JP7108859B2 - アーク検出回路、ブレーカ、パワーコンディショナ、太陽光パネル、太陽光パネル付属モジュールおよび接続箱 - Google Patents

アーク検出回路、ブレーカ、パワーコンディショナ、太陽光パネル、太陽光パネル付属モジュールおよび接続箱 Download PDF

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Description

本発明は、伝送路におけるアークを検出するアーク検出回路等に関する。
従来、PV(Photo Voltaic)パネル(太陽光パネル)などの電力供給装置から伝送路を介して供給される直流電力をパワーコンディショナ(パワコン)で交流電力に変換するシステムが知られている。PVパネルとパワコンを接続する伝送路は、外的要因や経年劣化等によって損傷、破断を引き起こすことが報告されている。このような伝送路の損傷等に起因してアーク(つまりアーク放電)が発生する場合がある。そこで、アークを検出するためのアーク検出手段が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示されたアーク検出手段においては、伝送路に印加される電圧および電流に基づいてアークを検出しようとしている。
特開2011-7765号公報
ところで、アークが発生したときに伝送路を流れる信号には、交流成分であるアークだけでなく、電力供給装置からの直流成分も含まれている。当該直流成分は、アーク(交流成分)の検出の際には不要な成分となり、当該直流成分の影響を受けてアークを正確に検出できないことがある。
そこで、本発明は、伝送路において発生するアークを正確に検出できるアーク検出回路等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るアーク検出回路の一態様は、伝送路において発生するアークを検出するアーク検出回路であって、前記伝送路から分岐した経路に配置され、前記伝送路を流れる信号に含まれる交流成分の信号を前記伝送路から前記経路へ流すコンデンサと、前記経路において、前記コンデンサと直列接続され、前記交流成分の信号に対応した電圧信号を発生する抵抗と、前記抵抗に発生した前記電圧信号が入力され、アークに対応した周波数の信号を通過させるフィルタ部と、前記フィルタ部を通過した信号に基づいて、アークの発生を判定するアーク判定部と、を備える。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るブレーカの一態様は、上記のアーク検出回路を備える。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るパワーコンディショナの一態様は、上記のアーク検出回路を備える。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る太陽光パネルの一態様は、上記のアーク検出回路を備える。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る太陽光パネル付属モジュールの一態様は、上記のアーク検出回路を備え、太陽光パネルから出力される信号の変換を行う。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る接続箱の一態様は、上記のアーク検出回路を備え、太陽光パネルとパワーコンディショナとを接続する。
本発明の一態様によれば、伝送路において発生するアークを正確に検出できる。
図1は、実施の形態1に係るアーク検出回路が適用されたシステムの一例を示す構成図である。 図2は、実施の形態1に係るアーク検出回路が適用されたシステムの他の一例を示す構成図である。 図3は、比較例に係るアーク検出回路が適用されたシステムの一例を示す構成図である。 図4は、実施の形態2に係るアーク検出回路が適用されたシステムの一例を示す構成図である。 図5は、各実施の形態に係るアーク検出回路の適用例を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係るアーク検出回路について、図面を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係るアーク検出回路10が適用されたシステムの一例を示す構成図である。
