 図5A〜図5Dは本発明の実施形態に係る車両制御装置の時間−減速度の特性図である。 図6A〜図6Dは本発明の実施形態に係る車両制御装置の時間−減速度の特性図である。 図7A〜図7Dは本発明の実施形態に係る車両制御装置の時間−減速度の特性図である。 図8A〜図8Dは本発明の実施形態に係る車両制御装置の時間−減速度の特性図である。 図9A〜図9Dは本発明の実施形態に係る車両制御装置の時間−減速度の特性図である。 図10A〜図10Cは特許文献1に係る車両制御装置の時間−減速度の特性図である。 図11A〜図11Cは特許文献1に係る車両制御装置の時間−減速度の特性図である。 図12A〜図12Dは特許文献2に係る車両制御装置の時間−減速度の特性図である。 図13A〜図13Dは特許文献2に係る車両制御装置の時間−減速度の特性図である。 図14A〜図14Dは特許文献2に係る車両制御装置の時間−減速度の特性図である。
以下、本発明に係る車両制御装置10について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[車両制御装置10の構成]
図1に示されるように、車両制御装置10は、地図情報取得部12と、車速検出部14と、ブレーキペダル操作検出部16と、アクセルペダル操作検出部18と、操舵操作検出部20と、走行制御部22と、ブレーキ装置24と、アクセルペダル反力付与部26とを備える。
地図情報取得部12は、地図情報と車両の現在位置の情報とを取得する装置を備える。例えば、GPSレシーバを用いた電波航法と、ジャイロセンサ及びGセンサ等を用いた自律航法で車両の位置を測定できるように構成されている。また、カメラやレーダ等のような車外の情報を取得できる装置を備えることも可能である。
車速検出部14は、車両の車速Vを測定する装置を備える。例えば、各車輪の回転速度を個別に検出する複数の車輪速センサを備えており、複数の車輪速センサが検出する車輪の回転速度に基づいて車速Vを求める。
ブレーキペダル操作検出部16は、運転者により操作されるブレーキペダル36の操作量を検出する装置を備える。例えば、ブレーキペダル36の操作量を検出するストロークセンサや、ブレーキフルードの液圧を検出する液圧センサ等を備える。また、ブレーキペダル操作検出部16は、ブレーキスイッチ38を備える。
アクセルペダル操作検出部18は、運転者により操作されるアクセルペダル40の操作量を検出する装置を備える。例えば、アクセルペダル40の開度を検出する開度センサを備える。
操舵操作検出部20は、運転者により操作されるステアリングホイール42の操舵角を検出する装置を備える。例えば、操舵角センサを備える。
走行制御部22は、車載のECU(電子制御ユニット)にて構成される。周知のように、ECUは、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(中央処理装置)、メモリであるROM(EEPROMも含む。)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、その他、A/D変換器、D/A変換器等の入出力装置、計時部としてのタイマ等を有しており、CPUがROMに記録されているプログラムを読み出し実行することで各種機能実現部(機能実現手段)、例えば制御部、演算部、及び処理部等として機能する。なお、これらの機能は、ハードウエアにより実現することもできる。また、ECUは、1個に統合することも可能であり、更に分割することも可能である。本実施形態では、ECUにてプログラムが実行されることにより、目標車速算出部46と、必要減速度算出部48と、加減速度算出部50と、要求減速度算出部52と、要求加速度算出部54と、必要減速度補正部56と、減速制御部58と、操舵タイミング検出部60として機能する。
目標車速算出部46は、地図情報取得部12により取得される地図情報及び車両の位置情報から、車両前方のカーブを認識し、カーブ開始位置に進入する際に目標とする目標車速VSを算出する。目標車速VSは、カーブ形状(曲率等)と勾配情報に基づいて算出される。具体的には、カーブ走行時に車両に発生する横Gの上限を決定し、その横G以下となるように、目標車速VSが算出される。また、目標車速算出部46は、車両とカーブ開始位置までの距離を常に算出する。
