JP6547605B2 - 用紙加湿装置及び画像形成システム - Google Patents

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本発明は、用紙加湿装置及び画像形成システムに関する。
従来、容器内の水を汲み取る給水ローラーと、給水ローラーからの水分が塗布されると共に塗布された水分により用紙を加湿する加湿ローラーと、加湿ローラーの水膜量を規制する規制部材と、加湿ローラーにおける用紙幅方向の端部に相当する箇所の水分を除去する水分除去ローラーとを備えた用紙加湿装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、画像情報(画像面積率やベタ画像の最大面積値)が閾値以上であれば用紙に加湿処理を実行し、閾値以下であれば用紙に加湿処理を実行することなく排紙するように制御する用紙加湿装置についても提案されている(例えば特許文献2参照)。
さらに、用紙における表面と裏面の各々の面に形成された画像の情報(例えば印字率)に基づいて、用紙への加湿処理を実行するか否かを決定する用紙加湿装置についても提案されている(例えば特許文献3参照)。
特開2006−151665号公報 特開2008−44765号公報 特開2009−173356号公報
ここで、特許文献1に記載の装置では、水分除去ローラーが加湿ローラーにおける用紙幅方向の端部に相当する箇所の水分を除去するものの、水分除去ローラーの位置が固定である。このため、加湿する用紙の幅によっては用紙幅方向端部に水分除去ローラーが位置しないこともあり、このような場合には用紙幅方向端部で水分過多となり、用紙端部にうねりが発生してしまうことがある。
そこで、あらゆる用紙幅に対応するように、水分除去ローラーを多数設け、多数の水分除去ローラーのうち用紙幅に応じた水分除去ローラーを加湿ローラーに圧接させることで対応可能であるが、この場合には、多数のローラーと多数のローラーのそれぞれを制御する構成が必要となり、構成の複雑化を招いてしまう。
さらに、特許文献2,3に記載の装置では、用紙の画像情報に応じて加湿するか否かを決定している。しかし、用紙は加湿される場合と加湿されない場合との2通りしかなく、適切に加湿を行っているとは言い難い。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、用紙幅方向の端部における加湿過多を防止しつつ用紙の加湿について適切化を図ると共に、構成の複雑化を抑えることができる用紙加湿装置及び画像形成システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る用紙加湿装置は、水分が塗布された一対の加湿ローラーによって形成されるニップ部を用紙が通過することにより、当該用紙を加湿する用紙加湿装置であって、前記一対の加湿ローラーに接して水を塗布する一対の給水ローラーと、前記一対の給水ローラーに対して隙間を確保した状態で近接し、前記一対の給水ローラーが前記一対の加湿ローラーに対して水分を塗布する前に、前記一対の給水ローラーの水膜量を規制する一対の第1規制部材と、前記給水ローラーの回転軸方向に沿う奥行き方向に移動可能な2つの水切り部材を有し、前記一対の給水ローラーが前記一対の加湿ローラーに対して水分を塗布する前に、前記一対の給水ローラーのうち用紙幅方向の両端部に相当する箇所の水膜量を前記2つの水切り部材によって規制する一対の第2規制部材と、加湿する用紙の情報に基づいて、前記一対の第1規制部材の前記一対の給水ローラーに対する隙間量を調整すると共に、前記一対の第2規制部材を構成する前記一対の2つの水切り部材について前記奥行き方向の位置を調整する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る用紙加湿装置によれば、加湿する用紙の情報に基づいて、一対の第1規制部材の隙間量を調整するため、加湿する用紙の印字率や紙種などに基づいて除電のための適切な加湿を行って、加湿の適切化を図ることができる。また、加湿する用紙の情報に基づいて、一対の2つの水切り部材について奥行き方向の位置を調整するため、一対の第1規制部材による隙間、用紙サイズ、用紙余白の大きさなどに応じて、用紙幅方向の両端部の加湿量を適切とでき、加湿過多となることを防止することができる。さらに、ローラーを多数設け、多数のローラーのうち用紙幅に応じたローラーを加湿ローラーに圧接させるなどの複雑な構成を採用する必要もない。従って、用紙幅方向の端部における加湿過多を防止しつつ用紙の加湿について適切化を図ると共に、構成の複雑化を抑えることができる。
また、本発明に係る用紙加湿装置において、前記制御手段は、加湿する用紙の余白領域よりも内側に、前記一対の2つの水切り部材について前記奥行き方向の位置を調整することが好ましい。
