JP6538720B2 - ポリイソシアネート組成物及びその製造方法、ブロックポリイソシアネート組成物及びその製造方法、樹脂組成物、並びに硬化物 - Google Patents
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Description
[1]
脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートから得られるポリイソシアネートと、
ポリカーボネートジオールと、
親水性化合物と、から得られ、
前記親水性化合物は、該親水性化合物の1分子に対して、1のイソシアネート基と反応可能である、ポリイソシアネート組成物。
[2]
前記ポリイソシアネートは、イソシアヌレート基を含む、[1]に記載のポリイソシアネート組成物。
[3]
前記ポリイソシアネート組成物は、前記ポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、未反応のイソシアヌレート基を有するジイソシアネート3量体を、10質量%以上60質量%以下含む、[2]に記載のポリイソシアネート組成物。
[4]
前記ポリイソシアネート組成物は、前記ポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、未反応のイソシアヌレート基を有する前記ジイソシアネート3量体を、10質量%以上40質量%以下含む、[3]に記載のポリイソシアネート組成物。
[5]
前記ポリイソシアネート組成物において、該ポリイソシアネート組成物が含むイソシアヌレート基及びウレタン基の総量に対する、該イソシアヌレート基のモル比が、0.4以上0.9以下である、[1]〜[4]のいずれかに記載のポリイソシアネート組成物。
[6]
前記親水性化合物に由来する構造単位に対する、前記ポリカーボネートジオールに由来する構造単位のモル比が、0.1以上2.5以下である、[1]〜[5]のいずれかに記載のポリイソシアネート組成物。
[7]
前記ポリカーボネートジオールは、炭素数2以上20以下の第一のジオールと、炭素数2以上20以下の第二のジオールと、カーボネート化合物と、を共重合して得られる、[1]〜[6]のいずれかに記載のポリイソシアネート組成物。
[8]
平均イソシアネート官能基数が、2.5以上4.5以下である、[1]〜[7]のいずれかに記載のポリイソシアネート組成物。
[9]
前記ポリイソシアネートの平均イソシアネート官能基数が、3.0以上20以下である、[1]〜[8]のいずれかに記載のポリイソシアネート組成物。
[10]
前記ジイソシアネートは、ヘキサメチレンジイソシアネートを含む、[1]〜[9]のいずれかに記載のポリイソシアネート組成物。
[11]
前記ポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、
前記ポリイソシアネートに由来する構造単位を、30質量%以上70質量%以下含み、
前記ポリカーボネートジオールに由来する構造単位を、10質量%以上60質量%以下含み、
前記親水性化合物に由来する構造単位を、5.0質量%以上30質量%以下含む、[1]〜[10]のいずれかに記載のポリイソシアネート組成物。
[12]
前記ポリイソシアネートは、ビウレット基を含む、[1]〜[11]のいずれかに記載のポリイソシアネート組成物。
[13]
前記ポリイソシアネート組成物は、前記ポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、未反応のビウレット基を有するジイソシアネート3量体を、10質量%以上60質量%以下含む、[12]に記載のポリイソシアネート組成物。
[14]
[1]〜[13]のいずれかに記載のポリイソシアネート組成物と、
熱解離性ブロック剤と、から得られる、ブロックポリイソシアネート組成物。
[15]
前記ブロックポリイソシアネート組成物は、該ブロックポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、イソシアヌレート基を有し、かつ前記熱解離性ブロック剤3分子によってブロック化されたジイソシアネート3量体を、10質量%以上60質量%以下含む、[14]に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
[16]
