JP6544264B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体層の面内方向に大電流が流される半導体装置の構造に関する。
大電流のスイッチング動作を行う半導体装置として、例えば、III属窒化物半導体(GaN等)を用いたHEMT(High Electron Mobility Transistor)が知られている。HEMTにおいては、オフ時における高い耐圧が要求されるため、オフ時において半導体層内で局所的に電界強度が高まる箇所が形成されることがないような構造が採用される。
こうした構造の一例として、例えば特許文献1には、フィールドプレートを設けた構造が記載されている。図5は、この半導体装置200の断面図であり、半導体層11の一方の主面となる表面上に形成されたソース電極(第1主電極)21、ドレイン電極(第2主電極)22が並んだ方向かつ鉛直方向に沿った断面が示されている。ここでは、基板10、ノンドープのGaN層(チャネル層)11A、AlGaN層(バリア層)11Bが順次形成された半導体層11が用いられ、GaN層11AとAlGaN層11Bのヘテロ接合界面に形成される2次元電子ガス層によるソース電極21、ドレイン電極22間に流れる電流のオン・オフがゲート電極(制御電極)23の電位で制御される。この際、通常はソース電極21は接地電位とされ、ドレイン電極22に高電圧が印加される。ゲート電極23の電位は制御に応じ変化するが、ドレイン電極22の電位と比べるとその絶対値は小さく、ほぼ接地電位とみなせる範囲である。これらの構成は通常知られるHEMTと同様である。
また、SiO等で構成された層間絶縁層12が、半導体層11の表面及びソース電極21、ドレイン電極22、ゲート電極23を覆うように形成されている。層間絶縁層12中には、ゲート電極23上からドレイン電極22側にかけて、フィールドプレート124が形成されている。フィールドプレート124は図示の範囲外でソース電極21と電気的に接続されているため、その電位は常時接地電位となる。また、フィールドプレート124におけるゲート電極23よりも右側(ドレイン電極22側)の領域は、特に半導体層11(AlGaN層11B)と近接している。フィールドプレート124は低抵抗の配線材料(Al等)で構成される。
フィールドプレート124におけるゲート電極23よりも右側の領域においては、フィールドプレート124を用いたMIS構造が形成されるため、フィールドプレート124の電位によってゲート電極23からドレイン電極22側における半導体層11の電位分布は制御される。これによって、オフ時において電界強度が局所的に高まる箇所(電位が急峻に変動する箇所)が半導体層11に形成されることが抑制される。一般的にはゲート電極23は接地電位または接地電位に近い低電位となるのに対し、ドレイン電極22には高電圧が印加され、ゲート電極23とドレイン電極22との間の領域が高い電位となり特に電界集中が発生しやすい。このため、フィールドプレート124は上記のように通常はゲート電極23とドレイン電極22との間の領域に設けられる。また、フィールドプレート124の電位が実質的にソース電位と近いゲート電極23の電位と等しくされる場合もある。
特許文献1に記載のように、ソース電極、ゲート電極とは別体とされたフィールドプレートを設ける場合もあるが、ソース電極やゲート電極における半導体層と接さない一部(上部)を層間絶縁層を介して水平方向で延伸させ、この部分を半導体層に近接させ、実質的にフィールドプレートとして用いることも行われている。例えば、図5におけるフィールドプレート124とゲート電極23とが一体化した構造とすることもできる。
特開2013−89970号公報
上記のように、フィールドプレートや実質的にフィールドプレートとなる構造(以下、これらをフィールドプレート構造と呼称)を用いた場合には、フィールドプレート構造の電位は一様であるために、その直下の半導体層においては、急峻な電位変動は抑制される。しかしながら、フィールドプレート構造の端部においては、フィールドプレート構造のある状態とない状態とが急峻に遷移するため、電位は急峻に変動する。このため、フィールドプレート構造の端部では電界集中は発生しやすく、フィールドプレート構造を用いて電界集中を充分に抑制することは困難であった。