この用紙加湿装置によれば、加湿する用紙の余白領域よりも内側に、一対の2つの水切り部材について奥行き方向の位置を調整するため、用紙幅方向の端部側への水のはみ出し量を見込んだ位置に2つの水切り部材を位置させることができ、用紙の余白領域に対する不要な加湿を防止することができる。
また、本発明に係る用紙加湿装置において、前記一対の2つの水切り部材は、それぞれ独立して前記奥行き方向に移動可能となっていることが好ましい。
この用紙加湿装置によれば、一対の2つの水切り部材はそれぞれ独立して奥行き方向に移動可能となっているため、それぞれの水切り部材が対称に移動したり同じ方向に同じ量で移動したりする機構の場合のように、水切り部材の移動に制約を受けず、より適切に用紙幅方向の両端部が加湿過多となってしまうことを防止することができる。
また、本発明に係る用紙加湿装置において、用紙搬送方向に対する用紙の傾きを示す曲り量、及び、用紙平面において用紙搬送方向と直交方向への用紙のズレを示す片寄り量の少なくとも一方を検出する検出手段をさらに備え、前記制御手段は、加湿する用紙の情報と、前記検出手段による検出結果に応じて、前記一対の2つの水切り部材について前記奥行き方向の位置を調整することが好ましい。
この用紙加湿装置によれば、検出された曲り量や片寄り量に応じて、一対の2つの水切り部材について奥行き方向の位置を調整するため、用紙が曲がっている場合や片寄っている場合にも、より適切に用紙幅方向の両端部が加湿過多となってしまうことを防止することができる。
また、本発明に係る用紙加湿装置において、前記検出手段は、前記曲り量を検出する機能を有し、前記制御手段は、前記検出手段により検出された用紙の曲り量に応じて、当該用紙の加湿搬送中に、前記一対の2つの水切り部材について前記奥行き方向の位置を調整することが好ましい。
この用紙加湿装置によれば、用紙の曲り量に応じて、当該用紙の加湿搬送中に、一対の2つの水切り部材について奥行き方向の位置を調整するため、用紙の加湿搬送中に用紙の曲りに追従するように一対の2つの水切り部材を移動させることができ、より一層適切に用紙幅方向の両端部が加湿過多となってしまうことを防止することができる。
また、本発明に係る用紙加湿装置において、前記一対の加湿ローラーによる加湿に先立って、前記一対の2つの水切り部材の前記奥行き方向の位置を調整する操作を受け付ける操作手段をさらに備え、前記制御手段は、用紙を加湿する際に、前記操作手段への操作により受け付けられた位置の調整量を加味して、前記一対の2つの水切り部材について前記奥行き方向の位置を調整することが好ましい。
この用紙加湿装置によれば、加湿に先立って一対の2つの水切り部材の位置を調整する操作を受け付け、用紙を加湿する際に受け付けられた位置の調整量を加味して、一対の2つの水切り部材について奥行き方向の位置を調整する。このため、加湿に先立って例えば一対の2つの水切り部材を用紙の内側方向に数ミリ移動させるなど操作しておけば、加湿の際にはこの操作内容を加味したうえで一対の2つの水切り部材を位置させることができ、用紙幅方向の両端部の加湿についてユーザーの好みを反映させることができる。
また、本発明に係る用紙加湿装置において、前記制御手段は、加湿する用紙の先端側及び後端側において、加湿する用紙の中央側よりも、前記一対の第1規制部材の前記一対の給水ローラーに対する隙間量を小さくすることが好ましい。
この用紙加湿装置によれば、加湿する用紙の先端側及び後端側において、一対の第1規制部材の隙間量を小さくするため、用紙幅方向の両端部のみならず、用紙の先端側と後端側における余白に対しても加湿過多となることを防止することができる。
また、本発明に係る画像形成システムは、上記のいずれか1つに記載の用紙加湿装置と、用紙に対して画像を形成して前記用紙加湿装置に供給すると共に、加湿する用紙の情報を前記制御手段に送信する制御部を有した画像形成装置と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成システムによれば、画像形成装置が加湿する用紙の情報を制御手段に送信するため、用紙加湿装置において用紙の情報を取得するセンサ類を用いなくとも、用紙幅方向の端部における加湿過多を防止しつつ用紙の加湿について適切化を図ると共に、構成の複雑化を抑えることができる画像形成システムを提供することができる。
本発明によれば、用紙幅方向の端部における加湿過多を防止しつつ用紙の加湿について適切化を図ると共に、構成の複雑化を抑えることができる。