前記ブロックポリイソシアネート組成物は、該ブロックポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、イソシアヌレート基を有し、かつ前記熱解離性ブロック剤3分子によってブロック化された前記ジイソシアネート3量体を、10質量%以上40質量%以下含む、[15]に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
[17]
前記ブロックポリイソシアネート組成物は、該ブロックポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、ビウレット基を有し、かつ前記熱解離性ブロック剤3分子によってブロック化されたジイソシアネート3量体を、10質量%以上60質量%以下含む、[14]に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
[18]
前記ブロックポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、
前記ポリイソシアネートに由来する構造単位を、20質量%以上60質量%以下含み、
前記ポリカーボネートジオールに由来する構造単位を、5.0質量%以上55質量%以下含み、
前記親水性化合物に由来する構造単位を、3.0質量%以上20質量%以下含み、
前記熱解離性ブロック剤に由来する構造単位を、3.0質量%以上20質量%以下含む、[14]〜[17]のいずれかに記載のブロックポリイソシアネート組成物。
[19]
脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートから得られるポリイソシアネートと、
ポリカーボネートジオールと、
親水性化合物と、を反応させる第一の反応工程を有し、
前記親水性化合物は、該親水性化合物の1分子に対して、1のイソシアネート基と反応可能である、ポリイソシアネート組成物の製造方法。
[20]
前記第一の反応工程において、前記ポリイソシアネートと前記ポリカーボネートジオールと前記親水性化合物との総量に対して、
前記ポリイソシアネートは、30質量%以上70質量%以下を、
前記ポリカーボネートジオールは、10質量%以上60質量%以下を、
前記親水性化合物は、5.0質量%以上30質量%以下を、用いる、[19]に記載のポリイソシアネート組成物の製造方法。
[21]
脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートから得られるポリイソシアネートと、
ポリカーボネートジオールと、
親水性化合物と、
熱解離性ブロック剤と、
を反応させる第二の反応工程を有し、
前記親水性化合物は、該親水性化合物の1分子に対して、1のイソシアネート基と反応可能である、ブロックポリイソシアネート組成物の製造方法。
[22]
前記第二の反応工程において、前記ポリイソシアネートと前記ポリカーボネートジオールと前記親水性化合物と前記熱解離性ブロック剤との総量に対して、
前記ポリイソシアネートは、20質量%以上60質量%以下を、
前記ポリカーボネートジオールは、5質量%以上55質量%以下を、
前記親水性化合物は、3.0質量%以上20質量%以下を、
前記熱解離性ブロック剤は、3.0質量%以上20質量%以下を、用いる、[21]に記載のブロックポリイソシアネート組成物の製造方法。
[23]
[1]〜[13]に記載のポリイソシアネート組成物、[14]〜[18]に記載のブロックポリイソシアネート組成物、[19]及び[20]に記載の製造方法によって製造されたポリイソシアネート組成物、並びに[21]及び[22]に記載の製造方法によって製造されたブロックポリイソシアネート組成物からなる群より選ばれる少なくとも1種と、活性水素化合物と、を含む、樹脂組成物。
[24]
[23]に記載の樹脂組成物を硬化させることにより得られる、硬化物。
本実施形態に係るポリイソシアネート組成物は、脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートから得られるポリイソシアネート(以下、「ポリイソシアネート(A)」とも表す。)と、ポリカーボネートジオール(以下、「ポリカーボネートジオール(B)」とも表す。)と、親水基を有する親水性化合物(以下、「親水性化合物(C)」とも表す。)と、から得られる。また、ポリイソシアネート組成物は、脂肪族ジイソシアネートモノマー及び脂環族ジイソシアネートモノマーからなる群より選ばれる1種以上のジイソシアネートから得られるポリイソシアネート(A)に由来する構造単位を有する。また、親水性化合物(C)は、該親水性化合物(C)の1分子に対して、1のイソシアネート基と反応可能である。
