JP6544733B2 - 点火コイル - Google Patents

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本発明は、製造工程を複雑化することなく確実な防水効果を発揮する点火コイルに関する。
自動車エンジンなどの内燃機関では、プラグホール底部に配置した点火プラグに対して、ECUによってON/OFF制御される点火コイルの出力電圧を供給することで点火プラグの点火放電を実現し、燃焼室の混合気の着火動作を実現している。
このような内燃機関では、温度変化に伴う空気の膨張/収縮によるプラグホールの圧力変化を吸収するため、点火コイルを経由する脱気通路が必要となる。しかし、エンジンが停止した後は、プラグホールの空気が収縮してプラグホールが負圧状態となるので、プラグホールへの浸水の可能性がある。その他、洪水などの例外的な状況下でも、プラグホールへの浸水が問題になるので、浸水防止のための緩衝空間(空気室)を設けることが知られている(特許文献1〜特許文献2)。
特開2012−186411号公報 特開2012−186299号公報
ところが、特許文献1に記載の発明は、脱気通路を設けた円柱部を有するコイルケースと、円柱部の周りに空気室を形成するコイルカバーとが別体であり、事後的に、コールケースにコイルカバーを組み付ける必要があった。しかも、この組み付け作業が不完全であると、コイルケースに熱硬化性樹脂を充填するとき、熱硬化性樹脂がコイルカバーに浸入するおそれもあるので、コイルカバーを、コールケースに確実かつ精密に組み付ける必要があった。
一方、特許文献2の発明では、脱気通路を設けた円柱部と、空気室とがコイルケースに一体的に設けられており、上記した組み付け作業が不要である。しかし、この発明では、円柱部の上部の周りを、小型円盤状のシール材で封止する必要があり、この圧入作業が煩雑であった。すなわち、シール材の圧入状態が不完全であると、その後の充填工程において、熱硬化性樹脂が、通気口や空気室に浸入するおそれがある。一方、各部材の寸法誤差や、圧入強度のばらつきによっては、空気室の上部に設けた通気口を塞ぐおそれもある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、製造工程を複雑化することなく確実な防水構造を実現する点火コイルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、一次コイル及び二次コイルを収容するケース本体部の外側に、所定の緩衝空間を設ける一方、前記ケース本体部の内側に、前記緩衝空間に連通する連絡穴を有する連絡空間を設けたコイルケースと、前記緩衝空間の下方から挿入して固定される補助部材前記コイルケースに装着されることで、前記連絡空間の下面を閉塞する弾性部材と、を有して構成され、前記二次コイルが出力する高電圧をプラグホールの点火プラグに供給する内燃機関用の点火コイルであって、前記緩衝空間は、プラグホール側開放された下面と、閉塞形成された上面と、互いに対面する対抗面と、を有して構成され、前記対抗面の少なくとも一方の上端部には、突出高さが下方ほど低い傾斜面を有する突条が上下方向に設けられ前記補助部材は、先端側に一対の係止突起を設けた軸状本体部と、前記軸状本体部に直交する基端部本体と、前記基端部本体より小さい外形寸法で前記基端部本体から突出する突出部とで、略T字状に形成されると共に、前記軸状本体部の先端側から基端側に向かった後、前記突出部に設けた開口穴に至る内部通気孔を形成しており反転T字姿勢で前記緩衝空間に挿入される前記補助部材は、前記緩衝空間の上端部において、前記一対の係止突起が、前記突条に係合することで、所定の挿入姿勢に矯正されるよう構成され、前記補助部材を規定位置まで挿入すると、前記突出部が前記連絡穴に没入することで、前記補助部材と前記連絡空間を経由して、前記緩衝空間の下面からプラグホールに至る連通経路が形成されるよう構成されている。
上記した本発明によれば、製造工程を複雑化することなく確実な防水構造を実現することができる。