本実施形態に係る用紙加湿装置を含む画像形成システムを示す概略構成図である。 図1に示した用紙加湿部の詳細を示す構成図である。 図2に示した一対の第2規制ローラーを示す平面図であり、(a)は第1の例を示し、(b)は第2の例を示している。 図2に示した用紙加湿部を示す側面図であり、(a)は一対の第1規制ローラーの隙間量が小さい場合の例を示し、(b)は一対の第1規制ローラーの隙間量が大きい場合の例を示している。 図2に示した第2規制ローラーの位置制御の概略を示す正面図であり、(a)は第1規制ローラーの隙間量が大きい場合の例を示し、(b)は第1規制ローラーの隙間量が小さい場合の例を示している。 用紙の曲り時における制御の概要を示す図であり、(a)は第1の処理を示し、(b)は第2の処理を示している。 本実施形態に係る用紙加湿装置による用紙加湿方法を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限られるものではない。
図1は、本実施形態に係る用紙加湿装置を含む画像形成システムを示す概略構成図である。図1に示す画像形成システム1は、画像形成装置Aと、画像形成装置Aにより画像形成された用紙Sに対して後処理を行う後処理装置Bとから構成されている。
画像形成装置Aは、複数の感光体を一本の中間転写ベルトに対面させて縦方向に配列することにより用紙Sに対してフルカラーの画像を形成するタンデム型カラー式のものであって、上部に自動原稿搬送装置と走査露光装置とからなる画像読取装置2を有し、下部に画像形成部3と複数の給紙トレイ4とを有して構成される。
画像読取装置2は、自動原稿搬送装置の原稿トレイ上に載置された原稿を搬送部により搬送し、原稿の片面又は両面の画像を走査露光し、画像情報を読み取るものである。また、画像読取装置2は、コンタクトガラスに載置された原稿の画像情報についても読み取る構成となっている。
画像形成部3は、複数の給紙トレイ4から用紙Sの供給を受けるものであり、画像読取装置2により読み取られた画像情報、又は、PC(personal computer)等から送信された画像情報に基づいて、用紙Sに画像形成を行うものである。
この画像形成部3は、画像転写部3aと、定着部3bとから構成されている。画像転写部3aは、帯電、露光及び現像を行う電子写真プロセスにより、感光体上にトナー像を形成しこの画像を用紙Sに転写するものである。本実施形態において画像転写部3aは、中間転写ベルトを有するタイプのものであり、複数の感光体上のトナー像は中間転写ベルトに転写され、中間転写ベルト上のトナー像が用紙Sに転写される。
定着部3bは、加熱ローラーと加圧ローラーとで用紙Sを搬送するニップ部を形成し、用紙Sを搬送しつつ加熱・加圧してトナーを溶融して、画像転写部3aにより用紙Sに転写された画像を用紙Sに定着させるものである。
さらに、画像形成装置Aは、定着部3bの下流側から、画像転写部3aの上流側につながる反転経路5を備えている。反転経路5は、用紙Sの表裏を反転させたうえで、再度画像転写部3aに再搬送するための経路である。この反転経路5により、用紙Sに対する表裏の画像形成が可能となっている。
後処理装置Bは、用紙Sを切断(パンチを含む)、加湿、折り、及びステープル処理等を施すものである。この後処理装置Bは、各種経路R1,R2と、排紙トレイTrと、用紙加湿部Cと、制御部(制御手段)70と、センサ(検出手段)80とを備えている。用紙加湿部Cと制御部70とセンサ80とによって用紙加湿装置が構成されている。
第1経路R1は、画像形成された用紙Sを受け入れて用紙加湿部Cまで搬送する経路であり、第2経路R2は、用紙加湿部Cを通過した用紙Sを排紙トレイTrまで搬送する経路である。ここで、上記の画像形成装置Aによって画像形成された用紙Sは帯電状態となっており、帯電状態の用紙Sは種々の不都合をもたらす。このため、用紙加湿装置は画像形成された用紙Sに対して加湿を行う。
なお、本実施形態において第2経路R2は、用紙Sを排紙トレイTrまで導いているが、第2経路R2上には折り機構やステープル機構等が設けられていてもよい。また、第1経路R1においても切断機構などの他の機構が設けられていてもよい。
図2は、図1に示した用紙加湿部Cの詳細を示す構成図である。図2に示す用紙加湿部Cは、水分が塗布された一対の加湿ローラー10によって形成されるニップ部Nを用紙Sが通過することにより、当該用紙Sを加湿するものである。このような用紙加湿部Cは、一対の加湿ローラー10に加えて、一対の貯水部20と、一対の汲み上げローラー30と、一対の給水ローラー40と、一対の第1規制ローラー(一対の第1規制部材)50と、一対の第2規制ローラー(一対の第2規制部材)60とを備えている。これらのうち一対の貯水部20を除く各構成10,30,40,50,60は、水平方向に延びる搬送路Rを挟んで上下対称に配置されている。
