JP4194251B2 - ランプソケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のヘッドライトなどのランプを装着するランプソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車用の前照灯においては、安全性を重視することから従来のハロゲランプに比較して高輝度、低消費電力、長寿命な放電灯が使用されるようになっている。このように自動車の前照灯に用いられ放電灯では、起動時に13kV以上という非常に高い電圧を印加する必要がある。
【0003】
そして、従来のランプソケットであって、ソケット本体内に車両用点灯起動装置を収納したものとして、特開平10−223005公報に開示された技術がある。
【0004】
すなわち、上記の公報における開示技術は、トランス収容部の一側面から車両用放電灯が接続されるソケット部を突設して本体ケースを構成し、この本体ケースのトランス収容部に点灯トランスを収納し、ソケット部に設けた中心端子である高圧側出力端子に、点灯トランスの二次コイルを電気的に接続するようにし、さらに、ソケット部に設けた側部端子である低圧側出力端子に、点灯トランスの一次コイルを回路部を介して接続するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したランプソケットにあっては、高圧側出力端子と低圧側出力端子との間を隔絶するものが皆無であるために、耐電圧性能の確保ができず、高圧側出力端子と低圧側出力端子との間にスパークが発生して、高電圧のリークが生じるという問題点があった。
【0006】
本発明は上記の問題点に着目して成されたものであり、その目的とするところは、耐電圧性能の確保ができて、高圧側出力端子と低圧側出力端子との間にスパークの発生がなく、高電圧のリークが生じないランプソケットを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るランプソケットは、ランプソケットが、ランプのランプ側嵌合部が嵌合するソケット側嵌合部を設け、ソケット側嵌合部の中央部にランプのランプ端子が接触する中心端子を配置すると共に、ソケット側嵌合部の周部にランプ側嵌合部のコンタクト部が接触する側部端子を配置し且つソケット本体のソケット側嵌合部とは反対側にユニット収容部を設けたソケット本体と、前記ユニット収容部に収容し、トランスおよび複数の電子部品を有して構成したランプ起動用の回路部とこの回路部に接続された高圧側出力端子と回路部に接続された低圧側出力端子とを有しており、前記高圧側出力端子を前記中心端子に導通させると共に、前記低圧側出力端子を前記側部端子に導通させて構成した内部ユニットと、を備えて構成しており、ランプソケット部のユニット収容部を隔壁部により仕切って互いに隔絶された2つの収納室で構成し、一方の収納室にトランスを収納したトランス収納部および中心端子を位置させると共に、他方の収納室に側部端子及び他の部品を位置させ、一方の収納室もしくは内部ユニットの前記トランス収納部の外周部のいずれか一方に、中心端子を囲むシール当接部を設けると共に、他方に、高圧側出力端子を囲む環状のシール装着部を設けて、シール装着部に環状の絶縁シール部材を装着し、内部ユニットをユニット収容部に収容して、高圧側出力端子を中心端子に導通させると共に、低圧側出力端子を側部端子に導通させ、絶縁シール部材をシール当接部に当接させ、高圧側出力端子と前記低圧側出力端子とを隔絶させるようにしたものである。
【0008】
そして、圧側出力端子に接続端子を介して側部端子に接続することで、低圧側出力端子を前記側部端子に導通させるようにしてもよい。
【0009】
かかる構成により、内部ユニットをユニット収容部に収容して、高圧側出力端子を中心端子に導通させると共に、低圧側出力端子を側部端子に導通させることにより、ランプソケットを組み立てることができる。この場合、特に、高圧側出力端子と低圧側出力端子とを絶縁シール部材で完全に絶縁隔離することで、耐電圧性能の確保ができて、高圧側出力端子と低圧側出力端子の間にスパークの発生がなく、高電圧のリークが生じないようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳述する。
【0011】
