JP6552419B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

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Description

本発明は、搭乗型の運転部を有した走行車体と、前記走行車体の後部に昇降操作可能に連結された苗植付装置と、前記運転部の横側方において、車体部分から上方向きに立設された手摺りと、前記手摺りの前方に設けられた予備苗収容装置と、を備えた乗用型田植機に関する。
上記した乗用型田植機において、例えば特許文献1に示されるように、搭乗運転部、横手摺り部(手摺りに相当)、予備苗載置装置(予備苗収容装置に相当)が備えられ、予備苗載置装置は、前可動フレームの予備苗台及び後可動フレームの予備苗台が固定フレームの予備苗台の上方に折り重なる折り畳み状態と、前可動フレームの予備苗台が固定フレームの前側に展開し、後可動フレームの予備苗台が固定フレームの後側に展開した展開状態とに切り換え可能であるものがある。
特開2013−74841号公報
上記した乗用型田植機において、予備苗収容装置に複数の予備苗載置台を備え、複数の予備苗載置台が走行車体の上下方向に並ぶ第1状態と、複数の予備苗載置台が走行車体の前後方向に並ぶ第2状態とに予備苗収容装置を切換え可能に構成することにより、予備苗収容装置を第1状態に切換えて、複数の予備苗載台を上下複数段に並べて格納するか、あるいは、複数の予備苗を上下複数段に並べて収容することが可能になり、予備苗収容装置を第2状態に切換えて、複数枚の予備苗を走行車体の前後方向に並べて収容することが可能になる。
従来の技術を採用することにより、予備苗収容装置の第1状態と第2状態との切り換えを可能にした場合、手摺りの持ち部分となる上端部の車体前後方向長さを長くするほど、予備苗収容装置がより車体前方側に位置することになる。つまり、予備苗収容装置を第2状態に切換えた際、後から1番目の予備苗載置台が手摺りに当たらないようにする必要がある。
本発明は、予備苗収容装置を車体前方側に寄せずとも、あるいはあまり寄せずとも、手摺りの上端部の車体前後方向長さを長くできる乗用型田植機を提供する。
本発明による乗用型田植機は、
搭乗型の運転部を有した走行車体と、
前記走行車体の後部に昇降操作可能に連結された苗植付装置と、
前記運転部の横側方において、車体部分から上方向きに立設された手摺りと、
前記手摺りの前方に設けられた予備苗収容装置と、を備え、
前記予備苗収容装置は、複数の予備苗載置台を備え、複数の前記予備苗載置台が前記走行車体の上下方向に並ぶ第1状態と、複数の前記予備苗載置台が前記走行車体の前後方向に並ぶ第2状態とに切り換え可能であり、
前記手摺りのうちの上端部の下方に空きスペースが設けられ、
前記予備苗収容装置の前記第2状態において、複数の前記予備苗載置台のうちの後から1番目の前記予備苗載置台の後端側部が前記空きスペースに入り込み、平面視で、前記上端部と前記後端側部とが重複する乗用型田植機。
本構成によると、予備苗収容装置を第2状態に切換えると、後から1番目の予備苗載置台の後端側部が空きスペースに入り込むので、手摺りの上端部の車体前後方向長さを長くしても、予備苗収容装置を車体前方側に寄せなくても、寄せたとしても、従来構造の場合ほど大幅に寄せなくても、後から1番目の予備苗載置台における後端側部の空きスペースへの入り込みによって、予備苗載置台と手摺りとの当たりを回避できる。
従って、予備苗収容装置を車体前方側に寄せずに、あるいはあまり寄せずに、手摺りの上端部の車体前後方向長さを長くでき、予備苗収容装置を第2状態に切換えても、予備苗載置台が走行車体から前方にあまり長く突出しないなどによって走行車体の操縦をし易いものにしつつ、手摺りを使い易くできる。