実施例の点火コイルの各部の構成を説明する図面である。 図1(a)のA−A断面とコイルケースの側面状態を示す図面である。 補助部材や、その組み付け方法を説明する図面である。
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図1は、半完成状態の点火コイルCLについて、平面断面図(図1(a))と、正面断面図(図1(b)図1(b’))と、回路構成(図1(c))と、ケース底面の外観状態(図1(d))と、を示す図面である。なお、半完成状態の点火コイルCLに、図3(a)〜図3(c)に示す形状の補助部材40を、上方に向けて圧入することで、点火コイルCLが完成状態となる(図3(d)〜図3(g)参照)。
図2は、図1(a)のA−A断面であり、補助部材40の組付け方法や、防水用の緩衝空間BFを説明するための図面である。なお、内部構成についての説明の便宜上、図2は、コイルケース1を透明に描いている。
図1(c)に示す通り、この点火コイルCLは、一次巻線C1で形成される一次コイルL1と、二次巻線C2で形成される二次コイルL2と、一次コイルL1と二次コイルL2を電磁結合させる磁気コアCoと、グランドに向かう正方向放電を禁止するダイオードDと、一次コイルL1の電流をON/OFF制御するイグナイタTRと、を有して構成されている。
磁気コアCoは、一次巻線C1が巻着される内装コアCo1と、一次巻線C1に積層して巻着される二次巻線C2を上方から覆う外装コアCo2と、薄板状の永久磁石MGとで閉磁路を形成している(図1(b’))。
この点火コイルCLは、3本の接続端子T1〜T3を通してECU側と接続される一方、高圧端子T4を通して点火プラグPGに供給されるよう構成されている。なお、使用状態では、接続端子T1はバッテリ電圧を受け、接続端子T2はEUCから点火信号を受け、高圧端子T4は、二次コイルL2の高圧誘起電圧を出力する。
図1(b)に示す通り、二次コイルL2の高圧誘起電圧は、弾性を有する接続板BRを通して高圧端子T4に供給される。なお、図示省略しているが、高圧端子T4は、コイル状の導体スプリングSP(不図示)を通して、プラグホール底部の点火プラグPG(不図示)に電気接続される。
図1(c)の電気回路を構成する点火コイルCLは、点火コイルCLとしての回路要素(L1,L2,Co,D,TR)を収容するコイルケース1と、接続端子T1〜T3を内蔵するターミナルケース2と、コイルケース1の下方に外嵌されるプラグブーツ3と、で構成されている。
なお、全ての回路要素(L1,L2,Co,D,TR)を収容した状態のコイルケース1に、ターミナルケース2を嵌合させて電気接続を実現した後、コイルケース1に熱硬化性樹脂を充填して熱硬化させることで、コイルケース1と、ターミナルケース2とが一体化される。そして、ターミナルケース2と一体化されたコイルケース1の下方先端が、プラグブーツ3の中に挿入される。
プラグブーツ3は、絶縁性に優れた弾性ゴム材で構成され、プラグホール(不図示)に挿入される円筒部31と、プラグホールの装着フランジ(不図示)に嵌合されるリング溝GVを設けた装着部32と、に区分される。そして、装着部32には、これを上下方向に貫通する貫通穴HOが形成されている(図1(b’))。
また、円筒部31は、その基端側がやや薄肉化されることで、コイルケース1を受け入れる収容空間を形成している。そして、収容空間の一部が径方向に拡径されることで、コイルケース1を確実に保持する係止部EGを形成している(図1(b))。
図1(a)及び図1(b)に現れる通り、コイルケース1は、矩形箱状に形成されたケース本体部10と、ケース本体部10から下方に突出するケース突出部11と、境界壁WLを隔ててケース本体部10の側面方向に膨出する防水部12と、が一体形成されている。
ここで、防水部12は、ケース本体部10と一体化されて、浸水防止用の緩衝空間BF(図1(d))を形成している。そのため、本実施例では、ケース本体部10に防水部12を組み付ける必要が無く、特許文献1の場合のような、組み付け作業の煩雑さが解消される。
