JP5703717B2 - 高炉用傾注樋の付着物除去装置及びその付着物除去方法 - Google Patents

高炉用傾注樋の付着物除去装置及びその付着物除去方法 Download PDF

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Description

本発明は、高炉から出銑された溶銑を受銑容器に供給する高炉用傾注樋の付着物除去装置及びその付着物除去方法に関する。
高炉から出銑された溶銑80は、図6(A)に示すように、溶銑樋81を介して高炉用傾注樋(以下、単に傾注樋ともいう)82へ送られ、この溶銑80を傾注樋82の中央に設けられた湯溜部83で受けている。そして、図6(A)、(B)に示すように、湯溜部83を支点として傾注樋82の傾動方向を替えることで、湯溜部83で受けた溶銑80を、下方に傾動させた排出部84又は排出部85から、その下方に配置されたトーピードカー(TPC)86(図7参照)内へ供給している。
しかし、例えば、高炉が不調の場合には、溶銑滓の成分悪化や温度低下により、滓等が溶銑80と共に傾注樋82内へ流れ込む。
このとき、傾注樋82の湯溜部83には、図6(B)に示すように、傾注樋82の傾動方向によって溶銑80の流れが無くなる部分が発生するため、この部分に付着した滓等が冷えて固まる。また、排出部85(排出部84も同様)は、湯溜部83で受けた溶銑80をトーピードカー86内へ注ぎ込ませるために、その深さが浅く冷え易い構造となっているため、この排出部85に付着した滓等が冷えて固まる。
従って、傾注樋82に付着した付着物が、溶銑80の流路を部分的に塞ぎ、溶銑80の流れを悪くするため、出銑を中断しなければならない場合があった。
そこで、図7に示すように、溶銑80の受銑中に、作業者87が、傾注樋82の上方を覆う集塵用フード88内に湯引き棒89等を差込み、湯溜部83と排出部84、85に付着した付着物を除去していた。
また、例えば、特許文献1には、かぎ具を付着物に係止して、傾注樋の傾動推力を利用して付着物を機械的に剥離し、清掃負荷を軽減する方法が開示され、特許文献2には、断面L字形又は断面T字形の鉄板を、付着物の堆積し易い排出部上面に設置し、付着物の剥離性を改善し、清掃負荷を軽減する方法が開示されている。
特開昭63−137112号公報(第1図) 特開平5−271733号公報(図1)
しかしながら、前記従来の方法には、未だ解決すべき以下のような問題があった。
図7に示す方法では、作業者87が高温環境下で重筋作業(重労働)を行う必要があるため作業性が悪く、また付着物が多量に付いた場合には、付着物を除去しきれずに傾注樋を交換する必要があり、受銑作業を中断せざるを得なかった。
また、特許文献1、2に記載の方法は、使用後の傾注樋から付着物を除去することを前提とした方法であり、受銑中に付着物を除去する方法ではないため、受銑中に付着物が多量に生成された場合には、受銑作業を中断せざるを得なかった。なお、特許文献1に記載の方法については、受銑中に傾注樋から付着物を除去することも考えられるが、この場合、付着物の大きさによっては除去できず、また仮に除去できたとしても、この除去した塊状の付着物が溶銑中に落下し、前記した溶銑の流路の閉塞を招く恐れがある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、溶銑の受銑中に使用可能で、付着物の除去を作業性よく実施でき、更には付着物の付着抑制効果も得ることが可能な高炉用傾注樋の付着物除去装置及びその付着物除去方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するためになされた本発明の要旨は、以下の通りである。
(1):高炉から出銑された溶銑を受ける湯溜部を中央に備えると共に、該湯溜部の両側に溶銑の排出部を有し、前記湯溜部を支点として傾動方向を替え、前記湯溜部で受けた溶銑を下方に傾動させた前記排出部から排出する高炉用傾注樋に用いられ、受銑中に、前記湯溜部及び前記排出部に付着した付着物を、バーナー機能を有する付着物除去ランスにより溶解除去する付着物除去装置において、
前記高炉用傾注樋の上方を覆って設けた集塵用フードの前記湯溜部及び前記両排出部の上方位置に、前記付着物除去ランスが貫通する貫通孔が各々形成され、該貫通孔を貫通した前記各付着物除去ランスの先部が前記付着物に指向するように、該各付着物除去ランスを、前記貫通孔の部分を支点として前後左右に傾動可能に支持するための架台を、前記集塵用フード上に設けたことを特徴とする高炉用傾注樋の付着物除去装置。
