JP6542356B2 - レンズ及びレンズ金型の光学評価 - Google Patents

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Description

特定の態様では、本開示は、消費者製品に使用される成形レンズ及びそれらの製作に使用されるダイアモンドターニングされた金型(diamond turned mold)の幾何学的形状特性及び光学特性を特徴付ける方法及び工具に関する。本開示は、そのような成形レンズを含む光学組立体の製作及び光学組立体を含む消費者製品の製作に更に関する。
スマートフォン及びセル電話、タブレット、ポータブルコンピュータ、車及びトラックで使用される小型カメラの市場は急速に拡大している。現況水準のカメラの画質要件により、製造業者は、多くの非球面成形レンズで構成される複雑な光学組立体を開発するように強いられている。
図1は、4枚の成形プラスチックレンズで構成される例示的な光学組立体を示す。特に、この組立体は、特許文献1に記載されているものであり、組立体の画像平面170に配置されるセンサに画像を形成するように配置される4枚のレンズを含む。レンズ要素は、非球面凸形状物体側表面(aspheric convex object-side surface)101及び非球面凸形状画像側表面102を有して、正の屈折力を有する第1のレンズ要素100で構成される第1のレンズ群に配置される。組立体は、第2のレンズ要素110、第3のレンズ要素120、及び第4のレンズ要素130で構成される第2のレンズ群も含む。
第2のレンズ要素110は、非球面凸形状物体側表面111及び非球面凹形状画像側表面112を有して、負の屈折力を有する。第3のレンズ要素120は、非球面凹形状物体側表面121及び非球面凸形状画像側表面122を有する。第4のレンズ要素130は、非球面凸形状物体側表面131及び非球面凹形状画像側表面132を有する。アパーチャストップ(aperture stop)140が、第1のレンズ要素100と被撮像物体との間に位置決めされる。IRフィルタ150が、第4のレンズ要素130の画像側表面132と画像平面170との間に配置され、IRフィルタ150は、結像光学レンズ組立体の焦点距離に影響しない。センサ・カバーガラス(sensor cover glass)160が、IRフィルタ150と画像平面170との間に配置され、センサ・カバーガラス160も、結像光学レンズ組立体の焦点距離に影響しない。
一般に、湾曲レンズ表面は、軸を中心として回転対称であり、各表面の軸は名目上、組立体の共通軸(光軸)にある。レンズ表面軸の共通のセンタリングは、組立体全体の光学性能にとって重要である。各レンズ表面の曲率及び各レンズ表面の間隔(すなわち、レンズ厚及び隣接するレンズの間隔)も重要である。
したがって、個々の各レンズは通常、図1に示される湾曲機能光学表面に加えて、一緒に積層された場合、最終的なレンズ組立体の適切な位置合わせを提供するのに十分に厳しい許容差で製造される複数のセンタリング(centration)及び間隔基準を含む。これらの基準は一般に、各レンズの追加の非光学的アクティブ部により提供され、この部分は、アクティブレンズ部の縁部の周囲にリングを形成する。組み立てられたとき、レンズの非光学部は一緒に積層され、レンズ組立体全体の設計により求められるように、レンズ部を互いに対して位置合わせし離間する。
米国特許第7,777,972号明細書
製造許容差バジェット(manufacturing tolerance budget)の引き締めのため、従来の計測機器(例えば、接触プローブ及びゲージ、触覚プロファイラ、検査顕微鏡)は多くの場合、必要とされる測定再現性又は精度をもはや達成することができない。さらに、生産フロアで、屈折率又は複屈折等のレンズの特定の特性を測定する計測機器は市販されていない。したがって、現在では、計測ギャップが存在する。
本開示は、特に、湾曲したアクティブ表面エリアを含むとともに、例えば、組立体内でこれらのレンズを機械的に配置するための名目上平坦及び平行である上面及び下面も含むレンズを含め、透明サンプルの寸法特性及び光学特性を評価する方法及び装置を特徴とする。
実施形態では、本装置は、サンプルの名目上平行する上面エリア及び下面エリアの相対位置を測定する光学計測システムと、サンプルの名目上平行する上面エリア及び下面エリアの2つ以上の位置での計算された光学的厚さ及び物理的厚さから導出される情報を使用して、サンプルの光学特性及び寸法特性を評価するデータ処理システムとを含む。
代替又は追加として、本開示は、サンプルの上面及び下面の両方で3D表面トポグラフィ情報(例えば、高さプロファイル)を2D画像(例えば、強度プロファイル)と結合することにより、透明サンプル(例えば、レンズ)の寸法特性を評価する方法及び装置を特徴とする。トポグラフィ情報及び2つの画像は、サンプルの同じ側から取得し得る。
本方法及び本装置は、生産環境で使用し得る。
一般に、サンプルは、湾曲した(例えば、屈折率を有する)上面及び下面アクティブ表面エリアと、光を向けるのに使用されず、むしろ、組立体内のこれらのレンズを機械的に配置するのに使用される追加の上面エリア及び下面エリアとを含むレンズであり得る。これらの部分は、平坦平行表面を有し得る。湾曲部はアクティブ部と呼ぶことができ、他方の(例えば、平坦平行)部分は非アクティブ部分である。サンプルは、凸形状又は凹形状、球面又は非球面であるアクティブ部の表面エリアを有し得る。
非アクティブ部の上面及び下面は、名目上平坦又は円錐形であり得、アクティブ表面エリアの頂点と名目上同心であり得る名目上円形の特徴及び境界を含み得る。
サンプルは、ポータブル電子デバイスカメラ組立体で使用されるレンズであり得る。
一般に、寸法特性は、追加の表面エリアの基準特徴(例えば、名目上円形の基準特徴)に対するアクティブ表面エリアの頂点の位置を含み得る。幾つかの実施形態では、レンズ頂点は、3D面積表面トポグラフィマップの評価により見つけられ、一方、基準特徴は部品の2D画像に配置される。2D画像は、3Dマップと同じデータ取得から抽出してもよく、又は別個のステップの一環であってもよい。
寸法特性は、サンプルの上面及び下面頂点特徴の相対高さを含み得る。この測定は、サンプルの名目上平行する上面及び下面表面エリアの2つ以上の位置での計算された光学的厚さ及び物理的厚さから導出される追加情報に頼り得る。
特定の実施形態では、本方法論は、サンプルを通して特徴を見て、特徴の側方位置を特定する場合のレンズの屈折特性の補償を含む。
幾つかの実施形態では、本装置は、補助参照面を含む部品固定具を含む。この補助参照面は、名目上平坦であり得、光学構成要素を通って計測デバイス検出器チャネルに向かって伝搬する光を反射するように、テスト中の光学構成要素下のある距離のところに配置し得る。
幾つかの実施形態では、本装置は、補助参照面及び少なくとも部分的に透明なサンプルのホルダの両方を有する部品固定具と、補助参照面の位置及びサンプルの名目上平行する上面エリア及び下面エリアを測定する光学計測システムと、サンプルの名目上平行する上面エリア及び下面エリアの2つ以上の位置での計算された光学厚さ及び物理的厚さから導出される情報を使用して、サンプルの光学特性及び寸法特性を評価するデータ処理システムとを含む。
幾つかの実施形態では、完全な測定サイクルは、補助参照面のトポグラフィの別個の測定を含む。
幾つかの実施形態では、本装置は、サンプルの材料複屈折特性を評価及び/又は補償するために、光学計測システムにより利用される光の偏光状態を変更する要素(例えば、偏光器及び/又は位相差板)を含む。
幾つかの実施形態では、光学計測デバイスの視野は、テスト中の光学構成要素の側方広がりを超えて延びる。精度を改善し、ドリフトの影響の受けやすさを低減するために、本システムは、参照面が光学構成要素で覆われないエリアにおいて、内部基準に対する参照面の位置の追加測定を実行する。
幾つかの実施形態では、光学計測デバイスはコヒーレンス走査干渉計である。例えば、光学計測デバイスは、テスト中の光学構成要素の光軸に名目上平行する走査されるコヒーレンス走査干渉計であることができる。光源のコヒーレンス特性は、構成要素を通しての走査中に直面する各透明界面で収集される干渉信号の信号対雑音比を強化する(例えば、最大化)するように選び得る。
幾つかの実施形態では、コヒーレンス走査干渉計は、部品の厚さ及び光学特性についての測定又は公称情報に従って信号対雑音比を強化(例えば、最大化)するように、光源コヒーレンス特性を自動的に調整する。
幾つかの実施形態では、サンプルが機器に対して複数の方位角向きにある状態で実行される測定を組み合わせて、系統的誤差を低減した最終結果を生成する。
幾つかの実施形態では、共焦点顕微鏡構成が、走査によるサンプルの透明界面の位置検出に使用される。
特定の実施形態では、結像検知又は構造化照明計測デバイスが、走査によるサンプルの透明界面の位置検出に使用される。
特定の実施形態では、結像検知又は構造化照明計測デバイスが、走査による透明界面の位置検出に使用される。
幾つかの実施形態では、計測に使用される光学放射は、紫外線スペクトル、可視スペクトル、又は赤外線スペクトル内で選ばれる。測定は、好ましくは、光学構成要素が設計されるスペクトル領域に近いスペクトル領域内で実行される。
特定の実施態様では、本装置及び本方法を使用して、成形レンズの厚さ及び屈折率を特徴付け得る。代替又は追加として、本方法及び本装置を使用して、成形レンズの特徴(例えば、重要な特徴)の厚さ及び側方距離を特徴付け得る。
一般に、典型的なレンズ成形プロセスは、互いに面する2つの金型の正確な位置合わせに頼る。金型間の距離は、成形される構成要素の厚さを定義する。レンズ厚は、最終的なレンズ組立体の性能にとって重要なパラメータである。開示される方法及び装置は、例えば、μm未満の精度で頂点間厚さについてのプロセス制御情報を提供することができる。
レンズにわたる厚さの変動は、レンズの2つの半体の相対傾斜についての定量的情報を提供し、これは、最終的なレンズの結像能力(imaging performance)にとって重要であることが多い別のパラメータである。したがって、傾斜又はパラメータ誤差は、開示される装置及び方法により測定し得る別のプロセス制御パラメータである。
屈折率及びレンズ内のその変動も、プロセス制御の関連情報を提供する。許容差外の屈折率変動又は応力複屈折は、射出成形プロセスに伴う問題を示す。両パラメータとも、光学構成要素の結像性能に影響する。両パラメータとも、プロセス制御のために、開示される装置及び方法を用いて定量的に評価し得る。
金型間の側方センタリングは、レンズの頂点間センタリングを定義し、これは最終的なレンズ能力に重要な別のパラメータである。開示される方法及び装置は、例えば、1/10μm未満の精度で頂点間センタリングについてのプロセス制御情報を提供することができる。
成形プロセスパラメータも、金型内のフィルファクタ、ひいては頂点高さ及び位置特定特徴に対するセンタリングに影響を及ぼす。許容差外の頂点から特徴までの高さ及び頂点から特徴までのセンタリングは、射出成形プロセスに伴う問題を示すことができる。両パラメータとも、光学構成要素の結像性能に影響する。両パラメータとも、プロセス制御のために、開示される装置及び方法を用いて定量的に評価し得る。
