JP6547690B2 - ダイカスト戻し材の溶解方法 - Google Patents

ダイカスト戻し材の溶解方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6547690B2
JP6547690B2 JP2016116902A JP2016116902A JP6547690B2 JP 6547690 B2 JP6547690 B2 JP 6547690B2 JP 2016116902 A JP2016116902 A JP 2016116902A JP 2016116902 A JP2016116902 A JP 2016116902A JP 6547690 B2 JP6547690 B2 JP 6547690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
return material
die
melting
molten metal
cast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016116902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017222890A (ja
Inventor
大輔 則武
大輔 則武
慎一 鷲頭
慎一 鷲頭
岡田 裕二
裕二 岡田
雄吾 堤
雄吾 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016116902A priority Critical patent/JP6547690B2/ja
Publication of JP2017222890A publication Critical patent/JP2017222890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6547690B2 publication Critical patent/JP6547690B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

本発明はダイカスト戻し材の溶解方法に関する。
鋳造機から回収した戻し材(又は、返り材)を溶解させて溶湯をつくり、鋳造機に供給することが行われている。特許文献1には、マグネシウム系戻し材を溶解させて得た溶湯を減圧下に保持し、溶湯中から発生するガスと共に溶湯中の酸化物、離型剤等の異物を浮上させ、これらを分離して、マグネシウム系戻し材を清浄化し、鋳造原料として再生利用することが記載されている。
特開2000−226622号公報
特許文献1にも記載されているように、鋳造機で溶湯を鋳込むときに、潤滑剤(例えば、プランジャーチップ潤滑剤)、離型剤などを使用するために、戻し材にもこれらが付着していることがある。そして、潤滑剤、離型剤などの異物が付着した戻し材を再生利用するためにそのまま溶解すると、これらの異物が溶湯中に溶け込み、ガス量・介在物量が増加し、大量のドロス(又は、酸化物)が生じることがある。溶湯に含まれるドロスが鋳造機に供給されてしまうと、鋳物製品に、例えば、ピンホール欠陥、焼付き欠陥、介在物欠陥などが生じて、製品不良につながる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、戻し材に付着した潤滑剤、離型剤など異物を容易に除去することができるダイカスト戻し材の溶解方法を提供することを目的とする。
本発明に係るダイカスト戻し材の溶解方法は、鋳造機から回収した戻し材を純酸素バーナにより過酸化状態で加熱して表面を燃焼させ、表面を燃焼させた戻し材を更に加熱して溶解させるものである。
本発明により、戻し材に付着した潤滑剤、離型剤などの異物を容易に除去することができるダイカスト戻し材の溶解方法を提供することができる。
実施の形態に係る鋳造装置1の部分概略構成図である。 実施の形態に係る予熱機20の概略構成を説明するための図である。 実施の形態に係るダイカスト戻し材の溶解方法の効果を説明するための図である。
以下、図面を参照して本実施の形態に係るダイカスト戻し材の溶解方法について説明する。
まず、本実施の形態に係るダイカスト戻し材の溶解方法を行う鋳造装置について、説明する。
図1は、本実施の形態に係る鋳造装置1の部分概略構成図である。鋳造装置1を上から視たもの(平面視したもの)で、ダイカスト戻し材の溶解方法と直接関係のない部分(図1に示した部分よりも図上側に対応する部分)については、図示を省略した。
鋳造装置1は、搬送機10、予熱機20、溶解保持炉30、給湯機(ラドル)40、鋳造機(ダイカストマシン)50などを備える。
搬送機10は、搬送アーム(又は、ロボットハンド)11を備えており、戻し材運搬機5が鋳造機50から回収して経路6により運搬してきた、例えば、アルミ合金でできた戻し材3を搬送アーム11で把持して、予熱機20に供給する。戻し材3は、マグネシウム合金、亜鉛合金であっても良い。