本発明においては、前記1番目の予備苗載置台は、予備苗載置台本体と、前記予備苗載置台本体から後方に張り出される使用姿勢と、前記予備苗載置台本体の内方側に格納される格納姿勢とに亘って姿勢変更可能に前記予備苗載置台本体に支持された延長載置台とを備え、前記1番目の予備苗載置台の前記後端側部が前記使用姿勢の延長載置台によって形成されると好適である。
本構成によれば、予備苗収容装置を第2状態に切換えた場合、延長載置台を使用姿勢にすることにより、後から1番目の予備苗載置台の載置面積を広くでき、この予備苗載置台に予備苗を出し入れし易くなる。このように、予備苗載置台の載置面積を広くできるものでありながら、予備苗収容装置を走行車体の前方側に寄せずに、あるいはあまり寄せずに、手摺りの上端部の車体前後方向長さを長くできる。
本発明においては、前記予備苗収容装置の前記第2状態において、前記1番目の予備苗載置台の前記後端側部が前記運転部の乗降口に入り込むと好適である。
本構成によれば、予備苗収容装置を第2状態に切り換えると、後から1番目の予備苗載置台の後端側部を乗降口の閉じ部材に活用した簡単な構造で、乗降口を閉じたり、狭くしたりできる。
本発明においては、前記手摺りの前記上端部は、車体部分に固定された固定部と、前記固定部から前方に延出されて、前端側部が前記運転部の乗降口を閉じる閉じ状態と、前記乗降口を開く開き状態とに切り換え可能な可動部とを備え、前記閉じ状態の前記可動部の下方に前記空きスペースが形成されると好適である。
本構成によると、可動部を閉じ状態にすることにより、可動部を乗降口の閉じ部材に活用した簡単な構造で、乗降口を閉じたり、狭くしたりできる。
本発明においては、前記可動部は、前記閉じ状態と前記開き状態とに亘って揺動切換え可能に前記固定部に支持されていると好適である。
本構成によれば、可動部を揺動操作するだけで操作簡単に可動部を閉じ状態と開き状態とに切り換えることができる。
本発明においては、前記可動部の前記閉じ状態において、前記可動部の前端側部が前記予備苗収容装置の支柱に支持されると好適である。
本構成によれば、予備苗収容装置の支柱を可動部の前端側部を支持する部材に活用した簡単な構造で可動部を閉じ状態にしっかりと支持できる。
下段の予備苗収容装置が第2状態にある乗用型田植機の全体を示す左側面図である。 下段の予備苗収容装置が第1状態にある乗用型田植機の全体を示す左側面図である。 下段の予備苗収容装置が第2状態にある乗用型田植機の全体を示す平面図である。 走行車体の前面図である。 第2状態の左下段の予備苗収容装置の後部を示す左側面図である。 後ガードを示す正面図である。 後ガードを示す斜視図である。 苗載台の上端側部分を示す斜視図である。 仕切りプレートを示す縦断面図である。 第2の実施構造を備えた手摺りを示す左側面図である。 第3の実施構造を備えた手摺りを示す左側面図である。 第1の別実施構造を備えた後ガードを示す左側面図である。 第2の別実施構造を備えた後ガードを示す正面図である。 第3の別実施構造を備えた後ガードを示す正面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る乗用型田植機の実施の形態を説明する。
〔実施例1〕
図1は、下段の予備苗収容装置50が第2状態にある乗用型田植機の全体を示す左側面図である。図3は、下段の予備苗収容装置50が第2状態にある乗用型田植機の全体を示す平面図である。図1,3に示す[F]の方向が走行車体4の[前側]、[B]の方向が走行車体4の[後側]、[L]の方向が走行車体4の[左側]、[R]の方向が走行車体4の[右側]と定義する。
