JP6544157B2 - 物理量センサー、センサーデバイス、電子機器および移動体 - Google Patents

物理量センサー、センサーデバイス、電子機器および移動体 Download PDF

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本発明は、物理量センサー、センサーデバイス、電子機器および移動体に関するものである。
加速度、角速度等の物理量を検出する物理量センサーとして、いわゆるシーソー型のセンサーが知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1に記載の物理量センサーは、ベース基板と、ベース基板に対して揺動可能に支持され揺動中心軸を介して一方側と他方側とのそれぞれに可動電極部が設けられたセンサー部と、各可動電極部に対向するようにベース基板に設けられている固定電極部と、を備える。このような物理量センサーでは、可動電極部と固定電極部との静電容量に基づいて、加速度や角速度等の物理量を検出することができる。
また、特許文献1に記載の物理量センサーでは、ベース基板に設けられた第1凹部の上方にセンサー部が配置されている。また、ベース基板のセンサー部側の面には、センサー部の先端に平面視で重複する位置に第1凹部よりも深い第2凹部が設けられている。これにより、センサー部とベース基板との間のガスダンピングを低減することができる。
特開2013−040856号公報
前述したような特許文献1に記載の物理量センサーは、一般に、センサー部を収納する空間を形成するように、ベース基板に対して蓋となる他の基板を接合して用いられる。従来では、センサー部と当該他の基板との間に生じるガスダンピングを考慮していないため、センサー部の揺動中心軸に対して一方側部分と他方側の部分とで生じるガスダンピング量のバランスが悪くなり、その結果、検出精度の低下を招くという問題があった。
本発明の目的は、検出精度を向上させることができる物理量センサーを提供すること、また、かかる物理量センサーを備えるセンサーデバイス、電子機器および移動体を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の物理量センサーは、第1基板と、
前記第1基板に対して対向して揺動中心軸まわりに揺動可能に設けられ、前記第1基板の厚さ方向から見た平面視で前記揺動中心軸を境界として第1可動部と前記第1可動部よりも面積の大きい第2可動部とに区分される可動体と、
前記第1可動部に対向して前記第1基板に配置されている第1電極と、
前記第2可動部に対向して前記第1基板に配置されている第2電極と、
前記可動体に対して前記第1基板とは反対側に配置されている第2基板と、を備え、
前記第1可動部を第1部分とし、平面視で前記第2可動部の前記揺動中心軸から面積が前記第1部分と等しくなる距離までの部分を第2部分とし、前記第1基板と前記第1部分との間のガスダンピング量をD11とし、前記第1基板と前記第2部分との間のガスダンピング量をD12とし、前記第2基板と前記第1部分との間のガスダンピング量をD21とし、前記第2基板と前記第2部分との間のガスダンピング量をD22としたとき、
(D11+D21)>(D12+D22)の関係を満たすことを特徴とする。
このような物理量センサーによれば、第1可動部と第1基板および第2基板との間に生じるガスダンピング量と、第2可動部と第1基板および第2基板との間に生じるガスダンピング量とが等しくなるように調整を行うことができる。その結果、高い検出精度を有する物理量センサーを提供することができる。
本発明の物理量センサーでは、D11<D21の関係を満たすことが好ましい。
これにより、第2基板の形状を適宜設定することで、(D11+D21)>(D12+D22)の関係を容易に満たすことができる。そのため、第1基板の形状の設計の自由度が高くなる。したがって、例えば、第1可動部と第1電極との間の距離と、第2可動部と第2電極との間の距離とを等しくしたまま、ガスダンピング量の調整を容易に行うことができる。
本発明の物理量センサーでは、D21>D22の関係を満たすことが好ましい。
これにより、(D11+D21)>(D12+D22)の関係を容易に満たすことができる。
本発明の物理量センサーは、第1基板と、
前記第1基板に対して対向して揺動中心軸まわりに揺動可能に設けられ、前記第1基板の厚さ方向から見た平面視で前記揺動中心軸を境界として第1可動部と前記第1可動部よりも面積の大きい第2可動部とに区分される可動体と、
前記第1可動部に対向して前記第1基板に配置されている第1電極と、
前記第2可動部に対向して前記第1基板に配置されている第2電極と、
前記可動体に対して前記第1基板とは反対側に配置されている第2基板と、を備え、