必要減速度算出部48は、車速検出部14により検出される実際の車速Vと、目標車速算出部46により算出される目標車速VSと、加減速度算出部50により算出される加減速度Aと、エンジンブレーキ補正値に基づいて、車両をカーブ開始位置で目標車速VSにするために必要な必要減速度Xを算出する。
加減速度算出部50は、車速検出部14により検出される実際の車速Vを微分して、車両の加減速度Aを算出する。なお、車速Vを微分する代わりに、Gセンサのような装置を用いて車両の加減速度Aを検出することも可能である。
要求減速度算出部52は、ブレーキペダル操作検出部16により検出されたブレーキ操作量に相当する減速度又はブレーキフルードの液圧に相当する減速度から、運転者が意図する要求減速度Yを算出する。
要求加速度算出部54は、アクセルペダル操作検出部18により検出されたアクセルペダル開度から、運転者が意図する要求加速度aを算出する。また、要求加速度算出部54は、運転者の加速意図を判定するために、アクセルペダル40の操作量(例えば開度)を、所定の運転者加速意図判定値と比較する。アクセルペダル40の操作量(例えば開度)が所定の運転者加速意図判定値以上となったら、運転者に加速意図が有るものと判定して、それ以降の要求加速度aは算出しなくてもよい。
必要減速度補正部56は、要求減速度算出部52で算出される要求減速度Yと、要求加速度算出部54で算出される要求加速度aに基づいて、必要減速度算出部48により算出される必要減速度Xを補正する。そして、補正後必要減速度Zを算出する。
減速制御部58は、必要減速度補正部56により算出される補正後必要減速度Zにて減速支援制御を行うと共に、要求減速度算出部52により算出される要求減速度Yにて運転者が要求する減速制御を行う。
操舵タイミング検出部60は、地図情報取得部12により取得される地図情報及び車両の位置情報と、操舵操作検出部20により検出された操舵角とから、カーブ開始位置に対する操舵のタイミングを検出する。そして、複数回の操舵タイミングを学習し、学習結果を所定タイミングとする。例えば、各カーブ開始位置と各操舵位置との距離の平均値を算出し、その平均距離をその運転者の通常操舵タイミングとする。学習後、運転者の操舵タイミングが通常操舵タイミングより遅い傾向にあると判定される場合は、カーブ開始位置の手前で、運転者に対して、操舵を促す信号を出力する。具体的には、アクセルペダル反力付与部26に駆動信号を出力する。
ブレーキ装置24は、車両を制動させる装置を備える。例えば、減速制御部58から出力されるブレーキ作動信号に応じて、補正後必要減速度Zが得られるように、ブレーキフルードの液圧を変化させる。
アクセルペダル反力付与部26は、アクセルペダル40に反力を発生させる装置を備える。例えば、操舵タイミング検出部60から出力される反力作動信号に応じて、電動モータ等を作動させてアクセルペダル40に反力を発生させる。
[減速制御処理]
次に、図2、図3に示すフローチャートを参照しながら車両制御装置10で行われる減速制御処理について説明する。以下の処理は車両がカーブに進入する前に短い時間間隔毎に繰り返して行われる。
ステップS1にて、地図情報取得部12、車速検出部14、ブレーキペダル操作検出部16、アクセルペダル操作検出部18は、各種入力を更新する。ステップS2にて、目標車速算出部46は、地図情報取得部12により取得される地図情報に含まれるカーブ曲率及び勾配の情報に基づいて、車両がカーブを安全に走行するための目標車速VSを算出する。
ステップS3にて、減速が必要であるか否かが判定される。具体的には、車速検出部14により検出される車速Vが、目標車速算出部46により算出される目標車速VSより大きく(速く)、且つ、地図情報取得部12により取得される自車位置とカーブ開始位置までの距離が、減速開始距離よりも小さい(短い)場合(ステップS3:YES)、すなわち、車速Vがカーブ走行に適した速度よりも速く且つカーブが近い場合、ステップS5に移行して以降の処理が継続される。一方、車速検出部14により検出される車速Vが、目標車速算出部46により算出される目標車速VS以下、又は、地図情報取得部12により取得される自車位置とカーブ開始位置までの距離が、減速開始距離以上である場合(ステップS3:NO)、すなわち、車速Vがカーブ走行に適した速度であるか又はカーブが遠い場合、その段階で車両の減速支援制御は不要である。このとき、ステップS4に移行する。その時点で減速支援制御が行われていれば、減速支援制御が停止される。
