JP6540182B2 - ステータ鉄心、ステータおよび回転電機 - Google Patents

ステータ鉄心、ステータおよび回転電機 Download PDF

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Description

この発明は、回転電機のステータ鉄心、ステータおよび回転電機に関する。
回転電機のステータ鉄心は、磁束の変化で発生する渦電流による損失を低減するために、成形された円形鋼板が積層されて構成されている。円形鋼板の成形は、順送金型プレスで行われるのが一般的である。順送金型プレスとは、複数の工程を単一型内に等ピッチで順番に配置し、鋼板を順送りすることで上下に分かれた金型でプレス成形するものである。ステータ鉄心に用いられる円形鋼板は、ステータの内径およびスロット部が打ち抜かれた後に、最終工程においてステータ外径部が抜き落とされて成形される。ステータ鉄心としては、円形鋼板が外径部で抜き落とされると同時に積層され、さらにカシメ締結されてステータ鉄心が形成されている(特許文献1参照)。
国際公開第2006/120975号パンフレット(15−16頁、図15)
最終工程において円形鋼板の外径を抜き落とす従来の方法では、抜き落としの際に円形鋼板に曲がりが生じることでステータ鉄心のコアバック部となる円形鋼板の領域に広範囲に応力が残留する。その結果、残留応力の多い円形鋼板でステータ鉄心を構成した場合、鉄損が増加するためモータ効率が低下するという問題があった。抜き落としの際に鋼板の曲がりをなくすために、逆押え金型を用いる方法もあるが、逆押えの力が小さいと残留応力低減の効果は少なく、また逆押え金型はパンチと連動する必要があるため金型が複雑かつ大型化するという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、逆押えを用いることなく、円形鋼板の外径抜き落としによる残留応力の少ない回転電機のステータ鉄心を得ることを目的とする。
この発明に係るステータ鉄心は、
コアバック部と、コアバック部の内周側から径方向の内側に延び周方向に並べられたn個のティースとを備えた鋼板が積層された回転電機のステータ鉄心であって、
コアバック部の外周部を形成する外径部、鋼板の厚み方向に垂直な断面の形状が円弧状の第1外径部と鋼板の厚み方向に垂直な断面の形状が円弧状の第2外径部とで構成されており
n個のティースの内径端部および第1外径部の外径端部の鋼板の厚み方向におけるせん断面と破断面との並び順と、
第2外径部の外径端部の鋼板の厚み方向におけるせん断面と破断面との並び順とであり
第2外径部の外径端部から残留応力が分布する距離は、第1外径部の外径端部から残留応力が分布する距離よりも大きく、
第1外径部の少なくとも一つの中心角は、360°/nよりも大きく、かつ
第1外径部の中心角の総和を、第2外径部の中心角の総和よりも大きく、
回転電機のステータ鉄心は、積層された鋼板のカシメ部でカシメにより構成されており、カシメ部は、第2外径部の中心角の範囲内にあるコアバック部に設けられた
ものである。
この発明は、
n個のティースの内径端部および第1外径部の外径端部の円形鋼板の厚み方向におけるせん断面と破断面との並び順と、
第2外径部の外径端部の円形鋼板の厚み方向におけるせん断面と破断面との並び順とを逆とし、
第1外径部の少なくとも一つの中心角は、360°/nよりも大きく、かつ
第1外径部の中心角の総和を、第2外径部の中心角の総和よりも大きく
したので、
逆押えを用いることなく、円形鋼板の外径抜き落としによる残留応力の少ない回転電機のステータ鉄心を得ることができる。
この発明の実施の形態1における回転電機の横断面図である。 この発明の実施の形態1における回転電機の縦断面図である。 この発明の実施の形態1における円形鋼板の打ち抜き工程の模式図である。 この発明の実施の形態1における従来の円形鋼板の打ち抜き工程の模式図である。 この発明の実施の形態1における鋼板の打ち抜き工程の説明図である。 この発明の実施の形態1における鋼板の切断面の模式図である。 この発明の実施の形態1における円形鋼板の打ち抜き工程の説明図である。 この発明の実施の形態1におけるステータ鉄心の模式図である。 この発明の実施の形態2における円形鋼板の打ち抜き工程の工程図である。 この発明の実施の形態2におけるステータ鉄心の模式図である。 この発明の実施の形態3における円形鋼板の打ち抜き工程の工程図である。 この発明の実施の形態3におけるステータ鉄心の模式図である。 この発明の実施の形態4における円形鋼板の打ち抜き工程の工程図である。 この発明の実施の形態4におけるステータの模式図である。 この発明の実施の形態5における円形鋼板の打ち抜き工程の工程図である。 この発明の実施の形態5における打ち抜き領域の説明図である。 この発明の実施の形態5におけるステータの模式図である。 この発明の実施の形態6における鋼板の打ち抜き工程の説明図である。 この発明の実施の形態6における試験片の比較表である。 この発明の実施の形態6における各試験片の特性図である。 この発明の実施の形態6における円形鋼板の模式図である。 この発明の実施の形態6における各試験片の特性図である。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1に係る回転電機を模式的に示す横断面図である。図1において、回転電機1は、円環状のステータ2と、ステータ2の内側に微小なギャップを介して配置されステータ2に対して回転可能なロータ3と、ロータ3と一体となった回転軸(シャフト)4とで構成されている。
