JP6919765B2 - 電力変換装置および発電システム - Google Patents

電力変換装置および発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP6919765B2
JP6919765B2 JP2020511825A JP2020511825A JP6919765B2 JP 6919765 B2 JP6919765 B2 JP 6919765B2 JP 2020511825 A JP2020511825 A JP 2020511825A JP 2020511825 A JP2020511825 A JP 2020511825A JP 6919765 B2 JP6919765 B2 JP 6919765B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
power
detection circuit
power supply
insulation distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020511825A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020065879A1 (ja
Inventor
記一 辻村
記一 辻村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Publication of JPWO2020065879A1 publication Critical patent/JPWO2020065879A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6919765B2 publication Critical patent/JP6919765B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S50/00Monitoring or testing of PV systems, e.g. load balancing or fault identification
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

この発明は、電力変換装置に関し、特に、直流電源の負極側の絶縁抵抗値および正極側の絶縁抵抗値を検出する検出回路を備える電力変換装置および発電システムに関する。
従来、直流電源の地絡(絶縁抵抗値)を検出する検出部を備える地絡検出装置が知られている。このような地絡検出装置は、たとえば、特開2012−119382号公報に開示されている。
特開2012−119382号公報では、複数の太陽電池モジュールが直列接続されることにより構成されている太陽電池ストリングと、太陽電池ストリングが並列接続されることにより構成された太陽電池アレイとを備える太陽電池システムが開示されている。この太陽電池システムには、太陽電池アレイまたは太陽電池ストリング(以下、直流電源という)を、太陽電池システムから電気的に切り離すスイッチング部が設けられている。また、この太陽電池システムには、直流電源が太陽電池システムから電気的に切り離された状態で、直流電源の地絡を検出する検出部が設けられている。
特開2012−119382号公報では、検出部は、直流電源と接地点との間に設けられた検出抵抗と、検出抵抗の一方側(直流電源側)と他方側(接地点)とに接続され、検出抵抗の一方側と他方側との間の電圧降下を検出する電圧検出器とを含む。そして、電圧検出器は、直流電源の正極側と接地点との間を電気的に接続した状態で、検出抵抗の一方側と他方側との間の電圧降下を検出する。また、電圧検出器は、直流電源の負極側と接地点との間を電気的に接続した状態で、検出抵抗の一方側と他方側との間の電圧降下を検出する。そして、これらの電圧降下の結果に基づいて、絶縁抵抗値が算出される。また、絶縁抵抗値に基づいて、地絡の有無が検出される。
特開2012−119382号公報
しかしながら、特開2012−119382号公報の電圧検出器は、検出抵抗の他方側(接地点)に接続されているので、電圧検出器と接地点との間の絶縁距離が比較的小さい(電圧検出器の電位が接地電位に近い)と考えられる。このため、電圧検出器と、他の機器との間に比較的大きな絶縁距離を確保する必要がある。このため、電圧検出器(検出回路)の近傍に他の機器が配置できないことに起因して装置が大型化するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、絶縁抵抗値を検出するための検出回路の近傍に他の機器が配置できないことに起因して装置が大型化するのを抑制することが可能な電力変換装置および発電システムを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による電力変換装置は、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換部と、直流電源と電力変換部との間に設けられ、直流電源の正極側の絶縁抵抗値および負極側の絶縁抵抗値を検出する検出回路と、検出回路と接地点との間に設けられ、検出回路と接地点との間の絶縁距離を確保するための絶縁距離確保素子と、検出回路に電力を供給する第1電源回路と、検出回路に配置され検出回路とは異なる機器に電力を供給する第2電源回路と、を備え、第1電源回路と第2電源回路とは、トランスにより構成されている