防水部12は、全体として、幅狭の略直方体状の緩衝空間BF(空気室)を形成しており(図1(d)参照)、下面が解放される一方、上面は完全に閉塞されている。そして、本実施例では、このような構成の防水部12が、ケース本体部10と一体形成されているので、特許文献2の場合のような、空気室の上面を覆う封止作業が不要であり、また、ケース本体部10から防水部12に向けて熱硬化性樹脂が漏出する可能性も皆無となる。
図1(b’)や図1(d)に示す通り、ケース本体部10には、緩衝空間BFに近接して連絡空間ARが形成され、連絡空間ARの下方は、小円弧を直線で接続した円弧形状に解放されている。そして、半完成状態では、連絡空間ARは、境界壁WLに形成された連絡穴13(図3(d))を通して、緩衝空間BFに連通している。
図1(b)に示す通り、ケース突出部11は、ケース本体部10に連続する基端円筒部14と、基端円筒部14より小径の先端円筒部16と、基端円筒部14と先端円筒部16を接続する連設部15と、に区分される。
連設部15の基端側の最外周部には、下方に向けリング状に突出する密着フランジFGが形成されている。また、先端円筒部16の外周には、台形錐状に拡径された隆起部PRが形成されている。
そして、コイルケース1の下方先端をプラグブーツ3に挿入すると、隆起部PRが、プラグブーツ3の内径を拡張させつつ進行した後、係止部EGに収容されることで、コイルケース1とプラグブーツ3が一体化される。なお、この一体化状態では、ケース突出部11の密着フランジFGは、プラグブーツ3の装着部32に密に嵌合するので、密着フランジFGを経由して水が浸入するおそれはない。
ところで、連設部15の先端側の底面は、その外周縁が、断面視三角状に切り欠かれることで、プラグブーツ3と共に、リング状の通気路RGを形成している。図示の通り、この通気路RGは、プラグブーツ3の貫通穴HOに連通している(図1(b’))。
また、連設部15の通気路RGに続く外周側面と、外周側面に続く底面は、ほぼ半周にわたって、1ミリ程度、薄肉化されており、この微小幅の薄肉空間TNは、連絡空間ARに連絡している。そのため、貫通穴HOと、リング状の通気路RGと、薄肉空間TNと、連絡空間ARとは、双方向に連通するガス通路となる。
続いて、図2に基づいて、防水部12の内部構造について説明する。ここで、図2(a)は、図1(a)のA−A断面図であり、境界壁WLから外方を臨んだ状態を示している。一方、図2(b)は、外方から防水部12(コイルケース1の外壁)を臨んだ状態を示している。
図2(b)に現れる通り、防水部12の中央下部には、防水部12の外壁を貫通する貫通穴30が形成されている。貫通穴30は、境界壁WLの連絡穴13と同一寸法であり、防水部12の外壁を直交する同一位置に形成されている(図3(d)参照)。
また、防水部12の内面側であって、貫通穴30の両側には、左右二列の内向き突条51が上下方向に形成されている。この内向き突条51は、1mm程度の高さで、下方から上方に向けて真っ直ぐに延びるが、その最終位置において、高さが直線的に増加する2列の傾斜面K1を形成している(図3(d)参照)。
次に、境界壁WLは、図2(a)に示す通り、屈曲境界線LNで区分される二段構成となっており、略U字状の第一境界面FA1と、その奥側(外側)の第二境界面FA2とが、各々、ほぼ平坦に形成されている。
そして、屈曲境界線LNの下辺の下部には、第一境界面FA1の裏面で仕切られた連絡空間ARが形成されている。先に説明した通り、この連絡空間ARは、薄肉空間TNに連通しており、正面視で15×5mm程度の矩形状であるが、その下方は、円弧形状に解放されている(図1(d)参照)。
但し、円弧形状に解放した下方面は、プラグブーツ3によって閉塞されるので、連絡空間ARは、例えば、異常な浸水時には、貯水空間として機能する。すなわち、薄肉空間TNは、ガス通路として、微小幅に形成されているので、簡単には浸水しない。
また、図2(a)において、第二境界面FA2の裏側には、左右二列の外向き突条52が直線状に形成されている。外向き突条52は、内向き突条51に対応して形成されており、内向き突条51の傾斜面K1に対応する傾斜面K2を形成している(図3(d)参照)。そして、内外に対面する二つの傾斜面K1,K2は、最終的に幅狭の隙間53を形成している。
