JP6549591B2 - モニタリングのための方法およびシステム - Google Patents

Description

本発明は、ある領域を観察およびモニタリングするための方法およびシステムに関する。

老齢人口を住宅環境で管理する可能性を伸ばすことが所望される場合には、住宅環境で高齢者の状況をモニタリングすることは不可欠である。安全ブレスレットシステムの使用が広く普及している。安全ブレスレットシステムの弱点は、ユーザが継続的にブレスレットを着用しなければならず、緊急時にアラームボタンを押すことができなければならないことである。健康状態を確認するブレスレットも存在するが、それらの問題の１つは、誤報である。

従来技術もまた、圧電性の材料のものである膜が、床の上に設置され、その膜が床の表面の動きによってもたらされる圧力変化を記録するという解決策を試みた。床の上または床の下に設置されるセンサが使用されることもまた公知であり、そのセンサは、圧力の変化を伴わない場合でも、容量性のセンサによって、人の存在と動きとを検知する。

ビデオカメラ、例えば赤外線を検知することに基づいた動きディテクタ、または、例えば高齢者の体調と状態とをモニタリングするための超音波センサを使用する可能性もまた、従来技術に提示される。

存在を検知する、高密度な近接センサ場の使用が、刊行物である特許文献１などに提示される。

存在または動きを検知するための圧力センサの使用が、刊行物である特許文献２などに提示される。

複数の対象物を追跡（複数目標追跡）するための解決策が当該分野において公知であり、例えば、対象物を追跡することの一部として、対象物に対して対象物のタイプを関連付けることが、刊行物である特許文献３に提示される。

床の中に設置された、観察を行うために電気接続を測定する近接センサの使用が、特許文献４に提示される。

刊行物である特許文献５は、高密度なセンサ場を使用する、対象物を追跡するための、従来技術の方法およびシステムを記載する。

刊行物である特許文献６は、超音波技術を基にした、対象物を追跡するための、従来技術の方法およびシステムを記載する。

従来技術の観察システムおよびモニタリングシステムの欠点は、システムのセンサが、１つの機能のためだけに、例えば、高齢者の体調および／または状態をモニタリングするためだけに使用されることができることである。

ＵＳ６４０７５５６Ｂ１ ＵＳ４８８８５８１Ａ１ ＵＳ６２７８４０１Ｂ１ ＷＯ２００５０２０１７１Ａ１ ＷＯ２００９１０６６８５ ＷＯ２０１２１６４１６９

本発明は、対象物を検知する、モニタリングシステムおよびモニタリング方法を提示する。本発明に従ったシステムは、対象物の存在を検知するための少なくとも１つのセンサを備え、前記センサは、測定することに適している。本発明の解決策において、異なるタイプ（種類）のセンサを使用することができ、それらのセンサは、異なる技術によって対象物の存在および／または姿勢を検知することができる。本発明に従った解決策において、センサは、例えば、天井、床、または壁に設置することができる。本発明に従った解決策は、例えば、高齢者自身の住宅または老人ホームにおいて高齢者の体調（コンディション）と状態（様子：state）とをモニタリングするために使用することができる。

本発明に従ったシステムはさらに、センサによってセンサの観察を生成する測定電子機器と、センサの観察をプロセッシング（処理）することに適したデータプロセッシングデバイスとを備え、データプロセッシングデバイスは、プロセッサとメモリとを備える。システムは、センサのデータに基づいて対象物を検知し、対象物をモニタリングし、および／または１つ以上のセンサの観察に基づいて対象物に関連するイベント（事象）を検知することができる。センサの観察は、例えば、観察を行ったセンサの位置に基づいて位置決めされ得る。高齢者の体調と状態とに関してシステムによって収集された情報を、例えば、中央制御室、または特定の領域および／またはその領域で動く人を監視する、対応する機関に送信することができる。

本発明に従ったシステムは、高齢者の体調と状態とをモニタリングするために、そして不法侵入および／または未知の人に関してモニタ対象の領域（モニタリングされるべき領域）をモニタリングするためにも使用されるセンサを実装するように適応される。

請求項１に記載の方法と、請求項１７に記載のシステムとを使用することによって、技術水準に関する問題を排除することができ、使用の必要性に従った要件に対応する構成を実装することができる。本発明は、以下の特許請求の範囲において開示されたものによって特徴付けられる。

特に、従来のシステムと比較すると、本発明に従ったシステムにおける１つの有利な点は、システムが、別個のセンサを必要とせず、そして不法侵入および／または未知の人に関して領域をモニタリングするための並列の侵入者アラーム（警報）システムの使用を必要とせず、その代わりに、本発明に従ったシステムによって、人の健康および／または姿勢をモニタリングするために使用される既存のセンサが、侵入者アラーム機能を実行するために使用されることもできることである。

本発明は、以下の図面と共に明示される。

この実施形態においては、複数の超音波センサであるセンサが設置される例示的な領域における、本発明に従ったシステムの実施形態を提示する。 この実施形態においては、複数の平面センサであるセンサが設置される例示的な領域における、本発明に従ったシステムの実施形態を提示する。 本発明に従ったシステムの実施形態に従ったセンサを提示する。 モニタ対象の領域における、本発明に従ったシステムの実施形態の構成要素を提示する。 システムの第１のモードにおける、本発明に従ったシステムの実施形態の動作を提示する。 システムの第２のモードにおける、本発明に従ったシステムの実施形態の動作を提示する。

本発明の解決策において、複数の異なるタイプのセンサを、モニタ対象の領域をモニタリングするために使用することができる。本発明の解決策において機能するセンサの例は、特に、床の上に設置させるセンサであり、それらのセンサは、例えば、容量性の場（capacitive field）によって、または沈下／圧縮によって対象物の存在を検知することができる。本発明の解決策において、例えば、壁または床に設置されるセンサも使用することができ、それらのセンサは、動き、熱、または音波によって対象物の存在を検知することができる。対象物は、例えば、高齢者、または監視から利益を得る一部の他の人であり得る。