ステータ2は、円環状のコアバック部5とこのコアバック部5から径方向の内側に延び周方向に12個のスロット6で等間隔に区分けされたティース7とを有するステータ鉄心8、およびスロット6内に装着されたステータ巻線9で構成されている。ロータ3は、ロータ鉄心10およびこのロータ鉄心10に埋め込まれた8個の永久磁石11で構成されている。
図2は、本実施の形態に係る回転電機を模式的に示す縦断面図である。ステータ鉄心8とロータ鉄心10とは同じ高さであり、シャフト4はロータ鉄心10より突出している。ステータ巻線9は、ステータ鉄心8のティース7に巻き回されている。また、ステータ鉄心8は、図2に示すように、円環状の円形鋼板21が積層されて構成されている。円形鋼板21の形状は、図1に示すステータ2の横断面形状と同じである。また、同様にロータ鉄心10も円形鋼板が積層された構造である。
なお、本実施の形態では、ステータのスロット数を12、ロータの極数を8としているが、特に限定するものではない。また、ロータについては、ロータ鉄心内に永久磁石が埋め込まれた永久磁石埋め込み型ロータを用いているが、ロータ鉄心の表面に磁石を貼り付けた表面磁石型ロータでもよい。また、ロータ鉄心は円形鋼板が積層された構造としたが、必ずしも積層構造である必要はない。さらには、誘導機等の磁石を用いないロータでもよい。
初めにステータ鉄心8に用いられる円形鋼板21の加工方法について説明する。
図3は、本実施の形態におけるステータ鉄心8に用いられる円形鋼板の打ち抜き工程の模式図である。図3に示すように、鋼板31に対して第一工程から順次第四工程までの工程によって円形鋼板が形成される。図3において、斜線部はパンチによって抜き落とされる領域を示し、太線部がせん断加工を施している部分を示している。パンチは図3の紙面の表面側から紙面の裏面側に打ち抜くとする。
第一工程では、位置決め基準であるパイロット穴32と円形のステータの内径部33とが打ち抜かれる。第二工程では、スロット34が打ち抜かれる。第三工程では、円形鋼板の外周部のうち第1外径部35となる部分が打ち抜かれる。第四工程では、円形鋼板の外周部のうち第1外径部の残りとなる第2外径部36が打ち抜かれる。第三工程で打ち抜かれる第1外径部35の径と、第四工程で打ち抜かれる第2外径部36の径とは等しく設定されている。後述するように、このような工程で作製された円形鋼板においては、内径部33の切断面におけるせん断面から破断面への向きが同じとなる切断面をもつのが第1外径部35となり、その向きが逆となる断面をもつのが第2外径部36となる。
本実施の形態において、第1外径部の少なくとも一つの中心角は、360°/nよりも大きく、かつ第1外径部の中心角の総和は、前記第2外径部の中心角の総和よりも大きく設定している。
図4は、本実施の形態における比較のための従来のステータ鉄心8に用いられる円形鋼板21の打ち抜き工程の模式図である。図4に示すように、鋼板31に対して第一工程から順次第三工程までの工程によって円形鋼板が形成される。図4における斜線部や太線部は、図3と同様である。第一工程および第二工程は、図3で示した工程と同様である。第三工程において、円形鋼板の外周部41は一回の工程で全周が打ち抜かれる。
次に、打ち抜き加工における鋼板の変形について説明する。
図5は、プレス打ち抜き工程における鋼板の変形を説明する説明図である。図5(a)に示すように、鋼板51は、ダイ52に支えられ、鋼板51を介してダイ52と対向して設置される押さえ板53で押さえつけられており、パンチ54によって打ち抜かれる。ここで、ダイ52の上部にあり押さえ板53で押えられている鋼板51の部分を鋼板部材Aとし、パンチ54の下方にある鋼板51の部分を鋼板部材Bとする。
図5(b)に示すように、パンチ54が鋼板51に接触したあとに、パンチ54の刃先が鋼板51に押し込まれ鋼板51がパンチ54の刃先の下方に引き込まれることにより、鋼板51の切断面の上部に「だれ」呼ばれる部分が形成される。次に図5(c)に示すように、鋼板51へパンチ54の侵入が進むと切断面にせん断すべりが生じ、パンチ下方の鋼板部材Bはダイ52側に押し込まれ、ダイ上部の鋼板部材Aはパンチ54の周囲に押し出されることにより、切断面にはせん断面が形成される。その後、図5(d)に示すように、パンチ54にかかる荷重がせん断荷重を超えるとパンチ54の刃先近傍から亀裂が発生し、切断面には破断面が形成される。