本実施形態に係るポリイソシアネート(A)は、脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートから得られる。脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートは、その構造の中にベンゼン環等の芳香環を含まない化合物をいう。
本実施形態に係るポリイソシアネート組成物は、ポリカーボネートジオール(B)に由来する構造単位を有する。
本実施形態に係る親水性化合物(C)は、該親水性化合物の1分子に対して、1のイソシアネート基と反応可能である。さらに、ポリイソシアネート組成物は、親水性化合物に由来する構造単位を有する。これは、親水性化合物(C)が、親水基を有する化合物であることに由来する。つまり、親水基とは、親水性化合物(C)がポリイソシアネート(A)と反応することにより、反応後のポリイソシアネート(A)が有することとなる(付加される)官能基であり、これにより、ポリイソシアネート組成物は安定した水分散性が得られる。
本実施形態に係るブロックポリイソシアネート組成物は、本実施形態に係るポリイソシアネート組成物と、熱解離性ブロック剤(以下、「熱解離性ブロック剤(D)」とも表す。)とから得られる。また、ブロックポリイソシアネート組成物は、ブロックポリイソシアネートを含む。さらに、ブロックポリイソシアネート組成物は、熱解離性ブロック剤(D)に由来する構造単位を有する。
熱解離性ブロック剤(D)としては、特に限定されないが、例えば、オキシム系化合物、アルコール系化合物、酸アミド系化合物、酸イミド系化合物、フェノール系化合物、アミン系化合物、活性メチレン系化合物、イミダゾール系化合物、及びピラゾール系化合物が挙げられる。
本実施形態のポリイソシアネート組成物の製造方法は、脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートから得られるポリイソシアネート(A)と、ポリカーボネートジオール(B)と、親水性化合物(C)と、を反応させる第一の反応工程を有する。また、親水性化合物(C)は、該親水性化合物の1分子に対して、1のイソシアネート基と反応可能である。
本実施形態に係る樹脂組成物は、上述した本実施形態に係るポリイソシアネート組成物、上述した本実施形態に係るブロックポリイソシアネート組成物、上述した本実施形態に係るポリイソシアネート組成物の製造方法によって製造されたポリイソシアネート組成物、及び上述した本実施形態に係るブロックポリイソシアネート組成物の製造方法によって製造されたブロックポリイソシアネート組成物からなる群より選ばれる少なくとも1種と、活性水素化合物と、を含む。樹脂組成物は、活性水素化合物を含むことにより、ポリイソシアネート組成物及び/又はブロックポリイソシアネート組成物が有するイソシアネート基と、活性水素化合物が有する活性水素とが、種々の条件にて反応し、耐水性、耐熱性、耐汚染性、伸展性、及び表面平滑性に優れた硬化物を得られる。
活性水素化合物(以下、「多価活性水素化合物」ともいう。)としては、分子内に活性水素が2つ以上結合している化合物であれば特に限定されないが、例えば、ポリアミン、アルカノールアミン、ポリチオール、及びポリオールが挙げられる。これらの中でも、ポリオールが好ましい。
本実施形態に係る硬化物は、上述した樹脂組成物を硬化させることにより得られる。樹脂組成物に含まれるポリイソシアネート組成物が含むイソシアネート基と活性水素化合物が有する活性水素とが反応し、樹脂組成物が硬化することで、硬化物となることができる。ブロックポリイソシアネート組成物が含まれる樹脂組成物を用いた場合には、樹脂組成物を加熱することで、樹脂組成物に含まれるブロックポリイソシアネート組成物が含むイソシアネート基に結合したブロックが解離し、解離したイソシアネート基と活性水素化合物が有する活性水素とが反応し、硬化物となることができる。
本実施形態に係るポリイソシアネート組成物及びブロックポリイソシアネート組成物は、例えば、塗料組成物、粘着剤組成物、接着剤組成物、注型剤組成物等の硬化性組成物;繊維処理剤等の各種表面処理剤組成物;各種エラストマー組成物;発泡体組成物等の架橋剤;改質剤;添加剤として用いられる。