図１は、センサが設置される例示的な領域における、本発明に従ったシステムの実施形態を提示する。図１の実施形態において、センサ１０２は超音波センサである。センサ１０２は、例えば、領域の天井１１０に設置することができる。複数の超音波センサによって、モニタ対象の領域１０８の床表面を、並置された超音波センサの測定範囲１０４でカバーすることができる。測定範囲１０４は、超音波センサが前記領域の中の対象物１０６を検知することができる領域である。超音波センサの場合、対象物の検知は、距離測定のために超音波センサ１０２を使用して行うことができ、この場合、床の高さよりも高い、対象物１０６に対するセンサの距離は、対象物が超音波センサによって測定されている領域の中にあることを意味すると解釈することができる。距離の正確な測定によって、対象物は背が高いか、または低いか、またはその対象物がどの姿勢であるかも推測することができ、例えば、その対象物が倒れたか、またはその対象物が横たわった姿勢であるか推測することができる。

図２は、床にセンサが設置される例示的な領域における、本発明に従ったシステムの実施形態を提示する。図２の実施形態において、センサは、電磁近接場（electromagnet near field）を測定するために使用されるセンサ２０１であり、それらのセンサは、センサ場２０５を形成する。センサ２０１は、センサ導体２０２で測定電子機器２０３に接続される。センサ２０１は、平坦な薄いシートまたは膜であり、センサ２０１は、周囲から電気的に絶縁されたマット状（mat-like）の構造体２０４に配置される。マット状の構造は、床の構造体の表面の材料の下に配置することができる。床の表面の材料は図には示されていない。センサ２０１は、センサ場によって画定された、モニタ対象の領域をモニタリングするために、そしてセンサ場２０５の付近にある対象物１０６またはセンサ場２０５の付近で動いている対象物１０６を検知するために使用される。センサ場２０５におけるセンサ２０１の配置は、検知されることを意図された対象物１０６によって引き起こされるセンサの観察の変化が、対象物１０６の追跡を実行するために充分であるよう決定される。センサ２０１の感度と、センサ２０１間の距離は、検知され追跡されることを意図された対象物１０６が、追跡の観点からセンサの観察に関して充分に大きな変化を引き起こさないタイプの位置および姿勢で、その対象物１０６が停止することができないようなものである。図２で提示されたセンサタイプを用いて、例えば、対象物が倒れたか、または横たわった姿勢にあるかを検知することも可能である。

図３Ａ〜図３Ｃは、本発明に従ったシステムの実施形態に従ったセンサを提示する。この実施形態に従ったセンサ３０１は、異なる高さにある２つの区域を測定するように適応される。センサ３０１は、代表的には床の高さの平面の上で、例えば、床から約４０〜約５０ｃｍの高さで、例えば、モニタ対象の領域の壁または角に設置することができる。角への設置がセンサには非常にふさわしい。なぜならば、センサの視野は、水平方向面で、例えば、約１００度であることができるからである。本発明の一実施形態において、センサ３０１は２つのモーションディテクタ（動作検知器）３０２、３０３を有し、第１のディテクタ３０２の測定範囲３０４がモニタ対象の領域の底部に限定され、第２のディテクタ３０３の測定範囲３０５がモニタ対象の領域の上部に限定されるよう、それらのディテクタの視野は、垂直方向面に限定される。図３Ｂおよび図３Ｃは、ディテクタ３０２の測定範囲３０４、ディテクタ３０３の測定範囲３０５を断面図で提示する。本発明の解決策において、モニタ対象の領域の上側部をモニタリングするディテクタ３０３が、立っている人または直立の動く人を検知するが、横たわる人または倒れた人を検知しないよう、ディテクタの測定範囲を構成することが良い。この方法で、例えば、対象物１０６が上側のディテクタで検知された場合には、人は直立していると解釈されるが、対象物１０６が上側のディテクタで検知されず、対象物が下側のディテクタで検知された場合には、人が倒れたと解釈されることができるように、システムは、倒れた人と直立の人とを区別することができる。本発明の一実施形態において、第１のディテクタ３０２の測定範囲３０４と第２のディテクタ３０３の測定範囲３０５との間に、いずれのディテクタの測定範囲にも属さない垂直方向の領域が残る。

センサ３０１のモーションディテクタ３０２、３０３は、例えば、パッシブ（受動型）赤外線センサ（ＰＩＲ）、超音波センサ、マイクロ波センサ、またはセンサの組み合わせ、例えば、パッシブ赤外線センサとマイクロ波センサとの組み合わせもしくは２つのパッシブ赤外線センサの組み合わせであってもよい。センサ３０１のディテクタも、他の技術で実装することができ、それらの技術によって、センサは、高さ方向で２つの異なる測定範囲３０４、３０５において対象物の存在および／または動きを測定するように適応される。

本発明の一実施形態において、温度センサを、システムのセンサとして使用することができ、温度センサを用いて、モニタ対象の領域における対象物のサーマルプリント（熱痕跡）のサイズが測定される。対象物が倒れた場合には、サーマルプリントはより大きく、この方法で、システムは、対象物が倒れたことを解釈することができる。同時に、対象物の体温と、対象物が生きているか否か、を確認することができる。

本発明に従ったシステムはさらに、センサによってセンサの観察を生成する測定電子機器と中央ユニットとを備え、中央ユニットは、センサの観察をプロッセシングすることに適しており、かつ、プロセッサとメモリとを備え、その中央ユニットは、例えば、データプロセッシングデバイスである。システムの中央ユニットは、１または複数のセンサまたはセンサ群を管理することができ、ここで、１つのセンサ群は、例えば、１つの部屋などの同じ空間にあるセンサを意味する。

プロセッサ、中央ユニット、および／または測定電子機器は、センサに組み込むことができるか、またはそれらは、別個に、もしくは別個のユニットに配置することができる。図３に記載された実施形態において、プロセッサによって実行されるプログラムは、モニタリングされている領域の上部と底部とにおいて観察された動きを解釈し、プログラムに規定されたアラーム条件が満たされた場合には、アラームを与える。