図6は、本実施の形態における鋼板の切断面の模式図である。図6(a)は鋼板部材Aの切断面を表し、図6(b)は鋼板部材Bの切断面を表している。ここで、プレス打ち抜き工程における鋼板において、パンチ54に対向する側を表、ダイ52に対向する側を裏と定義する。図3および図4においては、紙面の表面側が表であり、図5および図6においては、上方側が表である。
鋼板部材Aの切断面では、せん断面61から破断面62への方向が鋼板表面から裏面方向となるのに対し、鋼板部材Bの切断面では、せん断面61から破断面62への方向が鋼板裏面から表面方向となり、鋼板部材Aと鋼板部材Bとでは切断面におけるせん断面と破断面との順番が逆になる。また、だれ63が形成される位置も逆になる。
また、鋼板部材Aはダイ52に支えられており、かつ押さえ板がある状態で打ち抜かれるため、打ち抜き時に曲げ応力は発生せず残留応力も比較的小さい。これに対して、鋼板部材Bはダイ52による支えがない状態で打ち抜かれるため、曲げ応力が発生し鋼板部材Aよりも広い範囲に残留応力が分布する。鋼板部材Aの残留応力は打ち抜き端面から板厚の半分程度の距離にまで分布するのに対し、鋼板部材Bの残留応力は打ち抜き端面から板厚の倍程度の距離にまで分布する。
図7は、本実施の形態に係る回転電機の円形鋼板21のプレス打ち抜き工程の説明図である。図7(a)は、図3のA−A’断面図、図7(b)は、図3のB−B’断面図、図7(c)は、図3のC−C’断面図である。図7において、円形鋼板21となる鋼板部材の部分は斜線で示している。
図7(a)に示すように、円形鋼板21の内径部となる端部の切断面では、せん断面から破断面への方向は鋼板表面から裏面となる(図6(a)参照)。図7(b)に示すように、円形鋼板21の第1外径部となる端部の切断面では、せん断面から破断面への方向は鋼板表面から裏面となる(図6(a)参照)。図7(c)に示すように、円形鋼板21の第2外径部となる端部の切断面では、せん断面から破断面への方向は鋼板裏面から表面となる(図6(b)参照)。
この結果、内径端部および第1外径部の外径端部の円形鋼板の厚み方向におけるせん断面と破断面との並び順と、第2外径部の外径端部の円形鋼板の厚み方向におけるせん断面と破断面との並び順とが逆となる。
つまり、内径端部および第1外径部の外径端部は、図6(a)で示した鋼板部材Aの切断面と同じである。図6で説明したとおり、鋼板部材Aはダイに支えられており、かつ押さえ板がある状態で打ち抜かれるため、内径端部および第1外径部の外径端部は、打ち抜き時に曲げ応力は発生せず残留応力も比較的に小さい。一方、第2外径部の外径端部は、図6(b)で示した鋼板部材Bの切断面と同じである。鋼板部材Bはダイによる支えがない状態で打ち抜かれるため、第2外径部の外径端部は曲げ応力が発生し、内径端部および第1外径部の外径端部よりも広い範囲に残留応力が分布する。
一方、図4で示した従来の円形鋼板の打ち抜き工程では、第三工程において、円形鋼板の外周部41は一回の工程で全周が打ち抜かれているので、円形鋼板の外周端部はすべて図6(b)で示した鋼板部材Bの切断面と同じとなる。その結果、円形鋼板の外周端部はすべて内径端部よりも広い範囲に残留応力が分布する。
このように、本実施の形態における円形鋼板は、内径端部および前第1外径部の外径端部の残留応力が、第2外径部の外径端部の残留応力より小さく、第1外径部の少なくとも一つの中心角は、360°/nよりも大きく、かつ第1外径部の中心角の総和は、第2外径部の中心角の総和よりも大きくしている。
図8は、本実施の形態に係るステータ鉄心の模式図である。ステータ鉄心8は、これまで説明した円形鋼板21が積層されて構成されている。円形鋼板21は、その第1外径部35および第2外径部36がそれぞれ重なるように積層されている。図8において、第1外径部を太線で、第2外径部を細線で示している。第1外径部の少なくとも一つの中心角αは、360°/nよりも大きく、かつ第1外径部の中心角αの総和は、第2外径部の中心角βの総和よりも大きくなっている。
このように構成されたステータ鉄心は、従来の円形鋼板の打ち抜き工程で作製された円形鋼板を用いた従来のステータ鉄心に比べてコアバック全周に残る円形鋼板の打ち抜き工程で生じる残留応力を少なくすることができる。その結果、逆押えを用いることなく、円形鋼板の外径抜き落としによる残留応力の少ない回転電機のステータ鉄心を得ることができる。
なお、本実施の形態において、円形鋼板を積層してステータ鉄心を構成する際に、円形鋼板の第1外径部および第2外径部がそれぞれ重なるように積層しているが、必ずしもそれぞれの外径部が重なる必要はない。ステータ鉄心の軸方向にスロットとティースとが形成できるのであれば、円形鋼板の第1外径部および第2外径部は積層方向に分布させてもよい。
実施の形態2.
