JP6547381B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに係り、特に、シート本体を前後移動可能に支持するスライドレール装置を備えた車両用シートに関する。
従来、車体フロアに対してシート本体をシート前後方向に移動可能なスライドレール装置を備えた車両用シートが知られている。
スライドレール装置は、車体フロアに固定されるロアレールと、ロアレールに沿って摺動可能に取り付けられ、シート本体を下方から支持するアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールの相対移動を規制するロック部材と、から主に構成されている。
そして、乗員が操作レバーを操作することで、アッパレールの相対移動をロック状態又はロック解除状態にする技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のスライドレール装置は、ロアレールに設けられたロック溝に係合可能なロック爪を有し、ロック爪がロック溝に係合するロック位置と、ロック爪がロック溝から離脱したロック解除位置との間を移動可能な状態でアッパレールに取り付けられるロック部材を備えている。
さらに、左右のアッパレールを連結し、ロック部材をロック位置又はロック解除位置に移動させるためにアッパレールに対して回転する連結軸と、連結軸の延出方向の一端に取り付けられ、連結軸を回転操作する操作レバーと、を備えている。
上記構成において、操作レバーが車両用シートのシート幅方向の一端部分に配置されているため、着座者は左右いずれかの手で容易に操作することができ、また、隣の着座者が容易に操作することもできる。
特開2014−133546号公報
ところで、特許文献1のようなスライドレール装置では、左右のアッパレールに対する連結軸の組み付け作業を容易にすべく、複数の中空状の分割シャフトをシート幅方向に沿って組み付けることで連結軸が一体形成されている。
しかしながら、連結軸が複数の中空状の分割シャフトから構成されるために、連結軸の剛性が部分的に低下してしまう虞があった。また、分割シャフト同士の間でガタツキが生じてしまい、組み付け性が低下する虞や車両走行時に異音が発生する虞があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、組み付け作業を容易にしながらも、高い剛性を確保したスライドレール装置を備えている車両用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、組み付け性を向上させたスライドレール装置を備えた車両用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用シートによれば、車体フロアに固定されるロアレールと、該ロアレールに沿って摺動可能に取り付けられるアッパレールと、該アッパレールの上方に配置されるシート本体と、を備えた車両用シートであって、前記ロアレールに対して前記アッパレールを摺動不能にロックするロック位置と、ロック解除位置との間で移動することが可能なロック部材と、前記ロック位置及び前記ロック解除位置のうち、一方の位置にある前記ロック部材を他方の位置に移動させるために、前記シート本体のシート幅方向に沿った軸回りに回転する回転軸と、を備え、該回転軸は、シート幅方向に沿ってそれぞれ延出する、中実状の軸心体と中空状の筒状体とを有し、前記軸心体の少なくとも一部がシート幅方向において前記筒状体の孔に挿入されることで構成され、前記軸心体が前記筒状体に挿入された部分は、前記筒状体の外側面から第1締結部材及び第2締結部材によって締結固定され、該第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所は、前記筒状体のシート幅方向において互いに異なる位置に設けられ、かつ、前記筒状体の回転方向において互いに異なる位置に配置され、前記第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所は、前記筒状体の回転方向において互いに反対側の位置に配置されていること、により解決される。
上記のように、回転軸は、シート幅方向に沿って延出する、中実状の軸心体と中空状の筒状体とを有し、前記軸心体の少なくとも一部がシート幅方向において前記筒状体の孔に挿入されることで構成されているため、中実状の軸心体と中空状の筒状体の組合せによって回転軸の高い剛性を確保することができる。