アーク検出回路10は、電力供給装置から電力変換器への電力の伝送路L1において発生するアークを検出する回路である。アーク検出回路10は、コンデンサC1、抵抗R1、アーク判定部11およびフィルタ部12を備える。
図1に示されるように、伝送路L1には、電力変換器50が接続される。本実施の形態では、電力変換器50は、例えば、パワーコンディショナ(パワコン)が有する構成の一部である。電力変換器50は、太陽光パネル31から伝送路L1を介して供給される直流電力を交流電力に変換する。電力変換器50は、例えばMPPT(Maximum Power Point Tracking)方式を採用しており、太陽光パネル31から供給される直流電力の電流および電圧を、それぞれ電力が最大となる値に調整する。例えば、電力変換器50は電圧100V、周波数50Hzまたは60Hzの交流電力に変換する。当該交流電力は、家庭用電気機器等で使用される。
伝送路L1は、外的要因や経年劣化等によって損傷、破断を引き起こすことが報告されている。このような伝送路L1の損傷等に起因してアーク(つまりアーク放電)が発生する場合がある。
コンデンサC1は、伝送路L1から分岐した経路L2に配置され、伝送路L1を流れる信号に含まれる交流成分の信号を伝送路L1から経路L2へ流すコンデンサである。コンデンサC1は、直流成分を遮断する機能を有するため、伝送路L1を流れる信号から交流成分のみを抽出して、経路L2に流すことができる。コンデンサC1のキャパシタンス値は、抽出したい交流成分の周波数等に応じて適宜決定される。なお、電力変換器50に設けられているコンデンサが、電力変換器50が有する交流電力への変換回路(インバータ等)の前段において伝送路L1から分岐した経路に配置されている場合には、当該コンデンサを、コンデンサC1として流用してもよい。
抵抗R1は、経路L2において、コンデンサC1と直列接続され、交流成分の信号に対応した電圧信号を発生する、微小な抵抗値を有する抵抗素子である。当該電圧信号は、交流成分の信号(電流)が抵抗R1を流れることで、抵抗R1に生じる電位差を示す信号である。当該電位差は、経路L2を流れる電流に相当する値となるため、抵抗R1は、電流センサとして機能する。電流センサとして、IC(Intergrated Circuit)等のセンサを用いた場合、アーク検出回路10は、大型化してしまい、コストもかかる。例えば、電流センサとして、ホール素子等を用いた場合、ホール素子自体が抵抗R1よりも大きい場合が多く、また、別途磁気コア等も必要となるため、アーク検出回路10は、大型化してしまい、コストもかかる。これに対して、抵抗R1を用いることで、小型化、低コスト化を実現できる。
例えば、経路L2におけるコンデンサC1と抵抗R1とが直列接続された回路は、電力変換器50と並列に接続される。具体的には、経路L2の一端が、太陽光パネル31から電力変換器50へ電流が流れ込む伝送路L1に接続され、経路L2の他端が、電力変換器50から太陽光パネル31へ電流が戻る伝送路L3に接続されることで、経路L2において直列接続されたコンデンサC1と抵抗R1とは、電力変換器50と並列に接続される。例えば、伝送路L1側にコンデンサC1が配置され、伝送路L3側に抵抗R1が配置される。なお、伝送路L3側にコンデンサC1が配置され、伝送路L1側に抵抗R1が配置されてもよい。
フィルタ部12は、抵抗R1に発生した電圧信号が入力され、アークに対応した周波数の信号を通過させるフィルタを有する。アークは、特定の広帯域周波数で発生するため、当該フィルタは、アーク判定に用いる周波数以外の信号を遮断する。当該フィルタは、例えば、RLCフィルタ等であるが、特に限定されない。当該フィルタの通過帯域は、発生し得るアークの周波数およびアーク以外のノイズの周波数等に応じて適宜決定される。
アーク判定部11は、フィルタ部12を通過した信号に基づいて、アークの発生を判定する。アーク判定部11は、例えばAD変換機能を有するマイコン(マイクロコントローラ)により実現され、例えば抵抗R1において生じた電圧を、フィルタ部12を介して取得する。マイコンは、プログラムが格納されたROM、RAM、プログラムを実行するプロセッサ(CPU:Central Processing Unit)、タイマ、A/D変換器、D/A変換器等を有する半導体集積回路等である。なお、フィルタ部12は、増幅回路を有していてもよい。これにより、抵抗R1において生じた電圧の大きさをアーク判定部11のAD変換機能に対応した大きさに増幅することができ、アーク判定部11が正しく当該電圧をAD変換できる。