この発明の第1の局面による電力変換装置では、上記のように、検出回路と接地点との間に設けられ、検出回路と接地点との間の絶縁距離を確保するための絶縁距離確保素子を備える。これにより、検出回路と接地点との間の絶縁距離が確保されるので、検出回路の電位が接地電位とは異なる電位になる。その結果、検出回路と他の機器との間に必要な絶縁距離が比較的小さくなるので、検出回路の近傍に他の機器を配置することができる。これにより、絶縁抵抗値を検出するための検出回路の近傍に他の機器が配置できないことに起因して装置が大型化するのを抑制することができる。
上記第1の局面による電力変換装置において、好ましくは、絶縁距離確保素子は、一対の端子と、一対の端子の間に設けられる抵抗体とを有するチップ抵抗を含む。このように構成すれば、チップ抵抗の一対の端子の間の空間(距離)により、容易に絶縁距離を確保することができる。
この場合、好ましくは、絶縁距離確保素子は、互いに直列に接続された複数のチップ抵抗を含む。このように構成すれば、1つのチップ抵抗によって十分な絶縁距離が確保できない場合でも、互いに直列に接続された複数のチップ抵抗によって十分な絶縁距離を確保することができる。
上記互いに直列に接続された複数のチップ抵抗を含む電力変換装置において、好ましくは、複数のチップ抵抗は、直線状に配置されている。このように構成すれば、互いに直列に接続された複数のチップ抵抗が直線状でない状態(屈曲状など)と異なり、互いに直列に接続された複数のチップ抵抗の一方端と他方端との間の距離が比較的大きくなるので、効率的に絶縁距離を確保することができる。
上記絶縁距離確保素子がチップ抵抗を含む電力変換装置において、好ましくは、検出回路と直流電源の正極側との間に設けられる第1抵抗と、検出回路と直流電源の負極側との間に設けられる第2抵抗とをさらに備え、絶縁距離確保素子、第1抵抗および第2抵抗は、同一のチップ抵抗により構成されている。このように構成すれば、第1抵抗、第2抵抗、および、絶縁距離確保素子が互いに異なる素子により構成されている場合と比べて、電力変換装置を構成する部品の種類を低減することができる。
この場合、好ましくは、第1抵抗および第2抵抗と、チップ抵抗により構成されている絶縁距離確保素子との間に設けられる検出用抵抗をさらに備え、検出用抵抗の抵抗値は、第1抵抗、第2抵抗およびチップ抵抗により構成されている絶縁距離確保素子の各々の抵抗値よりも小さく、検出回路は、検出用抵抗の両端の電圧を検出するように構成されている。このように構成すれば、絶縁抵抗値が比較的小さい場合でも、比較的小さい抵抗値を有する検出用抵抗の両端の電圧を検出回路により容易に検出することができる。
上記第1の局面による電力変換装置において、好ましくは、絶縁距離確保素子は、検出回路が接地点の電位に対して電気的に浮遊した状態になるように、検出回路と接地点との間の絶縁距離を確保するように構成されている。このように構成すれば、検出回路が接地点の電位に対して電気的に浮遊した状態になるので、絶縁距離を略ゼロにした状態で、検出回路の近傍に他の機器を配置することができる。
この発明の第2の局面による発電システムは、自然エネルギを利用した発電部と、発電部から供給される電力を変換する電力変換装置とを備え、電力変換装置は、発電部から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換部と、発電部と電力変換部との間に設けられ、発電部の正極側の絶縁抵抗値および負極側の絶縁抵抗値を検出する検出回路と、検出回路と接地点との間に設けられ、検出回路と接地点との間の絶縁距離を確保するための絶縁距離確保素子と、検出回路に電力を供給する第1電源回路と、検出回路に配置され検出回路とは異なる機器に電力を供給する第2電源回路と、を含み、第1電源回路と第2電源回路とは、トランスにより構成されている
この発明の第2の局面による発電システムでは、上記のように、検出回路と接地点との間に設けられ、検出回路と接地点との間の絶縁距離を確保するための絶縁距離確保素子を含む。これにより、検出回路と接地点との間の絶縁距離が確保されるので、検出回路の電位が接地電位とは異なる電位になる。その結果、検出回路と他の機器との間に必要な絶縁距離が比較的小さくなるので、検出回路の近傍に他の機器が配置することができる。これにより、絶縁抵抗値を検出するための検出回路の近傍に他の機器が配置できないことに起因して装置が大型化するのを抑制することが可能な発電システムを提供することができる。
本発明によれば、上記のように、絶縁抵抗値を検出するための検出回路の近傍に他の機器が配置できないことに起因して装置が大型化するのを抑制することができる。
本実施形態による発電システムの構成を示す概略図(1)である。 本実施形態による発電システムの構成を示す概略図(2)である。 本実施形態による電力変換装置(絶縁抵抗検出部)の構成を示す回路図である。 本実施形態によるチップ抵抗の構成を示す概略図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[本実施形態]
図1〜図4を参照して、本実施形態による発電システム100(電力変換装置20)の構成について説明する。
図1および図2に示すように、発電システム100は、自然エネルギを利用した太陽光パネル10を備えている。なお、太陽光パネル10は、特許請求の範囲の「発電部」および「直流電源」の一例である。
また、発電システム100は、太陽光パネル10から供給される電力を変換する電力変換装置20(インバータ)を備えている。電力変換装置20は、太陽光パネル10から供給される直流電力を交流電力に変換する直流交流変換部21(DC/AC)を含む。また、直流交流変換部21に変換された交流電力は、トランス200を介して系統201に供給される。なお、トランス200が設けられない場合もある。また、直流交流変換部21は、特許請求の範囲の「電力変換部」の一例である。