すなわち、スライドレール装置において回転軸の組み付け作業性を容易にしながらも、回転軸の高い剛性を確保することができる。
また上記構成により、軸心体の筒状体内部に挿入された部分が、上記第1締結部材及び第2締結部材の締結固定によって部分的に偏心することになる。すなわち、軸心体が筒状体内部で僅かに歪みを形成することで、軸心体と筒状体とのガタツキを抑制することができる。
その結果、軸心体と筒状体の組み付け性が向上する。
また上記構成により、軸心体の筒状体内部に挿入された部分が、上記第1締結部材及び第2締結部材によって互いに異なる方向に偏心することになる。その結果、軸心体と筒状体とのガタツキを一層抑制でき、組み付け性が一層向上する。
また前記課題は、本発明の車両用シートによれば、車体フロアに固定されるロアレールと、該ロアレールに沿って摺動可能に取り付けられるアッパレールと、該アッパレールの上方に配置されるシート本体と、を備えた車両用シートであって、前記ロアレールに対して前記アッパレールを摺動不能にロックするロック位置と、ロック解除位置との間で移動することが可能なロック部材と、前記ロック位置及び前記ロック解除位置のうち、一方の位置にある前記ロック部材を他方の位置に移動させるために、前記シート本体のシート幅方向に沿った軸回りに回転する回転軸と、を備え、該回転軸は、シート幅方向に沿ってそれぞれ延出する、中実状の軸心体と中空状の筒状体とを有し、前記軸心体の少なくとも一部がシート幅方向において前記筒状体の孔に挿入されることで構成され、前記軸心体が前記筒状体に挿入された部分は、前記筒状体の外側面から第1締結部材及び第2締結部材によって締結固定され、該第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所は、前記筒状体のシート幅方向において互いに異なる位置に設けられ、かつ、前記筒状体の回転方向において互いに異なる位置に配置され、前記回転軸において前記軸心体が前記筒状体に挿入された部分は、少なくとも断面略楕円形状からなり、前記第1締結部材及び第2締結部材は、前記回転軸の外側面において平面部分に締結固定されていることによっても解決する。
上記構成により、第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所の穴加工が容易になり、締結固定性も向上する。
また、回転軸において操作レバーが取り付けられた部分が断面略楕円形状であれば、操作レバーと回転軸との嵌合性が良好になり、操作レバーの回転力を効率良く回転軸に伝達することができる。
また前記課題は、本発明の車両用シートによれば、車体フロアに固定されるロアレールと、該ロアレールに沿って摺動可能に取り付けられるアッパレールと、該アッパレールの上方に配置されるシート本体と、を備えた車両用シートであって、前記ロアレールに対して前記アッパレールを摺動不能にロックするロック位置と、ロック解除位置との間で移動することが可能なロック部材と、前記ロック位置及び前記ロック解除位置のうち、一方の位置にある前記ロック部材を他方の位置に移動させるために、前記シート本体のシート幅方向に沿った軸回りに回転する回転軸と、を備え、該回転軸は、シート幅方向に沿ってそれぞれ延出する、中実状の軸心体と中空状の筒状体とを有し、前記軸心体の少なくとも一部がシート幅方向において前記筒状体の孔に挿入されることで構成され、前記軸心体が前記筒状体に挿入された部分は、前記筒状体の外側面から第1締結部材及び第2締結部材によって締結固定され、該第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所は、前記筒状体のシート幅方向において互いに異なる位置に設けられ、かつ、前記筒状体の回転方向において互いに異なる位置に配置され、前記回転軸に取り付けられ、該回転軸の回転動作を前記ロック部材に伝達させて、該ロック部材を前記ロック位置又は前記ロック解除位置に移動させる伝達部材を備え、該伝達部材は、前記軸心体が前記筒状体に挿入された部分に取り付けられていることによっても解決する。
上記構成により、回転軸に対する伝達部材の取り付け剛性を十分に確保できる。
このとき、前記回転軸のシート幅方向の一端に取り付けられ、前記回転軸を回転操作する操作レバーを備え、前記回転軸において前記操作レバーが取り付けられる部分は、前記軸心体で構成されていると良い。
