JP6545698B2 - 膨張した粒質物を製造するための装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、砂粒状の材料からなる膨張した粒質物を製造するための装置であって、該装置は、実質的に垂直に延びている炉シャフトと、該炉シャフトの上方にまたは上方領域に設けられており、かつ、砂粒状の材料を炉シャフトに供給するための供給装置とを有する炉を具備し、該供給装置は、少なくとも1つの下方に落ちるカーテンの形態をとる砂粒状の材料を炉シャフトの上方領域に入れるために、形成されており、カーテンの落下区間は、炉シャフトの横断面の非中心領域、好ましくは周辺領域にあってなる装置、ならびに膨張した粒質物を製造するための方法に関する。
このような装置および/または方法は、特許文献1に開示されている。該公報の課題は、膨張した粒質物が吸湿性を全然有しないか、またはほとんど吸湿性を有しないように、膨張した粒質物の閉表面を制御可能に調整することにある。更に、膨張した粒質物の表面構造従ってまた膨張した粒質物の粗さに効果的に影響を与える可能性を作り出すことが意図される。この目的のために、この公報は、砂粒状の材料の落下区間に沿って設けられておりかつ互いに独立的に制御可能な複数の加熱要素を備え、かつ落下区間に沿って温度検出を実行し、加熱要素は、膨張過程が生じてなる領域の下方で、検出された温度に従って制御することを提案する。
膨張シャフトを垂直に整列することに基づき、および膨張過程を伴うプロセスガスの追加的な給排に基づき、シャフト内で、砂粒状の材料に作用する流れが生じる。シャフトが上方に向いて閉じられているならば、膨張シャフトの複数の部分では、壁部に近くの上昇流(境界層流)が完全に停止するだろう流れの状況が生じるだろう。停止は、必然的に、粒子の、膨張シャフトの壁部への付着を引き起こし、更に、シャフトにおける個々の砂粒の異なる滞留時間を引き起こし、かくして、最終的には、個々の粒子の大きく異なる膨張係数を有する膨張質を引き起こすだろう。しかし、膨張過程を伴うプロセスガスの追加的な給排による従来知られた解決策は、これまで、膨張した粒子の十分に均一な質を提供しなかった。
従って、最終結果では大きく異なって膨張したか、または全然膨張していない粒子および強化された壁面付着を引き起こすところの不均一な膨張過程を、従来の技術の欠点と見なすことができる。このことによって、吸湿性に関して粒質物の特性に悪影響を与える。何故ならば、膨張過程の制御が、すべての粒子に均等に達しないからである。
例えばロータリフィーダ、シュートまたはグルーブドロール式フィーダによる材料供給の知られた解決策を使用する際の欠点を、以下に詳述する。シュート、ロータリフィーダまたはグルーブドロール式フィーダを用いた炉シャフトへの通常の材料供給によって、膨張シャフトの横断面に亘る比較的均等な材料分布が達成される。しかしながら、シャフトの横断面に亘って変化する流れの状況に基づき、このことは、異なる滞留時間従ってまた膨張した粒質物の異なる質をもたらすだろう。結果は、不均一に膨張した粒質物であり、壁面近傍の上昇流で循環する粒子状物質は、追加的に、シャフトにおける付着をもたらすだろう。
特許文献2からは、粒質物状の供給材料を膨張させるための炉用の供給装置が公知である。ここでは、円錐部材の下端は、円筒状の集電体に接続する。集電体の下端は、同様に、逆円錐部材として設計されている。逆円錐部材は、下方に設けられた円錐状のストッパと協働する。集電体は、自らの逆円錐状の下端に、環状に設けられた開口部を有する。該開口部を通って、供給材料は、円形に、個々の互いにわずかに間隔をあけた多数の噴流の形態で、炉に落下することができる。
特許文献3からは、同様に、粒質物状の供給材料を膨張させるための炉用の供給装置が公知である。該供給装置は、同様に、供給材料の円形の供給を可能にする。供給材料の供給を、ここでは、環状ギャップを介して行なう。その目的は、粒子の連続的なカーテンを発生させるためである。
WO 2013/053635 A1 US 3046607 A GB 902169 A
本発明の基礎となる課題の提示は、上記欠点を有さず、かつ、すべての粒子に均等に作用する均等な膨張過程を特徴とするところの、砂粒状の材料からなる膨張した粒質物を製造するための装置および方法を提供することにある。このような装置および方法によって、大きく異なって膨張したか、または全然膨張していない粒子が、発生する粒質物の形で生じることを、できる限り効果的に防止することが意図される。本装置は簡単かつ信頼性のある構造を特徴とすることが意図される。本発明は、多くの労力なしに、既存の設備に後づけ可能であることが意図される。
本目的は、明細書の最初の部分に記載された装置を用いて、以下のことによって、すなわち、該供給装置が、少なくとも1つの下方に落ちるカーテンの形態をとる砂粒状の材料を炉シャフトの上方領域に入れるために、形成されており、カーテンの落下区間は、炉シャフトの横断面の非中心領域、好ましくは周辺領域にあることによって、達成される。
本発明は、供給の方法が、膨張過程の質に著しく影響を与えることができるという基本的な認識に基づいている。「非中心の」は、ここでは、カーテンが、炉シャフトの横断面の中心領域に延びているのではなく、炉シャフトの内壁の方向に向けられていることを意味する。このことは、一方では、例えば、炉シャフト3の上方領域では、プロセスガス、例えば熱空気を給排することによって、強制された二次流のためのスペースを、中心領域に生成するという利点を有する。強制された二次流は、壁部近傍の上昇流の形で運ばれ(戻される)粒子へのプラスの影響を有し、すなわち、二次流によって、これらの粒子向けられた力を炉シャフトの中心の方向に加えるのであり、このことによって、付着を回避し、あるいは、これまで知られた方法に比較して激減させることができる。他方では、このことによって、内壁〜放射する熱を、従来の技術よりも効果的にかつ直接的に、落下する材料に伝達することができる。このような関連において、カーテンが、周辺領域、すなわち、炉シャフトの横断面の直接的なまたは間接的な縁部領域に延びていることは、好ましい。炉シャフトの横断面は、当然ながら、炉シャフトの垂直線または長手方向延在に対し直角の横断面を意味する。
従って、供給装置は、少なくとも、炉シャフトの横断面の中心領域で、砂粒状の材料のための出口開口部を有しないことは好ましい。その目的は、炉シャフトの中心領域に、砂粒状の材料を供給しないためである。供給装置が、炉シャフトの横断面の周辺領域を除いて、砂粒状の材料のための出口開口部を有しないことは特に好ましい。その目的は、供給を、内壁近傍の領域でのみ行なうためである。