前記第1可動部を第1部分とし、平面視で前記第2可動部の前記揺動中心軸から面積が前記第1部分と等しくなる距離までの部分を第2部分とし、前記第1基板と前記第1部分との間の距離をL11とし、前記第1基板と前記第2部分との間の距離をL12とし、前記第2基板と前記第1部分との間の距離をL21とし、前記第2基板と前記第2部分との間の距離をL22としたとき、
(L11+L21)<(L12+L22)の関係を満たすことを特徴とする物理量センサー。
このような物理量センサーによれば、第1可動部と第1基板および第2基板との間に生じるガスダンピング量と、第2可動部と第1基板および第2基板との間に生じるガスダンピング量とが等しくなるように調整を行うことができる。その結果、高い検出精度を有する物理量センサーを提供することができる。
本発明の物理量センサーでは、L11>L21の関係を満たすことが好ましい。
これにより、第2基板の形状を適宜設定することで、(D11+D21)>(D12+D22)の関係を容易に満たすことができる。そのため、第1基板の形状の設計の自由度が高くなる。したがって、例えば、第1可動部と第1電極との間の距離と、第2可動部と第2電極との間の距離とを等しくしたまま、ガスダンピング量の調整を容易に行うことができる。
本発明の物理量センサーでは、L21<L22の関係を満たすことが好ましい。
これにより、(D11+D21)>(D12+D22)の関係を容易に満たすことができる。
本発明の物理量センサーでは、前記第2可動部の前記第2部分以外の部分を第3部分とし、前記第1基板と前記第3部分との間の距離をL13としたとき、
12<L13の関係を満たすことが好ましい。
これにより、距離L11、L12を小さくしつつ、第2可動部が第1基板に接触するのを低減することができる。
本発明の物理量センサーでは、前記第1基板の前記第2基板側の面には、第1凹部が形成され、
前記第2基板の前記第1基板側の面には、第2凹部が形成され、
前記第1凹部および前記第2凹部の少なくとも一方は、深さが異なる複数の部分を有することが好ましい。
これにより、可動体の各部と第1基板および第2基板との間の距離を適宜設定することができる。
本発明の物理量センサーでは、前記第1可動部と前記第1電極との間の静電容量、および、前記第2可動部と前記第2電極との間の静電容量に基づいて、加速度を検出することが好ましい。
一般に、加速度を検出する場合、気体が封入された空間内に可動体を収納するため、可動体のガスダンピングに起因する検出精度の低下が問題となる。したがって、このような場合に本発明を適用すると、その効果が顕著となる。
本発明のセンサーデバイスは、本発明の物理量センサーと、
前記物理量センサーに電気的に接続されている電子部品と、を有していることを特徴とする。
これにより、優れた検出精度を有するセンサーデバイスを提供することができる。
本発明の電子機器は、本発明の物理量センサーを備えていることを特徴とする。
これにより、優れた検出精度を有する物理量センサーを備える電子機器を提供することができる。
本発明の移動体は、本発明の物理量センサーを備えていることを特徴とする。
これにより、優れた検出精度を有する物理量センサーを備える移動体を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る物理量センサーを示す平面図(上面図)である。 図1中のA−A線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る物理量センサーを示す断面図である。 本発明のセンサーデバイスの一例を示す断面図である。 本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の移動体を適用した自動車を示す斜視図である。
以下、本発明の物理量センサー、センサーデバイス、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.物理量センサー
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る物理量センサーを示す平面図(上面図)である。図2は、図1中のA−A線断面図である。なお、各図には、説明の便宜上、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸が図示されており、各軸を表す矢印の先端側を「+」、基端側を「−」とする。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」と言う。また、+Z軸方向側を「上」、−Z軸方向側を「下」とも言う。
図1および図2に示す物理量センサー1は、例えば、慣性センサーとして用いられ、具体的には、Z軸方向の加速度を測定するための加速度センサーとして用いられる。この物理量センサー1は、ベース基板2(第1基板)と、蓋体3(第2基板)と、これらによって形成されている内部空間Sに配置されている揺動構造体4(可動電極)と、ベース基板2上に配置されている導体パターン5と、を有している。以下、物理量センサー1の各部を順次説明する。
