JP6550103B2 - 加湿機 - Google Patents

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Description

本発明は照度センサを備えた加湿機に関する。
特許文献1には従来の加湿機が開示されている。この加湿機は居室内の床面上に設置される筐体に吸込口及び吹出口を開口する。吸込口は筐体の前面に開口し、吹出口は筐体の上部に上方に向けて開口する。筐体内には吸込口と吹出口とを連結する送風通路が設けられ、送風通路内には吸込口から吹出口へ向かってフィルタ、加湿部及び送風機が順に配置される。
上記構成の加湿機において、運転が開始されると、送風機が駆動されて吸込口から空気が吸い込まれる。吸込口から吸い込まれた空気はフィルタにより塵埃が捕集された後に吹出口から上方に向けて送出される。この時、送風通路を流通する空気は加湿部により加湿される。これにより、居室内の空気清浄及び加湿を行うことができる。
特開2006−58148号公報(第3頁〜第5頁、第2図) 特開平11−230605号公報
近年、美容等のために肌の乾燥を抑制することが望まれ、加湿機が就寝中に継続運転される場合がある。この時、上記特許文献1に開示された加湿機によると、加湿された空気(加湿空気)が筐体から上方に送出されるため、室内を加湿できるが使用者の肌の乾燥を十分に抑制できない問題があった。
本発明は、使用者の肌の乾燥を確実に防止できる加湿機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、吸込口及び吹出口を開口して居室内の床面上に設置される筐体と、前記吸込口と前記吹出口とを連結する送風通路と、前記送風通路内に配された送風機と、前記吹出口に設けられて風向を可変する風向板と、居室内の照度を検知する照度センサと、前記送風通路を流通する空気を加湿する加湿部とを備え、前記加湿部による加湿を行って送風する加湿状態と、前記加湿部による加湿を停止して送風する非加湿状態とに切り換えできる加湿機において、
居室内の照度が所定値よりも低い場合に前記非加湿状態の空気の吹き出し方向を前方以外の方向にすることを特徴としている。
この構成によると、送風機の駆動により吸込口から空気が吸い込まれて送風通路を流通する。この時、加湿部による加湿を行って送風する加湿状態と、加湿部による加湿を停止して送風する非加湿状態とに切り換えできる。居室内の照度が所定値よりも低い場合に、加湿されていない空気は風向板により吹出口からベッド等で就寝中の使用者を避けて前方以外の方向に送出される。
また本発明は、上記構成の加湿機において、前記送風通路にイオンを放出するイオン発生装置を備え、居室内の照度が前記所定値よりも低く前記非加湿状態の場合に前記イオン発生装置が駆動されていると、空気の吹き出し方向を前方にすると好ましい。
また本発明は、上記構成の加湿機において、複数の前記吹出口が前記筐体の前面及び上面に開口するとともに、各前記吹出口にそれぞれ前記風向板が設けられ、前記風向板により前記吹出口が開閉され、居室内の照度が前記所定値よりも高い場合に、両方の前記風向板が前記吹出口を開くと好ましい。
また本発明は、上記構成の加湿機において、前面の前記吹出口から空気を送出する場合に、居室内の照度が前記所定値よりも低いと前方略水平方向に空気を送出し、居室内の照度が前記所定値よりも高いと前方上方に空気を送出すると好ましい。
また本発明は、上記構成の加湿機において、前記送風通路は前記送風機の下流で分岐する第1分岐通路及び第2分岐通路を有するとともに、前面の前記吹出口及び上面の前記吹出口はそれぞれ第1分岐通路及び第2分岐通路に連通し、第1分岐通路及び第2分岐通路の風量バランスを可変するダンパを設け、居室内の照度が前記所定値よりも低く前面の前記吹出口から空気を送出する際に前記ダンパにより気流を第1分岐通路に案内すると好ましい。
また本発明は、吸込口と吹出口とを連結する送風通路と、前記送風通路内に配された送風機と、前記送風通路を流通する空気を加湿する加湿部とを備えた加湿機において、
前記加湿部は着脱可能な給水タンクと、前記給水タンクから給水されるトレイと、前記トレイ内の水に下部を浸漬して空気が通過する加湿フィルタと、前記トレイの水位を検知する水位センサとを備え、
前記水位センサが前記トレイの水位の変動に従って上下移動するフロートを有し、
前記トレイが、降下した前記フロートに当接して前記フロートの下限位置を規制する規制部と、前記フロートと前記規制部との間に前記給水タンクからの水を案内する案内部材とを有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の加湿機において、前記フロートの一端を水平軸で枢支し、前記規制部は前記トレイの底面により形成されると好ましい。
本発明によると、居室内の照度が所定値よりも低い場合に非加湿状態の空気の吹き出し方向を前方以外の方向にする。これにより、夜間にベッド等で就寝中の使用者を避けて非加湿状態の空気が吹き出される。したがって、使用者の肌の乾燥を確実に防止することができる。