ポリイソシアネート前駆体を試料として、反応液屈折率の測定により、ポリイソシアネート前駆体の収率を求めた。
ポリイソシアネート前駆体を試料として、ポリイソシアネート前駆体の25℃における粘度を、E型粘度計 RE−80U(東機産業社製)を用いて求めた。
三角フラスコにポリイソシアネート前駆体1〜3gを精秤し(Wg)、その後トルエン20mLを添加し、ポリイソシアネートを溶解する。その後、2規定のジ−n−ブチルアミンのトルエン溶液10mLを添加し、混合後、15分間室温放置する。イソプロピルアルコール70mLを加え、混合する。この液を1規定塩酸溶液(ファクターF)で、指示薬に滴定する。この滴定値を(V2mL)とし、同様の操作をポリイソシアネートなしで行い、この滴定値を(V1mL)とし、下記式(1)からポリイソシアネートのイソシアネート基含有量を算出した。
イソシアネート基含有量(質量%)=(V1−V2)×F×42/(W×1000)×100 ・・・(1)
ポリイソシアネート前駆体を試料として、ポリイソシアネート前駆体の数平均分子量を、下記の装置を用いたゲルパーミエーションクロマトグラフ測定による、ポリスチレン基準の数平均分子量として求めた。
装置:HLC−802A(東ソー社製)
カラム:G1000HXL×1本(東ソー社製)
G2000HXL×1本(東ソー社製)
G3000HXL×1本(東ソー社製)
キャリアー:テトラハイドロフラン
流速:0.6mL/分
試料濃度:1.0質量%
注入量:20μL
温度:40℃
検出方法:示差屈折計
ポリイソシアネート前駆体を試料として、下記式(2)により、イソシアネート平均官能基数を求めた。
イソシアネート平均官能基数=ポリイソシアネート数平均分子量(Mn)×イソシアネート基含有量(質量%)×0.01)/42 ・・・(2)
ポリイソシアネート組成物を試料として、上記(物性4)で求めたポリイソシアネート前駆体の数平均分子量と同様の測定法により、ポリイソシアネート組成物をゲルパーミエーションクロマトグラフ測定し、ポリイソシアネート組成物全体の面積に対する、未反応のイソシアヌレート基又はビウレット基のジイソシアネート3量体の面積比を求めた。また、ブロックポリイソシアネート組成物を試料として、これに準じて、イソシアヌレート基又はビウレット基を有し、かつブロック剤3分子でブロック化されたジイソシアネート3量体の面積比を求めた。さらに、ポリイソシアネート前駆体に対しても、ポリイソシアネート組成物と同様の方法により、未反応のイソシアヌレート基又はビウレット基のジイソシアネート3量体の成分濃度を求めた。
ポリイソシアネート組成物を試料として、Bruker社製FT−NMR AVANCE600を用いて、重クロロホルムCDCl3を溶媒に、濃度5質量%、600MHz、積算回数256回で、プロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し、イソシアヌレート基、ウレタン基の官能基数のモル比を確認した。HDI由来のβ位、γ位の全プロトンを基準として、イソシアヌレート基は3.85ppm付近のイソシアヌレート基に隣接するHDI由来のメチレン基の水素原子のシグナルの面積比、ビウレット基は7.10ppm付近のビウレット結合の窒素に結合した水素原子のシグナルの面積比、ウレタン基は4.90ppm付近のウレタン結合の窒素に結合した水素原子のシグナルの面積比を測定し、イソシアヌレート基は面積比の1/6、ビウレット基は面積比の1/2を官能基数のモル数とし、上記モル比を求めた。
ポリカーボネートジオールを試料として、ポリカーボネートジオールの数平均分子量を、下記式(3)により求めた。なお、ポリカーボネートジオールの水酸基価は、下記の(物性9)により求めた。
数平均分子量=2/(ポリカーボネートジオールの水酸基価×10−3/56.11) ・・・(3)
ポリカーボネートジオールを試料として、ポリカーボネートジオールの水酸基価は、JIS K 0070:1992に従い求めた。具体的には、無水酢酸12.5gをピリジン50mLでメスアップしアセチル化試薬を調製した。次に、100mLナスフラスコに、合成例で製造したポリカーボネートジオールを2.5〜5.0g精秤した。ナスフラスコに、アセチル化試薬5mLとトルエン10mLをホールピペットで添加後、冷却管を取り付けて、100℃で1hr撹拌加熱した。蒸留水2.5mLをホールピペットで添加し、さらに10min加熱撹拌した。2〜3分冷却後、エタノールを12.5mL添加し、指示薬としてフェノールフタレインを2〜3滴入れた後に、0.5mol/Lエタノール性水酸化カリウムで滴定した。