一対の貯水部20は、水を貯留するものである。一対の汲み上げローラー30は、その外周の一部が貯水部20内の水に浸された状態となっており、回転に伴って貯水部20の水をくみ上げる構成となっている。また、一対の汲み上げローラー30は、一対の給水ローラー40に接して配置されており、回転に伴って汲み上げた水を一対の給水ローラー40に塗布する。
一対の給水ローラー40は、一対の加湿ローラー10に接して配置され、回転に伴って、外周面の水を一対の加湿ローラー10に塗布するものである。一対の第1規制ローラー50は、一対の給水ローラー40に対して隙間を確保した状態で近接し、一対の給水ローラー40が一対の加湿ローラー10に対して水分を塗布する前に、一対の給水ローラー40の水膜量を規制するものである。なお、一対の第1規制ローラー50は、回転可能に支持されたローラー状の部材に限らず例えばプレート状の部材により構成されていてもよい。
図3は、図2に示した一対の第2規制ローラー60を示す平面図であり、(a)は第1の例を示し、(b)は第2の例を示している。なお、図3においては第2規制ローラー60のみならず用紙Sについても図示すると共に、搬送路Rの一方側に位置する一方の第2規制ローラー60のみを図示するものとする。
図3に示すように、第2規制ローラー60は、同一の回転軸上に2つの水切りローラー(2つの水切り部材)61,62を有している。さらに、2つの水切りローラー61,62は、図3(a)及び図3(b)に示すように、各ローラー10,30,40,50,60の回転軸方向に沿う奥行き方向に移動可能となっている。このような2つの水切りローラー61,62は、一対の給水ローラー40が一対の加湿ローラー10に対して水分を塗布する前に、一対の給水ローラー40のうち用紙幅方向の両端部に相当する箇所の水膜量を規制する。
ここで、2つの水切りローラー61,62については、それぞれに対して、例えば着脱自在のストッパ部材(不図示)と、奥行き方向に移動させる力を付与する駆動手段(不図示)とが設けられている。このため、ストッパ部材を外して駆動手段を駆動させることにより、2つの水切りローラー61,62をそれぞれ独立して移動可能となっている。移動後には、ストッパ部材により2つの水切りローラー61,62の位置が固定される。
なお、2つの水切りローラー61,62は、同一の回転軸上に(すなわち奥行き方向に並んで)配置されているが、これに限らず、異なる回転軸上(すなわち奥行き方向に並ばず)に配置されていてもよい。さらに、2つの水切りローラー61,62は、回転可能に支持されたローラー状の部材に限らず例えばプレート状の部材により構成されていてもよい。加えて、2つの水切りローラー61,62は、それぞれ独立して移動可能に構成すればよく、上記のストッパ部材及び駆動手段を有さず、又は、他の構成を加えた形態であってもよい。
図4は、図2に示した用紙加湿部Cを示す側面図であり、(a)は一対の第1規制ローラー50の隙間量が小さい場合の例を示し、(b)は一対の第1規制ローラー50の隙間量が大きい場合の例を示している。なお、図4に示す例では、搬送路Rの一方側に位置する構成10,20,30,40,50,60のみを図示すると共に、用紙Sについても図示するものとする。さらに、図4では、水膜量等を強調して図示するものとする。
図4(a)及び図4(b)に示すように、汲み上げローラー30は、貯水部20から水を汲み上げる。このときの水膜量をWF1とする。次に、汲み上げローラー30は、水膜量WF1の水を給水ローラー40に塗布する。このときの給水ローラー40の水膜量をWF2とする。
ここで、図4(a)に示す例では、第1規制ローラー50が給水ローラー40により近接しており、隙間が小さくなっている。このため、水膜量WF2の水のうち多くの水が除去されることとなり、第1規制ローラー50よりも後段側における給水ローラー40の水膜量はWF3となる。そして、この水膜量WF3の水が加湿ローラー10に塗布され、加湿ローラー10から用紙Sに塗布される。これにより、用紙S上の水膜量はWF4となる。
これに対して、図4(b)に示す例では、第1規制ローラー50が給水ローラー40に対して若干離れており、隙間が大きくなっている。このため、水膜量WF2の水のうち多くの水が除去されず、第1規制ローラー50よりも後段側における給水ローラー40の水膜量はWF5(>WF3)となる。そして、この水膜量WF5の水が加湿ローラー10に塗布され、加湿ローラー10から用紙Sに塗布される。これにより、用紙S上の水膜量はWF6(>WF4)となる。
このように、一対の第1規制ローラー50は、給水ローラー40に対する隙間量を変化させることで、用紙Sに塗布する全体的な水の塗布量を制御可能となっている。
