JP6547659B2 - アーク検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源システムに備えられるアーク検出装置に関する。
従来、太陽光発電システムは、太陽電池により発電された電力が、昇圧器および直流交流変換器等を含むパワーコンディショニングシステム(以下、単にPCS(Power Conditioning System)と称する)を介して、電力送電網に供給されるようになっている。このような太陽光発電システムでは、システム内の回路等の故障により回路にアークを生じることがある。アークが発生した場合、アークの発生部分は高温になり、火災等を起こす恐れがある。そこで、太陽光発電システムは、アークの発生を検出するアーク検出装置を備えている。
特許文献1に記載の構成では、太陽電池(光電発電機)にて発電された電力が、DC電力線を介してインバータに供給されている。DC電力線には電流センサが設けられ、この電流センサが測定する電流に基づいて、アークの発生の有無を検出するようになっている。
ここで、従来のアーク検出装置を備えた太陽光発電システムにおけるアーク検出原理について説明する。図7は、従来のアーク検出装置を備えた太陽光発電システムにおけるアーク検出原理を示す説明図である。図8は、図7に示した電流センサが測定するアーク非発生状態の電流、およびアーク発生状態の電流の波形図である。図9は、図7に示した電流センサが検出した電流のアークが発生している状態、およびアークが発生していない状態のFFT(Fast Fourier Transform、高速フーリエ変換)解析結果を示すグラフである。
図7に示すように、電流センサ101は、電流トランス102を備え、太陽電池ストリング103とPCS104との間の電力線路105に設けられている。電流センサ101による検出電流は、図8に示すように、アーク非発生状態では、交流成分として主にPCS104が発生するノイズのみが含まれるため、交流成分の振幅が小さくなる。一方、アーク発生状態では、PCS104が発生するノイズにアークのノイズが重畳されるため、交流成分の振幅が大きくなる。したがって、電流センサ101による検出電流についてFFT解析を行って得た電流のパワースペクトルは、図9に示すように、アーク非発生状態では略一定の状態である一方、アーク発生状態ではアークのノイズにより盛り上がった状態となる。そこで、アーク検出装置は、電流のパワースペクトルに基づいて、アーク発生の有無を検出することができる。
特表2014−509396号公報(2014年4月7日公開) 米国特許公開公報US2012/0316804A1(2012年12月13日公開)
上記従来の構成では、太陽電池ストリング103とPCS104との間の大きな直流電流が流れる電力線路105に電流センサ101を設けている。このため、電流センサ101は、電流トランス102の磁気飽和を避けるため、測定レンジの広いものを使用する必要がある。この点は、図10に示すように、複数の太陽電池ストリング103を接続箱107にて並列に接続し、接続箱107とPCS104との間の電力線路108に電流センサ101を設ける構成の場合に特に顕著となる。
しかしながら、測定レンジの広い電流センサ101は、S/Nが低くなり、微弱なアークを検出できない可能がある。また、電流センサ101すなわちアーク検出装置のコストアップおよびサイズアップなどの問題点を招来する。
したがって、本発明は、電流センサの磁気飽和を防止し、かつ微弱なアークを検出することができるアーク検出装置の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明のアーク検出装置は、発電または充放電する第1直流電源と、前記第1直流電源の出力電力を消費または変換する負荷装置と、前記第1直流電源の正極および前記負荷装置を接続する第1正電力線と、前記第1直流電源の負極および前記負荷装置を接続する第1負電力線と、を備えた直流電源システムに適用されるアーク検出装置であって、前記第1正電力線上の第1正接続点と前記第1負電力線上の第1負接続点とを、第1コンデンサを介して接続する第1バイパス電流経路と、前記第1バイパス電流経路において電流を測定する第1電流測定部と、前記第1電流測定部により測定された電流に基づきアークの有無を判定する第1アーク有無判定部と、を有する構成である。
上記の構成によれば、第1電流測定部は、第1バイパス電流経路を流れる電流を測定し、第1アーク有無判定部は、第1電流測定部により測定された電流に基づきアークの有無を判定する。