また、電力変換装置20は、直流交流変換部21の入力側(太陽光パネル10側)に設けられる絶縁抵抗検出部30を含む。絶縁抵抗検出部30は、検出回路(電圧検出回路)31、リレー32、リレー33、第1抵抗34、第2抵抗35、絶縁距離確保素子36、および、検出用抵抗37を含む。以下、具体的に説明する。
検出回路31は、太陽光パネル10と直流交流変換部21との間に設けられている。そして、検出回路31は、太陽光パネル10の正極側の絶縁抵抗値および負極側の絶縁抵抗値を検出するように構成されている。具体的には、太陽光パネル10の正極側(高圧の正極側P)と直流交流変換部21とを接続する配線41と、検出回路31との間に、リレー32が設けられている。また、太陽光パネル10の負極側(高圧の負極側N)と直流交流変換部21とを接続する配線42と、検出回路31との間に、リレー33が設けられている。また、リレー32(リレー33)は、入力側と出力側とが絶縁されている。
また、図3に示すように、検出回路31は、アイソレーションアンプ31aを含む。アイソレーションアンプ31aとは、入力部と出力部とが絶縁されたアンプである。また、アイソレーションアンプ31aに電力を供給する電源回路51が設けられている。電源回路51は、アイソレーションアンプ31aの入力側(後述する検出用抵抗37に接続される側)に電力を供給するように構成されている。
また、図1および図2に示すように、電力変換装置20(絶縁抵抗検出部30)は、検出回路31と、太陽光パネル10の正極側(リレー32)との間に設けられる第1抵抗34を含む。また、電力変換装置20(絶縁抵抗検出部30)は、検出回路31と太陽光パネル10の負極側(リレー33)との間に設けられる第2抵抗35を含む。第1抵抗34および第2抵抗35は、互いに接続されている。また、リレー32、第1抵抗34、第2抵抗35およびリレー33は、この順で直列に接続されている。
また、電力変換装置20(絶縁抵抗検出部30)は、第1抵抗34および第2抵抗35と、後述する絶縁距離確保素子36との間に設けられる検出用抵抗37を含む。具体的には、検出用抵抗37は、第1抵抗34と第2抵抗35との接続点と、後述する絶縁距離確保素子36との間に設けられている。そして、検出回路31は、検出用抵抗37の両端の電圧を検出するように構成されている。
ここで、本実施形態では、電力変換装置20(絶縁抵抗検出部30)は、検出回路31と接地点との間に設けられ、検出回路31と接地点との間の絶縁距離を確保するための絶縁距離確保素子36を含む。具体的には、図3に示すように、絶縁距離確保素子36は、互いに直列に接続された複数のチップ抵抗60を含む。図4に示すように、チップ抵抗60は、一対の端子61と、一対の端子61の間に設けられる抵抗体62とを有する。そして、一対の端子61の間の距離Lが、絶縁距離に対応する。
また、本実施形態では、図3に示すように、複数(5個)のチップ抵抗60は、直線状に配置されている。これにより、絶縁距離確保素子36によって、一対の端子61の間の距離L×5の長さ分、絶縁距離が確保されている。また、絶縁距離確保素子36は、検出回路31が電気的に浮遊した状態になるように、検出回路31と接地点との間の絶縁距離を確保するように構成されている。たとえば、5個のチップ抵抗60によって距離L×5の長さ分、絶縁距離を確保することにより、検出回路31が接地点の電位に対して電気的に浮遊した状態になる。
また、本実施形態では、絶縁距離確保素子36、第1抵抗34および第2抵抗35は、同一のチップ抵抗60により構成されている。具体的には、第1抵抗34は、絶縁距離確保素子36と同様に、互いに直列に接続された(直線状に配置された)、複数(5個)のチップ抵抗60により構成されている。また、第2抵抗35は、絶縁距離確保素子36と同様に、互いに直列に接続された(直線状に配置された)、複数(5個)のチップ抵抗60により構成されている。これにより、第1抵抗34によって、検出回路31と、太陽光パネル10の正極側との間の絶縁距離が確保されている。また、第2抵抗35によって、検出回路31と、太陽光パネル10の負極側との間の絶縁距離が確保されている。
また、本実施形態では、検出用抵抗37の抵抗値は、第1抵抗34、第2抵抗35、および、チップ抵抗60により構成されている絶縁距離確保素子36の各々の抵抗値よりも小さい。具体的には、検出用抵抗37の抵抗値は、数百Ωであり、第1抵抗34、第2抵抗35、および、絶縁距離確保素子36の各々の抵抗値は、数MΩである。なお、これらの抵抗値は一例であり、各々の抵抗値は、上記の抵抗値に限られるものではない。
また、図3に示すように、検出回路31の近傍には、制御回路70などの検出回路31以外の他の機器が配置されている。そして、制御回路70などの他の機器に電力を供給する電源回路52が設けられている。ここで、絶縁距離確保素子36が設けられていない場合、検出回路31(電源回路51)の電位が接地電位に近いので、電源回路51と電源回路52との間に所定の絶縁距離を確保する必要がある。一方、本実施形態では、絶縁距離確保素子36を設けることによって、検出回路31(電源回路51)の電位がフローティング(電気的に浮遊した状態)になるので、電源回路51と電源回路52との間の絶縁距離を短縮することが可能になる。また、電源回路51と電源回路52とは、たとえばトランスにより構成されており、電源回路51と電源回路52との間の絶縁距離が短縮されることにより、トランスを小型化することが可能になる。
次に、図1および図2を参照して、絶縁抵抗検出部30の動作について説明する。
