JP6542142B2 - X線撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、X線を用いて人体の内部を撮影するX線撮影装置に係り、より詳しくは、被験者を立たせた状態で撮影する立位型の撮影と、被験者を寝かせた状態で撮影する臥位型の撮影の双方を可能としたX線撮影装置に関する。
従来から、X線を用いて人体の内部を撮影するX線撮影装置が医療分野で広く用いられており、このX線撮影装置には、被写体である被験者を立たせた状態で撮影する立位型や、被写体である被験者を撮影台上に寝かせた状態で撮影する臥位型がある。
ここで、立位型のX線撮影装置について図面を参照して説明すると、図8は、立位型のX線撮影装置を示した図であり、図において51が立位型のX線撮影装置である。
そして、この立位型のX線撮影装置51は、支柱53に支持された受像部52を有しており、受像部52には、撮影用フィルムが収容されたカセッテや、撮像素子等が収容された受光体が、挿抜自在に収容されている。
また、受像部52は、モーターや、カウンターバランス機構等のバランサー装置によって、支柱53に対して昇降自在とされており、任意の位置で固定可能としている。
そして、この立位型のX線撮影装置51で患者等のX線撮影を行う際には、受像部52に対向した被験者の後方に配置したX線放射装置からX線を照射することで、X線が、被験者を透過して、被験者の体内を撮影用フィルムや撮像素子等に可視化する。
一方、図9は臥位型のX線撮影装置を示した図であり、図において61が臥位型のX線撮影装置である。そして、臥位型のX線撮影装置61は、撮影用テーブル62と、撮影用テーブル62を支えて、かつ上下方向に駆動する昇降駆動部63を有しており、昇降駆動部63の上部に設けられた昇降板64の上面には、図示されていないが、X方向に自由に移動できるX方向支え台と、該X方向支え台上においてY方向に自由に移動できるY方向支え台が設けられ、Y方向支え台に撮影用テーブル62が固定されている。
また、前記昇降駆動部63の周囲は蛇腹で覆われており、その内部には、昇降板64と下部の基板間に、パンダグラフ機構のような昇降板64を上下するための機構が内蔵されている。
更に、昇降板64の中央には、撮影用フィルムが収容されたカセッテや撮像素子等が収容された受光体65が配置されており、X線撮影の際には、天井方向からX線放射装置が垂下され、このX線放射装置から放射されたX線が、撮影用テーブル62上に仰臥あるいは横臥した被験者を透過し、撮影用フィルムや撮像素子等に被験者の内部を可視化する。
特開2005−349060号公報 特開2015−019844号公報 特開2011−104029号公報 特開2010−220817号公報 特開2010−187862号公報 特開2003−024313号公報 特開2000−350718号公報
このように、従来のX線撮影装置では、被験者を立たせた状態で撮影する立位型と、被験者を撮影台上に寝かせた状態で撮影する臥位型があり、診断等のためにはこの立位型と臥位型の双方のX線撮影装置を備えることが好ましい。即ち、従来の立位型のX線撮影装置では、受像部が胸部撮影に適したものが多く比較的小さいために、全身撮影を行うことが出来ない場合が多いために、立位型のX線撮影装置の他に臥位型のX線撮影装置を備えることは好ましい。
しかし、X線撮影装置を設置するレントゲン室の広さ等によっては、立位型及び臥位型の双方を配置することができない場合が考えられる。特に、立位型のX線撮影装置はX線照射機がX線撮影装置の後方側に配置される一方、臥位型のX線撮影装置はX線照射機が撮影用テーブルの上方に配置されるため、立位型のX線撮影装置と臥位型のX線撮影装置でX線照射機を兼用できず、そのために広いスペースが必要であるため、レントゲン室のスペースが狭い場合には、立位型及び臥位型の双方を配置することができないとともに、立位型及び臥位型の双方を配置すると、コストがかかってしまうという問題点も指摘できる。
そこで、本発明は、立位型の撮影と臥位型の撮影の双方を可能とすることで、レントゲン室のスペースを取らずにコストを抑えることも可能である撮影装置を提供することを課題としている。
本発明のX線撮影装置は、
立位型の撮影と臥位型の撮影の双方を可能にしたX線撮影装置であって、