好ましい実施の形態は、カーテンの数が、炉シャフトの内壁の数と高々同じであって、炉シャフトの各々の内壁には、高々1つのカーテンが割り当てられていることを特徴とする。このことは、すべての材料カーテンを同じ程度に加熱することを可能にする。
本発明の利点は、砂粒状の材料からなる垂直にあるカーテンを形成すること(すなわちカーテンの面が垂直線に平行である)により、炉シャフトの横断面に亘って適切に分布された供給が可能となることにある。すなわち、炉の上方領域における材料の供給の横断面は、炉シャフトの横断面よりはるかに小さい。従来の技術とは対照的に、このことは、シャフトのすべての軸断面に、砂粒状の材料が均等に供給されるのではなく、シャフトの横断面の特定の部分のみが、落下区間を規定することを意味する。装置の個々の構成要素、ならびに炉シャフトにおける流れ状態の寸法に応じて、平面的なカーテンの位置を、カーテンの内部に落下する粒子が、同一の流れに晒されているように、選択または調整することができる。このことによって、シャフトにおける粒子の均等な滞留時間従って粒質物の同形の膨張の質を保証することができる。悪く膨張した砂粒子の割合を著しく減少させる。このことは、材料の収率の増加をもたらす。
使用する材料に関して、鉱物砂、例えばパーライト砂や黒曜石砂のみを使用することはできない。鉱物砂の中で、水が、発泡剤として結合されている。同様に、材料は、鉱物ダストであってもよい。該鉱物ダストは、含水の鉱物バインダと混合されており、この場合には、含水の鉱物バインダは発泡剤して作用する。膨張過程は、この場合、以下のように生じる。すなわち、例えば20pmの直径の比較的小さい砂粒からなる鉱物ダストは、バインダと共に、例えば500pmのより大きな直径を形成する。臨界温度において、鉱物ダストの砂粒の表面が可塑性を有し、より大きな粒子の閉表面を形成するか、あるいは溶け合って閉表面を形成する。各々のより大きな粒子の閉表面は、通常、全部で、鉱物ダストの、このより大きな粒子の形成に係わっている個々の砂粒の、そのすべての表面の合計よりも小さいので、かくして、表面エネルギが得られ、および/または体積に対する表面積の比が減少する。この時点では、各々の閉表面を有するより大きな粒子が存在し、粒子は、砂の鉱物ダストからなるマトリクスおよび含水の鉱物バインダを有する。これらのより大きな粒子の表面は依然として可塑性を有するので、結果として、形成される水蒸気は、より大きな粒子を膨張させることができる。すなわち、含水の鉱物バインダを発泡剤として使用するのである。その代わりに、鉱物ダストも、発泡剤と混合することができる。発泡剤は、好ましくは水を含む鉱物バインダと混合されている。発泡剤としては、例えば、CaCOを使用することができる。膨張過程は、この場合、上記のことに類似して、生じる。すなわち、比較的小さい砂の粒径(例えば20pmの直径)を有する鉱物ダストは、発泡剤およびバインダと共に、より大きな粒子(例えば500pmの直径)を形成する。臨界温度に達する際、鉱物ダストの砂粒の表面が可塑性を有し、より大きな粒子の閉表面を形成するか、あるいは溶け合って閉表面を形成する。より大きな粒子の閉表面は、依然として可塑性を有し、かつ、発泡剤によって、膨張されることができる。鉱物バインダが水を含む場合、該鉱物バインダは、追加の発泡剤として機能することができる。従って、本発明に係わる方法の好ましい実施の形態では、発泡剤を含んだ鉱物材料は、水が結合されており、かつ水が発泡剤として作用してなる鉱物材料、あるいは、発泡剤として作用する含水性の鉱物バインダと混合される鉱物ダスト、あるいは、鉱物バインダと混合されている発泡剤と混合されている鉱物ダストであることが意図されており、鉱物バインダが水を含み、かつ、追加の発泡剤として作用することは好ましい。本方法をできる限り効率的に実行することができるために、シャフト炉のほかに、(互いに独立して)制御可能な加熱要素を有する複数の加熱ゾーンならびにインテリジェントな閉ループおよび開ループ制御ユニットを設けることは好ましい。このことが、加熱要素を、炉シャフトに沿って測定された温度に従って加熱要素を制御することは好ましい。
本発明に係わる装置および方法は、例えば特許文献1に記載のように、形成されていてもよい。従って、該公報の開示内容をすべて本明細書に組み入れる。
好ましい実施の形態は、供給装置が、カーテンの形態をとる砂粒状の材料を炉シャフトに排出するために、炉シャフトに向いた少なくとも1つのスリット状の出口開口部、および/または線に沿って並設された複数の出口開口部からなる、炉シャフトに向いた少なくとも1つの出口開口部の配列を有することを特徴とする。スリット状の出口開口部は、夫々、細長くかつ細い。このことによって、線状の横断面を有する細い落下カーテンを実現する。カーテンを形成する材料への熱の投入も、均等に分布されている。カーテンの線状の横断面は、直線でなくてもよいが、湾曲した、特に環状の線状の輪郭を有することができる。1つのまたは複数のカーテンの線状の横断面は、炉シャフトの少なくとも1つの内壁の輪郭に適合されていることは好ましい。カーテンの幅が、炉シャフトの内壁の幅に対応することは好ましい。
好ましい実施の形態は、スリット状の出口開口部または出口開口部の配列が、炉シャフトの少なくとも1つの内壁に実質的に平行に延びていることを特徴とする。内壁から放射する熱は、従って、カーテンのあらゆる箇所に均等に達する。このことによって、膨張過程の均等性を追加的に促進する。
好ましい実施の形態は、スリット状の出口開口部または出口開口部の配列が、炉シャフトの内壁に対しては、以下のように、すなわち、スリット状の出口開口部または出口開口部の配列によって形成されたカーテンの落下区間が、内壁の近傍に延びており、好ましくは、カーテンの落下区間は、炉シャフトの前記内壁から、高々50mm、好ましくは高々30mm、特に好ましくは高々20mm離れて延びているように、設けられていることを特徴とする。このことは、信頼性のある膨張過程を保証し、かつ、落下するカーテンが炉シャフトの内壁の加熱要素に対し近傍にある故に、省エネを可能にする。この場合、カーテンの落下区間が、炉シャフトの内壁から、少なくとも10mm離れて延びていることは好ましい。その目的は、炉シャフトの内壁に沿って場合によっては延びている、加熱された空気または気体の境界層流との、接触を回避するためである。