図1は本発明に係るランプソケットの分解状態の斜視図、図2は同ランプソケットにおけるランプソケット部の側面図、図3は同ランプソケット部の正面図、図4は同ランプソケット部の平面図、図5は同ランプソケット部の底面図である。
【0012】
本発明に係るランプソケットAは、ランプBが着脱可能に装着できるランプソケット部1と、接続端子5と、内部ユニット54と、カバー78とを備えており、このランプソケット部1には、そのソケット本体1Aの中心側に位置する一方の端子である中心端子3と、ソケット本体1Aの周側に位置する他方端子である側部端子4とが装着される。
【0013】
そして、内部ユニット54は、高電圧を発生して放電灯であるランプBを起動する起動回路部(ランプ起動用の回路部)Eと、点灯回路部(図示せず)と起動回路部Eを電気的に接続するためのコネクタ部Fを有する。なお、点灯回路部は、自動車のバッテリ等の直流電源から電源供給を受けて前照灯たるランプBに電力を供給するものである。
【0014】
また起動回路部Eは、図14に示すように、放電ギャッ(SG)、コンデンサ(C)、インダクタ(L)、抵抗(R)、ダイオード(D)等の電子部品から成る従来周知の構成を有しており、点灯回路部の出力から高電圧のパルスを発生させるメイン回路Gと、メイン回路Gの高電圧パルスが1次巻線75aに入力されることで2次巻線75bに生じたさらに高い電圧のパルスをランプBに印加するパルストランス75とを具備している。
【0015】
ソケット本体1Aは図1乃至図8に示すように前方後円形状の基部1Bと、この基部1Bに立設された円形状の筒状部6と、この筒状部6と同心の内壁部15とを有しており、基部1Bの前端部は突出部1Fが形成してある。また、筒状部6の先端部6aの外周側には鍔状部6Aが形成してあり、この鍔状部6Aにより筒状部6の先端部6aは他の部分より肉厚に成されている。そして、この筒状部6には、ソケット側嵌合部7と、ランプ係合部8とが形成してある。
【0016】
ソケット側嵌合部7は中央の円筒部10と内壁部15との間の円環状の部分であり、円筒部10の底部には一方の端子装着部である中心端子装着部11が、また、ソケット側嵌合部7の周部には他方の端子装着部である側部端子装着部12が形成してある。
【0017】
また、中心端子装着部11は端子装着孔11Aを有しており、この端子装着孔11Aの周部には、相対向する2つの端子脚用溝部14と、相対向する2つのシール押え部材用脚挿入溝部14Aがそれぞれ形成してある。
【0018】
また、側部端子装着部12は、ソケット側嵌合部7に対して内壁部15で隔てられており、内壁部15の上方が端子表出部16になっている。側部端子装着部12の底部には端子脚用孔部17が形成してある(図4、図7、図8参照)。
【0019】
ランプ係合部8は、筒状部6の周方向に90度の位相をずらせて形成された4つの係合部である長孔形状の係合孔部18と、筒状部6の内周面部6Bに形成されて係合孔部18の端部に連なる挿入用溝19と、係合孔部18の、挿入用溝19に連なる端部とは反対方向に端部に設けられて係合孔部18に連なる切欠き部18aとで構成してある。
【0020】
また、図1、図2に示すように筒状部6には、係合孔部18に略平行にスリット22が形成してあり、係合孔部18とスリット22とに挟まれた部分は撓み部23にしてある。
【0021】
また、図5に示すように、ソケット本体1の裏面側はユニット収容部81に成されている。このユニット収容部81は、前方後円形状の基部1Bの周壁部1C内を隔壁部24で2分するようにして、互いに隔絶された2つの収納室25、26で構成してある。
【0022】
そして、一方の収納室25の天井部には、筒状部6に設けた中心端子装着部11の端子装着孔11Aが開口しており、2つの端子脚用溝部14と2つのシール押え部材用脚挿入溝部14Aが共に表出している。また、一方の収納室25には、端子装着孔11Aを囲むようにしてシール当接部74が形成してある。そして、一方の収納室25の左右には、ソケット本体1と、内部ユニット54の位置を決定するために、それぞれに2段階にユニット当接面部25A、25Bが形成してある。
【0023】
他方の収納室26には、中央の部品収容部27と、この部品収容部27を挟んだ左右の部品収容部28、29と、隔壁部24寄りに設けられた端子収容部30と、周壁部1Cの前側内部寄りに設けられたコネクタ収容部31とが設けてあり、中央の部品収容部27は左右の部品収容部28、29に比べてその奥行きが深くしてある。
【0024】