基台部と、該基台部に装着された支柱と、脱着自在のドックとを具備した本体部と、
該本体部に昇降自在に支持された駆動部と、
該駆動部に支持された撮影用テーブルと、を具備し、
前記駆動部は、垂直角度方向へ回動する第1アームと、
該第1アームに垂直角度方向へ回動自在に連結された第2アーム回転軸と、
該第2アーム回転軸に連結されて第2アーム回転軸の回転とともに垂直角度方向へ回動する第2アームと、
前記駆動部に固定された固定プーリーと、
前記第2アーム回転軸に固定されて第2アーム回転軸とともに回動する回転プーリーと、
前記固定プーリーと回転プーリー間に巻き掛けられた第2アーム旋回ベルトと、
前記第2アームに回動自在に連結された、前記撮影用テーブルが装着される旋回テーブルと、を具備して、
前記第1アームを回動することで、前記第2アームが第1アームと逆方向に回動し、それにより前記撮影用テーブルの垂直角度を調節自在とし、
前記撮影用テーブルは、前記旋回テーブルに装着されることで、旋回テーブルの回動とともに旋回テーブルの回動と同じ方向へ回動し、前記第2アームの回動に伴って垂直角度を調節自在にするとともに90度で固定可能にし、更に、被験者の全身撮影を行うことを可能にしているとともに、臥位での撮影の際にはその上に被験者を寝かせた状態での撮影を行うこととしており、
前記ドックは、床に固定可能であるとともに、前記本体部の背面部分に形成した係合溝に係合する係合突起を有して、床に固定した状態で係合突起を係合溝に係合して本体部2をドックに固定することで、X線撮影装置を定位置に戻すことを可能にした、ことを特徴としている。
本発明のX線撮影装置では、本体部に駆動部が昇降自在に支持されているとともに、この駆動部には、撮影用テーブルが支持されている。そして、撮影用テーブルは、回動自在であるとともに、垂直角度を調節自在とし、90度で固定可能にして、前記駆動部に支持されている。
そのために、本発明のX線撮影装置では、撮影用テーブルを本体部の正面と平行状態にすることで立位での撮影が可能となるとともに、撮影用テーブルを本体部の正面と垂直方向にすることで臥位での撮影が可能となる。従って、本発明のX線撮影装置のみで、レントゲン室のスペースを取らずに、またコストを抑えながら、立位型の撮影と臥位型の撮影の双方が可能となる。
本発明のX線撮影装置の斜視図であり、撮影用テーブルを立位型にした状態を示している。 本発明のX線撮影装置の斜視図であり、撮影用テーブルを臥位型にした状態を示している。 本発明のX線撮影装置の斜視図であり、グリップを説明するための図である。 本発明のX線撮影装置の実施例において本体部の底面を示す図である。 本発明のX線撮影装置の実施例におけるドックを説明するための図である。 本発明のX線撮影装置の実施例における駆動部を説明するための図である。 本発明のX線撮影装置の実施例における駆動部を説明するための図である。 一般的な立位型のX線撮影装置を説明するための図である。 一般的な臥位型のX線撮影装置を説明するための図である。
本発明のX線撮影装置は本体部を有しており、この本体部は、基台部と、この基台部に装着された支柱と、脱着自在のドックを具備している。
また、本体部には、昇降自在にして駆動部が支持されており、この駆動部には撮影用テーブルが支持されている。そして、撮影用テーブルは、回動自在であるとともに、垂直角度を調節自在にしており、更に、垂直角度を90度で固定可能にして、駆動部に支持されている。即ち、駆動部は、垂直角度方向へ回動する第1アームと、この第1アームに垂直角度方向へ回動自在に連結された第2アーム回転軸と、この第2アーム回転軸に連結されて第2アーム回転軸の回転とともに垂直角度方向へ回動する第2アームと、駆動部に固定された固定プーリーと、第2アーム回転軸に固定されて第2アーム回転軸とともに回動する回転プーリーと、固定プーリーと回転プーリー間に巻き掛けられた第2アーム旋回ベルトとを具備するとともに、第2アームには、撮影用テーブルが装着される旋回テーブルを回動自在に連結し、第1アームを回動することで、第2アームが第1アームと逆方向に回動し、それにより撮影用テーブルの垂直角度を調節自在にしており、撮影用テーブルは、前記旋回テーブルに装着されることで、旋回テーブルの回動とともに旋回テーブルの回動と同じ方向へ回動し、前記第2アームの回動に伴って垂直角度を調節自在にするとともに90度で固定可能にし、更に、被験者の全身撮影を行うことを可能にしているとともに、臥位での撮影の際にはその上に被験者を寝かせた状態での撮影を行うこととしている。また、ドックは、床に固定可能であるとともに、本体部の背面部分に形成した係合溝に係合する係合突起を有しており、床に固定した状態で係合突起を係合溝に係合して本体部2をドックに固定することで、X線撮影装置を定位置に戻すことを可能にしている。
