JP6549095B2 - 高周波フロントエンド回路 - Google Patents

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    • H04B1/52Hybrid arrangements, i.e. arrangements for transition from single-path two-direction transmission to single-direction transmission on each of two paths or vice versa

Description

本発明は、高周波信号の送受信を行う高周波フロントエンド回路に関する。
従来、各種の高周波フロントエンド回路が考案されている。このような高周波フロントエンド回路には、特許文献1に示すように、送信フィルタと受信フィルタとを組合せたデュプレクサを備えたものがある。
デュプレクサでは、送信フィルタ受信フィルタの一方端同士は接続されて共通端子化されており、当該共通端子は、アンテナもしくはアンテナ側の回路に接続されている。送信フィルタの他方端は送信回路に接続され、受信フィルタの他方端は、受信回路に接続されている。
このような高周波フロントエンド回路では、送信フィルタと受信フィルタが接続されているので、送信信号が受信フィルタ側に回り込むことを抑制するため、送信信号の基本周波数において、送信フィルタ側から受信フィルタ側を見て開放になるように、インピーダンスが設定されている。
特開2004−120295号公報
しかしながら、従来の高周波フロントエンド回路では、上述のように送信フィルタと受信フィルタとの間でアイソレーションを確保していても、受信フィルタに接続する受信回路における受信感度劣化が生じることが分かった。
したがって、本発明の目的は、受信感度劣化を抑制することができる高周波フロントエンド回路を提供することにある。
この発明の高周波フロントエンド回路は、分波回路、パワーアンプ、および位相調整回路を有する。分波回路は、送信信号の基本周波数帯域が通過帯域内に設定されている送信フィルタ、および受信信号の基本周波数帯域が通過帯域内に設定されている受信フィルタを備える。分波回路は、送信フィルタの一方端と受信フィルタの一方端が共通の接続点を介して電気的に接続されている。パワーアンプは、送信フィルタの他方端に電気的に接続されている。位相調整回路は、パワーアンプと送信フィルタとの間に電気的に接続されている。
そして、位相調整回路は、次に示すように位相調整を行う。スミスチャートを、純抵抗を示す第1ラインと、該スミスチャートの外周における位相が90°になる点と基準インピーダンスの点とを結ぶ第2ラインとによって四つに象限に分割する。位相調整回路は、受信信号の基本周波数において、送信フィルタからパワーアンプを見たインピーダンスの位相が入る象限と、パワーアンプから送信フィルタを見たインピーダンスの位相が入る象限とが、共役の関係にならないようにする。
この構成では、パワーアンプと送信フィルタとの間で、受信信号の基本周波数において、インピーダンスを不整合にしやすい。したがって、受信信号の基本周波数に一致するノイズが受信フィルタ側に回り込むことが抑制される。
また、この発明の高周波フロントエンド回路では、次の構成であることが好ましい。位相調整回路は、受信信号の基本周波数において、送信フィルタからパワーアンプを見たインピーダンスの位相が入る象限と、パワーアンプから送信フィルタを見たインピーダンスの位相が入る象限とが、第2ラインを挟んで配置されるように位相調整を行う。
この構成では、パワーアンプと送信フィルタとの間で、受信信号の基本周波数において、インピーダンスをさらに大きく不整合にしやすい。
また、この発明の高周波フロントエンド回路では、次の構成であることが好ましい。位相調整回路は、送信信号の基本周波数におけるインピーダンスを基準インピーダンスに近づけるように位相調整を行う。
この構成では、受信信号の基本周波数でのインピーダンス不整合を行いながら、送信信号の伝送損失をさらに低下することができる。
また、この発明の高周波フロントエンド回路では、次の構成であることが好ましい。位相調整回路は、リアクタンス成分を有する実装型電子部品を少なくとも1つ備える。
この構成では、位相調整回路の構成を変更し易く、受信信号の基本周波数における送信フィルタとパワーアンプとの間のインピーダンス不整合を、より確実に実現することができる。
また、この発明の高周波フロントエンド回路では、次の構成であってもよい。位相調整回路は、送信信号が伝送する伝送ラインの長さによって位相調整を行う。