２つの異なる高さ範囲を測定するセンサは、例えば、以下のアラーム条件に従って、倒れたことを示すことができる。
１．モニタ対象の領域の上部で動きが検知された場合には、アイテム（項目）２に進む。
２．モニタ対象の領域の底部だけで動きが検知された場合には、アイテム３に進む。
３．１０秒間待機する。モニタ対象の領域の上部で動きが検知された場合には、アイテム１に進む。
４．倒れアラームを与え、アイテム１に進む。

２つの異なる高さ範囲を測定するセンサは、例えば、そのセンサが、どのようなものであっても、センサのいかなる測定範囲において動きを検知した場合でも、アラームが与えられるよう、侵入を示すことができる。

モニタ対象の領域にペットがいる場合、２つの異なる高さ範囲を測定するセンサは、上側のディテクタが対象物を検知した場合にだけ、センサが測定するために作動するように機能するよう調節することができる。対象物がモニタ対象の領域に到着したときに、上側のディテクタは、対象物がどのくらい背が高いかに基づいて対象物を検知し、モニタリングが継続される。犬などのより小さい生物が、部屋の中に入った場合に、センサは、測定するためには作動しない。なぜならば、上側のディテクタが、励起（excitation）を受信しないからである。このタイプの解決策において、センサは、例えば、以下のアラーム条件に従って、不法侵入を検知することができる。
１．モニタ対象の領域の上部だけで動きが検知された場合には、アイテム２に進む。
２．侵入者アラームを与え、アイテム１に進む。

システムにおいて、制御センタも存在することができ、対象物の存在、位置、動き、および／または姿勢に関する所定の情報を、制御センタに送ることができる。システムによって使用されるアラームの条件は、例えば、ＲＦＩＤリーダから受信される存在情報に基づいて変更することができる。アラームを、例えば、外部のアラームシステムに与えることができるか、またはシステムの中央サーバにワイヤレスで与えることができ、そのサーバからアラームはその先へと送られる。

システムはまた、メモリ手段を有することができ、メモリ手段においては、システムは、モニタ対象の領域の経時的依存性（chronological dependency）と対象物の挙動とを観察するために、測定信号、または測定信号から推測された情報を記録するように適応される。これによって、例えば、モニタリングされている人が、ベッドから出なかった場合、もしくは特定の時間の間に台所を訪れなかった場合、またはその人が非常に頻繁にトイレに行った場合には、システムはアラームを与えることができる。メモリ手段はまた、より日常的な日々のリズムの学習と、そのリズムの中で生じる逸脱の検知とを可能にする。

本発明の一好適な実施形態において、システムは倒れることを検知し、対象物にリンクされた観察の強度によって、所定の身体部分の近接を表す観察の程度が、倒れるイベントに関するイベントの条件として使用され、その観察の程度は、観察によってカバーされる領域としておよび観察間の最長距離として、程度の速度の変化として、ならびに連続した位置および強度の永続性として表される。垂直方向の姿勢に対応する観察から倒れた人に対応する観察に、決められた速度で変化する観察は、条件に従って倒れたとして解釈される。

センサを用いてモニタ対象の領域は、領域全体、または所定の領域の一部だけであってもよい。モニタ対象の領域を、１つまたは複数の部屋および領域の特定の部分で構成することができ、例えば、食器棚などの固定された設置物は、モニタ対象の領域の外に置くことができる。

本発明に従ったシステムはまた、複数のセンサの情報を組み合わせ、複数のセンサの情報によって、例えば、対象物の動きおよび姿勢を推測することができる。本発明の解決策において、異なるタイプのセンサで測定された情報も、組み合わせることができ、システムの制御および管理は、異なるタイプのセンサに共通する制御デバイスおよびソフトウェアの作用によって実行することができる。

複数の用途において、変化しない領域の図表化を最初に行うこと、すなわち、主に、動かず変化しない対象物および構造体が適切な場所にあるときにセンサの測定情報を図表化することが有利である。このタイプの状況というのは、例えば、居住用のアパートにおいて家具は適切な場所にあるが、人、ペット、またはロボットが存在しないときの居住用のアパートにおいてである。この図表化された情報は、システム、例えば、中央ユニットに配置されたメモリ、またはデータネットワークを介して接続されたメモリ手段に記録することができ、そのメモリ手段は、例えば、制御センタまたはサービスセンタに存在することができる。この目的のために、メモリ手段が、中央ユニットに存在することができるか、またはデータネットワークを介して中央ユニットに接続され得る構成において、メモリ手段を備えられなければならない。

本発明の一実施形態に従って、システムは、継続的に、または所望の時間間隔で、変化しない領域の図表化を行い、この場合、システムは、例えば、新たな家具によってもたらされるその領域における変化、または家具の位置の変化によってもたらされるその領域の変化を検知することができる。この方法で、システムは、モニタ対象の領域において生じる変化に徐々に適応することができる。

システムのセンサによって、対象物の動きを確認することができる。この機能の目的のために、システムの中央ユニットは、必要なソフトウェアと、検知された信号の特徴的な特性に関する情報とを備える。一般的に、中央ユニットは、センサを介して受信された信号から、例えば、対象物の位置、速度、動きの方向、状態、または姿勢に関する情報を推測することができる。

一般的に、システムのセンサの少なくとも一部は、例えば、アパートの、床の表面、壁の表面、ドアの表面、または天井の表面など、モニタ対象の領域の様々なタイプの表面の近くまたはそれらの表面上に配置され、その表面に、またはその表面の近くに、対象物はアクセスする。