再度図1を参照する。制御部70は、後処理装置Bの全体を制御するものである。また、制御部70は、画像形成装置Aの制御部6との通信も行う構成となっており、用紙加湿装置の制御に必要となる情報(加湿する用紙Sの情報)を画像形成装置Aから取得する。ここで、加湿する用紙Sの情報とは、用紙Sのサイズ及び紙種の情報、並びに、用紙Sの画像の濃さ(印字率)、画像形成領域、及び余白領域の情報である。なお、画像形成領域や余白領域の情報は、画像印刷時に設定されている余白の大きさから算出される情報であるが、特にこれに限らず、実際に画像が形成されている領域等から算出されてもよい。
センサ80は、用紙搬送方向に対する用紙Sの傾きを示す曲り量、用紙平面において用紙搬送方向と直交方向への用紙Sのズレを示す片寄り量、及び、用紙Sの先後端の位置を検出するものである。このセンサ80は、第1経路R1のうち、用紙加湿部Cの直前位置を搬送される用紙Sの曲り量等を検出するように、当該位置付近に設けられているが、これに限らず、用紙加湿部Cの搬送路Rのうちニップ部Nの上流側に設けられていてもよい。
次に、制御部70による制御内容の概略を説明する。本実施形態において制御部70は、加湿する用紙Sの情報に基づいて、一対の第1規制ローラー50の隙間量を調整する。例えば、用紙Sの紙種がコート紙等である場合には、加湿量を多くしなければ除電効果が得られ難い。また、用紙Sの画像濃度(印字率)が高いほど用紙Sが帯電していることから適切に除電するためには、加湿量を多くする必要がある。このため、制御部70は、加湿する用紙Sの情報に基づいて、適切な加湿量となるように一対の第1規制ローラー50の隙間量を調整する。
さらに、制御部70は、加湿する用紙Sの情報に基づいて、一対の2つの水切りローラー61,62について奥行き方向の位置を調整する。このとき、制御部70は、一対の2つの水切りローラー61,62が加湿する用紙Sの余白領域MA(図3参照)よりも内側に位置するように、一対の2つの水切りローラー61,62について奥行き方向の位置を調整する。すなわち、制御部70は、一対の2つの水切りローラー61,62の内側端部が画像形成領域GAに進入した状態となるように、その位置を調整する。これにより、水のはみ出し量を考慮した適切な加湿状態を実現している。
図5は、図2に示した第2規制ローラー60の位置制御の概略を示す正面図であり、(a)は第1規制ローラー50の隙間量が大きい場合の例を示し、(b)は第1規制ローラー50の隙間量が小さい場合の例を示している。なお、図5に示す例では、搬送路Rの一方側に位置する構成10,40,60のみを図示すると共に、用紙Sについても図示するものとする。さらに、図5では、水膜量等を強調して図示するものとする。
まず、図5(a)に示すように、第1規制ローラー50の隙間量が大きい場合には、給水ローラー40から加湿ローラー10に塗布する際の水膜量WFaも大きくなる。そして、このような水膜量WFaに応じた水が加湿ローラー10から用紙Sに塗布される。このため、用紙Sに対しては、比較的大きな水膜量WFbで水が塗布されることとなる。ここで、水が用紙Sに塗布されると、塗布した箇所から水が広がり、塗布領域よりも大きな領域に水が行き渡ることとなる。特に用紙Sには比較的大きな水膜量WFbで水が塗布されていることから、水の広がりの量(以下はみ出し量)PA1は大きくなる傾向にある。
ここで、用紙Sの余白領域MAについては画像が形成されないことから、そもそも除電する必要性が小さい。このため、制御部70は、水のはみ出し量PA1を考慮して、余白領域MAに水が行き渡らないように(画像形成領域GAのみに水が塗布されるように)、2つの水切りローラー61,62を用紙Sの余白領域MAよりも内側に位置させる。特に、図5(a)に示す例では、比較的大きな水膜量WFbで水が塗布されていることから、制御部70は、より一層余白領域MAよりも内側に2つの水切りローラー61,62を位置させることとなる。
一方、図5(b)に示すように、第1規制ローラー50の隙間量が小さい場合には、給水ローラー40から加湿ローラー10に塗布する際の水膜量WFcも小さくなる。そして、このような水膜量WFcに応じた水が加湿ローラー10から用紙Sに塗布される。このため、用紙Sに対しては、比較的小さな水膜量WFdで水が塗布されることとなり、水のはみ出し量PA2も小さくなる傾向にある。
このため、制御部70は、水のはみ出し量PA2を考慮して、2つの水切りローラー61,62を余白領域MAよりも内側に位置させるにあたり、余白領域MAよりも少しだけ内側に2つの水切りローラー61,62を位置させることとなる。
さらに、本実施形態において制御部70は、センサ80により用紙Sの片寄りを検出した場合、片寄り量に応じて2つの水切りローラー61,62を位置させる。すなわち、用紙Sが全体的に奥行き方向に所定量だけ片寄って搬送されている場合、制御部70は、片寄りが無い場合よりも、片寄り量分だけ、2つの水切りローラー61,62を奥行き方向に移動させることとなる。これにより、用紙Sの片寄りに対して適切に対応することとなる。