(ベース基板)
ベース基板2は、板状をなし、このベース基板2の上面には、凹部21が形成されている。この凹部21は、後述する揺動構造体4の可動部42および連結部43、44がベース基板2に接触を防止する逃げ部として機能する。また、凹部21の底面は、後に詳述するが、深さの異なる2つの部分211、212を有する。また、凹部21の底面(部分211)の中央部には、突出した凸部213が設けられている。この凸部213には、後述する揺動構造体4の支持部41が固定されている。また、凹部21の側面および凸部213の側面は、傾斜面で構成されている。これにより、凹部21の底面からベース基板2の上面への配線の引き回しを容易とするとともに、配線の形成不良や断線等を低減している。また、ベース基板2には、凹部21の周囲に配置された凹部23、24、25が形成されている。これら凹部23、24、25内には、後述する導体パターン5の配線53、54、55の一部および端子56、57、58が配置されている。
このようなベース基板2は、絶縁性を有していることが好ましく、例えば、ガラス材料で構成されている。特に、ベース基板2が硼珪酸ガラスのようなアルカリ金属イオンを含むガラス材料で構成されていると、蓋体3や揺動構造体4がシリコンを用いて構成されている場合、これらとベース基板2との接合を陽極接合により行うことができる。なお、ベース基板2の構成材料としては、ガラス材料に限定されず、例えば、高抵抗なシリコン材料を用いてもよい。また、ベース基板2の表面には、必要に応じて、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜等の絶縁膜が形成されていてもよい。
(導体パターン)
導体パターン5は、ベース基板2の上面に設けられている。この導体パターン5は、電極として、凹部21の底面に配置されている第1固定電極51(第1電極)および第2固定電極52(第2電極)を有している。また、導体パターン5は、配線として、凹部21内で第1固定電極51と接続され、凹部22内に引き回されている配線53と、凹部21内で第2固定電極52と接続され、凹部23内に引き回されている配線54と、凸部213で揺動構造体4と接続され、凹部24内に引き回されている配線55と、を有している。ここで、配線55は、凸部213の上面(頂面)に形成された溝内において、導電性のバンプ59を介して揺動構造体4に接続されている。また、導体パターン5は、端子として、凹部22内に配置され、配線53と接続されている端子56と、凹部23内に配置され、配線54と接続されている端子57と、凹部24内に配置され、配線55と接続されている端子58と、を有している。ここで、端子56、57、58は、内部空間Sの外側に配置されている。これにより、導体パターン5と外部(例えば後述するICチップ102)とのコンタクトが可能となっている。
このような導体パターン5の構成材料としては、導電性を有していれば、特に限定されず、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、In、SnO、Sb含有SnO、Al含有ZnO等の酸化物(透明電極材料)、Au、Pt、Ag、Cu、Alまたはこれらを含む合金等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(揺動構造体)
揺動構造体4は、図1および図2に示すように、ベース基板2の上方に設けられている。この揺動構造体4は、支持部41と、ベース基板2に対して対向して配置された板状の可動部42(可動体)と、可動部42を支持部41に対して揺動可能とするように可動部42と支持部41とを連結する1対の連結部43、44と、を有している。そして、連結部43、44に沿った軸aYを揺動中心軸として、可動部42が支持部41に対してシーソー揺動可能に構成されている。
可動部42は、X軸方向に延びる長手形状(略長方形状)をなしている。ここで、可動部42は、ベース基板2または可動部42の厚さ方向から見た平面視(以下、単に「平面視」という)で、揺動中心軸である軸aYを境界として、−X軸方向(一方)側に位置する第1可動部421と、+X軸方向(他方)側に位置する第2可動部422と、区分される。
ここで、平面視で、第1可動部421が第1固定電極51に重なっており、一方、第2可動部422が第2固定電極52に重なっている。すなわち、第1固定電極51は、第1可動部421と対向してベース基板2に配置されていて、第1可動部421との間に静電容量Caを形成している。また、第2固定電極52は、第2可動部422と対向してベース基板2に配置されていて、第2可動部422との間に静電容量Cbを形成している。