OH価(mg−KOH/g)={(b−a)×28.05×f}/e ・・・(4)
式(4)中、aは、サンプルの滴定量(mL)を表し、bは、空試験の滴定量(mL)を表し、eは、サンプル質量(g)を表し、fは、滴定液のファクターを表す。
ポリカーボネートジオールを試料として、ポリカーボネートジオールの共重合組成を、以下のように測定した。100mLのナスフラスコにサンプルを1g取り、エタノール30g、水酸化カリウム4gを入れて、100℃で1hr反応した。室温まで冷却後、指示薬にフェノールフタレインを2〜3滴添加し、塩酸で中和した。冷蔵庫で1hr冷却後、沈殿した塩を濾過で除去し、ガスクロマトグラフィーにより分析を行った。分析は、カラムとしてDB−WAX(J&W製)をつけたガスクロマトグラフィーGC−14B(島津製作所製)を用い、ジエチレングリコールジエチルエステルを内標として、検出器をFIDとして行った。なお、カラムの昇温プロファイルは、60℃で5分保持した後、10℃/minで250℃まで昇温した。
ポリイソシアネート組成物を試料として、上記(物性7)と同様の方法でプロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し、4.90ppm付近のウレタン結合の窒素に結合した水素原子のシグナルの面積比aと、3.37ppm付近の親水性化合物由来のメトキシ基の水素原子のシグナルの面積比bとを求め、下記式(5)により親水性化合物に由来する構造単位に対する、ポリカーボネートジオールに由来する構造単位のモル比を算出した。
親水性化合物に由来する構造単位に対する、ポリカーボネートジオールに由来する構造単位のモル比={((a−(b/3))/2}/(b/3) ・・・(5)
ポリイソシアネート組成物を試料として、上記(物性5)で求めたポリイソシアネート前駆体の平均イソシアネート官能基数と同様の方法により、ポリイソシアネート組成物の平均イソシアネート官能基数を求めた。
<1>100mLフラスコと、吉野紙との質量を測定した。
<2>実施例及び比較例で得られた各ポリイソシアネート組成物又は各ブロックポリイソシアネート組成物を、固形分換算で16gとなるように100mLフラスコに採取し、脱イオン水24gを添加した。
<3>プロペラ羽を使用し、200rpmで3分間、100mLフラスコ内の溶液を撹拌した後、<1>で秤量した吉野紙で濾過した。
<4>吉野紙に残った濾過残渣と、100mLフラスコに残った残渣とを合わせて105℃の乾燥機中で1時間加熱し、質量(g)を求めた。
<5>下記式(6)から、ポリイソシアネートを含む組成物が水へ分散した割合を求めた。
水へ分散した割合(質量%)=100%−(<4>で求めた残渣を含む100mLフラスコと吉野紙との合計質量(g)−<1>で測定した100mLフラスコと吉野紙との合計質量(g))/(<2>で採取したポリイソシアネートを含む組成物の質量(g)×不揮発分(質量%))×100% ・・・(6)
○:80質量%以上、水分散安定性が良い。
×:80質量%未満、水分散安定性に劣る。
実施例及び比較例で得られた各ポリイソシアネート組成物又は各ブロックポリイソシアネート組成物に対し、SETAL6510(アクリルディスパージョン Nuplex resins社製、水酸基濃度4.2%(樹脂基準)、樹脂固形分42%)を、官能基比率(NCO/OH)=1.00となるように配合し、水で固形分35質量%に希釈した。得られた塗料組成物を、ガラス板に樹脂膜厚40μmになるようにアプリケーター塗装し、下記条件で塗膜を加熱した。
実施例28〜42、比較例10〜14:80℃、60分
実施例43〜54、比較例15〜19:160℃、60分
得られた塗膜に直径2cmのゴム製リングを置き、その中に水を滴下する。その上部に揮発防止の目的で時計皿を被せ、23℃で2日静置した。2日後、水分を除去し、水の滴下前後のヘーズを測定した。塗膜のヘーズ値は、JIS K7361に従い、スガ試験機社製の商品名ヘーズメーターを用いて測定した。
○:水の滴下前後のヘーズ値の差が0.5未満、耐水性が良い。
×:水の滴下前後のヘーズ値の差が0.5以上、耐水性に劣る。
実施例及び比較例で得られた各ポリイソシアネート組成物又は各ブロックポリイソシアネート組成物を水で固形分2質量%になるように希釈した。得られた水分散液に、坪量6g/m3のポリエステル不織布を浸漬し、不織布の初期質量の1.5倍になるように水分散液を被覆させた後、150℃、5分で加熱した。加熱後に、得られた不織布を下記の条件で、破断強度を測定した。