加えて、本実施形態において制御部70は、センサ80により用紙Sの曲りを検出した場合、以下の2通りの処理のうちいずれか一方を実行する。図6は、用紙Sの曲り時における制御の概要を示す図であり、(a)は第1の処理を示し、(b)は第2の処理を示している。
図6(a)に示すように、用紙Sが搬送方向に対して角度θだけ曲った状態で搬送されているとする。この場合、制御部70は、センサ80により検出した曲り量θに応じて、2つの水切りローラー61,62を更に内側に移動させる。これにより、例えば一方の水切りローラー61は、用紙Sの先端側において内側に位置させ過ぎていることとなり、用紙Sの後端側において適切に位置していることとなる。また、他方の水切りローラー62は、用紙Sの先端側において適切に位置していることとなり、用紙Sの後端側において内側に位置させ過ぎていることとなる。しかしながら、このように2つの水切りローラー61,62を位置させた場合には、少なくとも余白領域MAに水を塗布して加湿過多となってしまうことは防止できる。このように、制御部70は、曲り量θに応じて2つの水切りローラー61,62を更に内側に移動させる。
また、図6(b)に示すように、用紙Sが搬送方向に対して角度θだけ曲った状態で搬送されているとする。この場合、制御部70は、センサ80により検出した曲り量θに応じて、用紙Sの加湿搬送中に、2つの水切りローラー61,62の奥行き方向の位置を1回若しくは複数回又は連続的に調整する。具体的には制御部70は、曲り量θの場合、2つの水切りローラー61,62の加湿搬送中における移動量Mを、M=Ltanθとする。ここで、Lは、搬送方向の用紙Sの移動量である。これにより、制御部70は、用紙Sの曲りに追従するように2つの水切りローラー61,62の奥行き方向の位置を調整することとなり、適切に余白領域MAの加湿過多を防止することができる。
さらには、本実施形態において制御部70は、センサ80により検出される用紙Sの先端位置及び後端位置に基づいて、用紙Sの先端側余白及び後端側余白の加湿過多を防止するようになっている。すなわち、制御部70は、用紙Sの先端側及び後端側において、用紙Sの中央側よりも、一対の第1規制ローラー50の隙間量を小さくする。これにより、より用紙Sの先後端におけるうねりについても防止することとなる。
次に、本実施形態に係る用紙加湿装置による用紙加湿方法を説明する。図7は、本実施形態に係る用紙加湿装置による用紙加湿方法を示すフローチャートである。まず、画像形成装置Aにて画像形成指示がされたとすると、制御部70は、画像形成される用紙Sのサイズ、紙種、画像濃度、画像形成領域GA、及び余白領域MAの情報を画像形成装置Aの制御部6から取得する(S1)。
次に、制御部70は、センサ80により検出された用紙Sの曲り量、及び片寄り量の情報を入力する(S2)。次に、制御部70は、ステップS1にて取得した用紙Sの紙種及び画像濃度の情報に基づいて、一対の第1規制ローラー50の基本隙間量を算出する(S3)。
次いで、制御部70は、ステップS1にて取得した用紙Sの紙種及び画像濃度の情報(又はステップS3で算出した基本隙間量の情報)、並びに、用紙Sのサイズ、画像形成領域GA、及び余白領域MAの情報と、ステップS2にて入力した用紙Sの曲り量、及び片寄り量の情報に基づいて、一対の2つの水切りローラー61,62の奥行き方向の位置を決定し、一対の2つの水切りローラー61,62をその位置に設定する(S4)。なお、図6(b)に示す処理を実行する場合、制御部70は、一対の2つの水切りローラー61,62が曲り量θに追従する移動設定を行う。
その後、制御部70は、センサ80により検出される用紙先端位置の情報と、ステップS1にて取得した余白領域MAの情報とに基づいて、一対の第1規制ローラー50と一対の給水ローラー40との隙間の位置が、用紙先端の余白領域MAに相当するかを判断する(S5)。用紙先端の余白領域MAに相当しないと判断した場合(S5:NO)、相当すると判断されるまで、この処理が繰り返される。
一方、用紙先端の余白領域MAに相当すると判断した場合(S5:YES)、制御部70は、一対の第1規制ローラー50の隙間量を、ステップS3にて算出した基本隙間量よりも小さい隙間量に設定する(S6)。その後、制御部70は、上記隙間の位置が画像形成領域GAに相当するかを判断する(S7)。
画像形成領域GAに相当しないと判断した場合(S7:NO)、相当すると判断されるまで、この処理が繰り返される。一方、画像形成領域GAに相当すると判断した場合(S7:YES)、制御部70は、一対の第1規制ローラー50の隙間量を、ステップS3にて算出した基本隙間量に設定する(S8)。