この場合、第1バイパス電流経路は、第1コンデンサを介して形成されているので、アークが発生した場合に、アークの微弱な交流成分のみが流れる。したがって、第1バイパス電流経路を流れる電流を測定する第1電流測定部は、磁気飽和を生じることなく、第1バイパス電流経路を流れるアークの交流成分を測定することができる。すなわち、アーク検出装置は、第1電流測定部として、測定レンジが狭く、S/Nが高いものを使用した場合であっても、第1電流測定部の磁気飽和を防止し、かつ微弱なアークを検出することができる。
上記のアーク検出装置において、前記アーク検出装置が適用される前記直流電源システムは、さらに、発電または充放電する第2直流電源と、前記第1直流電源の正極と前記負荷装置との間にある前記第1正電力線上の正分岐点と前記第2直流電源の正極とを接続する第2正電力線と、前記第1直流電源の負極と前記負荷装置との間にある前記第1負電力線上の負分岐点と前記第2直流電源の負極とを接続する第2負電力線と、を備え、前記第1正接続点は、前記正分岐点と前記負荷装置の間に位置し、前記第1負接続点は、前記負分岐点と前記負荷装置の間に位置する、構成としてもよい。
上記の構成によれば、一つのアーク検出装置14にて第1および第2直流電源でのアークの発生を検出することができる。
上記のアーク検出装置は、前記第1直流電源の正極と前記正分岐点との間、または前記第1直流電源の負極と前記負分岐点との間に設けられ、第1直流電源によって供給された電流が流れる方向と逆方向に電流が流れることを防ぐ第1逆流防止素子と、前記第2直流電源の正極と前記正分岐点との間、または前記第2直流電源の負極と前記負分岐点との間に設けられ、第2直流電源によって供給された電流が流れる方向と逆方向に電流が流れることを防ぐ第2逆流防止素子と、を備えている構成であってもよい。
上記の構成によれば、第1および第2直流電源によって供給された電流の逆流を防止し、かつ第1および第2直流電源でのアークの発生を検出することができる。
上記のアーク検出装置において、前記アーク検出装置が適用される前記直流電源システムは、さらに、発電または充放電する第2直流電源と、前記第1正接続点と前記負荷装置との間にある前記第1正電力線上の正分岐点と前記第2直流電源の正極とを接続する第2正電力線と、前記第1負接続点と前記負荷装置との間にある前記第1負電力線上の負分岐点と前記第2直流電源の負極を接続する第2負電力線と、前記第1直流電源の正極と前記正分岐点との間、または前記第1直流電源の負極と前記負分岐点との間に設けられ、第1直流電源によって供給された電流が流れる方向と逆方向に電流が流れることを防ぐ第1逆流防止素子と、前記第2直流電源の正極と前記正分岐点との間、または前記第2直流電源の負極と前記負分岐点との間に設けられ、第2直流電源によって供給された電流が流れる方向と逆方向に電流が流れることを防ぐ第2逆流防止素子と、を備え、前記第2正電力線上の第2正接続点と前記第2負電力線上の第2負接続点とを、第2コンデンサを介して接続する第2バイパス電流経路と、前記第2バイパス電流経路において電流を測定する第2電流測定部と、前記第2電流測定部により測定された電流に基づきアークの有無を判定する第2アーク有無判定部と、をさらに有し、前記第1正接続点または前記第1負接続点は前記第1逆流防止素子が設けられている位置よりも前記第1直流電源に近い位置にあり、前記第2正接続点または前記第2負接続点は前記第2逆流防止素子が設けられている位置よりも前記第2直流電源に近い位置にある、構成としてもよい。
上記の構成によれば、第1および第2直流電源に対応して、それぞれ、逆流防止素子が設けられている構成において、第1および第2直流電源に対応して、それぞれ、バイパス電流経路、電流測定部およびアーク有無判定部が設けられている。したがって、第1および第2直流電源によって供給された電流の逆流を防止し、かつ個々の直流電源での直列アークおよび並列アークの発生を検出することができる。
上記のアーク検出装置において、前記第1アーク有無判定部と前記第2アーク有無判定部とは、これら両アーク有無判定部の機能を兼ねる単一のアーク有無判定部からなる、構成としてもよい。
上記の構成によれば、アーク有無判定部の数を削減することができる。
本発明の構成によれば、電流測定部として、測定レンジが狭く、S/Nが高いものを使用した場合であっても、電流測定部の磁気飽和を防止し、かつ微弱なアークを検出することができる。