従って、更に、砂粒状の材料からなる膨張した粒質物を製造するための装置であって、該装置は、実質的に垂直に延びている炉シャフトと、該炉シャフトの上方にまたは上方領域に設けられており、かつ、砂粒状の材料を炉シャフトに供給するための供給装置とを有する炉を具備し、該供給装置は、少なくとも1つの下方に落ちるカーテンの形態をとる砂粒状の材料を炉シャフトの上方領域に入れるために、形成されており、カーテンの落下区間は、炉シャフトの横断面の非中心領域、好ましくは周辺領域にあり、かつ、供給装置は、カーテンの形態をとる砂粒状の材料を炉シャフトに排出するために、炉シャフトに向いた炉シャフトに向いた少なくとも1つのスリット状の出口開口部、および/または線に沿って並設された複数の出口開口部からなる、炉シャフトに向いた少なくとも1つの出口開口部の配列を有する装置において、本発明によれば、スリット状の出口開口部または出口開口部の配列は、炉シャフトの内壁に対しては、以下のように、すなわち、スリット状の出口開口部または出口開口部の配列によって形成されたカーテンの落下区間が、内壁の近傍に延びており、好ましくは、カーテンの落下区間が、炉シャフトの内壁から、高々50mm、好ましくは高々30mm、特に好ましくは高々20mm離れて延びており、カーテンの落下区間が、炉シャフトの内壁から、好ましくは少なくとも10mm離れて延びているように、設けられていることが意図されている。
好ましい実施の形態は、供給装置が、砂粒状の材料のための少なくとも1つのガイド面を有し、該ガイド面は、垂直線に対し斜めに向いており、かつ、炉シャフトに向いた出口開口部または出口開口部の配列に達し、供給装置は、好ましくは、砂粒状の材料を互いに反対方向に転向させる少なくとも2つのガイド面を有することを特徴とする。このことは、粒子の適切なガイド、および炉シャフトにおける均等な落下カーテンの形成を可能にする。
好ましい実施の形態は、供給装置は、砂粒状の材料を第1の搬送方向に沿って搬送するために、底部を有する第1の搬送区間を具備し、底部は、第1の搬送区間の端部領域で、第1の搬送方向に対し斜めにまたは湾曲して延びておりかつ夫々越流部を形成する縁部によって、区画(限定)されており、該縁部では、各々の砂粒状の材料は、落下するカーテンとして、第1の搬送区間から下方へ出ることを特徴とする。この処置によって、簡単な手段を用いて、カーテンを異なった面で形成することができる。
内壁の近傍にカーテンを形成するための、スリット状の出口開口部の上記配列、すなわち出口開口部の配列が、基本的には、上記第1の搬送区間なしに、または搬送区間に独立して考えられことに留意されたい。
好ましい実施の形態は、底面が、搬送方向における第1搬送区間の端部領域でテーパ状をなし、好ましくは先がとがっていることを特徴とする。好ましい実施の形態は、底部が、第1の搬送区間の端部領域で、切れ込み部を有し、該切れ込み部は、越流部を形成する縁部によって区画されており、かつ、好ましくはV字形の輪郭(例えばダブテールスロット)を有することを特徴とする。このことによって、2分割した線状の供給が生じる。
第1の搬送区間の底部は、溝として設計されていてもよい。その目的は、小さなチャネルに粒子を分布させるためである。更に、幅に亘っての材料流れの均等化の領域での少なくとも1つの他の粒子サイズ(Koernung)の供給を行なうことができる。好ましい実施の形態は、第1の搬送区間が、溝として形成されており、および/または振動ドライブに接続されていることを特徴とする。溝は、粒子ダストの横漏れを防ぐことができる。バイブレータは、搬送方向に対し横方向の材料の均等な分布を引き起こし、従って、(一定の厚さの)均等なカーテンの発生に貢献する。
好ましい実施の形態は、第1の搬送区間には、砂粒状の材料の供給量を計量するための、特にバルブの形態をとる、計量手段が前置されていることを特徴とする。このことは、カーテンの形態で落下する粒子の密度の最適化を可能にする。
好ましい実施の形態は、供給装置が、第2の搬送区間を有し、該第2の搬送区間は、第1の搬送区間の下方に設けられており、かつ、第1の搬送区間の縁部から落下する複数のカーテンの少なくとも1つのカーテンの面を回転させるために、転向手段を有することを特徴とする。かくして、カーテンの面は、炉シャフトの内壁の輪郭に最適に適合させることができる。更に、転向手段は、落下する材料カーテンの更なる均質化を引き起こす。転向手段は、炉シャフトの横断面に従って、例えばプリズム、ピラミッドまたは円錐(円錐台)として形成されていてもよく、好ましくは上方から下方へ増大する横断面を有することができる。
好ましい実施の形態は、転向手段が、第1の搬送区間の縁部から落下するカーテンの落下方向に対し斜めに向けられている少なくとも1つのガイド面を形成することを特徴とする。
好ましい実施の形態は、転向手段の第1のガイド面が、第1の搬送区間の、斜めに延びている第1の縁部の下方に設けられており、かつ、第1のスリット状の出口開口部または出口開口部の配列に達すること、および、転向手段の第2のガイド面が、第1の搬送区間の、斜めに延びている第2の縁部の下方に設けられており、第2のスリット状の出口開口部または出口開口部の配列に達することを特徴とする。かようにして、2つの互いに独立したか、または空間的に分離されたカーテンを、炉シャフトに入れる。次に、該カーテンは、2つの異なる内壁に沿って落下する。
好ましい実施の形態は、炉シャフトの横断面が、実質的に矩形であり、供給装置によって、炉シャフトの第1の内壁に沿ったカーテンの形態をとる第1の落下区間が規定されており、炉シャフトの第2の内壁に沿ったカーテンの形態をとる第2の落下区間が規定されており、好ましくは、第1の内壁および第2の内壁は、互いに向かい合っていることを特徴とする。砂粒状の材料からなる、2つのかように導入されたカーテンは、同一の条件に晒されている。このことによって、最適の膨張下腿が達成される。
好ましい実施の形態は、供給装置が、プロセスガスを炉シャフトに供給し、または該炉シャフトから排出するための、炉シャフトに達するチャネルを有することを特徴とする。
好ましい実施の形態は、チャネルが、転向手段にまたは該転向手段の下方に形成されていることを特徴とする。このことは、省スペース設計を可能にするだけではなく、転向手段を加熱するプロセスガスによる粒子の予備加熱を可能にする。
好ましい実施の形態は、チャネルの、炉シャフトへの合流点が、供給装置によって規定され、かつ互いに向き合っている2つの落下区間の間の領域に設けられていることを特徴とする。このことによって、プロセスガス流の供給(導入)は、落下カーテンから空間的に分離されている。更に、プロセスガスは、2つの落下区間に均等に作用する。
好ましい実施の形態は、チャネルの、炉シャフトへの合流点が、少なくとも1つのスリット状の出口開口部または少なくとも1つの出口開口部の配列よりも、炉シャフトの横断面の中心領域に近いことを特徴とする。
好ましい実施の形態は、チャネルの、炉シャフトへの合流点が、炉シャフトの横断面の中心領域に設けられていることを特徴とする。合流点の中心の近傍は、既述の効果、すなわち、内壁の近傍に延びている落下区間が、プロセスガス流によってマイナスの影響を受けないことをもたらす。