端子収容部30は、図5に示すように、側部端子装着部12の端子脚用孔部17を中にして囲壁32aで囲んだ内側収容部32Aと、周壁部1Cの左側内部寄りに囲壁33aで囲んだ外側収容部33と、内側収容部32Aと外側収容部33とを連ねる溝状の回廊部34とが構成してある。そして、外側収容部33の一部を構成する周壁部1Cには、その縁部から縦にスリット35が形成してある。接続端子5を端子収容部30の正規の位置まで収容すると、スリット35から接続端子5の一部が露出しているので、接続端子5が収容されていることが認識できる。
【0025】
コネクタ収容部31は、周壁部1Cの前側内部に囲壁31aで囲んで形成してあり、コネクタ収容部31は、基部1Bの前側の突出部1Fに抜けている。また、周壁部1Cの外面には係止用突起部82は複数形成してある。
【0026】
中心端子3は、図9に示すように、コ字形状の端子本体37を有しており、この端子本体37には、相対向する2つの接触片38から成るランプ接触部39が設けてあり、また、端子本体37の一端側には接続部40が設けてある。この接続部40は、端子本体37の一端側に折曲げ片40Aを設けて、曲げ片40Aに対向する部位に2つの接点部41を、折曲げ片40Aに1つの接点部42をそれぞれ設けて構成してある。
【0027】
また、側部端子4は、図1に示すように、先部に接点部43aを有する端子部43を連結部44Aで連ね且つ1つの端子脚部44を形成したものである。
【0028】
また、接続端子5は、図10の(1)〜(4)に示すように、内側接続部45と、外側接続部46と、内、外側接続部45、46を互いに連結する連結部47とで構成してある。そして、内側接続部45は、連結部47の内端部を折曲げて、この折曲げ部48の両端の接触片49をそれぞれに内側に湾曲させ、折曲げ部48の接触片49の端部49aに対向する部位に接点部50を設けて構成してある。
【0029】
また、外側接続部46は、連結部47の外端部を折曲げて、この折曲げ部51の両端の接触片52をそれぞれに内側に湾曲させ、折曲げ部51の接触片52の端部52aに対向する部位に接点部53を設けて構成してある。
【0030】
また、内部ユニット54は、図1、図11乃至図13に示すように、導電性の板材を所定の形状に打ち抜き加工してなる基板55と、この基板55をインサートして樹脂成形されたユニット本体54Aと、基板55に実装される複数の電子部品、例えば、パルストランス75、コンデンサ(C)、抵抗(R)、放電ギャップ(SG)、チョークコイル(L)、ダイオード(D)から構成される起動回路部Eとを備えている。
【0031】
すなわち、基板55は、端側の縦部位56に第1、第2、第3、第4、第5の横部位57、58、59、60、61を連ねた基板本体55Aを備えており、縦部位56には第1、第2、第3の端子部62、63、64が形成してあり、縦部位56には第1、第2の端子部62、63間をインサート成形後に切り離すために切離加工部イが、第3の端子部64には切離加工部ロがそれぞれ設けてある。また、第1の横部位57には切離加工部ハが、第5の横部位61には切離加工部ニがそれぞれ設けてある。
【0032】
また、基板本体55Aの第1、第2、第3の端子部62、63、64のそれぞれにはコンタクト65、66、67が基板本体55Aに対して直角に立ち上げるようにして取付けてあり、また、第5の横部位61の先端部には接触端子68が基板本体55Aに対して直角に立ち上げるようにして取付けてある。
【0033】
そして、基板本体55Aには、その第1、第2、第3、第4、第5の横部位57、58、59、60、61に位置させて電子部品搭載接続部a、b、c、d、e、f、g、h、i、jが設けてある。
【0034】
このように構成された基板55をモールド樹脂にインサート成形して、前方後円形状のユニット本体54Aが構成してある。この場合、基板55の電子部品搭載接続部a、b、c、d、e、f、g、h、i、j及び切離加工部イ、ロ、ハ、ニの部分はモールドされずに露出している。なお、図中69A、69Bはインサート押え部である。
【0035】
そして、ユニット本体54Aの後部は、その裏側が開口する円形状のトランス収部70が形成してあり、このトランス収部70の上面部には端子挿入孔71が設けてある。また、トランス収部70の外周部の先側にはシール装着部72が形成してある。また、トランス収部70の外周部の左右にはソケット本体1と、内部ユニット54の位置を決定するために、それぞれ2段階の当接部73A、73Bが形成してある。
