JP6548003B2 - 不揮発性記憶装置 - Google Patents

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Description

本開示は、不揮発性記憶装置に関する。より詳しくは、抵抗変化型の不揮発性記憶装置に関する。
近年、デジタル技術の進展に伴い、携帯型情報機器及び情報家電などの電子機器が、より一層高機能化している。そのため、不揮発性記憶装置の大容量化、書き込み電力の低減、書き込み/読み出し時間の高速化、及び長寿命化の要求が高まっている。
こうした要求に対して、既存のフローティングゲートを用いたフラッシュメモリの微細化が進められている。他方、電圧パルスの印加によって、抵抗値が可逆的に遷移する抵抗変化素子を用いた不揮発性記憶素子(抵抗変化型メモリ)の開発も進んでいる。この抵抗変化型メモリは、メモリセルを単純な構造にできるため、さらなる微細化、高速化、及び低消費電力化が期待されている。
従来から、1つのトランジスタと1つの記憶素子とによりメモリ動作を行うメモリセル(以下、1T1R型のメモリセルと称する場合がある)を構成し、このメモリセルを用いて高集積化が行われている。
特許文献1は、1T1R型のメモリセルを用いた半導体装置を開示する。特許文献1における半導体装置では、抵抗素子の上部電極に接続されるビット線BLと、抵抗変化素子の下部電極がトランジスタを介して接続されるソース線SLとが直交する構成となっている(特許文献1:図2)。この記憶装置では、抵抗変化素子RMが、垂直方向に延びた複数のプラグと第1層配線とで、n型半導体領域(ソース、ドレイン)に接続されている(特許文献1:図7のz2領域)。
特許文献2は、1T1R型のメモリセルを用いた不揮発性記憶装置を開示する。特許文献2におおける記憶装置では、記憶素子の一方の電極に接続されるビット線と、記憶素子の他方の電極に接続されるコモンソース線とが平行に延びる構成となっている(特許文献2:図4)。
国際公開第2009/008080号 特開2004−355670号公報
従来の不揮発性記憶装置では、ビット線BL(不揮発性記憶素子に接続される配線)とソース線SL(トランジスタの一方の主端子に接続される配線)とを平行に配置することで、選択された記憶素子への書き込み時の消費電力を低減し、動作を高速化しながら、メモリセルの大きさを更に縮小したい、あるいは配線遅延を低減して動作を安定化させたいという課題があった。
本開示は、例えば、ビット線BLとソース線SLを平行に配置することで、選択された記憶素子への書き込み時の消費電力を低減し、動作を高速化しながら、さらに、メモリセルの大きさを縮小する、あるいは配線遅延を低減して動作を安定化させる不揮発性記憶装置を提供する。
本開示の一態様(aspect)にかかる不揮発性記憶装置は、基板の主面と平行な第1平面上に第1方向に延びる1対の第1配線と、前記基板の主面と平行かつ前記第1平面よりも前記基板から遠い第2平面上に前記第1方向と交差する第2方向に延びる1対の第2配線と、前記基板の主面と平行かつ前記第2平面よりも前記基板から遠い第4平面上に前記第2方向に延びかつ前記基板の厚み方向から見た平面視において、前記1対の第2配線と交互に配置された1対の第3配線と、前記基板の主面と平行かつ前記第4平面上に前記第2方向に延びる1対の第4配線と、前記第1配線と前記第3配線とがなす4個の立体交差点の各々に対応して設けられた4個の抵抗変化素子と、前記4個の抵抗変化素子の各々に接続された4個のトランジスタとを備え、前記4個のトランジスタの各々は、前記基板に形成され、第1主端子と第2主端子と制御端子とを備え、前記制御端子は、前記第1配線と接続または前記第1配線と一体に構成され、前記第1主端子と前記第2主端子とは前記制御端子の両側に配列され、前記4個のトランジスタのうち前記第2方向に2個ずつ並ぶように前記第1方向に2組を配置し、前記2組の各2個のトランジスタの第1主端子は、前記各2個のトランジスタで共有され、かつ平面視において前記1対の第1配線の間に設けられ、前記4個の抵抗変化素子の各々は、前記基板の主面と平行かつ前記第2平面よりも前記基板から遠くかつ前記第4平面よりも前記基板から近い第3平面上に配置されて前記1対の第3配線と接続され、かつ前記4個の抵抗変化素子の各々に対応して配置された前記4個のトランジスタの各々の第2主端子と電気的に接続され、前記1対の第2配線の各々は、前記第1方向に隣り合って配置された2個の前記第1主端子の一方と電気的に接続され、平面視したときに前記4個の抵抗変化素子を頂点とする仮想四角形の2本の対角線の交点位置に第1コンタクトプラグを配置し、前記1対の第2配線の一方と、前記平面視したときに前記1対の第2配線の一方と重なるように配置された前記1対の第4配線の一方とが前記第1コンタクトプラグにより接続され、前記平面視したときに、前記1対の第2配線の間に配置される一方の前記第3配線に対して、前記第1コンタクトプラグの位置と線対称となる位置に第2コンタクトプラグを配置し、前記1対の第2配線の他方と前記1対の第4配線の他方とが前記第2コンタクトプラグにより接続されている。
本開示の一態様によれば、不揮発性記憶装置において、例えば、ビット線BLとソース線SLを平行に配置することで、選択された記憶素子への書き込み時の消費電力を低減し、動作を高速化しながら、メモリセルの大きさを縮小することができる。また、配線遅延を低減して動作を安定化できる。
図1Aは、第1実施形態にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す平面図である。 図1Bは、第1実施形態にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図であって、図1AのIB−IB線の断面図である。 図1Cは、第1実施形態にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図であって、図1AのIC−IC線の断面図である。 図1Dは、第1実施形態にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図であって、図1AのID−ID線の断面図である。 図1Eは、第1実施形態にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図であって、図1AのIE−IE線の断面図である。 図1Fは、第1実施形態にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図であって、図1AのIF−IF線の断面図である。 図2は、第1実施形態の変形例にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図である。 図3は、第2実施形態の不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す平面図である。 図4は、第3実施形態の不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す平面図である。 図5Aは、第1実施例にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す平面図である。 図5Bは、第1実施例にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図であって、図5AのVB−VB線の断面図である。 図5Cは、第1実施例にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図であって、図5AのVC−VC線の断面図である。 図5Dは、第1実施例にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図であって、図5AのVD−VD線の断面図である。 図5Eは、第1実施例にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す平面図である。 図6Aは、図5に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。 図6Bは、図5に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。 図6Cは、図5に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。 図6Dは、図5に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。 図6Eは、図5に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。 図6Fは、図5に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。 図6Gは、図5に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。 図6Hは、図5に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。 図7は、第2実施例にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図である。 図8Aは、図7に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。 図8Bは、図7に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。 図8Cは、図7に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。 図8Dは、図7に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。 図8Eは、図7に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。
(本開示の基礎となる知見)
本発明者らは、ビット線BLとソース線SLとを平行に配置することで、選択された記憶素子への書き込み時の消費電力を低減し、動作を高速化しながら、メモリセルの大きさを縮小すべく、鋭意検討を行った。その結果、以下の知見を得た。
ビット線BLとソース線SLを平行に配置する構成において、例えば、ソース線の幅を小さくすれば、メモリセルの大きさを縮小できる。しかしながら、ソース線の幅を小さくすれば、配線抵抗が上昇し、配線遅延が発生して不揮発性記憶装置の動作が不安定になりやすい。逆に、配線遅延を抑制して不揮発性記憶装置の動作を安定化するためには、ソース線の幅を大きくする必要がある。すなわち、ソース線の幅と、配線遅延とは、トレードオフの関係にある。