図４は、モニタ対象の領域における、本発明に従ったシステムの実施形態の構成要素を提示する。センサ４０１または本発明において使用されるセンサによって、モニタ対象の領域を、モニタリングすることができるよう、センサ４０１または複数のセンサは、モニタ対象の領域と関連して配置される。センサは、例えば、倒れディテクタまたは侵入ディテクタであってもよく、センサは、どのようなものであっても、あらゆるアパートに配置することができる。例えば、壁、床、または天井の表面などの表面上に設置されるセンサが使用される場合には、それらのセンサは、例えば、両面テープまたはステッカ片で表面に固定することができ、この場合、センサは容易に取り外すことができる。センサ４０１は、ゲートウェイ４０４にワイヤレスで、または有線で接続することができ、ゲートウェイ４０４は、センサ４０１から取得された測定値、または例えば、検知された対象物、対象物の健康状態、および／または対象物の姿勢に関して、センサ４０１によって形成された状態情報を収集する。ゲートウェイ４０４は、情報を、例えば、領域および／または領域の中の対象物を監視する制御センタまたは別の機関に送信する。システムと受信者との間の情報の移送は、例えば、電話接続、有線のブロードバンド接続、またはワイヤレス接続を使用して行うことができる。多くの公的な規制も対処する、データの保安とプライバシーとに関する事項を考慮に入れることは、データ移送において有利である。ゲートウェイ４０４は、自由に配置でき、即座に使用の準備が整う。

本発明の一実施形態において、センサ４０１または複数のセンサは、独自の中央ユニットを備え、センサの中央ユニットは、ゲートウェイ４０４と接続される。本発明の第２の実施形態において、センサ４０１または複数のセンサの中央ユニットは、ゲートウェイ４０４に組み込まれる。

中央ユニットまたはゲートウェイ４０４の機能の一部を、データネットワーク接続を介して別の場所で、例えば、中央制御室またはサービスセンタで行うことが可能である。

本発明に従ったシステムはまた、呼出しプッシュボタン４０２を備えることができ、呼出しプッシュボタン４０２を押した後に、システムは、例えば、看護職員、保安職員に対する接続を形成することができるか、またはシステムは、様々なアラーム手順を行うことができる。呼出しプッシュボタンは、ワイヤレスであってもよく、呼出しプッシュボタンは、バッテリを用いることなく機能するように適応され得る。

本発明のシステムに従ったアラーム手順は、例えば、アラーム表示信号（例えば、ブザー、光、サイレン、アラームクロック）を始動させ、アラームセンタもしくはサービスセンタ、介護提供者または親類と接触することを含むことができる。一部の場合において、アラームはまた、例えば、音声合成または音声記録によって、モニタリングされている人またはユーザに直接与えられることもできる。例えば、夜間に屋外に行こうとする高齢者を、戻って眠るように誘導することができる。これらの作業を行うために、構成は、時間データを処理するために必要とされる手段、例えば、クロック回路などを備えることができる。

本発明に従ったシステムはまた、スイッチ４０５を備えることができ、スイッチ４０５によって、ユーザは、対象物の姿勢および健康の状態をモニタリングすることから、侵入者アラームモードの動作にシステムのモードを変更することができる。スイッチ４０５は、例えば、ワイヤレスで動作する、レバースイッチまたは何らかの他の機械的スイッチ、例えば、プッシュボタン、数字式プッシュボタン、数字式キーボード、または読取りデバイス、例えば、ＲＦＩＤリーダであってもよい。スイッチ４０５によって、進行中であるアラーム手順、または行われるアラーム手順は、リセットすることができるか、終了することができるか、または取り消すことができる。スイッチ４０５はまた、アラームサイレンを備えることができるか、またはシステムのアラームサイレンは、別の場所に配置することができる。

システムはまた、光アラームおよび音アラームのユニットを備えることができ、光アラームおよび音アラームのユニットは、光信号および／または音信号を用いて、例えば、玄関の呼び鈴の鳴り響く音または電話の着信音などを示す。

本発明に従ったシステムはまた、火災ディテクタ４０３を備えることができ、火災ディテクタ４０３は、有線接続またはワイヤレス接続を介して別のシステムと接続することができる。火災ディテクタ４０３が火災をアラームする場合には、アラーム手順は、例えば、制御センタまたは救助当局にアラームメッセージを送信することによって行うことができる。

図５は、システムの第１のモード、すなわち、モニタ対象の領域における人１０６の健康の状態または姿勢がモニタリングされるモードにおける、本発明に従ったシステムの実施形態の運用を提示する。システムのセンサ４０１が、モニタ対象の領域における対象物１０６が倒れたこと、または対象物の健康の状態に変化が生じたことを検知したときに、システムは、システムのゲートウェイ５０４を介してこの情報を送信すると同時に、システムは、所定のアラーム手順を行うことができる。図５で提示された実施形態において、センサ４０１は、対象物の姿勢または倒れることに関する情報、例えば、倒れアラームをシステムのゲートウェイ５０４に送信し、ゲートウェイ５０４は、例えば、インターネット接続または他の接続を介して、サーバ５０１に向かって情報および／またはアラームを送信する。サーバ５０１から、情報および／またはアラームは、例えば、アラームとしての、電話５０２に対するメッセージとして、人の健康をモニタリングする機関、および／または、例えば、看護師５０３、親類、もしくは緊急センタに送信される。この方法で、例えば、人の倒れることに関する情報は、必要な人または組織に到達し、倒れた人は、できる限り迅速に救助を受ける。本発明の一実施形態において、システムは、人の健康をモニタリングする機関にゲートウェイ５０４から直接的に情報を送信することができる。