図1に示すように、リレー32をオフ状態にするとともに、リレー33をオン状態にする。これにより、太陽光パネル10の正極側から、接地点、絶縁距離確保素子36、検出用抵抗37、第2抵抗35、および、リレー33を介して、太陽光パネル10の負極側に地絡電流Igが流れる。この地絡電流Igの電圧値を検出回路31によって検出する。この電圧値に基づいて絶縁抵抗値Rgが求まるとともに、絶縁抵抗値Rgに基づいて、太陽光パネル10の正極側の地絡が検出される。
また、図2に示すように、リレー32をオン状態にするとともに、リレー33をオフ状態にする。これにより、太陽光パネル10の正極側から、リレー32、第1抵抗34、検出用抵抗37、絶縁距離確保素子36、および、接地点を介して、太陽光パネル10の負極側に地絡電流Igが流れる。この地絡電流Igの電圧値を検出回路31によって検出する。この電圧値に基づいて絶縁抵抗値Rgが求まるとともに、絶縁抵抗値Rgに基づいて、太陽光パネル10の負極側の地絡が検出される。
[本実施形態の効果]
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、検出回路31と接地点との間に設けられ、検出回路31と接地点との間の絶縁距離を確保するための絶縁距離確保素子36を備える。これにより、検出回路31と接地点との間の絶縁距離が確保されるので、検出回路31の電位が接地電位とは異なる電位になる。その結果、検出回路31と他の機器との間に必要な絶縁距離が比較的小さくなるので、検出回路31の近傍に他の機器を配置することができる。これにより、絶縁抵抗値を検出するための検出回路31の近傍に他の機器が配置できないことに起因して装置が大型化するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、絶縁距離確保素子36は、一対の端子61と、一対の端子61の間に設けられる抵抗体とを有するチップ抵抗60を含む。これにより、チップ抵抗60の一対の端子61の間の空間(距離L)により、容易に絶縁距離を確保することができる。
また、本実施形態では、上記のように、絶縁距離確保素子36は、互いに直列に接続された複数のチップ抵抗60を含む。これにより、1つのチップ抵抗60によって十分な絶縁距離が確保できない場合でも、互いに直列に接続された複数のチップ抵抗60によって十分な絶縁距離を確保することができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数のチップ抵抗60は、直線状に配置されている。これにより、互いに直列に接続された複数のチップ抵抗60が直線状でない状態(屈曲状など)と異なり、互いに直列に接続された複数のチップ抵抗60の一方端と他方端との間の距離が比較的大きくなるので、効率的に絶縁距離を確保することができる。
また、本実施形態では、上記のように、絶縁距離確保素子36、第1抵抗34および第2抵抗35は、同一のチップ抵抗60により構成されている。これにより、第1抵抗34、第2抵抗35、および、絶縁距離確保素子36が互いに異なる素子により構成されている場合と比べて、電力変換装置20を構成する部品の種類を低減することができる。
また、本実施形態では、上記のように、検出用抵抗37の抵抗値は、第1抵抗34、第2抵抗35およびチップ抵抗60により構成されている絶縁距離確保素子36の各々の抵抗値よりも小さく、検出回路31は、検出用抵抗37の両端の電圧を検出するように構成されている。これにより、絶縁抵抗値が比較的小さい場合でも、比較的小さい抵抗値を有する検出用抵抗37の両端の電圧を検出回路31により容易に検出することができる。
また、本実施形態では、上記のように、絶縁距離確保素子36は、検出回路31が接地点の電位に対して電気的に浮遊した状態になるように、検出回路31と接地点との間の絶縁距離を確保するように構成されている。これにより、検出回路31が接地点の電位に対して電気的に浮遊した状態になるので、絶縁距離を略ゼロにした状態で、検出回路31の近傍に他の機器を配置することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、チップ抵抗によって絶縁距離確保素子が構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ダイオードやツェナーダイオードなどのチップ抵抗以外の素子によって絶縁距離確保素子を構成してもよい。
また、上記実施形態では、絶縁距離確保素子が複数のチップ抵抗により構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、1つのチップ抵抗によって絶縁距離を十分に確保できるのであれば、1つのチップ抵抗により絶縁距離確保素子を構成してもよい。
また、上記実施形態では、複数のチップ抵抗が直線状に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、絶縁距離を十分に確保できるのであれば、屈曲状など直線状以外の形状に複数のチップ抵抗を配置してもよい。
また、上記実施形態では、第1抵抗と、第2抵抗と、絶縁距離確保素子とが、同一のチップ抵抗により構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1抵抗と、第2抵抗と、絶縁距離確保素子とを互いに異なる素子(抵抗)により構成しても、検出回路と他の機器との間に必要な絶縁距離を比較的小さくすることは可能である。