上記した、貫通穴30、内向き突条51、外向き突条52、及び、隙間53は、境界壁WLの連絡穴13と共に、補助部材40を正しく組み付けるための構成である。この補助部材40は、図3(a)〜図3(c)に示す通り、真っ直ぐに延びる円筒本体部41と、円筒本体部41に直交する円柱部42とで、全体として、反転T字状に一体形成されている。
図示の通り、円筒本体部41の最上部には、その外周面の180度の位置に、直径方向に突起した二つの係止突起43,43が、軸方向に延設されている。ここで、係止突起43の突起幅は、各二列の突条51,52が最上部に形成する隙間53と同程度に設定され、係止突起43の突起高さは、突条51,52の突条幅と同程度に設定されている。
また、円筒本体部41の外径寸法は、緩衝空間BFの内外隙間より、やや小さく設定されている。一方、二つの係止突起43,43の直径方向の離間距離は、緩衝空間BFの内外方向の隙間より大きく設定されており、この構成によって、補助部材40の緩衝空間BFへの挿入方向が規制される。すなわち、補助部材40を、図3(d)の挿入姿勢から直交させると、補助部材40を緩衝空間BFに挿入することができない。
円柱部42は、その左右先端に、係止突起43,43の突起方向に直交して突出する小径部44,45を有して構成されている。図示の通り、外向き小径部44より、内向き小径部45の方が、やや高く突出しているが、円柱部42の左右幅は、貫通穴30と連絡穴13の離間距離より、やや大きく設定されている。また、外向き小径部44と、内向き小径部45の外径寸法は、各々、貫通穴30と連絡穴13の内径寸法より、やや小さく設定されている。
そして、内向き小径部45の突出端面から、円柱部42の中心位置まで第一通気孔FRが丸穴状に形成されている。この構成に対応して、円筒本体部41には、その最上部から円柱部42の中心位置に至るまで、第二通気孔SDが丸穴状に形成されており、二つの通気孔FR,SDは、全体として、L字状に連通する通気孔を形成している。
図3(d)〜図3(f)は、上記の構成を有する補助部材40を、緩衝空間BFに収容して、防水部12を完成させる手順を図示したものである。
図3(d)に示す通り、緩衝空間BFの下方から補助部材40を挿入する。そして、挿入作業を進めるとき、内向き突条51及び外向き突条52の上部に形成された傾斜面K1,K2が、補助部材の係止突起43の案内面として機能して、補助部材40の挿入方向が最適化される。
すなわち、最初の挿入姿勢が、仮に、ずれていたとしても、一対の係止突起43,43が、傾斜面K1,K2に捕捉されることで、最終的な挿入姿勢が適正化される。なお、補助部材40を、図3(d)の挿入姿勢から直交させると、緩衝空間BFに挿入できないことは先に説明した通りである。
先に説明した通り、円柱部42の左右幅は、貫通穴30と連絡穴13の離間距離より、やや大きく設定されている(図3(f))。そのため、傾斜面K1,K2によって挿入姿勢が適正化された状態で、補助部材40を更に上方に圧入すると、円柱部42の小径部44,45が、緩衝空間BFをやや押し広げつつ、上方に進むことになる。
そして、その後、円柱部42の小径部44,45が、貫通穴30と連絡穴13の位置に達すると、二つの小径部44,45が、各丸穴30,13に没入することで、それ以上の圧入が禁止され、最適状態での組み付けが完了する(図3(e)参照)。
なお、この組み付け完了状態では、貫通穴30は、外向き小径部44によって閉塞され、連絡穴13は、内向き小径部45によって閉塞される(図3(g)参照)。
但し、図3(g)に示す通り、内向き小径部45の第一通気孔FRは、連絡穴13を通して、連絡空間ARに連通しており、プラグホール→プラグブーツ3の貫通穴HO→リング状の通気路RG→コイルケース連接部15の薄肉空間TN→連絡空間AR→第一通気孔FR→第二通気孔SD→緩衝空間BFの径路でガス抜き経路が確保される。