この構成では、受信信号の基本周波数における送信フィルタとパワーアンプとの間のインピーダンス不整合を確実に得ながら、高周波フロントエンド回路を簡素な構成で実現することができる。
また、この発明の高周波フロントエンド回路では、次の構成であってもよい。高周波フロントエンド回路は、分波回路、パワーアンプ、および、位相調整回路を備える。分波回路は、送信信号の基本周波数帯域が通過帯域内に設定されている送信フィルタ、および受信信号の基本周波数帯域が通過帯域内に設定されている受信フィルタを有する。分波回路は、送信フィルタの一方端と受信フィルタの一方端が共通の接続点を介して電気的に接続されている。パワーアンプは、送信フィルタの他方端に電気的に接続されている。位相調整回路は、送信フィルタに含まれている。
そして、位相調整回路は、次に示すように位相調整を行う。スミスチャートを、純抵抗を示す第1ラインと、該スミスチャートの外周における位相が90°になる点と基準インピーダンスの点とを結ぶ第2ラインとによって四つに象限に分割する。位相調整回路は、受信信号の基本周波数において、送信フィルタから見たパワーアンプの位相が入る象限と、パワーアンプから送信フィルタを見た位相が入る象限とが、共役の関係にならないようにする。
この構成では、送信フィルタが位相調整回路の機能も兼用するので、高周波フロントエンド回路の回路構成を簡素化することができる。
また、この発明の高周波フロントエンド回路では、次の構成であることが好ましい。送信フィルタは、複数の共振子によって構成されている。位相調整回路は、パワーアンプに接続する共振子によって構成されている。
この構成では、パワーアンプから送信フィルタへの入力端で受信信号の基本周波数の信号が反射されるので、より効果的に受信フィルタへの回り込みを抑制できる。
また、この発明の高周波フロントエンド回路では、分波回路、パワーアンプ、および位相調整回路を備える。分波回路は、第1送信信号の基本周波数帯域が通過帯域内に設定されている第1送信フィルタ、第1送信信号とは異なる第2送信信号の基本周波数帯域が通過帯域内に設定されている第2送信フィルタ、および第1受信信号の基本周波数帯域が通過帯域内に設定されている受信フィルタを備え、第1送信フィルタ、第2送信フィルタおよび受信フィルタの一方端が接続されている。パワーアンプは、第1送信フィルタの他方端および第2送信フィルタの他方端にそれぞれ接続されている。位相調整回路は、パワーアンプと第2送信フィルタとの間に接続されているか、または、第2送信フィルタに含まれている。第2送信信号の高調波周波数と受信信号の基本周波数とが近接している。
そして、位相調整回路は、次に示すように位相調整を行う。スミスチャートを、純抵抗を示す第1ラインと、該スミスチャートの外周における位相が90°になる点と基準インピーダンスの点とを結ぶ第2ラインとによって四つに象限に分割する。位相調整回路は、第2送信信号の高調波周波数において、第2送信フィルタから見たパワーアンプの位相が入る象限と、パワーアンプから第2送信フィルタを見た位相が入る象限とが、共役の関係にならないようにする。
この構成では、パワーアンプと第2送信フィルタとの間で、第2送信信号の高調波周波数において、インピーダンスを不整合にしやすい。したがって、受信信号の基本周波数に近接する周波数を有する第2送信信号の高調波信号が受信フィルタ側に回り込むことが抑制される。
この発明によれば、受信信号帯域に対しても確実に送信側と受信側との間のアイソレーションを確保することができ、受信感度劣化を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る高周波フロントエンド回路のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る高周波フロントエンド回路の原理を説明するためのスミスチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る位相調整回路の一例を示す等価回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る高周波フロントエンド回路を用いた場合と用いない場合の受信感度劣化率の特性を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る位相調整回路の別態様を示す等価回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る高周波フロントエンド回路の別の態様の原理を説明するためのスミスチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るフロントエンド回路のブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る位相調整回路付きTxフィルタの等価回路図である。 本発明の第3の実施形態に係る高周波フロントエンド回路のブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る高周波フロントエンド回路の原理を説明するためのスミスチャートである。