【0036】
また、ユニット本体54Aには、コンタクト65、66、67が、それぞれの先部を残してモールド樹脂で被覆してあって、コネクタ部Fが形成してあり、また、接触端子68が、その先部を残してモールド樹脂で被覆して、他方の出力端子である低圧側出力端子77が構成してある。
【0037】
そして、上記のように構成されたユニット本体54Aは、その切離加工部イ、ロ、ハ、ニの部分を打ち抜き加工により切離した後に、トランス収部70にパルストランス75を収納し、基板55の電子部品搭載接続部a、b、c、d、e、f、g、h、i、jに電子部品が搭載される。
【0038】
すなわち、図13に示すように、トランス収部70にはパルストランス75が収納して樹脂封止してあり、このパルストランス75の一方の出力端子である高圧側出力端子76は端子挿入孔71を貫通して外方に突出している。また、パルストランス75の一方の接続端子7aは電子部品搭載接続部aに、他方の接続端子7bは電子部品搭載接続部bにそれぞれ接続(半田付け)してある。
【0039】
また、コンデンサ(C)は、その接続端子を電子部品搭載接続部c、dに半田付けにより接続して基板55に搭載してあり、抵抗(R)は、その接続端子を電子部品搭載接続部c、eに半田付けにより接続して基板55に搭載してある。また、放電ギャップ(SG)は、その接続端子を電子部品搭載接続部a、fに半田付けにより接続して基板55に搭載してあり、チョークコイル(L)は、その接続端子を電子部品搭載接続部g、hに半田付けにより接続して基板55に搭載してあり、ダイオード(D)は、その接続端子を電子部品搭載接続部i、jに半田付けにより接続して基板55に搭載してある。
【0040】
上記のようにパルストランス75、コンデンサ(C)、抵抗(R)、放電ギャップ(SG)、チョークコイル(L)及びダイオード(D)を基板55上に搭載することにより、図14に示す回路構成で互いに接続してある。
【0041】
また、カバー78は、図1に示すように、ソケット本体1の基部1Bの周壁部1Cに嵌合するものであり、このカバー78の周面部にはカバー側係合部である係合孔部79が複数形成してある。
【0042】
そして、側部端子4はソケット本体1側部端子装着部12に圧入状態で装着してあり、この側部端子4の接点部43aは端子表出部16よりソケット側嵌合部7内に表出している。また、側部端子4の端子脚部44は側部端子装着部12の端子脚用孔部17に圧入してあり、この端子脚用孔部17より端子収容部30の内側収容部32に突入している。
【0043】
そして、図1、図5、図8に示すように、端子収容部30には接続端子5が収容してある。すなわち、接続端子5の内側接続部45を端子収容部30の内側収容部32Aに、外側接続部46を外側収容部33に、連結部47を回廊部34にそれぞれ挿入して、内側接続部45を側部端子4の端子脚部44に接続してある。この接続は、内側接続部45の折曲げ部48の接触片49の端部49aと接点部50とに側部端子4の端子脚部44を接触させることにより行われる。
【0044】
そして、内部ユニット54の高圧側出力端子76に中心端子3が接続してある。すなわち、高圧側出力端子76に接続部40を嵌合して、接点部41及び接点部42を高圧側出力端子76に接触し、高圧側出力端子76に中心端子3が接続してある。また、トランス収部70に環状のシール装着部72と段部72Aが形成されていて、高圧側出力端子76と低圧側出力端子77との間のスパークによるリークを防止し、絶縁性能、耐圧性能を保持するための環状の絶縁シール部材80が装着してある。
【0045】
そして、ソケット本体1の裏面側のユニット収容部81に内部ユニット54を収容する。すなわち、ユニット収容部81の一方の収納室25にパルストランス75を収納したトランス収部70を、他方の収納室26に内部ユニット54の他の部分をそれぞれ収納する。この場合、トランス収部70の外周部の左右の2段階の当接部73A、73Bが一方の収納室25の左右の2段階のユニット当接面部25A、25Bに当接するし、また、絶縁シール部材80は一方の収納室25のシール当接部74に当接する。
【0046】