本発明の実施形態の太陽光発電システムの構成を示す概略の回路図である。 図1に示したアーク検出装置の構成を示すブロック図である。 図3の(a)は、図1に示した太陽光発電システムにおいて、アークが発生していない場合にPCSへ入力される電流のFFT処理波形を示す波形図であり、図3の(b)は、図1に示した太陽光発電システムにおいて、アークが発生している場合にPCSへ入力される電流のFFT処理波形を示す波形図である。 本発明の他の実施形態の太陽光発電システムの構成を示す概略の回路図である。 本発明のさらに他の実施形態の太陽光発電システムの構成を示す概略の回路図である。 本発明のさらに他の実施形態の太陽光発電システムの構成を示す概略の回路図である。 従来のアーク検出装置を備えた太陽光発電システムにおけるアーク検出原理を示す説明図である。 図7に示した電流センサが測定するアーク非発生状態の電流、およびアーク発生状態の電流の波形図である。 図7に示した電流センサが検出した電流のアークが発生している状態、およびアークが発生していない状態のFFT解析結果を示すグラフである。 複数の太陽電池ストリングを接続箱にて並列に接続し、接続箱とPCSとの間の電力線路に電流センサを設けた従来の太陽光発電システムの構成を示す概略の回路図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本発明の実施形態の太陽光発電システムの構成を示す概略の回路図である。図2は図1に示したアーク検出装置の構成を示すブロック図である。
(太陽光発電システムの概要)
図1に示すように、太陽光発電システム(直流電源システム)1は、複数の太陽電池ストリング(第1直流電源)11a、パワーコンディショニングシステム(以下、PCS(Power Conditioning System)と称する)13およびアーク検出装置14を備えている。
太陽電池ストリング11aは、多数の太陽電池モジュール21が直列接続されて形成されている。各太陽電池モジュール21は、直列接続された複数の太陽電池セル(図示せず)を備え、パネル状に形成されている。太陽電池ストリング11aはPCS(負荷装置)13と接続されている。
アーク検出装置14は、バイパス電流経路(第1バイパス電流経路)31a、コンデンサ(第1コンデンサ)32a、電流センサ(第1電流測定部)33aおよびアーク検出処理部(第1アーク有無判定部)34aを備えている。バイパス電流経路31aは、P側の電力線路(第1正電力線)16aとN側の電力線路17aとを接続している。コンデンサ32aは、例えば5μF以上の静電容量を有し、バイパス電流経路31aに設けられている。したがって、P側の電力線路16aとN側の電力線路(第1負電力線)17aとは、コンデンサ(第1コンデンサ)32aを介して接続されている。すなわち、コンデンサ32aは、第1電極が電力線路16aの第1正接続点16a1に接続され、第2電極が電力線路17aの第1負接続点17a1に接続されている。
電流センサ33aは、バイパス電流経路31aに設けられ、したがってコンデンサ32aと直列に設けられ、P側の電力線路16aからN側の電力線路17aに向ってバイパス電流経路31aを流れる電流を測定する。すなわち、アーク検出処理部34aは、電流センサ32aにて測定される電流に基づいて、太陽光発電システム1でのアーク発生の有無を検出する。
(アーク検出処理部34a)
アーク検出処理部34aは、例えば特許文献2に記載されている従来周知の構成であり、例えば図2に示すように、増幅器41、フィルタ42、A/D変換部43およびCPU(central processing unit)44を備えている。
増幅器41は、電流センサ33aにて検出された電流を増幅する。フィルタ42は、バンドパスフィルタ(BPF)であり、増幅器41から出力される電流のうち、所定周波数範囲の電流のみを通過させる。これにより、増幅器41から出力される電流から、PCS14が備えるコンバータ(DC−DCコンバータ)のスイッチングノイズを多く含む周波数成分の電流を排除できるようにしている。A/D変換部43は、フィルタ42を通過したアナログの電流の信号をデジタル信号に変換し、CPU44へ入力する。
CPU44は、FFT処理部51およびアーク判定部52を備えている。FFT処理部51は、A/D変換部43から入力された電流のデジタル信号に対してFFTを行い、電流のパワースペクトルを生成する。アーク判定部52は、FFT処理部51が生成した電流のパワースペクトルに基づいて、アーク発生の有無を判定する。
(アーク検出装置14の動作)