例えば、アーク検出回路が伝送路L1を流れる信号から直接アークの発生を判定する場合、アーク検出にとって不要な直流成分を含む当該信号からアークを検出する必要があり、当該直流成分によってアークを正確に検出できないことがある。また、当該直流成分が抵抗R1に流れるため、抵抗R1として、高耐圧の抵抗を用意する必要がある。
これに対して、本実施の形態では、伝送路L1から分岐した経路L2にコンデンサC1(アーク検出回路10)が配置されることで、アークが発生していない通常時には、コンデンサC1(アーク検出回路10)の影響を受けることなく、太陽光パネル31等の電力供給装置から電力変換器50へ直流電力を供給することができる。そして、アークが発生したときには、コンデンサC1によって、アーク(交流成分)のみを抽出して、経路L2に流すことができる。つまり、伝送路L1にアークが発生した際には、当該直流成分の影響を受けずにアークの発生を検出できるため、アークを正確に検出できる。また、直流成分は抵抗R1に流れないため、抵抗R1として低耐圧の抵抗(つまり小型な抵抗)を用いることができ、アーク検出回路10を小型化できる。
なお、経路L2におけるコンデンサC1と抵抗R1とが直列接続された回路は、電力変換器50と並列に接続されたが、これに限らない。例えば、コンデンサC1と抵抗R1とが直列接続された回路は、図2のように接続されてもよい。
図2は、実施の形態1に係るアーク検出回路10が適用されたシステムの他の一例を示す構成図である。
図2に示されるように、経路L2におけるコンデンサC1と抵抗R1とが直列接続された回路はグランドに接続される。つまり、経路L2は、伝送路L3に接続されない。当該グランドは、電力変換器50が接続されたグランドとは電気的に絶縁されたグランドである。例えば、伝送路L1側にコンデンサC1が配置され、グランド側に抵抗R1が配置される。なお、グランド側にコンデンサC1が配置され、伝送路L1側に抵抗R1が配置されてもよい。なお、伝送路L1側に抵抗R1が配置される場合、抵抗R1として、伝送路L1を介して印加される電圧に対して十分な耐圧特性を有するものを選択してもよい。抵抗R1の耐圧特性が低いと抵抗R1が破壊されるおそれがあり、それに伴い、アーク検出回路10における電子部品も破壊されるおそれがあるためである。
電力変換器50は、直流電力を交流電力に変換する際のノイズを発生したり、アークが発生している信号が入力された場合、当該アーク成分をノイズとして発生したりする。図1に示されるシステムでは、経路L2は伝送路L3に接続されていたため、電力変換器50からのノイズ成分が抵抗R1に伝わって、抵抗R1にノイズ成分に応じた電圧も生じてしまう可能性があった。つまり、抵抗R1に生じる電圧からアークの発生を判定するアーク判定部11のアークの発生の判定の際に、当該ノイズ成分の影響を受けてしまう可能性があった。
これに対して、コンデンサC1と抵抗R1とが直列接続された回路が接続されるグランドは、電力変換器50が接続されたグランドとは電気的に絶縁されたグランドであるため、抵抗R1と電力変換器50とは電気的に絶縁されることになる。したがって、上記ノイズ成分が抵抗R1に伝わりにくくなるため、伝送路L1において発生するアークをより正確に検出できる。
以上説明したように、本実施の形態に係るアーク検出回路10は、伝送路L1において発生するアークを検出するアーク検出回路である。アーク検出回路10は、伝送路L1から分岐した経路L2に配置され、伝送路L1を流れる信号に含まれる交流成分の信号を伝送路L1から経路L2へ流すコンデンサC1と、経路L2において、コンデンサC1と直列接続され、交流成分の信号に対応した電圧信号を発生する抵抗R1と、を備える。また、アーク検出回路10は、抵抗R1に発生した電圧信号が入力され、アークに対応した周波数の信号を通過させるフィルタ部12と、フィルタ部12を通過した信号に基づいて、アークの発生を判定するアーク判定部11と、を備える。
これによれば、アークが発生していない通常時には、コンデンサC1の影響を受けることなく、伝送路L1から直流電力を供給することができる。そして、アークが発生したときには、コンデンサC1によって、伝送路L1からアーク(交流成分)のみを抽出して、経路L2に流すことができる。つまり、アーク判定部11は、当該直流成分の影響を受けずにアークの発生を検出でき、伝送路L1において発生するアークを正確に検出できる。また、アークの検出の際の電流センサとして、IC等と比べて小型な抵抗R1を用いるため、アーク検出回路10を小型化できる。また、コンデンサC1と直列接続された抵抗R1には、直流成分が流れにくいため、抵抗R1として、低耐圧の抵抗を用いることができ、アーク検出回路10をさらに小型化できる。