上記のように、回転軸において操作レバーが取り付けられる一端部分は、比較的高い剛性が必要とされるところ、筒状体ではなく軸心体で構成されているため、回転軸の剛性を確保することができる。
このとき、前記第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所は、前記筒状体の回転方向において互いに反対側の位置に配置されていると良い。
上記構成により、軸心体の筒状体内部に挿入された部分が、上記第1締結部材及び第2締結部材によって互いに異なる方向に偏心することになる。その結果、軸心体と筒状体とのガタツキを一層抑制でき、組み付け性が一層向上する。
このとき、前記回転軸に取り付けられ、該回転軸の回転動作を前記ロック部材に伝達させて、該ロック部材を前記ロック位置又は前記ロック解除位置に移動させる伝達部材を備え、該伝達部材は、前記軸心体が前記筒状体に挿入された部分に取り付けられていると良い。
上記構成により、回転軸に対する伝達部材の取り付け剛性を十分に確保できる。
このとき、前記伝達部材は、前記回転軸のシート幅方向において前記第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所の間に配置されていると良い。
上記構成により、回転軸に対する伝達部材の取り付け剛性を一層向上できる。
発明によれば、中実状の軸心体と中空状の筒状体の組合せによって回転軸の高い剛性を確保することができる。すなわち、スライドレール装置において回転軸の組み付け作業性を容易にしながらも、回転軸の高い剛性を確保することができる。
また本発明によれば、回転軸において操作レバーが取り付けられる一端部分の剛性を確保できる。
また本発明によれば、軸心体が筒状体内部で僅かに歪みを形成することで、軸心体と筒状体とのガタツキを抑制できる。その結果、軸心体と筒状体の組み付け性が向上する。
また本発明によれば、軸心体と筒状体とのガタツキを一層抑制でき、組み付け性が一層向上する。
また本発明によれば、第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所の穴加工が容易になり、締結固定性も向上する。また、操作レバーと回転軸との嵌合性が良好になり、操作レバーの回転力を効率良く軸心体に伝達できる。
また本発明によれば、回転軸に対する伝達部材の取り付け剛性を確保できる。
本実施形態の車両用シートの外観斜視図である。 車両用シートの骨格となるシートフレームのうち、クッションフレームをシート斜め下から見たときの図である。 クッションフレーム及びスライドレール装置の分解斜視図である。 クッションフレームの底面図である。 車両用シートのシート前後位置を説明する説明図である。 クッションフレームのシート前方から見た縦断面図である。 図6の要部拡大図であって回転軸の構成要素となる軸心体と筒状体の連結状態の詳細を示す図である。 図7の別実施例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両用シートについて、図1〜図8を参照しながら説明する。
本実施形態は、スライドレール装置を備えた車両用シートであって、アッパレールの移動を規制するためにロック位置とロック解除位置との間で移動するロック部材と、ロック部材を切り替え移動させるためにシート幅方向に沿った軸回りに回転する回転軸と、を備えており、回転軸は、軸心体がシート幅方向において筒状体に一部挿入されて締結固定されることで形成され、第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所は、筒状体のシート幅方向において互いに異なる位置に設けられ、かつ、筒状体の回転方向において互いに反対側の位置に配置されていることを特徴とする車両用シートの発明に関するものである。
なお、着座シートのシートバックに対して乗員が着座する側がシート前方側となる。
本実施形態の車両用シートSは、例えば車両前後方向に三列のシートを備える車両において、二列目のミドルシートとして用いられる。
車両用シートSは、図1に示すように、シートクッション1とシートバック2を有するシート本体と、シートクッション1に対してシートバック2を回動可能に連結するリクライニング装置20と、シート本体を車体フロアに対してシート前後方向に移動可能に支持するスライドレール装置30と、図2に示すように、シート本体がシート前後方向の所定位置に到達したときに、リクライニング装置20の動作を無効にするインターロック装置40と、から主に構成されている。