ここで、例えば、ソース線に裏打ち配線を設け、所定の間隔でコンタクトプラグにより両配線を接続することが考えられる。かかる構成では、ソース線の幅が同じでも、ソース線の抵抗を小さくして、配線遅延を抑制できる。あるいは、配線遅延の増大を防止しつつ、ソース線の幅を小さくできる。しかしながら、ソース線と裏打ち配線とをコンタクトプラグで接続すると、隣接する記憶素子とコンタクトプラグとの間で短絡が発生しやすくなり、動作が不安定になりやすくなる。
そこでさらに検討を加えた結果、一例として、1対のワード線と、1対のビット線と、ビット線と平行に延びるソース線および裏打ち配線とを備え、さらに、以下の要件を備えた構成に想到した。ワード線とビット線とが立体交差し、かつワード線の長手方向およびビット線の長手方向に互いに隣接する4個の立体交差の位置のそれぞれに対応して4個の抵抗変化素子を配置する。さらに、4個の抵抗変化素子を頂点とする四角形の2本の仮想対角線の交点位置にコンタクトプラグを設けて、このコンタクトプラグにてソース線と裏打ち配線とを接続する構成に想到した。
かかる構成では、ソース線と裏打ち配線とを接続するコンタクトプラグが、隣接する4個の抵抗変化素子の各々に対して最も遠い位置に形成される。よって、コンタクトプラグと抵抗変化素子との間で短絡が発生する可能性が低減される。
以下、添付図面を参照しつつ、本開示の実施形態について説明する。
以下で説明する実施形態は、いずれも本開示の望ましい一具体例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、あくまで一例であり、本開示を限定するものではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より望ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。また、図面において、同じ符号が付いたものは、説明を省略する場合がある。また、図面は理解しやすくするために、それぞれの構成要素を模式的に示したもので、形状及び寸法比等については正確な表示ではない場合がある。また、製造方法においては、必要に応じて、各工程の順序等を変更でき、かつ、他の公知の工程を追加できる。
(第1実施形態)
第1実施形態にかかる不揮発性記憶装置は、基板の主面と平行な第1平面上に第1方向に延びる1対の第1配線と、前記基板の主面と平行かつ前記第1平面よりも前記基板から遠い第2平面上に前記第1方向と交差する第2方向に延びる1対の第2配線と、前記基板の主面と平行かつ前記第2平面よりも前記基板から遠い第4平面上に前記第2方向に延びかつ前記基板の厚み方向から見た平面視において、前記1対の第2配線と交互に配置された1対の第3配線と、前記基板の主面と平行かつ前記第4平面上に前記第2方向に延びる1対の第4配線と、前記第1配線と前記第3配線とがなす4個の立体交差点の各々に対応して設けられた4個の抵抗変化素子と、前記4個の抵抗変化素子の各々に接続された4個のトランジスタとを備え、前記4個のトランジスタの各々は、前記基板に形成され、第1主端子と第2主端子と制御端子とを備え、前記制御端子は、前記第1配線と接続または前記第1配線と一体に構成され、前記第1主端子と前記第2主端子とは前記制御端子の両側に配列され、前記4個のトランジスタのうち前記第2方向に2個ずつ並ぶように前記第1方向に2組を配置し、前記2組の各2個のトランジスタの第1主端子は、前記各2個のトランジスタで共有され、かつ平面視において前記1対の第1配線の間に設けられ、前記4個の抵抗変化素子の各々は、前記基板の主面と平行かつ前記第2平面よりも前記基板から遠くかつ前記第4平面よりも前記基板から近い第3平面上に配置されて前記1対の第3配線と接続され、かつ前記4個の抵抗変化素子の各々に対応して配置された前記4個のトランジスタの各々の第2主端子と電気的に接続され、前記1対の第2配線の各々は、前記第1方向に隣り合って配置された2個の前記第1主端子の一方と電気的に接続され、平面視したときに前記4個の抵抗変化素子を頂点とする仮想四角形の2本の対角線の交点位置に第1コンタクトプラグを配置し、前記1対の第2配線の一方と、前記1対の第4配線のうち前記平面視したときに前記1対の第2配線の一方と重なるように配置された前記1対の第4配線の一方とが前記第1コンタクトプラグにより接続され、前記平面視したときに、前記1対の第2配線の間に配置される一方の前記第3配線に対して、前記第1コンタクトプラグの位置と線対称となる位置に第2コンタクトプラグを配置し、前記1対の第2配線の他方と前記1対の第4配線の他方とが前記第2コンタクトプラグにより接続されている。抵抗変化素子は、下部電極と、上部電極と、下部電極と上部電極との間に介在する抵抗変化層とを備えて構成してもよい。
かかる構成では、不揮発性記憶装置において、第2配線及び第3配線を平行に配置することで、選択された記憶素子への書き込み時の消費電力を低減し、動作を高速化しながら、メモリセルの大きさを縮小することができる。また、配線遅延を低減して動作を安定化できる。
上記第1実施形態の不揮発性記憶装置において、抵抗変化素子の各々は、少なくとも抵抗変化層の側面を覆う側壁絶縁層を備えてもよい。
かかる構成では、コンタクトプラグ等と抵抗変化層との短絡が発生する可能性を低減できる。
上記第1実施形態の不揮発性記憶装置において、基板の厚み方向から見た平面視において、第2配線の幅と第4配線の幅とは、いずれも、第1方向における抵抗変化素子の幅よりも小さくてもよい。
かかる構成では、第2配線の幅及び第4配線の幅を小さくすることで、メモリセルの面積をさらに低減できる。
上記第1実施形態の不揮発性記憶装置において、第2主端子の上端面から基板の厚み方向に第2平面まで延びて形成された第3コンタクトプラグと、第3コンタクトプラグの上端面から基板の厚み方向に延び、下部電極と接続された第4コンタクトプラグと、を備え、第3コンタクトプラグと第4コンタクトプラグとにより、第2主端子が下部電極と電気的に接続されていてもよい。また、上記第1実施形態の不揮発性記憶装置において、第2主端子の上端面から基板の厚み方向に第2平面まで延びて形成された第3コンタクトプラグと、第3コンタクトプラグの上端面から、基板の厚み方向に延びて形成された接続電極層と、接続電極層の上端面から基板の厚み方向に延びて下部電極と接続された第4コンタクトプラグと、を備え、第3コンタクトプラグと接続電極層と第4コンタクトプラグとにより、第2主端子が下部電極と電気的に接続されていてもよい。
かかる構成では、第2コンタクトプラグと第3コンタクトプラグとの間に接続配線層が形成されない。したがって、第3コンタクトプラグと第2配線との距離を小さくできる。よって、メモリセルの大きさをさらに低減できる。また、コンタクト部分の接触抵抗を低減できる。
[装置構成]
図1Aは、第1実施形態にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す平面図である。図1B乃至図1Fは、第1実施形態にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図である。図1Bは、図1AにおけるIB−IB線の断面を矢印方向に見た断面図である。図1Cは、図1AにおけるIC−IC線の断面を矢印方向に見た断面図である。図1Dは、図1AにおけるID−ID線の断面を矢印方向に見た断面図である。図Eは、図1AにおけるIE−IE線の断面を矢印方向に見た断面図である。図1Fは、図1AにおけるIF−IF線の断面を矢印方向に見た断面図である。以下、図1A乃至図1F(以下、「図1」)を参照しつつ、第1実施形態の不揮発性記憶装置1について説明する。
図1A乃至図1Fに示すように、不揮発性記憶装置1は、基板10と、1対の第1配線11と、第2配線12と、1対の第3配線13と、第4配線14と、4個のメモリセル15と、を備えている。メモリセル15は、トランジスタ16と抵抗変化素子17とを備える。トランジスタ16は、第1主端子19と第2主端子20と制御端子18(図1Bの例では第1配線11と同一部材)とを備えている。抵抗変化素子17は、下部電極21と上部電極22と抵抗変化層23とを備えている。
基板10は、例えば、シリコン基板で構成される。
第1配線11は、基板10の主面と平行な第1平面PL1上に第1方向に延びる。第1配線11は、例えば、ポリシリコン、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、これらの窒化物、これらの酸化物、及びこれらの材料からなる膜の積層構造、にて構成される。第1配線11の配線幅は例えば16〜100[nm]である。図1では、第1配線11はトランジスタ16の制御端子18と一体に構成されている。第1配線11と制御端子18とを別箇に形成し、両者を接続してもよい。図1Aでは、第1方向は第1配線11の長手方向である。
第2配線12は、基板10の主面と平行かつ第1平面PL1よりも基板10から遠い第2平面PL2上に第1方向と交差する第2方向に延びる。図1Aでは、第2方向は第2配線12の長手方向である。
第2配線12(トランジスタ配線)は、例えば、層間絶縁層30内に形成される。第2配線12は、層間絶縁層30と接する密着層と、密着層の内側に形成される充填層とで構成される。密着層は、例えば、タンタル(Ta)、タンタル窒化物(TaN)、チタン(Ti)、チタン窒化物(TiN)、ルテニウム(Ru)で構成される。充填層は、例えば、銅(Cu)を主成分とした材料で構成される。図1Bでは、第2配線12には、基板10の厚み方向から見て第3配線13と重なり合う突出部12Aを備えている。第2配線12の配線幅は、例えば20〜120[nm]である。第2配線12の配線幅は、基板10の厚み方向から見た平面視において、抵抗変化素子17の直径よりも小さくてもよい。第2配線12において、分離幅(width of the isolation:同一マスクで形成される隣接部材との距離)は20〜120[nm]である。
第3配線13は、基板10の主面と平行かつ第2平面PL2よりも基板から遠い第4平面PL4上に第2方向に延びる。第3配線13は、基板10の厚み方向から見た平面視において、隣接する第2配線12の間に位置するように配置する。第2配線12と第3配線13とは、互いに平行に延びる。
第3配線13は、例えば、層間絶縁層30内に形成される。第3配線13は、層間絶縁層30と接する密着層と、密着層の内側に形成される充填層とで構成される。密着層と充填層の材料は、例えば第2配線12と同様とすることができる。第3配線13の配線幅は、例えば20〜120[nm]である。第3配線13において、分離幅は20〜120[nm]である。
第4配線14は、基板10の主面と平行かつ第4平面PL4上に第2方向に延び、かつ基板10の厚み方向から見た平面視において第2配線12と重なり合うように配置される。なお、第4配線14は、上記平面視において第2配線12の全部と重なり合っていてもよいし、第2配線12の一部と重なり合っていてもよい。第4配線14の配線幅は、第2配線12の配線幅と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