すなわち、フィールドプレート構造を用いて電界集中が充分に抑制された半導体装置を得ることは困難であった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明の半導体装置は、半導体層の一方の主面となる表面側において設けられた第1主電極と第2主電極との間に流れる電流のオン・オフが前記第1主電極と前記第2主電極との間に設けられた制御電極の電位によって制御され、前記第1主電極と前記第2主電極との間の前記表面上において層間絶縁層を介して前記表面と対向するように設けられた電極であるフィールドプレートを具備する半導体装置であって、前記フィールドプレートは、前記フィールドプレートの前記表面と対向する部分の前記表面に沿った方向における一方の端部側において、前記フィールドプレートの前記表面と対向する部分における前記端部よりも他方の側の領域よりも薄く形成され、かつ前記表面に近い側において前記表面に沿って前記一方の側に突出するように設けられたテール部を具備することを特徴とする。
本発明の半導体装置において、前記テール部は、前記表面に沿って前記第1主電極と前記第2主電極とが並ぶ方向において突出することを特徴とする。
本発明の半導体装置は、前記フィールドプレートの前記表面と対向する部分において、前記フィールドプレートにおける前記テール部以外において前記表面と対向する面と、前記テール部において前記表面と対向する面とは同一平面を構成し、前記フィールドプレートにおける前記一方の端部側の面として、前記表面から遠い側に設けられ前記表面との間でなす角度が第1テーパ角とされた面である第1端面と、前記テール部における前記表面と対向する側と反対側の面であり前記表面との間でなす角度である第2テーパ角が前記第1テーパ角よりも小さく設定され、前記第1端面よりも前記表面に近い側に設けられた第2端面と、を具備することを特徴とする。
本発明の半導体装置において、前記フィールドプレートの前記表面と対向する部分は前記制御電極と前記第2主電極との間に設けられ、前記第1主電極がソース電極、前記第2主電極がドレイン電極、前記制御電極がゲート電極とされた電界効果トランジスタであることを特徴とする。
本発明の半導体装置において、前記半導体層は前記制御電極の直下においてIII属窒化物半導体のヘテロ接合を具備し、前記電流は前記へテロ接合界面を流れることを特徴とする。
本発明の半導体装置は、前記フィールドプレートの前記表面と対向する部分において、前記フィールドプレートの最大厚さをTとし、前記テール部の最大厚さをT1として、0<T1/T≦0.5であることを特徴とする。
本発明の半導体装置は、前記表面と垂直、かつ前記表面に沿って前記第1主電極と前記第2主電極とが並ぶ方向に沿った断面視において前記フィールドプレートの前記表面と対向する部分における前記テール部以外の領域の前記表面に沿った長さをa、前記テール部の前記表面に沿った長さをbとして、0.05≦b/a≦0.2の範囲であることを特徴とする。
本発明は以上のように構成されているので、フィールドプレート構造を用いて電界集中が充分に抑制された半導体装置を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置におけるフィールドプレートの構造を示す拡大図である。 従来の半導体装置におけるフィールドプレートの構造を示す拡大図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。 従来の半導体装置の断面図である。
以下、本発明の実施の形態となる半導体装置について説明する。図1は、この半導体装置100の断面図であり、図5に対応する。この半導体装置においても、前記の半導体装置200と同様の基板10、半導体層11(GaN層(チャネル層)11A、AlGaN層(バリア層)11B)、ソース電極(第1主電極)21、ドレイン電極(第2主電極)22、ゲート電極(制御電極)23、層間絶縁層12が用いられる。
この半導体装置100は、フィールドプレート24の端部の形状に特徴を有し、フィールドプレート24端部においては、下部に膜厚が薄いテール部24Cが形成されている。図2は、図1におけるフィールドプレート24の右側端部周辺の構成を拡大した図である。図2においては、層間絶縁層12の記載は省略されている。ここで、半導体層11の表面電位を制御するために機能するのは、フィールドプレート24において薄い層間絶縁層12を介して半導体層11と対向する部分であり、この部分は領域A(幅a)、領域B(幅b)の2つの領域で構成される。図1、2の構成により、領域A、Bにおけるフィールドプレート24と半導体層11の間隔は、少なくともゲート電極23の上面と半導体層11との間の間隔よりも小さくなっている。