本発明の第1の実施形態に係る高周波フロントエンド回路について、図を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る高周波フロントエンド回路のブロック図である。
図1に示すように、高周波フロントエンド回路10は、デュプレクサ20、位相調整回路30、およびパワーアンプPAを備える。デュプレクサ20は、本願発明の「送信フィルタ」に対応するTxフィルタ21、および、本願発明の「受信フィルタ」に対応するRxフィルタ22を備える。
Txフィルタ21の一方端とRxフィルタ22の一方端とは、共通の接続点に接続されている。この接続点は、アンテナもしくはアンテナ側の回路(図示しない)に接続されている。このアンテナは、Txフィルタ21を通過した送信信号を外部に送信し、外部からの受信信号を受信する。
Txフィルタ21の通過帯域内に、所定の通信規格の送信信号の基本周波数が位置している。Txフィルタ21は、所定の通信規格の受信信号の周波数に対しては所定の減衰量を得られるように設定されている。
Rxフィルタ22の通過帯域内に、所定の通信規格の受信信号の基本周波数が位置している。Rxフィルタ22の他方端は、受信回路90のローノイズアンプLNAに接続されている。この際、Rxフィルタ22とローノイズアンプLNAとの間に、受信信号の周波数でインピーダンス整合を行う整合回路を備えてもよい。
Txフィルタ21の他方端は、位相調整回路30を介して、パワーアンプPAの出力端に接続されている。なお、パワーアンプPAの入力端は、送信信号生成回路(図示しない)に接続されている。
位相調整回路30は、送信信号の基本周波数帯域におけるTxフィルタ21とパワーアンプPAとの間でのインピーダンス整合を実現する回路構成からなる。さらに、位相調整回路30は、次に示す原理により、回路構成が実現される。図2は、本発明の第1の実施形態に係る高周波フロントエンド回路の原理を説明するためのスミスチャートである。
図2に示すように、本発明の高周波フロントエンド回路10では、スミスチャートを、次に示す4つの象限に区切り、当該4つの象限のいずれの象限にインピーダンスが存在するかを利用して、位相調整を行っている。なお、図2では、規格化されたスミスチャートを記載している。すなわち、図2では、インピーダンス50Ωがインピーダンス1となるように記載されている。
まず、スミスチャートの象限の区切り方について説明する。スミスチャートにおける純抵抗ライン、すなわち、図2におけるインピーダンス0の点からインピーダンス1の点(基準インピーダンスの点)を通り、インピーダンス∞の点にいたるラインを第1ラインとする。次に、スミスチャートの外周における位相が90°となる二点、およびインピーダンスが1の点(基準インピーダンスの点)を通るラインを第2ラインとする。これら直交する第1ラインと第2ラインとによって区分される4つの領域を第1、第2、第3、第4象限する。そして、第1象限は、誘導性リアクタンスを有し、インピーダンスが大きな領域であり、第2象限は、誘導性リアクタンスを有し、インピーダンスが小さな領域である。第3象限は、容量性リアクタンスを有し、インピーダンスが小さな領域であり、第4象限は、容量性リアクタンスを有し、インピーダンスが大きな領域である。
図2において、ZRX(fr0)は、位相調整回路30を用いない状態での受信信号の基本周波数におけるTxフィルタ21からパワーアンプPA側を見たインピーダンスである。ZTX(fr0)は、位相調整回路30を用いない状態での受信信号の基本周波数におけるパワーアンプPAからTxフィルタ21側を見たインピーダンスである。ZTXc1(fr0)は、位相調整回路30を用いた状態での受信信号の基本周波数におけるパワーアンプPAからTxフィルタ21側を見た第1のインピーダンスである。ZTXc2(fr0)は、位相調整回路30を用いた状態での受信信号の基本周波数におけるパワーアンプPAからTxフィルタ21側を見た第2のインピーダンスである。ZTX(ft0)は、位相調整回路30を用いない状態での送信信号の基本周波数におけるパワーアンプPAからTxフィルタ21側を見たインピーダンスである。ZTXc2(ft0)は、位相調整回路30を用いた状態での送信信号の基本周波数におけるパワーアンプPAからTxフィルタ21側を見たインピーダンスである。