予熱機20は、戻し材3及びインゴット(又は、新材、新塊)(図示せず)に溶解前の加熱をする。このとき、予熱機20は、純酸素バーナを用いて、過酸化状態で、戻し材及びインゴットをその溶融温度付近の約450℃にまで昇温させる。これにより、戻し材の表面に付着していた潤滑剤、離型剤などの異物は燃焼して、二酸化炭素(CO2)になる。そして、加熱された戻し材3及びインゴットは、搬送アーム11により、溶解保持炉30に供給される。
溶解保持炉30は、加熱された戻し材3及びインゴットを更に加熱して液中溶解させ、保持する。
給湯機40は、溶解保持炉30から鋳造機50に、溶湯を供給する。
鋳造機50は、供給された溶湯を用いて鋳造する。
次に、本実施の形態に係る戻し材3の加熱方法について、具体的に説明する。
図2は、本実施の形態に係る予熱機20の概略構成を説明するための図である。図2(a)は、予熱機20の透視断面図を示す。図2(b)は、純酸素バーナ22a、22bの火口と戻し材3との位置関係を示す図で、図2(a)の矢印の方向で予熱機20と戻し材3とを視たときの図である。
予熱機20は、筐体21の一方の側面に上下の2段の純酸素バーナ22aが設置され、他方の側面に上中下の3段の純酸素バーナ22bが設置されている。そして、搬送機10(図1参照)の搬送アーム11が、例えば、エンジンブロックの戻し材3を純酸素バーナ22a、22bの間に移動させて固定し、純酸素バーナ22a、22bにより戻し材3を加熱する。加熱時間は短時間でも良い。
予熱機20の固定具23により固定された戻し材3に対して、筐体21の一方の側面の2段4箇所のバーナが、他方の側面の3段5箇所のバーナがそれぞれ戻し材3の表裏面から効率よく戻し材3を加熱することができる。
なお、純酸素バーナ22の配置は図2に示したものに限られず、戻し材3の大きさや形状により、適宜変更しても良い。また、戻し材3と純酸素バーナ22a、22bとの間隔は、例えば、40〜50mm程度にすれば良い。
純酸素バーナ22は、通常の使用方法において、酸素比(一定量の燃料に対して量論比の何倍の酸素が供給されたかを表す量)を2.0〜2.3とするのが理想とされているが、本実施の形態では、純酸素バーナ22を過酸素状態(例えば、酸素比2.3〜3.0)で使用することにより、潤滑剤などの異物をC02化し、煤の発生を抑えることができる。
なお、予熱機20は、インゴット(図示せず)も同様に固定して加熱する。予熱機20は、戻し材3とインゴットとを同時に加熱することもできる。
また、本実施の形態においては、純酸素バーナによる加熱に代えて、電熱器による間接加熱、TIG(Tungsten Inert Gas)溶接、通電/誘導加熱などを用いることもできるが、電熱器による間接加熱では吸収率が著しく悪く非効率であること、TIG溶接では熱エネルギーが局所的に集中するために、戻し材が部分的に溶解して酸化物を生成してしまうこと、通電/誘導加熱では戻し材の異形性から均一な加熱が困難であることに注意する必要がある。
最後に、本実施の形態に係るダイカスト戻し材の溶解方法の効果について説明する。
図3は、本実施の形態に係るダイカスト戻し材の溶解方法の効果を説明するための図である。横軸は、全溶湯に対する戻し材の割合、すなわち、戻し材混入率(%)を示し、縦軸は、溶湯の比重(g/cm)を示している。また、実線は、本実施の形態に係る溶湯の比重を示し、破線は、加熱処理をしない場合、すなわち、戻し材に潤滑剤などの異物が付着したまま溶解させた溶湯の比重を示す。
図3に示すように、加熱処理をしない場合には、戻し材混入率が5%を超える前に溶湯が不良となっているが、本実施の形態に係る溶解方法では、溶湯中のガス量・介在物量を低減して、比重減を抑制することができるので、戻し材混入率が30%を超えるまで、溶湯が良品になっている。
このように、本実施の形態に係るダイカスト戻し材の溶解方法は、溶湯の品質を低下させることなく、大量の戻し材3を容易に再生利用することができる。
なお、本実施の形態に係るダイカスト戻し材の溶解方法を、ダイカスト戻し材の溶解装置、ダイカスト戻し材の清浄方法、清浄装置として構成しても良い。
以上、説明したように、本実施の形態1に係るダイカスト戻し材3の溶解方法は、鋳造機50から回収した戻し材3を純酸素バーナ22により過酸化状態で加熱して表面を燃焼させ、前記表面を燃焼させた戻し材3を更に加熱して溶解させるものである。
このような構成により戻し材に付着した潤滑剤、離型剤などの異物を容易に除去することができ、溶湯の品質を低下させることなく、大量の戻し材3を容易に再生利用することができる。
1 鋳造装置
3 戻し材
10 搬送機
11 搬送アーム
20 予熱機
22 純酸素バーナ
30 溶解保持炉
40 給湯機
50 鋳造機