本目的を、例えばパーライト砂または黒曜石砂製の砂粒状の材料1から、特に、発泡剤を含んだ鉱物材料からなる膨張した粒質物を製造するための方法によって、達成する。材料を、供給装置を介して、上方から、実質的に垂直に延びている炉シャフトを有する炉へ導入し、かつ、材料は少なくとも1つの落下区間に沿って炉シャフトを通って落下し、材料を加熱し、かつ発泡剤によって膨張させる。この場合、少なくとも1つの下方に落ちるカーテンの形態をとる砂粒状の材料を、供給装置を通って、炉シャフトの上方領域に導入し、カーテンの前記落下区間は、炉シャフトの横断面の非中心領域、好ましくは周辺領域にある。砂粒状の材料を、第1の搬送区間を介して、第1の搬送方向に沿って搬送すること、および砂粒状の材料は、第1の搬送方向に対し斜めにまたは湾曲して延びている落下するカーテンとして、第1の搬送区間から下方へ出ることは好ましい。
好ましい実施の形態は、落下区間が、炉シャフトの内壁に沿って延びており、砂粒状の材料からなるカーテンと、内面との間の間隔が、高々50mm、好ましくは高々30mm、特に好ましくは高々20mmであることを特徴とすることは好ましい。
好ましい実施の形態は、落下区間が、炉シャフトの内壁に沿って延びており、砂粒状の材料からなるカーテンと、内面との間の間隔が、少なくとも10mmであることを特徴とする。
好ましい実施の形態は、炉シャフトの上方領域で、プロセスガスを給排し、炉シャフトの横断面の中心近傍の領域で、該プロセスガスの給排を行なうことを特徴とする。
好ましい実施の形態は、上記実施の形態のいずれか1項に記載の供給装置が、形成されていることを特徴とする。
以下、装置設計の好ましい実施の形態を記述する。
本発明に係わる方法の中核機器を、上方から加熱される矩形に設計された膨張シャフトによって形成する。落下する粒子へのエネルギの伝達を、放射線による電気抵抗加熱によって行なうことは好ましい。
市販の計量装置、例えばロータリフィーダ、スクリューフィーダ、グルーブドロール式フィーダ等によって、依然として、材料を定量的に計量することができる、あるいは計量することが意図される。かくして決定された質量流量を、特別に設計されたシュート(第1の搬送区間)により、まずは、(例えば振動ドライブによって)均等に、幅に亘って分配する。この場合、2つの材料カーテンを形成する。該材料カーテンは、滝のように、第1の搬送区間の傾斜した縁部を越えて。運ばれる。続いて、かように形成された材料カーテンを、平行配列で、炉シャフトの2つの互いに向かい合った内壁で回転させ、炉シャフトに供給する。本目的は、2つの材料カーテンをできる限り壁部近傍で(例えば、壁部から10ないし15mm離して)シャフトに供給することである。供給のこの形式によって、材料を、上向きに流れる境界層の領域で供給することが達成される。この措置によって、かつ、材料すなわちカーテンの2つの壁部近傍の線状の供給の間の領域で熱空気を排気することによって、炉シャフトにおける材料粒子の比較的均等な滞留時間を保証する。この場合、供給された粒径に従って、線状の材料供給(すなわちカーテン)の間の排出量を調整または調節することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態を詳述する。
砂粒状の材料からなる膨張した粒質物を製造するための本発明に係わる装置を示す。 供給装置の第1の搬送区間の側面図を示す。 第1の搬送区間の平面図を示す。 第1の搬送区間の変形例の平面図を示す。 3つの異なる部分を有する供給装置内の搬送路のシーケンスを示す。 複数の出口開口部からなる出口開口部の配列を有する本発明の変形例を示す。 炉シャフトの矩形横断面を有する炉の断面図を示す。 炉シャフトの円形横断面を有する本発明の変形例を示す。
図1は、砂粒状の材料1からなる膨張した粒質物を製造するための装置10を示す。該装置は、実質的に垂直に延びている炉シャフト3と、該炉シャフト3の上方にまたは上方領域に設けられており、かつ、砂粒状の材料1を炉シャフト3に供給するための供給装置5とを有する炉2を具備する。
供給装置5は、図7に示す如く、少なくとも1つの落下するカーテン25の形態をとる砂粒状の材料1を炉シャフト3の上方領域に導入するように、形成されている。カーテン25の落下区間4は、炉シャフトの横断面の非中心の(ここでは、それどころか周辺の)領域にある。
図1の供給装置5は、図7に示す如く、カーテン25の形態をとる砂粒状の材料1を炉シャフト3に排出するために、炉シャフト3に向いた細長いスリット状の2つの出口開口部7を有する。
細長いスリット状の出口開口部の代わりに、線に沿って複数の並設された出口開口部9からなる、出口開口部の配列8も使用することができるだろう。このような実施の形態が、図6の平面図で示されている。
スリット状の出口開口部7(図1および5)、または出口開口部の配列8(図6)は、炉シャフト3の、向かい合う内壁11,12に実質的に平行に延びている。
スリット状の出口開口部7、または出口開口部の配列8が、炉シャフト3の内壁11,12に関連して、スリット状の出口開口部7、または出口開口部の配列8によって形成されたカーテン25の落下区間4が、内壁近傍に延びているように、設けられていることは好ましい。カーテン25の落下区間4が、炉シャフト3の内壁11,12から、高々30mm、特に好ましくは高々20mm離れて延びていことは好ましい。
図1は、更に、臨界温度を越える温度で粒子を加熱するための、炉シャフト3の壁部に設けられた(電気)加熱要素6と、シャフト3の中心領域におけるチャネル27を介してのプロセスガス28の給排とを示す。
供給装置5は、砂粒状の材料1のための少なくとも1つのガイド面13,14を有する。該ガイド面は、垂直線に対し斜めに向いており、かつ、炉シャフト3に向いた出口開口部7または出口開口部の配列8に達する。図示した実施の形態では、供給装置5は、砂粒状の材料1を互いに反対方向に、すなわち外側に転向させる2つのガイド面13,14を有する。供給装置5は、第1の搬送区間16および第2の搬送区間26を有する。前者の搬送区間では、材料1は、溝に沿って搬送され、後者の搬送区間では、材料1は、重力のみによって駆動される。
供給装置5は、図示した実施の形態(図1−4)では、底部17を有する第1の搬送区間16を具備する。その目的は、砂粒状の材料1を第1の搬送方向18に搬送するためである。底部17は、第1の搬送区間16の端部領域で、第1の搬送方向に対し斜めに(または湾曲して)延びておりかつ夫々越流部を形成する縁部19,20によって、区画されている。該縁部では、各々の砂粒状の材料1は、落下するカーテン24として、第1の搬送区間16から下方へ出る。