図9は、実施の形態2に係る円形鋼板の打ち抜き工程の工程図である。図9に示すように、鋼板31に対して第一工程から順次第五工程までの工程によって円形鋼板21が形成される。図9において、斜線部はパンチによって抜き落とされる領域を示し、太線部がせん断加工を施している部分を示している。パンチは図9の紙面の表面側から紙面の裏面側に打ち抜くとする。
本実施の形態においては、実施の形態1の図3で示した円形鋼板21の打ち抜き工程の第三工程と第四工程との間にカシメ穴を加工する工程を追加したものである。図9において、第一工程では、位置決め基準であるパイロット穴32と円形のステータの内径部33とが打ち抜かれる。第二工程では、スロット34が打ち抜かれる。第三工程では、円形鋼板21の外周部のうち第1外径部35となる部分が打ち抜かれる。第四工程では、円形鋼板21の第1外径部35が打ち抜かれた部分のコアバック部以外のコアバック部にカシメ部となるカシメ穴37が加工される。第五工程では、円形鋼板の外周部のうち第1外径部の残りとなる第2外径部36が打ち抜かれる。第三工程で打ち抜かれる第1外径部35の径と、第四工程で打ち抜かれる第2外径部36の径とは等しく設定されている。なお、カシメ穴37は貫通孔ではなく、円形の凹部形状である。
本実施の形態において、第1外径部の少なくとも一つの中心角αは、360°/nよりも大きく、かつ第1外径部の中心角αの総和は、前記第2外径部の中心角βの総和よりも大きく設定している。
図10は、本実施の形態に係るステータ鉄心の模式図である。ステータ鉄心8は、これまで説明した円形鋼板21が積層されて構成されている。円形鋼板21は、その第1外径部35および第2外径部36がそれぞれ重なるように積層されている。図10において、第1外径部を太線で、第2外径部を細線で示している。また、カシメ穴37は、すべて第2外径部の中心角内のコアバック部5に設けられている。積層した円形鋼板21を一体化するカシメ加工はカシメ穴37で行われる。
このように構成された円形鋼板の打ち抜き工程で形成された円形鋼板においては、第2外径部のコアバック部5は第五工程であるステータ外径部打ち抜きによって既に残留応力が大きいので、カシメ加工による応力劣化の影響は小さい。一方、第1外径部のコアバック部は第三工程の打ち抜きによる残留応力の影響が小さいため、仮にカシメ穴37が、第1外径部の中心角内のコアバック部に設けられている場合はカシメ加工による応力劣化の影響が大きい。
本実施の形態のように、円形鋼板21のカシメ穴37がすべて第2外径部の中心角内のコアバック部5に設けられているので、カシメ加工時に発生する応力劣化を第2外径部に集中させることができ、残留応力の少ない第1外径部の応力劣化を抑えることができる。
また、このように構成されたステータ鉄心は、実施の形態1と同様に、従来の円形鋼板の打ち抜き工程で作製された円形鋼板を用いた従来のステータ鉄心に比べてコアバック全周に残る円形鋼板の打ち抜き工程で生じる残留応力を少なくすることができる。その結果、逆押えを用いることなく、円形鋼板の外径抜き落としによる残留応力の少ない回転電機のステータ鉄心を得ることができる。
実施の形態3.