ステップS5にて、必要減速度算出部48は、車速V、目標車速VS、加減速度A、エンジンブレーキ補正加減速度に基づいて所定演算処理を行い、必要減速度Xを算出する。エンジンブレーキ補正加減速度はギアポジション毎に異なるため、そのときのギアポジションに応じて決定される。
ステップS6にて、運転者に加速意図が有るか否かが判定される。具体的には、アクセルペダル操作検出部18により検出されるアクセルペダル40の開度が運転者加速意図判定値よりも大きい場合(ステップS6:YES)、すなわち、運転者に加速意図がある場合、その段階で車両の減速支援制御は不要である。このとき、ステップS7に移行する。その時点で減速支援制御が行われていれば、減速支援制御が停止される。一方、アクセルペダル操作検出部18により検出されるアクセルペダル40の開度が運転者加速意図判定値以下である場合(ステップS6:NO)、すなわち、運転者に加速意図がない場合、ステップS8に移行して以降の処理が継続される。
ステップS8にて、要求加速度算出部54は、アクセルペダル操作検出部18で検出されたアクセルペダル40の開度に基づいて所定演算処理を行い、運転者が要求する要求加速度aを算出する。
ステップS9にて、運転者に減速意図が有るか否かが判定される。具体的には、ブレーキスイッチ38がオンである場合(ステップS9:YES)、すなわち、運転者に減速意図がある場合、ステップS10に移行して、運転者が要求する要求減速度Yが算出される。ブレーキスイッチ38がオフである場合(ステップS9:NO)、すなわち、運転者に減速意図がない場合、ステップS11に移行して、要求減速度Yに0が設定される。
ステップS10にて、要求減速度算出部52は、ブレーキフルードの液圧とエンジンブレーキ補正加減速度に基づいて、運転者が要求する要求減速度Yを算出する。具体的には、下記(1)式を用いる。
要求減速度Y=(−1)×ブレーキフルードの液圧×係数
+エンジンブレーキ補正加減速度 …(1)
(係数は車両毎に異なる。)
ステップS12にて、必要減速度補正部56は、必要減速度算出部48により算出された必要減速度Xと、要求加速度算出部54により算出された要求加速度aと、要求減速度算出部52により算出された要求減速度Yに基づいて、補正後必要減速度Zを算出する。具体的には、下記(2)式を用いる。
補正後必要減速度Z
=(−1)×(必要減速度|X|−要求加速度|a|−要求減速度|Y|) …(2)
ステップS13にて、減速支援制御を行うか否かが判定される。具体的には、上記(2)式で算出された補正後必要減速度Zが0より大きい場合(ステップS13:YES)、車両の減速支援制御は不要である。このとき、ステップS14に移行する。その時点で減速支援制御が行われていれば、減速支援制御が停止される。すなわち、減速支援制御はキャンセルされる。一方、上記(2)式で算出された補正後必要減速度Zが0以下である場合(ステップS13:NO)、ステップS15に移行する。
ステップS15にて、減速制御部58は、補正後必要減速度Zにて減速支援制御を行う。このとき、減速制御部58は、要求減速度Yと補正後必要減速度Zとを加算した減速度が車両に発生するように、ブレーキ装置24にブレーキ作動信号を出力する。
[本実施形態の特性]
本実施形態に係る車両制御装置10が行う減速度の制御について、図4A〜図4D、図5A〜図5D、図6A〜図6D、図7A〜図7D、図8A〜図8D、図9A〜図9Dに示される時間−減速度の特性図を用いて説明する。
図4Aに示されるように、車両制御装置10は時点t1でカーブ進入のために減速支援制御が必要と判断し、必要減速度Xの減速支援制御を行う。図4Bに示されるように、運転者が時点t2で要求減速度Y相当の減速操作を行うと、図4Cに示されるように、車両制御装置10は補正後必要減速度Zの減速支援制御を行う。補正後必要減速度Zは、必要減速度Xが要求減速度Yで補正[(−1)×(|X|−|Y|)]された値である。結果として、図4Dに示されるように、車両には、必要減速度Xと同等の減速度が発生する。
図5A〜図5Dは、図4A〜図4Dに示される形態と別形態を示す。この形態は、運転者が、車両制御装置10の減速支援制御よりも早めに且つ大きめに減速操作を行う場合の形態である。図5Bに示されるように、運転者が時点t1で要求減速度Y相当の減速操作を行う。図5Aに示されるように、車両制御装置10が時点t2でカーブ進入のために必要減速度X(|X|<|Y|)の減速支援制御が必要と判断したとする。車両制御装置10は補正後必要減速度Z[=(−1)×(|X|−|Y|)]の減速支援制御を行おうとする。しかし、ここでは(−1)×(|X|−|Y|)>0になるため、図5Cに示されるように、減速支援制御は行われず、キャンセルされる。結果として、図5Dに示されるように、車両には、要求減速度Yと同等の減速度が発生する。