図６は、システムの第２のモード、すなわち、侵入者アラームモードにおける、本発明に従ったシステムの実施形態の運用を提示する。システムのセンサ４０１が、対象物６０１、例えば、未知の人が、モニタ対象の領域に到着したことを検知したときに、システムは、システムのゲートウェイ５０４を介してこの情報を送信すると同時に、システムは、所定のアラーム手順を行うことができる。図６において提示された実施形態において、センサ４０１は、対象物６０１の存在に関する情報をシステムのゲートウェイ５０４に送信し、ゲートウェイ５０４は、例えば、インターネット接続または他の接続を介して、情報および／またはアラーム、例えば、侵入者アラームをサーバ５０１に向かって送信する。サーバ５０１から、情報および／またはアラームは、例えば、アラームとしての、電話６０２に対するメッセージとして、安全をモニタリングする機関、および／または、例えば、警備会社、警備員６０３、緊急センタ、もしくは警察に送信される。この方法で、例えば、モニタ対象の領域への不法侵入または未知の人による侵入に関する情報は、必要な人または組織に到達する。本発明の一実施形態において、システムは、安全をモニタリングする機関にゲートウェイ５０４から直接的に情報を送信することができる。

本発明に従ったシステムにおいて、例えば、ユーザが自宅にいるときに、ユーザは、システムの第１モードを使用し、この場合、ユーザの健康の状態および／または姿勢を、システムによって確認することができる。ユーザが、自宅を離れるとき、または寝るときに、ユーザは、第２のモード、すなわち、侵入者アラームモードにシステムを設定することができ、この場合、システムは、侵入者アラームシステムとして機能し、システムが、モニタ対象の領域において対象物を検知したときには、アラームを与える。ユーザは、数値コードまたはＲＦＩＤリーダによって、スイッチからモードを変更することができる。ユーザが、自宅に戻ったとき、またはユーザのベッドから出たときに、ユーザは、第２のモード、すなわち、侵入者アラームモードから第１のモード、すなわち健康状態をモニタリングするモードにシステムを設定することができる。システムのスイッチを切ることも可能である。部外者もまた、プッシュボタンなどの単純なスイッチによってシステムのモードを変更することができるので、数字式キーボードまたはＲＦＩＤリーダ上で数値コードを入力することが、侵入者アラームモードにおいて、部外者に対するより良い安全性を提供する。

また、アラームを受信した機関、または別の場合にはモニタ対象の領域に入ることを認められた人、例えば、看護師もしくは警備員が、アパートに入ったときに、アラームを受信した機関またはモニタ対象の領域に入ることを認められた人は、第２のモードから第１のモードにシステムを切り替えることができるか、システムのスイッチを切ることができる。なぜならば、そうしなければ、アラームを受信した機関またはモニタ対象の領域に入ることを認められた人の現場への到着がアラームを引き起こすからである。また、上記の機関は、健康の状態が確認されている、モニタ対象の領域の対象物と同じ方法でモードを変更することができる。アラームを受信した機関、または別の場合にはモニタ対象の領域に入ることを認められた人は、例えば、アラームを受信した機関自体またはモニタ対象の領域に入ることを認められた人自身の数値コードまたはＲＦＩＤ識別子を有することができ、それらの数値コードまたはＲＦＩＤ識別子によって、システムを、第２のモードから第１のモードに切り替えることができるか、またはシステムを完全にスイッチオフすることができる。本発明の一実施形態において、システムのモードはまた、例えば、制御センタから遠隔制御によって変更することができる。

本発明の一実施形態において、システムのモードは、第１のモードから第２のモードに、そして第２のモードから第１のモードに自動的に変更することができる。本発明の一実施形態において、システムは、人がモニタ対象の領域を出たことを検知し、第１のモードから第２のモードに、すなわち、健康の状態／姿勢をモニタリングすることから、侵入者アラームモードに自動的にモードを変更することができる。システムが、健康の状態が確認されている対象物が、モニタ対象の領域に戻ったことを検知したときに、システムは、第２のモードから第１のモードに、すなわち、侵入者アラームモードから健康状態をモニタリングするモードにシステムのモードを自動的に切り替えることができる。本発明の一実施形態において、システムの動作モードは、健康の状態が確認されている対象物が、対象物のベッドの中に入ったときに、健康の状態／姿勢のモニタリングから侵入者アラームモードに自動的に変更され得る。動作モードはまた、その人がベッドから出たときに、侵入者アラームモードからから健康の状態／姿勢のモニタリングに自動的に変更され得る。

モードの自動的な変更はまた、モニタ対象の領域の異なる部分の間でも機能することができる。この場合、人が、モニタ対象の領域の一部分、例えば、２階、２番目の部屋、寝室、またはベッドに入った場合には、モニタ対象の領域の他の部分、例えば、他の階、他の部屋、または居間は、第２のモード、すなわち、侵入者アラームモードに自動的に切り替えられる。その人が、同じ領域から出たときに、例えば、起き上がった後に、モードは、第１のモード、すなわち、健康の状態／姿勢をモニタリングすることに自動的に変更され、侵入者アラームモードは、モニタ対象の空間の関連する部分において自動的にスイッチオフする。本発明の一実施形態において、健康の状態がモニタリングされている人が寝た場合には、システムは、部屋を出る信号を形成しない。したがって、本発明に従ったシステムを用いて、安全が、例えば、以下の通りに、自動的にモニタリングされ得る。アパートの居住者が、その居住者のベッドで夜寝る。この後に、誰かがアパートに到着した場合には、システムは、アラーム手順を行う。その居住者が目覚めて、その居住者のベッドから出たときに、侵入者アラームモードが不使用に切り替えられる。

本発明の一実施形態において、侵入者アラームモードは、モニタ対象の空間の一部、例えば、１つの部屋に配置されたセンサによって、例えば、図２または図３において提示されたタイプのセンサなどによって、自動的にスイッチオンされるか、またはスイッチオフされ得る。この場合、モニタ対象の空間の一部に配置されたセンサによって測定された情報によって、モニタ対象の領域の残り、またはモニタ対象の領域全体の侵入者アラームモードが、スイッチオンされるか、またはスイッチオフされ得る。これは、例えば、人が寝たことが、１つの部屋に設置されたセンサに基づいて検知されたときに、モニタ対象の領域の全体またはモニタ対象の領域の一部において、侵入者アラームモードが稼働状態に変更されるよう、行うことができる。人が目覚めてベッドを出たことが、モニタ対象の空間の一部に配置された同じセンサに基づいて検知されたときに、侵入者アラームモードは、モニタ対象の領域の全体またはモニタ対象の領域の一部においてスイッチオフされ得る。ベッドから出る人の足が、床の上に設置された平面センサと接続して検知されたときから、ベッドから出る人を、床の上に設置された平面センサで検知することができ、および／または図３のセンサを用いて、モニタ対象の領域の底部に限定された、動きを検知するディテクタから、ベッドから出る人を、検知することができる。ベッドに入る人は、ベッドに関連してまたはベッドの近くで、それまで検知されていた対象物が、平面センサの測定範囲またはモニタ対象の領域の底部に限定されたディテクタの測定範囲から消えたことから検知され得る。