本発明の様々な態様は、以下のようにまとめられる。
一般に、第1の態様において、本発明は、アクティブ部(例えば、レンズ部)及び非アクティブ部(例えば、平坦平行部)で構成される透明光学要素についての情報を特定する方法であって、アクティブ部は少なくとも1つの曲面を備え、非アクティブ部は対向する第1の表面及び第2の表面を含み、本方法は、測定光を透明光学要素に向けることと、非アクティブ部の第1の表面の少なくとも1つの位置から反射された測定光を検出することと、第1の表面の上記少なくとも1つの位置に対応する位置において非アクティブ部の第2の表面から反射される測定光を検出することと、検出光に基づいて、非アクティブ部についての情報を特定することと、非アクティブ部についての情報に基づいて、透明光学要素を評価することとを含む、方法を特徴とする。
本方法の実施態様は、以下の特徴及び/又は他の態様の特徴のうちの1つ又は複数を含み得る。例えば、非アクティブ部の第1の表面及び第2の表面の表面測定は、コヒーレンス走査干渉法(CSI)を使用して実行することができる。代替的には、非アクティブ部の第1の表面及び第2の表面の表面測定は、共焦点顕微鏡法を使用して実行される。
非アクティブ部についての情報は、非アクティブ部の第1の表面の高さプロファイルと、非アクティブ部の第2の表面の高さプロファイルとを含むことができる。非アクティブ部についての情報は、非アクティブ部の物理的な厚さプロファイル又は光学厚さプロファイルを含むことができる。
非アクティブ部についての情報は、透明光学要素を形成する材料の屈折率についての情報を含むことができる。例えば、屈折率についての情報は、材料の群屈折率及び/又は材料の位相指数を含むことができる。屈折率についての情報は、非アクティブ部の異なる位置間の屈折率の変動についての情報を含むことができる。屈折率についての情報は、透明光学要素を形成する材料(例えば、プラスチック)の複屈折についての情報を含むことができる。
幾つかの実施形態では、本方法は、透明光学要素を支持する固定具上の参照特徴から反射される測定光を検出することと、参照特徴からの検出光に基づいて、参照特徴についての情報を特定することとを更に含む。参照特徴から反射される測定光は、非アクティブ部の第1の表面の少なくとも1つの位置に対応する位置(例えば、検出器の同じ位置に結像される)から反射し得る。測定光は、参照特徴から反射される前及び後、透明光学要素により伝送することができる。幾つかの実施形態では、透明光学要素は、参照特徴から反射される測定光の経路上にない。幾つかの場合、本方法は、非アクティブ部の第1の表面の少なくとも1つの位置に対応する位置とは異なる第2の位置において、固定具から反射される測定光を検出することを含むことができる。
測定光は、第1の極性について検出され、その後、第1の極性とは異なる第2の極性について検出することができる。
透明光学要素を評価することは、非アクティブ部についての情報に基づいて、アクティブ部の寸法又は光学特性についての情報を推測することを含むことができる。
幾つかの実施形態では、非アクティブ部は、透明光学要素の傾斜制御インターロック(tilt control interlock)である。アクティブ部の少なくとも1つの曲面は、球面又は非球面であることができる。アクティブ部は、第1の曲面に対向する第2の曲面を含むことができる。
アクティブ部についての情報は、レンズ部を形成する材料の複屈折についての情報を含むことができる。アクティブ部についての情報は、レンズ部を形成する材料の屈折率の変動についての情報を含むことができる。
透明光学要素を評価することは、非アクティブ部についての情報に基づいて、透明光学要素が仕様要件を満たしているか否かを判断することを含むことができる。非アクティブ部は、アクティブ部の周縁に配置することができる。
更なる態様では、本発明は、光学組立体を形成する方法であって、上記方法を使用して、透明光学要素についての情報を特定することであって、透明光学要素はレンズである、特定することと、レンズをバレル(barrel)内の1つ又は複数の他のレンズに対して固定して、光学組立体を形成することとを含む、方法を特徴とする。本方法は、光学組立体をセンサに対して固定して、デジタルカメラのモジュールを提供することを含むことができる。
一般に、別の態様では、本発明は、アクティブ部(例えば、レンズ部)及び非アクティブ部(例えば、平坦平行部)を含む透明光学要素についての情報を特定するシステムであって、アクティブ部は少なくとも1つの曲面を含み、非アクティブ部は対向する第1の表面及び第2の表面を含み、システムは、透明光学要素を支持する固定具と、光源、検出器、及び透明光学要素が固定具により支持される場合、光を光源から透明光学要素に向け、透明光学要素から反射される光を検出器に向けるように配置される光学要素を含む光学機器と、検出器と通信する電子コントローラであって、電子コントローラは、非アクティブ部の第1の表面及び第2の表面の対応する位置から検出される光に基づいて、非アクティブ部についての情報を特定するようにプログラムされる、電子コントローラとを含む、システムを特徴とする。
本システムの実施形態は、以下の特徴及び/又は他の態様の特徴の1つ又は複数を含むことができる。例えば、光学機器は、コヒーレンス走査干渉計又は共焦点顕微鏡等の面積表面トポグラフィ機器であることができる。
固定具は、光学機器からの光の経路に配置される参照特徴を含むことができる。幾つかの実施形態では、参照特徴は平面反射器である。固定具は、透明光学要素を参照特徴からある距離の箇所に位置決めするスタンドを含むことができる。固定具は、光学機器の光軸に対して透明光学要素を回転させるアクチュエータを含み得る。
光源は、可変スペクトル内容を有する光を提供することが可能であり得る。
光学機器は、光源からの光を偏光するように構成される偏光モジュールを含むことができる。偏光モジュールは、光源からの光を直交偏光状態で選択的に偏光するように構成し得る。
一般に、更なる態様では、本発明は、レンズ部及び平坦平行部を有する透明光学要素についての情報を特定する方法であって、光学機器を使用して、透明光学要素の第1の表面及び第1の表面に対向する透明光学要素の第2の表面についての高さ情報(例えば、表面プロファイル)を取得することと、光学機器を使用して、第1の表面の強度マップ(例えば、画像)及び第2の表面の強度マップを取得することと、高さ情報及び強度マップに基づいて、第1の表面及び第2の表面のうちの少なくとも一方での透明光学要素の1つ又は複数の特徴についての寸法情報を特定することとを含む方法を特徴とする。
本方法の実施態様は、以下の特徴及び/又は他の態様の特徴の1つ又は複数を含み得る。例えば、光学機器は、コヒーレンス走査干渉計又は共焦点顕微鏡であることができる。
第1の表面及び第2の表面についての高さ情報はそれぞれ、第1の表面及び第2の表面の表面プロファイルを含むことができる。強度マップは、光学機器の多要素検出器を使用して収集される一連の強度フレームに基づいて特定され得る。強度マップは、一連の強度フレームで多要素検出器の各要素での強度の平均をとることにより特定され得る。光学機器を使用して、強度マップを取得することは、光学機器に対する第1の表面及び第2の表面の最良結像の各位置での多要素検出器の各要素での強度を特定することを含むことができる。
寸法情報は、第1の表面又は第2の表面の別の特徴に対する第1の表面又は第2の表面の頂点の位置を含み得る。幾つかの場合、寸法情報は、頂点と他の特徴との間の側方距離であり、側方距離は、平坦平行部に名目上平行する平面で測定される距離である。他の特徴は、第1の表面又は第2の表面の平坦平行部に配置される特徴であることができる。他の特徴は、名目上頂点にセンタリングされる環状特徴であることができる。他の特徴は、平坦平行部の第1の表面及び/又は第2の表面の段差であることができる。
光学機器を使用して、第1の表面が光学機器に面した状態で透明光学物体の測定を実行し、第2の表面が光学機器に面した状態で透明光学物体の測定を実行し得る。第1の表面が光学機器に面した状態で透明光学物体の測定から得られるデータを使用して、第1の表面のレンズ部の頂点の位置を特定し得る。第1の表面が光学機器に面した状態での透明光学物体の測定から得られるデータを使用して、第1の表面の平坦平行部の特徴の位置に対する第1の表面のレンズ部の頂点の位置を特定し得る。第1の表面が光学機器に面した状態での透明光学物体の測定から得られるデータを使用して、第2の表面の平坦平行部の特徴の位置に対する第1の表面の平坦平行部の特徴の位置を特定し得る。第2の表面が光学機器に面した状態での透明光学物体の測定から得られるデータを使用して、第1の表面の頂点の位置に対する第2の表面のレンズ部の頂点の位置を特定し得る。
寸法情報を特定することは、光学機器に対する透明光学要素の傾斜に起因した屈折の影響を考慮することを含むことができる。屈折の影響を考慮した寸法情報は、光学機器に対向する透明光学要素の表面の特徴の位置であることができる。
光学機器を使用して、光学機器の軸に対する第1の方位角向きで透明光学物体の測定を実行し、軸に対して第1の方位角向きとは異なる第2の方位角向きで透明光学物体の測定を実行することができる。寸法情報を特定することは、第1の方位角向きの透明光学要素での測定から得られるデータから、1つ又は複数の特徴についての寸法情報を特定することと、第2の方位角向きの透明光学要素での測定から得られるデータから、1つ又は複数の特徴についての寸法情報を特定することとを含むことができる。寸法情報を特定することは、第1の方位角向き及び第2の方位角向きで得られる寸法情報に基づいて、寸法情報の誤差を低減することを含むことができる。
本方法は、透明光学要素が、寸法情報に基づいて仕様要件を満たすか否かを判断することを含むことができる。
別の態様では、本発明は、透明光学要素についての情報を特定するシステムであって、光学機器と、光学機器と通信し、システムに先の態様の方法を実行させるようにプログラムされる電子コントローラとを含むシステムを特徴とする。
本システムの実施形態は、他の態様の1つ又は複数の特徴を含み得る。
概して、別の態様では、本発明は、湾曲部及び平坦部を含む物体についての情報を特定する方法であって、湾曲部は、頂点を有し、物体の軸を定義する第1の曲面を含み、方法は、測定光を物体に向けることと、湾曲部の第1の曲面から反射される測定光を検出することと、物体の少なくとも1つの他の表面から反射される測定光を検出することと、検出光に基づいて、湾曲部の第1の曲面の軸についての情報を特定することとを含む方法を特徴とする。
方法の実施態様は、以下の特徴及び/又は他の態様の特徴の1つ又は複数を含み得る。例えば、物体は、レンズ要素(例えば、成形レンズ要素)等の透明光学要素であることができる。幾つかの実施形態では、物体は、レンズ要素の片側の金型等の光学要素の金型の部分である。
湾曲部は、第1の曲面に対向する第2の曲面を含むことができ、第2の曲面は頂点を有し、第1の曲面の頂点についての情報は、光軸に沿って測定される第1の表面の頂点と第2の表面の頂点との間のレンズの厚さを含む。