ここで、撮影用テーブルは、X線により感光する撮影用フィルムを収容するカセッテや、撮像素子等の、被写体を透過したX線を可視化することで被写体の内部を撮影するための受光体を出し入れ自在に内蔵可能にするとよい。
なお、ここでの撮像素子とは複数の画素が2次元的に配置されており、X線の露光により蛍光を発するシンチレータと組み合わせて用いられる、いわゆる間接変換型のFPD(Flat Panel Detector)や、センサーにアモルファスセレン等を採用し、X線を直接電気信号に変えるいわゆる直接変換型のFPDを含む。
また、ここで内蔵されるカセッテや撮像素子は、複数枚のカセッテや撮像素子を並べて用いることが可能である。このように、複数枚を用いることで、大面積のカセッテや撮像素子を作成する場合に比べてコストを削減することが可能である。
更に、カセッテや撮像素子等の受光体を内蔵可能な受光部を、挿抜自在にして撮影用テーブルに収容可能とすることで、使用者が所有しているカセッテや撮像素子を利用することも可能である。
また、支柱内に上下方向に配置したネジ軸と、駆動部に備えた、ネジ軸に沿って上下方向へ移動するナットとを具備したボールネジを用いて、駆動部を本体部に上下動自在に支持するとよく、これにより、容易に撮影用テーブルを上下方向へ昇降させることが可能である。
更にまた、本体部に車輪を具備するとよく、これにより、本体部を移動することが可能である。
また、本体部に脱着自在のドックを本体部に備えるとよく、これにより、本体部を定位置にすることが可能である。
更に、駆動部に第1アーム回転軸を備えるとともに、この第1アーム回転軸に第1アーム回転軸を連結し、第1アーム回転軸を回動することで、第1アームを垂直角度方向へ回動自在にするとよく、これにより、第1アームの回動を容易にすることが可能である。
本発明のX線撮影装置の実施例について図面を参照して説明すると、図1乃至図3は本実施例のX線撮影装置の斜視図である。そして、図において1が本実施例のX線撮影装置であり、図において2は本体部である。
即ち、本実施例のX線撮影装置1は本体部2を有しており、前記本体部2は、基台部3と、この基台部3に装着された支柱4を具備している。そして、この前記支柱4には駆動部5が、昇降自在に支持されている。
また、前記駆動部5には撮影用テーブル6が支持されており、この撮影用テーブル6は、被写体を透過したX線を可視化することで被写体の内部を撮影するための受光部8を挿抜自在に収容可能としている。即ち、前記撮影用テーブル6には挿入口7が形成されており、この挿入口7を介して、受光部8を挿抜自在に収容可能としている。そして、受光部8には、X線により感光する撮影用フィルムを収容するカセッテや撮像素子等の受光体を内蔵可能としている。このように、本実施例のX線撮影装置では、受光部8を撮影用テーブル6に挿抜自在に収容可能としているとともに、受光部8には、カセッテや撮像素子等を内蔵可能としているために、使用者が所有しているカセッテや撮像素子を利用可能である。
なお前述したように、ここでの撮像素子とは複数の画素が2次元的に配置されており、X線の露光により蛍光を発するシンチレータと組み合わせて用いられる、いわゆる間接変換型のFPD(Flat Panel Detector)や、センサーにアモルファスセレン等を採用し、X線を直接電気信号に変えるいわゆる直接変換型のFPDを含む。
また、ここで内蔵されるカセッテや撮像素子は、1枚に限定されるものではなく、複数枚のカセッテや撮像素子を並べて用いることも可能である。このように、複数枚を用いることで、大面積のカセッテや撮像素子を作成する場合に比べてコストを削減することが可能である。
更に、前述したように、本実施例のX線撮影装置では、受光体を内蔵した受光部8を挿抜自在に収容可能としているが、受光部8は本発明の必須の構成要素ではなく、前記駆動部5に撮影用テーブル6が支持されていれば良い。