なお、本実施例では、トランス収容部70に環状の絶縁シール部材80が装着してあるが、環状の絶縁シール部材80をユニット収容部81の一方の収室25に装着して、絶縁シール部材80を一方の収室25のシール当接部74に当接後に、内部ユニット54を収容し、すなわち、一方の収室25にトランス収部70を収容し、トランス収部70の環状のシール装着部72に絶縁シール部材80を当接してもよい。
【0047】
そして、高圧側出力端子76に接続されている中心端子3の相対向する2つの接触片38から成るランプ接触部39をソケット本体1の中心端子装着部11の端子脚用溝部14に挿入し、また、内部ユニット54の低圧側出力端子77が接続端子5の外側接続部46に接続される。この接続は、外側接続部46の折曲げ部5の接触片52の端部52aと接点部53とに低圧側出力端子77を接触させることにより行われる。また、内部ユニット54のコネクタ部Fはコネクタ収容部31内に挿入される。
【0048】
そして、図に示すように、中心端子装着部11の円筒部10の外側には絶縁シール83が装着されるし(図1参照)、また、円筒部10の内側には、シール押え部材84が、その係止脚部(図示せず)をシール押え部材用脚挿入溝部14Aに挿入係止して取付けられる。
【0049】
そして、ソケット本体1には、これの係止用突起部82を係合孔部79に係脱可能に係合してカバー78が装着してあり、このカバー78により内部ユニット54は被覆保護されている。なお、内部ユニット54と一体に成形されていてもよく、この場合、別部品からなるカバーを備える必要はない。
【0050】
ランプBは図15に示すようにランプボディ90を備えており、このランプボディ90は、ランプソケットAのソケット側嵌合部7に嵌合するランプ側嵌合部91及び係合部92が形成してあり、この係合部92にはランプソケットAのランプ係合部8に係合する係合ピン93が形成してある。また、ランプ側嵌合部91の端面には円形凹部94が形成してある。
【0051】
ランプボディ90の中心部にはランプ端子95が装着してあり、このランプ端子95のランプ接続部96はランプボディ90の上面部に表出しており、また、ランプ端子95のコンタクト部97は円形凹部94内に突出している。そして、ランプ側嵌合部91の周部には円環状のコンタクト部98が設けてある。
【0052】
そして、ランプ端子95のランプ接続部96にはバルブ99が接続してあり、このバルブ99の一方の接点99aはランプ端子95に導通しており、バルブ99の他方の接点99bはコンタクト部98に導通している。
【0053】
そして、上記のように構成されたランプBは、そのランプ側嵌合部91をランプソケットAのソケット側嵌合部7に嵌合し、係合部92の係合ピン93を挿入用溝19に挿入した後、ランプBを回転させて係合ピン93を係合孔部18に係合してランプソケットAに装着してあり、ランプ端子95のコンタクト部97は中心端子3のランプ接触部3に接触し、前記ランプ側嵌合部91の周部のコンタクト部98は、側部端子4の接点部43aに接触している。
【0054】
なお、ソケット本体1の裏面側のユニット収容部81に内部ユニット54を収容する場合、すなわち、ユニット収容部81の一方の収納室25にパルストランス75を収納したトランス収部70を、他方の収納室26に内部ユニット54の他の部分(電子部品、すなわちコンデンサ(C)、抵抗(R)、放電ギャップ(SG)、チョークコイル(L)及びダイオード(D))をそれぞれ収納する場合、他方の収納室26に、電子部品を振動等から保護するための又は防滴、防水のための樹脂を入れるようにしてもよい。
【0055】
上記したように、実施の形態によれば、内部ユニット54をユニット収容部81に収容して、高圧側出力端子76に接続された中心端子3を中心端子装着部11の端子装着孔11Aに装着すると共に、低圧側出力端子77を側部端子4に導通させ、カバー8で内部ユニット54を覆うことにより、ランプソケットAを組み立てることができて、内部に電子回路及び電子部品を組み込んだ構成でありながら組立工数が少なく組立てが容易になる。また、内部ユニット54をランプソケット部1のユニット収容部81に収容するために、ユニット収容部81の全域に樹脂の真空注形をしなくてもよく、更に、組立てが容易になる。
【0056】