また、第1可動部421には、Y軸方向に延在している複数のスリット423がX軸方向に並んで形成され、同様に、第2可動部422には、複数のスリット424が形成されている。これにより、可動部42とベース基板2および蓋体3との間のガスダンピングを低減することができる。また、可動部42の第1可動部421と第2可動部422との間には、開口425が形成されている。この開口425の内側には、支持部41および連結部43、44が配置されている。
また、第1可動部421および第2可動部422は、Z軸方向の加速度が加わったときの軸aYまわりの回転モーメント(慣性モーメント)が互いに異なっている。これにより、Z軸方向の加速度を受けると、可動部42が軸aYまわりにシーソー揺動し、加えられた加速度に応じて可動部42に所定の傾きが生じる。本実施形態では、第1可動部421および第2可動部422のZ軸方向での厚さおよびY軸方向の幅が互いに等しいが、第2可動部422のX軸方向での長さが第1可動部421のX軸方向での長さよりも長くなっている。これにより、第1可動部421の回転モーメントよりも第2可動部422の回転モーメントが大きくなっている。このような設計とすることにより、比較的簡単に、第1可動部421および第2可動部422の回転モーメントを互いに異ならせることができる。
また、前述したように、第1可動部421および第2可動部422のY軸方向の幅が互いに等しいが、第2可動部422のX軸方向での長さが第1可動部421のX軸方向での長さよりも長くなっていることから、平面視で、第1可動部421の面積よりも第2可動部422の面積が大きくなっている。
なお、第1可動部421および第2可動部422の形状としては、前述したように、軸aYまわりの回転モーメントが互いに異なれば、前述したものに限定されず、例えば、第1可動部421および第2可動部422の厚さが互いに異なっていれば、平面視形状が同じ(軸aYに対して対称な形状)であってもよい。また、第1可動部421および第2可動部422の形状が同じであっても、第1可動部421または第2可動部422のいずれかに錘部を配置することで、第1可動部421および第2可動部422の軸aYまわりの回転モーメントを互いに異ならせることができる。かかる錘部は、例えば、タングステン、モリブテン等の錘材料を別体として配置してもよいし、可動部42と一体的に形成されていてもよい。
また、前述したように開口425内に配置された支持部41のY軸方向での中央部は、ベース基板2の凸部213に接合されている。また、支持部41とともに開口425内に配置された連結部43、44によって、支持部41と可動部42とが連結されている。また、連結部43、44は、支持部41の両側に同軸的に設けられている。そして、連結部43、44は、可動部42が軸aYまわりにシーソー揺動する際、捩りバネとして機能する。
また、支持部41のY軸方向での両端側の部分は、ベース基板2に対して離間しており、当該部分には、貫通孔411、412が形成されている。これら貫通孔411、412は、軸aY上に配置されている。これにより、例えば、ベース基板2と揺動構造体4との線膨張係数差に起因して生じる応力が連結部43、44に与える影響を低減することができる。なお、なお、支持部41の形状は、前述したものに限定されず、例えば、貫通孔411、412を省略してもよい。
このような揺動構造体4は、例えば、リン、ボロン等の不純物をドープしたシリコンで構成されている。これにより、シリコン基板をエッチングによって加工することにより、優れた寸法精度の揺動構造体4を実現することができる。また、ベース基板2がガラス材料で構成されている場合、揺動構造体4とベース基板2との接合を陽極接合により行うことができる。なお、揺動構造体4の構成材料としては、シリコンに限定されない。また、揺動構造体4の母材自体が導電性を有していなくてもよく、この場合、例えば、可動部42の表面に金属等の導体層を形成すればよい。
(蓋体)
蓋体3は、前述した揺動構造体4の可動部42に対してベース基板2とは反対側に配置されている。そして、蓋体3は、ベース基板2に接合されている。蓋体3は、板状をなし、この蓋体3の下面(ベース基板2側の面)には、凹部31が形成されている。この凹部31は、前述したベース基板2の凹部21とともに内部空間Sを形成している。また、凹部31の底面は、後に詳述するが、深さの異なる2つの部分311、312を有する。
このような蓋体3は、例えば、シリコンで構成されている。これにより、ベース基板2がガラス材料で構成されている場合、蓋体3とベース基板2との接合を陽極接合により行うことができる。前述したように、ベース基板2の上面には、内部空間Sの内外を跨る凹部22、23、24が形成されているため、蓋体3をベース基板2に接合しただけの状態では、凹部22、23、24を介して内部空間Sの内外が連通されてしまう。そこで、本実施形態では、図2に示すように、TEOSCVD法等で形成されたSiO膜のような封止部6によって凹部22、23、24を塞いで、内部空間Sを気密封止している。