上記の構成において、アーク検出装置14の動作について以下に説明する。図3の(a)は、太陽光発電システム1において、アークが発生していない場合に電流センサ31aにて検出された電流のFFT処理波形を示す波形図であり、図3の(b)は、太陽光発電システム1において、アークが発生している場合に電流センサ31aにて検出された電流のFFT処理波形を示す波形図である。
太陽電池ストリング11aは直流の電力を発電し、太陽電池ストリング11aが発電した電力はPCS13へ入力される。PCS13は、入力された直流電力を交流電力に変換し、出力する。
この場合、太陽光発電システム1にアークが発生していなければ、PCS13へ入力される電流は直流電流であり、この直流電流をFFT処理した波形は、図3の(a)に示すようになる。また、アーク検出装置14のバイパス電流経路31aにはコンデンサ32aが設けられているので、電力線路16a,17aを流れる直流電流はバイパス電流経路31aを流れない。これにより、電流センサ33aは、測定レンジが狭く、S/Nが高いものであっても、電力線路16a,17aを流れる直流の大電流によって磁気飽和を生じることがない。
一方、太陽光発電システム1においてアークが発生していれば、PCS13へ入力される電流は、直流電流にアークの交流成分が重畳されたものとなり、この電流をFFT処理した波形は、図3の(b)に示すようになる。また、バイパス電流経路31aにはアークの微弱な交流成分のみが流れる。したがって、電流センサ33aは、磁気飽和を生じることなく、バイパス電流経路31aを流れるアークの交流成分を測定することができる。電流センサ33aは、検出した交流成分の信号をアーク検出処理部34aに出力する。これにより、アーク検出処理部34aは、電流センサ33aから入力された信号に基づいて、太陽光発電システム1におけるアークの発生を検出することができる。
(アーク検出装置14の利点)
以上のように、アーク検出装置14は、電流センサ33aとして測定レンジが狭く、S/Nが高いものを使用した場合であっても、電流センサ33aの磁気飽和を防止し、かつ微弱なアークを検出することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図4は、本実施形態の太陽光発電システムの構成を示す概略の回路図である。
(太陽光発電システムの概要)
図4に示すように、本実施形態において、太陽光発電システム1は、複数の太陽電池ストリング(第1直流電源、第2直流電源)11a,11bを備え、これら太陽電池ストリング11a,11bは、接続箱12にて並列に接続されている。複数の太陽電池ストリング11a,11bは太陽電池アレイ15を構成している。接続箱12は、太陽電池ストリング11a,11bとアーク検出装置14との間に位置し、アーク検出装置14は、接続箱12とPCS13との間に位置している。
具体的には、太陽電池ストリング(第2直流電源)11bの正極と接続された出力線路(第2正電力線)16bは、太陽電池ストリング(第1直流電源)11aの正極とPCS13との間にある出力線路(第1正電力線)16aの正分岐点16a2に接続されている。また、太陽電池ストリング(第2直流電源)11bの負極と接続された出力線路(第2正電力線)17bは、太陽電池ストリング(第1直流電源)11aの負極とPCS13との間にある出力線路(第1負電力線)17aの負分岐点17a2に接続されている。
接続箱12には、内部に逆流防止ダイオード(第1逆流防止素子)22aおよび逆流防止ダイオード(第2逆流防止素子)22bが設けられている。逆流防止ダイオード22aは、太陽電池ストリング11aと正分岐点16a2との間に位置し、逆流防止ダイオード22bは、太陽電池ストリング11bと正分岐点16a2との間に位置している。なお、逆流防止ダイオード22aは、上記の位置に代えて、太陽電池ストリング11aと負分岐点17a2との間に位置し、逆流防止ダイオード22bは、太陽電池ストリング11bと負分岐点17a2との間に位置していてもよい。
なお、図4は、複数の太陽電池ストリング(第1直流電源、第2直流電源)として、二つの太陽電池ストリング11a,11bを備えた例について示しているが、太陽光発電システム1は、三つ以上の太陽電池ストリングを備えていてもよい。この点は、複数の太陽電池ストリングを備えた他の実施形態においても同様である。
(アーク検出装置14の動作)
アーク検出装置14の動作は、図1に示したアーク検出装置14と同様である。
(アーク検出装置14の利点)