図11は、実施の形態3に係る円形鋼板の打ち抜き工程の工程図である。図11に示すように、鋼板31に対して第一工程から順次第四工程までの工程によって円形鋼板21が形成される。図11において、斜線部はパンチによって抜き落とされる領域を示し、太線部がせん断加工を施している部分を示している。パンチは図11の紙面の表面側から紙面の裏面側に打ち抜くとする。
本実施の形態においては、実施の形態1の図3で示した円形鋼板21の打ち抜き工程と同様であるが、第三工程において円形鋼板21の外周部のうち第1外径部35の打ち抜き領域を回転非対称に設定したものである。それ以外の工程は、実施の形態1と同様である。このようにすることで、第1外径部の中心角αおよび第2外径部の中心角βの少なくとも一つは、他の第1外径部の中心角および他の第2外径部の中心角と異なるものとなる。
図12は、本実施の形態に係るステータ鉄心の模式図である。ステータ鉄心8は、これまで説明した円形鋼板21が積層されて構成されている。円形鋼板21は、その第1外径部35および第2外径部36がそれぞれ重なるように積層されている。図12において、第1外径部を太線で、第2外径部を細線で示している。本実施の形態のステータ鉄心8では、第1外径部の中心角αおよび第2外径部の中心角βの少なくとも一つは、他の第1外径部の中心角および他の第2外径部の中心角と異なっている。
通常、回転電機のステータのスロット数をQ、ロータの極数をPとした時に、ステータの磁気抵抗に|P±Q|次の回転対称性が生じた場合に、1回転当たりの脈動の数が極数と同一となるコギングトルク成分が発生する。例えば、円形鋼板の圧延方向と圧延直交方向の磁気特性の違い、打ち抜き時の工作誤差およびフレームに圧入する際の締め付け応力の分布等によって磁気抵抗の回転対称性が生じ、その回転対称性のステータの周方向における空間分布が|P±Q|次となった時に前述のコギングトルク成分が発生する。
本実施の形態のように、ステータ鉄心の第1外径部の中心角αおよび第2外径部の中心角βの少なくとも一つを、他の第1外径部の中心角および他の第2外径部の中心角と異なるように構成することで、ステータのコアバック部の応力劣化の回転対称性がなくなり、前述のコギングトルク成分の発生を抑制することができる。
なお、ステータの磁気抵抗に回転対称性が残る場合でも、回転対称性のステータの周方向における空間分布が|P±Q|次でなければよい。
また、このように構成されたステータ鉄心は、実施の形態1と同様に、従来の円形鋼板の打ち抜き工程で作製された円形鋼板を用いた従来のステータ鉄心に比べてコアバック全周に残る円形鋼板の打ち抜き工程で生じる残留応力を少なくすることができる。その結果、逆押えを用いることなく、円形鋼板の外径抜き落としによる残留応力の少ない回転電機のステータ鉄心を得ることができる。
実施の形態4.
図13は、実施の形態4に係る円形鋼板の打ち抜き工程の工程図である。図13に示すように、鋼板31に対して第一工程から順次第四工程までの工程によって円形鋼板21が形成される。図13において、斜線部はパンチによって抜き落とされる領域を示し、太線部がせん断加工を施している部分を示している。パンチは図13の紙面の表面側から紙面の裏面側に打ち抜くとする。
本実施の形態においては、実施の形態1の図3で示した円形鋼板21の打ち抜き工程と同様であるが、第三工程で打ち抜かれる第1外径部35の径よりも、第四工程で打ち抜かれる第2外径部36の径が大きく設定されている。このようにすることで、第1外径部の外径よりも第2外径部の外径が大きくなる。
図14は、本実施の形態に係るステータの模式図である。本実施の形態におけるステータ71は、ステータ鉄心8の外周部をフレーム72で固定したものである。フレーム72は、内部に円筒状の空洞が形成されており、この空洞部にステータ8が締め付けられて固定されている。
ステータ鉄心8は、これまで説明した円形鋼板21が積層されて構成されている。円形鋼板21は、その第1外径部35および第2外径部36がそれぞれ重なるように積層されている。図14において、第1外径部を太線で、第2外径部を細線で示している。第1外径部の少なくとも一つの中心角αは、360°/nよりも大きく、かつ第1外径部の中心角αの総和は、第2外径部の中心角βの総和よりも大きくなっている。また、第2外径部の外径は、第1外径部の外径よりも大きく設定されている。したがって、ステータ鉄心8とフレーム72とは、ステータ鉄心8の第2外径部がフレーム72の内周部と接触して固定されている。ステータ鉄心8の第1外径部とフレーム72の空洞部との間は空隙となる。
このように構成されたステータにおいては、ステータ鉄心8がフレーム72に締め付けられて固定される際に、残留応力の多い第2外径部で締め付けられ、残留応力の少ない第1外径部では締め付けられない。つまり、締め付け加工による応力は第2外径部のみにかかることになり、第1外径部は締め付け加工による応力劣化の影響を受けないので、残留応力の少ない部分の締め付け加工による応力劣化を防ぐことができる。
その結果、フレームを備えたステータにおいて、ステータ作製時の締め付け加工による応力劣化は残留応力の多い第2外径部に集中させることができ、残留応力の少ない第1外径部の応力劣化を回避できるので、このステータを用いた回転電機の効率が向上する。