図4に示した実施の形態では、底面は、搬送方向18における第1搬送区間16の端部領域でテーパ状をなして、かつ先がとがっている。
図3に示した実施の形態では、 底部17は、第1の搬送区間16の端部領域で、切れ込み部を有する。該切れ込み部は、越流部を形成する縁部19,20によって区画されており、かつ、V字形の輪郭を有する。
縁部19,20で溢れ出る材料流れは、2つの互いに向かって傾斜する落下面を形成する。これらの落下面は、夫々、カーテン24(図2の、垂直方向に下方に延びている矢印)を形成する。
第1の搬送区間16は、溝として形成されており、かつ、振動ドライブ21に接続されている。第1の搬送区間16には、砂粒状の材料1の供給量を計量するための、特にバルブの形態をとる、計量手段22が前置されている(図1および2)。
図1から明らかなように、供給装置5は、第2の搬送区間26を有する。該第2の搬送区間は、第1の搬送区間16の下方に設けられており、かつ、転向手段23を有する。その目的は、第1の搬送区間16の縁部19,20から落下するカーテン24の面を回転させるためである。
この目的のために、転向手段23は、側方へ互いに反対方向に傾斜する2つのガイド面13,14を形成する。該ガイド面は、カーテン24の落下方向に対し斜めに向けられている。この場合、転向手段23の第1のガイド面13は、第1の搬送区間16の、斜めに延びている第1の縁部19の下方に設けられており。かつ、第1の出口開口部7に達する。転向手段23の第2のガイド面14は、第1の搬送区間16の、斜めに延びている第2の縁部20の下方に設けられており。かつ、第1の出口開口部7に達する。
このような関連を明らかにする図5は、上部に、全体の搬送路の垂直の順序を示し、かつ、部分A,BおよびCに基づいて、個々の機能要素をより詳細に示す。一番上(部分A)には、斜めの縁部19,20を有する第1の搬送区間16がある。その下方には、共通の上方の長辺15を形成する傾斜したガイド面13,14を有する転向手段23が既に認められる。一番下(部分C)には、スリット状の出口開口部7と、プロセスガス28のための、複数の開口部に分割されているチャネル27とが、認められる。矢印は、材料流れを示す。
炉シャフトの横断面は、図7に示した実施の形態では、実質的に矩形である。供給装置5によって、炉シャフト3の第1の内壁11に沿ったカーテン25の形態をとる第1の落下区間4と、炉シャフト3の第2の内壁12に沿った他のカーテン25の形態をとる第2の落下区間4とが規定されている。第1の内壁11および第2の内壁12が互いに向かい合っている。当然ながら、炉シャフト3の4つの内壁すべてに沿って材料のカーテンが落下することが考えられる。
図8は、炉シャフトの横断面が円形であり、かつ、落下カーテン25の輪郭(または出口開口部の輪郭)が内壁の円形の輪郭に適合されていてなる代替の実施の形態を示す。
供給装置5は、更に、プロセスガス28を炉シャフト3に供給し、または炉シャフト3から排出するための、炉シャフト3に達するチャネル27を有する。図示した好ましい実施の形態(図1および5)では、チャネル27は、例えば孔として、転向手段23に形成されている。
チャネル27の、炉シャフト3への合流点が、供給装置5によって規定され、かつ互いに向き合っている2つの落下区間4の間の領域に設けられている(図1および5)。
図8に示すように、チャネル27の、炉シャフト3への合流を、炉シャフトの横断面の中心領域(プロセスガス28の環状の点線によって示されている)で行なう。いずれにせよ、2つの実施の形態では、チャネル27の、炉シャフト3への合流点は、少なくとも1つのスリット状の出口開口部7または少なくとも1つの出口開口部の配列よりも、炉シャフトの横断面の中心領域に近い。
例えばパーライト砂または黒曜石砂製の砂粒状の材料1から、特に、発泡剤を含んだ鉱物材料からなる膨張した粒質物を製造するための方法を、材料1が、供給装置5を介して、上方から、実質的に垂直に延びている炉シャフト3を有する炉2へ導入され、かつ少なくとも1つの落下区間4に沿って炉シャフト3を通って落下するように、実行する。この場合、材料1は、炉シャフトの壁部に設けられている加熱要素6によって加熱され(図1および7)、かつ発泡剤によって膨張される。本発明によれば、今や、少なくとも1つの落下するカーテン25の形態をとる砂粒状の材料1を、供給装置5を通って、炉シャフト3の上方領域に導入する。カーテン25の落下区間4は、炉シャフトの横断面の非中心領域、好ましくは周辺領域にある。
落下区間4は、炉シャフト3の内壁11,12に沿って延びている。砂粒状の材料1からなるカーテン25と、内面11,12との間の間隔が、高々20mm、特に好ましくは高々20mmであることは好ましい。炉シャフト3の上方領域では、プロセスガス28、例えば熱空気を給排する。炉シャフトの横断面の中心近傍の領域でプロセスガス28を給排する。
本発明は、前記の複数の実施の形態、および、そこで強調された態様に限定されない。むしろ、本発明の思想内では、当業者の技術の範囲内にある多数の変形例も可能である。同様に、上記手段および特徴の組み合わせによって、本発明の範囲から逸脱することなく、更なる実施の形態を実現することも可能である。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載の事項を、そのまま、付記しておく。
[1] 砂粒状の材料(1)からなる膨張した粒質物を製造するための装置(10)であって、該装置は、実質的に垂直に延びている炉シャフト(3)と、該炉シャフト(3)の上方に、または上方領域に設けられており、かつ、前記砂粒状の材料(11)を炉シャフト(3)に供給するための供給装置(5)とを有する炉(2)を具備し、該供給装置(5)は、少なくとも1つの下方に落ちるカーテン(25)の形態をとる前記砂粒状の材料(1)を前記炉シャフト(3)の上方領域に入れるために、形成されており、前記カーテン(25)の前記落下区間(4)は、前記炉シャフトの横断面の非中心領域、好ましくは周辺領域にあってなる装置において、
前記供給装置(5)は、前記砂粒状の材料(1)を第1の搬送方向(18)に沿って搬送するために、底部(17)を有する第1の搬送区間(16)を具備し、前記底部(17)は、前記第1の搬送区間(16)の端部領域で、前記第1の搬送方向(18)に対し斜めにまたは湾曲して延びておりかつ夫々越流部を形成する縁部(19,20)によって、区画されており、該縁部では、各々の砂粒状の材料(1)は、落下するカーテン(24)として、前記第1の搬送区間(16)から下方へ出ることを特徴とする装置。