第4配線14は、例えば、層間絶縁層30内に形成される。第4配線14は、層間絶縁層30と接する密着層と、密着層の内側に形成される充填層とで構成される。密着層と充填層の材料は、例えば第2配線12と同様とすることができる。第4配線14の配線幅は、例えば20〜120[nm]である。第4配線14の配線幅は、基板10の厚み方向から見た平面視において、抵抗変化素子の直径よりも小さくてもよい。第4配線14において、最小分離幅は20〜120[nm]である。
層間絶縁層30の上端面と第3配線13と第4配線14とを覆うように、パッシベーション膜が形成されてもよい。パッシベーション膜は、例えば、シリコン窒化膜で構成される。
メモリセル15は、第1配線11と第3配線13と立体交差する位置で、かつ前記第1方向および前記第2方向に互いに隣接する4個の前記立体交差する位置のそれぞれに対応して設けられる。メモリセル15のそれぞれは、1個のトランジスタ16と1個の抵抗変化素子17とを備える。なお、図1Aに示すメモリセル15の範囲は一例であり、どの範囲の面積をメモリセル面積とするかは、適宜設定される。
トランジスタ16は、基板10上に形成される。例えば、トランジスタ16は、基板10上に設けられた活性領域16A上に形成される。図1では、トランジスタ16はMOS型電界効果トランジスタ(MOSFET)である。図1A、図1Bでは、1個の活性領域16Aにつき、2個のトランジスタ16が形成されている。
第1主端子19と第2主端子20とは、トランジスタ16のソース領域ないしドレイン領域である。ソース領域ないしドレイン領域は、例えば、トランジスタ16がN型トランジスタである場合には、リン(P)、砒素(As)、等のn型不純物を注入したシリコン基板で構成され、トランジスタ16がP型トランジスタである場合には、ボロン(B)、インジウム(In)等のp型不純物を注入したシリコン基板で構成される。
第1主端子19と第2主端子20とは、一方がソース領域の場合に他方がドレイン領域となる。いずれがドレイン領域となり、いずれがソース領域となるかは、使用するトランジスタのタイプや回路構成により適宜選択される。
ソース領域及びドレイン領域の一部には、シリサイドが設けられていてもよい。シリサイドは、例えば、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、及びコバルト(Co)からなる群より選択される金属、及び同群から選択される金属の合金のいずれか一方と、シリコンと、からなる化合物から形成されてもよい。
制御端子18は、第1配線11と電気的に接続される。制御端子18と第1配線11とは個別に形成されていて、これらが接続されていてもよいし、第1配線11と一体に構成されてもよい。図1では、制御端子18は、第1配線11と一体に構成されている。
制御端子18には、例えば、ポリシリコン、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、これらの窒化物、酸化物、及びこれらの材料からなる膜の積層構造を用いることが出来る。第1実施形態における制御電極の幅は16〜100[nm]とすることができる。
制御端子18と基板10との間には、ゲート絶縁膜が形成されてもよい。ゲート絶縁膜は、例えば、シリコン酸化膜や、シリコン酸窒化膜である、また、金属酸化膜、例えば、ハフニウム(Hf)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)、ランタン(La)、アルミニウム(Al)等の酸化膜や、これら絶縁膜の積層構造を用いることができる。
制御端子18の側壁部分には、側壁絶縁層が形成されてもよい。側壁絶縁層は、例えば、シリコン窒化膜(SiN)、シリコン酸化膜(SiO)、及びそれらを積層した膜で構成することができる。側壁絶縁層の厚みは、例えば16〜100[nm]である。
第1主端子19と第2主端子20とは制御端子18の両側に配列される。
図1では、基板10の厚み方向から見て、同一のトランジスタ16に含まれる第1主端子19と第2主端子20とが第2方向と平行に配列するように、トランジスタ16が形成されているが、同一のトランジスタ16に含まれる第1主端子19と第2主端子20とが第2方向と直角に配列するように、トランジスタ16が形成されていてもよい。あるいは、基板10の厚み方向から見て、同一のトランジスタ16に含まれる第1主端子19と第2主端子20とが第2方向と0度より大きく90度より小さい角度で交差する方向に配列するように、トランジスタ16が形成されていてもよい。
例えば、図1A、図1Bにおいて、第1主端子19を第2配線12の直下に形成し、第2主端子20を第3配線13の直下に形成し、第1主端子19と第2主端子20との間に制御端子を配置すれば、トランジスタ16は基板10の厚み方向から見て第2方向に対して斜めに形成されることになる。かかる構成では、突出部12Aを形成せずに、第4コンタクトプラグ35が第1主端子19及び第2配線12の両方と接するように構成することができる。すなわち、突出部12Aは必須ではない。
4個のトランジスタ16のうち第2方向に並ぶ2個のトランジスタ16の第1主端子19は同一、すなわち共用されており、かつ、基板10の厚み方向における平面視において、2本の第1配線11の間に配置されている。すなわち、1個の第1主端子19は、その第1主端子19の両側に形成される2個のトランジスタ16の各々の主端子として機能する。
第2配線12は、2個の第1主端子19のうちの少なくともいずれかと接続される。接続の方法は特に限定されない。図1では、第2配線12は、その突出部12Aが、平面視において第1方向に隣接する2個の第1主端子19のうちの一方のみと、第4コンタクトプラグ35を介して接続されている。第2配線12は、例えば2個の突出部12Aを備えることで、基板10の厚み方向における平面視において第1方向に隣接する2個の第1主端子19の両方と接続されていてもよい。
第4コンタクトプラグ35は、第1主端子19の上端面から第2平面PL2まで延び、かつ、第2配線12と接続される。図1では、第4コンタクトプラグ35は、第1主端子19の上端面から突出部12Aの下面まで延びるように構成されている。すなわち、第4コンタクトプラグ35は、突出部12Aの下面において、第2配線12と接する。第4コンタクトプラグ35は、第1主端子19の上端面に形成されたシリサイドと接触していてもよい。第4コンタクトプラグ35の直径は、例えば、20〜100[nm」である。図1では、第4コンタクトプラグ35が層間絶縁層30を貫通するように形成されている。第4コンタクトプラグ35は、第1主端子19と第2配線12とを接続する。
抵抗変化素子17は、基板10の主面と平行かつ第2平面PL2よりも基板10から遠くかつ第4平面PL4よりも基板10から近い第3平面PL3上に配置される。抵抗変化素子17をその厚み方向から見た形状は、円形、正方形に近い形状であってもよいし、長方形、楕円形であってもよい。抵抗変化素子17の厚み方向から見たサイズ(例えば、正方形の場合には一辺の長さ、円形の場合には直径)は、例えば、45〜300[nm]である。
下部電極21は、下部電極材料で構成される。下部電極材料の標準電極電位は、上部電極22を構成する上部電極材料の標準電極電位よりも低くてもよい。下部電極21の厚さは、例えば、5〜100[nm]である。
下部電極材料としては、後述する抵抗変化層23にタンタル酸化物を用いた場合には、例えば、タンタル窒化物(TaN)、チタン窒化物(TiN)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、及び、アルミニウム(Al)等を用いることができる。
下部電極21は、それぞれ対応するメモリセル15が備えるトランジスタ16の第2主端子20と電気的に接続される。接続の方法は特に限定されない。図1では、下部電極21は、第2コンタクトプラグ31と接続配線層32と第3コンタクトプラグ33とを介して、第2主端子20と接続されている。
第2コンタクトプラグ31は、第2主端子20の上端面から第2平面PL2まで延びる。第2コンタクトプラグ31は、第2主端子20の上端面に形成されたシリサイドと接触していてもよい。第2コンタクトプラグ31の直径は、例えば、20〜100[nm」である。図1では、第2コンタクトプラグ31が第2平面PL2より下側にある層間絶縁層30を貫通するように形成されている。
接続配線層32は、第2コンタクトプラグ31の上端面に接するように形成される。接続配線層32は、例えば、層間絶縁層30内に形成される。接続配線層32は、層間絶縁層30と接する密着層と、密着層の内側に形成される充填層とで構成される。密着層と充填層の材料は、例えば第2配線12と同様とすることができる。接続配線層32の幅は、例えば20〜120[nm]である。接続配線層32において、分離幅は20〜120[nm]である。
第3コンタクトプラグ33は、接続配線層32の上端面から延び、下部電極21と接続される。第2コンタクトプラグ31と接続配線層32と第3コンタクトプラグ33とにより、第2主端子20が下部電極21と接続されている。第3コンタクトプラグ33の直径は、例えば、20〜100[nm」である。
上部電極22は第3配線13と接続されている。上部電極22は、上部電極材料で構成される。上部電極材料の標準電極電位は、例えば、抵抗変化層23を構成する金属酸化物に含まれる金属の標準電極電位、及び下部電極21を構成する下部電極材料の標準電極電位よりも高くてもよい。
抵抗変化層23を構成する金属酸化物としてタンタル酸化物を用いた場合、上部電極材料は、例えば、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、金(Au)、銅(Cu)及び、銀(Ag)等を用いることができる。
上部電極22の厚さは、例えば、5〜100[nm]である。
抵抗変化層23は、下部電極21と上部電極22との間に介在される。抵抗変化層23は、下部電極21と上部電極22との間に与えられる電気的信号に基づいて可逆的に抵抗値が変化する。抵抗変化層23は、例えば、下部電極21と上部電極22との間に与えられる電圧の極性に応じて高抵抗状態と低抵抗状態とを可逆的に遷移する層である。抵抗変化層23は、所定の酸素含有率を有した単一の金属酸化物層にて形成してもよい。
抵抗変化層23は、組成の異なる複数の金属酸化物層で構成されていてもよい。すなわち、下部電極21に接続する第1の抵抗変化層と、上部電極22に接続する第2の抵抗変化層の少なくとも2層を積層して構成してもよい。この場合、第1の抵抗変化層は、酸素不足型の第1の金属酸化物で構成され、第2の抵抗変化層は、第1の金属酸化物よりも酸素不足度が小さい第2の金属酸化物で構成される。抵抗変化素子の第2の抵抗変化層中には、電気パルスの印加に応じて酸素不足度が可逆的に変化する微小な局所領域が形成されている。局所領域は、酸素欠陥サイトから構成されるフィラメントを含むと考えられる。