上記の構成によれば、アーク検出装置14は、一つのアーク検出装置14にて複数の太陽電池ストリング11a,11bでのアークの発生を検出することができる。アーク検出装置14の他の利点は、図1に示したアーク検出装置14と同様である。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図5は、本実施形態の太陽光発電システム1の構成を示す概略の回路図である。図5に示すように、アーク検出装置14はPCS13に内蔵されている。PCS13は、電流の流れの上流側から下流側に向って、コンデンサ61、昇圧回路62、コンデンサ63、インバータ64およびフィルタ回路65を備えている。
コンデンサ61,63は、PCS13が本来備えている電圧安定化用のコンデンサであり、出力線路16a,16bの間に設けられている。また、PCS13の入力側のコンデンサ61には、電流センサ33aが直列に設けられている。電流センサ33aはアーク検出処理部34aと接続され、これら電流センサ33aおよびアーク検出処理部34a、すなわちアーク検出装置14はPCS13の筐体の内部に設けられている。
昇圧回路62は、出力線路16a,16b間の直流電圧を昇圧し、インバータ64は直流電圧を交流電圧に変換する。フィルタ回路65は、インバータ64から出力された交流電圧から、インバータ64によって生じたノイズ成分を除去する。
(アーク検出装置14の動作)
アーク検出装置14の動作は、図1に示したアーク検出装置14と同様である。
(アーク検出装置14の利点)
本実施形態のアーク検出装置14では、出力線路16a,16b間において交流成分を通過させるコンデンサ61として、PCS13が本来入力側に備えている電圧安定化用のコンデンサを利用している。これにより、太陽光発電システム1全体として部品点数を削減することができる。アーク検出装置14の他の利点は、図1に示したアーク検出装置14と同様である。
〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図6は、本実施形態の太陽光発電システム1の構成を示す概略の回路図である。
図6に示す構成では、複数の太陽電池ストリング11a,11bは、図4に示した構成と同様、接続箱12にて並列に接続されている。アーク検出装置14は、各太陽電池ストリング11a,11bと接続箱12との間、すなわち各太陽電池ストリング11a,11bと逆流防止ダイオード22a,22bとの間にそれぞれ設けられている。
太陽電池ストリング11bに設けられたアーク検出装置14のバイパス電流経路(第2バイパス電流経路)31b、コンデンサ(第2コンデンサ)32b、電流センサ(第2電流測定部)33bおよびアーク検出処理部(第2アーク有無判定部)34bは、太陽電池ストリング11aに設けられたアーク検出装置14のバイパス電流経路(第1バイパス電流経路)31a、コンデンサ(第1コンデンサ)32a、電流センサ(第1電流測定部)33aおよびアーク検出処理部(第1アーク有無判定部)34aに対応したものであり、それぞれ同じ機能を有する。また、第2正接続点16b1および第2負接続点17b1は、第1正接続点16a1および第1負接続点17a1に対応したものである。
(アーク検出装置14の利点)
上記の構成によれば、アーク検出装置14は、個々の太陽電池ストリング11a,11bに対応して設けられているので、個々の太陽電池ストリング11a,11bでの直列アークの発生を検出することができる。さらに、太陽電池ストリング11a,11bでの並列アークの発生を検出することができる。アーク検出装置14の他の利点は、図1に示したアーク検出装置14と同様である。
なお、以上に説明した複数のアーク検出装置14を備えた構成では、各アーク検出装置14は、それぞれ電流センサ33a,33bおよびアーク検出処理部34a,34bを備えた構成としている。しかしながら、これに限定されず、アーク検出処理部34a,34bは、単一のアーク検出処理部が各電流センサの出力信号を例えば時分割にて処理する構成であってもよい。この場合には、アーク検出処理部34a,34bの数を削減することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 太陽光発電システム(直流電源システム)
11 太陽電池ストリング(第1直流電源、第2直流電源)
12 接続箱
13 パワーコンディショニングシステム(負荷装置)
14 アーク検出装置
15 太陽電池アレイ
16a 電力線路(第1正電力線)
17a 電力線路(第1負電力線)
16a1 第1正接続点
17a1 第1負接続点
16b1 第2正接続点
17b1 第2負接続点
21 太陽電池モジュール
22 逆流防止ダイオード(第1逆流防止素子、第2逆流防止素子)
31a バイパス電流経路(第1バイパス電流経路)