図6A〜図6Dは、図4A〜図4D等に示される形態と別形態を示す。この形態は、運転者が、車両制御装置10の減速支援制御よりも早めに且つ少なめに減速操作を行う場合の形態である。図6Bに示されるように、運転者が時点t1で要求減速度Y相当の減速操作を行う。次に図6Aに示されるように、車両制御装置10が時点t2でカーブ進入のために必要減速度X(|X|<|Y|)の減速支援制御が必要と判断したとする。しかし時点t2ではZ=(−1)×(|X|−|Y|)>0であるため、図6Cに示されるように、減速支援制御は行われず、キャンセルされる。
時点t3で必要減速度|X|>|Y|となったとする。すると、車両制御装置10は、図6Cに示されるように、補正後必要減速度Z[=(−1)×(|X|−|Y|)]の減速支援制御を開始する。結果として、図6Dに示されるように、車両には、時点t1〜時点t2の間は要求減速度Yが発生し、時点t3から要求減速度Yに補正後必要減速度Zを支援した減速度、すなわち必要減速度Xと同等の減速度が発生する。
図7A〜図7Dは、図4A〜図4D等に示される形態と別形態を示す。この形態は、運転者が、車両制御装置10の減速支援制御よりも遅めに且つ大きめに減速操作を行う場合の形態である。図7Aに示されるように、車両制御装置10は時点t1でカーブ進入のために減速支援制御が必要と判断し、必要減速度Xの減速支援制御を行う。また、図7Bに示されるように、運転者が時点t2〜時点t5の間に要求減速度Y相当の減速操作を行うものとする。更に、時点t3〜時点t4の間は、要求減速度|Y|>必要減速度|X|とする。このような場合、図7Cに示されるように、車両制御装置10は、時点t1〜時点t3の間及び時点t4以降は補正後必要減速度Z[=(−1)×(|X|−|Y|)]の減速支援制御を行う。一方、時点t3〜時点t4の間は減速支援制御を行わない。結果として、図7Dに示されるように、車両には、時点t1〜時点t2の間及び時点t5以降は補正後必要減速度Zが発生する。また、時点t2〜時点t3の間及び時点4〜時点t5の間は要求減速度Yに補正後必要減速度Zを支援した減速度が発生する。また、時点t3〜時点t4の間は要求減速度Yと同等の減速度が発生する。このように、車両制御装置10は、時点t3で補正後必要減速度Zから要求減速度Yに切り換え、時点t4で要求減速度Yから補正後必要減速度Zに切り換える。
図8A〜図8Dは、図4A〜図4D等に示される形態との別形態を示す。この形態は、運転者による加速中に車両がカーブに接近し、車両制御装置10が減速支援制御を行う形態である。図8Aに示されるように、車両制御装置10は時点t1でカーブ進入のために減速支援制御が必要と判断し、必要減速度Xの減速支援制御を行おうとする。しかし、時点t1ではZ=(−1)×(|X|−|a|)>0になるため、図8Cに示されるように、減速支援制御は行われず、キャンセルされる。
時点t2で要求加速度aが小さくなり始め、時点t3で必要減速度|X|>|a|となったとする。すると、車両制御装置10は、図8Cに示されるように、補正後必要減速度Z[=(−1)×(|X|−|a|)]の減速支援制御を開始する。結果として、図8Dに示されるように、車両には、時点t3から補正後必要減速度Zと同等の減速度が発生する。
なお、必要減速度Xは、車両とカーブ開始位置との距離及び車速Vにより決まる。車両がカーブ開始位置に接近するにつれて、カーブ開始位置で目標車速VSにするために必要な減速度の大きさは大きくなる。図8A、図8Bに示されるように、車両制御装置10が減速要と判断した後に加速が継続されると、車両制御装置10は必要減速度Xを再計算して大きさを大きくする(時点t3)。
図9A〜図9Dは、図4A〜図4D等に示される形態との別形態を示す。図9Aに示されるように、車両制御装置10は時点t1でカーブ進入のために減速支援制御が必要と判断し、必要減速度Xの減速支援制御を行う。図9Bに示されるように、運転者が時点t2で要求加速度a相当の加速操作を行うと、図9Cに示されるように、車両制御装置10は補正後必要減速度Zの減速支援制御を行う。補正後必要減速度Zは、必要減速度Xが要求加速度aで補正[(−1)×(|X|−|a|)]された値である。結果として、図9Dに示されるように、車両には、補正後必要減速度Zと同等の減速度が発生する。
