JP2006250470A - ごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置 - Google Patents
ごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006250470A JP2006250470A JP2005069254A JP2005069254A JP2006250470A JP 2006250470 A JP2006250470 A JP 2006250470A JP 2005069254 A JP2005069254 A JP 2005069254A JP 2005069254 A JP2005069254 A JP 2005069254A JP 2006250470 A JP2006250470 A JP 2006250470A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waste
- furnace
- treatment furnace
- charging device
- triangular beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Abstract
【課題】ごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置において、ごみ処理炉内にごみを平坦に装入することができるごみ装入装置を提供する。
【解決手段】ごみ処理炉1へ炉上部からごみを落下させて装入するためにごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置において、ごみ受けホッパ2が炉心と同軸に炉内上部に配置され、ごみ受けホッパ2の下部に90度開閉可能な下部シール弁3が設けられ、下部シール弁3の真下にごみ処理炉1の口径の直径方向に垂直断面が三角形で且つ底面部が下側に位置する三角ビーム4が配置されるとともに、三角ビーム4の傾斜面に落下するごみを2方向に分ける分水嶺部4aが設けられ、三角ビーム4の下方に三角ビーム4を挟んで間隔をおいて並列に2本の可動羽根5が配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】ごみ処理炉1へ炉上部からごみを落下させて装入するためにごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置において、ごみ受けホッパ2が炉心と同軸に炉内上部に配置され、ごみ受けホッパ2の下部に90度開閉可能な下部シール弁3が設けられ、下部シール弁3の真下にごみ処理炉1の口径の直径方向に垂直断面が三角形で且つ底面部が下側に位置する三角ビーム4が配置されるとともに、三角ビーム4の傾斜面に落下するごみを2方向に分ける分水嶺部4aが設けられ、三角ビーム4の下方に三角ビーム4を挟んで間隔をおいて並列に2本の可動羽根5が配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ごみを処理する炭化ガス化炉、シャフト炉式廃棄物処理炉などのごみ処理炉へごみを炉上部から装入する際に炉内のごみ装入分布を平坦化することができるごみ装入装置に関するものである。
炭化ガス化炉の炉上部に配置されたごみ装入装置から木材チップや廃プラスチック等を炉内へ投入して炭化させて発生ガスを燃料として取り出したり、あるいは廃棄物処理炉の炉上部に配置されたごみ装入装置から都市ごみ等を炉内に投入して処理したりすることが知られている。廃棄物処理炉の炉上部に配置されたごみ装入装置が、例えば特許文献1に開示されている。
図3は廃棄物処理炉の炉上部に配置されている従来のごみ装入装置の一例を示す概略図である。
図3において、廃棄物処理炉6の炉上部に配置されたごみ装入装置では、廃棄物処理炉上部から炉内に位置するごみ装入シュート7が設けられ、ごみ装入シュート7の上部に上部シール弁8と下部シール弁9を備えたごみ受けホッパ10が、炉心から偏心させて配置されている。下部シール弁9はスイング式で片開きして開端で約60度の傾斜を保つ。ごみの装入時には、炉内ガスが抜けないように上部シール弁8を閉じた状態で下部シール弁9を開き、ごみ受けホッパ10内のごみは、図3に一点鎖線で示すように、片開きした下部シール弁9の上を滑りながら開端が約60度の傾斜角度に沿って炉内へ落下する。
特開平10−185145号公報
従来技術で構成されるごみ装入装置は、ごみ受けホッパを炉心から偏心させて配置させているため、炉内へのごみ投入時に片開きした下部シール弁の傾斜角度に沿って落下する際に水平速度成分が発生する。その結果として、炉頂部でのごみ分布はごみの安息角を傾斜角とする一山形状のごみ分布となり、ごみの山と谷の高低差が発生する。
その結果、ごみ傾斜面の山側と谷側でごみの粒度偏析が起こることで炉内水平断面におけるごみ通気抵抗のバラツキが最高10%程度発生する。このごみ通気抵抗のバラツキは通風量のアンバランスを招き、炉内ごみの乾燥速度の差となり、谷部は乾燥し易く、山部は乾燥しにくい現象を生じさせ、平坦なごみ分布の乾燥高さに比べて、結果的に乾燥高さが高くなる。この乾燥や燃焼のバラツキの発生は、避けなければならない。
そこで、本発明は、ごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置において、ごみ処理炉内にごみを平坦に装入することができるごみ装入装置を提供するものである。
本発明は、ごみ処理炉へ炉上部からごみを落下させて装入するためにごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置において、ごみ受けホッパが炉心と同軸に炉内上部に配置され、前記ごみ受けホッパの下部に90度開閉可能な下部シール弁が設けられ、前記下部シール弁の真下にごみ処理炉の口径の直径方向に垂直断面が三角形で且つ底面部が下側に位置する三角ビームが配置されるとともに、前記三角ビームの傾斜面に落下するごみを2方向に分ける分水嶺部が設けられ、前記三角ビームの下方に三角ビームを挟んで間隔をおいて並列に2本の可動羽根が配置されていることを特徴とする。