本発明の第1実施形態の加湿機を示す斜視図 本発明の第1実施形態の加湿機を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の加湿機の表示部を示す正面図 本発明の第1実施形態の加湿機の操作部を示す正面図 本発明の第1実施形態の加湿機の加湿部を示す斜視図 本発明の第1実施形態の加湿機の加湿部の給水タンクを取り外した様子を示す斜視図 本発明の第1実施形態の加湿機の加湿部を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の加湿機の加湿部の給水タンクを取り外した様子を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の加湿機の動作を示すフローチャート 本発明の第1実施形態の加湿機の前方へ空気を送出する様子を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の加湿機の上方へ空気を送出する様子を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の加湿機の表示部の中央発光部及び両側発光部の点灯パターンを示すイメージ図 本発明の第2実施形態の加湿機を示す側面断面図 本発明の第2実施形態の加湿機の表示部の中央発光部及び両側発光部の点灯パターンを示すイメージ図 本発明の第3実施形態の加湿機の加湿部のフロート周辺の側面断面図
<第1実施形態>
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1及び図2はそれぞれ第1実施形態の加湿機の斜視図及び側面断面図を示している。なお、図2において矢印Sは空気の流れを示している。加湿機1は吸込口3及び吹出口4、5を開口して居室内の床面等に設置される筐体2を有する。吸込口3は筐体2の背面に開口し、吹出口4、5はそれぞれ筐体2の前面上部及び上面後部に開口する。なお、吹出口4の高さは、居室内のベッド(不図示)の寝床面と略同じ高さになっている。
吹出口4、5には風向を可変する風向板14、15がそれぞれ設けられる。風向板14は平板から成り、風向板14の後部に設けられた回動軸部14aにより上下方向に回動可能に支持される。風向板15は平板から成り、風向板15の前部に設けられた回動軸部15aにより上下方向に回動可能に支持される。
風向板14、15はそれぞれ吹出口4、5を開閉する。風向板14は吹出口4を閉じた位置(図11参照)から開く方向に最大約120°回動することができる。風向板15は吹出口5を閉じた位置(図10参照)から開く方向に最大約42°回動することができる。
筐体2内には吸込口3と吹出口4、5とを連結する送風通路8が設けられる。送風通路8内には吸込口3から吹出口4、5に向かって(気流の上流から下流に向かって)順にフィルタユニット9、加湿部20、送風機10、イオン発生装置11及びダンパ12が設けられる。
送風通路8はイオン発生装置11の下流で分岐する第1分岐通路8a及び第2分岐通路8bを有する。第1分岐通路8a及び第2分岐通路8bはそれぞれ吹出口4、5に連通し、第1分岐通路8aの空気の流路の断面積は第2分岐通路8bの空気の流路の断面積よりも小さくなっている。
ダンパ12は薄板状に形成され、回動軸部12aにより上下方向に回動可能に支持される。ダンパ12は第1分岐通路8aを閉じた位置(図11参照)から図2に示すように最大約180°回動することができる。ダンパ12により第1分岐通路8a及び第2分岐通路8bの風量バランスが可変される。
送風機10はモータ10aにより駆動されるシロッコファンにより形成され、軸方向に吸気して周方向に排気する。フィルタユニット9は枠体9a内に空気の吸込み側から順にプレフィルタ、脱臭フィルタ及び集塵フィルタ(いずれも不図示)が配設される。プレフィルタと脱臭フィルタとの間にはフィルタ押え部材(不図示)が配される。
プレフィルタはABS等の合成樹脂で形成された複数段複数列の窓を有する矩形の枠(不図示)にポリプロピレン製のメッシュ(不図示)を溶着して形成される。プレフィルタによって吸気中の大きな塵埃を捕集することができる。
脱臭フィルタはポリプロピレン繊維やポリエステル繊維から成る矩形の袋体を有している。袋体は上下方向に連続した大きさが均等な複数の収納室に区分けされている。各収納室内には活性炭等の吸着材が均一に分散して詰められている。これにより、空気中の臭気成分を吸着して空気を脱臭することができる。また、フィルタ押え部材は脱臭フィルタを押さえて位置ずれを防止する。
集塵フィルタはHEPAフィルタから成り、濾材(不図示)を覆うように枠材(不図示)がホットメルトにより溶着されている。集塵フィルタによって空気中の微細な塵埃や所定粒径(例えば3μm)よりも小さい粒径のPM2.5等の微小粒子を捕集することができる。
加湿部20は詳細を後述するように、トレイ22内の水に加湿フィルタ23の下部を浸漬し、加湿フィルタ23を通過する空気を加湿する。これにより、吹出口4、5から加湿空気が送出される。
イオン発生装置11は高圧電圧の印加によりイオンを発生するイオン発生面11aを有し、イオン発生面11aは送風通路8内に面している。イオン発生面11aには交流波形またはインパルス波形から成る電圧が印加される。イオン発生面11aの印加電圧が正電圧の場合は主としてH(HO)mから成るプラスイオンを発生し、負電圧の場合は主としてO (HO)nから成るマイナスイオンを発生する。ここで、m、nは整数である。H(HO)m及びO (HO)nは空気中の浮遊菌や臭気成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌等を破壊する。ここで、m’、n’は整数である。したがって、空気清浄機1は、プラスイオン及びマイナスイオンを発生して吹出口4、5から送出することにより居室内の殺菌及び臭い除去を行うことができる。
(HO)m+O (HO)n→・OH+1/2O+(m+n)HO ・・・(1)
(HO)m+H(HO)m’+O (HO)n+O (HO)n’