図2に示されるように、フィールドプレート24の右側(一方の側)の端面は、水平面(半導体層11の表面:一方の主面)との間でなす角度(第1テーパ角)が垂直に近く設定され上側にある面である第1端面24Aと、第1端面24Aの下側において水平面との間のなす角度(第2テーパ角)が第1テーパ角よりも小さく0°に近く設定され下側にある面である第2端面24Bで構成される。第2端面24Bは領域Bに設けられ、第2端面24Bよりも左側が領域Aとなる。また、領域A、領域Bにおけるフィールドプレート24の半導体層11と対向する側の表面は、半導体層11の表面と平行な同一平面を構成する。このようにフィールドプレート24の端面を2段階のテーパ構造とすることにより、ドレイン電極22側に向かって水平に突出するテーパ形状のテール部24Cが、第1端面24Aよりも下側(半導体層11側)に形成される。
テール部24C(領域B)によってもたらされる効果について説明する。比較のために、図3(a)は、テール部を具備せずその端面が垂直形状とされたフィールドプレート124が設けられた従来の構造の半導体装置200の構造を図2に対応させて示す。前記の通り、フィールドプレート124は接地電位とされる。この際、フィールドプレート124は一様な厚さTで低抵抗の金属材料で構成され、その電気抵抗は低くなるため、半導体層11の表面電位を制御可能な領域Cにおいてフィールドプレート124の電位は一様に接地電位である。このため、半導体層11からみたその上側の電位は、領域Cで接地電位、その両側で浮遊電位となるように急峻に変化する。
図2の構成において、領域Aは前記のフィールドプレート124における領域Cと同様であるため、領域Aにおけるフィールドプレート24の電気抵抗は低く、領域Aにおける電位は一様に接地電位である。一方、テール部24Cは先端に向かって薄くなっており、その根元における厚さT1はT1<Tであるため、テール部24Cの電気抵抗は高い。このため、特にテール部24Cの先端側は、フィールドプレート24におけるテール部24C以外の領域(領域A)から浮遊した状態に近くなる。このため、模式的に考えると、図2における領域Aは一様に接地電位となるが、領域Bにおいては、電位はテール部24Cの根元側では接地電位であるが、先端側に向かって徐々に浮遊状態に近づく。これにより、シールドプレート24の端部において、半導体層11からみたその上側の電位変化を、図3(a)の構成と比べて緩やかにすることができる。
また、図3(b)は、端部がテーパ形状とされたフィールドプレート224が用いられた場合の構成を上記と同様に示す。この構造は、図2においてT=T1とされた場合に相当する。この場合において、領域D(幅d)は図2における領域Aと同様に一様に接地電位となり、かつ領域Eは先端に向かうに従って薄くなるため、電気抵抗が徐々に増大し、図2における領域Bと類似の作用をする。しかしながら、領域Eにおけるフィールドプレート224は図2におけるテール部24Cよりも厚いため、電位変化を緩やかにする効果は小さい。また、後述するように、図2の構造は、図3(b)の構造よりも容易に製造することができる。
このように、図2における領域Aにおいては、フィールドプレート24は前記のフィールドプレート124と同様に機能する。更に、テール部24Cによって、フィールドプレート24端部における電位の変化は緩やかとなる。このため、オフ時における半導体層11中における電界集中が充分に抑制される。
上記の効果を奏するためには、テール部24Cの電気抵抗が充分に高くなるようにT1<<Tとすることが好ましく、0≦T1/T≦0.5とすることが特に好ましい。同様に、図2の左右方向において、領域Aの長さaと領域Bの長さbにおいて、0.05≦b/a≦0.2の範囲とすることが好ましい。b/aが0.05未満の場合、上記の効果が不充分となり、b/aが0.2を超える場合、テール部24Cの角度がより鋭角になるため、この部分で放電が起きやすくなるという問題がある。
以下に、図1、2の構造の製造方法について説明する。図4は、この製造方法を示す工程断面図であり、図1におけるフィールドプレート24近傍の構造に対応する断面が示されている。ここで、半導体層11、ソース電極21、ドレイン電極22、ゲート電極23が形成された後について記載されており、半導体層11やこれらの電極の形成方法は周知のものと同様である。ここで、GaN層(チャネル層)11A以下は記載が省略されている。