本発明により、炉心と同軸に配置されたごみ受けホッパの下部シール弁の真下に三角ビームを設け、さらにその下方に可動はねを配置したごみ分配装置を設置することにより、炉内ごみ装入時に炉内ごみ表面の平坦化が可能となる。その結果、炉内ごみ表面のレベル差が平坦化されることで炉内通風抵抗が均一となり、炉内熱交換効率の上昇及び乾燥高さの低減に寄与し、ごみ処理炉の安定操業がより可能となる。
また、下部シール弁の下方に三角ビームが配置され、可動羽根の角度を水平に保つことにより下部シール弁を炉内の熱輻射から遮断することができる。
図1は本発明によるごみ装入装置の実施例を示す概略図、図2は三角ビームの斜視図である。
図1において、木材チップ、廃プラスチック、都市ごみなどのごみを炉頂から落下させて装入する縦型のごみ処理炉1、例えば炭化ガス化炉、シャフト炉式廃棄物処理炉などの炉内上部にごみ装入装置のごみ受けホッパ2が炉心と同軸に配置される。
ごみ受けホッパ2の下部に90度下方へ開く下部シール弁3が配置される。なお、シール弁3は高温対策のため水冷構造にしてもよい。下部シール弁3をごみ処理炉1の中央上に配置して90度下方へ開くように設けてごみ受けホッパ2からごみが真下に落下するようにすることにより、炉内ごみ装入中に後述するごみ分配装置によりごみの均一分布をより容易にすることができる。
下部シール弁3の下方に、炉内ごみ装入時にごみを分配して炉内ごみ表面を平坦化するためにごみ分配装置を設置する。ごみ分配装置は炉から発生するガスの流れを妨げない位置に設置して炉内上昇ガスの通気抵抗の妨げにはならないようにする。ごみ分配装置は、下部シール弁3の直下にごみ処理炉の直径方向に配置した1本の三角ビーム4と、三角ビーム4の下方に、平面視で三角ビーム4を挟んで間隔をおいて並列に配置した2本の可動羽根5で構成される。
図2において、垂直断面が二等辺三角形で且つ底面部が下側に位置する三角ビーム4の中央に傾斜面のそれぞれに分水嶺部4aが設けられている。三角ビーム4は高温での強度低下を防ぐために水冷構造にしてもよい。
分水嶺部4aを備えた三角ビーム4の形状により、上方のごみ受けホッパ2の下部シール弁3を開いてごみ受けホッパ2の中央から落下してくるごみを、図2の一点鎖線で示すように、三角ビーム4で2方向に分離するとともにごみ流れを分水嶺部4aによりさらに2方向に広げることで4方向のごみに分配して可動羽根5へ供給することにより可動羽根5のごみ分配性能を補助する。
三角ビーム4の下方に並行に配置される2本の可動羽根5は、外部の駆動装置(図示せず)により回動可能に設けられる。可動羽根5は高温での強度低下を防ぐために水冷構造にしてもよい。
ごみの装入中に分水嶺部4aを備えた三角ビーム4で4方向に分配されたごみを、可動羽根5をある範囲に回動させて可動羽根5の角度を変化させることにより、ごみを炉壁から炉中心まで任意の位置に落下させて分配することができるので、ごみ分布形状を平坦化することが可能となる。
ごみの装入が完了すると、可動羽根5は角度を水平に保ち、三角ビーム4の底辺部と共に、下部シール弁3を炉内の熱輻射から遮断することができるので、分配装置上部の下部シール弁の熱負荷を低減することが可能となる。
1:ごみ処理炉
2:ごみ受けホッパ
3:下部シール弁
4:三角ビーム
4a:分水嶺部
5:可動羽根
6:廃棄物溶融炉
7:ごみ装入シュート
8:上部シール弁
9:下部シール弁
10:ごみ受けホッパ
2:ごみ受けホッパ
3:下部シール弁
4:三角ビーム
4a:分水嶺部
5:可動羽根
6:廃棄物溶融炉
7:ごみ装入シュート
8:上部シール弁
9:下部シール弁
10:ごみ受けホッパ
Claims (3)
- ごみ処理炉へ炉上部からごみを落下させて装入するためにごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置において、
ごみ受けホッパが炉心と同軸に炉内上部に配置され、前記ごみ受けホッパの下部に90度開閉可能な下部シール弁が設けられ、
前記下部シール弁の真下にごみ処理炉の口径の直径方向に垂直断面が三角形で且つ底面部が下側に位置する三角ビームが配置されるとともに、前記三角ビームの傾斜面に落下するごみを2方向に分ける分水嶺部が設けられ、
前記三角ビームの下方に三角ビームを挟んで間隔をおいて並列に2本の可動羽根が配置されていることを特徴とするごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置。 - 前記下部シール弁が水冷構造であることを特徴とする請求項1記載のごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置。
- 前記三角ビーム及び/又は前記可動羽根が水冷構造であることを特徴とする請求項1又は2記載のごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005069254A JP2006250470A (ja) | 2005-03-11 | 2005-03-11 | ごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005069254A JP2006250470A (ja) | 2005-03-11 | 2005-03-11 | ごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006250470A true JP2006250470A (ja) | 2006-09-21 |
Family
ID=37091160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005069254A Withdrawn JP2006250470A (ja) | 2005-03-11 | 2005-03-11 | ごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006250470A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012145293A (ja) * | 2011-01-13 | 2012-08-02 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | 木材チップの乾燥方法 |