→ 2・OH+O+(m+m'+n+n')HO ・・・(2)
(HO)m+H(HO)m’+O (HO)n+O (HO)n’
→ H+O+(m+m'+n+n')HO ・・・(3)
また、プラスイオン及びマイナスイオンが使用者の肌に接触すると、肌に水酸基(OH基)が付着して肌表面が親水化される。これにより、肌表面に水分子が付着しやすくなり、肌に潤いを与えることができる。
フィルタユニット9の近傍には塵埃センサ(不図示)及び臭いセンサ(不図示)が設けられる。塵埃センサは発光素子及び受光素子を有する光学センサにより構成され、受光素子から出力される出力パルス幅に基づいて空気中の塵埃の濃度を検知する。また、塵埃センサの出力電圧のパルス波形によりPM2.5とPM2.5よりも粒径の大きい塵埃とを識別することができる。例えば、PM2.5のパルス波形はなだらかなピークを有する波形になり、粒径の大きい塵埃のパルス波形は尖ったピークを有する波形になる。これにより、塵埃センサの検知結果から空気中のPM2.5の濃度を抽出することができる。臭いセンサは空気中の臭気成分の濃度を検知する。
筐体2の上面前部には照度センサ13(図4参照)が設けられる。照度センサ13は居室内の照度を検知する。
筐体2の前面上部の吹出口4の周囲には表示部30、40、50が設けられる。図3は加湿機1の表示部30、40、50の正面図を示している。なお、図3において風向板14の図示を省略している。表示部30(第1表示部)は左右方向に延びて形成され、中央発光部31、両側発光部32及びランプカバー35を有する。ランプカバー35は半透明の樹脂から成り、中央発光部31及び両側発光部32を覆う。
中央発光部31は表示部30の左右方向の中央部に配され、赤色LEDの素子と緑色LEDの素子とを有した2色LEDにより形成される。中央発光部31は赤色LEDのみを点灯すると赤色光を出射して緑色LEDのみを点灯すると緑色光を出射し、赤色LED及び緑色LEDを点灯すると橙色光を出射する。
両側発光部32は中央発光部31の両側方に配され、複数の異なる色の単色LED32R、32T、32Gから成る。単色LED32R、32T、32Gはそれぞれ赤色光、橙色光及び緑色光を出射する。中央発光部31に対して単色LED32R、32T、32Gの順に離れて配置される。すなわち、表示部30の中央部から側端部に向かって単色LED32R、32T、32Gの順に配置される。なお、以下の説明において、単色LED32R、32T、32Gを総称して「単色LED32a」という場合がある。
単色LED32R、32T、32Gは等間隔で配置され、中央発光部31と中央発光部31に隣接する単色LED32Rとの間の距離D1は、隣接する単色LED32R、32T間や隣接する単色LED32G、32T間の距離D2よりも長くなっている。
表示部40(第2表示部)は吹出口4よりも左方に配されて複数のLED(不図示)を有し、空気中のPM2.5等の微小粒子の濃度が所定値(例えば35μg/m)を超えた場合に「PM2.5」の文字40aを表示する。
表示部50は吹出口4よりも右方に配されて複数のLED(不図示)を有し、空気中の臭気成分の濃度が所定値を超えた場合に複数の波線Wから成る図柄Pを表示する。
筐体2の上面前部には操作部6が設けられる。図4は操作部6の正面図を示している。操作部6は複数のボタン6a〜6dを有し、使用者の操作によって加湿機1の動作設定を行う。ボタン6aの操作により送風機10の回転数を変更して吹出口4、5から送出される空気の風量を変更することができる。ボタン6bの操作により風向板14、15を回動させて空気の吹き出し方向を変更することができる。ボタン6cの操作により、加湿部20による加湿を行って送風する加湿状態と加湿部20による加湿を停止して送風する非加湿状態とを切り換えることができる。
ボタン6dの操作により、前方に送出されるイオンの量を標準状態に対して増加させることができる。この時、風向板14は吹出口4を閉じる位置から上方に60°回動するとともに、ダンパ12は第1分岐通路8aを閉じる位置から開く方向に85°回動する(図10参照)。これにより、イオンを含んだ気流は第1分岐通路8aに案内され、吹出口4から前方へ送出される。
図5は加湿部20を上方から見た斜視図を示している。図6は給水タンク21を取り外した加湿部20の斜視図を示している。図7は加湿部20の側面断面図を示している。図8は給水タンク21を取り外した加湿部20の側面断面図を示している。加湿部20は給水タンク21、トレイ22、加湿フィルタ23及び水位センサ24を備える。トレイ22は筐体2に対して着脱可能に装着され、給水タンク21及び加湿フィルタ23はトレイ22に対して着脱可能に装着される。これにより、加湿部20の清掃やメンテナンス等を容易に行うことができる。
給水タンク21は円筒形状の容器から構成され、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)等の合成樹脂素材のブロー成形等により形成される。給水タンク21の一端面には開口部(不図示)が形成され、弁機構29(図7参照)を有するタンクキャップ21aを開口部に螺合することにより開口部が塞がれる。給水タンク21の他端面には給水タンク21の着脱時に把持するための把持部21bが設けられる。トレイ22から持ち出された給水タンク21のタンクキャップ21aを取り外して給水タンク21に給水することができる。
トレイ22は上面を開放した略箱型形状であり、樹脂成形品により形成される。トレイ22は加湿フィルタ23を収容するフィルタ収容部22aと、フィルタ収容部22aに隣設されて給水タンク21を収容するタンク収容部22bとを有する。タンク収容部22bの底面にはタンクキャップ21aの弁機構29に対向する受け部22eが突出して形成される。