図2に示すように、位相調整回路30は、受信信号の基本周波数において、Txフィルタ21からパワーアンプPA側を見たインピーダンスZRX(fr0)の位相と、受信信号の基本周波数におけるパワーアンプPAからTxフィルタ21側を見たインピーダンスZTX(fr0)の位相とが、共役の象限にある場合に、位相をシフトさせる。これにより、インピーダンスZTXc1(fr0)やインピーダンスZTXc2(fr0)に示すように、インピーダンスZRX(fr0)のある象限に対して、共役でない象限にインピーダンスをシフトさせることができる。
これにより、受信信号の基本周波数において、パワーアンプPAとTxフィルタ21とは、インピーダンス不整合となる。したがって、受信信号の基本周波数と同じ周波数のノイズが、パワーアンプPAからTxフィルタ21に入力されない。この結果、当該ノイズが、Txフィルタ21を介してRxフィルタ22に流れ込まず、受信感度劣化の発生を抑制することができる。
さらに、図2に示すように、位相調整回路30を備えることで、送信信号の基本周波数のインピーダンスを基準インピーダンス(50Ω)に、より近づけることができる。これにより、送信信号の伝送損失をさらに低減することができ、送信特性を向上させることができる。
このような位相シフトを行うため、位相調整回路30は、例えば、図3に示すような回路構成を有する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る位相調整回路の一例を示す等価回路図である。
位相調整回路30は、インダクタ301およびキャパシタ302を備える。インダクタ301は、パワーアンプPAとTxフィルタ21に接続されている。キャパシタ302は、インダクタ301のTxフィルタ21側と、グランドとの間に接続されている。インダクタ301のインダクタンスと、キャパシタ302のキャパシタンスは、図2に示す位相シフトを実現できるように設定されている。
なお、インダクタ301やキャパシタ302は、基板に形成した電極パターンで実現してもよく、実装型電子部品で実現してもよい。インダクタ301やキャパシタ302を電極パターンで実現する場合には、位相調整回路30を簡素な構成にでき、ひいては高周波フロントエンド回路10を簡素な構成で実現できる。一方、インダクタ301やキャパシタ302を実装型電子部品で実現する場合には、実装型電子部品を付け替えるだけでインダクタンスやキャパシタンスを変更できるので、インダクタンスやキャパシタンスを調整しやすい。したがって、所望とする位相シフト量を、より正確に実現することができる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る高周波フロントエンド回路を用いた場合と用いない場合の受信感度劣化率の特性を示すグラフである。図4の横軸は、パワーアンプPAが発する受信信号の基本周波数のノイズのレベルを示す。図4の縦軸は受信感度劣化率を示す。また、実線は、本実施形態に示した位相調整回路30を有する場合を示し、破線は、本実施形態に示した位相調整回路30を有さない場合を示す。
図4に示すように、本実施形態の構成を用いることで、受信感度劣化率を低減することができる。
なお、位相調整回路は、次に示す回路構成であってもよい。図5は、本発明の第1の実施形態に係る位相調整回路の別態様を示す等価回路図である。位相調整回路30’は、インダクタ303を備える。インダクタ303は、パワーアンプPAとTxフィルタ21を接続する接続ラインとグランドとの間に接続されている。
このような構成では、図6に示すように、位相のシフト方向が、図2の場合と逆になる。図6は、本発明の第1の実施形態に係る高周波フロントエンド回路の別の態様の原理を説明するためのスミスチャートである。この場合であっても、図6に示すように、受信信号の基本周波数において、Txフィルタ21からパワーアンプPA側を見たインピーダンスZRX(fr0)の位相と、受信信号の基本周波数におけるパワーアンプPAからTxフィルタ21側を見たインピーダンスZTX(fr0)の位相とが、共役の象限にある場合に、位相をシフトさせる。これにより、インピーダンスZTXc1’(fr0)に示すように、インピーダンスZRX(fr0)のある象限に対して、共役でない象限にインピーダンスをシフトさせることができる。
このような位相シフトを行っても、同様に受信感度劣化率を低下させることができる。