湾曲部は、第1の曲面に対向する第2の曲面を含むことができ、第2の曲面は頂点を有し、第1の曲面の頂点についての情報は、光軸に直交する平面において測定される第1の表面の頂点と第2の表面の頂点との間の側方オフセットを含む。
測定光は、光学機器により物体に向けることができ、第1の曲面は、測定光を反射するとき、光学機器に面する。第1の曲面の頂点についての情報を特定することは、頂点の位置を特定することを含むことができる。少なくとも1つの他の表面は、光学機器に面する別の表面を含むことができ、第1の曲面の頂点についての情報を特定することは、頂点と少なくとも1つの他の表面の関心のある特徴との間の光軸に直交する平面において測定される側方オフセットを特定することを更に含むことができる。少なくとも1つの他の表面は、光学機器から離れたほうに面する表面を含むことができ、第1の曲面の頂点についての情報を特定することは、光学機器から離れたほうに面する表面の特徴と、光学機器に面する他の表面の関心のある特徴との間の、光軸に直交する平面において測定される側方オフセットを特定することを更に含むことができる。湾曲部は、第1の曲面に対向する第2の曲面を含むことができ、第1の曲面の頂点についての情報を特定することは、第2の曲面の頂点の位置を特定することを含む。第1の曲面の頂点についての情報を特定することは、第1及び第2の曲面の頂点の位置に基づいて、光軸に沿って測定される湾曲部の厚さを特定することを含むことができる。幾つかの実施形態では、第1の曲面の頂点についての情報を特定することは、(i)第1の曲面の頂点と、光学機器に面する他の表面の関心のある特徴との間の側方距離、(ii)光学機器に面する他の表面の関心のある特徴と、光学機器から離れたほうに面する表面の関心のある特徴との間の側方オフセット、及び(iii)第2の曲面の頂点と、光学機器から離れたほうに面する表面の関心のある特徴との間の側方オフセットに基づいて、光軸に直交する平面において測定される、第1の表面の頂点と第2の表面の頂点との間の側方オフセットを特定することを含む。
第1の曲面の頂点についての情報を特定することは、平坦部の少なくとも1つの表面の傾斜についての情報を特定することと、第1の表面の頂点についての情報を特定する際、傾斜を考慮することとを含むことができる。傾斜についての情報は、測定光を物体に向けるのに使用される光学機器の光軸に対する傾斜角αtiltである。
本方法は、測定光検出後、測定光を物体に向けるのに使用される光学機器に対する物体の方位角向きを調整することと、方位角向き調整後、第1の曲面及び少なくとも1つの他の表面からの測定光の検出を繰り返すこととを含み得る。本方法は、方位角向き調整後、検出された測定光に基づいて、第1の曲面の頂点についての追加情報を特定することを含み得る。
幾つかの実施形態では、本方法は、測定光検出後、測定光の偏光状態を変更することと、偏光状態変更後、第1の曲面及び少なくとも1つの他の表面からの測定光の検出を繰り返すこととを含む。本方法は、偏光状態変更前及び後、検出された測定光に基づいて、物体の複屈折についての情報を特定することを含むことができる。
本方法は、第1の直面の頂点についての情報に基づいて、物体を評価することを含み得る。物体を評価することは、第1の曲面の頂点についての情報に基づいて、物体が仕様要件を満たすか否かを判断することを含むことができる。
平坦部は、物体の傾斜制御インターロックであることができる。湾曲部の少なくとも1つの曲面は非球面であることができる。平坦部は、湾曲部の周縁に配置することができる。
さらなる態様では、本発明は、光学組立体を形成する方法であって、上記方法を使用して、物体についての情報を特定することであって、物体はレンズである、特定することと、レンズをバレル内で1つ又は複数の他のレンズに対して固定して、光学組立体を形成することとを含む方法を特徴とする。本方法は、光学組立体をセンサに対して固定して、デジタルカメラのモジュールを提供することを含み得る。
さらなる態様では、本発明は、湾曲部及び平坦部を含む物体についての情報を特定するシステムであって、湾曲部は、頂点を有し、光軸を定義する第1の曲面を有し、システムは、物体を支持する固定具と、光源、検出器、及び物体が固定具により支持される場合、光を光源から物体に向け、物体から反射される光を検出器に向けるように配置される光学要素を含む光学機器と、検出器と通信する電子コントローラであって、電子コントローラは、第1の曲面及び物体の少なくとも1つの他の表面から検出される光に基づいて、第1の表面の頂点についての情報を特定するようにプログラムされる、電子コントローラとを含むシステムを特徴とする。
システムの実施形態は、以下の特徴及び/又は他の態様の特徴の1つ又は複数を含み得る。例えば、光学機器は、コヒーレンス走査干渉計又は共焦点顕微鏡等の光学面積表面トポグラフィ機器であることができる。
固定具は、光学機器に対して物体の向きを変更するように構成されたアクチュエータを含むことができる。例えば、アクチュエータは、光学機器の光軸に対して物体を回転させるように構成することができる。
光学機器は、光源からの光を偏光するように構成された偏光モジュールを含むことができる。偏光モジュールは、光源からの光を直交偏光状態で選択的に偏光する(例えば、1つ又は複数の偏光器及び波長板を使用して)ように構成することができる。
検出器は、多要素検出器(例えば、CMOSアレイ又はCCDアレイ)とすることができ、光学機器は、多要素検出器に物体の表面を結像するように構成することができる。
光源はスペクトル出力を変更可能であることができる。例えば、光源は、色の異なる2つ以上のLEDを含むことができる。2つ以上のLEDからの相対光強度を変更することにより、光の色を変更する。光源は、可視光源及び/又は赤外線光源であることができる。
本発明の他の態様及び利点は以下の説明から明らかになる。
結像光学レンズ組立体の断面図である。 テスト中のサンプルレンズの側面図である。 図2Aに示されるテスト中のサンプルレンズの上面図である。 コヒーレンス走査干渉法顕微鏡の概略図である。 参照面を有する固定具に搭載されたテスト中のサンプルレンズの側面図である。 測定シーケンスでの2ステップを示す、図4Aに示されるサンプルレンズ及び固定具の側面図である。 コヒーレンス走査干渉法(CSI)並びに図4B及び図4Cに示されるステップを使用する実施態様のプロセスフローを示すフローチャートである。 別の実施態様での測定ステップを示す側面図である。 CSI並びに図6A及び図6Bに示されるステップを使用する実施態様でのプロセスフローを示すフローチャートである。 レンズの上部平行面と下部平行面との間の複屈折を測定する実施態様でのプロセスフローを示すフローチャートである。 テスト中の別のサンプルレンズの側面図である。 図9に示されるテスト中のサンプルレンズの上面図を示す。 例示を目的として偏心を誇張した、関心のある側方位置をより詳細に示す、図9に示されるテスト中のサンプルレンズの別の上面図を示す。 サンプルを通して測定された関心のある特徴の見掛け及び実際の最良焦点位置を示す概略図である。 凹レンズ表面が光学機器に面した状態の図9に示されるテスト中のサンプルレンズの側面図を示す。 CSIを使用する実施態様でのプロセスフローを示すフローチャートである。 屈折影響を補正された見掛け及び実際の関心位置を示す概略図である。 屈折に起因した傾斜及び側方シフトの方位角向きを示す。 CSIを使用する別の実施態様でのプロセスフローを示すフローチャートである。 異なるサンプル−機器方位角向きでのレンズの上面図を示す。 異なるサンプル−機器方位角向きでのレンズの上面図を示す。 CSIを使用する更なる実施態様でのプロセスフローを示すフローチャートである。 テスト中のレンズ金型の側面図である。 レンズを特徴付けるプロセスフローを示すフローチャートである。 レンズを特徴付ける別のプロセスフローを示すフローチャートである。 レンズ成形プロセスを特徴付けるプロセスフローを示すフローチャートである。 レンズ成形プロセスを特徴付けるプロセスフローを示すフローチャートである。
図2A及び図2Bを参照すると、レンズ200は、非アクティブ平坦平行部(inactive, plane parallel portion)210及びアクティブレンズ部(active, lens portion)220を含む。この場合、平坦平行部は、名目上平らで名目上平行する2つの表面211及び212を含む。ここで、「名目上」とは、レンズの設計を指す。名目上平坦性又は名目上平行性からの検出可能なずれが、例えば、製造誤差に起因して生じ得る。レンズ部220は、上部凸面221及び下部凹面222を有するメニスカスレンズ(meniscus lens)である。一般に、表面221及び222は、球面であってもよく、又は非球面であってもよい。平坦平行表面211及び212は、例えば、最終組み立てで1枚又は複数枚のレンズに対するレンズの位置合わせ及び固定を助けるために、サンプル(sample)に形成される特徴であり得る。
特に屈折率の均一性及び残留応力複屈折を含むレンズ200の光学特性の幾つか並びに座標x、y(図2Aに示されるデカルト座標系を参照)に応じた図中の厚さTを含むが、これに限定されないレンズの厚さ等の寸法特徴を、光学計測機器201を用いて評価する。開示される方法は、平坦平行表面211及び212間のエリアの光学特性及び物理的寸法を測定することにより、これらの評価を実行する。これらの測定は、レンズの全体的な光学特性及び寸法特性のインジケータとしての役割を果たす。
一般に、光学計測機器201は、レンズ200の表面積トポグラフィ測定を実行可能な様々な異なる機器の1つであることができる。機器の例としては、コヒーレンス走査干渉法(CSI : coherence scanning interferometry)顕微鏡(例えば、P.デ・グルート(P.de Groot)著、「コヒーレンス走査干渉法(Coherence Scanning Interferometry)」、表面トポグラフィの光学測定(Optical Measurement of Surface Topography)、R.リーチ(R. Leach)編、第9章、p.187〜208(シュプリンガー出版(Springer Verlag)、ベルリン、2001年)に開示される等)、撮像共焦点顕微鏡(例えば、R.アルティガス(R. Artigas)著、「撮像共焦点顕微鏡法(Imaging Confocal Microscopy)」、表面トポグラフィの光学測定(Optical Measurement of Surface Topography)、R.リーチ(R. Leach)編、第11章、p.237〜286(シュプリンガーベルリンハイデルベルク(Springer Berlin Heidelberg)、2011年)に開示される等)、構造化証明顕微鏡(例えば、X.M.コロンナ・デ・レガ(X. M. Colonna de Lega)著、「変調照明を使用した非接触表面特徴付け(Non-contact surface characterization using modulated illumination)」、米国特許、2014年に開示される等)、焦点検知(例えば、F.ヘルムリ(F. Helmli)著、「焦点変更機器(Focus Variation Instruments)」、表面トポグラフィの光学測定(Optical Measurement of Surface Topography)、R.リーチ(R. Leach)編、第7章、p.131〜166(シュプリンガーベルリンハイデルベルク(Springer Berlin Heidelberg)、2011年)に開示される等)、又は波長調整フーリエ変換位相シフト干渉法(FTPSI : wavelenght tuned Fourier transform phase shifting interferometry)システム(例えば、L.L.デック(L. L. Deck)著、「フーリエ変換位相シフト干渉法(Fourier-Transform Phase-Shifting Interferometry)」、応用光学(Applied Optics)第42巻(13)、p.2354〜2365、2003年に開示される等)が挙げられる。