また、このように構成されたステータは、実施の形態1と同様に、従来の円形鋼板の打ち抜き工程で作製された円形鋼板を用いた従来のステータに比べてコアバック全周に残る円形鋼板の打ち抜き工程で生じる残留応力を少なくすることができる。その結果、逆押えを用いることなく、円形鋼板の外径抜き落としによる残留応力の少ない回転電機のステータを得ることができる。
なお、本実施の形態において、円形鋼板を積層してステータ鉄心を構成する際に、円形鋼板の第1外径部および第2外径部がそれぞれ重なるように積層しているが、必ずしもそれぞれの外径部が重なる必要はない。ステータ鉄心の軸方向にスロットとティースとが形成できるのであれば、円形鋼板の第1外径部および第2外径部は積層方向に分布してもよい。第2外径部が積層方向に分布している場合、ステータ鉄心がフレームに締め付けられて固定される際に、フレームの空洞部と接触する第2外径部が積層方向に分布することになるので、ステータ鉄心の締め付け加工による応力劣化部分を軸方向に分散させることができる。
実施の形態5.
図15は、実施の形態4に係る円形鋼板の打ち抜き工程の工程図である。図15に示すように、鋼板31に対して第一工程から順次第四工程までの工程によって円形鋼板21が形成される。図15において、斜線部はパンチによって抜き落とされる領域を示し、太線部がせん断加工を施している部分を示している。パンチは図15の紙面の表面側から紙面の裏面側に打ち抜くとする。
本実施の形態においては、実施の形態1の図3で示した円形鋼板21の打ち抜き工程と同様であるが、第三工程で打ち抜かれる第1外径部35の径よりも、第四工程で打ち抜かれる第2外径部36の径が大きく設定されている。このようにすることで、第1外径部の外径よりも第2外径部の外径が大きくなる。また、第三工程にける第1外径部の外径を打ち抜く領域において、その打ち抜き領域の内径側の中心角に対して外径側の中心角が小さく設定されている。
図16は、第三工程における第1外径部の打ち抜き領域を示した説明図である。図16において、斜線部が打ち抜き領域75であるが、この打ち抜き領域75の内径側の中心角γに対して、外径側の中心角δが小さく設定されている。また、この第三工程の後の第四工程では、第2外径部36の径が第1外径部35の径よりも大きく設定されている。このような工程で得られた円形鋼板21では、第1外径部の中心角αと第2外径部の中心角βとの総和が360°を超えることになる。
図17は、本実施の形態に係るステータの模式図である。本実施の形態におけるステータ71は、ステータ鉄心8の外周部をフレーム72で固定したものである。フレーム72は、内部に円筒状の空洞が形成されており、この空洞部にステータ8が締め付けられて固定されている。
ステータ鉄心8は、これまで説明した円形鋼板21が積層されて構成されている。円形鋼板21は、その第1外径部35および第2外径部36がそれぞれ重なるように積層されている。図17において、第1外径部を太線で、第2外径部を細線で示している。第1外径部の少なくとも一つの中心角αは、360°/nよりも大きく、かつ第1外径部の中心角αの総和は、第2外径部の中心角βの総和よりも大きくなっている。また、第2外径部の外径は、第1外径部の外径よりも大きく設定されている。したがって、ステータ鉄心8とフレーム72とは、ステータ鉄心8の第2外径部がフレーム72の内周部と接触して固定されている。ステータ鉄心8の第1外径部とフレーム72の空洞部との間は空隙となる。さらには、第2外径部の外周部分は、第1外径部の外周部分の外側にはみ出るように伸びており、実施の形態4の図14に示したステータに比べて、第2外径部とフレームとの接触面積が拡大している。
このように構成されたステータ71においては、ステータ鉄心8がフレーム72に締め付けられて固定される際に、残留応力の多い第2外径部で締め付けられ、残留応力の少ない第1外径部では締め付けられない。つまり、締め付け加工による応力は第2外径部のみにかかることになり、第1外径部は締め付け加工による応力劣化の影響を受けないので、残留応力の少ない部分の締め付け加工による応力劣化を防ぐことができる。
その結果、フレームを備えたステータにおいて、ステータ作製時の締め付け加工による応力劣化は残留応力の多い第2外径部に集中させることができ、残留応力の少ない第1外径部の応力劣化を回避できるので、このステータを用いた回転電機の効率が向上する。
また、このように構成されたステータは、実施の形態1と同様に、従来の円形鋼板の打ち抜き工程で作製された円形鋼板を用いた従来のステータに比べてコアバック全周に残る円形鋼板の打ち抜き工程で生じる残留応力を少なくすることができる。その結果、逆押えを用いることなく、円形鋼板の外径抜き落としによる残留応力の少ない回転電機のステータを得ることができる。
さらには、第2外径部とフレーム72との接触面積が拡大するので、ステータ鉄心およびステータ巻線から発生する熱を効率よくフレーム側に逃がすことができ、回転電機をさらに高出力にすることができる。
実施の形態6.