なお、受信信号の基本周波数において、Txフィルタ21からパワーアンプPA側を見たインピーダンスの位相と、パワーアンプPAからTxフィルタ21側を見たインピーダンスの位相は、純抵抗ライン(第1ライン)に対して同じ側の象限であり、第2ラインに対して対向する象限にあることが好ましい。このような関係にすることで、受信信号の基本周波数におけるTxフィルタ21とパワーアンプPAとのインピーダンス不整合を大きく取ることができる。したがって、Rxフィルタ22へのノイズの漏洩をより確実に抑制し、受信感度劣化率をさらに低下させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る高周波フロントエンド回路について、図を参照して説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係るフロントエンド回路のブロック図である。本実施形態の高周波フロントエンド回路10Aは、第1の実施形態に示した位相調整回路30の機能がTxフィルタに含まれて、位相調整回路付きTxフィルタ21Aとして実現されている。他の構成は、第1の実施形態に係る高周波フロントエンド回路10と同じである。したがって、第1の実施形態に係る高周波フロントエンド回路10と異なる箇所のみを具体的に説明する。
高周波フロントエンド回路10Aは、デュプレクサ20A、およびパワーアンプPAを備える。デュプレクサ20Aは、位相調整回路付きTxフィルタ21AおよびRxフィルタ22を備える。位相調整回路付きTxフィルタ21Aの一方端と、Rxフィルタ22の一方端は、接続されている。位相調整回路付きTxフィルタ21Aの他方端は、パワーアンプPAに接続されている。
位相調整回路付きTxフィルタ21Aは、送信信号の基本周波数を通過帯域内とし、受信信号の基本周波数においてパワーアンプPAに対して上述のようにインピーダンス不整合となるように設定されている。言い換えれば、位相調整回路付きTxフィルタ21Aは、受信信号の基本周波数におけるパワーアンプPA側を見たインピーダンスの位相が、パワーアンプPAから位相調整回路付きTxフィルタ21Aを見たインピーダンスの位相と少なくとも逆相にならないように設定されている。さらには、位相調整回路付きTxフィルタ21Aは、受信信号の基本周波数におけるパワーアンプPA側を見たインピーダンスの位相が、パワーアンプPAから位相調整回路付きTxフィルタ21Aを見たインピーダンスの位相と同相になるように設定されているとよい。
具体的には、位相調整回路付きTxフィルタ21Aは、次のような回路構成からなる。図8は、本発明の第2の実施形態に係る位相調整回路付きTxフィルタの等価回路図である。位相調整回路付きTxフィルタ21Aは、複数の共振器21A1,21A2,21A3,21A4を備える。共振器21A1,21A2は、直列接続されており、共振器21A1はパワーアンプPAに接続され、共振器21A2はRxフィルタ22に対する接続点に接続されている。共振器21A1のパワーアンプPA側とグランドとの間には、共振器21A3が接続されている。共振器21A1,21A2を接続する接続ラインとグランドとの間には、共振器21A4が接続されている。
ここで、パワーアンプPAに最も近い共振器21A3の特性を調整することで、上述の受信信号の基本周波数に対するインピーダンス不整合を実現する。このような構成とすることで、より効果的に、受信信号の基本周波数におけるパワーアンプPAと位相調整回路付きTxフィルタ21Aとの間のインピーダンス不整合を実現できる。
このような構成を備えることで、第1の実施形態と同様に受信感度劣化率を低下させることができる。さらに、本実施形態の構成では、位相調整回路とTxフィルタが一体化されているので、高周波フロントエンド回路の回路構成を簡素化できる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る高周波フロントエンド回路について、図を参照して説明する。図9は、本発明の第3の実施形態に係る高周波フロントエンド回路のブロック図である。なお、本実施形態では、第2送信信号の3次高調波周波数と、第1受信信号の基本周波数とが近接する態様を示し、第2送信信号の送信と第1受信信号の受信を同時に行うキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)を行う場合を示す。
図9に示すように、本実施形態の高周波フロントエンド回路は、第1、第2の実施形態に示したデュプレクサ構成ではなく、トリプレクサ構成を備える。
図9に示すように、高周波フロントエンド回路10Bは、トリプレクサ20B、位相調整回路30B、およびパワーアンプPA1,PA2を備える。トリプレクサ20Bは、本願発明の「第1送信フィルタ」に対応するTx1フィルタ211、本願発明の「第2送信フィルタ」に対応するTx2フィルタ212、および、本願発明の「第1受信フィルタ」に対応するRx1フィルタ221を備える。