図3を参照すると、例として、レンズ200の特徴付けに適する光学計測器具の一種はCSI顕微鏡300である。このシステムでは、光源302が、中継光学系308及び310並びにビームスプリッタ312を介して、入力光304を干渉対物レンズ306に向ける。中継光学系308及び310は、(点線周辺光線316及び実線主光線317で示されるように)空間的に拡張された光源302からの入力光304をアパーチャストップ315及び干渉対物レンズ306の対応する瞳面314に到達させる。
図3の実施形態では、干渉対物レンズ306はミロー型(Mirau-type)のものであり、対物レンズ318、ビームスプリッタ320、及び参照面322を含む。ビームスプリッタ320は、入力光304を、ステージ326により支持されるレンズ200に向けられるテスト光322と、参照面322から反射する参照光228とに分ける。対物レンズ318は、テスト光及び参照光をテスト面及び参照面にそれぞれ結像する。参照面322を支持する参照光学系330は、結像参照光のみを反射するようにコーティングされ、それにより、入力光の大部分は参照光学系を透過し、それからビームスプリッタ320により分割される。
テスト面及び参照面から反射された後、テスト光及び参照光はビームスプリッタ320により再結合されて、結合光332を形成し、結合光332はビームスプリッタ312及び中継レンズ336により伝搬されて、電子検出器334(例えば、多要素CCD又はCMOS検出器)に光学干渉パターンを形成する。検出器にわたる光学干渉パターンの強度プロファイルは、検出器の異なる要素により測定され、分析するのに、電子プロセッサ301(例えば、スタンドアロン又はネットワーク接続されたコンピュータ又はシステムの他の構成要素に統合されたプロセッサ)に記憶される。中継レンズ136は、対物レンズ306の焦点面の異なる点を検出器134上の対応する点に結像する。
中継光学系308と310との間に位置するフィールドストップ338が、テスト光122により照明されるテスト表面124の面積を定義する。レンズ200及び参照面から反射された後、結合光332は、対物レンズの瞳面314に光源の二次像(secondary image)を形成する。
任意選択的に、偏光要素340、342、344、及び346は、テスト面及び参照面にそれぞれ向けられているテスト光及び参照光の偏光状態並びに検出器に向けられている結合光の偏光状態を定義する。実施形態に応じて、各偏光要素は、偏光器(例えば、線形偏光器)、位相差板(retardation plate)(例えば、二分の一波長板及び四分の一波長板)、又は入射ビームの偏光状態に影響する同様の光学系とすることができる。さらに、幾つかの実施形態では、偏光要素の1つ又は複数がなくてもよい。さらに、実施形態に応じて、ビームスプリッタ312は、偏光ビームスプリッタであってもよく、又は非偏光ビームスプリッタであってもよい。概して、偏光要素340、342、及び/又は346の存在により、テスト面324でのテスト光322の偏光状態は、瞳面314での光の方位角位置に依存している。
ここで記載される実施形態では、光源302は、広帯域の波長(例えば、20nm超、50nm超、又は好ましくは100nm超の半値全幅を有する放射スペクトル)にわたる照明を提供する。例えば、ソース302は、白色発光ダイオード(LED)、ハロゲン球のフィラメント、キセノン(Xenon)等のアーク灯とすることができ、光学材料での非線形効果を使用して、非常に広いソーススペクトル(>200nm)を生成するランプ又はいわゆるスーパーコンティニウムソースである。波長の広帯域は、限られたコヒーレンス長に対応する。遷移ステージ350が、テスト光と参照光との間の相対光路長を調整して、各検出器要素において光学干渉信号を生成する。例えば、図3の実施形態では、遷移ステージ350は、干渉対物レンズ306に結合されて、テスト面と干渉対物レンズとの間の距離を調整し、それにより、検出器でのテスト光と参照光との間の相対光路長を変更する圧電トランスデューサである。
再び図2Aを参照すると、光学機器201は、図2Aに示されるz軸に平行する観測方向に沿ってレンズ200を見下ろす。図中、S1及びS2は、レンズ200上の上部及び下部の名目上平坦平行な表面211及び212のそれぞれからの光反射を示す。計測データ取得中、システムは、グローバル座標系x、y、zでのこれらの表面の高さ情報を収集する。この座標系は光学機器201により確立される。理想的には、レンズ表面の回転軸は、名目上z軸に平行するように位置合わせされる。
レンズ200の上面211の計測情報は、空中の光の反射(図中、信号「S1」)から導出される。それぞれ、レンズ200の下面212の計測情報は、図中、レンズ材料内の反射から導出される(信号「S2」)。
システム300等のCSI顕微鏡系の特定例を考えると、特定の座標x、yでの上面211と下面212との間の相対距離Tは、
T=T’/n (1)
により与えられ、式中、T’は、コヒーレンス情報を使用してCSI顕微鏡法又は波長調整FTPSIにより特定される見掛け又は実測の光学厚さであり、低NA(例えば、0.06以下)でのnは群速度屈折率である(高NA、例えば0.2以上では、傾斜効果により、値nは変化し得、それにより、効果的な群速度屈折率になる)。逆に、信号S2は、共焦点、構造化照明、又は焦点検知を使用する場合、より高いz位置から発せられるように見える。この場合の物理的な厚さは、
T=nT’’ (2)
により与えられ、式中、T’’は、共焦点又は関連する焦点高感度機器により特定されるような見掛け又は実測の光学厚さであり、nは群速度屈折率である。
厚さマップT’(x,y)又はT’’(x,y)は、物理的な厚さT(x,y)の平均値及び均一性並びに屈折率n(x,y)又はn(x,y)で例示されるようなレンズ200の光学特性についての情報を提供する。幾つかの場合、これらの寸法特性及び光学特性の両方の複合均一性及び平均値が、レンズ200の製造でのプロセス制御に十分である。
望ましい場合、接触形状測定(例えば、P.スコット(P. Scott)著、「接触スタイラス機器による非球面測定の近代進歩(Recent Developments in the Measurement of Aspheric Surfaces by Contact Stylus Instrumentation)」、SPIE議事録4927、p.199〜207、2002年に開示されるような)等による他の手段により得られる厚さマップT(x,y)又は光学屈折率n(x,y)等の追加の情報が、光学計測機器201により実行される測定を補足し得、屈折率の影響評価を物理的厚さから切り離し、独立させることができる。
上記レンズ特徴付けは、表面211及び212のみについての高さ情報に頼るが、レンズ特徴付けは他の情報を利用することもできる。例えば、幾つかの実施態様では、専用参照固定具が含められて、追加の光学情報を提供する。図4Aを参照すると、特定の実施形態では、レンズ200は、埋め込み参照面420を有する固定具400に搭載される。図4Aでは、S1、S2、及びS3は、レンズ200の関心(interest)のある上面及び下面(211及び212)からの反射光並びにz軸に沿って測定される距離Tairだけレンズ下面212から隔てられた固定具参照の上面420からの反射光を示す。
固定具400は、支持構造体410及び反射上面420を含む。レンズ200は支持構造体410上に静止し、支持構造体410は、反射面420から距離Tairのところにレンズを位置決めする。支持構造体410は、レンズ200の両側の複数の支柱又は壁で構成し得るか、又は反射面420の外部421から内部422を隔てる単一の円筒形支持体であり得る。固定具400は、特にレンズ200に向けて配置されることができ、異なる形状のレンズが測定される場合、別の固定具で置換し得る。
図4B及び図4Cは、レンズ200の平坦平行部210の全フィールドにわたり測定する光学機器201を用いる2つの連続した測定ステップを示す。これらのステップは、表面211、212、及び420の高さプロファイル測定を含む計測情報を提供して、図5のフローチャート500に従ってレンズの幾何学的形状及び光学特性の特徴付けを完了する。見かけの高さ測定値z1,・・・,4は、図中の反射光S1、・・・、S4にそれぞれ対応する。
図4Bに示される第1のステップにおいて、3つの表面211、212、及び420の計測情報が収集され(ステップ510、520、530)、ここで、下面212及び補助参照面420は、レンズ材料を通して測定され、したがって、見掛けの高さに対応する。3つの表面の計測情報は、固定具上のレンズの位置を調整せずに収集される。
図4Cに示される第2のステップにおいて、レンズは固定具400から外され(ステップ540)、補助参照面420が2回目として測定される(信号S4)(ステップ550)。
計測情報は組合わされて、レンズ要素の平行する上面と下面との間の厚さ及び屈折率の分布のマップを作成する。コヒーレンス走査干渉計及び互換性のある干渉機器では、見掛け高さ情報z1,・・・,4を取得した後、物理的厚さマップ及び光学的厚さマップはそれぞれ、
である。
次に、群速度屈折率のマップは、
(x,y)=T’(x,y)/T(x,y) (5)
である。
計測システムが共焦点、構造化照明、又は焦点検知表面プロファイリングに頼る場合、式(4)及び(5)は、
T’’(x,y)=z(x,y)−z(x,y) (6)
n=T/T’’ (7)
になる。
厚さマップは、レンズの平均厚並びにレンズの片面から他面までの測定厚さの変動に基づくレンズの両側間で可能な傾斜についての情報を提供する。屈折率マップは、レンズエリアにわたる可能な屈折率勾配についての情報を提供する。
任意選択的な追加ステップとして、レンズの材料の公称的な屈折分散特性を知った上で、群屈折率を位相屈折率に変換することが可能なことが多い。
n=Transform(n) (8)
幾つかの場合、変換は、付加定数と同程度単純であり得る。例えば、付加定数は、
であり、ここで、n(k)は、波数の関数として表現される、材料の公称屈折率(製造業者により記載されるか、又は何らかの他の手段を通して測定される)であり、kは、測定に使用されるスペクトル帯の重心波数(centroid wavenumber)である。ルックアップテーブル又は多項式関数等の他の変換も可能である。変換多項式は、テストサンプルの既知の屈折率の関数として、測定された群指数値(group index values)(機器を使用した)のデータ点をフィッティングすることにより行うことができる。