そして、前記撮影用テーブル6は、長方形状であり、前記本体部2の正面に沿って回動自在であるとともに、垂直角度を調節自在にして前記駆動部に支持されている。即ち、前記撮影用テーブル6は、ピポット機能とチルト機能を有している。また、前記本体部2の正面に沿って回動した際には任意の位置で固定可能である。
そのために、本実施例のX線撮影装置1における前記撮影用テーブル6では、立位型のX線撮影を行う場合には、撮影用テーブル6を昇降することで、被験者の身長に合わせて高さを調節可能であるとともに、被験者の全身撮影を行うこともできる。また、被験者の側部の全身を撮影するときには、撮影用テーブル6を任意の角度に回動することで、被験者の腰が曲がっている等でもその状態に対応することが可能である。
また、撮影用テーブル6を長手方向が左右側にむくように横向きに回動するとともに、下降させ、更に撮影用テーブル6の垂直角度を90度回動し、撮影用テーブル6を上向きにすることで、臥位による撮影を行うことも可能である。立位型の撮影用にした状態を示す図が図1で、撮影用テーブル6を臥位用に展開させた状態を示す図が図2である。なお、撮影用テーブルは必ずしも長尺状にする必要はなく、正方形状であってもよい。また、図1、2、3にも示されるように、本実施例においては前記支柱の上部側面に操作スイッチ群を具備しているが、スイッチ群の配置箇所は特に限定されない。
次に、前記駆動部5の昇降方法について説明すると、図6及び図7は前記駆動部5を説明するための図であり、図において4が、本体部2における支柱4の部分で一部を示している。また、図2において5が駆動部であり、本実施例において前記駆動部5は、ボールネジによって、前記本体部2に昇降自在に支持されている。
即ち、図6、7において前記支柱4内にはボールネジのネジ軸9が上下方向に向けて装着されている。そして、前記駆動部5には、前記ネジ軸9を回動することで前記ネジ軸9に沿って上下方向へ移動するボールネジのナット(図示せず)が、具備されており、これにより、ネジ軸9の回動によって、駆動部5を昇降自在としている。なお、図において10はネジ軸9を回動するための昇降用モーターである。但し、本発明においては駆動部5の昇降方法は特に限定されず、必ずしもボールネジによって昇降自在にする必要はない。従って、例えば、カウンターウェイトを用いたカウンターバランス機構や、スプリングバランサー等のバランサー装置を用いたバランス機構を用いて駆動部を昇降自在にしてもよく、あるいは、チェーンやワイヤーで駆動部を支持するとともに、モーターを用いてチェーン、ワイヤーを上下方向に移動することで、駆動部を昇降自在にしても良い(特開2014−124396号発明参照)。
次に、前記駆動部5の構成について図6及び図7を参照にして説明すると、本実施例において前記駆動部5は、一対の第1アーム11を有しており、この第1アーム11は、垂直角度方向へ回動自在としている。即ち、本実施例において前記駆動部5は、アーム旋回用モーター12を有しており、一方、ギヤボックス13内にはウォームギヤが収納され、ギヤボックス13内において前記ウォームギヤのウォームホイールには、第1アーム回転軸が連結されており、この第1アーム回転軸に、前記第1アーム11が連結されている。
そして、前記アーム旋回用モーター12とウォームギヤはプーリー及びベルト15によって連結されており、アーム旋回用モーター12を駆動することで、プーリー及びベルト15を介してウォームギヤのウォームを回転させ、それにより、ウォームホイールを介して第1アーム回転軸を回動して、前記第1アーム11を垂直角度方向へ回動自在としている。
次に、前記一対の第1アーム11間には、第2アーム回転軸16が、回動自在に配置されており、この第2アーム回転軸16には、第2アーム回転軸16の回動とともに回動する回転プーリー17が固定されている。
そして、前記第2アーム回転軸16の両端側には、一対の第2アーム18が連結されており、この第2アーム18は、第2アーム回転軸16の回動とともに回動することとしている。