装置:TENSILON(テンシロン)RTE−1210(A&D(エー・アンド・デー)製)
引張スピード:20mm/min
試料寸法 :縦20mm×横10mm
温度:200℃
◎:破断強度2.4MPa以上、耐熱強度が極めて良好である。
○:破断強度2.0MPa以上、2.4MPa未満、耐熱強度が良い。
×:破断強度2.0MPa未満、耐熱強度に劣る。
溶剤系の2液型ウレタン塗料(商品名「マイティーラック(白)」、日本ペイント社製)を乾燥膜厚50μmとなるようにアルミニウム板(150mm×75mm×1mm、型番:A1050P(JIS H4000)、テストピース社製)にスプレー塗装した。その後、23℃、50%湿度下で2週間静置した後、1000番のサンドペーパーで表面を研磨し、白板を作製した。
光沢保持率(%)=測定時の光沢/初期光沢×100 ・・・(7)
◎:1500時間後の光沢保持率が80%以上、耐候性がきわめて良好である。
○:1500時間後の光沢保持率が70%以上、80%未満、耐候性が良い。
×:1500時間後の光沢保持率が70%未満、耐候性に劣る。
被塗物をポリプロピレン板に変更した以外は、(評価2)と同様の方法で塗装し、80℃で30分間加熱した硬化塗膜を、アセトンに20℃で24時間浸漬した時の未溶解部分質量の浸漬前質量に対する値を計算した。
◎:80%以上、硬化性が極めて良好である。
○:70%以上80%未満、硬化性が非常に良好である。
△:60%以上70%未満、硬化性が良好である。
×:60%未満、硬化性に劣る。
上記(評価2)と同様の方法で塗装し、80℃で30分間加熱した硬化塗膜の外観を目視で観察した。
◎:塗膜100cm2あたり残泡が3個未満であり、泡抜け性が極めて良好である。
○:塗膜100cm2あたり残泡が3個以上10個以下であり、泡抜け性が良好である。
×:塗膜100cm2あたり残泡が11個以上であり、泡抜け性に劣る。
被塗物をポリプロピレン板に変更した以外は、(評価2)と同様の方法で塗装し、80℃で30分間加熱した硬化塗膜を作製した。下記寸法に剥離した塗膜の破断伸度を、A&D(エー・アンド・デー)社製の商品名TENSILON(テンシロン)RTE−1210を用いて測定した。測定条件は、以下の通りとした。
測定条件:引張スピード:20mm/min、試料寸法:縦20mm×横10mm×厚さ40μm、温度23℃/湿度50%
◎:塗膜(フィルム)の破断伸度が50%以上
○:塗膜(フィルム)の破断伸度が20%以上50%未満
×:塗膜(フィルム)の破断伸度が20%未満
撹拌機、温度計、還流冷却管、窒素吹き込み管、滴下ロートを取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素雰囲気にし、HDI:1000gを仕込み、撹拌下反応器内温度を70℃に保持した。これにテトラメチルアンモニウムカプリエートを加え、収率が40%になった時点で燐酸を添加し反応を停止した。反応液をろ過した後、薄膜蒸発缶を用いて未反応のHDIを除去し、ポリイソシアネート前駆体aを得た。得られたポリイソシアネート前駆体aの25℃における粘度は2700mPa・s、イソシアネート基濃度は21.7%、数平均分子量は660、平均イソシアネート官能基数は3.4、イソシアヌレート基のジイソシアネート3量体の成分濃度は50質量%であった。
合成例1と同様の装置で、HDI:700g、IPDI:300gを仕込み、撹拌下反応器内温度を70℃に保持した。これにテトラメチルアンモニウムカプリエートを加え、収率が37%になった時点で燐酸を添加し反応を停止した。反応液をろ過した後、薄膜蒸発缶を用いて未反応のHDI、IPDIを除去し、ポリイソシアネート前駆体bを得た。得られたポリイソシアネート前駆体bの25℃における粘度は16500mPa・s、イソシアネート基濃度は21.0%、数平均分子量は660、平均イソシアネート官能基数は3.3、イソシアヌレート基のジイソシアネート3量体の成分濃度は53質量%であった。
合成例1と同様の装置で、HDI:1000gを仕込み、撹拌下反応器内温度を70℃に保持した。これにテトラメチルアンモニウムカプリエートを加え、収率が25%になった時点で燐酸を添加し反応を停止した。反応液をろ過した後、薄膜蒸発缶を用いて未反応のHDIを除去し、ポリイソシアネート前駆体cを得た。得られたポリイソシアネート前駆体cの25℃における粘度は1300mPa・s、イソシアネート基濃度は23.1%、数平均分子量は590、平均イソシアネート官能基数は3.0、イソシアヌレート基のジイソシアネート3量体の成分濃度は68質量%であった。