本発明の一実施形態において、異なる使用目的のためのセンサが、モニタ対象の領域の異なる部分で使用することができ、１つまたは複数のセンサが、侵入者アラームモニタリングのためのセンサとして機能することができ、１つまたは複数のセンサが、人の存在を検知するか、またはその人に関連する他の情報を検知するセンサとして機能することができ、それらのセンサによって測定された情報によって、侵入者アラームモードと同時に、侵入者アラームモニタリングのためのセンサは、侵入者アラームモニタリングのために作動することができる。本発明の一実施形態において、センサは、一方のモードまたは他方のモードだけで機能するように適応されることができ、例えば、侵入者アラームセンサ、または侵入者アラームモードを作動させるために使用されるセンサとして機能するように適応されることができる。異なる使用目的のためのセンサは、互いに異なるタイプであるセンサであってもよく、または代替的には、同じタイプのセンサであってもよい。本発明の一実施形態において、空間の１つの部分において、例えば、図３に提示されたタイプのセンサ、例えば、超音波センサを使用することができ、別の部分において、例えば、図２に提示されたタイプの、床に接続して設置されるセンサ、または他の平面センサを使用することができる。本発明の一実施形態において、１つのタイプのシステムのセンサ、例えば、超音波センサなどを、モニタ対象の空間の一部において、またはモニタ対象の空間の全てにおいて侵入者アラームセンサとしてだけ機能するように配置することができ、他のタイプのセンサ、例えば、平面センサまたは超音波センサなどを、侵入者アラームモードを使用または不使用に自動的に切り替えることができる手段として機能するように配置することができる。この場合、システムは、例えば、以下のように機能することができる。１つの部屋、またはベッドの近くなどの部屋の一部に取り付けられた（嵌められた）１つのセンサまたはセンサの構成によって、人が寝ているか否かが検知される。この場合、侵入者アラームモードがスイッチオンされ、侵入者アラームとして使用されるセンサが作動される。人が、その人のベッドから出たときには、このことが、センサで検知され、この場合、侵入者アラームモードはスイッチオフされる。したがって、この種類のシステムにおいて、人の体調、状態、または存在を検知するセンサが、空間の一部、例えば、１つの部屋または部屋の一部などにだけ、例えば、ベッドと関連して設置されることで充分である。

本発明の一実施形態において、システムは、システムの第１のモードにおいても侵入者アラームとして動作することができる。この場合、システムは、モニタ対象の領域の対象物の健康の状態／姿勢を確認し、対象物の位置を追跡するが、別の対象物、例えば、部外者である人が、別の方角からモニタ対象の領域に到着した場合には、侵入者アラームを実行することができる。それらのセンサによって、複数の人が許可なくモニタ対象の領域にいるかを検知することもまた可能であり、この場合にも、アラーム手順を行うことができる。これは、例えば、部外者である人が識別子を用いることなく屋外から入り、居住者が部屋にいるようなタイプの状況である。

システムはまた、モニタ対象の領域の機能、例えば、照明、空調、アクセスコントロール（出入制御）、ロッキング（鍵掛け）、ならびに他のアラームシステム、制御システム、および／またはモニタリングシステムを制御することもできる。本発明の一実施形態において、健康の状態／姿勢が確認されている対象物が、モニタリングされている領域から離れたとき（領域を去ったとき）、またはモニタ対象の領域の一部、例えば、部屋から離れたときに、システムは、モニタ対象の領域における、給水、電力供給、および／または熱供給の運用を制御する。例えば、照明を消すことができ、水および電力は、対象物が出た領域から、または対象物が出た領域の一部から切断される。本発明の一実施形態において、人がトイレに行くためにベッドから出たときに、人がトイレまで歩くために見えるよう、照明が点灯される。対象物がトイレに入った時には、トイレの照明を点灯することができる。また本発明の一実施形態において、対象物が、特定の時間の間、例えば、２０分間を超えて、調理器具の前から離れた場合には、調理器具の電流を切断することができる。本発明の一実施形態において、例えば、トイレ／浴室の構内において、対象物がこれらの構内にいないときに、給水は、例えば、ソレノイド弁によって切断することができる。例えば、トイレの流水式洗浄タンクが使用後に満たされるように、水の切断を遅延させることができる。対応する構成が、台所に存在することもでき、台所においては、対象物が台所から離れた場合には、水はスイッチオフされる。

本発明の一実施形態において、対象物がアパートから離れ、システムが、第２のモード、すなわち侵入者アラームモードに設定されたときには、水および電気デバイスは自動的に止められてもよい。また、例えば、対象物が、モニタ対象の領域またはモニタ対象の領域の一部にいないときには、冬の温度は、例えば、２度低く下げられ、夏においては、冷却が減らされて、温度が、例えば、２度高く上げられるよう、温度は、対象物の存在に基づいて調節されてもよい。

本発明の異なる実施形態は、上で記載された例だけに限定されないことと、したがって、上で記載された例は、以下で提示される特許請求の範囲の範囲内で変えられてもよいこととが、当業者には明らかである。他の特徴的な特性に関連して詳細な説明において提示されたことが考えられる特徴的な特性もまた、必要な場合には、互いに別個に使用されることができる。

Claims (32)