Claims (1)

  1. ダイカスト戻し材の溶解方法であって、
    鋳造機から回収した戻し材を純酸素バーナにより過酸化状態で加熱して表面を燃焼させ、前記表面を燃焼させた戻し材を更に加熱して溶解させる
    ことを特徴とするダイカスト戻し材の溶解方法。
JP2016116902A 2016-06-13 2016-06-13 ダイカスト戻し材の溶解方法 Active JP6547690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016116902A JP6547690B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 ダイカスト戻し材の溶解方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016116902A JP6547690B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 ダイカスト戻し材の溶解方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017222890A JP2017222890A (ja) 2017-12-21
JP6547690B2 true JP6547690B2 (ja) 2019-07-24

Family

ID=60687735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016116902A Active JP6547690B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 ダイカスト戻し材の溶解方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6547690B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0747785B2 (ja) * 1992-07-29 1995-05-24 工業技術院長 難燃性マグネシウムリターン材の溶解方法
JP3717681B2 (ja) * 1998-10-23 2005-11-16 日本線材株式会社 非鉄金属の溶解方法
JP2000226621A (ja) * 1999-02-08 2000-08-15 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd マグネシウム系廃材の清浄化方法
JP4270626B2 (ja) * 1999-02-08 2009-06-03 三井金属鉱業株式会社 マグネシウム系材料のスクラップの再生利用方法
US20030175421A1 (en) * 2002-03-13 2003-09-18 Delphi Technologies, Inc. Process for reducing contaminants on surfaces of die cast components
SE528222C2 (sv) * 2004-06-23 2006-09-26 Boliden Mineral Ab Förfarande för satsvis upparbetning av värdemetallinnehållande återvinningsmaterial
WO2006035570A1 (ja) * 2004-09-29 2006-04-06 Nippon Crucible Co., Ltd. 加熱処理装置及び加熱処理方法
FR2959298B1 (fr) * 2010-04-23 2012-09-21 Air Liquide Four a flamme et procede de regulation de la combustion dans un four a flamme
US8632621B2 (en) * 2010-07-12 2014-01-21 L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Method for melting a solid charge
JP2014196550A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 パンパシフィック・カッパー株式会社 リサイクル原料の転炉への装入方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017222890A (ja) 2017-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5048222B2 (ja) 活性高融点金属合金の長尺鋳塊製造法
CN203843156U (zh) 一种重力浇铸站
JP6547690B2 (ja) ダイカスト戻し材の溶解方法
JP2006213971A (ja) 消耗電極式アーク溶解法の消耗電極製造方法およびそれに用いる端面切削装置
JP2007162994A (ja) マグネシウム溶解装置
JP2011173172A (ja) 活性高融点金属合金の長尺鋳塊製造法
JP4403129B2 (ja) 高融点金属の真空アーク溶解方法
CN108500446B (zh) 一种熔嘴电渣焊方法及其熄弧装置
JP2005016812A (ja) 溶融メタルの処理装置
JP5726618B2 (ja) 錫含有銅の処理方法
KR101804670B1 (ko) 일렉트로 슬래그 재용해로
JP5723342B2 (ja) 地金回収方法
JP2012011443A (ja) 傾動式注湯装置
JP2005089837A (ja) 金属の溶解噴霧装置
JP6393095B2 (ja) 非鉄金属の溶解保持炉及び溶解炉の耐火物の張替、補修方法
JP5703717B2 (ja) 高炉用傾注樋の付着物除去装置及びその付着物除去方法
CN218465910U (zh) 单臂式电渣炉快速脱除引锭板
CN102994808A (zh) 一种镍铬合金的制备方法
RU2016132025A (ru) Способ изготовления биметаллического электрода путем электрошлаковой наплавки и способ утилизации металлургических шлаков восстановительной плавкой с использованием биметаллического электрода
JP5575026B2 (ja) 鉄・錫含有銅の処理装置および鉄・錫含有銅の処理方法
JP2007275914A (ja) タンディッシュのプラズマ加熱装置
CN110094972A (zh) 一种高刚性高精度齿轮机床铸件材质的电炉熔炼方法
JP2008036684A (ja) 低融点材鋳物の製造方法、その製造システム及びインゴット
JP5056329B2 (ja) 溶融パウダーの供給方法
CN105803222A (zh) 一种铝锭铝屑双熔化系统合金炉

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190610

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6547690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151