(2):(1)記載の高炉用傾注樋の付着物除去装置により、前記高炉用傾注樋に付着した付着物を除去する付着物除去方法において、
前記付着物の付着位置に最も近い位置の前記付着物除去ランスの先部を該付着物に指向させ、該付着物除去ランスの先部より噴出する800℃以上1200℃以下の加熱ガスにより前記付着物を溶解させることを特徴とする高炉用傾注樋の付着物除去方法。
第1の発明に係る高炉用傾注樋の付着物除去装置、及び第2の発明に係る高炉用傾注樋の付着物除去方法は、高炉用傾注樋の湯溜部及び両排出部の上方に設けられ、高炉用傾注樋に付着した付着物を溶解させる付着物除去ランスを使用するので、作業者が高温環境下で作業を行うことなく、受銑中に、しかも、付着物の大きさに関係なく、付着物を溶解させて除去できる。
しかも、付着物除去ランスは、その先部が付着物の付着位置に指向するように、前後左右に傾動可能に設けられているので、除去対象となる付着物を確実に溶解させて除去できる。
従って、溶銑の受銑中に使用可能で、しかも付着物の除去を作業性よく実施できる。
特に、第2の発明に係る高炉用傾注樋の付着物除去方法は、付着物の付着位置に最も近い位置の付着物除去ランスの先部を付着物に指向させるため、例えば、付着物除去ランスを複数設けることにより、1本の付着物除去ランスで除去する付着物の除去範囲を狭くできる。これにより、各付着物除去ランスの長さを過剰に長くする必要がなく、傾動角度も小さくできるため、付着物除去ランスの傾動を容易に実施でき、付着物の除去を作業性よく実施できる。
本発明の一実施の形態に係る高炉用傾注樋の付着物除去装置の使用状態の説明図である。 同高炉用傾注樋の付着物除去装置の正面図である。 同高炉用傾注樋の付着物除去装置の側面図である。 (A)〜(C)はそれぞれ同高炉用傾注樋の付着物除去装置の架台の平面図、正面図、側面図である。 (A)、(B)はそれぞれ同架台に載置されるランス受梁の正面図、側面図である。 (A)、(B)はそれぞれ高炉用傾注樋の使用状態の説明図である。 従来例に係る高炉用傾注樋の付着物除去方法の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態に係る高炉用傾注樋の付着物除去装置(以下、単に除去装置ともいう)10は、高炉用傾注樋(以下、単に傾注樋ともいう)11の中央にある湯溜部12及び長手方向両側にある排出部13、14の上方にそれぞれ設けられた複数の付着物除去ランス(以下、単にランスともいう)15〜17を有している。なお、以下の実施の形態においては、傾注樋11の長手方向を左右方向、長手方向と直交する幅方向を前後方向として、以下、詳しく説明する。
図1〜図3に示すように、傾注樋11は、高炉(図示しない)から出銑された溶銑を受ける湯溜部12を中央に備えると共に、この湯溜部12の両側に溶銑の排出部13、14を有し、湯溜部12を支点として傾動方向を替え、湯溜部12で受けた溶銑を下方に傾動させた排出部13又は排出部14から排出するものである(図6(A)、(B)参照)。
この傾注樋11の上方には、傾注樋11を覆う集塵用フード18が設けられている。なお、図1中の符号19は、下方に傾動させた排出部13(又は下方に傾動させた排出部14)から排出された溶銑を受けるトーピードカー(受銑容器)である。
集塵用フード18には、平面視して傾注樋11の湯溜部12及び排出部13、14と重なる位置に、ランス15〜17よりも大径で、このランス15〜17をそれぞれ挿通可能な貫通孔20〜22が形成されている。
これにより、貫通孔20〜22内にそれぞれランス15〜17を挿通することで、ランス15〜17を、湯溜部12及び排出部13、14の上方に、しかも集塵用フード18に対して貫通させた状態で配置できる。
また、集塵用フード18の上面側であって、各貫通孔20〜22の形成位置近傍には、ランス15〜17をそれぞれ傾動可能に支持する複数(ここでは、3つ)の位置調整手段23〜25が設けられている。
位置調整手段23(位置調整手段24、25も同様)は、図2〜図5に示すように、架台26と、この架台26上に取付け取外し可能に載置されるランス受梁27を有している。
架台26は、図4(A)〜(C)に示すように、四隅に立設された柱部28〜31と、この柱部28〜31の上端部に取付けられ、平面視して矩形状(ここでは長方形)となった支持枠32とを有する金属製のものである。この支持枠32の左右方向両側に位置する枠材33、34には、ランス受梁27を嵌込み可能とする半円状の凹部35が、各枠材33、34の長手方向に沿って等ピッチで複数(ここでは5個)形成されている。