1. モニタリングシステムを用いてモニタリングされる１または複数の対象物（１０６、６０１）の存在、位置、動き、および／または姿勢を観察するための方法であって、前記システムの少なくとも１つのセンサ（１０２、２０１、４０１）は、例えば床、壁、および／または天井（１１０）などの、モニタ対象の領域（１０８）の所定部分に配置され、前記システムは、少なくとも１つのセンサ（１０２、２０１、３０１、４０１）を用いて、前記モニタ対象の領域（１０８）を測定し、前記少なくとも１つのセンサ（１０２、２０１、３０１、４０１）の測定結果に基づいて、前記対象物（１０６、６０１）の前記存在、前記位置、前記動き、および／または前記姿勢を決定する方法において、
   前記システムは、第１のモードと第２のモードとを有し、
   前記システムは、前記第１のモードにおいて、前記モニタ対象の領域（１０８）の前記対象物（１０６）の前記姿勢および／または健康の状態をチェックし、
   前記システムは、前記第２のモードにおいて、前記モニタ対象の領域（１０８）をモニタリングする侵入者アラームとして機能し、
   前記システムは、健康の状態および／または姿勢がチェックされている対象物（１０６）が、前記モニタ対象の領域（１０８）から離れたときに、前記第１のモードから前記第２のモードに自動的に切り替え、
   前記システムは、前記モニタ対象の領域（１０８）の前記対象物（１０６）の前記姿勢および／または前記健康の状態を確認するための前記第１のモードと、前記モニタ対象の領域をモニタリングするための侵入者アラームとしての前記第２のモードとの両方において同じセンサを使用しており、
   前記第１のモードは、前記対象物の前記位置を追跡することによって前記モニタ対象の領域をモニタリングし、許可されていない対象物が前記モニタ対象の領域に侵入したかどうかを判定する侵入者アラームも含む、方法。
2. 前記システムは、自動的に、ならびに／またはユーザから受信された情報および／もしくは入力によってモードを変更することを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. 前記システムは、前記モニタ対象の領域の一部において、例えば１つの部屋において、前記第１のモードであり、前記モニタ対象の領域の一部において、例えば２番目の部屋において、前記第２のモードであることを特徴とする、請求項１または請求項２に記載の方法。
4. 前記システムが前記第１のモードで動作しているときに、前記システムが、センサ（１０２、２０１、３０１、４０１）で、例えば倒れなどの対象物（１０６）の前記姿勢の変化および／または対象物の前記健康の状態の変化を検知した場合には、前記システムは健康アラーム手順を行うことを特徴とする、請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記健康アラーム手順は、例えば、アラームとしての、電話（５０２）へのメッセージとして、前記対象物の前記健康をモニタリングする機関への、および／または、例えば看護師（５０３）、親類もしくは緊急センタへの、アラームまたはメッセージ送信であることを特徴とする、請求項４に記載の方法。
6. アラームが、例えば音声合成または音声記録によって、モニタリングされている前記対象物（１０６）に与えられることを特徴とする、請求項４または請求項５に記載の方法。
7. 前記システムが前記第２のモードで動作しているときに、前記システムがセンサ（１０２、２０１、３０１、４０１）によって前記モニタ対象の領域において対象物（６０１）を検知した場合には、前記システムは侵入者アラーム手順を行うことを特徴とする、請求項１から請求項６のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記侵入者アラーム手順は、例えば、アラームとしての、電話（６０２）へのメッセージとして、前記モニタ対象の領域の安全をモニタリングする機関への、および／または、例えば警備会社、警備員（６０３）、緊急センタもしくは警察への、アラームまたはメッセージ送信であることを特徴とする、請求項１から請求項７のいずれか一項に記載の方法。
9. 前記システムは、スイッチ（４０５）を備え、前記スイッチ（４０５）によって、ユーザは、前記システムのモードを変更することができることを特徴とする、請求項１から請求項８のいずれか一項に記載の方法。
10. 前記スイッチ（４０５）は、例えば、レバースイッチもしくはプッシュボタン、数字式プッシュボタン、数字式キーボードなどの、機械的なスイッチ、または、例えばＲＦＩＤリーダなどの、ワイヤレスで動作する読取りデバイスであることを特徴とする、請求項９に記載の方法。
11. 前記システムは、健康の状態および／または姿勢がチェックされている対象物（１０６）が、前記モニタ対象の領域（１０８）に到着したときに、前記第２のモードから前記第１のモードに自動的に切り替えることを特徴とする、請求項１から請求項１０のいずれか一項に記載の方法。
12. 前記システムは、前記第２のモードにおいて、部外者が空間に入ったことを示すことを特徴とする、請求項１から請求項１１のいずれか一項に記載の方法。
13. 前記システムは、健康の状態および／または姿勢がチェックされている対象物（１０６）が、前記モニタ対象の領域（１０８）から離れたとき、または前記モニタ対象の領域の一部から、例えば部屋から、離れたときに、前記モニタ対象の領域における給水、電力供給、および／または熱供給の運用を制御することを特徴とする、請求項１から請求項１２のいずれか一項に記載の方法。
14. 前記センサ（１０２、２０１、３０１、４０１）の測定範囲は、前記モニタ対象の領域をカバーすることを特徴とする、請求項１から請求項１３のいずれか一項に記載の方法。
15. 前記システムは、有線またはワイヤレスの遠隔通信接続を使用して前記対象物（１０６、６０１）に由来する情報を送信することを特徴とする、請求項１から請求項１４のいずれか一項に記載の方法。
16. モニタ対象の領域（１０８）においてモニタリングされる１つまたは複数の対象物の存在、位置、動き、および／または姿勢を観察するためのシステムであって、前記システムは、少なくとも１つのセンサ（１０２、２０１、３０１、４０１）を備え、少なくとも１つのセンサ（１０２、２０１、３０１、４０１）は、床、壁、および／または天井（１１０）などの、前記モニタ対象の領域（１０８）の所定部分に取り付けられ、前記少なくとも１つのセンサ（１０２、２０１、３０１、４０１）は、測定情報を生成し、前記測定情報によって、前記システムは、対象物（１０６、６０１）の前記存在、前記位置、前記動き、および／または前記姿勢を決定するように適合される、システムにおいて、