プロセスの正確性を改善するために、追加の測定を行うこともできる。例えば、図6A、図6B、及び図7を参照すると、幾つかの実施形態では、光路がレンズ200により妨げられない固定具参照面からの反射S5の追加の測定値z(x,y)が、レンズ像と同時に捕捉される(フローチャート700でのステップ710)。この追加の情報は、例えば、固定具を2つの測定ステップ間で動かし得る場合、光学機器に対する固定具の全体高さオフセットを提供する。この情報は、例えば、測定間での固定具位置の変化のオフセット又はオフセット、先端部、及び傾斜補償の組合せを提供することにより、z(x,y)測定結果を補正することができる(ステップ720)。
幾つかの実施形態では、測定は、実質的に異なるスペクトル分布、例えば、400nmと490nmとの間に中心を有する第1のスペクトル分布、490nmと590nmとの間に中心を有する第2のスペクトル分布、及び590nmと700nmとの間に中心を有する第3のスペクトル分布でデータ収集が実行されるように、異なる構成の機器に対して繰り返される。各スペクトル分布は、レンズ材料の光学特性の独立した測定を提供する。次に、群速度屈折率(group-velocity index)又は位相速度屈折率の複数の測定値は組合わされて(combined)、波長(又は分散)に伴う材料光学特性変動の推定を導出し、これは、材料が許容差内であることの検証及び/又は製造プロセスの制御に使用することができる。機器が群屈折率を測定する場合(例えば、コヒーレンス走査干渉計)、分散の推定を更に使用して、例えば、重心波数との一次導関数の積を使用して、屈折率の推定を計算する。幾つかの実施形態では、機器が、走査データ取得から生じるデータを収集する間、複数のスペクトル分布が同時に存在する。複数のスペクトル帯は、例えば、色高感度デバイス(color sensitive device)(カラーフィルタを備えたCCD又はCMOSカメラ)を使用して検出器において分離される。代替的には、センサから返された光は、特定のスペクトル成分を複数のモノクロセンサに向けて反射又は伝送するダイクロイック光学要素(dichroic optical element)により空間的に分離される。2つのスペクトル帯のうちの小さい方が、材料の分散特性の推定に必要とされる。
上記測定は、偏光又は非偏光を使用して実行し得るが、偏光を使用してレンズ200についての追加情報を拾い集めることが可能である。例えば、図8を参照すると、レンズ(又は他の部分的に透明なサンプル)製造に伴う問題を明らかにすることができる応力複屈折の影響を含め、レンズの偏光依存光学特性についての情報を特定し得る。大半の場合、応力及び関連する応力複屈折がないレンズが、製造プロセス制御の設計目標である。
サンプルでの応力複屈折の存在は、サンプルの平坦平行エリアへのその影響を観測することによりモニタリングし得る。ここで、フローチャート500又はフローチャート700において概説される測定プロセスは、少なくとも2回実行され、ここで、各完成データ取得サイクルは、計測システムにより使用される照明光の異なる偏光状態で実行される。光学測定機器の偏光状態は、従来の偏光器及び/又は位相差板を使用して操作し得る。
例えば、フローチャート800に示されるように、第1の測定は、照明光がx方向に沿って線形偏光される状態で実行され、照明光をy方向に沿って線形偏光して繰り返される。幾つかの実施形態では、偏光方向は、レンズが射出成形レンズであり、射出される材料が金型キャビティに入るゲート(gate)に基準特徴(datum features)が対応し得る場合等、レンズ200上の基準特徴に対して位置合わせされる。
次に、収集された複数の屈折率マップは組合わされて、レンズ材料に存在する複屈折の定量的測定を提供する。例えば、ステップ870において、複屈折の影響が測定値から計算される。ステップ880において、平均屈折率が測定値から計算される。複屈折は、例えば、フローチャート800のステップ870に示されるように、レンズを通る光路の差として表現し得る。ここで、レンズを通る複屈折の累積影響は、
B(x,y)=[n(x,y)−n(x,y)]T (9)
として計算され、一方、平均屈折率(ステップ880に示されるような)は、
である。
複屈折も同様に、材料内の伝搬の単位長さ当たりの光路差として表現することができる。位相速度屈折率n1,2は、2つの偏光向きに対応する。プロセス制御の場合、これらの屈折率は、例えば、CSI顕微鏡測定から得られる群屈折率測定値により適宜表される。さらに、幾つかのプロセス制御状況では、図2Aのより単純な構成を使用して光学厚さ変動の測定
で既に十分であり得る。
上記実施形態は、レンズの非アクティブ部(例えば、平坦平行部)を特徴付ける測定及び一般的にそれらの特徴付けからレンズについての情報を推測することを含むが、他の実施態様も可能である。例えば、レンズのアクティブ部を直接特徴付ける測定を実行することもできる。
図9及び図10を参照すると、テスト中のサンプルレンズ900は、曲面を有するアクティブ部920と、アクティブ部の周囲の名目上平らな幾つかの表面で構成される非アクティブ部910とを含む。図9はレンズ900の側面図を示し、一方、図10は上面図を示す。アクティブ部920は、凸上面921及び凸下面922に対応する。上面221は、名目上下面922の頂点924と同じ軸に沿って位置合わせされる頂点923を有する。
非アクティブ部910は、レンズ900の各面で内側及び外側平面をオフセットする段差特徴を有する一連の平坦な環状表面で構成される。一般に、非アクティブ部910の表面は、例えば、最終組み立てでレンズの位置合わせ及び固定を助け、及び/又はレンズ特徴の相対的な位置合わせの測定に役立つためにサンプルに形成される特徴を含み得る。この場合、非アクティブ部910の上面は、平面912及び916を含む。段差914が、表面912と916とを隔てる。段差914は、縁部914oにおいて表面912と交わり、縁部914iにおいて表面916と交わる。表面916は、縁部918において凸上面921と交わる。
非アクティブ部910の下面は、平面911及び917を含む。段差915が表面911と917とを隔てる。段差915は、縁部915oにおいて表面911と交わり、縁部915iにおいて表面917と交わる。表面917は、縁部919において凹下面922と交わる。
光学計測機器201を使用して、頂点間厚さTApexと、頂点中心及び位置合わせ表面特徴を含む(がこれに限定されない)表面特徴位置の相対的なx、y側方オフセット(共通軸zを参照)とを含む(がこれに限定されない)レンズ900の寸法的特徴の幾つかを評価する。これらの評価は、上面プロファイルを測定して、3D頂点位置及び相対的3D位置並びに他の表面特徴のトポグラフィを特定することにより実行される。これらの測定は、レンズの全体寸法特性のインジケータとしての役割を果たす。
動作中、光学機器201は、機器201の光軸に対応する図9に示されるz軸に平行する観測方向に沿ってサンプルを見下ろす。計測データ取得中、システムは、グローバル座標系x、y、zでの関心のある表面の高さ情報及び強度情報を収集する。
頂点923の計測情報は、上面での関心のある他の特徴についての計測情報(図9での信号SUF)と同様に、空中の光の反射(図9での信号SUA)から導出される。それぞれ、下面での関心のある特徴についての計測情報は、レンズ材料内の光の反射(図9での信号SLF)から導出される。
図3に示される等のCSI顕微鏡系の特定の例を考えると、信号SUAは一般に処理されて、高さ情報を生成し、次に、この情報を分析して、頂点923の3D位置PUAを特定することができる。信号SUFから導出される高さ情報は、PUAと組合わされて、関心のある上面特徴、表面912に相対するzにおける頂点高さHUAを特定することができる。これと同じ高さ情報を使用して、上面縁部特徴、例えば、関心のある上面特徴912の名目上円形の縁部の位置を特定することもできる。代替又は追加として、信号SUFを処理して、強度情報を生成することができ、次に、強度情報を分析して、上面縁部特徴914の位置を特定することができる。
LFは、下面縁部特徴915の位置を特定するために分析し得る非干渉強度信号である。図12を参照すると、SLFは、図12に示される最良結像の、そのx、y位置において上面の焦点面に相対してTBFだけ変位されたz位置において、顕微鏡系を用いて測定し得る。厚さTfeature及び屈折率nの場合、TBFは、
BF=Tfeature/n (13)
として公称に近い入射角で計算することができる。
この計算では、厚さ及び屈折率は、公称値であると仮定するか、又は何らかの他の手段により、例えば、同じ機器若しくはキャリパーを使用して前に測定し得る。所与の用途で求められる精度に応じて、レンズ材料を通しての屈折により誘発される球面収差の影響を補償し、例えば、公式
を使用して、TBFの補正値を計算することが更に有利であり得、式中、NAは、光学機器の開口数を指す。
上面頂点CUAの側方位置は、PUAのx、y縦座標により与えられる。関心のある他の特徴の位置は、他の方法で、例えば、図11においてCUF及びCLFとして示される測定縁部位置の中心として定義することができる。これらの位置間の側方距離は、基準面として暗黙的に呼ばれ、幾つかの上面の平坦特徴に対応するz軸と平行する軸間のオフセットに対応する。例えば、特徴間側方距離XYFeatureは、
XYFeature=CUF−CLF (14)
として計算することができる。
同様に、上面頂点−特徴側方距離XYUAFは、
XYUAF=CUA−CUF (15)
として計算することができる。
幾つかの場合、XYFeatureは、例えば、金型半体(mold halves)の側方位置合わせの手段として、レンズの製造におけるプロセス制御に十分である。同様に、相対頂点高さHUAと共にXYUAFは、例えば、これらが上面金型半体から予期される寸法からずれる場合、レンズ形成に伴う問題を識別するのに十分であり得る。
図11に示されるCUAとCLAとの間の側方距離に対応する、図9に示される頂点厚さTApex又は頂点間側方距離XYApex等の上面頂点と下面頂点との間の寸法特性を明示的に測定することが望ましいことがある。幾つかの実施形態では、図13を参照すると、これは、レンズ900の上面が光学機器201に面した状態で行われる測定に対して方位角向きを追跡しながら、下面911、917、及び922が光学機器201に面するように向けられたレンズ900をさらに測定することにより、達成することができる。最初の測定について説明した方法と同様の方法を使用して、この2番目の測定は、HLA、PLA、及びCLAとCLFとの間の側方距離に対応する下面頂点から特徴までの側方距離XYLAFを提供する。
XYLAF=CLA−CLF (16)
なお、HLAは、図13に示される特定の幾何学的形状では負である。
幾つかの場合、第2の測定は、XYFeatureの独立した測定を提供することができる。