フィルタ収容部22aとタンク収容部22bとの間には仕切板22cが設けられ、仕切板22cに形成された連通口22dによりフィルタ収容部22aとタンク収容部22bとは連通する。
加湿フィルタ23は通気性及び吸水性を有する不織布等のフィルタ体23aを有し、円盤状に形成される。フィルタ体23aは軸方向が水平な円筒形状の枠体25により保持される。枠体25は軸方向の両端面に配した放射状のリム25bによってフィルタ体23aを支持し、リム25b間にフィルタ体23aが露出する。また、枠体25は軸方向の両端面の一部に弓形の遮蔽部25cが形成される。枠体25の周面にはラック25aが形成され、ラック25aは筐体2に設けたピニオン(不図示)に噛合する。ピニオンは筐体2に設けたモータ(不図示)により回転する。これにより、加湿フィルタ23は垂直面内で回転することができる。
枠体25の遮蔽部25cを下端に配置して加湿フィルタ23を回転停止すると、フィルタ体23aは遮蔽部25cによってトレイ22内の水に対して遮蔽される。これにより、加湿機1は非加湿状態になる。ボタン6cの操作により加湿運転を指示すると、加湿フィルタ23が断続回転する。加湿フィルタ23の回転によってフィルタ体23aがトレイ22内の水に浸漬され、毛細管現象によってフィルタ体23aの全体に水が浸透する。これにより、加湿機1は加湿状態になる。
水位センサ24はフロート24aとリードスイッチ(不図示)とを有する。フロート24aは支軸241aで案内部材26に回動可能に軸支される。フロート24aは発泡スチロール等の発泡樹脂を枠体242aにより保持して形成され、水に浮くことができる。また、枠体242aには磁石が保持される。リードスイッチはトレイ22の側壁面を挟んで磁石に対向する位置の筐体2に設けられる。リードスイッチは磁気センサから成り、フロート24aの磁石の磁気を検知してスイッチングを行う。
トレイ22の底面は水位が低下して降下したフロート24aに当接してフロート24aの下限位置を規制する。これにより、トレイ22の底面はフロート24aの下限位置を規制する規制部を構成する。板状の案内部材26はタンク収容部22bの底面上に受け部22eを囲むように上面視コ字状に立設され、フロート24aとトレイ22の底面との間に給水タンク21からの水を案内する。
加湿部20において、フロート24aが所定の水位範囲で水に浮いた状態の場合には、磁石はリードスイッチと対向してリードスイッチが例えばONになる。加湿状態を継続することによってトレイ22内の水が大きく減少すると、フロート24aは図7において時計回りに回動して図8に示すようにトレイ22の底面に当接する。この時、磁石がリードスイッチから離れてリードスイッチが例えばOFFになる。これにより、給水が必要であることが例えば表示部30等を介して報知される。
満水状態の給水タンク21をタンク収容部22bに装着すると、受け部22e(図6参照)によって弁機構29が開放され、給水タンク21内の水がトレイ22内に供給される。この時、給水タンク21の水は案内部材26によりフロート24aとトレイ22の底面との間に案内される。これにより、トレイ22内の残水のスケールによりフロート24aがトレイ22の底面に付着した場合でも、給水タンク21から勢いよく流入した水のフロート24aへの衝突によりフロート24aのトレイ22の底面への付着を容易に解除することができる。したがって、フロート24aを確実に浮かび上がらせることができ、水位センサ24の誤検知を防止することができる。
トレイ22内の水位が上昇して弁機構29を介して給水タンク21内に空気が流入しなくなると、給水タンク21からトレイ22への給水は停止される。これにより、トレイ22の水位に応じて給水タンク21からトレイ22に給水され、トレイ22の貯水水位が略一定に維持される。
図9は加湿機1の動作を示すフローチャートである。操作部6の操作により加湿機1の運転が開始されると送風機10が駆動される。これにより、吸込口3から居室内の空気が吸い込まれて送風通路8を流通する。この時、フィルタユニット9により空気中の塵埃が捕集されるとともに空気が脱臭される。
ステップ#1では照度センサ13により居室内の照度が検知される。ステップ#2では居室内の照度が所定の下限値Iよりも低いか否かが判断される。ここで、下限値Iは例えば夜間に居室の室内照明装置(不図示)を消灯したときの照度に設定することができる。居室内の照度が下限値Iよりも低い場合はステップ#3に移行し、低くない場合はステップ#7に移行する。ステップ#7では図2に示すように、風向板14により吹出口4から前方上方へ空気が送出され、風向板15により吹出口5から後方上方へ空気が送出される。これにより、使用者の肌の乾燥を防止できるとともに居室内の空気を清浄することができる。
ステップ#3では加湿部20による加湿が行われているか否かが判断される。ボタン6cの操作により加湿フィルタ23が回転して加湿機1が加湿状態になっている場合はステップ#6に移行し、加湿フィルタ23が回転停止して加湿機1が非加湿状態になっている場合はステップ#4に移行する。ステップ#4では、イオン発生装置11が駆動されているか否かが判断される。イオン発生装置11が駆動されている場合はステップ#6に移行し、駆動されていない場合はステップ#5に移行する。