更に、前記第2アーム18の先端部分には略円板状の旋回テーブル19が連結されている。そして、この旋回テーブル19は、回動自在とされており、更に、旋回テーブル19の上面には、前記撮影用テーブル6が、脱着自在にして、装着されることとしており、これにより、撮影用テーブル6は前記本体部2の正面に沿って回動自在としている。なお、旋回テーブル19は必ずしも略円盤状である必要は無く、上面に撮影用テーブル6を脱着自在に装着可能であればいずれの形状でも良い。
一方、前記駆動部5には固定プーリー20が、回動不能に固定されており、この固定プーリー20と前記回転プーリー17間には、第2アーム旋回ベルト21が巻き掛けられている。そしてこれにより、アーム旋回用モーター12を駆動して第1アーム11を回動することで、撮影用テーブル6の垂直角度を調節可能としているとともに、撮影用テーブル6の垂直角度を90度で固定することを可能としている。
即ち、第1アーム11の先端側が上方に向いており、第2アームの先端側が下方に向いており、撮影用テーブル6は上面が正面側に向いており立位型撮影を可能にしている状態において、第1アーム11を、その先端側が下降する方向に回動すると、固定プーリー20が駆動部5に固定されており第2アーム旋回ベルト21は長手方向へ移動しないために、回転プーリー17は、第2アーム18が第1アーム11と逆方向へ回動するように回転しながら、第2アーム旋回ベルト21内をころがるようにして移動する。そうすると、第2アーム18の先端側が上方へ回動し、それにより、旋回テーブル19の上面が上方へ向いていき、撮影用テーブル6が上向きになり、臥位型の撮影が可能になる。従って、本実施例のX線撮影装置1では、立位での撮影と臥位での撮影を容易に切り替えて行うことが可能である。
なお、前述の構成を採用する場合でもあっても、即ち、垂直角度方向へ回動自在の一対の第1アーム11と、この一対の第1アーム11間に回動自在に配置した第2アーム回転軸16と、第2アーム回転軸16に固定し、第2アーム回転軸16の回動とともに回動する回転プーリー17と、第2アーム回転軸16の両端側に固定した一対の第2アーム18及び第2アーム18の先端部分に連結した旋回テーブル19を具備した構成の駆動部を採用した場合であっても、必ずしも、アーム旋回用モーター12を用いて第1アーム11を回動する必要はなく、手動で第1アーム11を回動する構成にしてもよい。
また、前記旋回テーブル19を回動自在にし、これにより撮影用テーブル6を回動自在にする方法は特に限定されないが、本実施例においては、図示を省略するが、前記第2アーム18の先端部にプレートを取り付けており、このプレートに旋回ベアリングを取り付け、この旋回ベアリングに前記旋回テーブル19を取り付け、この旋回テーブル19に撮影用テーブル6を取り付けることで、撮影用テーブル6を回動自在にしている。また本実施例では、前記旋回テーブル19にリングギアを取り付けて、このリングギアに、電磁ブレーキを組み込んだ小ギアを噛み合わせている。そしてこれにより、操作ボタンを押して電磁ブレーキを解除させた状態で、撮影用テーブル6を手動で回動し、目的の角度になったときに、操作ボタンを離すことで電磁ブレーキを作動させ、これにより、撮影用テーブル6を任意の角度位置で固定可能としている。
次に、図4は前記本体部2を底面から示した図であり、図において22は移動用の車輪である。即ち、本実施例のX線撮影装置1では、本体部2の底部に移動用の車輪22を一対個備えており、これにより、所望する位置へX線撮影装置1を移動可能としている。即ち、立位でのX線撮影の場合には被験者の後方からX線を照射し、一方臥位でのX線撮影の場合には被験者の上方からX線を照射するために、X線撮影装置の位置を固定した場合には、被験者に正確にX線を照射することができない場合がある。しかし、本実施例のX線撮影装置では、移動用の車輪22を備えており、所望する位置へ移動可能としているため、被験者に正確にX線を照射することができる位置へ移動することができる。
次に、図1乃至3において23はドックであり、図5は、ドック23を示す斜視図である。即ち、本実施例において前記本体部2は、ドック23を具備している。そして、ドック23は、図5に示すように係合突起24を有しており、一方本体部2の背面部分には、前記係合突起24が係合する係合溝(図示せず)が形成されており、前記係合突起24を係合溝に係合することで、本体部2をドック23に固定することが可能である。