まず、図4(a)に示されるように、半導体層11(AlGaN層(バリア層)11B)上に、ゲート電極23がパターニングされて形成される。ゲート電極23は、実際には紙面垂直方向に延伸している。また、図示の範囲外で、ソース電極21、ドレイン電極22も同様に紙面垂直に延伸して形成される。このため、ソース電極21とドレイン電極22との間におけるGaN層11A/AlGaN層11B界面で紙面水平方向に電流を流すことができ、この電流のオン・オフがゲート電極23に印加された電圧で制御される。
その後、図4(b)に示されるように、ゲート電極23を含む半導体層11の表面全体に、第1層間絶縁層12Aを形成する。第1層間絶縁層12Aは、前記の層間絶縁層12の下側の部分を構成し、ゲート電極23の端部も覆うように形成される。
その後、図4(c)に示されるように、後にフィールドプレート24となる金属層30を全面に成膜する。ソース電極21、ドレイン電極22は、AlGaN層11Bに対してオーミック接触する材料で、ゲート電極23は、AlGaN層11B/GaN層11A界面の2次元電子ガスの制御が可能となるような材料で、それぞれ形成されるのに対して、金属層30は、配線として使用可能な低抵抗の金属材料(例えばAl)で構成される。
その後、図4(d)に示されるように、金属層30を加工してフィールドプレート24とするためのマスクとなるフォトレジスト層300を形成する。その後、図4(e)に示されるように、フォトレジスト層300をマスクとして金属層30のドライエッチングを行う。
ここで、周知のように、ドライエッチングの際には、マスク(フォトレジスト層300)の極近傍においては、マスクから充分離れた領域と比べてエッチング速度が低下する。このため、図4(f)に示されるように、フォトレジスト層300から充分離れた領域で金属層30がエッチングされた状態では、フォトレジスト層300の周囲にテール部24Cが形成される。
このため、この状態でフォトレジスト層300を除去した図4(g)の状態で、図1におけるフィールドプレート24が、第1層間絶縁層12A上に形成される。その後、図4(h)に示されるように、図1における層間絶縁層12の上側の部分となる第2層間絶縁層12Bを、前記の第1層間絶縁層12Aと同様に全面に形成する。これによって、図1の構造となる。なお、ソース電極21、ドレイン電極22、あるいはゲート電極23に対しては、図示の範囲外で層間絶縁層12(第2層間絶縁層12B、第1層間絶縁層12A)が開口され、ボンディングパッドと接続された配線層が接続される。また、同様に、フィールドプレート24に対しては、ソース電極21と接続された配線層が接続される。
図2におけるT1=Tとされた場合に相当する図3(b)のフィールドプレート224を形成する際には、厚さTの金属層をその厚さ方向全域にわたりテーパ化することが必要となり、この加工は厚さTが大きな場合には特に容易ではない。また、フィールドプレート224の端面のテーパ角(水平面(半導体層11の表面)との間のなす角)を上記のテール部24Cを構成する第2端面24Bと同様とする場合には、領域Eの長さeを極めて大きくとる必要がある。これに対して、上記の製造方法によって、T1<Tとされたテール部24C(フィールドプレート24)を容易に製造することができ、かつ領域Bの長さbを適度に設定することができる。
なお、上記の構造では、ゲート電極23の上にゲート電極23とは別体とされ接地電位とされたフィールドプレート24が用いられたが、同様のテール部をもつフィールドプレート構造をゲート電極やソース電極に適用することもできる。こうした場合には、例えばソース電極やゲート電極を2層構造とし、下層を前記のような材料で構成して上層を上記のフィールドプレートと同様の配線材料として、上層に上記のようなテール部を形成すればよい。ドレイン電極についても同様である。
また、上記の構造では、テール部24Cが突出する方向は、ソース電極21、ドレイン電極22が並ぶ方向(図1、2における左右方向)とされた。この場合、テール部24Cを構成する第2端面24Bはこの左右方向と交差する。一般的に、ソース電極21、ドレイン電極22が並ぶ方向に沿った電界強度が高くなるために、そうした構成は特に好ましい。しかしながら、半導体層の構成、形状等に応じ、ソース電極21、ドレイン電極22が並ぶ方向と異なる方向で電界強度が高まることもある。こうした場合には、この方向で突出するようにテール部を形成すればよい。この点において、上記の製造方法は、どの方向にも同様にテール部を形成することができるため、有効である。