    前記システムは、第１のモードと第２のモードとを有し、
    前記システムは、前記第１のモードにおいて、前記モニタ対象の領域（１０８）の前記対象物（１０６）の前記姿勢および／または健康の状態をチェックするように適合され、
    前記システムは、前記第２のモードにおいて、前記モニタ対象の領域（１０８）をモニタリングする侵入者アラームとして機能するように適合され、
    前記システムは、健康の状態および／または姿勢がチェックされている対象物（１０６）が、前記モニタ対象の領域（１０８）から離れたときに、前記第１のモードから前記第２のモードに自動的に切り替え、
    前記システムは、前記モニタ対象の領域（１０８）の前記対象物（１０６）の前記姿勢および／または前記健康の状態をチェックするための前記第１のモードと、前記モニタ対象の領域をモニタリングするための侵入者アラームとしての前記第２のモードとの両方において同じセンサを使用するように適合され、
    前記第１のモードは、前記対象物の前記位置を追跡することによって前記モニタ対象の領域をモニタリングし、許可されていない対象物が前記モニタ対象の領域に侵入したかどうかを判定する侵入者アラームも含む、システム。
17. 前記システムは、自動的に、ならびに／またはユーザから受信された情報および／もしくは入力によってモードを変更するように適合されることを特徴とする、請求項１６に記載のシステム。
18. 前記システムは、前記モニタ対象の領域の一部において、例えば、１つの部屋において、前記システムの前記第１のモードで、前記モニタ対象の領域の一部において、例えば、２番目の部屋において、前記システムの前記第２のモードで機能するように適合されることを特徴とする、請求項１６または請求項１７に記載のシステム。
19. 前記システムが前記第１のモードで動作しているときに、前記システムが、前記対象物（１０６）の前記姿勢の変化、例えば、倒れ、および／または前記対象物（１０６）の前記健康の状態の変化を検知した場合には、前記システムは健康アラーム手順を行うように適合されることを特徴とする、請求項１６から請求項１８のいずれか一項に記載のシステム。
20. 前記健康アラーム手順は、例えば、アラームとしての、電話（５０２）に対するメッセージとして、前記対象物の前記健康をモニタリングする機関への、および／または、例えば看護師（５０３）、親類、もしくは緊急センタへの、アラームまたはメッセージ送信であることを特徴とする、請求項１９に記載のシステム。
21. 前記システムは、例えば音声合成または音声記録によって、モニタリングされている前記対象物（１０６）にアラームを与えるように適合されることを特徴とする、請求項１９または請求項２０に記載のシステム。
22. 前記システムが前記第２のモードで動作しているときに、前記システムがセンサ（１０２、２０１、３０１、４０１）で前記モニタ対象の領域の前記対象物（６０１）を検知した場合には、前記システムは侵入者アラーム手順を行うように適合されていることを特徴とする、請求項１６から請求項２１のいずれか一項に記載のシステム。
23. 前記侵入者アラーム手順は、例えば、アラームとしての、電話（６０２）に対するメッセージとして、前記モニタ対象の領域の安全をモニタリングする機関への、および／または、例えば警備会社、警備員（６０３）、緊急センタ、もしくは警察への、アラームまたはメッセージ送信であることを特徴とする、請求項１６から請求項２２のいずれか一項に記載のシステム。
24. 前記システムは、スイッチ（４０５）を備え、前記スイッチ（４０５）によって、ユーザは、前記システムのモードを変更することができることを特徴とする、請求項１６から請求項２３のいずれか一項に記載のシステム。
25. 前記スイッチ（４０５）は、例えば、レバースイッチ、もしくはプッシュボタン、数字式プッシュボタン、数字式キーボードなどの、機械的なスイッチ、または、例えば、ＲＦＩＤリーダなどの、ワイヤレスで動作する読取りデバイスであることを特徴とする、請求項２４に記載のシステム。
26. 前記システムは、健康の状態および／または姿勢がチェックされている対象物（１０６）が、前記モニタ対象の領域（１０８）に到着したときに、前記第２のモードから前記第１のモードに自動的に切り替えるよう適合されることを特徴とする、請求項１６から請求項２５のいずれか一項に記載のシステム。
27. 前記システムは、前記第２のモードにおいて、部外者が空間に入ったことを示すように適合されることを特徴とする、請求項１６から請求項２６のいずれか一項に記載のシステム。
28. 前記システムは、健康の状態および／または姿勢がチェックされている対象物（１０６）が、前記モニタ対象の領域（１０８）から離れたとき、または前記モニタ対象の領域の一部から、例えば部屋から離れたとき、前記モニタ対象の領域（１０８）における給水、電力供給、および／または熱供給の運用を制御するように適合されることを特徴とする、請求項１６から請求項２７のいずれか一項に記載のシステム。
29. 前記センサ（１０２、２０１、３０１、４０１）の測定範囲は、前記モニタ対象の領域（１０８）をカバーすることを特徴とする、請求項１６から請求項２８のいずれか一項に記載のシステム。
30. 前記システムは、有線またはワイヤレスの遠隔通信接続を使用して前記対象物（１０６、６０１）に由来する情報を送信するように適合されることを特徴とする、請求項１６から請求項２９のいずれか一項に記載のシステム。
31. 前記センサは、動きを検知するセンサ（３０１）、容量センサ（２０１）、超音波センサ（１０２）、および／または温度センサであることを特徴とする、請求項１６から請求項３０のいずれか一項に記載のシステム。
32. 前記センサは、異なる高さにある２つの測定範囲（３０４、３０５）を測定するよう適合された、動きおよび／または存在を検知するセンサ（３０１）であることを特徴とする、請求項１６から請求項３１のいずれか一項に記載のシステム。

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