Tx1フィルタ211の一方端、Tx2フィルタ212の一方端、およびRx1フィルタ221の一方端は、接続されている。この接続点は、アンテナもしくはアンテナ側の回路(図示しない)に接続されている。このアンテナは、Tx1フィルタ211もしくはTx2フィルタ212を通過した送信信号を外部に送信し、外部からの受信信号を受信するアンテナである。
Tx1フィルタ211は、第1送信信号の基本周波数が通過帯域内に入るように設定されている。Tx1フィルタ211は、第1受信信号および第2送信信号の周波数に対しては所定の減衰量を得られるように設定されている。
Tx2フィルタ212は、第2送信信号の基本周波数が通過帯域内に入るように設定されている。Tx2フィルタ212は、第1送信信号および第1受信信号の周波数に対しては所定の減衰量を得られるように設定されている。
Rx1フィルタ221は、第1受信信号の基本周波数が通過帯域内に入るように設定されている。Rx1フィルタ221の他方端は、受信回路90のLNAに接続されている。この際、Rx1フィルタ221とLNAとの間に、受信信号の周波数でインピーダンス整合を行う整合回路を備えてもよい。
Tx1フィルタ211の他方端は、パワーアンプPA1の出力端に接続されている。なお、パワーアンプPA1の入力端は、送信信号生成回路(図示しない)に接続されている。
Tx2フィルタ212の他方端は、位相調整回路30Bを介して、パワーアンプPA2の出力端に接続されている。なお、パワーアンプPA2の入力端は、送信信号生成回路(図示しない)に接続されている。また、パワーアンプPA1,PA2は、一体であってもよい。
位相調整回路30Bは、第2送信信号の基本周波数帯域におけるTx2フィルタ212とパワーアンプPA2との間でのインピーダンス整合を実現する回路構成からなる。さらに、位相調整回路30Bは、次に示す原理により、回路構成が実現される。図10は、本発明の第3の実施形態に係る高周波フロントエンド回路の原理を説明するためのスミスチャートである。図10に示すスミスチャートは、図2に示すスミスチャートと同じであり、図2と同じ概念により4つの象限に区切られている。
図10において、ZRX1(fr0)は、位相調整回路30Bを用いない状態での第1受信信号の基本周波数におけるTx2フィルタ212からパワーアンプPA2側を見たインピーダンスである。ZTX2(ft3)は、位相調整回路30Bを用いない状態での第2送信信号の3次高調波周波数におけるパワーアンプPA2からTxフィルタ212側を見たインピーダンスである。ZTX2c1(ft3)は、位相調整回路30Bを用いた状態での第2送信信号の3次高調波周波数におけるパワーアンプPA2からTxフィルタ212側を見た第1のインピーダンスである。ZTX2c2(ft3)は、位相調整回路30Bを用いた状態での第2送信信号の3次高調波周波数におけるパワーアンプPA2からTxフィルタ212側を見た第2のインピーダンスである。ZTX2(ft0)は、位相調整回路30Bを用いない状態での第2送信信号の基本周波数におけるパワーアンプPA2からTxフィルタ212側を見たインピーダンスである。ZTX2c2(ft0)は、位相調整回路30Bを用いた状態での第2送信信号の基本周波数におけるパワーアンプPA2からTxフィルタ212側を見たインピーダンスである。
図10に示すように、位相調整回路30Bは、第1受信信号の基本周波数におけるTxフィルタ212からパワーアンプPA2側を見たインピーダンスZRX1(fr0)の位相と、第2送信信号の3次高調波周波数におけるパワーアンプPA2からTxフィルタ212側を見たインピーダンスZTX2(ft3)の位相とが、共役の象限にある場合に、インピーダンスZTX2(ft3)の位相をシフトさせる。これにより、インピーダンスZTX2c1(ft3)やインピーダンスZTX2c2(ft3)に示すように、インピーダンスZRX1(fr0)のある象限に対して、共役でない象限にインピーダンスをシフトさせることができる。
これにより、第1受信信号の基本周波数や第2送信信号の3次高調波周波数において、パワーアンプPA2とTxフィルタ212とは、インピーダンス不整合となる。したがって、第2送信信号の3次高調波信号が、パワーアンプPA2からTxフィルタ212に入力されない。この結果、第2送信信号の3次高調波信号が、Txフィルタ212を介してRx1フィルタ221に流れ込まず、キャリアアグリゲーションを行っても、第1受信信号に対する受信感度劣化の発生を抑制することができる。