また、上記の例ではフィールドプレート24の端面を第1端面24Aと第2端面24Bで構成したテーパ形状とすることによって、テール部24Cを形成した。しかしながら、領域Aにおけるフィールドプレートよりも薄く形成され、領域Bにおいて下側でドレイン電極側に突出するように設けられたテール部を設ければ、上記と同様の効果を奏することは明らかである。このため、テール部の形状としては、上記の形状に限定されず、この形状に応じて前記の製造方法とは異なる製造方法を用いることができる。
また、上記の半導体装置は、GaN等(III族窒化物半導体)が用いられたHEMTであったが、半導体層の一表面に設けられた第1主電極と第2主電極の間で電流が流される素子であれば、第1電極と第2電極の間において上記のようなフィールドプレートを設けることによって耐圧を向上させることができる。
10 基板
11 半導体層
11A GaN層(チャネル層)
11B AlGaN層(バリア層)
12 層間絶縁層
12A 第1層間絶縁層
12B 第2層間絶縁層
21 ソース電極(第1主電極)
22 ドレイン電極(第2主電極)
23 ゲート電極(制御電極)
24、124、224 フィールドプレート
24A 第1端面
24B 第2端面
24C テール部
30 金属層
100、200 半導体装置(HEMT)
300 フォトレジスト層

Claims (7)

  1. 半導体層の一方の主面となる表面側において設けられた第1主電極と第2主電極との間に流れる電流のオン・オフが前記第1主電極と前記第2主電極との間に設けられた制御電極の電位によって制御され、前記第1主電極と前記第2主電極との間の前記表面上において層間絶縁層を介して前記表面と対向するように設けられた電極であるフィールドプレートを具備する半導体装置であって、
    前記フィールドプレートは、前記フィールドプレートの前記表面と対向する部分の前記表面に沿った方向における一方の端部側において、
    前記フィールドプレートの前記表面と対向する部分における前記端部よりも他方の側の領域よりも薄く形成され、かつ前記表面に近い側において前記表面に沿って前記一方の側に突出するように設けられたテール部を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記テール部は、前記表面に沿って前記第1主電極と前記第2主電極とが並ぶ方向において突出することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記フィールドプレートの前記表面と対向する部分において、前記フィールドプレートにおける前記テール部以外において前記表面と対向する面と、前記テール部において前記表面と対向する面とは同一平面を構成し、
    前記フィールドプレートにおける前記一方の端部側の面として、
    前記表面から遠い側に設けられ前記表面との間でなす角度が第1テーパ角とされた面である第1端面と、
    前記テール部における前記表面と対向する側と反対側の面であり前記表面との間でなす角度である第2テーパ角が前記第1テーパ角よりも小さく設定され、前記第1端面よりも前記表面に近い側に設けられた第2端面と、
    を具備することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記フィールドプレートの前記表面と対向する部分は前記制御電極と前記第2主電極との間に設けられ、前記第1主電極がソース電極、前記第2主電極がドレイン電極、前記制御電極がゲート電極とされた電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体層は前記制御電極の直下においてIII属窒化物半導体のヘテロ接合を具備し、前記電流は前記へテロ接合界面を流れることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記フィールドプレートの前記表面と対向する部分において、
    前記フィールドプレートの最大厚さをTとし、前記テール部の最大厚さをT1として、0<T1/T≦0.5であることを特徴とする請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記表面と垂直、かつ前記表面に沿って前記第1主電極と前記第2主電極とが並ぶ方向に沿った断面視において
    前記フィールドプレートの前記表面と対向する部分における前記テール部以外の領域の前記表面に沿った長さをa、前記テール部の前記表面に沿った長さをbとして、0.05≦b/a≦0.2の範囲であることを特徴とする請求項3から請求項6までのいずれか1項に記載の半導体装置。
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