なお、シートクッション1のシート幅方向の外側には、リクライニング装置20、スライドレール装置30を外側から保護するサイドカバーが取り付けられている。
シートクッション1は、乗員を下方から支持する着座部であって、図2に示す骨格となるクッションフレーム10にクッションパッド1aを載置して、クッションパッド1aの上から表皮1bによって被覆することで構成されている。
シートバック2は、乗員の背中を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となる不図示のシートバックフレームにクッションパッド2aを載置して、表皮2bで被覆することで構成されている。
クッションフレーム10は、図2に示すように、シートクッション1の骨格となる略矩形状の枠状体からなり、シート幅方向の側方に配置される左右のサイドフレーム11と、各サイドフレーム11の前方部分を連結する略コ字形状の前方連結パイプ12と、各サイドフレーム11の後方部分を連結する後方連結パイプ13と、前方連結パイプ12及び後方連結パイプ13を連結するプレート状のパンフレーム14と、から主に構成されている。
サイドフレーム11は、シート前後方向に延出し、縦断面略L字形状からなる板金部材であって、その後方部分にはリクライニング装置20が取り付けられ、その下方部分にはスライドレール装置30が取り付けブラケット15を介して取り付けられている。
なお、パンフレーム14の前方部分の底面には、インターロック装置40の作動部分となる中継ユニット43が取り付けられている。
リクライニング装置20は、図1に示すように、シートバック2の回転動作をロックするロック状態と、ロック解除状態との間で切り替え可能であって、シートバック2を起立姿勢でロックした状態から、操作ハンドル21が操作されることでロック状態を解除し、シートバック2を前方側に回転させて前倒し姿勢に折り畳むことができる。
詳しく言うと、リクライニング装置20は、シートクッション1のシート後方部分に取り付けられ、回転中心となる不図示のバック回転軸と、シートバック2をバック回転軸を中心として前方側に回転させて前倒し姿勢に付勢する不図示の渦巻きバネと、から主に構成されている。
バック回動軸は、シート幅方向においてシートクッション1側とシートバック2側に軸支され、渦巻きバネは、その一端部がシートクッション1側に係止され、他端部がシートバック2側に係止されている。
スライドレール装置30は、図1、図3に示すように、車体フロアに固定され、シート前後方向に延びる左右のロアレール31と、ロアレール31に沿って摺動可能に取り付けられ、シート本体を支持する左右のアッパレール32と、アッパレール32内部に取り付けられ、アッパレール32を摺動不能にロックするロック位置と、ロック解除位置との間で切り替え移動可能なロック部材33と、を備えている。
また、スライドレール装置30は、図2、図3に示すように、左右のアッパレール32を連結し、ロック部材33をロック位置又はロック解除位置に移動させるためにシート幅方向に沿った軸回りに回転する回転軸37と、回転軸37の外側面に取り付けられ、回転軸37の回転動作をロック部材33に伝達させる伝達部材38と、回転軸37のシート幅方向の一端に取り付けられ、回転軸37を回転操作する図1の操作レバー39と、をさらに備えている。
ロアレール31は、長尺な中空体からなり、シート幅方向に間隔を空けて一対に配置されており、シート前後方向に沿って断面略凸形状の収容空間が形成されている。
アッパレール32は、ロアレール31の収容空間内に挿入された状態でロアレール31に沿ってスライド移動する長尺体からなり、図3に示すように、その上方部分が取り付けブラケット15を介してクッションフレーム10に連結されている。
アッパレール32のシート前後方向の略中央部分においてシート幅方向の内側面には、ロック部材33が一部嵌め込まれるように取り付けられている。
ロック部材33は、ロアレール31に設けられた不図示のロック溝に係合可能な不図示のロック爪を有し、ロック爪がロック溝に係合するロック位置と、ロック爪がロック溝から離脱したロック解除位置との間を移動可能な状態で、アッパレール32に取り付けられている。なお、ロック溝はロアレール31の延出方向に沿って複数設けられている。