[2] 前記供給装置(5)は、カーテン(25)の形態をとる前記砂粒状の材料(1)を前記炉シャフト(3)に排出するために、前記炉シャフト(3)に向いた少なくとも1つのスリット状の出口開口部(7)、および/または線に沿って並設された複数の出口開口部からなる、前記炉シャフト(3)に向いた少なくとも1つの出口開口部の配列を有することを特徴とする[1]に記載の装置。
[3] 前記スリット状の出口開口部(7)または前記出口開口部の配列(8)は、前記炉シャフト(3)の少なくとも1つの内壁(11,12)に実質的に平行に延びていることを特徴とする[2]に記載の装置。
[4] 前記スリット状の出口開口部(7)または前記出口開口部の配列(8)は、前記炉シャフト(3)の内壁(11,12)に対しては、以下のように、すなわち、前記スリット状の出口開口部(7)または前記出口開口部の配列(8)によって形成された前記カーテン(25)の前記落下区間(4)が、前記内壁の近傍に延びており、好ましくは、前記カーテン(25)の前記落下区間(4)は、前記炉シャフト(3)の前記内壁(11,12)から、高々50mm、好ましくは高々30mm、特に好ましくは高々20mm離れて延びているように、設けられていることを特徴とする[2]または[3]に記載の装置。
[5] 前記スリット状の出口開口部(7)または前記出口開口部の配列(8)は、前記炉シャフト(3)の内壁(11,12)に対しては、以下のように、すなわち、前記スリット状の出口開口部(7)または前記出口開口部の配列(8)によって形成された前記カーテン(25)の前記落下区間(4)が、前記炉シャフト(3)の前記内壁(11,12)から、少なくとも10mm離れて延びているように、設けられていることを特徴とする[2]ないし[4]のいずれか1項に記載の装置。
[6] 前記供給装置(5)は、前記砂粒状の材料(1)のための少なくとも1つのガイド面(13,14)を有し、該ガイド面は、垂直線に対し斜めに向いており、かつ、前記炉シャフト(3)に向いた出口開口部(7)または前記出口開口部の配列(8)に達し、前記供給装置(5)は、好ましくは、前記砂粒状の材料(1)を互いに反対方向に転向させる少なくとも2つのガイド面(13,14)を有することを特徴とする[1]ないし[5]のいずれか1項に記載の装置。
[7] 前記底面は、搬送方向(18)における前記第1の搬送区間(16)の端部領域でテーパ状をなし、好ましくは先がとがっていることを特徴とする[1]ないし[6]のいずれか1項に記載の装置。
[8] 前記底部(17)は、前記第1の搬送区間(16)の端部領域で、切れ込み部を有し、該切れ込み部は、越流部を形成する縁部(19,20)によって区画されており、かつ、好ましくはV字形の輪郭を有することを特徴とする[1]ないし[7]のいずれか1項に記載の装置。
[9] 前記第1の搬送区間(16)は、溝として形成されており、および/または振動ドライブ(21)に接続されていることを特徴とする[1]ないし[8]のいずれか1項に記載の装置。
[10] 前記第1の搬送区間(16)には、前記砂粒状の材料(1)の供給量を計量するための、特にバルブの形態をとる、計量手段(22)が前置されていることを特徴とする[1]ないし[9]のいずれか1項に記載の装置。
[11] 前記供給装置(5)は、第2の搬送区間(26)を有し、該第2の搬送区間は、前記第1の搬送区間(16)の下方に設けられており、かつ、前記第1の搬送区間(16)の前記縁部(19,20)から落下する複数のカーテン(24)の少なくとも1つのカーテンの面を回転させるために、転向手段(23)を有することを特徴とする[1]ないし[10]のいずれか1項に記載の装置。
[12] 前記転向手段(23)は、前記第1の搬送区間(16)の前記縁部(19,20)から落下するカーテン(24)の落下方向に対し斜めに向けられている少なくとも1つのガイド面(13,14)を形成することを特徴とする[11]に記載の装置。
[13] 前記転向手段(23)の第1のガイド面(13)は、前記第1の搬送区間(16)の、斜めに延びている第1の縁部(19)の下方に設けられており、かつ、第1のスリット状の出口開口部(7)または出口開口部の配列(8)に達すること、および、前記転向手段(23)の第2のガイド面(14)は、前記第1の搬送区間(16)の、斜めに延びている第2の縁部(20)の下方に設けられており、第2のスリット状の出口開口部(7)または出口開口部の配列(8)に達することを特徴とする[11]または[12]に記載の装置。
[14] 前記炉シャフトの横断面は、実質的に矩形であり、前記供給装置(5)によって、前記炉シャフト(3)の第1の内壁(11)に沿ったカーテン(25)の形態をとる第1の落下区間(4)が規定されており、前記炉シャフト(3)の第2の内壁(12)に沿ったカーテン(25)の形態をとる第2の落下区間(4)が規定されており、前記第1の内壁(11)および前記第2の内壁(12)は、互いに向かい合っていることを特徴とする[1]ないし[13]のいずれか1項に記載の装置。
[15] 前記供給装置(5)は、プロセスガス(28)を前記炉シャフト(3)に供給し、または該炉シャフト(3)から排出するための、前記炉シャフト(3)に達するチャネル(27)を有することを特徴とする[1]ないし[14]のいずれか1項に記載の装置。
[16] 前記チャネル(27)は、前記転向手段23にまたは該転向手段の下方に形成されていることを特徴とする[15]に記載の装置。
[17] 前記チャネル(27)の、前記炉シャフト(3)への合流点は、前記供給装置(5)によって規定され、かつ互いに向き合っている2つの落下区間(4)の間の領域に設けられていることを特徴とする[15]または[16]に記載の装置。
[18] 前記チャネル(27)の、前記炉シャフト(3)への合流点は、少なくとも1つのスリット状の出口開口部(7)または少なくとも1つの出口開口部の配列(8)よりも、前記炉シャフトの横断面の中心に近いことを特徴とする[15]ないし[17]のいずれか1項に記載の装置。
[19] 前記チャネル(27)の、前記炉シャフト(3)への合流点は、前記炉シャフトの横断面の中心領域に設けられていることを特徴とする[15]ないし[18]のいずれか1項に記載の装置。
[20] 例えばパーライト砂または黒曜石砂製の砂粒状の材料(1)、特に、発泡剤を含んだ鉱物材料からなる膨張した粒質物を製造するための方法であって、前記材料(1)を、供給装置(5)を介して、上方から、実質的に垂直に延びている炉シャフト(3)を有する炉(2)へ導入し、かつ、前記の材料は、少なくとも1つの落下区間(4)に沿って前記炉シャフト(3)を通って落下し、前記材料(1)を加熱し、かつ前記発泡剤によって膨張させ、少なくとも1つの下方に落ちるカーテン(25)の形態をとる前記砂粒状の材料(1)を、前記供給装置(5)を通って、前記炉シャフト(3)の上方領域に導入し、前記カーテン(25)の前記落下区間(4)は、前記炉シャフトの横断面の非中心領域、好ましくは周辺領域にあってなる方法において、