「酸素不足度」とは、金属酸化物において、その化学量論的組成(複数の化学量論的組成が存在する場合は、そのなかで最も抵抗値が高い化学量論的組成)の酸化物を構成する酸素の量に対し、不足している酸素の割合をいう。化学量論的組成の金属酸化物は、他の組成の金属酸化物と比べて、より安定でありかつより高い抵抗値を有している。
例えば、金属がタンタル(Ta)の場合、上述の定義による化学量論的組成の酸化物はTaであるので、TaO2.5と表現できる。TaO2.5の酸素不足度は0%であり、TaO1.5の酸素不足度は、酸素不足度=(2.5−1.5)/2.5=40%となる。また、酸素過剰の金属酸化物は、酸素不足度が負の値となる。なお、本明細書中では、特に断りのない限り、酸素不足度は正の値、0、負の値も含むものとして説明する。
酸素不足度の小さい酸化物は化学量論的組成の酸化物により近いため抵抗値が高く、酸素不足度の大きい酸化物は酸化物を構成する金属により近いため抵抗値が低い。
「酸素含有率」とは、総原子数に占める酸素原子の比率である。例えば、Taの酸素含有率は、総原子数に占める酸素原子の比率(O/(Ta+O))であり、71.4atm%となる。したがって、酸素不足型のタンタル酸化物は、酸素含有率は0より大きく、71.4atm%より小さいことになる。例えば、第1の金属酸化物層を構成する金属と、第2の金属酸化物層を構成する金属とが同種である場合、酸素含有率は酸素不足度と対応関係にある。すなわち、第2の金属酸化物の酸素含有率が第1の金属酸化物の酸素含有率よりも大きいとき、第2の金属酸化物の酸素不足度は第1の金属酸化物の酸素不足度より小さい。
抵抗変化層を構成する金属は、タンタル以外の金属を用いてもよい。抵抗変化層を構成する金属としては、遷移金属、またはアルミニウム(Al)を用いることができる。遷移金属としては、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)等を用いることができる。遷移金属は複数の酸化状態をとることができるため、異なる抵抗状態を酸化還元反応により実現することが可能である。抵抗変化層23の厚さは、例えば、5〜100[nm]である。
抵抗変化素子は、ReRAMや、PRAM、FeRAM、MRAM、CBRAM等の不揮発性記憶素子として実施してもよい。
抵抗変化素子17の側壁(下部電極21の側壁と抵抗変化層23の側壁と上部電極22の側壁)の一部または全部には、側壁絶縁層が形成されていてもよい。側壁絶縁層は、例えば、シリコン窒化膜、及び炭素を含有するシリコン酸化膜(SiOC)等で構成してもよい。側壁絶縁層の厚みは、例えば5〜50[nm]である。
図1Bにおいて、層間絶縁層30は、例えば、厚さ50〜1500[nm]のシリコン酸化膜で構成される。
図1A乃至図1Fでは、基板10上に、基板10の厚み方向から見てトランジスタ16の外側に、素子分離領域34(トレンチ分離)が形成されている。素子分離領域34は、例えば、基板10上に形成された溝内にシリコン酸化膜を埋め込むことで形成される。
第2配線12と第4配線14とは、基板10の厚み方向から見た平面視において、4個のメモリセル15を構成する各々の4個の抵抗変化素子を頂点とする四角形の2本の仮想対角線の交点位置に形成された第1コンタクトプラグ24により接続されている(図1C、図1E)。ここでいう交点位置とは、厳密な意味での交点位置ではなく、製造ばらつきの範囲内でずれた位置にあるものを含む。
第2配線12と第4配線14とは、第1コンタクトプラグ24により接続されて、実質的に1本の太い配線として機能する。かかる構成により、第2配線12と第4配線14とがなす配線の配線抵抗が低減され、配線遅延を抑制できる。また、第2配線に並列に接続できる素子の数が多くなり、不揮発性記憶装置の面積を低減できる。
また、第1コンタクトプラグ24は、基板10の厚み方向から見た平面視において第1方向および第2方向に隣接する4個の抵抗変化素子がなす四角形の2本の仮想対角線の交点位置、すなわち4個の抵抗変化素子の各々に対して最も遠い位置に形成されている。第1コンタクトプラグ24と抵抗変化素子17との水平距離(図1FのL1)は、第1コンタクトプラグ24を第1方向に並ぶ2個の抵抗変化素子17の中間に置いた場合の水平距離(図1DのL2)よりも大きくなる。このため、コンタクトプラグと記憶素子との間で短絡が発生する可能性が低減される。よって、不揮発性記憶装置1の動作が安定化する。また、第3配線と第2配線(および第4配線)との水平距離を小さくできるため、メモリセル面積を縮小できる。
[変形例]
変形例の不揮発性記憶装置は、図1において接続配線層32を省略し、第2コンタクトプラグ31と第3コンタクトプラグ33とで、第2主端子20と下部電極21とを接続するものである。
図2は、第1実施形態の変形例にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図である。
図2に例示するように、変形例の不揮発性記憶素子において、第2コンタクトプラグ31Aは、第2主端子20の上端面から第2平面PL2まで延びる。第3コンタクトプラグ33Aは、第2コンタクトプラグ31Aの上端面から延び、下部電極21と接続される。そして、第2コンタクトプラグ31Aと第3コンタクトプラグ33Aとにより、第2主端子20が下部電極21と接続されている。
第2コンタクトプラグ31Aは、上端が接続配線層32ではなく第3コンタクトプラグ33Aと接続されている点を除けば、第2コンタクトプラグ31と同様の構成である。
第3コンタクトプラグ33Aは、下端が接続配線層32ではなく第2コンタクトプラグ31Aと接続されている点を除けば、第3コンタクトプラグ33と同様の構成である。
図2では、第2コンタクトプラグ31Aと第3コンタクトプラグ33Aが層間絶縁層30を貫通している。第3コンタクトプラグ33Aは、第2コンタクトプラグ31Aの上端面の少なくとも一部を覆うように形成されてもよい。
第2平面PL2より下側の層間絶縁層30が、第2平面PL2より上側の層間絶縁層30と個別に形成される場合において、第2平面PL2より下側の層間絶縁層30の上に第1エッチストッパ膜が形成される場合には、第3コンタクトプラグ33Aは第1エッチストッパ膜を貫通するように形成されてもよい。
第1配線11の上端面を通る平面を第5平面として、第5平面より下側の層間絶縁層30が、第5平面より上側の層間絶縁層30と個別に形成される場合において、第5平面より下側の層間絶縁層30の上に第2エッチストッパ膜が形成される場合には、第3コンタクトプラグ33Aは第2エッチストッパ膜を貫通するように形成されてもよい。
第2コンタクトプラグ31Aと、第3コンタクトプラグ33Aとは、層間絶縁層と接する密着層と、密着層の内側に形成される充填層とで構成されてもよい。密着層は、例えば、チタン(Ti)及びチタン窒化物(TiN)等で構成される。充填層は、例えば、タングステン(W)を主成分とした材料で構成される。
以上の点を除き、変形例の不揮発性記憶装置は、第1実施形態の不揮発性記憶装置と同様の構成とすることができる。よって、図1A乃至図1Fと図2とで共通する構成要素には同一の符号および名称を付して、詳細な説明を省略する。
<1>メモリセルサイズ
図1に例示した不揮発性記憶装置1を動作させるためには、接続配線層32と第2配線12とを分離して形成(絶縁)する必要がある。しかしながら、接続配線層32と第2配線12とは、リソグラフィー法により同一マスクでパターニングされるため、接続配線層32と第2配線12との分離幅を、リソグラフィー法で使用する光源の波長で決定される最小幅よりも大きく設定する必要がある。かかる最小幅よりも分離幅を小さくすると、接続配線層32と第2配線12とが接触し、動作不良が発生する可能性が高まるからである。
例えば、2010年度版の国際半導体技術ロードマップ(International Technology Roadmap for Semiconductor:ITRS)による半導体技術動向の予測によれば、2010年時点におけるハイパフォーマンスロジックデバイスにおいて、ゲート電極の最小寸法を27[nm]とした場合、配線幅、及び分離幅を足した配線ピッチの最小値の予測値は90[nm]とされている。よって、基板10の厚み方向から見て、第2配線12と接続配線層32との間の最小分離幅d2は、45[nm]となる。この場合に、図1のメモリセルの構造ではどうなるかを考えてみる。図1のメモリセル15においてける第1方向(図1Aにおいて第1配線11の長手方向)の幅は、配線幅が2つ分(第2配線12及び接続配線層32の配線幅)と、分離幅(第2配線12と接続配線層32との間の分離幅)が1つ分との合計で、135[nm]となる。
これに対し、変形例の構成では、図2に示すように、第2コンタクトプラグ31Aと第3コンタクトプラグ33Aとが直結されており、両者の間に接続配線層32が存在しない。よって、第2配線12と、第2コンタクトプラグ31A及び第3コンタクトプラグ33Aとが分離されればよいことになる。第2配線12と、第2コンタクトプラグ31A及び第3コンタクトプラグ33Aは、同一マスクで形成されない。よって、最小分離幅d1は、各々のマスク合わせ(mask alignment)の余裕度と、第2配線12の寸法ばらつきと、第2コンタクトプラグ31A及び第3コンタクトプラグ33Aの寸法ばらつきとを合計した値よりも大きく設定すればよい。
上記ロードマップによれば、ゲート電極の最小寸法27[nm]、配線ピッチの最小値90[nm]であるハイパフォーマンスロジックデバイスにおいて、コンタクトプラグの最小直径は51[nm]、異なるマスク間の合わせずれ(overlay)の最大値は11[nm]とされている。異なるマスク間の寸法ばらつきは、配線については最小配線幅45[nm]の10%である4.5[nm]、コンタクトプラグについては最小直径51[nm]の10%である5.1[nm]と考えることができる。したがって、第2配線12と第2コンタクトプラグ31A及び第3コンタクトプラグ33Aとの最小分離幅d1は、
11[nm](異なるマスク間の合わせずれの最大値)+2.25[nm](配線幅の寸法ばらつきの半値)+2.55[nm](コンタクトプラグ直径の寸法ばらつきの半値)=15.8[nm]
となる。また、図1のメモリセル15における第1方向(図1Aの第1配線11の長手方向)の幅は、
45[nm](第2配線12の最小配線幅)+51[nm](第2コンタクトプラグ31A及び第3コンタクトプラグ33Aの最小径)+15.8[nm](第2配線12と第2コンタクトプラグ31A及び第3コンタクトプラグ33Aとの最小分離幅)=111.8[nm]