ランス受梁27は、図5(A)、(B)に示すように、その長さが上記した枠材33、34の間隔よりも長い、断面円形の金属製棒材である。このランス受梁27の長手方向両側にはそれぞれ、ランス受梁27の下方に突出する位置決め部36が、ランス受梁27の長手方向に沿って等ピッチで複数(ここでは片側7個、合計14個)設けられている。
これにより、図2、図3に示すように、架台26の凹部35内にランス受梁27を嵌込んだ場合、ランス受梁27の長手方向の移動が位置決め部36によって妨げられ、架台26の枠材33、34に対するランス受梁27の位置決めができる。
また、ランス受梁27の長手方向中央部には、図2、図3に示すように、ランス15が、自在クランプ(自在継手)を介して傾動自在に取付けられている。なお、他の位置調整手段24、25のランス受梁27についても、ランス16、17が、それぞれ自在クランプを介して傾動自在に取付けられている。
各ランス15〜17は、傾注樋11に付着した付着物(特に、排滓)を溶解するバーナー機能を有するものであり、基側から先部37〜39へ向け、内部にLPGと酸素ガスを供給することで、その先部37〜39から加熱ガス(火炎)を噴出可能な構成となっている。
このように構成することで、架台26に対するランス受梁27の設置位置を、枠材33、34に形成された凹部35と位置決め部36で調整できる。このとき、ランス15(他のランス16、17も同様)は、貫通孔20に挿通された部分を支点として前後左右に傾動するため、ランス15の先部37を付着物の付着位置に指向させることができる。
なお、ここでは、3本の付着物除去ランスを使用した場合について説明したが、その先部が、湯溜部及び両排出部を指向できれば、傾注樋の規模等に応じて、1本や2本、更には4本以上のランスを使用することもできる。
このとき、使用するランスの本数に応じて、集塵用フードに形成する貫通孔の数や位置調整手段の設置個数も増減する。この場合、貫通孔の形成位置は、必ずしも、平面視して傾注樋の湯溜部及び両排出部と重なる位置にする必要はなく、例えば、湯溜部と排出部の間や、排出部の外側位置にしてもよい。
なお、ここでは、各位置調整手段の構成を同一としたが、異なる形状にしてもよい。例えば、集塵用フードへの架台の設置位置に応じて、架台の高さを、他の架台よりも高く又は低くすることもでき、また架台を構成する枠材の長さを、他の架台の枠材よりも長く又は短くすることもできる。
続いて、本発明の第1の実施の形態に係る高炉用傾注樋の付着物除去方法について説明する。なお、この方法は、溶銑の受銑中に、高炉用傾注樋10に付着した付着物を溶解させて除去する方法である。
まず、図2、図3に示すように、集塵用フード18上であって、傾注樋11の湯溜部12及び排出部13、14の上方位置にそれぞれ、位置調整手段23〜25の架台26を取付け固定する。
そして、集塵用フード18に形成した貫通孔20〜22に、付着物除去ランス15〜17をそれぞれ挿通すると共に、各架台26に、ランス15〜17がそれぞれ取付けられたランス受梁27を載置する。なお、各ランス15〜17の基部には、LPGと酸素ガスの供給用配管が接続されている。
これにより、各ランス15〜17の先部37〜39から加熱ガスを、それぞれ噴出可能な状態にできる。
そして、溶銑を高炉から出銑する。この溶銑は、図1に示すように、溶銑樋40を介して高炉用傾注樋11へ送られ、湯溜部12で受けた後、下方に傾動させた排出部13(又は排出部14)から、その下方に配置されたトーピードカー19内へ供給される。
このような出銑作業を行うに際しては、例えば、高炉が不調の場合、溶銑滓の成分悪化や温度低下により、滓等が溶銑と共に傾注樋11内へ流れ込み、傾注樋11に付着して固化する。そこで、この付着物の付着位置に最も近い位置の各ランス15〜17の先部37〜39が、付着物に指向するように、各ランス15〜17を前後左右に傾動させる。
具体的には、ランス15(他のランス16、17も同様)の先部37が前側を指向するようにランス15を傾動させる場合は、ランス受梁27を嵌込む凹部35を、現状の凹部35よりも後ろ側に位置する凹部35にずらす。また、ランス15の先部37が後ろ側を指向するようにランス15を傾動させる場合は、ランス受梁27を嵌込む凹部35を、現状の凹部35よりも前側に位置する凹部35にずらす。
また、ランス15の先部37が左側を指向するようにランス15を傾動させる場合は、ランス受梁27をその軸心方向に沿って右側へ移動させ、ランス15の先部37が右側を指向するようにランス15を傾動させる場合は、ランス受梁27をその軸心方向に沿って左側へ移動させる。
なお、ランス15の斜め方向(前後左右以外の方向)の傾動は、前後方向と左右方向の組み合わせにより実施できる。