ステップ#6では図10に示すように、風向板15により吹出口5が閉じられ、風向板14により吹出口4から前方略水平方向に空気が送出される。すなわち、夜間にベッド等で就寝中の使用者に向けて空気が送出される。この時、ダンパ12により気流を第1分岐通路8aに案内する。これにより、夜間にベッド等で就寝中の使用者に加湿空気やイオン発生装置11により発生したイオンを含む空気を直接当てることができる。したがって、使用者の肌に十分に潤いを与えることができ、使用者の肌の乾燥を確実に防止することができる。
ステップ#5では図11に示すように、風向板14により吹出口4が閉じられ、風向板15により吹出口5から後方上方へ空気が送出される。すなわち、夜間にベッド等で就寝中の使用者を避けて空気が送出される。これにより、加湿されておらずイオン発生装置11により発生したイオンも含まない空気を夜間にベッド等で就寝中の使用者に直接当てることを防止し、使用者の肌の乾燥を確実に防止することができる。したがって、居室内の空気を清浄できるとともに、就寝中の使用者の不快感を防止して快眠を促進することができる。
ステップ#5〜ステップ#7の後はステップ#1に戻り、ステップ#1〜ステップ#7が繰り返される。
表1は、汚れ度、臭気ランク及びPM2.5濃度ランクに基づく送風機10の送風レベルを示している。汚れ度は塵埃センサで検知した空気中の塵埃の濃度に応じて0〜4の5段階にランク分けされる。臭気ランクは臭いセンサで検知した空気中の臭気成分の濃度に応じて0〜3の4段階にランク分けされる。PM2.5濃度ランクは塵埃センサの検知結果から抽出された空気中のPM2.5の濃度に応じてa〜cの3段階にランク分けされる。空気中の塵埃、臭気成分及びPM2.5の濃度が高くなるほど、汚れ度は0〜4の順で、臭気ランクは0〜3の順で、PM2.5濃度ランクはa〜cの順でそれぞれ高くなる。
送風機10は汚れ度及び臭気ランクに基づいて「微」、「弱」、「中」、「強」及び「最大」の複数の送風レベルに可変される。「微」、「弱」、「中」、「強」及び「最大」の順で送風機10の回転数は高くなる。送風機10は汚れ度及び臭気ランクが高い時に低い時よりも回転数の高い送風レベルで駆動される。図9のステップ#5〜ステップ#7において、例えば汚れ度及び臭気ランクが「1」の場合には送風機10は「中」の送風レベルで駆動され、汚れ度及び臭気ランクが「2」の場合には送風機10は「強」の送風レベルで駆動される。
また、塵埃センサの検知結果からPM2.5の濃度を抽出し、図9のステップ#5〜ステップ#7において、例えば汚れ度「0」に対して臭気ランクが「0」でPM2.5濃度ランクが「a」の場合には送風機10は「微」の送風レベルで駆動される。これに対し、汚れ度「0」に対して臭気ランクが「0」でPM2.5濃度ランクが「b」または「c」の場合には送風機10はそれぞれ「弱」または「中」の送風レベルで駆動される。すなわち、所定の汚れ度に対してPM2.5の濃度が高い時に低い時よりも更に送風レベルを上げて送風機10の回転数を高くする。これにより、空気中からPM2.5を迅速に除去することができる。
なお、汚れ度が「2」以上の場合にはPM2.5濃度ランクが上昇しても送風機10の回転数を変更しないが、送風レベルが「中」以上になっているため、空気中のPM2.5を迅速に除去することができる。
図12は汚れ度に応じた表示部30の点灯パターンのイメージ図を示している。実線の楕円形は中央発光部31及び両側発光部32の点灯状態を示し、破線の楕円形は中央発光部31及び両側発光部32の消灯状態を示している。汚れ度が「0」の場合には、中央発光部31から緑色光が出射するとともに両側の単色LED32Gから緑色光が出射する。これにより、緑色は新鮮なイメージがあるため、使用者は居室内の空気中の塵埃の濃度が低いことを容易に認識することができる。
汚れ度が「1」の場合には、中央発光部31から橙色光が出射するとともに両側発光部32では単色LED32G、32Tが点灯してそれぞれ緑色光及び橙色光が出射する。汚れ度が「2」の場合には、中央発光部31から橙色光が出射するとともに両側発光部32では単色LED32Tのみが点灯して橙色光が出射する。汚れ度が「3」の場合には、中央発光部31から赤色光が出射するとともに両側発光部32では単色LED32T、32Rが点灯してそれぞれ橙色光及び赤色光が出射する。汚れ度が「4」の場合には、中央発光部31から赤色光が出射するとともに両側発光部32では単色LED32Rのみが点灯して赤色光が出射する。
すなわち、塵埃の濃度に応じてランク分けした第1ランクI〜IIIを中央発光部31により表示するとともに、第1ランクI〜IIIをさらに細分化した汚れ度(第2ランク)を両側発光部32により中央発光部31に対して対称なパターンで表示する。これにより、表示部30は空気中の塵埃の濃度に応じて表示状態を変更する。また、点灯位置が変化しない中央発光部31により塵埃による空気の汚れ状況の概略を表示し、両側発光部32により塵埃による空気の汚れ状況の詳細を表示することができる。これにより、使用者は塵埃による空気の汚れ状況を容易に認識することができる。
また、両側発光部32の単色LED32aは中央発光部31に対して対称なパターンになるように点灯するため、加湿機1の美観を向上させることができる。
この時、中央発光部31と中央発光部31に隣接する単色LED32Rとの間の距離D1は、隣接する単色LED32R、32T間や隣接する単色LED32T、32G間の距離D2よりも長くなっている。これにより、中央発光部31の出射光の色と両側発光部32の出射光の色との混色を防止することができる。したがって、空気の汚れ状況についての使用者の誤認を容易に防止することができる。