となる。これらの値は、図1における第2配線12と接続配線層32との間の分離幅45[nm]及びメモリセルサイズ135[nm]よりも小さい。したがって、図2に示す構成例では、上記第1方向にメモリセルサイズを縮小することができる。
<2>寄生抵抗
変形例のように接続配線層を省略した場合のコンタクト抵抗を測定するために、第2主端子20と、第2コンタクトプラグ31Aと、第3コンタクトプラグ33Aと、下部電極21とからなる組を複数直列に接続したテストパターンを作製した。第2主端子20については、奥行200nm、幅100nm、厚さ10nmとし、ニッケルとシリコンの化合物で構成した。第2主端子20の奥行き方向の両端(手前と奥)の上面に、第2コンタクトプラグ31Aと第3コンタクトプラグ33Aとからなる積層体を接続した。具体的には、第2主端子20の奥行き方向の両端(手前と奥)の上面には、第2コンタクトプラグ31Aの下面が接続される。第2コンタクトプラグ31Aは、直径40nm、長さ120nmとし、タングステンと窒化チタンとチタンとの積層膜で構成した。第3コンタクトプラグ33Aは、直径40nm、長さ120nmとし、タングステンと窒化チタンとチタンとの積層膜で構成した。下部電極21は、奥行き200nm、幅100nm、厚さ50nmとし、窒化チタンで構成した。下部電極21の奥行き方向の両端(手前と奥)の下面には、上記積層体が接続されている。具体的には、下部電極21の奥行き方向の両端(手前と奥)の下面には、第3コンタクトプラグ33Aの上面が接続される。上述した構成にて、第2コンタクトプラグ31Aと第3コンタクトプラグ33Aとからなる上記積層体を、第2主端子20と下部電極21とを介して100個直列に接続したテストパターンを作成した。すなわち、第2主端子(始点)、積層体、下部電極、積層体、第2主端子、積層体、・・・、積層体、第2主端子(終点)、と接続したテストパターンを作成した。このとき、始点となる第2主端子から終点となる第2主端子までの抵抗を測定し、これにより得られた抵抗をコンタクト抵抗とした。実施例のサンプル数は48個(上記したテストパターンを48個作成)である。
一方、接続配線層を設けた場合のコンタクト抵抗を測定するために、第2主端子20と、第2コンタクトプラグ31と、接続配線層32と、第3コンタクトプラグ33とからなる組を複数直列に接続したテストパターンを作製した。第2主端子20の構造、材料については、上記した変形例におけるテストパターン時と同じである。第2主端子20の奥行き方向の両端(手前と奥)の上面に、第2コンタクトプラグ31と接続配線層32と第3コンタクトプラグ33とからなる積層体を接続した。具体的には、第2主端子20の奥行き方向の両端(手前と奥)の上面には、第2コンタクトプラグ31の下面が接続される。第2コンタクトプラグ31、第3コンタクトプラグ33の構造、材料については、上記した変形例におけるテストパターン時と同じである。接続配線層32は、80nm×80nmの正方形、厚さ100nmとし、銅、タンタル、及び窒化タンタルとの積層膜で構成した。下部電極21の構造、材料については、上記した変形例におけるテストパターン時と同じである。下部電極21の奥行き方向の両端(手前と奥)の下面には、上記積層体が接続されている。具体的には、下部電極21の奥行き方向の両端(手前と奥)の下面には、第3コンタクトプラグ33の上面が接続される。上述した構成にて、第2コンタクトプラグ31と接続配線層32と第3コンタクトプラグ33とからなる上記積層体を、第2主端子20と下部電極21とを介して100個直列に接続したテストパターンを作成した。このとき、始点となる第2主端子から終点となる第2主端子までの抵抗を測定し、これにより得られた抵抗をコンタクト抵抗とした。実施例のサンプル数は48個(上記したテストパターンを48個作成)である。
接続配線層を省略して上下のコンタクトプラグを直結した場合の抵抗値は、上下のコンタクトプラグの間に接続配線層を設けた場合の抵抗値に比べ、平均値で20%程度低いことが判明した。
このように、変形例の構成では、接続配線層32が形成されず、第2コンタクトプラグ31Aと第3コンタクトプラグ33Aとが直結されているため、接続配線層32と第2コンタクトプラグ31A、及び接続配線層32と第3コンタクトプラグ33Aとの間の接触抵抗が生じない。したがって、寄生抵抗を低減することもできる。
換言すれば、変形例の構成では、異種金属が接触するコンタクトプラグと接続配線層との接触面での抵抗上昇がなく、コンタクト抵抗を低減できる。したがって、抵抗変化素子17の読み出し動作時及び書き込み動作時に、抵抗変化素子に印加される電圧及び電流のばらつきを減少させることが出来、より安定した抵抗変化動作が可能となる。
<3>他の変形例
第3コンタクトプラグ33Aの側面に絶縁層をさらに形成してもよい。絶縁層は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、及び酸化炭化シリコン等を用いて構成することができる。絶縁層の厚さは、例えば、5[nm]程度である。
第3コンタクトプラグ33Aの側面に絶縁層が形成されることにより、マスク合わせ工程の合わせずれが大きくなった場合でも、第2配線12と第3コンタクトプラグ33Aとの接触がより発生しにくくなる。よって、絶縁層が設けられない場合に比較して、最小分離幅(絶縁層及び第3コンタクトプラグ33Aが形成されるコンタクトホールと、第2配線12と、の間の最小分離幅)をさらに小さくでき、メモリセルの大きさをさらに効果的に縮小することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の不揮発性記憶装置は、第1実施形態の不揮発性記憶装置において、第2配線は、基板の厚み方向から見た平面視において第1方向に隣接する2個の第1主端子のいずれか一方と接続され、平面視において第3配線と第4配線とが交互に繰り返し配列され、平面視において、第1主端子と接続された第2配線の上方に配置される第4配線が第2方向に2本配置され、2本の第4配線と、2本の第4配線に隣接しかつ平面視において第1主端子上に配置された2本の第3配線とからなる組が繰り返し配列され、それぞれの組に対応して、第1実施形態の不揮発性記憶装置が第2方向に複数個配列されている。
かかる構成では、配線を複数のメモリセルで共有することができる。したがって、メモリセルアレイを大容量化した場合のチップ面積を縮小できる。
図3は、第2実施形態の不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す平面図である。
図3に示されるように、不揮発性記憶装置2において、第2配線12は、基板の厚み方向から見た平面視において、第1方向に隣接する2個の第1主端子19のうち、図3において上方にある一方と接続されている。なお、第2配線12がいずれの第1主端子19と接続されるかは特に限定されない。
また、基板の厚み方向から見た平面視において、第3配線13と第4配線14とは交互に繰り返し配列されている。それぞれの第4配線14の下方(基板側)には、第2配線12が配置されている。
前記平面視において、第1主端子19と接続された第2配線12の上方に配置される第4配線が第2方向に2本配置され、2本の第4配線14と、2本の第4配線にに隣接しかつ前記平面視において第1主端子19上に配置された2本の第3配線13とからなる組に対応して、第1実施形態の不揮発性記憶装置が第2方向に複数個配列されている。
かかる構成では、第1方向に配列する複数の不揮発性記憶装置1により第1配線11が共有され、かつ、第2方向に配列する複数の不揮発性記憶装置1により第2配線12と第3配線13と第4配線14とが共有される。よって、メモリセルアレイを大容量化した場合のチップ面積を縮小できる。
図3中の不揮発性記憶装置1は、第1実施形態と同様の構成で実現できるので、詳細な説明を省略する。なお、第2実施形態においても、第1実施形態と同様の変形が可能である。
(第3実施形態)
第3実施形態の不揮発性記憶装置は、第2配線は、基板の厚み方向から見た平面視において、第1方向に隣接する2個の第1主端子の両方と接続され、平面視において1対の第3配線と1対の第3配線の間に配置される1本の第4配線とからなる組が繰り返し配列されている。
より詳細には、第3実施形態の不揮発性記憶装置は、基板の主面と平行な第1平面上に第1方向に延びる1対の第1配線と、前記基板の主面と平行かつ前記第1平面よりも前記基板から遠い第2平面上に前記第1方向と交差する第2方向に延びる第2配線と、前記基板の主面と平行かつ前記第2平面よりも前記基板から遠い第4平面上に前記第2方向に延びかつ前記基板の厚み方向から見た平面視において、間に前記第2配線が配置された1対の第3配線と、前記基板の主面と平行かつ前記第4平面上に前記第2方向に延びる第4配線と、前記第1配線と前記第3配線とがなす4個の立体交差点の各々に対応して設けられた4個の抵抗変化素子と、前記4個の抵抗変化素子の各々に接続された4個のトランジスタとを備え、前記4個のトランジスタの各々は、前記基板に形成され、第1主端子と第2主端子と制御端子とを備え、前記制御端子は、前記第1配線と接続または前記第1配線と一体に構成され、前記第1主端子と前記第2主端子とは前記制御端子の両側に配列され、前記4個のトランジスタのうち前記第2方向に2個ずつ並ぶように前記第1方向に2組を配置し、前記2組の各2個のトランジスタの第1主端子は、前記各2個のトランジスタで共有され、かつ、前記平面視において前記1対の第1配線の間に設けられ、前記4個の抵抗変化素子の各々は、前記基板の主面と平行かつ前記第2平面よりも前記基板から遠くかつ前記第4平面よりも前記基板から近い第3平面上に配置されて前記1対の第3配線と接続され、かつ前記4個の抵抗変化素子の各々に対応して配置された前記4個のトランジスタの各々の第2主端子と電気的に接続され、前記第2配線は、前記第1方向に隣り合って配置された2個の前記第1主端子の各々と電気的に接続され、前記平面視したときに前記4個の抵抗変化素子を頂点とする仮想四角形の2本の対角線の交点位置に第1コンタクトプラグを配置し、前記第2配線と前記第4配線とが前記第1ンタトプラグにより接続されている。
かかる構成では、配線を複数のメモリセルで共有することができる。したがって、メモリセルアレイを大容量化した場合のチップ面積を縮小できる。また、第2配線が、第1方向に隣接する1対のメモリセルで共有されるため、メモリセルの第1方向の大きさがさらに縮小される。
図4は、第3実施形態の不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す平面図である。
図4に示されるように、不揮発性記憶装置3において、第2配線12は、基板の厚み方向から見た平面視において、第1方向に隣接する2個の第1主端子19の両方と接続されている。
また、基板の厚み方向から見た平面視において、1対の第3配線13と1対の第3配線13の間に配置される1本の第4配線14とがなす組が繰り返し配列されている。それぞれの第4配線14の下方(基板側)には、第2配線12が配置されている。