ロック部材33は、図3に示すように、アッパレール32に連結ブラケット34を介して回動可能に連結されるシャフト受け部33aと、シャフト受け部33aの一端から延びて、伝達部材38に当接可能な位置にある押圧受け部33bと、シャフト受け部33aの他端から延びてアッパレール32内部を通過し、ロアレール31のロック溝に係合可能な位置にある不図示のロック爪と、を備えている。
すなわち、ロック部材33は、アッパレール32に対して回動シャフト35を中心として回転可能に取り付けられ、通常はロック部材33周辺に設けられた不図示の付勢バネによってロック位置に付勢されている。
回転軸37は、図2に示すように、シート幅方向に沿ってそれぞれ延出する、中実状の軸心体37aと、中空状の筒状体37bとを有し、軸心体37aの一端がシート幅方向において筒状体37bの孔に挿入されることで形成されている。詳細は後述する。
伝達部材38は、図2、図3に示すように、回転軸37の外表面に一端が溶接固定され、回転軸37を中心として回転動作することで、その他端部分に設けられた押圧部38aがロック部材33を押圧することが可能な構成となっている。
上記構成において、乗員が図1の操作レバー39を回転軸37を中心としてシート後方側に回転操作することで回転軸37が伝達部材38と共に回転する。そして、図3に示すように、伝達部材38の押圧部38aが、ロック部材33の押圧受け部33bを押し下げるように下方側に回転移動する。
ロック部材33が回動シャフト35を中心として回転することで、ロック部材33の不図示のロック爪が、ロアレール31の不図示のロック溝に係合するロック位置と、ロック溝から離脱したロック解除位置との間を移動することになる。
つまり、乗員が操作レバー39を回転操作することで、アッパレール32の上方に取り付けられたシート本体がロアレール31に沿ってシート前後方向に移動可能になる。
インターロック装置40は、図4、図5に示すように、シート本体がシート前後方向において所定のシート前方位置に到達したときに、リクライニング装置20の動作を無効にするものである。
リクライニング装置20の動作が無効になると、シートバック2は、不図示の渦巻きバネの付勢力によってシート前方側に自動回転して前倒し姿勢となってロックされる。
そのため、車両用シートSがミドルシートであった場合に、荷室スペースを形成するために車両用シートSをシート前方位置に移動させたとき、意図せずにシートバック2がシート後方に倒れ込むことがないように、シートバック2を前倒しした状態で操作不能とする機能をもたせることができる。
インターロック装置40は、図4に示すように、スライドレール装置30の上方部分に取り付けられ、アッパレール32が図5のシート前方位置に到達したことを検出する検出体41と、リクライニング装置20の前方部分に取り付けられ、シートバック2の回転動作を無効にするキャンセラー42と、パンフレーム14の前方部分の底面に取り付けられ、検出体41が検出したときにキャンセラー42を作動させる中継ユニット43と、から主に構成されている。
また、中継ユニット43は、検出体41と第1ケーブル44で連結され、キャンセラー42と第2ケーブル45で連結されている。
上記構成において、まず、アッパレール32がシート前方位置に到達すると、アッパレール32の上方部分に取り付けられた検出体41が作動し、検出体41が第1ケーブル44の一端部を牽引する。
検出体41の牽引動作に伴って、第1ケーブル44の他端部に取り付けられた中継ユニット43が作動し、中継ユニット43が第2ケーブル45の一端部を牽引する。
中継ユニット43の牽引動作に伴って、第2ケーブル45の他端部に取り付けられたキャンセラー42が作動し、キャンセラー42が作動する。
その結果、図5に示すように、シート本体がシート前方位置に到達すると、シートバック2が前倒し姿勢となってロックされることになる。
なお、シート本体がシート前方位置から後方側に移動すると、インターロック装置40によるロックが解除され、リクライニング装置20の動作が有効になる。
なお、インターロック装置40の作動は、検出体41、キャンセラー42及び中継ユニット43を上記ケーブルで連結することで構造的に実現しているが、特に限定されることなく変更可能である。例えば、中継ユニット43が制御部として機能し、検出体41の検出結果を検出体41から受信して、キャンセラー42の作動に基づく作動信号をキャンセラー42へ送信することで電気的に実現することもできる。