図1,3に示すように、車体フレーム1の下部に左右一対の前車輪2及び左右一対の後車輪3が装備された走行車体4を備えている。走行車体4の前部に、エンジン5を有した原動部6が設けられている。走行車体4は、エンジン5からミッション7に伝達される駆動力によって前車輪2が駆動され、エンジン5からミッション7及び回転軸8を介して後輪駆動ケース9に伝達される駆動力よって後車輪3が駆動されることによって自走する。走行車体4の後部に、運転座席10を有した搭乗型の運転部11が設けられている。走行車体4は、運転部11に搭乗して操縦するように、乗用型に構成されている。
走行車体4の後部にリンク機構12を介して苗植付装置20が連結されている。リンク機構12は、車体フレーム1に上下揺動可能に支持されている。苗植付装置20は、リンク機構12が油圧シリンダ13によって揺動操作されることにより、接地フロート21が圃場面Sに接地した状態の下降作業状態と、接地フロート21が圃場面Sから高く上昇した上昇非作業状態とに亘って昇降操作される。
図1,3に示すように、苗植付装置20は、走行車体4の横幅方向に並ぶ8つの苗植付機構22と、1つの苗載台23とを備えている。苗載台23には、図3に示すように、マット状苗を走行車体4の横幅方向に並べて載置する8つの苗載置部23aが備えられている。苗載台23は、苗植付機構22の苗植え運動に連動する状態で走行車体4の横幅方向に往復移送され、各苗植付機構22に苗載置部23aから苗供給する。
乗用型田植機は、苗植付装置20を下降作業状態に下降させた状態で走行車体4を走行させることにより、苗植付装置20によって8条植えが可能な苗植え作業を行なう。
図1,3に示すように、走行車体4の前部に受信装置14が装備されている。受信装置14の支持フレーム15は、図1,3,4に示すように、後述する左右の予備苗収容装置40,50の支柱41に連結されている。受信装置14は、衛星測位システムにより走行車体4の位置情報を取得し、取得した位置情報を走行車体4の自動操向制御装置(図示せず)に入力させるものである。
図8,9に示すように、苗載台23の各苗載置部23aから延長苗載置台24が延出されている。苗載台23の両横端部に左右一対の仕切りプレート25が立設されている。苗載台23の両横端部における左右の仕切りプレート25は、苗載台23の最も横端の苗載置部23aと、この苗載置部23aに対応する延長苗載置台24とに亘って設けられている。左右の仕切りプレート25は、苗載置部23aの横側に位置する仕切壁部23bから苗載台23の上方に向けて延出し、かつ、仕切壁部23bから延長苗載置台24の上方に向けて延出している。
苗載台23の横端の苗載置部23aにマット状苗を補給するとき、苗載台23が横移送中であっても、マット状苗を左右の仕切りプレート25によって苗載置部23aへ適確に案内させつつ補給することができる。つまり、苗載台23の横移送のためにマット状苗を横端の苗載置部23aから横外側へ外れて補給することを回避できる。本実施例では、仕切りプレート25を横端の苗載置部23aだけに設けているが、全ての苗載置部23aに設けてもよい。
図1,3に示すように、走行車体4のうち、運転座席10の両横側方と、運転座席10の後方とに亘る部位に、作業ステップ16が設けられている。運転部11の両横側方に手摺り30が設けられている。左横及び右横の手摺り30は、走行車体4の車体部分としての乗降ステップフレームと、走行車体4の車体部分としての作業ステップフレームとから上方向きに立設されている。左横及び右横の手摺り30の上端部31は、運転部11の乗降口11aの後側の部位であって、作業ステップ16の横縁部の上方に位置する部位に位置している。図1,3,6,7に示すように、運転座席10の後方に、走行車体4の横方向に延びる後ガード17が設けられている。後ガード17は、作業ステップ16の後縁部の上方に配置されている。後ガード17は、左横の手摺り30と右横の手摺り30とに亘って連結されている。左横及び右横の手摺り30は、運転部11に乗ったり、運転部11から降りたりするときに、また、作業ステップ16に位置するときに使用できる。後ガード17は、作業ステップ16に位置するとき、手摺りとして使用できる。本実施例では、施肥装置の肥料タンク及び肥料繰出機構が運転座席10の後方に設けられていないが、肥料タンク及び肥料繰出機構を設けて実施してもよい。