JP2014126232A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd | 廃棄物装入装置 |
JP2015215120A (ja) * | 2014-05-09 | 2015-12-03 | 株式会社Ihi | 乾燥装置 |
JP2016205791A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 廃棄物装入方法及び廃棄物装入装置 |
JP2017503142A (ja) * | 2013-11-25 | 2017-01-26 | ビンダー・ウント・コンパニー・アクチェンゲゼルシャフト | 膨張した粒質物を製造するための装置および方法 |
CN113167535A (zh) * | 2018-11-28 | 2021-07-23 | 株式会社保罗伍斯Ihi | 炉顶装置 |
-
2005
- 2005-03-11 JP JP2005069254A patent/JP2006250470A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012145293A (ja) * | 2011-01-13 | 2012-08-02 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | 木材チップの乾燥方法 |
JP2014126232A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd | 廃棄物装入装置 |
JP2017503142A (ja) * | 2013-11-25 | 2017-01-26 | ビンダー・ウント・コンパニー・アクチェンゲゼルシャフト | 膨張した粒質物を製造するための装置および方法 |
JP2015215120A (ja) * | 2014-05-09 | 2015-12-03 | 株式会社Ihi | 乾燥装置 |
JP2016205791A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 廃棄物装入方法及び廃棄物装入装置 |
CN113167535A (zh) * | 2018-11-28 | 2021-07-23 | 株式会社保罗伍斯Ihi | 炉顶装置 |
CN113167535B (zh) * | 2018-11-28 | 2024-01-16 | 株式会社保罗伍斯Ihi | 炉顶装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006250470A (ja) | ごみ処理炉の炉上部に配置されるごみ装入装置 | |
US4452155A (en) | Method for incinerating material | |
RU2319092C2 (ru) | Экстрактор/охладитель сыпучих материалов | |
JPH0317402A (ja) | 固体粒状燃料燃焼装置 | |
JP2977368B2 (ja) | 石炭燃焼器およびそのスラグ排出装置 | |
JP5198737B2 (ja) | 粒子状廃棄物ガス化システム及び方法 | |
JP2005351495A (ja) | 回転式熱交換装置用リフター、それを装備した回転式熱交換装置、およびニッケル酸化鉱石の熱処理法 | |
JP4825589B2 (ja) | バイオマス発電施設にて発生する熱利用方法 | |
WO2012111378A1 (ja) | 石炭の横型回転式乾燥機、石炭ボイラ設備及び石炭ボイラ設備の運転方法 | |
JPS625242B2 (ja) | ||
JP4972944B2 (ja) | 可燃性廃棄物の燃焼処理方法とその装置 | |
JP4321823B2 (ja) | 流動床ガス化炉の流動媒体分離装置、及び該装置を備えた流動媒体循環機構 | |
JP3178378U (ja) | 固体燃料の燃焼装置及びボイラー装置 | |
JP2013050271A (ja) | 流動層式熱反応装置、及びその使用方法 | |
JP2016061475A (ja) | バイオマス燃焼ボイラー | |
JP2018087656A (ja) | 焼成炭化装置 | |
JP2009243833A (ja) | 粒状物の移送用シュート | |
RU2272218C1 (ru) | Способ сжигания топлива | |
JP2011127844A (ja) | 固体燃料の燃焼装置及びボイラー装置 | |
CN217738469U (zh) | 一种循环流化床锅炉床温测量元件保护装置 | |
RU2132512C1 (ru) | Вихревая камера сгорания | |
RU2237834C1 (ru) | Способ сжигания твердого топлива и устройство для его осуществления | |
JP3221183U (ja) | 粉砕機及びそれを備えた固体燃料粉砕装置並びにボイラシステム | |
JP2002130632A (ja) | 廃棄物ガス化溶融炉とその操業方法 | |
JP3445958B2 (ja) | シャフト型熱分解溶融炉 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060804 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060818 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060818 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080513 |