また、上記実施形態では、検出回路が接地点の電位に対して電気的に浮遊した状態になるように、検出回路と接地点との間の絶縁距離が確保されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、検出回路が接地点の電位に対して電気的に浮遊していなくても、絶縁距離確保素子により検出回路の電位を接地点の電位から離間させれば、検出回路と他の機器との間に必要な絶縁距離を短縮することは可能である。
また、上記実施形態では、本発明の「直流電源」として、太陽光パネルを用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、本発明の「直流電源」として、風力発電装置などの太陽光パネル以外の直流電源を用いてもよい。
10 太陽光パネル(直流電源、発電部)
20 電力変換装置
21 直流交流変換部(電力変換部)
31 検出回路
34 第1抵抗
35 第2抵抗
36 絶縁距離確保素子
37 検出用抵抗
60 チップ抵抗
61 端子
62 抵抗体
100 発電システム

Claims (8)

  1. 直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換部と、
    前記直流電源と前記電力変換部との間に設けられ、前記直流電源の正極側の絶縁抵抗値および負極側の絶縁抵抗値を検出する検出回路と、
    前記検出回路と接地点との間に設けられ、前記検出回路と前記接地点との間の絶縁距離を確保するための絶縁距離確保素子と
    前記検出回路に電力を供給する第1電源回路と、
    前記検出回路とは異なる機器に電力を供給する第2電源回路と、を備え
    前記第1電源回路と前記第2電源回路とは、トランスにより構成されている、電力変換装置。
  2. 前記絶縁距離確保素子は、一対の端子と、前記一対の端子の間に設けられる抵抗体とを有するチップ抵抗を含む、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記絶縁距離確保素子は、互いに直列に接続された複数の前記チップ抵抗を含む、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記複数のチップ抵抗は、直線状に配置されている、請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記検出回路と前記直流電源の正極側との間に設けられる第1抵抗と、
    前記検出回路と前記直流電源の負極側との間に設けられる第2抵抗とをさらに備え、
    前記絶縁距離確保素子、前記第1抵抗および前記第2抵抗は、同一の前記チップ抵抗により構成されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記第1抵抗および前記第2抵抗と、前記チップ抵抗により構成されている前記絶縁距離確保素子との間に設けられる検出用抵抗をさらに備え、
    前記検出用抵抗の抵抗値は、前記第1抵抗、前記第2抵抗および前記チップ抵抗により構成されている前記絶縁距離確保素子の各々の抵抗値よりも小さく、
    前記検出回路は、前記検出用抵抗の両端の電圧を検出するように構成されている、請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 前記絶縁距離確保素子は、前記検出回路が前記接地点の電位に対して電気的に浮遊した状態になるように、前記検出回路と前記接地点との間の絶縁距離を確保するように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 自然エネルギを利用した発電部と、前記発電部から供給される電力を変換する電力変換装置とを備え、
    前記電力変換装置は、
    前記発電部から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換部と、
    前記発電部と前記電力変換部との間に設けられ、前記発電部の正極側の絶縁抵抗値および負極側の絶縁抵抗値を検出する検出回路と、
    前記検出回路と接地点との間に設けられ、前記検出回路と前記接地点との間の絶縁距離を確保するための絶縁距離確保素子と
    前記検出回路に電力を供給する第1電源回路と、
    前記検出回路とは異なる機器に電力を供給する第2電源回路と、を含み、
    前記第1電源回路と前記第2電源回路とは、トランスにより構成されている、発電システム。
JP2020511825A 2018-09-27 2018-09-27 電力変換装置および発電システム Active JP6919765B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/036113 WO2020065879A1 (ja) 2018-09-27 2018-09-27 電力変換装置および発電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020065879A1 JPWO2020065879A1 (ja) 2021-01-07
JP6919765B2 true JP6919765B2 (ja) 2021-08-18

Family

ID=69949638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020511825A Active JP6919765B2 (ja) 2018-09-27 2018-09-27 電力変換装置および発電システム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6919765B2 (ja)
CN (1) CN111316555B (ja)