幾つかの実施形態では、最初は片面が機器に面した状態でレンズを測定し、次に他面が機器に面した状態でレンズを測定することからの計測情報は、図14に示されるフローチャート1400に従って組合わされて、頂点総厚及び所望の側方距離の測定を生成する。この実施態様では、ステップの順序は以下である。まず、レンズ900が、上面が計測機器201に面した状態で位置決めされる(ステップ1405)。この構成である間、計測機器201が、少なくとも上面の頂点の領域における高さプロファイルを測定し、この上面頂点の位置を計算する(ステップ1410)。レンズ900が同じ位置にある状態で、機器201は、縁部914o等の関心のある上面特徴の高さプロファイル及び強度プロファイルを測定する(ステップ1415)。次に、ステップ1420において、システムは、(例えば、式(15)を使用して)上面頂点高さHUA及び上面頂点から特徴までの側方距離(upper surface apex-to-feature lateral distance)XYUAFを計算する。
下面特徴を測定するために、計測機器201及びレンズ900は、縁部915o等の関心のある下面特徴が最良結像位置にあるように互いに対して移動する(ステップ1425)。この位置は、Tfeature及びnの公称値又は測定値を使用して特定し得る。この位置において、機器は、下面特徴の強度プロファイルを測定する(ステップ1430)。強度プロファイルからの情報を使用して、システムは特徴間側方オフセットXYFeatureを計算する(ステップ1435において)。
次に、レンズ900は裏返され、下面が機器201に面した状態で位置決めされる(ステップ1440)。この位置で、下面頂点924の領域において高さプロファイルが測定され、下面頂点位置PLAが計算される(ステップ1445)。次に、システムは、ステップ1450において、下面にある1つ又は複数の特徴(例えば、縁部915)の高さプロファイル及び強度プロファイルを測定する。この測定値を用いて、システムは、下面頂点高さHLA及び下面頂点から特徴までの側方距離XYLAFを計算する(ステップ1455)。
ステップ1460において、頂点厚さTApexは、
Apex=HUA+Tfeature+HLA (17)
として計算することができる。
最後に、ステップ1465において、頂点間側方距離XYApexは、CUAとCLAとの間の側方距離に対応し、以下に従って計算することができ、式中、上付き文字は、パラメータが上面測定から得られたか、それとも下面測定から得られたかを示す。
XYApex=XYUAF upper+(XYFeatureupper−XYLAF lower (18)
下面測定が、特徴間側方距離XYFeatureの独立した測定を提供する場合、以下の式を任意選択的に使用して、統計学的変動を潜在的に低減することができる。
XYFeature=0.5[XYFeature upper+XYFeature lower] (19)
XYApex=XYUAF upper+XYFeature−XYLAF lower (20)
幾つかの実施形態では、図4A〜図4Cに関して上述したように、装置は、名目上平坦な反射面を含み、サンプルを通って伝搬した光を反射し、再びサンプルを通して計測機器に向かって伝搬するようにサンプル下に配置される部分特徴を含み得る。そのような実施態様は、光学機器201を使用して取得される強度画像のコントラストを改善し得る。
特定の実施形態では、関心のある特徴を含むエリアでのx、y空間的変動に関する情報を利用して、寸法特徴をより正確に特定し得る。例えば、この情報は、屈折率n(x,y)、厚さT(x,y)、及び表面トポグラフィSUA(x,y)のマップを含むことができる。
図15A及び図15Bを参照すると、テスト中のレンズの平面エリアは、平行であるように見えるが、実際には、この理想からのずれがあり得る。例えば、関心のある上面特徴及び下面特徴を通しての最良適合平面は、平行から逸脱し得る。これは、例えば、部分傾斜が上面及び下面のそれぞれの非平行特徴に対して調整される場合、第2の測定(下面が機器に面する)に対する第1の測定(上面が機器に面する)の非平行部分傾斜を生み出し得る。これらの相対的な部分傾斜は、くさび角度(wedge angle)Wを形成し、くさび角度Wは、厚さマップT(x,y)から導出し、寸法特徴の計算に組み込むことができる。例えば、頂点厚さTApexは、
Apex=fApexZ(HUA,Tfeature,HLA,W) (21)
として表すことができる。
側方距離XYFeature及びXYApexは、
XYFeature=fFeatureXY(CUF,CLF,W) (22)
XYApex=fApexXY(XYUAF,XYFeature,XYLAF,W) (23)
として表すことができる。
図9は、面積表面トポグラフィ機器の光軸に垂直であるように見える上面界面を通して測定された下面縁部を示すが、ここでも実際には、この理想からのずれがあり得る。さらに、このずれは、(x,y)依存性を有することができ、例えば、表面トポグラフィマップSUA(x,y)内の局所傾斜の変動として現れる。図15Aは、垂直からαtiltだけ傾斜した表面に最初に直面した光線により測定される屈折率nを有する材料の厚さTを通して測定される特定の側方位置での関心のある位置を示す。
屈折影響に起因して、
ΔL=Tsin(αrefr) (24)
により大まかに与えられる関心のある位置の見掛け側方位置と実際の側方位置との間の側方シフトΔFがあり、ここで、sin(αrefr)及びsin(αtilt)は、スネルの法則を介して関連する。
sin(αrefr)=sin(αtilt)/n (25)
したがって、ΔLは、
ΔL=Tsin(αtilt)/n (26)
により与えられる。
図15Aにおいて、厚さTは、サンプルが同じ向きの状態で特定の厚さ測定方法で予期されるように、光線の方向に沿って測定されるものとして示される。幾つかの実施形態では、Tは、光軸に沿った厚さに対応し得る。概して、直面するようにαtiltの値が小さい場合、この潜在的な差のΔLに対する影響は極わずかである。
局所傾斜αtiltは、XY平面において幾らかの方位角向きθtiltを有する。図15Bに示されるように、側方シフトΔLは同じ方位角向きを有する。次に、関心のある位置の見掛け位置のx及びy座標への補正はそれぞれ、
Δx=ΔL・cos(θtilt) (27)
Δy=ΔL・sin(θtilt) (28)
である。
一般に、屈折率n、厚さT、傾斜αtilt、及び方位角向きθtiltは、側方位置(x,y)に依存するため、ΔLも一般に(x,y)の関数である。屈折補正を各測定縁部点に対して適用することができ、それに続き、補正縁部点の集まりを所望に応じて分析して、関心のある特徴の補正位置を生成し得る。
図16を参照して、レンズの傾斜角を説明する例示的な実施態様をフローチャート1600で示す。ここで、レンズはまず、上面が計測機器に面する状態で位置決めされ(ステップ1605)、機器を使用して、上面頂点領域の高さプロファイルを測定し、この測定から、上面頂点位置PUAを計算する(ステップ1610)。次に、システムは、上面915又は上面の縁部等の関心のある上面特徴の高さプロファイル及び強度プロファイルを測定する(ステップ1615)。この測定から、システムは上面特徴中心CUFを計算する。次に、ステップ1620において、システムは、上面頂点高さHUA及び上面頂点から特徴までの側方距離XYUAFを計算する。次の測定では、Tfeature及びnの公称値又は測定値を使用して、システムは、関心のある下面特徴(例えば、平面又は縁部)が最良結像位置にあるように、レンズを光学機器に相対して移動させる(ステップ1625)。この位置において、システムは、下面特徴の強度プロファイルを測定し、下面上の見掛け縁部位置を測定する(ステップ1630)。これらの測定値は、屈折率n、傾斜αtilt、及び厚さTの局所値を使用して、各縁部位置で側方シフトΔLについてシステムにより補正される(ステップ1635)。補正された縁部位置を使用して、システムは、下面特徴の中心位置CLFを計算する(ステップ1640)。上面特徴及び下面特徴の位置(CUF及びCLF)並びにくさび角度Wを有して、システムは、特徴間側方オフセットXYFeatureを計算する(ステップ1645)。ここで、くさび角度は、レンズの厚さマップの傾斜に対応する。
次に、ステップ1650において、レンズは、下面が光学機器に面するように裏返され(ステップ1650)、下面頂点領域の高さプロファイルが取得される(ステップ1655)。システムは、この高さプロファイルから下面頂点位置PLAを計算する。次に、システムは、関心のある下面特徴の高さプロファイル及び強度プロファイルを測定する(ステップ1660)。次に、下面頂点高さHLA及び下面頂点から特徴までの側方距離XYLAFが、ステップ1655及び1660から取得される情報から計算される(ステップ1665)。HUA及びTfeatureの値と共にHLAのこの値を使用して、システムは頂点厚さTApexを計算する(ステップ1670)。XYUAF、XYLAF、XYFeature、及びWを使用して、システムは、頂点間側方オフセットXYApexの値も計算する(ステップ1675)。
幾つかの実施形態では、サンプルは、光学機器に対して2つ以上の方位角向きで測定される。異なる方位角向きでレンズの寸法特性の独立した測定を得ることにより、システムは、これらの独立した測定値を結合して、最終的に報告される寸法特性の系統的誤差を低減することができる。
系統的誤差の原因例としては、光軸と走査軸との位置合わせずれ、照明の側方又は軸方向位置合わせずれ、及びサンプル傾斜でのバイアスが挙げられる。
幾つかの場合、系統的誤差は、サンプルの向きから独立した成分を有する。例えば、2つの特定の特徴間の報告された側方距離は、機器座標のいくらかのオフセット(Δxbias、Δybias)によりバイアスされ得る。このバイアスは、測定中の特定のサンプル特徴に依存し得る。そのような場合、測定される側方距離での系統的誤差は、サンプルが機器に対する方位角向きθにある状態での測定と、サンプルが機器に対して方位角向きθ180にある状態での測定とを結合することにより低減することができ、ここで、θ180は、θに対して180°オフセットされるべきである。図17A及び図17Bに示されるように、これは、サンプル座標(xsample,ysample)と機器座標(xinstr,yinstr)との間の180°の相対方位角回転に対応する。この相対方位角向きは、サンプル固定を介して、又はそれ自体の部品上の別個の特徴に位置合わせすることにより達成することができる。例えば、サンプル支持体は、所望量だけ光学機器の光軸の回りを手動又は自動的に回転することができる回転ステージ及び目盛りを含み得る。
図18を参照して、サンプル回転を利用する例示的な方法をフローチャート1800で示す。このプロセスは、レンズが機器に対して以下の4つの別個の向きにある状態で実行される測定シーケンスを結合する。
・上面が方位角向きθにおいて機器に面する。
・上面が方位角向きθ180において機器に面する。
・下面が方位角向きθにおいて機器に面する。
・下面が方位角向きθ180において機器に面する。
特定のステップは以下である。まず、レンズは、上面が光学機器を向き、方位角向きθである状態で位置決めされる(ステップ1805)。この向きにおいて、システムは、一連の高さプロファイル測定及び強度プロファイル測定を実行し、