前記砂粒状の材料(1)を、第1の搬送区間(16)を介して、第1の搬送方向(18)に沿って搬送すること、および前記砂粒状の材料(1)は、前記第1の搬送方向(18)に対し斜めにまたは湾曲して延びている落下するカーテン(24)として、前記第1の搬送区間(16)から下方へ出ることを特徴とする方法。
[21] 前記落下区間(4)は、前記炉シャフト(3)の前記内壁(11,12)に沿って延びており、好ましくは、砂粒状の材料(1)からなる前記カーテン(25)と、前記内面(11,12)との間の間隔が、高々50mm、好ましくは30mm、特に好ましくは高々20mmであることを特徴とする[20]に記載の方法。
[22] 前記落下区間(4)は、前記炉シャフト(3)の内壁(11,12)に沿って延びており、砂粒状の材料(1)からなる前記カーテン(25)と、前記内面(11,12)との間の間隔が、少なくとも10mmであることを特徴とする[20]または[21]に記載の方法。
[23] 前記炉シャフト(3)の上方領域で、プロセスガス(28)を給排し、前記炉シャフトの横断面の中心近傍の領域で、該プロセスガス(28)の給排を行なうことを特徴とする[20]ないし[22]のいずれか1項に記載の方法。
[24] [1]ないし[19]のいずれか1項に記載の前記炉シャフト(3)が形成されていることを特徴とする[20]ないし[23]のいずれか1項に記載の方法。
1 材料
2 炉
3 炉シャフト
4 落下区間
5 供給装置
10 装置
16 搬送区間
17 底部
18 搬送手段
19 縁部
20 縁部
24 カーテン
25 カーテン

Claims (35)

  1. 砂粒状の材料(1)から膨張した粒質物を製造するための装置(10)であって、該装置は、実質的に垂直に延びている炉シャフト(3)と、該炉シャフト(3)の上方に、または上方領域に設けられており、かつ、前記砂粒状の材料()を炉シャフト(3)に供給するための供給装置(5)とを有する炉(2)を具備し、該供給装置(5)は、少なくとも1つの下方に落ちるカーテン(25)の形態をとる前記砂粒状の材料(1)を前記炉シャフト(3)の上方領域に入れるために、形成されており、前記カーテン(25)の落下区間(4)は、前記炉シャフトの横断面の非中心領域にあってなる装置において、
    前記供給装置(5)は、前記砂粒状の材料(1)を第1の搬送方向(18)に沿って搬送するために、底部(17)を有する第1の搬送区間(16)を具備し、前記底部(17)は、前記第1の搬送区間(16)の端部領域で、前記第1の搬送方向(18)に対し斜めにまたは湾曲して延びておりかつ夫々越流部を形成する縁部(19,20)によって、区画されており、該縁部では、各々の砂粒状の材料(1)は、落下するカーテン(24)として、前記第1の搬送区間(16)から下方へ出ることを特徴とする装置。
  2. 前記供給装置(5)は、カーテン(25)の形態をとる前記砂粒状の材料(1)を前記炉シャフト(3)に排出するために、前記炉シャフト(3)に向いた少なくとも1つのスリット状の出口開口部(7)、および/または線に沿って並設された複数の出口開口部からなる、前記炉シャフト(3)に向いた少なくとも1つの出口開口部の配列を有することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記スリット状の出口開口部(7)または前記出口開口部の配列(8)は、前記炉シャフト(3)の少なくとも1つの内壁(11,12)に実質的に平行に延びていることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
  4. 前記スリット状の出口開口部(7)または前記出口開口部の配列(8)は、前記炉シャフト(3)の内壁(11,12)に対しては、以下のように、すなわち、前記スリット状の出口開口部(7)または前記出口開口部の配列(8)によって形成された前記カーテン(25)の前記落下区間(4)が、前記内壁の近傍に延びているように、設けられていることを特徴とする、請求項2または3に記載の装置。
  5. 前記カーテン(25)の前記落下区間(4)は、前記炉シャフト(3)の前記内壁(11,12)から、高々50mm離れて延びているように、設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 前記カーテン(25)の前記落下区間(4)は、前記炉シャフト(3)の前記内壁(11,12)から、高々30mm離れて延びているように、設けられていることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  7. 前記カーテン(25)の前記落下区間(4)は、前記炉シャフト(3)の前記内壁(11,12)から、高々20mm離れて延びているように、設けられていることを特徴とする、請求項6記載の装置。
  8. 前記スリット状の出口開口部(7)または前記出口開口部の配列(8)は、前記炉シャフト(3)の内壁(11,12)に対しては、以下のように、すなわち、前記スリット状の出口開口部(7)または前記出口開口部の配列(8)によって形成された前記カーテン(25)の前記落下区間(4)が、前記炉シャフト(3)の前記内壁(11,12)から、少なくとも10mm離れて延びているように、設けられていることを特徴とする、求項2ないし7いずれか1項に記載の装置。
  9. 前記供給装置(5)は、前記砂粒状の材料(1)のための少なくとも1つのガイド面(13,14)を有し、該ガイド面は、垂直線に対し斜めに向いており、かつ、前記炉シャフト(3)に向いた出口開口部(7)または前記出口開口部の配列(8)に達していることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記供給装置(5)は、前記砂粒状の材料(1)を互いに反対方向に転向させる少なくとも2つのガイド面(13,14)を有することを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  11. 前記底部(17)の底面は、搬送方向(18)における前記第1の搬送区間(16)の端部領域でテーパ状をなしていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記底面は、前記第1の搬送区間(16)の端部領域で搬送方向(18)に先がとがっていることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