また、両側発光部32は第2ランクの増加に従って中央発光部31に対して近い位置の単色LED32aを順に発光させる。これにより、空気の汚れ状況についての使用者の誤認を一層容易に防止することができる。
なお、例えば汚れ度が「3」または「4」の場合に、中央発光部31や単色LED32R、32T、32Gを点滅または明滅させてもよい。これにより、使用者に対して容易に注意喚起を行うことができる。
また、図9のステップ#5〜ステップ#7において、空気中のPM2.5の濃度が所定値(例えば35μg/m)を超えると、表示部40は図3に示すように「PM2.5」の文字40aを表示する。これにより、使用者は健康に影響を与える濃度のPM2.5が居室内の空気に含まれていることを容易に認識することができる。
なお、表示部40が赤色LEDの素子と緑色LEDの素子と有する2色LEDを備え、PM2.5の濃度が例えば35μg/m以上で70μg/m未満の場合に橙色で文字40aを表示し、例えば70μg/m以上の場合に赤色で文字40aを表示してもよい。これにより、使用者は高濃度のPM2.5の存在を一層容易に認識することができる。
また、図9のステップ#5〜ステップ#7において、空気中の臭気成分の濃度が所定値を超えた場合に表示部50は複数の波線Wから成る図柄Pを表示する。これにより、使用者は臭気成分による空気の汚れを容易に認識することができる。
本実施形態によると、居室内の照度が所定の下限値Iよりも低い場合に、加湿状態の空気の吹き出し方向を前方にするとともに非加湿状態の空気の吹き出し方向を上方にする。これにより、夜間にベッド等で就寝中の使用者に加湿空気を直接当てることができるとともに、使用者を避けて非加湿状態の空気が吹き出される。したがって、使用者の肌の乾燥を確実に防止することができる。
なお、使用者がベッド等で就寝する場合には非加湿状態の空気を吹出口4から下方に送出してもよい。すなわち、居室内の照度が所定の下限値Iよりも低い場合に、非加湿状態の空気の吹き出し方向を前方以外の方向にすればよい。これにより、使用者を避けて非加湿状態の空気が吹き出され、使用者の肌の乾燥を確実に防止することができる。
また、居室内の照度が下限値Iよりも低く非加湿状態の場合にイオン発生装置11が駆動されていると、空気の吹き出し方向を前方にする。これにより、夜間にベッド等で就寝中の使用者にイオンを含む気流が直接当たる。したがって、使用者の肌に十分に潤いを与えることができ、使用者の肌の乾燥を確実に防止することができる。
また、居室内の照度が下限値Iよりも高い場合に、風向板14、15がそれぞれ吹出口4、5を開くため、加湿状態において、居室の隅々にまで加湿空気を行き渡らせることができる。
また、前面の吹出口4から空気を送出する際に、居室内の照度が下限値Iよりも低いと前方略水平方向に送出し、居室内の照度が下限値Iよりも高いと前方上方に送出する。これにより、使用者の肌の乾燥を一層確実に防止することができる。
また、居室内の照度が下限値Iよりも低く前面の吹出口4から空気を送出する際にダンパ12により気流を第1分岐通路8aに案内する。これにより、加湿空気やイオン発生装置11により発生したイオンを含む空気を吹出口4へ容易に導くことができる。
また、降下したフロート24aに当接してフロート24aの下限位置を規制するトレイ22の底面(規制部)と、フロート24aとトレイ22の底面との間に給水タンク21からの水を案内する案内部材26とを有する。これにより、トレイ22内の残水のスケールによりフロート24aがトレイ22の底面に付着した場合でも、給水タンク21から勢いよく流入した水のフロート24aへの衝突によりフロート24aのトレイ22の底面への付着を容易に解除することができる。したがって、フロート24aを確実に浮かび上がらせることができ、水位センサ24の誤検知を防止することができる。
また、空気中の塵埃の濃度に応じてランク分けした複数の汚れ度に基づいて送風機10を回転数の異なる複数の送風レベルに可変し、汚れ度の高い時に低い時よりも回転数の高い送風レベルに設定する。これにより、汚れ度が低い場合には消費電力及び騒音の増大を抑制して空気中の塵埃を除去し、汚れ度が高い場合には空気中の塵埃を迅速に除去することができる。
また、塵埃センサの検知結果から空気中の塵埃に含まれた所定粒径よりも小さい粒径のPM2.5(微小粒子)の濃度を抽出し、所定の汚れ度に対してPM2.5の濃度が高い時に低い時よりも更に送風レベルを上げて送風機10の回転数を高くする。これにより、汚れ度の上昇がない場合でもPM2.5の濃度が高くなれば送風機10の風量は大きくなる。したがって、PM2.5よりも粒径の大きい塵埃を確実に捕集しながら空気中のPM2.5を十分に除去することができる。その結果、使用者の健康被害を容易に防止することができる。また、塵埃センサの検知結果から微小粒子の濃度を抽出するため、PM2.5とPM2.5よりも粒径の大きい塵埃とを識別することができる。これにより、空気清浄機1の製造コストを削減することができる。
また、臭気成分の濃度に応じてランク分けした複数の臭気ランク及び汚れ度に基づいて送風レベルを可変し、臭気ランクの高い時に低い時よりも回転数の高い送風レベルに設定する。これにより、空気中の塵埃及び臭気成分を迅速に除去することができる。
また、表示部30(第1表示部)は左右方向に延びて形成されて中央発光部31と両側発光部32とを有し、空気中の塵埃の濃度に応じて表示状態を変更する。これにより、使用者は塵埃による空気の汚れ状況を把握することができる。