<スライドレール装置の回転軸>
次に、スライドレール装置30の回転軸37について詳細を説明する。
回転軸37は、断面略円形状からなり、図6に示すように、軸心体37aがシート幅方向の外側から筒状体37bの孔に一部挿入されて構成されている。
軸心体37aは、断面略円形状からなり、その一端部分が右アッパレール32の上方部分を通過して筒状体37b内部に嵌め込まれており、その他端部分がシート本体から左右外側に突出して図1の操作レバー39内部に嵌め込まれて構成されている。
筒状体37bは、断面略円形状からなり、その軸心体37a側とは反対側の端部が左アッパレール32の上方部分に取り付けられて構成されている。
軸心体37aが筒状体37bに挿入された部分は、図6、図7に示すように、筒状体37bの外側面から第1締結部材37c及び第2締結部材37dを軸心体37aに向かって締結することで連結されている。
第1締結部材37c及び第2締結部材37dによる締結箇所は、筒状体37bのシート幅方向において互いに間隔を空けて設けられ、かつ、筒状体37bの回転方向において互いに反対側の位置に配置されている。
詳しく言うと、第1締結部材37c及び第2締結部材37dは、上下方向において互いに異なる側からリンク状のワッシャー部材を介して軸心体37a及び筒状体37bに締結されている。
上記構成により、図7に示すように、軸心体37aの筒状体37b内部に挿入された部分が、第1締結部材37c及び第2締結部材37dのネジ締結によって部分的に偏心することになる。すなわち、軸心体37aが筒状体37b内部で僅かに歪みを形成することで、軸心体37aと筒状体37bとのガタツキを抑制することができ、組み付け性が向上する。
しかも、軸心体37aの挿入部分が、第1締結部材37c及び第2締結部材37dによる締結箇所において互いに異なる方向に偏心するため、軸心体37aと筒状体37bの組み付け性が一層向上する。
また上記構成において、図6、図7に示すように、軸心体37a及び筒状体37bは、断面略円形状からなるが、第1締結部材37c及び第2締結部材37dの締結箇所を加工することで部分的に断面略楕円形状になるように形成されている。
その結果、第1締結部材37c及び第2締結部材37dは、回転軸37の外周面において平面部分に締結固定されることになる。
そのため、2つの締結箇所の穴加工が容易になると共に、軸心体37a及び筒状体37bの締結固定性も向上する。
また上記構成において、図6に示すように、伝達部材38は、軸心体37aが筒状体37bに挿入された部分に取り付けられ、かつ、回転軸37のシート幅方向において第1締結部材37c及び第2締結部材37dによる締結箇所の間に配置されている。
そのため、回転軸37に対する伝達部材38の取り付け剛性を十分に確保できる。
また上記構成において、図6に示すように、軸心体37aのシート幅方向外側の他端部分において操作レバー39が嵌め込まれる部分は、部分的に断面略楕円形状になるように形成されており、その外周面に沿って凹凸が形成されている。
そのため、回転軸37と操作レバー39の嵌合性が良好になり、操作レバー39の回転力を効率良く回転軸37に伝達できる。
なお、軸心体37aと筒状体37bの連結状態について、図7の実施例に限定されることなく、例えば図8のように変更することも可能である。
すなわち、第1締結部材37c及び第2締結部材37dが、筒状体37bの外側面から筒状体37bのみを貫通し、筒状体37b内部にある軸心体37aを押圧するように配置されていても良い。
上記構成においても、軸心体37aの筒状体37b内部に挿入された部分が、第1締結部材37c及び第2締結部材37dのネジ締結によって部分的に偏心することで、軸心体37aと筒状体37bとのガタツキを抑制でき、組み付け性が向上する。
<その他の実施形態>
上記実施形態において、図2に示すように、回転軸37は、軸心体37aの一部が筒状体37b内部に挿入されて形成されているが、特に限定されることなく、例えば軸心体37aの略全部が筒状体37b内部に挿入されて形成されていても勿論良い。
そのようにすることで、回転軸37の剛性が一層向上する。