図1,7に示すように、左横及び右横の手摺り30の上端部31の下方に空きスペースAが設けられている。空きスペースAは、手摺り30を曲げ成形された管部材によって構成することによって設けられている。
図1,3,4に示すように、走行車体4の両横側部に上下二段の予備苗収容装置40,50が設けられている。左の上下二段の予備苗収容装置40,50は、左横の手摺り30の前方に設けられている。右の上下二段の予備苗収容装置40,50は、右横の手摺り30の前方に設けられている。
左上段の予備苗収容装置40には、図1,4に示すように、上下4段の予備苗載置台42が備えられている。4段の予備苗載置台42は、前後一対の支柱41に支持されている。前の支柱41は、走行車体4のうちのエンジン支持フレームから上方向きに立設されている。後の支柱41は、走行車体4のうちの乗降ステップフレームから上方向きに立設されている。
右上段の予備苗収容装置40は、左上段の予備苗収容装置40と同じ構成を備えている。左上段の予備苗収容装置40及び右上段の予備苗収容装置40には、苗植付装置20に供給する予備の4枚のマット状苗を走行車体4の上下方向に並べて収容することができる。
左下段の予備苗収容装置50には、図1,2,3に示すように、3つの予備苗載置台51,52,53が備えられている。3つの予備苗載置台51,52,53は、載置台フレーム51a,52a,53aと、予備苗載置台本体51b,52b,53bと、を備えている。予備苗載置台本体51b,52b,53bは、載置台フレーム51a,51b,53bに固定状態で支持されている。3つの予備苗載置台51,52,53のうちの2つの予備苗載置台52,53には、延長載置台52c,53cが備えられている。延長載置台52c,53cは、予備苗載置台本体52b,53bと載置台フレーム52a,53aとにスライド操作可能に支持されている。
3つの予備苗載置台51,52,53のうちの予備苗載置台51は、載置台フレーム51aが前後の支柱41に固定されていることにより、苗載置面が上向きの状態で、前後の支柱41に固定されている。以下、この予備苗載置台51を固定予備苗載置台51と呼称する。
3つの予備苗載置台51,52,53のうちの予備苗載置台52では、載置台フレーム52aの一端部が固定予備苗載置台51の載置台フレーム51aの前端側に連結軸54を介して回転可能に支持されている。この予備苗載置台52は、連結軸54の走行車体横方向に延びる軸芯54aを揺動中心として固定予備苗載置台51に対して揺動操作できる。以下、この予備苗載置台52を前の可動予備苗載置台52と呼称する。前の可動予備苗載置台52を揺動操作することにより、前の可動予備苗載置台52の取付姿勢を、図2,4に示す如く固定予備苗載置台51の苗載置面側の上に折り重なると共に前の可動予備苗載置台52の苗載置面が下向きになる格納姿勢と、図1,3に示す如く固定予備苗載置台51から走行車体前方側に張り出ると共に苗載置面が上向きになる使用姿勢とに切り換えることができる。
3つの予備苗載置台51,52,53のうちの予備苗載置台53では、載置台フレーム53aのうちの延長載置台53cが位置する側と反対側の端部が固定予備苗載置台51の載置台フレーム51aの後端側に連結軸55を介して回転可能に支持されている。この予備苗載置台53は、連結軸55の走行車体横方向に延びる軸芯55aを揺動中心として固定予備苗載置台51に対して揺動操作できる。以下、この予備苗載置台53を後の可動予備苗載置台53と呼称する。後の可動予備苗載置台53を揺動操作することにより、後の可動予備苗載置台53の取付姿勢を、図2,4に示す如く固定予備苗載置台51の上に折り重なっている前の可動予備苗載置台52の上に折り重なると共に後の可動予備苗載置台53の苗載置面が下向きになる格納姿勢と、図1,3に示す如く固定予備苗載置台51から走行車体後方側に張り出ると共に後の可動予備苗載置台53の苗載置面が上向きになる使用姿勢とに切り換えることができる。