また、伝送路L1には、直流電力を交流電力に変換する電力変換器が接続され、経路L2におけるコンデンサC1と抵抗R1とが直列接続された回路は、電力変換器が接続されたグランドとは電気的に絶縁されたグランドに接続されてもよい。
これによれば、コンデンサC1と抵抗R1とが直列接続された回路が接続されるグランドは、電力変換器50が接続されたグランドとは電気的に絶縁されたグランドであるため、抵抗R1と電力変換器50とは電気的に絶縁されることになる。したがって、電力変換器50において発生するノイズ成分が抵抗R1に伝わりにくくなるため、伝送路L1において発生するアークをより正確に検出できる。
また、伝送路L1には、直流電力を交流電力に変換する電力変換器が接続され、経路L2におけるコンデンサC1と抵抗R1とが直列接続された回路は、電力変換器と並列に接続されてもよい。
このように、抵抗R1が電力変換器50と電気的に絶縁されていなくてもよく、電気的に絶縁するための設計上の手間を省くことができる。
なお、抵抗R1の代わりに他の電流センサが配置されてもよい。
図3は、比較例に係るアーク検出回路100が適用されたシステムの一例を示す構成図である。
図3に示される比較例では、抵抗R1の代わりに電流センサ13が配置される。電流センサ13は、経路L2において、コンデンサC1と直列接続され、交流成分の信号に対応した電圧信号を発生する電流センサである。電流センサ13は、例えば、ホール素子および磁気コアを用いたセンサである。例えば、経路L2が磁気コアを貫通するように磁気コアを配置することで、磁気コアに経路L2を流れる電流に応じた磁界が発生する。そして、ホール素子が、当該磁界中に置かれることで、当該磁界(つまり経路L2を流れる電流)に応じた電圧を発生する。このとき、磁気コアを貫通する経路L2には、コンデンサC1によって直流成分が流れにくいため、当該直流成分によって磁気コアに磁気飽和が生じにくく、電流センサ13のダイナミックレンジを広げることができる。このように、例えば、ホール素子等の電流センサ13が用いられることで、精度良く電流を検出することができる。
また、コンデンサC1と電流センサ13とが直列接続された回路が接続されるグランドは、電力変換器50が接続されたグランドとは電気的に絶縁されたグランドである。これにより、電流センサ13と電力変換器50とは電気的に絶縁されることになる。したがって、電力変換器50において発生するノイズ成分が電流センサ13に伝わりにくくなるため、伝送路L1において発生するアークをより正確に検出できる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係るアーク検出回路について、図4を用いて説明する。
図4は、実施の形態2に係るアーク検出回路10aが適用されたシステムの一例を示す構成図である。
アーク検出回路10aは、さらに、ダイオードD1を備える点が、実施の形態1に係るアーク検出回路10と異なる。その他の点は、実施の形態1におけるものと同じであるため説明を省略する。
アーク検出回路10aは、経路L2において、コンデンサC1および抵抗R1と直列接続されたダイオードD1を備える。また、実施の形態2では、コンデンサC1、抵抗R1およびダイオードD1が直列接続された回路は、電力変換器50に並列に接続されている。つまり、実施の形態2におけるシステムの構成は、図1で説明したシステムにさらにダイオードD1を追加した構成となっている。
経路L2において、伝送路L1側から伝送路L3側に向けて、コンデンサC1、抵抗R1、ダイオードD1の順序でこれらは配置される。つまり、ダイオードD1のアノードは、伝送路L1側に接続され、カソードは、伝送路L3側に接続される。具体的には、ダイオードD1のアノードは、抵抗R1に接続され、カソードは、伝送路L3に接続されている。なお、コンデンサC1、抵抗R1およびダイオードD1が配置される順序は図4に示される順序に限らず、どのような順序で配置されてもかまわない。なお、ダイオードD1が伝送路L1側に接続される場合、ダイオードD1の性能によっては伝送路L1を介して印加、入力される電圧、電流に耐えられないおそれがある。さらに、ダイオードD1の向きによっては、逆方向電流が生じて破損するおそれがある。このため、コンデンサC1、抵抗R1およびダイオードD1は、図4に示されるように配置されることが好ましい。