かかる構成では、第1方向に配列する複数の不揮発性記憶装置1により第1配線11が共有され、かつ、第2方向に配列する複数の不揮発性記憶装置1により第2配線12と第3配線13と第4配線14とが共有される。よって、メモリセルアレイを大容量化した場合のチップ面積を縮小できる。
さらに、第3実施形態では第1方向に隣接する1対のメモリセル15で第2配線12が共有されるため、メモリセル15の第1方向の大きさが、第2実施形態に比べてさらに縮小される。
図4中の不揮発性記憶装置1は、第1実施形態と同様の構成で実現できるので、詳細な説明を省略する。なお、第3実施形態においても、第1実施形態と同様の変形が可能である。
以下に、上述した各実施形態の不揮発性記憶装置の具体的な実施例について、図面を用いて説明する。
(第1実施例)
図5Aは、第1実施例にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す平面図である。図5B、図5C、図5Dは、第1実施例にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図である。図5Bは、図5AにおけるVB−VB線の断面を矢印方向に見た断面図である。図5Cは、図5AにおけるVC−VC線の断面を矢印方向に見た断面図である。図5Dは、図5AにおけるVD−VD線の断面を矢印方向に見た断面図である。図5Eは、第1実施例にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す平面図である。以下、図5A乃至図5Eを参照しつつ、第1実施例の不揮発性記憶装置100について説明する。
図5A乃至図5Eに示すように、不揮発性記憶装置は、基板101と、トレンチ分離102と、ゲート絶縁膜およびゲート導電膜を備えた複数のゲート電極103と、ゲート電極103の側面に設けられたゲートサイドウォール104とを備える。さらに、二つのトランジスタで共通に使用されるドレイン領域105と、ソース領域106と、シリサイド107とを備える。さらに、第1層間絶縁層108の内部においてドレイン領域105の上に形成され、二つのトランジスタで共通に使用される第4コンタクトプラグ109と、ソース領域106の上に形成された、第2コンタクトプラグ110とを備える。さらに、第4コンタクトプラグ109と第2コンタクトプラグ110との上に形成された第1エッチストッパ膜111と、第1エッチストッパ膜111と第2層間絶縁層112との内部かつ第4コンタクトプラグ109上に形成された第1トランジスタ配線113とを備える。さらに、第1エッチストッパ膜111と第2層間絶縁層112との内部かつ第2コンタクトプラグ110上に形成された第1素子配線114を備える。さらに、第2エッチストッパ膜115と第3層間絶縁層116との内部かつ第1素子配線114の上面の一部と接触する第3コンタクトプラグ117を備える。さらに、第3コンタクトプラグ117の上部の一部と接した抵抗変化素子118を備える。抵抗変化素子118は、第1電極118aと、抵抗変化層118bと、第2電極118cとを備えている。さらに、各々の抵抗変化素子118の間及び抵抗変化素子118の上部には、第4層間絶縁層119が形成されており、この第4層間絶縁層119の内部には第2素子配線120が形成されている。さらに、第3層間絶縁層116と第4層間絶縁層119内には、第1トランジスタ配線113と接続された第1コンタクトプラグ121が形成されている。さらに、第4層間絶縁層119内には、第1コンタクトプラグ121と接続された第2トランジスタ配線122と、第2素子配線120とが形成されている。さらに、第2トランジスタ配線122上にはパッシベーション膜123が形成されている。
より詳細には、基板101は、本実施例では、シリコン基板である。トレンチ分離は、例えば、シリコン酸化膜が埋め込まれ、基板101上に形成された溝内に埋め込まれる。
ゲート絶縁膜は、例えば、シリコン酸化膜や、シリコン酸窒化膜、さらには金属酸化膜、例えば、ハフニウム(Hf)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)、ランタン(La)、アルミニウム(Al)等の酸化膜、及びこれら絶縁膜の積層構造が用いられる。
ゲート導電膜には、例えば、ポリシリコン、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、これらの窒化物もしくは酸化物、及びこれら膜の積層構造を用いることができる。本実施例におけるゲート電極103の幅は16[nm]〜100[nm]である。
ゲートサイドウォール104には、シリコン窒化膜(SiN)か、シリコン酸化膜(SiO)、及びその積層膜が用いられる。本実施例では、ゲートサイドウォール104の幅は、16[nm]〜100[nm]である。
トランジスタがN型の場合、ドレイン領域105とソース領域106とには、例えば、リン(P)、砒素(As)、等のn型不純物が注入される。トランジスタがP型の場合、ドレイン領域105とソース領域106とには、例えば、ボロン(B)、インジウム(In)等のp型不純物が注入される。
シリサイド107は、ドレイン領域105、ソース領域106の一部に形成され、例えば、シリコンと、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、コバルト(Co)、及びこれら金属の合金からなる化合物から形成される。
第1層間絶縁層108は、基板101、トレンチ分離102、ゲート電極103、ドレイン領域105、および、ソース領域106を覆っている。本実施例では、第1層間絶縁層108は、厚さ300〜500[nm]のシリコン酸化膜で構成される。
第4コンタクトプラグ109と第2コンタクトプラグ110とは、第1層間絶縁層108の一部と接するコンタクト密着層と、コンタクト密着層の内側に形成されるコンタクトメタルとからなり、本実施例では、コンタクト密着層はチタン(Ti)及びチタン窒化物(TiN)で構成され、コンタクトメタルはタングステン(W)を主成分とした材料で構成されている。第4コンタクトプラグ109は、シリサイド107を介してドレイン領域105と接続されている。第2コンタクトプラグ110は、シリサイド107を介してソース領域106と接続されている。第4コンタクトプラグ109および第2コンタクトプラグ110の直径は、20〜100[nm]である。
第2層間絶縁層112は、本実施例では、厚さ50[nm]〜300[nm]のシリコン酸化膜で形成されている。
第1トランジスタ配線113及び第1素子配線114は、第2層間絶縁層112内に形成され、第2層間絶縁層112と接する配線密着層と配線密着層の内側に形成される配線メタルからなる。配線密着層は、例えば、タンタル(Ta)、タンタル窒化物(TaN)、チタン(Ti)、チタン窒化物(TiN)、ルテニウム(Ru)からなる。配線メタルは銅(Cu)を主成分とした材料で構成されている。第1トランジスタ配線113は、第4コンタクトプラグ109と物理的に接続されている。また、第1トランジスタ配線113の配線幅は、20から120[nm]、分離幅は20から120[nm]である。
第3層間絶縁層116は、本実施例では、厚さ50[nm]〜150[nm]のシリコン酸化膜で形成されている。
第3コンタクトプラグ117は、第1コンタクトプラグおよび第2コンタクトプラグと同様に、コンタクト密着層とコンタクトメタルとからなり、その構成材料も第1コンタクトプラグおよび第2コンタクトプラグと同様である。第3コンタクトプラグ117は、第3層間絶縁層116と第2エッチストッパ膜115とを貫通している。第3コンタクトプラグ117は、第1素子配線114の一部を覆っている。第3コンタクトプラグ117の直径は、20[nm]〜100[nm]である。
抵抗変化素子118を構成する第1電極118aは、後述する第2電極118cを構成する第2電極材料より、標準電極電位が低い第1電極材料で構成されている。本実施例では、第1電極118aの厚さは5〜100[nm]である。第1電極材料は、例えば、後述する抵抗変化層118bにタンタル酸化物を用いた場合、例えば、タンタル窒化物(TaN)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、及び、アルミニウム(Al)等を用いることができる。
抵抗変化素子118を構成する抵抗変化層118bは、第1電極118aの上に形成される。
抵抗変化層118bは、本実施例では、遷移金属酸化物で構成され、膜厚が5〜100[nm]である。遷移金属酸化物は、タンタル酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物からなる群から選ばれた少なくとも一つの遷移金属酸化物が好適である。
第2電極118cは、本実施例では、膜厚が5〜100[nm]である。
抵抗変化素子118のサイズ(一辺の大きさ)は、45〜300[nm]である。なお、抵抗変化素子118の形状は、円形、正方形に近い形状に限らず、長方形、楕円形となってもよい。
第4層間絶縁層119は、抵抗変化素子118を覆っており、本実施例では、厚さ200〜500[nm]のシリコン酸化膜で構成されている。
第2素子配線120は、第4層間絶縁層119に形成されて抵抗変化素子118と接続される。第2トランジスタ配線122は、第4層間絶縁層119に形成される。第2素子配線120と第2トランジスタ配線122とは、第1トランジスタ配線113および第1素子配線114と同様、配線密着層および配線メタルからなり、これらの構成材料も第1配線と同様である。第2素子配線120は、抵抗変化素子118の第2電極118cと接続されている。また、図5で示されるように、第2トランジスタ配線122は、第1コンタクトプラグ121を介して、第1トランジスタ配線113と接続されている。第2素子配線120及び第2トランジスタ配線122の線幅は20〜120[nm]であり、分離幅は20から120[nm]である。
第1コンタクトプラグ121は、コンタクト密着層と、コンタクト密着層の内側に形成されるコンタクトメタルとからなる。コンタクト密着層は、第1トランジスタ配線113と第1素子配線114と第2素子配線120と第2トランジスタ配線122とが備える配線密着層と同様の材料で構成される。コンタクトメタルは、第1トランジスタ配線113と第1素子配線114と第2素子配線120と第2トランジスタ配線122とが備える配線メタルと同様の材料で構成される。第1コンタクトプラグ121の直径は、20〜100[nm]である。
パッシベーション膜123は、例えば、シリコン窒化膜を用いて、第2素子配線120と第2トランジスタ配線122とを覆うように形成されている。