以上、物理量センサー1の構成について簡単に説明した。このように構成された物理量センサー1では、以下のようにしてZ軸方向の加速度を検出する。
物理量センサー1にZ軸方向の加速度が加わると、第1可動部421および第2可動部422の軸aYまわりの回転モーメントが互いに異なることから、可動部42は、軸aYを揺動中心軸としてシーソー揺動する。このとき、第1可動部421の回転モーメントよりも第2可動部422の回転モーメントが大きいことから、物理量センサー1に加わった加速度の方向が−Z軸方向である場合、第1可動部421が第1固定電極51から遠ざかるとともに第2可動部422が第2固定電極52に近づくように、可動部42が軸aYまわりにシーソー揺動する。一方、物理量センサー1に加わった加速度の方向が+Z軸方向である場合、第1可動部421が第1固定電極51に近づくとともに第2可動部422が第2固定電極52から遠ざかるように、可動部42が軸aYまわりにシーソー揺動する。
このように、物理量センサー1に加わった加速度の方向および大きさに応じて、第1可動部421と第1固定電極51との離間距離、および、第2可動部422と第2固定電極52との離間距離がそれぞれ変化し、これに伴って、静電容量Ca、Cbが変化する。そのため、これら静電容量Ca、Cbの変化量(例えば静電容量Ca、Cbの差動信号)に基づいて加速度の値を検出することができる。
(ガスダンピング量の調整)
以上説明したように加速度を検出する物理量センサー1では、内部空間Sに気体が封入されている。そのため、可動部42とベース基板2との間、および、可動部42と蓋体3との間にそれぞれガスダンピングが生じる。ここで、第1可動部421とベース基板2および蓋体3との間に生じるガスダンピング量と、第2可動部422とベース基板2および蓋体3との間に生じるガスダンピング量とが異なると、検出精度の低下を招いてしまう。
そこで、物理量センサー1では、1可動部421とベース基板2および蓋体3との間に生じるガスダンピング量と、第2可動部422とベース基板2および蓋体3との間に生じるガスダンピング量との差が小さくなるように調整が行われている。
具体的に説明すると、物理量センサー1では、図2に示すように、第1可動部421を第1部分42a1とし、平面視で第2可動部422の軸aYから面積が第1部分42a1(第1可動部421)と等しくなる距離(長さL2(=L1)に等しい距離)までの部分を第2部分42a2とし、第2可動部422の第2部分42a2以外の部分を第3部分42a3とし、可動部42が軸aYまわりに揺動する際に生じるガスダンピング量に関し、ベース基板2と第1部分42a1との間のガスダンピング量をD11とし、ベース基板2と第2部分42a2との間のガスダンピング量をD12とし、ベース基板2と第3部分42a3との間のガスダンピング量をD13とし、蓋体3と第1部分42a1との間のガスダンピング量をD21とし、ベース基板2と第2部分42a2との間のガスダンピング量をD22とし、蓋体3と第3部分42a3との間の距離をD23としたとき、
(D11+D21)>(D12+D22)の関係を満たす。
このような関係を満たすことにより、(D11+D21+D13+D23)=(D12+D22)の関係を満たすように、すなわち、第1可動部421とベース基板2および蓋体3との間に生じるガスダンピング量と、第2可動部422とベース基板2および蓋体3との間に生じるガスダンピング量とが等しくなるように調整を行うことができる。その結果、高い検出精度を有する物理量センサー1を提供することができる。
なお、上述したように第1部分42a1および第2部分42a2を規定する際におけるこれらの平面視での面積とは、上述したスリット423、424を除く部分の面積をいう。本実施形態では、第1可動部421および第2可動部422のY軸方向での幅が一定で互いに等しいことから、第1部分42a1のX軸方向での長さL1と第2部分42a2のX軸方向での長さL2とが互いに等しい。また、第3部分42a3のX軸方向での長さL3は、第2可動部422のX軸方向での長さから、第2部分42a2のX軸方向での長さL2を差し引いたものとなる。
ここで、互いに接近する平行平板間に生じるガスダンピング量は、平行平板間の距離の3乗に反比例するため、平行平板間の距離が小さくなるにつれて大きくなる。
このような観点から、物理量センサー1では、ベース基板2と第1部分42a1との間の距離をL11とし、ベース基板2と第2部分42a2との間の距離をL12とし、蓋体3と第1部分42a1との間の距離をL21とし、蓋体3と第2部分42a2との間の距離をL22としたとき、(L11+L21)<(L12+L22)の関係を満たしている。これにより、(D11+D21)>(D12+D22)の関係を満たすことができる。