実施の形態1で説明した円形鋼板の製造方法において、図6(a)に示した鋼板部材Aはダイに支えられており、かつ押さえ板がある状態で打ち抜かれるため、打ち抜き時に曲げ応力は発生せず残留応力も比較的小さい。これに対して、鋼板部材Bはダイによる支えがない状態で打ち抜かれるため、曲げ応力が発生し鋼板部材Aよりも広い範囲に残留応力が分布する。実施の形態6においては、鋼板部材Aの破断面における磁気劣化領域をさらに検討した結果、プレス打ち抜き工程において、磁気劣化領域をさらに抑制する条件を見出したものである。
図18は、実施の形態6におけるプレス打ち抜き工程における鋼板の変形を説明する説明図である。図18(a)に示すように、鋼板51は、ダイ52に支えられ、鋼板51を介してダイ52と対向して設置される押さえ板53で押さえつけられており、パンチ54によって打ち抜かれる。図18(d)に示すように、パンチ54にかかる荷重がせん断荷重を超えるとパンチ54の刃先ならびダイ52の刃先近傍から鋼板51に亀裂(図示せず)が発生し、パンチ54が更に押し込まれると鋼板の上下で発生した亀裂がつながり打ち抜き加工が終了する。
ここで、打ち抜き工程において、機械の動作ばらつきなどを考慮してパンチ54がダイ52と接触することを確実に避けるために、図18(a)に示すように、ダイ52の端部とパンチ54との間には、ギャップ55が設定されている。一般的にこのギャップは、プレス加工する鋼板の厚みに関係して設定されており、ギャップを鋼板の厚みで除した比をクリアランスと称している。クリアランスの値により切断面の状態や金型刃先の寿命が変わることはよく知られており、その値は電磁鋼板(珪素鋼板)では厚みの7〜11%に設定されるのが一般的である。したがって、鋼板の厚みにクリアランスを乗ずることでギャップが設定される。
回転電機の円形鋼板としては、一般的に電磁鋼板が用いられるが、電磁鋼板の打ち抜き加工でのクリアランスと磁気特性の関係を定量的に検討した例は見当たらない。本実施の形態では、鋼板の板厚や加工形状およびクリアランスの関係から磁気特性劣化の少ない加工条件を見出したものである。
板厚0.20mmおよびと0.35mmの電磁鋼板において、試料長さ200mm、幅6mmおよび10mmの短冊状の試料片を用意した。これらの試料片の長手方向は電磁鋼板の圧延方向と一致させている。試料片の幅方向の端部をクリアランスを変えて打ち抜き加工して、板幅、板厚およびクリアランスの異なる試料を作製した。これらの試料を単板磁気試験器にて1.5T、50Hzの励磁条件で鉄損を測定し、無歪み試験片(打ち抜き加工せず)の鉄損値を基準としてその値からの変化率を測定した。
図19は、本実施の形態における試験片の条件を示した比較表である。試験片の板厚は0.2mmおよび0.35mmであり、それぞれの板厚において試験片の幅は6mmおよび10mmである。これらの試験片を用いてクリアランス3、5、7および9%で打ち抜き加工を行った。図19の比較表中の数字は、板厚とクリアランスとから決まるギャップを示している。
図20は、図19に示した各試験片における鉄損の変化率を示した特性図である。図20において、横軸は各試験片の磁路幅と板厚との比であり、縦軸は鉄損の変化率である。ここで磁路幅とは、回転電機の分野で用いられる用語であり、磁束が通過する鋼板の幅を意味する。本実施の形態では、打ち抜き加工される際の切断面に垂直な方向の試験片の幅を意味し、本実施の形態の試験片ではその幅(6mm、10mm)とする。図21は、実施の形態1で説明したステータ鉄心となる円形鋼板の模式図である。図21において、実際の回転電機においては、第1外径部35の切断面に対するコアバック部の幅56aが磁路幅であり、スロット6の切断面に対するティースの幅56bが磁路幅となる。
図20から、同じクリアランスで比較すると磁路幅と板厚との比が小さいほど鉄損の変化率が大きく、同じ磁路幅と板厚との比で比較するとクリアランスが大きいほど鉄損の変化率が大きいことがわかる。
図22は、各試験片における鉄損の変化率を示した特性図である。図22において、横軸は各試験片のクリアランスであり、縦軸は鉄損の変化率である。図22から、磁路幅と板厚との比が28.6、30、50ではクリアランスの変化に対して鉄損の変化率にほとんど差はないが、磁路幅と板厚との比が17.14ではクリアランスが小さくなるにしたがって鉄損が小さくなることが分かる。したがって、磁路幅と板厚との比が25未満の場合は、クリアランスの設定が重要となることが分かる。