上述したように、電力変換器50は、直流電力を交流電力に変換する際のノイズを発生したり、アークが発生している信号が入力された場合、当該アーク成分をノイズとして発生したりする。実施の形態1における一例では、経路L2を、電力変換器50が接続されたグランドとは電気的に絶縁されたグランドに落とすことで、抵抗R1と電力変換器50とを電気的に絶縁し、抵抗R1が上記ノイズ成分の影響を受けないようにした。実施の形態2では、ダイオードD1を設けることで、電力変換器50のノイズ成分がダイオードD1によって経路L2へ進入しにくくなり、抵抗R1が上記ノイズ成分の影響を受けないようにすることができる。したがって、伝送路L1において発生するアークをより正確に検出できる。
なお、コンデンサC1、抵抗R1およびダイオードD1が直列接続された回路は、電力変換器50が接続されたグランドとは電気的に絶縁されたグランドに接続されていてもよい。つまり、実施の形態2におけるシステムの構成は、図2で説明したシステムにさらにダイオードD1を追加した構成となっていてもよい。この場合、グランドからのノイズ成分がダイオードD1によって経路L2へ進入しにくくなり、抵抗R1が上記ノイズ成分の影響を受けないようにすることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、アーク検出回路10、10aの適用例について説明する。
図5は、各実施の形態に係るアーク検出回路10、10aの適用例を説明するための図である。
上述したように、アーク検出回路10、10aは、例えば、太陽光パネル31から伝送路L1を介して供給される直流電力を、電力変換器50により構成されるパワーコンディショナ(パワコン)51で交流電力に変換するシステムに適用される。本適用例では、3つの太陽光パネル31が1つのストリング60によって直列に接続されたものが3つ並べられて、太陽電池アレイ30を形成している。各ストリング60は、接続箱40によってまとめられて、パワコン51へ接続される。
例えば、ストリング60毎にブレーカ41が設けられており、ここでは、接続箱40内にブレーカ41が設けられている。なお、ブレーカ41は、接続箱40内に設けられなくてもよい。例えば、ブレーカ41は、接続箱40と太陽電池アレイ30との間に設けられていてもよいし、ストリング60毎に設けられず接続箱40とパワコン51との間に設けられていてもよい。
太陽光パネル31は、例えば、太陽光パネル31から出力される信号の変換を行う、太陽光パネル付属モジュール32を有する。なお、太陽光パネル31は、太陽光パネル付属モジュール32を有していなくてもよい。太陽光パネル付属モジュール32は、例えば、太陽光パネル31毎の発電量を最適化するDC/DCコンバータである。
例えば、ブレーカ41がアーク検出回路10、10aを備えていてもよい。この場合、伝送路L1は、ブレーカ41に接続された伝送路(例えばストリング60)となり、アークが発生したストリング60に流れる電流を遮断することができる。例えば、アーク判定部11が、アークが発生したと判定することで、ブレーカ41は、アークが発生したストリング60に流れる電流を遮断する。アークが発生していないストリング60については、電流を遮断せずに使用することができる。
また、例えば、パワコン51がアーク検出回路10、10aを備えていてもよい。この場合、パワコン51内で経路L2におけるコンデンサC1と抵抗R1とが直列接続された回路が、電力変換器50が接続されたグランドとは電気的に絶縁されたグランドに接続されたり、アーク検出回路10と電力変換器50とが並列接続されたり、当該直列接続された回路が、電力変換器50と並列に接続されたりする。また、伝送路L1は、パワコン51に接続された伝送路となり、アークの発生に応じてパワコン51を停止することができる。例えば、アーク判定部11が、アークが発生したと判定することで、パワコン51は停止する。
また、例えば、太陽光パネル31または太陽光パネル付属モジュール32がアーク検出回路10、10aを備えていてもよい。この場合、伝送路L1は、太陽光パネル31に接続された伝送路(例えばストリング60)となり、アークが発生したストリング60への出力を停止することができる。例えば、アーク判定部11が、アークが発生したと判定することで、太陽光パネル31または太陽光パネル付属モジュール32は、アークが発生したストリング60への出力を停止する。アークが発生していないストリング60については、出力を停止せずに使用することができる。