この場合、特に、高圧側出力端子76と低圧側出力端子77とを隔壁部24及び絶縁シール部材80で完全に絶縁隔離することで、耐電圧性能の確保ができて、高圧側出力端子76と低圧側出力端子77との間にスパークの発生がなく、高電圧のリークが生じないようになる。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係るランプソケットによれば、内部ユニットをユニット収容部に収容して、高圧側出力端子を中心端子に導通させると共に、低圧側出力端子を側部端子に導通させることにより、ランプソケットを組み立てることができる。この場合、特に、高圧側出力端子と低圧側出力端子とを絶縁シール部材で完全に絶縁隔離することで、耐電圧性能の確保ができて、高圧側出力端子と低圧側出力端子の間にスパークの発生がなく、高電圧のリークが生じないようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るランプソケットの分解状態の斜視図である。
【図2】 同ランプソケットにおけるランプソケット部の側面図である。
【図3】 同ランプソケット部の正面図である。
【図4】 同ランプソケット部の平面図である。
【図5】 同ランプソケット部の底面(裏面)図である。
【図6】 図4のX−X線に沿う断面図である。
【図7】 図2のY−Y線に沿う断面図である。
【図8】 図4のZ−Z線に沿う断面図である。
【図9】 (1)は中心端子の平面図である。
(2)は中心端子の正面図である。
(3)は中心端子の底面図である。
【図10】 (1)は接続端子の平面図である。
(2)は(1)のU方向からの矢視図である。
(3)は(1)のV方向からの矢視図である。
(4)は(3)のW方向からの矢視図である。
【図11】 本発明に係るランプソケットにおける内部ユニットの側面図である。
【図12】 同内部ユニットにおける電子部品搭載前の平面図である。
【図13】 同内部ユニットにおける電子部品搭載後の平面図である。
【図14】 本発明に係るランプソケットにおける回路説明図である。
【図15】 (1)はランプの正面図である。
(2)は(1)のT方向からの矢視図である。
【符号の説明】
A ランプソケット
B ランプ
F コネクタ部
1 ランプソケット部
1A ソケット本体
1B 基部
1C 周壁部
1F 突出部
3 中心端子
4 側部端子
5 接続端子
7 ソケット側嵌合部
24 隔壁部
25 一方の収納室
26 他方の収納室
54 内部ユニット
54A ユニット本体
55 基板
55A 基板本体
72 シール装着部
74 シール当接部
76 高圧側出力端子
77 低圧側出力端子
78 カバー
81 ユニット収容部

Claims (2)

  1. ランプソケットが、
    ランプのランプ側嵌合部が嵌合するソケット側嵌合部を設け、前記ソケット側嵌合部の中央部に前記ランプのランプ端子が接触する中心端子を配置すると共に、前記ソケット側嵌合部の周部に前記ランプ側嵌合部のコンタクト部が接触する側部端子を配置し且つ前記ソケット本体の前記ソケット側嵌合部とは反対側にユニット収容部を設けたソケット本体と、
    前記ユニット収容部に収容し、トランスおよび複数の電子部品を有して構成したランプ起動用の回路部と前記回路部に接続された高圧側出力端子と前記回路部に接続された低圧側出力端子とを有しており、前記高圧側出力端子を前記中心端子に導通させると共に、前記低圧側出力端子を前記側部端子に導通させて構成した内部ユニットと、を備えて構成しており、
    前記ランプソケット部の前記ユニット収容部を隔壁部により仕切って互いに隔絶された2つの収納室で構成し、一方の収納室にトランスを収納したトランス収納部および前記中心端子を位置させると共に、他方の収納室に前記側部端子及び他の部品を位置させ、
    前記一方の収納室もしくは前記内部ユニットの前記トランス収納部の外周部のいずれか一方に、前記中心端子を囲むシール当接部を設けると共に、他方に、前記高圧側出力端子を囲む環状のシール装着部を設けて、前記シール装着部に環状の絶縁シール部材を装着し、
    前記内部ユニットを前記ユニット収容部に収容して、前記高圧側出力端子を前記中心端子に導通させると共に、前記低圧側出力端子を前記側部端子に導通させ、前記絶縁シール部材を前記シール当接部に当接させ、前記高圧側出力端子と前記低圧側出力端子とを隔絶させたことを特徴とするランプソケット。
  2. 前記低圧側出力端子に接続端子を介して前記側部端子に接続することで、前記低圧側出力端子を前記側部端子に導通させるようにした請求項1に記載のランプソケット。
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