の値を計算する(ステップ1810)。
次の測定シーケンスでは、レンズは、上面が光学機器に面し、方位角向きθ180である状態で位置決めされる(ステップ1815)。この向きにおいて、システムは、一連の高さプロファイル測定及び強度プロファイル測定を実行し、
の値を計算する(ステップ1820)。
続く測定シーケンスでは、レンズは、下面が光学機器に面し、方位角向きθである状態で位置決めされる(ステップ1825)。この向きにおいて、システムは、一連の高さプロファイル測定及び強度プロファイル測定を実行し、
の値を計算する(ステップ1830)。
最後の測定シーケンスでは、レンズは、下面が光学機器に面し、方位角向きθ180である状態で位置決めされる(ステップ1835)。この向きにおいて、システムは、一連の高さプロファイル測定及び強度プロファイル測定を実行し、
の値を計算する(ステップ1840)。測定がこれらの相対位置で行われる順序は重要ではなく、何が最も好都合かにより左右され得る。
次に、計算された値を使用して、各向きでの成分頂点間側方距離
を計算する(ステップ1845)。最後に、これらの成分値を使用して、システムは、頂点間側方距離
を計算し(ステップ1850)、最終的な頂点から特徴までの側方距離
を計算する(ステップ1855)。
最終的に報告される側方距離XYfinalが、θ及びθ180においてそれぞれ測定される対応する側方距離XY及びXY180を結合することにより計算される。
XYfinal=fCombine(XY,XY180) (29)
上記式は、特徴間側方距離XYFeature、頂点から特徴までの側方距離XYUAF及びXYLAF、並びに頂点間側方距離XYApex等の上述した側方距離を含め、関心のある側方距離に適用することができる。側方距離の成分測定が全て、サンプルの基準系内にある場合、すなわち、サンプル座標(xsample,ysample)に相対する場合、幾つかの場合、結合関数は、成分測定の算術平均くらい単純であり得る。代替又は追加として、幾つかの演算は、器具基準系結果をサンプル基準系に単一ステップでマッピングし得る。可能な他の演算は、前に特定される残留器具バイアスを考慮することができる。
上述したように、別の潜在的な測定誤差原因は、サンプルの材料複屈折である。幾つかの場合、測定誤差は、例えば、偏光器及び/又は位相差板を使用して、様々な偏光状態で機器を用いて得られる測定を結合することにより、低減することができる。これは、機器に対するサンプルの相対方位角向きの変更と更に組み合わせることができる。
上述した装置及び方法では、特に、湾曲したアクティブ表面エリア並びにサンプルの寸法特性及び光学特性を特定するための代理として機能する平坦平行エリアを含むレンズを含め、製造過程の透明なサンプルを評価することができる。透明サンプルは、例えば、デジタルカメラのマルチレンズ・レンズ組立体の部分である成形レンズ等のレンズを含む。そのようなレンズ組立体は、例の中でも特にセル電話、スマートフォン、及びタブレットコンピュータ等のモバイルデバイスのカメラに広く使用されている。
幾つかの実施形態では、上記方法は、レンズの金型の測定に適用し得る。例えば、図19を参照すると、テスト中のサンプルは、レンズ金型1900の半体であり得る。この金型は、金型を使用して形成されるレンズのアクティブエリアに対応する曲面1921を含む。曲面1921は頂点1923を有する。金型は、第1の内側平面1916及び第2の外側平面1912で構成される平坦部も含む。平面は段差1914により隔てられる。段差1914の外縁部1914oは、金型1900を特徴付ける測定において関心のある特徴として使用し得る。外側平面1912及び頂点1923は、機器201のz軸に沿って測定される高さHだけオフセットされる。金型1900は、例えば、表面1921(光Sを介して)及び外側平面1912(S)から高さプロフィル及び強度プロファイルを取得することにより特徴付け得る。例えば、頂点位置及び関心のある特徴の縁部に対する頂点の側方オフセットについての情報は、レンズ900について上述したように特定し得る。
図20A及び図20Bのフローチャートは、説明した技法の可能な用途を示す。図19のフローチャート2000は、上述したような厚さ及び複屈折の測定(ステップ2010)を使用するレンズ特徴付け技法を示す。ステップ2020において、これらの測定に基づいて、システムは、厚さ、平行性、平均屈折率、屈折率勾配、及び複屈折の値を報告する。これらの値は次に、これらのパラメータの所定の仕様と比較される(ステップ2030)。
仕様外のレンズの場合、レンズは拒絶され(ステップ2040)、システムは、対応する金型部位をプロセス制御ターゲット外のものとして報告する(ステップ2050)。仕様を満たすレンズの場合、レンズは厚さビン(thickness bin)にソートされ(ステップ2060)、対応する金型部位は、プロセス制御ターゲット内であるものとして報告される(ステップ2070)。
図20Bのフローチャート2001は、頂点から特徴までの高さ、頂点厚さ、頂点間側方距離、及び特徴間側方距離の測定を使用するレンズ特徴付け技法を示す。ここでは、最初のステップ2011において、レンズの様々な特徴の位置が、上述したように測定される高さデータ及び強度データから導出される。ステップ2021において、これらの測定値に基づいて、システムは、頂点から特徴までの高さ、頂点厚さ、頂点間側方距離、及び特徴間側方距離の値を報告する。これらの値は次に、これらのパラメータの所定の仕様と比較される(ステップ2031)。
仕様外のレンズの場合、レンズは拒絶され(ステップ2041)、システムは、対応する金型部位をプロセス制御ターゲット外のものとして報告する(ステップ2051)。仕様を満たすレンズの場合、レンズは厚さビンにソートされ(ステップ2061)、対応する金型部位は、プロセス制御ターゲット内であるものとして報告される(ステップ2071)。
測定技法は、レンズの製作に使用される成形プロセスの特徴付けに使用することもできる。成形プロセスを特徴付ける実施態様は、図21A及び図21Bのフローチャートに示される。
図21Aのフローチャート2100に示されるプロセスでは、最初のステップ2110は、レンズの非アクティブ部の厚さ及び複屈折を測定することである。これらの測定に基づいて、システムは、レンズの厚さ、平行性、平均屈折率、屈折率勾配、及び複屈折を分析する(ステップ2120)。この分析に基づいて、金型の2つの半体の相対位置は、厚さ仕様及び平行性仕様を満たすように調整される(ステップ2130)。成形プロセスパラメータ(例えば、温度及び温度ランプ率、レンズ材料組成、射出圧)は、屈折率仕様を満たすように調整される(ステップ2140)。
図21Bのフローチャート2101に示されるプロセスでは、最初のステップ2150は、頂点及び特徴のレンズ表面の高さプロファイル及び側方位置を測定することである。これらの測定に基づいて、システムは、頂点から特徴までの高さ、頂点厚さ、頂点間側方距離、及び特徴間側方距離を特定し報告する(ステップ2160)。この分析に基づいて、金型の2つの半体の相対位置は、厚さ仕様及び側方センタリング仕様を満たすように調整される(ステップ2130)。成形プロセスパラメータ(例えば、温度及び温度ランプ率、レンズ材料組成)は、頂点から特徴までの仕様(apex-to-feature specification)を満たすように調整される(ステップ2140)。
上記フローチャートは、頂点及び特徴測定よりも、複屈折及び厚さ測定について別個のプロセスを示すが、幾つかの実施形態では、これらの測定セットの両方を組み合わせて、例えば、レンズ特徴付け及び/又はレンズ成形を改善し得る。
特定の実施態様について説明したが、他の実施態様も可能である。例えば、レンズ200及びレンズ900は両方ともメニスカスレンズであるが、より一般には、例えば、凸−凸レンズ、凹−凹レンズ、平凸レンズ、及び平凹レンズを含め、開示された技法を使用して他のタイプのレンズを特徴付け得る。レンズ表面は非球面であり得る。幾つかの実施形態では、レンズ表面は、表面の凹性が変化する変曲点を含み得る。そのような表面の例は、図1の表面132である。
さらに、上で示されたものに加えて、様々な位置合わせ特徴を使用し得る。例えば、レンズ200及び900の平面は環状面であるが、他の幾何学的形状も可能である。表面の隆起部、窪み、又は単純に表面上の印等の別個の特徴が、上述した測定での特徴として使用可能である。
本明細書は一般に、光学構成要素の計測を中心としているが、関連する用途分野は、射出成形レンズの製造に使用される金型の計測である。この場合、金型は、レンズにも見られる全ての特徴、すなわち、アクティブ光学表面及び1つ又は複数の位置、センタリング、及び位置合わせ基準を示す。レンズの片面について説明された計測ステップはこれで、容易に適用可能である。例えば、機器を使用して、機械的基準に対する光学表面の頂点のセンタリング及び高さを測定する。他の計測ステップは、外側基準と急勾配円錐形センタリング基準の角度との間の段差の特徴付けを含む。
テスト中の部品が光学機器の視野よりも大きい場合等の特定の実施形態では、部品の異なる領域の測定を一緒にステッチングして(stitched)、部品全体の測定を提供し得る。測定をステッチングする例示的な技法は、J.ロス(J. Roth)及びP.デ・グルート(P. de Groot)著、「凸凹表面の高視野走査白色光干渉法(Wide-field scanning white light interferometry of rough surfaces)」、表面計測進歩に関するASPE春期会議議事録(Proc. ASPE Spring Topical Meeting on Advances in Surface Metrology)、p.57〜60、1997年に開示されている。
幾つかの実施態様では、追加の補正を適用して、測定精度を改善し得る。例えば、表面の反射特性に対する位相変化補正を適用し得る。例えば、P.デ・グルート(P. de Groot)、J.ベイゲン(J. Biegen)、J.クラーク(J. Clark)、X.コロンナ・デ・レガ(X. Colonna de Lega)、及びD.グリッグ(D. Grigg)著、「産業部品の幾何学的寸法測定の光学干渉法(Optical Interferometry for Measurement of the Geometric Dimensions of Industrial Parts)」、応用光学(Applied Optics)第41巻(19)、p.3853〜3860、2002年において参照。
特定の実施態様では、部品は、2つ以上の視野角から、又は両側から測定し得る。例えば、P.デ・グルート(P. de Groot)、J.ベイゲン(J. Biegen)、J.クラーク(J. Clark)、X.コロンナ・デ・レガ(X. Colonna de Lega)、及びD.グリッグ(D. Grigg)著、「産業部品の幾何学的寸法測定の光学干渉法(Optical Interferometry for Measurement of the Geometric Dimensions of Industrial Parts)」、応用光学(Applied Optics)第41巻(19)、p.3853〜3860、2002年参照。