後の可動予備苗載置台53の使用姿勢において、延長載置台53cをスライド操作することにより、延長載置台63cの取付姿勢を、図1,3に示す如く後の可動予備苗載置台53から後方に、後の可動予備苗載置台53の前後方向に沿う状態で張り出た使用姿勢と、後の可動予備苗載置台53の内方側に格納された格納姿勢とに切り換え操作できる。
左下段の予備苗収容装置50は、図2,4に示すように、前の可動予備苗載置台52及び後の可動予備苗載置台53を格納姿勢に切り換えることにより、固定予備苗載置台51、前の可動予備苗載置台52及び後の可動予備苗載置台53が走行車体4の上下方向に並んで格納された第1状態になる。
左下段の予備苗収容装置50は、図1,3に示すように、前の可動予備苗載置台52及び後の可動予備苗載置台53を使用姿勢に切り換えることにより、固定予備苗載置台51、前の可動予備苗載置台52及び後の可動予備苗載置台53が走行車体4の前後方向に並び、固定予備苗載置台51、前の可動予備苗載置台52及び後の可動予備苗載置台53にマット状苗を載置できる第2状態になる。
右下段の予備苗収容装置50は、図3,4に示すように、左下段の予備苗収容装置50と同じ構成を備えている。左下段の予備苗収容装置50及び右下段の予備苗収容装置50を第2状態に切換えることにより、左下段の予備苗収容装置50及び右下段の予備苗収容装置50に、苗植付装置20に供給する予備の3枚のマット状苗を走行車体4の前後方向に並べて収容することができる。
左下段の予備苗収容装置50及び右下段の予備苗収容装置50において、図1,3,5に示すように、予備苗収容装置50を第2状態に切換えた場合、延長載置台53cを使用姿勢にすることで、延長載置台53cと、後の可動予備苗載置台53の予備苗載置台本体51bの後部とによって、後の可動予備苗載置台53(後から1番目の予備苗載置台)の後端側部53rが形成され、この後端側部53rが空きスペースAに入り込み、平面視で、後端側部53rと上端部31とが重複する。また、後端側部53rが乗降口11aに入り込む。後端側部53rを閉じ部材に活用して乗降口11aを閉じることができる。
左上段の予備苗収容装置40及び右上段の予備苗収容装置40において、図1,4に示すように、上下4段の予備苗載置台42の走行車体横内側の端部が前後の支柱41に連結軸(図示せず)を介して回転可能に連結されている。上下4段の予備苗載置台42は、連結軸の走行車体前後方向に延びる軸芯Yを揺動中心として、図4に示す右上段の予備苗載置台42の如く下降した状態の下降使用姿勢と、図4に示す左上段の予備苗載置台42の如く上昇した状態の上昇格納姿勢とに亘って揺動操作可能に支持されている。前後の支柱41は、上段の予備苗収容装置40を支持する上部が下段の予備苗収容装置50を支持する下部よりも走行車体横内側に位置する曲がり状態に成形されている。つまり、前の可動予備苗載置台52及び後の可動予備苗載置台53を格納姿勢と使用姿勢とに亘って揺動操作するとき、予備苗載置台42を上昇格納姿勢に切り換えることにより、前の可動予備苗載置台52及び後の可動予備苗載置台53が当たらないように、前の可動予備苗載置台52及び後の可動予備苗載置台53の移動経路から走行車体横内側に退避させることができる。
〔実施例2〕
図10は、第2の実施構造を備えた乗用型田植機の手摺り30が配設された部位を示す左側面図である。第2の実施構造を備えた乗用型田植機では、手摺り30の上端部31は、固定部31aと可動部31bとを備えている。