また、浸水した場合でも、緩衝空間BFの最上部まで水が至らない限り、プラグホールが浸水することははく、確実な防水機能を発揮する。
以上、本発明の実施例について具体的に説明したが、具体的な記載内容は特に本発明を限定する趣旨ではなく、適宜に変更可能である。
例えば、図3(a)に示す構成では、円筒本体部41の外周面の180度の位置、つまり、直径ライン上に、二つの係止突起43,43を設けたが、図3(a’)に示すように、あえて、直径ラインからずれた位置に係止突起43,43を突出させるのも好適である。
また、この構成に対応して、一対の傾斜面K1,K2を対面させるではなく、何れか一方の傾斜面だけとするのが更に好適である。例えば、図3(a’)のように、係止突起43,43を、第一通気孔FRに遠ざかる外方に偏移させた場合には、内側の傾斜面K2だけにし、逆に、係止突起43,43を、内方に偏移させた場合には、外側の傾斜面K1だけにするのも好適である。
このような構成を採る場合には、図3(d)の挿入姿勢から180度回転させた誤った挿入姿勢を採った場合に、その後の挿入作業が傾斜面で阻止されるので、誤挿入を未然防止することができる。
また、内外二つの小径部44,45を、貫通穴30と連絡穴13に嵌合させる構成を採ったが、必ずしも限定されず、内側の小径部45を連絡穴13に嵌合させるだけでも良い。
CL 点火コイル
L1 一次コイル
L2 二次コイル
BF 緩衝空間
40 補助部材
FR 通気孔
SD 通気孔

Claims (6)

  1. 一次コイル及び二次コイルを収容するケース本体部の外側に、所定の緩衝空間を設ける一方、前記ケース本体部の内側に、前記緩衝空間に連通する連絡穴を有する連絡空間を設けたコイルケースと、前記緩衝空間の下方から挿入して固定される補助部材前記コイルケースに装着されることで、前記連絡空間の下面を閉塞する弾性部材と、を有して構成され、前記二次コイルが出力する高電圧をプラグホールの点火プラグに供給する内燃機関用の点火コイルであって、
    前記緩衝空間は、プラグホール側開放された下面と、閉塞形成された上面と、互いに対面する対抗面と、を有して構成され、前記対抗面の少なくとも一方の上端部には、突出高さが下方ほど低い傾斜面を有する突条が上下方向に設けられ
    前記補助部材は、先端側に一対の係止突起を設けた軸状本体部と、前記軸状本体部に直交する基端部本体と、前記基端部本体より小さい外形寸法で前記基端部本体から突出する突出部とで、略T字状に形成されると共に、前記軸状本体部の先端側から基端側に向かった後、前記突出部に設けた開口穴に至る内部通気孔を形成しており
    反転T字姿勢で前記緩衝空間に挿入される前記補助部材は、前記緩衝空間の上端部において、前記一対の係止突起が、前記突条に係合することで、所定の挿入姿勢に矯正されるよう構成され、
    前記補助部材を規定位置まで挿入すると、前記突出部が前記連絡穴に没入することで、前記補助部材と前記連絡空間を経由して、前記緩衝空間の下面からプラグホールに至る連通経路が形成されるよう構成されていることを特徴とする点火コイル。
  2. 前記対抗面には、互いに対面して、前記突条が各々形成されている請求項1に記載の点火コイル。
  3. 前記連絡空間は、異常な浸水時には貯水空間として機能可能な容積を有して構成されている請求項1又は2に記載の点火コイル。
  4. 前記弾性部材には、プラグホールに至る貫通穴が設けられ、
    前記弾性部材と前記コイルケースとの間に薄肉状に形成された防水通気路と、
    前記コイルケースの外周面を一部切欠くことで、前記弾性部材との間でリング状に形成されたリング通気路と、が前記連絡空間と前記貫通穴との間に形成されている請求項1〜3の何れかに記載の点火コイル。
  5. 前記一対の係止突起が、前記軸状本体部の直径ラインに対応して形成されている請求項1〜4の何れかに記載の点火コイル。
  6. 前記一対の係止突起が、前記軸状本体部の直径ラインから偏移して形成されている請求項1〜4の何れかに記載の点火コイル。
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