WO (1) WO2020065879A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011002417A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Jx Nippon Oil & Energy Corp 絶縁抵抗測定装置及び絶縁抵抗測定方法
JP5298037B2 (ja) * 2010-01-26 2013-09-25 シャープ株式会社 インバータ装置および電力供給システム
EP2355412A1 (de) * 2010-02-05 2011-08-10 Omicron electronics GmbH Verfahren und Vorrichtung zum Bewerten einer elektrischen Anlage eines elektrischen Energiesystems
JP6236722B2 (ja) * 2013-04-15 2017-11-29 株式会社ケーヒン 直列回路装置
JP6405932B2 (ja) * 2014-11-21 2018-10-17 オムロン株式会社 地絡検出装置および地絡検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2020065879A1 (ja) 2021-01-07
CN111316555B (zh) 2023-06-23
CN111316555A (zh) 2020-06-19
WO2020065879A1 (ja) 2020-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10734944B2 (en) Inverter having grid disconnection point and insulation resistance measurement and method for measuring an insulation resistance
US8373308B2 (en) Device and method for generating alternating current
JP6159259B2 (ja) 光起電力システムのための保護デバイス
US9431922B2 (en) ARC fault protection for power conversion
US6856497B2 (en) System interconnection apparatus and connection method thereof
US8400794B2 (en) Power system
US20160372929A1 (en) Solar power generation system
US20180233902A1 (en) Ground fault detection device, communication device, method for controlling same, load device, switch and non-transitory computer-readable recording medium
US10044190B2 (en) Distributed energy system with four conductor bipolar DC bus
CN103891082A (zh) Ac与dc系统之间的接口布置
US8923025B2 (en) Apparatus and methods for feedback sensing in multi-cell power supplies
US20130221755A1 (en) Circuit Arrangement for Setting a Potential of a Photovoltaic Generator
US11025055B2 (en) Inverter with at least two direct converters
CN103026571A (zh) 使用频率选择性接地的光伏双极到单极源电路转换器
JP6919765B2 (ja) 電力変換装置および発電システム
US11146072B2 (en) Inverter with at least two DC/DC converters and use of such an inverter in a photovoltaic installation
JPWO2013098916A1 (ja) 故障検出装置及びその検出方法
JP7108859B2 (ja) アーク検出回路、ブレーカ、パワーコンディショナ、太陽光パネル、太陽光パネル付属モジュールおよび接続箱
US11784494B2 (en) Direct current power supply system, photovoltaic system, energy storage system, and optical storage system
KR20150030078A (ko) 태양광 인버터
JP2017201868A (ja) 太陽光発電アセンブリ用のフェイルセーフ切断接続箱及び電力システム
JP2002084763A (ja) インバータ装置
CN105529945B (zh) 单相光伏逆变器
JP2015216787A (ja) 電力変換装置、およびこれを備える電力変換システム
JP3208537U (ja) 太陽光発電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6919765

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250