また、塵埃の濃度に応じてランク分けした第1ランクI〜IIIを中央発光部31により表示するとともに、第1ランクI〜IIIをさらに細分化した汚れ度(第2ランク)を両側発光部32により中央発光部31に対して対称なパターンで表示する。これにより、点灯位置が変化しない中央発光部31により塵埃による空気の汚れ状況の概略を表示し、両側発光部32により塵埃による空気の汚れ状況の詳細を表示することができる。したがって、使用者は塵埃による空気の汚れ状況を容易に認識することができる。
また、両側発光部32の単色LED32aは中央発光部31に対して対称なパターンになるように点灯するため、加湿機1の美観を向上させることができる。
この時、中央発光部31と単色LED32Rとの間の距離D1は、隣接する単色LED32R、32T間や隣接する単色LED32G、32T間の距離D2よりも長い。これにより、中央発光部31の出射光の色と両側発光部32の出射光の色との混色を防止することができる。したがって、空気の汚れ状況についての使用者の誤認を容易に防止することができる。
また、両側発光部32は第2ランクの増加に従って中央発光部31に対して近い位置の単色LED32aを順に発光させる。これにより、空気の汚れ状況についての使用者の誤認を一層容易に防止することができる。
なお、両側発光部32は第2ランクの減少に従って中央発光部31に対して近い位置の単色LED32aを順に発光させてもよい。この場合でも空気の汚れ状況についての使用者の誤認を一層容易に防止することができる。
また、空気中のPM2.5の濃度が所定値を超えていることを示す表示部40(第2表示部)を設けている。これにより、使用者は健康に影響を与える濃度のPM2.5が居室内の空気に含まれていることを容易に認識することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図13は本実施形態の加湿機の側面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図12に示した第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では、吹出口4、風向板14、第1分岐通路8a及びダンパ12を省き風向板15の配置が第1実施形態とは異なっている。また、本実施形態では表示部30の構成が第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
風向板15は断面形状が湾曲し、風向板15の後部に設けられた回動軸部15aにより上下方向に回動可能に支持される。図9のステップ#6では、実線で示す風向板15により吹出口5から前方へ空気が送出される。これにより、夜間にベッド等で就寝中の使用者に加湿空気やイオン発生装置11により発生したイオンを含む空気を直接当てることができる。したがって、使用者の肌の乾燥を確実に防止することができる。
図9のステップ#5及びステップ#7では、風向板15は一点鎖線15´で示す位置に回動して吹出口5から上方へ空気が送出される。これにより、使用者を避けて非加湿状態の空気が吹き出される。したがって、使用者の肌の乾燥を確実に防止することができる。
図14は本実施形態の加湿機1の表示部30の中央発光部31及び両側発光部32、33の点灯パターンのイメージ図を示している。実線の楕円形は中央発光部31及び両側発光部32、33の点灯状態を示し、破線の楕円形は中央発光部31及び両側発光部32、33の消灯状態を示している。表示部30は両側発光部32に対して中央発光部31の反対側に両側発光部33を有する。両側発光部33は赤色光、橙色光及び緑色光をそれぞれ出射する単色LED33R、33T、33Gを有する。単色LED33R、33T、33Gは単色LED32R、32T、32Gと同様に配置されている。また、単色LED32Gと単色LED33Rとの間の距離D3は距離D2以上の長さに設定される。なお、以下の説明において、単色LED33R、33T、33Gを総称して「単色LED33a」という場合がある。
汚れ度(第2ランク)が高くなるに従って、中央発光部31及び両側発光部32は第1実施形態と同様に点灯する。両側発光部33では、汚れ度が「0」または「1」の場合には単色LED33Gのみが点灯して汚れ度が「2」または「3」の場合には単色LED33Tのみが点灯し、汚れ度が「4」の場合には単色LED33Rのみが点灯する。これにより、両側発光部33は第2ランクの増加に従って中央発光部31に対して近い位置の単色LED33aを発光させる。この時、距離D3は距離D2以上の長さに設定されているため、両側発光部32、33の出射光の混色を防止することができる。
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、風向板14やダンパ12を省いているため、第1実施形態の加湿機1よりも部品点数を削減し、加湿機1の製造コストを削減することができる。
また、表示部30は両側発光部32に対して中央発光部31の反対側に両側発光部33を有し、汚れ度に応じて中央発光部31及び両側発光部32、33の点灯状態を可変する。これにより、空気の汚れ状況についての使用者の誤認を一層防止することができる。
なお、両側発光部33は第2ランクの減少に従って中央発光部31に対して近い位置の単色LED33aを発光させてもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図15は本実施形態の加湿機の加湿部のフロート周辺の側面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図12に示した第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態ではトレイ22の底面にリブ27(規制部)を設けた点及び筐体2の側面にスピーカ(不図示)を設けた点で第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