また、例えば、接続箱40がアーク検出回路10、10aを備えていてもよい。この場合、伝送路L1は、接続箱40に接続された伝送路(例えばストリング60)となり、例えばブレーカ41等を介して、アークが発生したストリング60に流れる電流を遮断することができる。例えば、アーク判定部11が、アークが発生したと判定することで、接続箱40は、アークが発生したストリング60に流れる電流を遮断する。アークが発生していないストリング60については、電流を遮断せずに使用することができる。
なお、アーク検出回路10、10aは、上記システムに限らず、アークの発生の検出が必要なシステム全般に適用できる。また、ブレーカ41、パワコン51、太陽光パネル31、太陽光パネル付属モジュール32または接続箱40は、比較例に係るアーク検出回路100を備えていてもよい。
このように、ブレーカ41は、アーク検出回路10、10aを備えていてもよい。また、パワーコンディショナ51は、アーク検出回路10、10aを備えていてもよい。また、太陽光パネル31は、アーク検出回路10、10aを備えていてもよい。また、太陽光パネル付属モジュール32は、アーク検出回路10、10aを備え、太陽光パネルから出力される信号の変換を行ってもよい。また、接続箱40は、アーク検出回路10、10aを備え、太陽光パネル31とパワーコンディショナ51とを接続してもよい。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態に係るアーク検出回路10等について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態に係るアーク検出回路10、10aは、マイコンによってソフトウェア的に実現されたが、パーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータにおいてソフトウェア的に実現されてもよい。さらに、アーク検出回路10は、A/D変換器、論理回路、ゲートアレイ、D/A変換器等で構成される専用の電子回路によってハードウェア的に実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10、10a、100 アーク検出回路
11 アーク判定部
12 フィルタ部
31 太陽光パネル
32 太陽光パネル付属モジュール
40 接続箱
41 ブレーカ
50 電力変換器
51 パワーコンディショナ(パワコン)
C1 コンデンサ
L1、L3 伝送路
L2 経路
R1 抵抗

Claims (7)

  1. 伝送路において発生するアークを検出するアーク検出回路であって、
    前記伝送路から分岐した経路に配置され、前記伝送路を流れる信号に含まれる交流成分の信号を前記伝送路から前記経路へ流すコンデンサと、
    前記経路において、前記コンデンサと直列接続され、前記交流成分の信号に対応した電圧信号を発生する抵抗と、
    前記抵抗に発生した前記電圧信号が入力され、アークに対応した周波数の信号を通過させるフィルタ部と、
    前記フィルタ部を通過した信号に基づいて、アークの発生を判定するアーク判定部と、を備え、
    前記伝送路には、直流電力を交流電力に変換する電力変換器が接続され、
    前記経路における前記コンデンサと前記抵抗とが直列接続された回路は、前記電力変換器が接続されたグランドとは電気的に絶縁されたグランドに接続される、
    アーク検出回路。
  2. 前記アーク検出回路は、さらに、前記経路において、前記コンデンサおよび前記抵抗と直列接続されたダイオードを備える、
    請求項1に記載のアーク検出回路。
  3. 請求項1または2に記載のアーク検出回路を備える、
    ブレーカ。
  4. 請求項1または2に記載のアーク検出回路を備える、
    パワーコンディショナ。
  5. 請求項1または2に記載のアーク検出回路を備える、
    太陽光パネル。
  6. 請求項1または2に記載のアーク検出回路を備え、
    太陽光パネルから出力される信号の変換を行う、
    太陽光パネル付属モジュール。
  7. 請求項1または2に記載のアーク検出回路を備え、
    太陽光パネルとパワーコンディショナとを接続する、
    接続箱。
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