固定部31aは、走行車体4の車体部分に固定されている。固定部31aの後部に支持部32が備えられている。可動部31bの後端部が連結軸33を介して支持部32に回転可能に連結されている。可動部31bは、連結軸33の走行車体横方向に延びる軸芯33aを揺動中心として、図10に実線で示す如く固定部31aから前方に延出した下降使用状態と、図10に二点鎖線で示す如く固定部31aの後部に格納された上昇格納状態とに揺動操作可能に支持されている。
可動部31bは、下降使用状態にすると、前端側部31fが乗降口11aに入り込み、前端側部31fで乗降口11aを閉じる閉じ状態になる。可動部31bは、下降使用状態にすると、可動部31bのうちの前端側部31fが固定部31aから前方に突出した状態になり、前端側部31fの下方に空きスペースAが形成される。可動部31bを下降使用状態にした場合、可動部31bの連結軸33よりも遊端側に位置する部分が支持部34によって受け止め支持され、可動部31bを下降使用状態に保持できる。可動部31bは、上昇格納状態にすると、乗降口11aの後側に位置し、乗降口11aを開ける開き状態になる。
可動部31bを上昇格納状態に切り換えることにより、可動部31bによる乗降口11aの閉じを解除し、固定部31aを手摺として使用しつつ運転部11に乗ったり、運転部11から降りたりすることができる。運転部11に乗ったり、運転部11から降りたりするとき以外には、可動部31bを下降使用状態に切換えることにより、可動部31bを閉じ部材に活用して乗降口11aを閉じることができる。
〔実施例3〕
図11は、第3の実施構造を備えた乗用型田植機の手摺り30が配設された部位を示す左側面図である。第3の実施構造を備えた乗用型田植機では、手摺り30の上端部31は、固定部31aと可動部31bとを備えている。
予備苗収容装置50の後側の支柱41に支持部34が備えられている。可動部31bを開き状態に切換えた場合、可動部31bの前端側部31fが支持部34に受け止め支持されることで、後側の支柱41に受け止め支持される。
〔別実施形態〕
(1)図12は、第1の別実施構造を備えた後ガード17を示す左側面図である。図12に示すように、第1の別実施構造を備えた後ガード17は、左横の手摺り30及び右横の手摺り30の前後の脚部31cのうちの前側の脚部31cに支持されている。
(2)図13は、第2の別実施構造を備えた後ガード17を示す正面図である。図13に示すように、第2の別実施構造を備えた後ガード17は、後手摺りを兼ねる上段の後ガード17uと、中段の後ガード17nと、下段の後ガード17dとを備えている。
(3)図14は、第3の別実施構造を備えた後ガード17を示す正面図である。図14に示すように、第3の別実施構造を備えた後ガード17は、後手摺りを兼ねる上段の後ガード17uと、下段の後ガード17dと、左右一対のサイドガードプレート18とを備えている。左右のサイドガードプレート18は、運転座席10の両横側の後方に位置する箇所で上段の後ガード17uと下段の後ガード17dとに連結されている。
(4)上記した実施例では、予備苗収容装置50に3枚の予備苗載置台51,52,53を設けた例を示ししたが、3枚に限らず、2枚あるいは4枚以上の予備苗載置台を設けて実施してもよい。
(5)上記した実施例では、前の可動予備苗載置台52及び後の可動予備苗載置台53を揺動によって格納姿勢と使用姿勢とに切り換わる例を示したが、この構成に限らず、前の可動予備苗載置台52及び後の可動予備苗載置台53を固定予備苗載置台51と支柱41とに付け替えることにより、予備苗載置台51,52,53が車体上下方向に並ぶ状態と車体前後方向に並ぶ状態とに切り換える構成を採用してもよい。また、支柱41に揺動可能に支持されるリンク機構によって複数枚の予備苗載置台を支持し、リンク機構の揺動操作によって複数枚の予備苗載置台が車体上下方向に並ぶ状態と車体前後方向に並ぶ状態とに切り換わる構成を採用してもよい。