31b バイパス電流経路(第2バイパス電流経路)
32a コンデンサ(第1コンデンサ)
32b コンデンサ(第2コンデンサ)
33a 電流センサ(第1電流測定部)
33b 電流センサ(第2電流測定部)
34a アーク検出処理部(第1アーク有無判定部)
34b アーク検出処理部(第2アーク有無判定部)
52 アーク判定部
61 コンデンサ(第1コンデンサ)

Claims (5)

  1. 発電または充放電する第1直流電源と、前記第1直流電源の出力電力を消費または変換する負荷装置と、前記第1直流電源の正極および前記負荷装置を接続する第1正電力線と、前記第1直流電源の負極および前記負荷装置を接続する第1負電力線と、を備えた直流電源システムに適用されるアーク検出装置であって、
    前記第1正電力線上の第1正接続点と前記第1負電力線上の第1負接続点とを、第1コンデンサを介して接続する第1バイパス電流経路と、
    前記第1バイパス電流経路において電流を測定する第1電流測定部と、
    前記第1電流測定部により測定された電流に基づきアークの有無を判定する第1アーク有無判定部と、を有すると共に、
    上記第1バイパス電流経路は、上記負荷装置の内部に設けられており、
    上記第1コンデンサは、上記負荷装置に設けられている電圧安定化用のコンデンサからなっているアーク検出装置。
  2. 前記アーク検出装置が適用される前記直流電源システムは、さらに、
    発電または充放電する第2直流電源と、
    前記第1直流電源の正極と前記負荷装置との間にある前記第1正電力線上の正分岐点と前記第2直流電源の正極とを接続する第2正電力線と、
    前記第1直流電源の負極と前記負荷装置との間にある前記第1負電力線上の負分岐点と前記第2直流電源の負極とを接続する第2負電力線と、
    を備え、
    前記第1正接続点は、前記正分岐点と前記負荷装置の間に位置し、
    前記第1負接続点は、前記負分岐点と前記負荷装置の間に位置する、
    請求項1に記載のアーク検出装置。
  3. 前記第1直流電源の正極と前記正分岐点との間、または前記第1直流電源の負極と前記負分岐点との間に設けられ、第1直流電源によって供給された電流が流れる方向と逆方向に電流が流れることを防ぐ第1逆流防止素子と、
    前記第2直流電源の正極と前記正分岐点との間、または前記第2直流電源の負極と前記負分岐点との間に設けられ、第2直流電源によって供給された電流が流れる方向と逆方向に電流が流れることを防ぐ第2逆流防止素子と、
    を備えている請求項2に記載のアーク検出装置。
  4. 前記アーク検出装置が適用される前記直流電源システムは、さらに、
    発電または充放電する第2直流電源と、
    前記第1正接続点と前記負荷装置との間にある前記第1正電力線上の正分岐点と前記第2直流電源の正極とを接続する第2正電力線と、
    前記第1負接続点と前記負荷装置との間にある前記第1負電力線上の負分岐点と前記第2直流電源の負極を接続する第2負電力線と、
    前記第1直流電源の正極と前記正分岐点との間、または前記第1直流電源の負極と前記負分岐点との間に設けられ、第1直流電源によって供給された電流が流れる方向と逆方向に電流が流れることを防ぐ第1逆流防止素子と、
    前記第2直流電源の正極と前記正分岐点との間、または前記第2直流電源の負極と前記負分岐点との間に設けられ、第2直流電源によって供給された電流が流れる方向と逆方向に電流が流れることを防ぐ第2逆流防止素子と、
    を備え、
    前記第2正電力線上の第2正接続点と前記第2負電力線上の第2負接続点とを、第2コンデンサを介して接続する第2バイパス電流経路と、
    前記第2バイパス電流経路において電流を測定する第2電流測定部と、
    前記第2電流測定部により測定された電流に基づきアークの有無を判定する第2アーク有無判定部と、
    をさらに有し、
    前記第1正接続点または前記第1負接続点は前記第1逆流防止素子が設けられている位置よりも前記第1直流電源に近い位置にあり、
    前記第2正接続点または前記第2負接続点は前記第2逆流防止素子が設けられている位置よりも前記第2直流電源に近い位置にある、
    請求項1に記載のアーク検出装置。
  5. 前記第1アーク有無判定部と前記第2アーク有無判定部とは、これら両アーク有無判定部の機能を兼ねる単一のアーク有無判定部からなる、請求項4に記載のアーク検出装置。
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