さらに、図10に示すように、位相調整回路30Bを備えることで、第2送信信号の基本周波数のインピーダンスを基準インピーダンス(50Ω)に、より近づけることができる。これにより、第2送信信号の伝送損失をさらに低減することができ、送信特性を向上させることができる。
なお、上述の説明では、第1受信信号の基本周波数と第2送信信号の3次高調波周波数が近接する場合を示したが、第2送信信号の他の高調波周波数と第1受信信号の基本周波数とが近接する場合にも、上述の構成を適用できる。
このように、本実施形態の構成を用いることで、キャリアアグリゲーションを行う送信信号の高調波周波数と受信信号の基本周波数とが近接していても、受信信号の受信感度劣化率を低下させることができる。
10,10A,10B:高周波フロントエンド回路
20,20A:デュプレクサ
20B:トリプレクサ
21:Txフィルタ
211:Tx1フィルタ
212:Tx2フィルタ
22:Rxフィルタ
221:Rx1フィルタ
21A:位相調整回路付きTxフィルタ
30,30’,30B:位相調整回路
90:受信回路
21A1,21A2,21A3,21A4:共振器
301,303:インダクタ
302:キャパシタ
PA,PA1,PA2:パワーアンプ

Claims (7)

  1. 送信信号の基本周波数帯域が通過帯域内に設定されている送信フィルタ、および受信信号の基本周波数帯域が通過帯域内に設定されている受信フィルタを有し、前記送信フィルタの一方端と前記受信フィルタの一方端とが共通の接続点を介して電気的に接続された分波回路と、
    前記送信フィルタの他方端に電気的に接続されたパワーアンプと、
    前記パワーアンプと前記送信フィルタとの間に電気的に接続された位相調整回路と、
    を備え、
    スミスチャートを、純抵抗を示す第1ラインと、該スミスチャートの外周における位相が90°になる点と基準インピーダンスの点とを結ぶ第2ラインとによって四つ象限に分割して、
    前記位相調整回路は、
    前記受信信号の基本周波数において、前記送信フィルタから前記パワーアンプを見たインピーダンスが入る象限と、前記パワーアンプから前記送信フィルタを見たインピーダンスが入る象限とが、共役の関係にならないように位相調整されている、
    高周波フロントエンド回路。
  2. 前記位相調整回路は、
    前記受信信号の基本周波数において、前記送信フィルタから前記パワーアンプを見たインピーダンスが入る象限と、前記パワーアンプから前記送信フィルタを見たインピーダンスが入る象限とが、前記第2ラインを挟んで配置されるように位相調整されている、
    請求項1に記載の高周波フロントエンド回路。
  3. 前記位相調整回路は、
    前記送信信号の基本周波数におけるインピーダンスを前記基準インピーダンスに近づけるように位相調整を行う、
    請求項1または請求項2に記載の高周波フロントエンド回路。
  4. 前記位相調整回路は、
    リアクタンス成分を有する実装型電子部品を少なくとも1つ備える、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の高周波フロントエンド回路。
  5. 前記位相調整回路は、
    前記送信信号が伝送する伝送ラインの長さによって位相調整を行う、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の高周波フロントエンド回路。
  6. 送信信号の基本周波数帯域が通過帯域内に設定されている送信フィルタ、および受信信号の基本周波数帯域が通過帯域内に設定されている受信フィルタを有し、前記送信フィルタの一方端と前記受信フィルタの一方端とが共通の接続点を介して電気的に接続された分波回路と、
    前記送信フィルタの他方端に電気的に接続されたパワーアンプと、
    前記送信フィルタに含まれる位相調整回路と、
    を備え、
    スミスチャートを、純抵抗を示す第1ラインと、該スミスチャートの外周における位相が90°になる点と基準インピーダンスの点とを結ぶ第2ラインとによって四つ象限に分割して、
    前記位相調整回路は、
    前記受信信号の基本周波数において、前記送信フィルタから見た前記パワーアンプのインピーダンスが入る象限と、前記パワーアンプから前記送信フィルタを見たインピーダンスが入る象限とが、共役の関係にならないように位相を調整する、
    高周波フロントエンド回路。
  7. 前記送信フィルタは、複数の共振子によって構成されており、
    前記位相調整回路は、前記パワーアンプに接続する共振子によって構成される、
    請求項6に記載の高周波フロントエンド回路。
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