本実施形態では、ベース基板2の蓋体3の面に形成された凹部31(第1凹部)が深さの異なる複数の部分311、312を有するとともに、蓋体3のベース基板2側の面に形成された凹部21(第2凹部)が深さの異なる複数の部分211、212を有する。これにより、可動部42の各部とベース基板2および蓋体3との間の距離を適宜設定することができる。
具体的に説明すると、蓋体3の凹部31の底面は、第1部分42a1に対向する部分311と、第2部分42a2および第3部分42a3に対向していて部分311よりも深い部分312と、を有する。このような部分311、312により、L21<L22の関係を満たすとともに、D21>D22の関係を満たす。これにより、(D11+D21)>(D12+D22)の関係を容易に満たすことができる。なお、本実施形態では、L22=L23の関係を満たしているが、これに限定されず、例えば、L22<L23の関係を満たしていてもよい。この場合、第2可動部422が蓋体3に接触するのを効率的に低減することができる。
また、L11>L21の関係を満たすとともに、D11<D21の関係を満たす。これにより、蓋体3の形状を適宜設定することで、(D11+D21)>(D12+D22)の関係を容易に満たすことができる。そのため、ベース基板2の形状の設計の自由度が高くなる。したがって、例えば、距離L11と距離L12を等しくして、第1可動部421と第1固定電極51との間の距離と、第2可動部422と第2固定電極52との間の距離とを等しくしたまま、前述したようなガスダンピング量の調整を容易に行うことができる。
また、ベース基板2の凹部21の底面は、第1部分42a1および第2部分42a2に対向する部分211と、第3部分42a3に対向していて部分211よりも深い部分212と、を有する。このような部分211、212により、L12<L13の関係を満たす。これにより、距離L11、L12を小さくしつつ、第2可動部422がベース基板2に接触するのを低減することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図3は、本発明の第2実施形態に係る物理量センサーを示す断面図である。
本実施形態は、ベース基板の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、以下の説明では、第2実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。
図3に示す物理量センサー1Aでは、ベース基板2Aに形成された凹部21Aの底面211Aが平坦面となっており、そのため、距離L11、L12、L13が互いに等しくなっている。このような物理量センサー1Aにおいても、(L11+L21)<(L12+L22)の関係を満たしている。これにより、(D11+D21)>(D12+D22)の関係を満たしている。
以上説明したような物理量センサー1Aによっても、検出精度を向上させることができる。
2.センサーデバイス
次に、本発明のセンサーデバイスを説明する。
図4は、本発明のセンサーデバイスの一例を示す断面図である。
図4に示すセンサーデバイス100は、基板101と、接着層103を介して基板101の上面に固定されている物理量センサー1と、接着層104を介して物理量センサー1の上面に固定されているICチップ(電子部品)102と、を有している。そして、物理量センサー1およびICチップ102が基板101の下面を露出させた状態で、モールド材109によってモールドされている。なお、接着層103、104としては、例えば、半田、銀ペースト、樹脂系接着剤(ダイアタッチ剤)等を用いることができる。また、モールド材109としては、例えば、熱硬化型のエポキシ樹脂を用いることができ、例えば、トランスファーモールド法によってモールドすることができる。
また、基板101の上面には複数の端子107が配置されており、下面には図示しない内部配線やキャスタレーションを介して端子107に接続されている複数の実装端子108が配置されている。このような基板101としては、特に限定されないが、例えば、シリコン基板、セラミック基板、樹脂基板、ガラス基板、ガラスエポキシ基板等を用いることができる。
また、ICチップ102には、例えば、物理量センサー1を駆動する駆動回路や、静電容量Ca、Cbの差動信号を補正する補正回路や、静電容量Ca、Cbの差動信号から加速度を検出する検出回路や、検出回路からの信号を所定の信号に変換して出力する出力回路等が含まれている。このようなICチップ102は、ボンディングワイヤー105を介して物理量センサー1の端子56、57、58と電気的に接続されており、ボンディングワイヤー106を介して基板101の端子107に電気的に接続されている。
このようなセンサーデバイス100は、物理量センサー1を備えているので、優れた信頼性を有している。