ここで、図5Bに示すように、第1トランジスタ配線113と、第2トランジスタ配線122とは、第1コンタクトプラグ121を介して接続されているため、配線を実質的に広げたのと同じ効果が得られる。その結果、第1トランジスタ配線113と第2トランジスタ配線122との合成抵抗は、第1トランジスタ配線113を単独で使用する場合や、第2トランジスタ配線122を単独で使用する場合と比較して小さくなる。したがって、抵抗変化素子118の読み出し動作時及び書き込み動作時に抵抗変化素子に印加される電圧及び電流のばらつきが減少し、より安定した抵抗変化動作が可能となる。
図5Aに示すように、第1コンタクトプラグ121は、基板の厚み方向から見た平面視において、第1コンタクトプラグ121と隣接する4個の抵抗変化素子118A、118B、118C、118Dを頂点とする四角形を仮想的に考えると、この四角形の2本の対角線の交点(中央)に位置する。この中央とは厳密な中央を意味するものでなく、製造ばらつきの範囲内でずれた位置にあるものを含む略中央を意味する。かかる構成によると、製造上のばらつきで第1コンタクトプラグ121が抵抗変化素子118A、118B、118C、118Dの位置に対してずれて形成された場合も、第1コンタクトプラグ121が上述した4個の抵抗変化素子118A、118B、118C、118Dと接触しにくくなる。よって、回路上の動作不良が発生しにくくなり、より安定した抵抗変化動作が可能になる。
第1実施例において、メモイリアレイ化した不揮発性記憶装置100の一構成例を示す平面図を図5Eに示す。図5Eにおいて点線で囲った領域が、不揮発性記憶装置100のメモリセル(1単位)に対応している。
図5Eに示すように、トランジスタのゲート電極103は複数のメモリセルに共通して形成されている。また、ドレイン領域105は隣接するメモリセルと共用され、ソース領域106はメモリセル毎に独立して形成されている。
ドレイン領域105上に形成される第4コンタクトプラグ109は、隣接したメモリセルと共用される。ソース領域106上に形成される第2コンタクトプラグ110は、メモリセル毎に独立して形成されている。
第1トランジスタ配線113は、複数のメモリセルに共通して形成され、複数の第4コンタクトプラグ109と接続される。
第3コンタクトプラグ117は、第1素子配線114と接続され、メモリセル毎に独立して形成されている。
第1電極118aと抵抗変化層118bと第2電極118cとで構成される抵抗変化素子118は、第3コンタクトプラグ117と接続され、メモリセル毎に独立して形成されている。
第2素子配線120は、複数のメモリセルに共通して形成され、複数の抵抗変化素子118と接続される。
本メモリアレイの特徴は、ドレイン領域105と第4コンタクトプラグ109が隣接するメモリセル同士で共有されている点、および、第1トランジスタ配線113と第2素子配線120と第2トランジスタ配線122とが、図5Eにおいて横方向に並ぶ複数のメモリセルで共有されている点である。共有される分だけメモリセルの面積を小さくすることができ、メモリセルの縮小に有利である。
[製造方法]
次に、第1実施例に係る不揮発性記憶装置の製造方法について説明する。
ここで、図6A〜図6Hは、図5に示した不揮発性記憶装置の製造方法を示す模式的な工程断面図である。いずれも、図5Bに対応する断面を示す。
先ず、図6Aに示すように、基板101上に、トレンチ分離102と、ゲート電極103と、ゲートサイドウォール104と、ドレイン領域105(図5D参照)と、ソース領域106と、シリサイド107と、第1層間絶縁層108と、第4コンタクトプラグ109(図5D参照)と、第2コンタクトプラグ110と、第1エッチストッパ膜111と、第2層間絶縁層112とを形成する。次に、第1トランジスタ配線113と、第1素子配線114と、を形成する。
具体的には、第1トランジスタ配線113および第1素子配線114は、所望のマスクとドライエッチングとを用いて、第2層間絶縁層112及び第1エッチストッパ膜111の一部に所望の形状の溝を設ける。その後、厚さ5[nm]のタンタル窒化膜と、厚さ5[nm]のタンタル膜とを、ALD(Atomic Layer Deposition)法により堆積して、配線密着層を形成する。その後、配線密着層上に、電界めっき法にて厚さ300[nm]の銅(Cu)を堆積して、配線メタルとする。その後、化学機械研磨(CMP)を用いて、第2層間絶縁層112の上面に堆積された配線密着層、及び配線メタルを研磨で除去し、第1トランジスタ配線113と第1素子配線114とを形成する。
第1トランジスタ配線113および第1素子配線114は、その幅は例えば45[nm]であり、厚さは80[nm]である。
続いて、第1トランジスタ配線113及び第1素子配線114を覆うように、厚さ20[nm]の酸化炭化シリコン(SiCO)からなる第2エッチストッパ膜115と、酸化シリコンを主成分とする第3層間絶縁層116を50[nm]堆積する。
続いて、リソグラフィー法及びドライエッチング法を用いて、第3層間絶縁層116と第2エッチストッパ膜115とを貫通し、第1素子配線114の上面の一部が露出するように、第3コンタクトホール117aを形成する。第3コンタクトホール117aの直径は40[nm]である。
続いて、図6Bに示すように、第3コンタクトホール117aに、厚さ5[nm]のチタン窒化膜(TiN)と厚さ5[nm]のチタン膜とからなるコンタクト密着層をALD法により堆積した後、同じくALD法にてコンタクトメタルとなるタングステンを300[nm]堆積する。その後、化学機械研磨(CMP)を用いて、第3層間絶縁層116の上面に堆積されたコンタクト密着層、及びコンタクトメタルを研磨で除去し、第3コンタクトプラグ117を形成する。
続いて、図6Cに示すように、第3コンタクトプラグ117の少なくとも一部を覆うように、第1電極層118a’と、抵抗変化材料層118b’と、第2電極層118c’とを堆積する。
具体的には、先ず、第1電極層118a’として、スパッタ法により、例えば、厚さ5〜20[nm]のタンタル窒化物(TaN)を堆積する。尚、スパッタ法以外に、CVD法(ChemicalVapor Deposition)やALD法を用いても良い。
続いて、タンタルをターゲットとして用い、酸素を含む雰囲気中でスパッタリングする反応性スパッタ法により、厚さ10〜50[nm]の抵抗変化材料層118b’を形成する。
続いて、抵抗変化材料層118b’の上に、第2電極層118c’を形成する。具体的には、厚さ10〜60[nm]のイリジウムを、スパッタ法で、抵抗変化材料層118b’の表面上に形成する。
続いて、図6Dに示すように、所望のマスクを用いて、第1電極層118a’と、抵抗変化材料層118b’と、第2電極層118c’とをドライエッチングしてパターニングする。これにより、第1電極層118a、抵抗変化層118bおよび第2電極層118cからなる抵抗変化素子118が形成される。
続いて、図6Eに示すように、厚さ500[nm]の、酸化シリコンを主成分とする第4層間絶縁層119を堆積した後、第4層間絶縁層119の上面をCMP法で平坦化する。
続いて、図6Fに示すように、第4層間絶縁層119上に、所望のマスクを配置してドライエッチングすることで、第1トランジスタ配線113を露出するように第1コンタクトホール121aを設ける。その後、別のマスクを用いてドライエッチングすることで、抵抗変化素子118の第2電極118cを露出するように第3トレンチ120aを形成すると共に、第1コンタクトホール121aと重なるように第4トレンチ122aを所望の形状に加工する。
続いて、図6Gに示すように、厚さ5[nm]のタンタル窒化膜と、厚さ5[nm]のタンタル膜とからなる配線密着層を、ALD(Atomic Layer Deposition)法により堆積する。その後、電界めっき法にて厚さ300[nm]の銅(Cu)からなる配線メタルを堆積する。その後、化学機械研磨(CMP)を用いて、第4層間絶縁層119の上面に堆積された配線密着層及び配線メタルを除去し、第2素子配線120と、第1コンタクトプラグ121と、第2トランジスタ配線122とを形成する。
第2素子配線120及び第2トランジスタ配線122の幅は、例えば45[nm]、厚さは80[nm]である。また、第1コンタクトプラグ121の直径は、例えば40[nm]である。
続いて、図6Hに示すように、第4層間絶縁層119と、第2素子配線120と、第2トランジスタ配線122との上に、例えば厚さ300[nm]のシリコン窒化膜からなるパッシベーション膜123を堆積する。
尚、第1実施例において、不揮発性記憶素子の製造方法としては、それぞれの層を積層させたあとでパターニングして形成する方法を説明したが、これに限るものではない。不揮発性記憶素子は、例えば、層間絶縁層に形成されたスルーホールの内部に各層が順次に形成されてもよい。また、複数の層の一部がスルーホールの外部に形成され、他の一部がスルーホールの内部に形成されてもよい。
また、第1実施例では、抵抗変化層118bが単層である場合について説明したが、濃度および組成等の異なる複数の層からなる積層構造としてもよい。
さらに、第1電極118aと抵抗変化層118bとの間に、抵抗変化層118bを構成する遷移金属酸化物とは酸素含有率の異なる遷移金属酸化物で構成される抵抗変化層が形成されていてもよい。本実施例の不揮発性記憶素子は、ReRAM等の不揮発性記憶素子として実施してもよい。
第1実施例においても、第1実施形態および第2実施形態で述べたものと同様の変形が可能である。
(第2実施例)
図7は、第2実施例にかかる不揮発性記憶装置の概略構成の一例を示す断面図である。図7は、第1実施例の図5Bに対応する断面図を示す。以下、図7を参照しつつ、第2実施例の不揮発性記憶装置200について説明する。
第2実施例の不揮発性記憶装置が、第1実施例の不揮発性記憶装置と異なる点は、抵抗変化素子118の側壁に、絶縁膜からなるサイドウォール124が設けられている点である。サイドウォール124は、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、酸化炭化シリコン、窒化炭化シリコン等で構成されうる。サイドウォール124の厚みは、例えば20[nm]程度である。サイドウォール124が設けられているため、第2電極118cの上に第2素子配線120を形成する際に、マスク合わせ工程でのずれが発生しても、サイドウォール124で第2素子配線120のエッチングが停止する。よって、第2素子配線120と、抵抗変化層118bおよび第1電極118aとの短絡が、第1実施例に比べて発生しにくくなる。
以上の点を除き、第2実施例の不揮発性記憶装置200は、第1実施例の不揮発性記憶装置100と同様の構成で実現できる。よって、図5と図7とで共通する構成要素については同一の符号および名称を付して、詳細な説明を省略する。
[製造方法]
次に、第2実施例の不揮発性記憶装置200の製造方法について説明する。