従って、前記ドック23を床等に固定しておくことで、本実施例のX線撮影装置1を所望する位置へ移動した場合でも、定位置に戻すことが可能であり、撮影を行うたびごとにX線照射機との距離の調整を行う必要が不要になる。即ち、前述したように、立位でのX線撮影の場合には被験者の後方からX線を照射し、一方臥位でのX線撮影の場合には被験者の上方からX線を照射するために、本実施例のX線刷絵装置では、立位での撮影の後に臥位での撮影を行い、あるいはその逆に臥位での撮影の後に立位での撮影を行う場合には、そのたびに、確実に被験者にX線が照射されるように装置の位置を調整する必要がある。しかしながら、例えば、本体部2をドック23に固定した状態の装置の位置を、立位による撮影を行うための定位置としておき、臥位による撮影の場合には、撮影用テーブル6がX線照射機の下方に位置する箇所まで装置を移動するとした場合には、装置を移動して臥位による撮影を行った後に、装置を移動して本体部2をドック23に固定して定位置に戻すことで、位置の調整を行うことなく、そのまま立位による撮影を行うことが可能となる。従って、本実施例のX線撮影装置では、撮影準備が容易である。なお、図1乃至4において25は、本実施例のX線撮影装置1を所望する位置へ移動する場合に使用する移動用のグリップであり、このグリップ25は、通常は下方に向いており、使用する際には、図3に示すように、正面側に回動して使用する。
次に、このように構成される本実施例のX線撮影装置1の作用について説明すると、本実施例のX線撮影装置で被験者のX線撮影を行う場合にはまず、撮影の準備として、X線により感光する撮影用フィルムを収容するカセッテや撮像素子等の受光体を1又は複数枚、受光部8に内蔵するとともに、この受光部8を撮影用テーブル6に収容する。そして、立位でのX線撮影を行う場合には、図1に示すように、撮影用テーブル6の上面を正面側に向け、被験者の体型に合わせて撮影用テーブル6の上下位置を調整して、更に、被験者の側部を撮影する場合において被験者の腰が曲がっている等の理由で撮影用テーブル6を垂直方向にした場合には正確に撮影できないときは、撮影用テーブル6を任意の角度に回動する。そして、撮影用テーブル6の正面に被験者を立たせた状態で、後方から被験者に向けてX線を照射する。そうすると、照射されたX線が被験者を透過して、それにより、被験者の体内を撮影用フィルムや撮像素子等に可視化することが可能となる。なおこの状態においては、第1アーム11は先端側が上方に向いており、第2アーム18は先端側が下方に向いている。
次に、この状態で被験者の臥位を撮影するときは、撮影用テーブル6を90度回動して横向きにするとともに、駆動部5を下降させる。そして更に、前述したように、前記第1アーム11の先端側が下降する方向に回動するように、前記アーム旋回用モーター12を駆動する。
そうすると前述したように、第2アーム旋回ベルト21内をころがるようにして、第2アーム18が第1アーム11と逆方向へ回動するように回転しながら移動し第2アーム18の先端側が上方へ回動する。そしてそれにより、旋回テーブル19の上面が上方へ向いていき、図2に示すように撮影用テーブル6が上向きになり、臥位での撮影が可能になる。そして、撮影用テーブル6の上に被験者を寝かせた状態で、上方から被験者に向けてX線を照射することで、被験者の体内を撮影用フィルムや撮像素子等に可視化することが可能となる。この状態においては、第1アーム11は先端側が斜め下方に向いており、第2アーム18は水平状態である。そして、この状態において、前記アーム旋回用モーター12を前記と逆方向に回動することで、第1アーム11の先端側を上方に向けるとともに、第2アーム18の先端側を下方に向け、図1に示すように、撮影用テーブル6を正面側に向け、被験者の立位の撮影を可能にすることができる。
このように、本実施例のX線撮影装置では、レントゲン室のスペースを取らずに、またコストを抑えながら、立位型のX線撮影と臥位型のX線撮影の双方が可能であるとともに、このとき、前述したように、立位での撮影と臥位での撮影を容易に切り替えて行うことが可能である。
また、本実施例のX線撮影装置では、移動用の車輪を備えており、任意の位置へ移動可能であるとともに、ドックを備えているために、所望する位置へ移動した場合でも、X線撮影装置を定位置に戻すことが可能であり、撮影準備が容易である。