3.電子機器
次に、本発明の電子機器を説明する。
図5は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、その落下や傾斜を計測するための加速度や角速度等の物理量を計測する物理量センサー1が搭載されている。このように、上述した物理量センサー1を搭載することで、信頼性の高いパーソナルコンピューター1100を得ることができる。
図6は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、アンテナ(図示せず)、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、その落下や傾斜を計測するための加速度や角速度等の物理量を計測する物理量センサー1が搭載されている。このように、上述した物理量センサー1を搭載することで、信頼性の高い携帯電話機1200を得ることができる。
図7は、本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリ1308に転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリ1308に格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、その落下や傾斜を計測するための加速度や角速度等の物理量を計測する物理量センサー1が搭載されている。このように、上述した物理量センサー1を搭載することで、信頼性の高いディジタルスチルカメラ1300を得ることができる。
なお、本発明の電子機器は、図5のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図6の携帯電話機、図7のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンタ)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ等に適用することができる。
4.移動体
次に、本発明の移動体を説明する。
図8は、本発明の移動体を適用した自動車を示す斜視図である。
自動車1500には物理量センサー1が内蔵されており、例えば、物理量センサー1によって車体1501の姿勢を検出することができる。物理量センサー1の検出信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。
以上、本発明の物理量センサー、センサーデバイス、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
前述した実施形態では、第1基板(ベース基板)および第2基板(蓋体)に形成された凹部の形状(深さ)を適宜設定することにより、可動体(可動部)と第1基板および第2基板との間の距離を調整する場合を例に説明したが、これに限定されず、例えば、第1電極(第1固定電極)および第2電極(第2固定電極)の厚さを適宜設定することにより、可動体と第1基板および第2基板との間の距離を調整してもよい。
また、前述した実施形態では、可動体と第1基板および第2基板との間の距離を適宜設定することにより、ガスダンピング量の調整を行う場合を例に説明したが、これに限定されず、例えば、互いに接近する平行平板間に生じるガスダンピング量は、平行平板の対向面積が大きくなるにつれて大きくなることから、可動体の幅やスリットにより可動体の平面視形状(平面視での面積)を適宜設定することにより、ダンピング量の調整を行ってもよい。
1…物理量センサー、1A…物理量センサー、2…ベース基板、2A…ベース基板、3…蓋体、4…揺動構造体、5…導体パターン、6…封止部、21…凹部、21A…凹部、22…凹部、23…凹部、24…凹部、31…凹部、41…支持部、42…可動部(可動体)、42a1…第1部分、42a2…第2部分、42a3…第3部分、43…連結部、44…連結部、51…第1固定電極(第1電極)、52…第2固定電極(第2電極)、53…配線、54…配線、55…配線、56…端子、57…端子、58…端子、59…バンプ、100…センサーデバイス、101…基板、102…ICチップ、103…接着層、104…接着層、105…ボンディングワイヤー、106…ボンディングワイヤー、107…端子、108…実装端子、109…モールド材、211…部分、211A…底面、212…部分、213…凸部、311…部分、312…部分、411…貫通孔、412…貫通孔、421…第1可動部、422…第2可動部、423…スリット、424…スリット、425…開口、1100…パーソナルコンピューター、1102…キーボード、1104…本体部、1106…表示ユニット、1108…表示部、1200…携帯電話機、1202…操作ボタン、1204…受話口、1206…送話口、1208…表示部、1300…ディジタルスチルカメラ、1302…ケース、1304…受光ユニット、1306…シャッタボタン、1308…メモリ、1310…表示部、1312…ビデオ信号出力端子、1314…入出力端子、1430…テレビモニタ、1440…パーソナルコンピューター、1500…自動車、1501…車体、1502…車体姿勢制御装置、1503…車輪、aY…軸、L11…距離、L12…距離、L13…距離、L21…距離、L22…距離、L23…距離、L1…長さ、L2…長さ、L3…長さ、S…内部空間