ここで、図8A〜図8Eは、図7に示した不揮発性記憶装置の製造方法の一部を示す模式的な工程断面図である。
ここでは、図8Aに示す工程(抵抗変化素子118の側面にサイドウォール124を形成する工程)から、図8Eに示す工程(パッシベーション膜123を第2素子配線120と第2トランジスタ配線122と第4層間絶縁層119との上に形成する工程)までを詳細に説明する。なお、図8A以前の工程については、第1実施例と同じであるので記載を省略する。
先ず、図8Aに示すように、抵抗変化素子118を形成した後、ALD法で厚さ5〜20[nm]のシリコン窒化膜を堆積する。その後、ドライエッチング法で異方性エッチングを行うことで、厚み5〜15[nm]のサイドウォール124を形成する。
続いて、図8Bに示すように、酸化シリコンを主成分とする第4層間絶縁層119を、500[nm]堆積した後、第4層間絶縁層119の上面をCMP法で平坦化する。
続いて、図8Cに示すように、第4層間絶縁層119上に、所望のマスクを配置してドライエッチングすることで、第1トランジスタ配線113を露出するように第1コンタクトホール121aを設ける。その後、別のマスクを用いてドライエッチングすることで、第2電極118cを露出するように第3トレンチ120aを形成すると共に、第1コンタクトホール121aと重なるように、第4トレンチ122aを所望の形状に加工する。
続いて、図8Dに示すように、厚さ5[nm]のタンタル窒化膜と、厚さ5[nm]のタンタル膜からなる配線密着層を、ALD(Atomic Layer Deposition)法により堆積する。その後、電界めっき法にて厚さ300[nm]の銅(Cu)からなる配線メタルを堆積する。その後、化学機械研磨(CMP)を用いて、第4層間絶縁層119の上面に堆積された配線密着層と配線メタルとを除去し、第2素子配線120と第1コンタクトプラグ121と第2トランジスタ配線122とを形成する。
第2素子配線120および第2トランジスタ配線122の幅は、例えば45[nm]、厚さは80[nm]である。第1コンタクトプラグ121の直径は、例えば40[nm]である。
続いて、図8Eに示すように、第4層間絶縁層119と、第2素子配線120と第2トランジスタ配線122とを覆うように、厚さ300[nm]のシリコン窒化膜からなるパッシベーション膜123を堆積する。
第2実施例においても、第1実施形態および第2実施形態と同様の変形が可能である。
以上、各実施形態および各実施例にかかる不揮発性記憶装置について説明したが、本開示はこれらの実施形態や実施例に限定されるものではない。本開示の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上述した実施形態に施したものや、異なる実施形態における構成要素を組み合わせて得られる形態も本開示の範囲内に含まれる。
本開示の一態様は、ビット線とソース線を平行に配置することで、選択された記憶素子への書き込み時の消費電力を低減し、動作を高速化しながら、メモリセルの大きさを縮小することができ、また、配線遅延を低減して動作を安定化できる、不揮発性記憶装置として有用である。
1,2,3,100,200 不揮発性記憶装置
10,101 基板
11 第1配線
12 第2配線
13 第3配線
14 第4配線
15 メモリセル
16 トランジスタ
17,118 抵抗変化素子
18 制御端子
19 第1主端子
20 第2主端子
21 下部電極
22 上部電極
23,118b 抵抗変化層
24,121 第1コンタクトプラグ
31,31A,110 第2コンタクトプラグ
33,33A,117 第3コンタクトプラグ
35,109 第4コンタクトプラグ
103 ゲート電極
104 ゲートサイドウォール
105 ドレイン領域
106 ソース領域
112 第2層間絶縁層
113 第1トランジスタ配線
114 第1素子配線
117a 第3コンタクトホール
118a 第1電極
118c 第2電極
120 第2素子配線
121a 第1コンタクトホール
122 第2トランジスタ配線
124 サイドウォール
PL1 第1平面
PL2 第2平面
PL3 第3平面
PL4 第4平面

Claims (7)

  1. 基板の主面と平行な第1平面上に第1方向に延びる1対の第1配線と、
    前記基板の主面と平行かつ前記第1平面よりも前記基板から遠い第2平面上に前記第1方向と交差する第2方向に延びる1対の第2配線と、
    前記基板の主面と平行かつ前記第2平面よりも前記基板から遠い第4平面上に前記第2方向に延びかつ前記基板の厚み方向から見た平面視において、前記1対の第2配線と交互に配置された1対の第3配線と、
    前記基板の主面と平行かつ前記第4平面上に前記第2方向に延びる1対の第4配線と、
    前記第1配線と前記第3配線とがなす4個の立体交差点の各々に対応して設けられた4個の抵抗変化素子と、
    前記4個の抵抗変化素子の各々に接続された4個のトランジスタとを備え、
    前記4個のトランジスタの各々は、
    前記基板に形成され、
    第1主端子と第2主端子と制御端子とを備え、
    前記制御端子は、前記第1配線と接続または前記第1配線と一体に構成され、
    前記第1主端子と前記第2主端子とは前記制御端子の両側に配列され、
    前記4個のトランジスタのうち前記第2方向に2個ずつ並ぶように前記第1方向に2組を配置し、前記2組の各2個のトランジスタの第1主端子は、前記各2個のトランジスタで共有され、かつ平面視において前記1対の第1配線の間に設けられ、
    前記4個の抵抗変化素子の各々は、
    前記基板の主面と平行かつ前記第2平面よりも前記基板から遠くかつ前記第4平面よりも前記基板から近い第3平面上に配置されて前記1対の第3配線と接続され、かつ前記4個の抵抗変化素子の各々に対応して配置された前記4個のトランジスタの各々の第2主端子と電気的に接続され、
    前記1対の第2配線の各々は、前記第1方向に隣り合って配置された2個の前記第1主端子の一方と電気的に接続され、
    平面視したときに前記4個の抵抗変化素子を頂点とする仮想四角形の2本の対角線の交点位置に第1コンタクトプラグを配置し、前記1対の第2配線の一方と、前記平面視したときに前記1対の第2配線の一方と重なるように配置された前記1対の第4配線の一方とが前記第1コンタクトプラグにより接続され、
    前記平面視したときに、前記1対の第2配線の間に配置される一方の前記第3配線に対して、前記第1コンタクトプラグの位置と線対称となる位置に第2コンタクトプラグを配置し、前記1対の第2配線の他方と前記1対の第4配線の他方とが前記第2コンタクトプラグにより接続されており、
    前記4個のトランジスタの各々において、一のトランジスタに含まれる前記第1主端子と前記第2主端子とが形成される活性領域が、直線状かつ前記第2方向に平行または直角に配列される
    不揮発性記憶装置。
  2. 基板の主面と平行な第1平面上に第1方向に延びる1対の第1配線と、
    前記基板の主面と平行かつ前記第1平面よりも前記基板から遠い第2平面上に前記第1方向と交差する第2方向に延びる第2配線と、
    前記基板の主面と平行かつ前記第2平面よりも前記基板から遠い第4平面上に前記第2方向に延びかつ前記基板の厚み方向から見た平面視において、間に前記第2配線が配置された1対の第3配線と、
    前記基板の主面と平行かつ前記第4平面上に前記第2方向に延びる第4配線と、
    前記第1配線と前記第3配線とがなす4個の立体交差点の各々に対応して設けられた4個の抵抗変化素子と、
    前記4個の抵抗変化素子の各々に接続された4個のトランジスタとを備え、
    前記4個のトランジスタの各々は、
    前記基板に形成され、
    第1主端子と第2主端子と制御端子とを備え、
    前記制御端子は、前記第1配線と接続または前記第1配線と一体に構成され、
    前記第1主端子と前記第2主端子とは前記制御端子の両側に配列され、
    前記4個のトランジスタのうち前記第2方向に2個ずつ並ぶように前記第1方向に2組を配置し、前記2組の各2個のトランジスタの第1主端子は、前記各2個のトランジスタで共有され、かつ、前記平面視において前記1対の第1配線の間に設けられ、
    前記4個の抵抗変化素子の各々は、
    前記基板の主面と平行かつ前記第2平面よりも前記基板から遠くかつ前記第4平面よりも前記基板から近い第3平面上に配置されて前記1対の第3配線と接続され、かつ前記4個の抵抗変化素子の各々に対応して配置された前記4個のトランジスタの各々の第2主端子と電気的に接続され、
    前記第2配線は、前記第1方向に隣り合って配置された2個の前記第1主端子の各々と電気的に接続され、
    前記平面視したときに前記4個の抵抗変化素子を頂点とする仮想四角形の2本の対角線の交点位置に第1コンタクトプラグを配置し、前記第2配線と前記第4配線とが前記第1コンタクトプラグにより接続されており、
    前記4個のトランジスタの各々において、一のトランジスタに含まれる前記第1主端子と前記第2主端子とが形成される活性領域が、直線状かつ前記第2方向に平行または直角に配列される
    不揮発性記憶装置。
  3. 前記抵抗変化素子は、
    下部電極と、上部電極と、前記下部電極と前記上部電極との間に介在する抵抗変化層とを備える、請求項1または2に記載の不揮発性記憶装置。
  4. 前記抵抗変化素子の各々は、少なくとも前記抵抗変化層の側面を覆う側壁絶縁層を備える、請求項3に記載の不揮発性記憶装置。
  5. 前記基板の厚み方向から見た平面視において、前記第2配線の幅と前記第4配線の幅とは、いずれも、前記第1方向における前記抵抗変化素子の幅よりも小さい、請求項1から4のいずれかに記載の不揮発性記憶装置。
  6. 前記第2主端子の上端面から前記基板の厚み方向に前記第2平面まで延びて形成された第3コンタクトプラグと、
    前記第3コンタクトプラグの上端面から前記基板の厚み方向に延び、前記下部電極と接続された第4コンタクトプラグと、を備え、
    前記第3コンタクトプラグと前記第4コンタクトプラグとにより、前記第2主端子が前記下部電極と電気的に接続されている、
    請求項3に記載の不揮発性記憶装置。
  7. 前記第2主端子の上端面から前記基板の厚み方向に前記第2平面まで延びて形成された第3コンタクトプラグと、
    前記第3コンタクトプラグの上端面から、前記基板の厚み方向に延びて形成された接続電極層と、
    前記接続電極層の上端面から前記基板の厚み方向に延びて前記下部電極と接続された第4コンタクトプラグと、を備え、
    前記第3コンタクトプラグと前記接続電極層と前記第4コンタクトプラグとにより、前記第2主端子が前記下部電極と電気的に接続されている、
    請求項3に記載の不揮発性記憶装置。
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