また上記実施形態において、図6に示すように、回転軸37において第1締結部材37c及び第2締結部材37dの締結箇所は、筒状体37bの回転方向において互いに反対側の位置に配置されているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、2つの締結箇所が、筒状体37bの回転方向において異なる位置に配置されていれば、軸心体37aが筒状体37b内部で歪みを形成し、ガタツキを抑制できる。
また例えば、締結箇所が第1締結部材37cの1箇所であっても良く、軸心体37aが筒状体37b内部で僅かに歪みを形成し、ガタツキを抑制できる。
また上記実施形態において、図7に示すように、第1締結部材37c及び第2締結部材37dは、上下方向において互い違いになるように軸心体37a及び筒状体37bに締結されているが、特に限定されることなく、例えばシート前後方向において互い違いになるように締結されていても良い。
そのようにすることで、回転軸37の前後位置にある比較的スペースが空いた空間を利用して作業者が容易に締結部材を組み付けることができる。
また上記実施形態では、図7に示すように、スライドレール装置30の回転軸37の構成について詳しく説明したが、本回転軸37の特徴的な構成を車両用シートSの他の構成部品に適用させることも可能である。
例えば、リクライニング装置20のバック回転軸に当該構成を適用させることや、シート本体の高さ位置を調節するためのハイトリンク装置の回転軸に当該構成を適用させることも可能である。
上記各実施形態では、具体例として自動車に用いられる車両用シートについて説明したが、特に限定されることなく、電車、バス等に用いられる車両用シートのほか、飛行機、船等に用いられる乗り物用シートとしても利用することができる。
また、乗り物用シートのほか、映画館、プラネタリウム等の商業施設、病院待合室等の公共施設の室内、又は室外に広く用いられるシートとしても利用可能である。
本実施形態では、主として本発明に係る車両用シートに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
S 車両用シート
1 シートクッション
1a,2a クッションパッド
1b,2b 表皮
2 シートバック
10 クッションフレーム
11 サイドフレーム
12 前方連結パイプ
13 後方連結パイプ
14 パンフレーム
15 取り付けブラケット
20 リクライニング装置
21 操作ハンドル
30 スライドレール装置
31 ロアレール
32 アッパレール
33 ロック部材
33a シャフト受け部
33b 押圧受け部
34 連結ブラケット
35 回動シャフト
37 回転軸
37a 軸心体
37b 筒状体
37c 第1締結部材
37d 第2締結部材
38 伝達部材
38a 押圧部
39 操作レバー
40 インターロック装置
41 検出体
42 キャンセラー
43 中継ユニット
44 第1ケーブル
45 第2ケーブル

Claims (7)

  1. 車体フロアに固定されるロアレールと、
    該ロアレールに沿って摺動可能に取り付けられるアッパレールと、
    該アッパレールの上方に配置されるシート本体と、を備えた車両用シートであって、
    前記ロアレールに対して前記アッパレールを摺動不能にロックするロック位置と、ロック解除位置との間で移動することが可能なロック部材と、
    前記ロック位置及び前記ロック解除位置のうち、一方の位置にある前記ロック部材を他方の位置に移動させるために、前記シート本体のシート幅方向に沿った軸回りに回転する回転軸と、を備え、
    該回転軸は、シート幅方向に沿ってそれぞれ延出する、中実状の軸心体と中空状の筒状体とを有し、前記軸心体の少なくとも一部がシート幅方向において前記筒状体の孔に挿入されることで構成され
    前記軸心体が前記筒状体に挿入された部分は、前記筒状体の外側面から第1締結部材及び第2締結部材によって締結固定され、
    該第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所は、前記筒状体のシート幅方向において互いに異なる位置に設けられ、かつ、前記筒状体の回転方向において互いに異なる位置に配置され、
    前記第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所は、前記筒状体の回転方向において互いに反対側の位置に配置されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 車体フロアに固定されるロアレールと、