[実施形態のまとめ]
本実施形態に係る車両制御装置10は、運転者が行う加減速操作を検出する加減速操作検出部(ブレーキペダル操作検出部16、アクセルペダル操作検出部18)と、加減速操作により要求される要求加減速度(要求加速度a、要求減速度Y)を算出する要求加減速度算出部(要求減速度算出部52、要求加速度算出部54)と、要求加減速度算出部(要求減速度算出部52、要求加速度算出部54)で算出された要求加減速度(要求加速度a、要求減速度Y)に基づいて減速支援制御で必要な必要減速度Xを補正する必要減速度補正部56と、必要減速度補正部56により補正された補正後必要減速度Zで車両の減速支援制御を継続して行う減速制御部58とを備える。本実施形態に係る車両制御装置10は、運転者の加減速操作により要求される要求加減速度(要求加速度a、要求減速度Y)に基づいて減速支援制御で必要な必要減速度Xを補正したうえで、補正後必要減速度Zで車両の減速支援制御を継続して行う。このため、自動で減速支援制御が行われている最中に運転者の加減速操作があっても、過剰な減速度を発生させることなく、且つ、減速度の不足期間が発生することを防止できる。
また、本実施形態は、要求加減速度算出部(要求減速度算出部52、要求加速度算出部54)により算出される要求減速度Yの大きさが、必要減速度Xの大きさよりも大きい場合に、減速制御部58は、要求減速度Yの大きさが必要減速度Xの大きさよりも大きくなる時点で、補正後必要減速度Zによる減速支援制御から要求減速度Yによる制御に切り換える。本実施形態によれば、減速支援制御から運転者の減速操作による制御に切り換える際に、減速度の不足が発生することを抑制できる。
また、実施形態は、要求加減速度算出部(要求減速度算出部52、要求加速度算出部54)により算出される要求加速度aの大きさが、必要減速度Xの大きさよりも小さい場合に、必要減速度補正部56は、必要減速度Xの大きさから要求加速度aの大きさの分だけ減ずることにより、必要減速度Xを補正する。本実施形態によれば、運転者による加速操作があった場合でも、減速支援制御をキャンセルすることなく行うことが可能になる。例えば、運転者は減速支援制御の最中に減速度を少しだけ小さくしようとしてアクセルペダル40を踏み込む加速操作をする場合がある。本実施形態によれば、このような場合に、自動制御をキャンセルすることなく、運転者の要求する加速度分だけ要求減速度を小さくすることができる。
また、本実施形態は、運転手による操舵操作を検出する操舵操作検出部20と、道路のうちカーブの位置を検出するカーブ位置検出部(地図情報取得部12)と、車両がカーブを走行する際に運転者による操舵操作が通常よりも遅れたことを検出する操舵遅れ検出部(操舵タイミング検出部60)と、操舵遅れ検出部(操舵タイミング検出部60)により操舵遅れが検出された場合に、操舵遅れの変更を促す報知部(アクセルペダル反力付与部26)とを更に備える。本実施形態によれば、各運転者の操舵遅れを次回の操作で直すことができる。
本実施形態に係る車両制御方法では、車両前方の道路状況に応じて減速支援制御に必要な必要減速度Xを算出し(ステップS5)、必要減速度Xで減速支援制御を行う。そして、運転者が行う加減速操作を検出した場合(ステップS6、ステップS9)に、加減速操作により要求される要求加減速度(要求加速度a、要求減速度Y)を算出し(ステップS8、ステップS10)、要求加減速度(要求加速度a、要求減速度Y)に基づいて必要減速度Xを補正し(ステップS12)、補正された補正後必要減速度Zで減速支援制御を継続して行う(ステップS15)。本実施形態に係る車両制御方法では、図6A〜図6Dに示されるように、要求減速度Yの大きさが、必要減速度Xの大きさよりも小さい場合には、必要減速度Xの大きさから要求減速度Yの大きさの分だけ減ずることにより、補正後必要減速度Zを算出する。また、本実施形態に係る車両制御方法では、図7A〜図7Dに示されるように、要求減速度Yが、必要減速度Xと比較して、小さな値から大きな値に変化する場合に、要求減速度Yが必要減速度Xよりも大きくなる時点で、減速支援制御から要求減速度Yによる制御に切り換える(時点t3〜時点t4)。