  13. 前記底部(17)は、前記第1の搬送区間(16)の端部領域で、切れ込み部を有し、該切れ込み部は、越流部を形成する縁部(19,20)によって区画されていることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記切れ込み部は、V字形の輪郭を有することを特徴とする、請求項13に記載の装置。
  15. 前記第1の搬送区間(16)は、溝として形成されており、および/または振動ドライブ(21)に接続されていることを特徴とする、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の装置。
  16. 前記第1の搬送区間(16)には、前記砂粒状の材料(1)の供給量を計量するための計量手段(22)が前置されていることを特徴とする、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 前記計量手段(22)はバルブの形態をとる、請求項16に記載の装置。
  18. 前記供給装置(5)は、第2の搬送区間(26)を有し、該第2の搬送区間は、前記第1の搬送区間(16)の下方に設けられており、かつ、前記第1の搬送区間(16)の前記縁部(19,20)から落下する複数のカーテン(24)の少なくとも1つのカーテンの面を回転させるために、転向手段(23)を有することを特徴とする、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の装置。
  19. 前記転向手段(23)は、前記第1の搬送区間(16)の前記縁部(19,20)から落下するカーテン(24)の落下方向に対し斜めに向けられている少なくとも1つのガイド面(13,14)を形成することを特徴とする、請求項18に記載の装置。
  20. 前記転向手段(23)の第1のガイド面(13)は、前記第1の搬送区間(16)の、斜めに延びている第1の縁部(19)の下方に設けられており、かつ、第1のスリット状の出口開口部(7)または出口開口部の配列(8)に達すること、および、前記転向手段(23)の第2のガイド面(14)は、前記第1の搬送区間(16)の、斜めに延びている第2の縁部(20)の下方に設けられており、第2のスリット状の出口開口部(7)または出口開口部の配列(8)に達することを特徴とする、請求項18または19に記載の装置。
  21. 前記炉シャフトの横断面は、実質的に矩形であり、前記供給装置(5)によって、前記炉シャフト(3)の第1の内壁(11)に沿ったカーテン(25)の形態をとる第1の落下区間(4)が規定されており、前記炉シャフト(3)の第2の内壁(12)に沿ったカーテン(25)の形態をとる第2の落下区間(4)が規定されていることを特徴とする、請求項1ないし20のいずれか1項に記載の装置。
  22. 前記第1の内壁(11)および前記第2の内壁(12)は、互いに向かい合っていることを特徴とする、請求項21に記載の装置。
  23. 前記供給装置(5)は、プロセスガス(28)を前記炉シャフト(3)に供給し、または該炉シャフト(3)から排出するための、前記炉シャフト(3)に達するチャネル(27)を有することを特徴とする、請求項1ないし22のいずれか1項に記載の装置。
  24. 前記チャネル(27)は、前記転向手段23に、または前記転向手段(23)の下方に形成されていることを特徴とする、請求項18ないし20のいずれか1項に従属する請求項23に記載の装置。
  25. 前記チャネル(27)の、前記炉シャフト(3)への合流点は、前記供給装置(5)によって規定され、かつ互いに向き合っている2つの落下区間(4)の間の領域に設けられていることを特徴とする、請求項23または24に記載の装置。
  26. 前記チャネル(27)の、前記炉シャフト(3)への合流点は、少なくとも1つのスリット状の出口開口部(7)または少なくとも1つの出口開口部の配列(8)よりも、前記炉シャフトの横断面の中心に近いことを特徴とする、請求項23ないし25のいずれか1項に記載の装置。
  27. 前記チャネル(27)の、前記炉シャフト(3)への合流点は、前記炉シャフトの横断面の中心領域に設けられていることを特徴とする、請求項23ないし26のいずれか1項に記載の装置。
  28. 発泡剤を含んだ砂粒状の材料(1)から膨張した粒質物を製造するための方法であって、前記材料(1)を、供給装置(5)を介して、上方から、実質的に垂直に延びている炉シャフト(3)を有する炉(2)へ導入し、かつ、前記の材料は、少なくとも1つの落下区間(4)に沿って前記炉シャフト(3)を通って落下し、前記材料(1)を加熱し、かつ前記発泡剤によって膨張させ、少なくとも1つの下方に落ちるカーテン(25)の形態をとる前記砂粒状の材料(1)を、前記供給装置(5)を通って、前記炉シャフト(3)の上方領域に導入し、前記カーテン(25)の前記落下区間(4)は、前記炉シャフトの横断面の非中心領域にあってなる方法において、
    前記砂粒状の材料(1)を、第1の搬送区間(16)を介して、第1の搬送方向(18)に沿って搬送すること、および前記砂粒状の材料(1)は、前記第1の搬送方向(18)に対し斜めにまたは湾曲して延びている落下するカーテン(24)として、前記第1の搬送区間(16)から下方へ出ることを特徴とする方法。
  29. 前記落下区間(4)は、前記炉シャフト(3)の内壁(11,12)に沿って延びている、請求項28に記載の方法。
  30. 前記砂粒状の材料(1)からなる前記カーテン(25)と、前記内(11,12)との間の間隔が、高々50mmであることを特徴とする、請求項29に記載の方法。
  31. 前記砂粒状の材料(1)からなる前記カーテン(25)と、前記内(11,12)との間の間隔が、高々30mmであることを特徴とする、請求項30に記載の方法。
  32. 前記砂粒状の材料(1)からなる前記カーテン(25)と、前記内(11,12)との間の間隔が、高々20mmであることを特徴とする、請求項30に記載の方法。
  33. 前記落下区間(4)は、前記炉シャフト(3)の内壁(11,12)に沿って延びており、砂粒状の材料(1)からなる前記カーテン(25)と、前記内(11,12)との間の間隔が、少なくとも10mmであることを特徴とする、請求項28ないし32のいずれか1項に記載の方法。
  34. 前記炉シャフト(3)の上方領域で、プロセスガス(28)を給排し、前記炉シャフトの横断面の中心近傍の領域で、該プロセスガス(28)の給排を行なうことを特徴とする、請求項28ないし33のいずれか1項に記載の方法。
  35. 請求項1ないし27のいずれか1項に記載の前記供給装置(5)が形成されていることを特徴とする、請求項28ないし34のいずれか1項に記載の方法。
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