更に、本実施例のX線撮影装置では、前記撮影用テーブル6を脱着自在としているために、撮影用テーブルのみを所望する場所に持っていき、自由なテーブルとして使用することも可能である。
本発明は、立位状態及び臥位状態での被験者のX線撮影を行う可能性のあるX線撮影の全般に適用可能である。
1 X線撮影装置
2 本体部
3 基台部
4 支柱
5 駆動部
6 撮影用テーブル
7 挿入口
8 受像部
9 ネジ軸
10 昇降用モーター
11 第1アーム
12 アーム旋回用モーター
13 ギヤボックス
15 プーリー及びベルト
16 第2アーム回転軸
17 回転プーリー
18 第2アーム
19 旋回テーブル
20 固定プーリー
21 第2アーム旋回ベルト
22 移動用の車輪
23 ドック
24 係合突起
25 グリップ

Claims (5)

  1. 立位型の撮影と臥位型の撮影の双方を可能にしたX線撮影装置(1)であって、
    基台部(3)と、該基台部(3)に装着された支柱(4)と、脱着自在のドック(23)とを具備した本体部(2)と、
    該本体部(2)に昇降自在に支持された駆動部(5)と、
    該駆動部(5)に支持された撮影用テーブル(6)と、を具備し、
    前記駆動部(5)は、垂直角度方向へ回動する第1アーム(11)と、
    該第1アーム(11)に垂直角度方向へ回動自在に連結された第2アーム回転軸(16)と、
    該第2アーム回転軸(16)に連結されて第2アーム回転軸(16)の回転とともに垂直角度方向へ回動する第2アーム(18)と、
    前記駆動部(5)に固定された固定プーリー(20)と、
    前記第2アーム回転軸(16)に固定されて第2アーム回転軸(16)とともに回動する回転プーリー(17)と、
    前記固定プーリー(20)と回転プーリー(17)間に巻き掛けられた第2アーム旋回ベルト(21)と、
    前記第2アーム(18)に回動自在に連結された、前記撮影用テーブル(6)が装着される旋回テーブル(19)と、を具備して、
    前記第1アーム(11)を回動することで、前記第2アーム(18)が第1アーム(11)と逆方向に回動し、それにより前記撮影用テーブル(6)の垂直角度を調節自在とし、
    前記撮影用テーブル(6)は、前記旋回テーブル(19)に装着されることで、旋回テーブル(19)の回動とともに旋回テーブル(19)の回動と同じ方向へ回動し、前記第2アーム(18)の回動に伴って垂直角度を調節自在にするとともに90度で固定可能にし、更に、被験者の全身撮影を行うことを可能にしているとともに、臥位での撮影の際にはその上に被験者を寝かせた状態での撮影を行うこととしており、
    前記ドック(23)は、床に固定可能であるとともに、前記本体部(2)の背面部分に形成した係合溝に係合する係合突起(24)を有して、床に固定した状態で係合突起(24)を係合溝に係合して本体部(2)をドック(23)に固定することで、X線撮影装置を定位置に戻すことを可能にした、ことを特徴とするX線撮影装置。
  2. 前記撮影用テーブル(6)は、被写体を透過したX線を可視化することで被写体の内部を撮影するための1又は複数の受光体を出し入れ自在に内蔵可能としたことを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
  3. 前記駆動部(5)は、前記支柱(4)内に上下方向に配置したネジ軸(9)と、前記駆動部(5)に備えた、前記ネジ軸(9)に沿って上下方向へ移動するナットと、を具備したボールネジによって、前記本体部(2)に上下動自在に支持されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のX線撮影装置。
  4. 前記本体部(2)が移動用の車輪(22)を具備していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載にX線撮影装置。
  5. 前記第1アーム(11)は第1アーム回転軸に連結され、第1アーム回転軸を回動することで、第1アーム(11)を垂直角度方向へ回動することとしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載にX線撮影装置。
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