本実施形態に係る車両制御方法では、運転者の減速操作により要求される要求減速度Yに基づいて減速支援制御で必要な必要減速度Xを補正したうえで、補正後必要減速度Zで車両の減速支援制御を継続して行う。このため、自動で減速制御が行われている最中に運転者の減速操作があっても、過剰な減速度を発生させることなく、且つ、減速度の不足期間が発生することを防止できる。また、減速支援制御から運転者の減速操作による制御に切り換える際に、減速度の不足が発生することを抑制できる。
また、本実施形態に係る車両制御方法では、図8A〜図8Dに示されるように、要求加速度aの大きさが、必要減速度Xの大きさと比較して、大きな値から小さな値に変化する場合には、要求加速度aの大きさが必要減速度Xの大きさよりも小さくなる時点(t3)で、減速支援制御を開始する。また、本実施形態に係る車両制御方法では、図9A〜図9Dに示されるように、要求加速度aが、必要減速度Xよりも小さい場合には、必要減速度Xから要求加速度aの分だけ減ずることにより、前記補正後必要減速度Zを算出する。本実施形態に係る車両制御方法では、運転者の加速操作により要求される要求加速度aに基づいて減速支援制御で必要な必要減速度Xを補正したうえで、補正後必要減速度Zで車両の減速支援制御を継続して行う。このため、自動で減速支援制御が行われている最中に運転者の加速操作があっても、減速支援制御をキャンセルすることなく行うことが可能になる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両制御装置 12…地図情報取得部
14…車速検出部 16…ブレーキペダル操作検出部
18…アクセルペダル操作検出部 20…操舵操作検出部
22…走行制御部 24…ブレーキ装置
26…アクセルペダル反力付与部 46…目標車速算出部
48…必要減速度算出部 50…加減速度算出部
52…要求減速度算出部 54…要求加速度算出部
56…必要減速度補正部 58…減速制御部
60…操舵タイミング検出部

Claims (9)

  1. 車両前方の道路状況に応じて車両を自動的に減速支援制御する車両制御装置において、
    運転者が行う加減速操作を検出する加減速操作検出部と、
    前記加減速操作により要求される要求加減速度を算出する要求加減速度算出部と、
    前記要求加減速度算出部で算出された前記要求加減速度に基づいて前記減速支援制御で必要な必要減速度を補正する必要減速度補正部と、
    前記必要減速度補正部により補正された補正後必要減速度で車両の前記減速支援制御を継続して行う減速制御部とを備え
    前記要求加減速度算出部により算出される要求減速度の大きさが、前記必要減速度の大きさよりも小さい場合に、
    前記必要減速度補正部は、前記必要減速度の大きさから前記要求減速度の大きさの分だけ減ずることにより、前記補正後必要減速度を算出する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 車両前方の道路状況に応じて車両を自動的に減速支援制御する車両制御装置において、
    運転者が行う加減速操作を検出する加減速操作検出部と、
    前記加減速操作により要求される要求加減速度を算出する要求加減速度算出部と、
    前記要求加減速度算出部で算出された前記要求加減速度に基づいて前記減速支援制御で必要な必要減速度を補正する必要減速度補正部と、
    前記必要減速度補正部により補正された補正後必要減速度で車両の前記減速支援制御を継続して行う減速制御部とを備え、
    前記要求加減速度算出部により算出される要求減速度の大きさが、前記必要減速度の大きさと比較して、小さな値から大きな値に変化する場合に、
    前記減速制御部は、前記要求減速度の大きさが前記必要減速度の大きさよりも大きくなる時点で、前記補正後必要減速度による前記減速支援制御から前記要求減速度による制御に切り換える
    ことを特徴とする車両制御装置。
  3. 車両前方の道路状況に応じて車両を自動的に減速支援制御する車両制御装置において、
    運転者が行う加減速操作を検出する加減速操作検出部と、
    前記加減速操作により要求される要求加減速度を算出する要求加減速度算出部と、
    前記要求加減速度算出部で算出された前記要求加減速度に基づいて前記減速支援制御で必要な必要減速度を補正する必要減速度補正部と、