    該ロアレールに沿って摺動可能に取り付けられるアッパレールと、
    該アッパレールの上方に配置されるシート本体と、を備えた車両用シートであって、
    前記ロアレールに対して前記アッパレールを摺動不能にロックするロック位置と、ロック解除位置との間で移動することが可能なロック部材と、
    前記ロック位置及び前記ロック解除位置のうち、一方の位置にある前記ロック部材を他方の位置に移動させるために、前記シート本体のシート幅方向に沿った軸回りに回転する回転軸と、を備え、
    該回転軸は、シート幅方向に沿ってそれぞれ延出する、中実状の軸心体と中空状の筒状体とを有し、前記軸心体の少なくとも一部がシート幅方向において前記筒状体の孔に挿入されることで構成され、
    前記軸心体が前記筒状体に挿入された部分は、前記筒状体の外側面から第1締結部材及び第2締結部材によって締結固定され、
    該第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所は、前記筒状体のシート幅方向において互いに異なる位置に設けられ、かつ、前記筒状体の回転方向において互いに異なる位置に配置され、
    前記回転軸において前記軸心体が前記筒状体に挿入された部分は、少なくとも断面略楕円形状からなり、
    前記第1締結部材及び第2締結部材は、前記回転軸の外側面において平面部分に締結固定されていることを特徴とする車両用シート。
  3. 車体フロアに固定されるロアレールと、
    該ロアレールに沿って摺動可能に取り付けられるアッパレールと、
    該アッパレールの上方に配置されるシート本体と、を備えた車両用シートであって、
    前記ロアレールに対して前記アッパレールを摺動不能にロックするロック位置と、ロック解除位置との間で移動することが可能なロック部材と、
    前記ロック位置及び前記ロック解除位置のうち、一方の位置にある前記ロック部材を他方の位置に移動させるために、前記シート本体のシート幅方向に沿った軸回りに回転する回転軸と、を備え、
    該回転軸は、シート幅方向に沿ってそれぞれ延出する、中実状の軸心体と中空状の筒状体とを有し、前記軸心体の少なくとも一部がシート幅方向において前記筒状体の孔に挿入されることで構成され、
    前記軸心体が前記筒状体に挿入された部分は、前記筒状体の外側面から第1締結部材及び第2締結部材によって締結固定され、
    該第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所は、前記筒状体のシート幅方向において互いに異なる位置に設けられ、かつ、前記筒状体の回転方向において互いに異なる位置に配置され、
    前記回転軸に取り付けられ、該回転軸の回転動作を前記ロック部材に伝達させて、該ロック部材を前記ロック位置又は前記ロック解除位置に移動させる伝達部材を備え、
    該伝達部材は、前記軸心体が前記筒状体に挿入された部分に取り付けられていることを特徴とする車両用シート。
  4. 前記回転軸のシート幅方向の一端に取り付けられ、前記回転軸を回転操作する操作レバーを備え、
    前記回転軸において前記操作レバーが取り付けられる部分は、前記軸心体で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用シート。
  5. 前記第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所は、前記筒状体の回転方向において互いに反対側の位置に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用シート。
  6. 前記回転軸に取り付けられ、該回転軸の回転動作を前記ロック部材に伝達させて、該ロック部材を前記ロック位置又は前記ロック解除位置に移動させる伝達部材を備え、
    該伝達部材は、前記軸心体が前記筒状体に挿入された部分に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。
  7. 前記伝達部材は、前記回転軸のシート幅方向において前記第1締結部材及び第2締結部材による締結箇所の間に配置されていることを特徴とする請求項3又は6に記載の車両用シート。
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