上記した方法で、各ランス15〜17の先部37〜39を、付着物の付着位置に指向させた後は、先部37〜39より噴出する加熱ガス(例えば、800℃以上、経済性を考慮すれば1200℃以下)により、付着物を溶解させる。
なお、各ランス15〜17の傾動は、付着物の過去の付着位置に基づき、傾注樋11で溶銑を受銑する前に予め設定できるが、傾注樋11による溶銑の受銑中に、付着物の付着位置や付着状況に応じて、適宜調整することが好ましい。
これにより、溶銑の受銑中に付着物の除去作業を実施できるため、受銑作業を中断することなく、継続して実施できる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る高炉用傾注樋の付着物除去方法について説明する。なお、この方法は、高炉から出銑された溶銑を受けるに先立って、傾注樋11を予熱し、受銑中の付着物の付着を抑制する方法である。
まず、上記した方法と同様に、集塵用フード18上に位置調整手段23〜25の架台26を設置し、この各架台26にランス受梁27を載置して、各ランス15〜17の先部37〜39から加熱ガスを、それぞれ噴出可能な状態とする。
次に、上記した方法で各ランス15〜17を傾動させ、傾注樋11の湯溜部12と、両排出部13、14と、湯溜部12及び両排出部13、14の近傍を、それぞれランス15〜17の先部37〜39から噴出する加熱ガスで700℃以上に予熱する。
このように、傾注樋11の各部位を700℃以上に予熱することで、傾注樋11に付着した滓等が固化することを抑制できるが、好ましくは750℃以上、更に好ましくは800℃以上にするのがよい。一方、予熱温度を上昇させれば、滓等の固化の抑制効果が高まるため、上限値については規定していないが、経済性を考慮すれば、1000℃以下とするのがよい。
上記した方法で、傾注樋11の湯溜部12、排出部13、14、及びその近傍を予熱した後は、傾注樋11で溶銑を受けることにより、溶銑を受ける際における付着物の付着を抑制できる。なお、溶銑の受銑中にも、排出部13、14、及びその近傍に向けて、加熱ガスを吹付け、付着物の付着抑制効果を維持、更には付着した付着物を溶解させて除去してもよい。
これにより、溶銑を受ける際に、付着した滓等が固まることを抑制でき、例えば、高炉が不調の場合でも、受銑作業を継続して実施できる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明の高炉用傾注樋の付着物除去装置及びその付着物除去方法を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
また、前記実施の形態においては、付着物除去ランスの位置調整手段を、架台、ランス受梁、及び自在クランプで構成した場合について説明したが、付着物除去ランスの先部を手動又は自動で前後左右に傾動できれば、この構成に限定されるものではない。
10:高炉用傾注樋の付着物除去装置、11:高炉用傾注樋、12:湯溜部、13、14:排出部、15〜17:付着物除去ランス、18:集塵用フード、19:トーピードカー、20〜22:貫通孔、23〜25:位置調整手段、26:架台、27:ランス受梁、28〜31:柱部、32:支持枠、33、34:枠材、35:凹部、36:位置決め部、37〜39:先部、40:溶銑樋

Claims (2)

  1. 高炉から出銑された溶銑を受ける湯溜部を中央に備えると共に、該湯溜部の両側に溶銑の排出部を有し、前記湯溜部を支点として傾動方向を替え、前記湯溜部で受けた溶銑を下方に傾動させた前記排出部から排出する高炉用傾注樋に用いられ、受銑中に、前記湯溜部及び前記排出部に付着した付着物を、バーナー機能を有する付着物除去ランスにより溶解除去する付着物除去装置において、
    前記高炉用傾注樋の上方を覆って設けた集塵用フードの前記湯溜部及び前記両排出部の上方位置に、前記付着物除去ランスが貫通する貫通孔が各々形成され、該貫通孔を貫通した前記各付着物除去ランスの先部が前記付着物に指向するように、該各付着物除去ランスを、前記貫通孔の部分を支点として前後左右に傾動可能に支持するための架台を、前記集塵用フード上に設けたことを特徴とする高炉用傾注樋の付着物除去装置。
  2. 請求項1記載の高炉用傾注樋の付着物除去装置により、前記高炉用傾注樋に付着した付着物を除去する付着物除去方法において、
    前記付着物の付着位置に最も近い位置の前記付着物除去ランスの先部を該付着物に指向させ、該付着物除去ランスの先部より噴出する800℃以上1200℃以下の加熱ガスにより前記付着物を溶解させることを特徴とする高炉用傾注樋の付着物除去方法。
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