トレイ22の底面にはリブ27が上方に向けて突出して形成される。リブ27は、一点鎖線24a´で示す降下したフロート24aに当接してフロート24aの下限位置を規制する。この時、フロート24aはリブ27に線接触する。案内部材26はフロート24aとリブ27との間に給水タンク21からの水を案内する。
空気中のPM2.5の濃度が所定値を超えた場合には表示部40での文字40aの表示に加えて、スピーカから例えば「PM2.5の濃度が高くなっています」等の音声を出力する。これにより、使用者は健康に影響を与える濃度のPM2.5が居室内の空気に含まれていることを一層容易に認識することができる。なお、空気中のPM2.5の濃度が所定値を超えた場合にスピーカから上記の音声に替えてブザー音を出力してもよい。
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、降下したフロート24aに当接してフロート24aの下限位置を規制するリブ27(規制部)を設けているため、トレイ22内の残水のスケールによるフロート24aとトレイ22の底面との付着を容易に低減することができる。
また、トレイ22内の残水のスケールによるフロート24aとリブ27との付着が生じても、フロート24aはリブ27に線接触しているため、案内部材26により案内された給水タンク21からの水によりフロート24aとリブ27との付着を容易に解除することができる。
また、空気中のPM2.5の濃度が所定値を超えた場合に、筐体2に設けたスピーカにより報知を行うため、使用者は健康に影響を与える濃度のPM2.5が居室内の空気に含まれていることを一層容易に認識することができる。
なお、第1〜第3実施形態において、加湿機1はフィルタユニット9を備えているが、フィルタユニット9を省いてもよい。これにより、非加湿状態で居室内の空気を循環させることができる。
本発明は照度センサを備えた加湿機に利用することができる。
1 加湿機
2 筐体
3 吸込口
4、5 吹出口
6 操作部
8 送風通路
8a 第1分岐通路
8b 第2分岐通路
9 フィルタユニット
10 送風機
11 イオン発生装置
12 ダンパ
13 照度センサ
14、15 風向板
20 加湿部
21 給水タンク
21a タンクキャップ
21b 把持部
22 トレイ
22a フィルタ収容部
22b タンク収容部
23 加湿フィルタ
24 水位センサ
24a フロート
26 案内部材
27 リブ(規制部)
30 表示部(第1表示部)
31 中央発光部
32、33 両側発光部
32R、32T、32G、33R、33T、33G 単色LED
35 ランプカバー
40 表示部(第2表示部)
50 表示部

Claims (4)

  1. 吸込口及び吹出口を開口して居室内の床面上に設置される筐体と、前記吸込口と前記吹出口とを連結する送風通路と、前記送風通路内に配された送風機と、前記吹出口に設けられて風向を可変する風向板と、居室内の照度を検知する照度センサと、前記送風通路を流通する空気を加湿する加湿部と、前記送風通路にイオンを放出するイオン発生装置とを備え、前記加湿部による加湿を行って送風する加湿状態と、前記加湿部による加湿を停止して送風する非加湿状態とに切り換えできる加湿機において、
    居室内の照度が所定値よりも低い場合に前記非加湿状態の空気の吹き出し方向を前方以外の方向にして、使用者の肌の乾燥を防止し、
    居室内の照度が前記所定値よりも低く前記非加湿状態の場合であっても、前記イオン発生装置が駆動されていると、空気の吹き出し方向を前方にすることを特徴とする加湿機。
  2. 吸込口及び吹出口を開口して居室内の床面上に設置される筐体と、前記吸込口と前記吹出口とを連結する送風通路と、前記送風通路内に配された送風機と、前記吹出口に設けられて風向を可変する風向板と、居室内の照度を検知する照度センサと、前記送風通路を流通する空気を加湿する加湿部とを備え、前記加湿部による加湿を行って送風する加湿状態と、前記加湿部による加湿を停止して送風する非加湿状態とに切り換えできる加湿機において、
    居室内の照度が所定値よりも低い場合に前記非加湿状態の空気の吹き出し方向を前方以外の方向にし、
    複数の前記吹出口が前記筐体の前面及び上面に開口するとともに、各前記吹出口にそれぞれ前記風向板が設けられ、
    前記風向板により前記吹出口が開閉され、
    居室内の照度が前記所定値よりも高い場合に、両方の前記風向板が前記吹出口を開くことを特徴とする加湿機。
  3. 前面の前記吹出口から空気を送出する際に、居室内の照度が前記所定値よりも低いと前方略水平方向に空気を送出し、居室内の照度が前記所定値よりも高いと前方上方に空気を送出することを特徴とする請求項に記載の加湿機。
  4. 前記送風通路は前記送風機の下流で分岐する第1分岐通路及び第2分岐通路を有するとともに、前面の前記吹出口及び上面の前記吹出口はそれぞれ第1分岐通路及び第2分岐通路に連通し、
    第1分岐通路及び第2分岐通路の風量バランスを可変するダンパを設け、
    居室内の照度が前記所定値よりも低く前面の前記吹出口から空気を送出する際に前記ダンパにより気流を第1分岐通路に案内することを特徴とする請求項または請求項に記載の加湿機。
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