測定の結果は、例えば、P.スコット(P. Scott)著、「接触スタイラス機器による非球面測定の近代進歩(Recent Developments in the Measurement of Aspheric Surfaces by Contact Stylus Instrumentation)」、4927、p.199〜207、2002年において開示される等の、例えば非球面形態のスタイラス測定を含め、他の測定値と結合し得る。
様々なデータ処理方法が適用可能である。例えば、コヒーレンス走査干渉計を使用して複数の表面を測定するように構成された方法を使用し得る。例えば、P.デ・グルート(P. de Groot)及びX.コロンナ・デ・レガ(X. Colonna de Lega)著、「干渉顕微鏡法による透明膜のプロファイリング及び分析(Transparent film profiling and analysis by interference microscopy)」、SPIE議事録7064、706401−1、706401−6、2008年参照。
上述した測定及び分析に関連付けられた計算は、本明細書に記載される方法及び図に従い、標準のプログラミング技法を使用してコンピュータプログラムで実施することができる。プログラムコードを入力データに適用して、本明細書に記載の機能を実行し、出力情報を生成する。出力情報は、ディスプレイモニタ等の1つ又は複数の出力デバイスに適用し得る。各プログラムは、高水準手続き型又はオブジェクト指向プログラミング言語で実施されて、コンピュータシステムと通信し得る。しかし、プログラムは、所望であれば、アセンブリ言語又は機械語で実施することができる。いずれの場合でも、言語はコンパイル型又はインタプリタ型言語とすることができる。さらに、プログラムは、その目的に向けて予めプログラムされた専用集積回路で実行することができる。
そのような各コンピュータプログラムは、好ましくは、汎用又は専用プログラマブルコンピュータにより読み取り可動な記憶媒体又は記憶装置(例えば、ROM、光ディスク、又は磁気ディスク)に記憶され、記憶媒体又は記憶装置がコンピュータにより読み取られると、本明細書に記載の手順を実行するようにコンピュータを構成し動作させる。コンピュータプログラムは、プログラム実行中、キャッシュ又はメインメモリに存在することもできる。少なくとも部分的に、コンピュータプログラムが構成されたコンピュータ可読記憶媒体として、較正方法を実施することもでき、記憶媒体は、コンピュータに、特定の予め定義された様式でコンピュータを動作させ、本明細書に記載の機能を実行させるように構成される。
他の実施形態も以下の特許請求の範囲内にある。

Claims (33)

  1. レンズ部及び平坦平行部を含む透明光学要素を評価する方法であって、前記レンズ部は、少なくとも1つの曲面を含み、前記平坦平行部は、対向する第1の表面及び第2の表面を含む、前記方法において、
    光軸を有する対物レンズを備えた光学機器に対して前記透明光学要素を位置決めすることであって、前記透明光学要素の第1の面は、前記対物レンズに面している、前記透明光学要素を位置決めすること、
    前記対物レンズと透明光学要素との相対位置を光軸に沿って走査しながら、測定光を前記対物レンズを介して前記透明光学要素に向けること、
    前記第1の面が前記対物レンズに面している間に前記平坦平行部の第1の表面の少なくとも1つの位置から反射された測定光を検出すること、
    前記第1の面が前記対物レンズに面している間に前記第1の表面の少なくとも1つの位置に対応する位置において前記平坦平行部の第2の表面から反射される測定光を検出すること、
    前記平坦平行部についての情報を決定することであって、前記平坦平行部の第1の表面から反射された検出した測定光に基づいて、前記平坦平行部の第1の表面の高さプロファイルを決定すること、および前記平坦平行部の第2の表面から反射された検出した測定光に基づいて、前記平坦平行部の第2の表面の高さプロファイルを決定すること、を含む前記平坦平行部についての情報を決定すること
    前記平坦平行部についての情報に基づいて、前記透明光学要素が仕様要件を満たしているか否かを判断することによって前記透明光学要素を評価すること、を備える方法。
  2. 前記平坦平行部の第1の表面及び前記第2の表面の表面測定は、コヒーレンス走査干渉法を使用して実行される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記平坦平行部の第1の表面及び前記第2の表面の表面測定は、共焦点顕微鏡法を使用して実行される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記平坦平行部についての情報は、
    前記平坦平行部の物理的な厚さプロファイル又は光学厚さプロファイルを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記平坦平行部についての情報は、
    前記透明光学要素を形成する材料の屈折率についての情報を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記屈折率についての情報は、前記材料の群屈折率を含む、請求項に記載の方法。
  7. 前記屈折率についての情報は、前記材料の位相指数を含む、請求項に記載の方法。
  8. 前記屈折率についての情報は、
    前記平坦平行部の異なる位置間の屈折率の変動についての情報を含む、請求項に記載の方法。
  9. 前記屈折率についての情報は、
    前記透明光学要素を形成する材料の複屈折についての情報を含む、請求項に記載の方法。
  10. 前記透明光学要素を支持する固定具上の参照特徴から反射される測定光を検出すること、
    前記参照特徴からの検出光に基づいて、前記参照特徴についての情報を特定すること、を更に備える請求項1に記載の方法。
  11. 前記参照特徴から反射される測定光は、前記平坦平行部の第1の表面の少なくとも1つの位置に対応する位置から反射される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記測定光は、前記参照特徴から反射される前及び後、前記透明光学要素により伝送される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記透明光学要素は、前記参照特徴から反射される測定光の経路上にない、請求項11に記載の方法。
  14. 前記平坦平行部の第1の表面の前記少なくとも1つの位置に対応する位置とは異なる第2の位置において、前記固定具から反射される測定光を検出することを更に備える請求項11に記載の方法。
  15. 前記測定光は、第1の偏光について検出され、その後、前記第1の偏光とは異なる第2の偏光について検出される、請求項1に記載の方法。
  16. 前記透明光学要素を評価することは、
    前記平坦平行部についての情報に基づいて、前記レンズ部の寸法又は光学特性についての情報を推測することを含む、請求項1に記載の方法。
  17. 前記平坦平行部は、前記透明光学要素の傾斜制御インターロックである、請求項1に記載の方法。
  18. 前記レンズ部の少なくとも1つの曲面は、非球面である、請求項1に記載の方法。
  19. 前記レンズ部は、第1の曲面に対向する第2の曲面を含む、請求項1に記載の方法。
  20. 前記レンズ部についての情報は、前記レンズ部を形成する材料の複屈折についての情報を含む、請求項1に記載の方法。
  21. 前記レンズ部についての情報は、前記レンズ部を形成する材料の屈折率の変動についての情報を含む、請求項1に記載の方法。
  22. 前記平坦平行部は、前記レンズ部の周縁に配置される、請求項1に記載の方法。
  23. 光学組立体を形成する方法であって、
    請求項1に記載の方法を使用して、透明光学要素についての情報を決定することであって、前記透明光学要素はレンズである、前記決定すること、
    前記レンズをバレル内の1つ又は複数の他のレンズに対して固定して、前記光学組立体を形成すること、を備える方法。
  24. 前記光学組立体をセンサに対して固定して、デジタルカメラのモジュールを提供することを更に備える請求項23に記載の方法。
  25. レンズ部及び平坦平行部を備える透明光学要素についての情報を決定するシステムであって、前記レンズ部は、少なくとも1つの曲面を含み、前記平坦平行部は、対向する第1の表面及び第2の表面を含む、前記システムにおいて、
    前記透明光学要素を支持するための固定具と、
    光源、検出器、及び光軸を有する対物レンズを含む複数の光学要素を備える光学機器であって、前記第1の表面が前記対物レンズに面している状態で前記透明光学要素が前記固定具により支持される場合、前記複数の光学要素は、光を前記光源から前記透明光学要素に向け、前記透明光学要素から反射される光を前記検出器に向けるように配置される、前記光学機器と、
    前記検出器と通信する電子コントローラと、を備え、
    前記電子コントローラは、
    前記システムに、前記第1の表面が前記対物レンズに面している状態で前記光軸に沿って前記対物レンズと前記透明光学要素との相対位置を走査させ、
    前記検出器に、前記走査において前記第1の表面および第2の表面から反射された光を検出させ、
    前記平坦平行部の第1の表面及び第2の表面の対応する位置から検出される光に基づいて、前記平坦平行部についての情報を決定するようにプログラムされ、
    前記電子コントローラは、
    前記平坦平行部の第1の表面から反射された検出した測定光に基づいて、前記平坦平行部の第1の表面の高さプロファイルを決定すること、および前記平坦平行部の第2の表面から反射された検出した測定光に基づいて、前記平坦平行部の第2の表面の高さプロファイルを決定することによって、前記平坦平行部についての情報を決定するようにプログラムされる、システム。
  26. 前記光学機器は、光学面積表面トポグラフィ機器である、請求項25に記載のシステム。
  27. 前記光学面積表面トポグラフィ機器は、コヒーレンス走査干渉計である、請求項26に記載のシステム。
  28. 前記光学面積表面トポグラフィ機器は、共焦点顕微鏡である、請求項26に記載のシステム。
  29. 前記固定具は、前記光学機器からの前記光の経路に配置される参照特徴を含む、請求項25に記載のシステム。
  30. 前記参照特徴は、平面反射器である、請求項29に記載のシステム。
  31. 前記固定具は、前記透明光学要素を前記参照特徴からある距離の箇所に位置決めするスタンドを含む、請求項29に記載のシステム。
  32. 前記光学機器は、前記光源からの光を偏光するように構成される偏光モジュールを含む、請求項25に記載のシステム。
  33. 前記偏光モジュールは、前記光源からの光を直交偏光状態で選択的に偏光するように構成される、請求項32に記載のシステム。
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