その後、制御部70は、センサ80により検出される用紙後端位置の情報と、ステップS1にて取得した余白領域MAの情報とに基づいて、上記隙間の位置が用紙後端の余白領域MAに相当するかを判断する(S9)。用紙後端の余白領域MAに相当しないと判断した場合(S9:NO)、相当すると判断されるまで、この処理が繰り返される。
一方、用紙後端の余白領域MAに相当すると判断した場合(S9:YES)、制御部70は、一対の第1規制ローラー50の隙間量を、ステップS3にて算出した基本隙間量よりも小さい隙間量に設定する(S10)。
このようにして、本実施形態に係る用紙加湿装置及び画像形成システム1によれば、加湿する用紙Sの情報に基づいて、一対の第1規制ローラー50の隙間量を調整するため、加湿する用紙Sの印字率や紙種などに基づいて除電のための適切な加湿を行って、加湿の適切化を図ることができる。また、加湿する用紙Sの情報に基づいて、一対の2つの水切りローラー61,62について奥行き方向の位置を調整するため、一対の第1規制ローラー50による隙間、用紙サイズ、用紙余白の大きさなどに応じて、用紙幅方向の両端部の加湿量を適切とでき、加湿過多となることを防止することができる。さらに、ローラーを多数設け、多数のローラーのうち用紙幅に応じたローラーを加湿ローラーに圧接させるなどの複雑な構成を採用する必要もない。従って、用紙幅方向の端部における加湿過多を防止しつつ用紙の加湿について適切化を図ると共に、構成の複雑化を抑えることができる。
また、加湿する用紙Sの余白領域MAよりも内側に、一対の2つの水切りローラー61,62について奥行き方向の位置を調整するため、用紙幅方向の端部側への水のはみ出し量PA1,PA2を見込んだ位置に2つの水切りローラー61,62を位置させることができ、用紙Sの余白領域MAに対する不要な加湿を防止することができる。
また、一対の2つの水切りローラー61,62はそれぞれ独立して奥行き方向に移動可能となっているため、それぞれの水切りローラー61,62が対称に移動したり同じ方向に同じ量で移動したりする機構の場合のように、水切りローラー61,62の移動に制約を受けず、より適切に用紙幅方向の両端部が加湿過多となってしまうことを防止することができる。
また、検出された曲り量θ及び片寄り量に応じて、一対の2つの水切りローラー61,62について奥行き方向の位置を調整するため、用紙Sが曲がっている場合や片寄っている場合にも、より適切に用紙幅方向の両端部が加湿過多となってしまうことを防止することができる。
また、用紙Sの曲り量θに応じて、当該用紙Sの加湿搬送中に、一対の2つの水切りローラー61,62について奥行き方向の位置を調整するため、用紙Sの加湿搬送中に用紙Sの曲りに追従するように一対の2つの水切りローラー61,62を移動させることができ、より一層適切に用紙幅方向の両端部が加湿過多となってしまうことを防止することができる。
また、加湿する用紙Sの先端側及び後端側において、一対の第1規制ローラー50の隙間量を小さくするため、用紙幅方向の両端部のみならず、用紙Sの先端側と後端側における余白に対しても加湿過多となることを防止することができる。
以上、本発明に係る用紙加湿装置及び画像形成システム1を実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能であれば公知技術等を組み合わせてもよい。
例えば、本実施形態において一対の加湿ローラー10は常時圧着状態であるが、常時圧着状態に限らず、圧着離間可能に構成されていてもよい。また、第1経路R1から用紙加湿部Cを迂回して第2経路R2に至る経路を備えていてもよい。
また、上記実施形態において用紙加湿装置は、画像形成装置Aの後段に接続される後処理装置Bに内蔵されているが、これに限らず、画像形成装置Aに接続されず画像形成後の用紙Sに単独で後処理を行うオフラインフィニッシャーに適用されてもよい。この場合、オフラインフィニッシャーには、用紙の情報を取得する手段を備えるようにすればよい。
さらに、上記実施形態において、後処理装置Bに操作手段を設け、又は画像形成装置Aの操作手段(不図示)を利用して、一対の加湿ローラー10による加湿に先立って、一対の2つの水切りローラー61,62の奥行き方向の位置を調整する操作を受け付けるようにしてもよい。この場合、制御部70は、用紙Sを加湿する際に、操作手段への操作により受け付けられた位置の調整量を加味して、一対の2つの水切りローラー61,62について奥行き方向の位置を調整する。これにより、加湿に先立って例えば一対の2つの水切りローラー61,62を用紙Sの内側方向に数ミリ移動させるなど操作しておけば、加湿の際にはこの操作内容を加味したうえで一対の2つの水切りローラー61,62を位置させることができ、用紙幅方向の両端部の加湿についてユーザーの好みを反映させることができる。
1 :画像形成システム
2 :画像読取装置