    前記必要減速度補正部により補正された補正後必要減速度で車両の前記減速支援制御を継続して行う減速制御部とを備え、
    前記要求加減速度算出部により算出される要求加速度の大きさが、前記必要減速度の大きさと比較して、大きな値から小さな値に変化する場合に、
    前記減速制御部は、前記要求加速度の大きさが前記必要減速度の大きさよりも小さくなる時点で、前記減速支援制御を開始する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  4. 請求項2または3に記載の車両制御装置において、
    前記要求加減速度算出部により算出される要求加速度の大きさが、前記必要減速度の大きさよりも小さい場合に、
    前記必要減速度補正部は、前記必要減速度の大きさから前記要求加速度の大きさの分だけ減ずることにより、前記補正後必要減速度を算出する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の車両制御装置において、
    運転手による操舵操作を検出する操舵操作検出部と、
    道路のうちカーブの位置を検出するカーブ位置検出部と、
    車両が前記カーブを走行する際に運転者による前記操舵操作のタイミングを検出する操舵タイミング検出部と、
    前記操舵タイミング検出部により通常操舵タイミングに対する操舵遅れが検出された場合に、操舵遅れの変更を促す報知部とを更に備えた
    ことを特徴とする車両制御装置。
  6. 請求項に記載の車両制御装置において、
    前記報知部は、アクセルペダルに操作反力を発生させる反力ペダル駆動装置を備える
    ことを特徴とする車両制御装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の車両制御装置において、
    前記要求加減速度算出部により算出される前記要求加減速度の大きさが、前記必要減速度の大きさよりも大きい場合に、
    前記減速制御部は、前記要求加減速度が前記必要減速度よりも大きくなる時点で、前記補正後必要減速度による前記減速支援制御をキャンセルする
    ことを特徴とする車両制御装置。
  8. 車両前方の道路状況に応じて減速支援制御に必要な必要減速度を算出し、当該必要減速度で前記減速支援制御を行う車両制御方法において、
    運転者が行う加減速操作を検出した場合に、当該加減速操作により要求される要求加減速度を算出し、
    前記要求加減速度に基づいて前記必要減速度を補正し、
    補正された補正後必要減速度で前記減速支援制御を継続して行い、
    前記要求加減速度は要求減速度であり、
    前記減速支援制御を行う際に、
    前記要求減速度の大きさが、前記必要減速度の大きさよりも小さい場合には、前記必要減速度の大きさから前記要求減速度の大きさの分だけ減ずることにより、前記補正後必要減速度を算出し、
    前記要求減速度の大きさが、前記必要減速度の大きさと比較して、小さな値から大きな値に変化する場合には、当該要求減速度の大きさが前記必要減速度の大きさよりも大きくなる時点で、前記補正後必要減速度による前記減速支援制御から前記要求減速度による制御に切り換える
    ことを特徴とする車両制御方法。
  9. 車両前方の道路状況に応じて減速支援制御に必要な必要減速度を算出し、当該必要減速度で前記減速支援制御を行う車両制御方法において、
    運転者が行う加減速操作を検出した場合に、前記加減速操作により要求される要求加減速度を算出し、
    前記要求加減速度に基づいて前記必要減速度を補正し、
    補正された補正後必要減速度で前記減速支援制御を継続して行い、
    前記要求加減速度は要求加速度であり、
    前記減速支援制御を行う際に、
    前記要求加速度の大きさが、前記必要減速度の大きさと比較して、大きな値から小さな値に変化する場合には、前記要求加速度の大きさが前記必要減速度の大きさよりも小さくなる時点で、前記減速支援制御を開始し、
    前記要求加速度の大きさが、前記必要減速度の大きさよりも小さい場合には、前記必要減速度の大きさから前記要求加速度の大きさの分だけ減ずることにより、前記補正後必要減速度を算出する
    ことを特徴とする車両制御方法。
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