磁路幅と板厚との比が17.14の場合(25未満の場合)、クリアランスが5%と7%との間で鉄損の変化率の差は約4%である。鉄損の変化率の差が4%あると回転電機でのモータ効率は約0.1%低下し、損失として無視できなくなる。本実施の形態では、鉄損の変化率の差を2%以下に抑えるためにはクリアランスの上限は6%とする必要があることを見出した。また、クリアランスの下限は、金型刃先の摩耗を考慮しクリアランス3%とすることが望ましい。
したがって、図21に示すステータ鉄心となる円形鋼板の打ち抜き加工において、スリット6や第1外径部35の打ち抜き工程において、磁路幅と板厚と比が25未満の場合、パンチとダイとの間のクリアランスを板厚の3〜6%に設定することで打ち抜き加工に伴う磁気特性の低下を最小化することができる。
この条件は、実施の形態1〜5で説明した円形鋼板の製造方法において適用することができる。
1 回転電機、 2 ステータ、 3 ロータ、 4 回転軸(シャフト)
5 コアバック部、 6 スロット、 7 ティース、 8 ステータ鉄心
9 ステータ巻線、10 ロータ鉄心、 11 永久磁石、 21 円形鋼板
31鋼板、 32 パイロット穴、 33 内径部、 34 スロット
35 第1外径部、 36 第2外径部、37 カシメ穴、 41 外周部
51 鋼板、 52 ダイ、 53 押さえ板、 54 パンチ
55 ギャップ、 56a コアバック部の幅、 56b ティースの幅
61 せん断面、 62 破断面、 63 だれ
71 ステータ、 72 フレーム、 75 打ち抜き領域

Claims (6)

  1. コアバック部と、前記コアバック部の内周側から径方向の内側に延び周方向に並べられたn個のティースとを備えた鋼板が積層された回転電機のステータ鉄心であって、
    前記コアバック部の外周部を形成する外径部は、前記鋼板の厚み方向に垂直な断面の形状が円弧状の第1外径部と前記鋼板の厚み方向に垂直な断面の形状が円弧状の第2外径部とで構成されており、
    前記n個のティースの内径端部および前記第1外径部の外径端部の前記鋼板の厚み方向におけるせん断面と破断面との並び順と、
    前記第2外径部の外径端部の前記鋼板の厚み方向におけるせん断面と破断面との並び順とが逆であり、
    前記第2外径部の外径端部から残留応力が分布する距離は、前記第1外径部の外径端部から残留応力が分布する距離よりも大きく、
    前記第1外径部の少なくとも一つの中心角は、360°/nよりも大きく、かつ
    前記第1外径部の中心角の総和は、前記第2外径部の中心角の総和よりも大きく、
    前記回転電機のステータ鉄心は、積層された前記鋼板のカシメ部でカシメにより構成されており、
    前記カシメ部は、前記第2外径部の中心角の範囲内にある前記コアバック部に設けられ
    転電機のステータ鉄心。
  2. 前記第1外径部のそれぞれの中心角は、360°/nよりも大き
    求項1に記載の回転電機のステータ鉄心。
  3. 前記第1外径部の中心角および前記第2外径部の中心角の少なくとも一つは、他の前記第1外径部の中心角および他の前記第2外径部の中心角と異な
    求項1または2に記載の回転電機のステータ鉄心。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のステータ鉄心および
    このステータ鉄心のティースに巻き回されたコイルを備えたステータと、
    このステータのティースの内径側に対向して配置され前記ステータに対して回転するロータと
    を備えた回転電機。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載のステータ鉄心と、
    このステータ鉄心の外周部で前記ステータ鉄心を固定するフレームと
    を備えたステータ。
  6. 請求項5に記載のステータと、
    このステータのティースの内径側に対向して配置され前記ステータに対して回転するロータと
    を備えた回転電機。
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