Claims (12)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板に対して対向して揺動中心軸まわりに揺動可能に設けられ、前記第1基板の厚さ方向から見た平面視で前記揺動中心軸を境界として第1可動部と前記第1可動部よりも面積の大きい第2可動部とに区分される可動体と、
    前記第1可動部に対向して前記第1基板に配置されている第1電極と、
    前記第2可動部に対向して前記第1基板に配置されている第2電極と、
    前記可動体に対して前記第1基板とは反対側に配置されている第2基板と、を備え、
    前記第1可動部を第1部分とし、平面視で前記第2可動部の前記揺動中心軸から面積が前記第1部分と等しくなる距離までの部分を第2部分とし、前記第1基板と前記第1部分との間のガスダンピング量をD11とし、前記第1基板と前記第2部分との間のガスダンピング量をD12とし、前記第2基板と前記第1部分との間のガスダンピング量をD21とし、前記第2基板と前記第2部分との間のガスダンピング量をD22としたとき、
    (D11+D21)>(D12+D22)の関係を満たすことを特徴とする物理量センサー。
  2. 11<D21の関係を満たす請求項1に記載の物理量センサー。
  3. 21>D22の関係を満たす請求項1または2に記載の物理量センサー。
  4. 第1基板と、
    前記第1基板に対して対向して揺動中心軸まわりに揺動可能に設けられ、前記第1基板の厚さ方向から見た平面視で前記揺動中心軸を境界として第1可動部と前記第1可動部よりも面積の大きい第2可動部とに区分される可動体と、
    前記第1可動部に対向して前記第1基板に配置されている第1電極と、
    前記第2可動部に対向して前記第1基板に配置されている第2電極と、
    前記可動体に対して前記第1基板とは反対側に配置されている第2基板と、を備え、
    前記第1可動部を第1部分とし、平面視で前記第2可動部の前記揺動中心軸から面積が前記第1部分と等しくなる距離までの部分を第2部分とし、前記第1基板と前記第1部分との間の距離をL11とし、前記第1基板と前記第2部分との間の距離をL12とし、前記第2基板と前記第1部分との間の距離をL21とし、前記第2基板と前記第2部分との間の距離をL22としたとき、
    (L11+L21)<(L12+L22)の関係を満たすことを特徴とする物理量センサー。
  5. 11>L21の関係を満たす請求項4に記載の物理量センサー。
  6. 21<L22の関係を満たす請求項4または5に記載の物理量センサー。
  7. 前記第2可動部の前記第2部分以外の部分を第3部分とし、前記第1基板と前記第3部分との間の距離をL13としたとき、
    12<L13の関係を満たす請求項4ないし6のいずれか1項に記載の物理量センサー。
  8. 前記第1基板の前記第2基板側の面には、第1凹部が形成され、
    前記第2基板の前記第1基板側の面には、第2凹部が形成され、
    前記第1凹部および前記第2凹部の少なくとも一方は、深さが異なる複数の部分を有する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の物理量センサー。
  9. 前記第1可動部と前記第1電極との間の静電容量、および、前記第2可動部と前記第2電極との間の静電容量に基づいて、加速度を検出する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の物理量センサー。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の物理量センサーと、
    前記物理量センサーに電気的に接続されている電子部品と、を有していることを特徴とするセンサーデバイス。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の物理量センサーを備えていることを特徴とする電子機器。
  12. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の物理量センサーを備えていることを特徴とする移動体。
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