(6)上記した実施例では、予備苗載置台51,52,53が格納される状態を予備苗収容装置50の第1状態とした例を示したが、複数枚の予備苗載置台が予備苗の載置収容が可能な状態で走行車体の上下方向に並ぶ状態を予備苗収容装置50の第1状態となるよう構成して実施してもよい。
(7)上記した実施例では、後の可動予備苗載置台53に延長載置台53cが備えられた例を示したが、延長載置台53cを備えず、後の可動予備苗載置台53の予備苗載置台本体51bの後端側部が空きスペースAに入り込むよう構成してもよい。
(8)上記した実施例では、上段の予備苗収容装置40を設けた例を示したが、上段の予備苗収容装置40を設けず、第1状態と第2状態とに切り換え可能な予備苗収容装置50だけを設けて実施してもよい。
本発明は、8条植えが可能な苗植付装置20が連結された乗用型田植機に限らず、4条、6条など8条よりも少ない条数の苗植付を行なう苗植付装置、あるいは、8条よりも多い条数の植付が可能な苗植付装置が連結された乗用型田植機に適用できる。また、運転座席10の後方に設けた肥料タンク及び肥料繰出し装置を有した施肥装置が装備された乗用型田植機に適用できる。
11 運転部
11a 乗降口
20 苗植付装置
30 手摺り
31 上端部
31a 固定部
31b 可動部
31f 前端側部
50 予備苗収容装置
51 予備苗載置台
52 予備苗載置台
53 予備苗載置台
53b 予備苗載置台本体
53c 延長載置台
53r 後端側部

Claims (6)

  1. 搭乗型の運転部を有した走行車体と、
    前記走行車体の後部に昇降操作可能に連結された苗植付装置と、
    前記運転部の横側方において、車体部分から上方向きに立設された手摺りと、
    前記手摺りの前方に設けられた予備苗収容装置と、を備え、
    前記予備苗収容装置は、複数の予備苗載置台を備え、複数の前記予備苗載置台が前記走行車体の上下方向に並ぶ第1状態と、複数の前記予備苗載置台が前記走行車体の前後方向に並ぶ第2状態とに切り換え可能であり、
    前記手摺りのうちの上端部の下方に空きスペースが設けられ、
    前記予備苗収容装置の前記第2状態において、複数の前記予備苗載置台のうちの後から1番目の前記予備苗載置台の後端側部が前記空きスペースに入り込み、平面視で、前記上端部と前記後端側部とが重複する乗用型田植機。
  2. 前記1番目の予備苗載置台は、予備苗載置台本体と、前記予備苗載置台本体から後方に張り出される使用姿勢と、前記予備苗載置台本体の内方側に格納される格納姿勢とに亘って姿勢変更可能に前記予備苗載置台本体に支持された延長載置台とを備え、
    前記1番目の予備苗載置台の前記後端側部が前記使用姿勢の延長載置台によって形成される請求項1に記載の乗用型田植機。
  3. 前記予備苗収容装置の前記第2状態において、前記1番目の予備苗載置台の前記後端側部が前記運転部の乗降口に入り込む請求項1又は2に記載の乗用型田植機。
  4. 前記手摺りの前記上端部は、車体部分に固定された固定部と、前記固定部から前方に延出されて、前端側部が前記運転部の乗降口を閉じる閉じ状態と、前記乗降口を開く開き状態とに切り換え可能な可動部とを備え、
    前記閉じ状態の前記可動部の下方に前記空きスペースが形成される請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗用型田植機。
  5. 前記可動部は、前記閉じ状態と前記開き状態とに亘って揺動切換え可能に前記固定部に支持されている請求項4に記載の乗用型田植機。
  6. 前記可動部の前記閉じ状態において、前記可動部の前端側部が前記予備苗収容装置の支柱に支持される請求項4又は5に記載の乗用型田植機。
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