3 :画像形成部
3a :画像転写部
3b :定着部
4 :給紙トレイ
5 :反転経路
6 :制御部
10 :一対の加湿ローラー
20 :一対の貯水部
30 :一対の汲み上げローラー
40 :一対の給水ローラー
50 :一対の第1規制ローラー(一対の第1規制部材)
60 :一対の第2規制ローラー(一対の第2規制部材)
61,62 :2つの水切りローラー(2つの水切り部材)
70 :制御部(制御手段)
80 :センサ(検出手段)
A :画像形成装置
B :後処理装置
C :用紙加湿部
GA :画像形成領域
MA :余白領域
N :ニップ部
PA1,PA2 :はみ出し量
R :搬送路
R1 :第1経路
R2 :第2経路
S :用紙
Tr :排紙トレイ

Claims (8)

  1. 水分が塗布された一対の加湿ローラーによって形成されるニップ部を用紙が通過することにより、当該用紙を加湿する用紙加湿装置であって、
    前記一対の加湿ローラーに接して水を塗布する一対の給水ローラーと、
    前記一対の給水ローラーに対して隙間を確保した状態で近接し、前記一対の給水ローラーが前記一対の加湿ローラーに対して水分を塗布する前に、前記一対の給水ローラーの水膜量を規制する一対の第1規制部材と、
    前記給水ローラーの回転軸方向に沿う奥行き方向に移動可能な2つの水切り部材を有し、前記一対の給水ローラーが前記一対の加湿ローラーに対して水分を塗布する前に、前記一対の給水ローラーのうち用紙幅方向の両端部に相当する箇所の水膜量を前記2つの水切り部材によって規制する一対の第2規制部材と、
    加湿する用紙の情報に基づいて、前記一対の第1規制部材の前記一対の給水ローラーに対する隙間量を調整すると共に、前記一対の第2規制部材を構成する前記一対の2つの水切り部材について前記奥行き方向の位置を調整する制御手段と、
    を備えることを特徴とする用紙加湿装置。
  2. 前記制御手段は、加湿する用紙の余白領域よりも内側に、前記一対の2つの水切り部材について前記奥行き方向の位置を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の用紙加湿装置。
  3. 前記一対の2つの水切り部材は、それぞれ独立して前記奥行き方向に移動可能となっている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の用紙加湿装置。
  4. 用紙搬送方向に対する用紙の傾きを示す曲り量、及び、用紙平面において用紙搬送方向と直交方向への用紙のズレを示す片寄り量の少なくとも一方を検出する検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、加湿する用紙の情報と、前記検出手段による検出結果に応じて、前記一対の2つの水切り部材について前記奥行き方向の位置を調整する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の用紙加湿装置。
  5. 前記検出手段は、前記曲り量を検出する機能を有し、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出された用紙の曲り量に応じて、当該用紙の加湿搬送中に、前記一対の2つの水切り部材について前記奥行き方向の位置を調整する
    ことを特徴とする請求項4に記載の用紙加湿装置。
  6. 前記一対の加湿ローラーによる加湿に先立って、前記一対の2つの水切り部材の前記奥行き方向の位置を調整する操作を受け付ける操作手段をさらに備え、
    前記制御手段は、用紙を加湿する際に、前記操作手段への操作により受け付けられた位置の調整量を加味して、前記一対の2つの水切り部材について前記奥行き方向の位置を調整する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の用紙加湿装置。
  7. 前記制御手段は、加湿する用紙の先端側及び後端側において、加湿する用紙の中央側よりも、前記一対の第1規制部材の前記一対の給水ローラーに対する隙間量を小さくする
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の用紙加湿装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の用紙加湿装置と、
    用紙に対して画像を形成して前記用紙加湿装置に供給すると共に、加湿する用紙の情報を前記制御手段に送信する制御部を有した画像形成装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
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