合成例1と同様の装置で、HDI:700g、トリメチル燐酸:150g、メチルセロソルブアセテート:150g、水:8.3gを仕込み、撹拌下反応器内温度を90℃に保持した。2時間後、160℃に昇温してさらに2時間保持した後、冷却して反応を停止した。反応液をろ過した後、薄膜蒸発缶を用いて未反応のHDIを除去し、ポリイソシアネート前駆体dを得た。得られたポリイソシアネート前駆体dの25℃における粘度は1800mPa・s、イソシアネート基濃度は23.4%、数平均分子量は580、平均イソシアネート官能基数は3.2、ビウレット基のジイソシアネート3量体の成分濃度は48質量%であった。
攪拌機、温度計、頭頂に還流ヘッドを有する真空ジャケット付きオルダーショウを備えた2Lセパラブルフラスコに、1,5−ペンタンジオール382g、1,6−ヘキサンジオール433g、エチレンカーボネート650gを仕込み、70℃で撹拌溶解した後、触媒として酢酸鉛三水和物を0.015g入れた。175℃に設定したオイルバスで加熱し、フラスコの内温140℃、真空度1.0〜1.5kPaで、還流ヘッドから還流比4で留分の一部を抜きながら、12時間反応した。その後、オルダーショウを単蒸留装置に取り替え、180℃に設定したオイルバスで加熱し、フラスコの内温140〜150℃、真空度を0.5kPaまで落として、セパラブルフラスコ内に残った、ジオールとエチレンカーボネートを除去した。その後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温160〜165℃で、生成するジオールを除去しながら、さらに4時間反応した。この反応により、常温で粘稠な液体のポリカーボネートジオールAが得られた。得られたポリカーボネートジオールAの水酸基価は56.1(分子量2000)、共重合組成は1,5−ペンタンンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。
合成例3において、オルダーショウを単蒸留装置に取り替えた後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温を160〜165℃にして、生成するジオールを除去する時間を2.3時間にしたこと以外は、合成例3と同様の方法でポリカーボネートジオールBを合成した。得られたポリカーボネートジオールBの水酸基価は113.2(分子量1000)、共重合組成は1,5−ペンタンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。
合成例3において、オルダーショウを単蒸留装置に取り替えた後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温を160〜165℃にして、生成するジオールを除去する時間を1.5時間にしたこと以外は、合成例3と同様の方法でポリカーボネートジオールCを合成した。得られたポリカーボネートジオールCの水酸基価は224.4(分子量500)、共重合組成は1,5−ペンタンンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。
攪拌機の付いた2Lの反応器に、1,6−ヘキサンジオール520g、エチレンカーボネート410gを仕込んだ後、触媒として酢酸鉛三水和物を0.009g入れ、規則充填物を充填した精留塔に接続した。反応機を210℃のオイルバスに浸漬し、留出液の一部を抜き出しながら、反応温度170℃で20hr反応した。その後、反応機を直接コンデンサーに接続し、オイルバスの温度を190℃に下げた後、圧力を徐々に下げでさらに8hr反応を行った。この反応により、常温で白色固体であるポリカーボネートジオールDが517g得られた。得られたポリカーボネートジオールDの水酸基価は56.1(分子量2000)であった。
合成例1と同様な反応器に、合成例1で得られたポリイソシアネート前駆体a100.0g、合成例3で得られたポリカーボネートジオールA103.3g、親水性化合物であるポリエチレンオキサイド(日本乳化剤株式会社製、商品名「MPG−081」)35.7g、ウレタン化触媒(日東化成工業株式会社製、商品名「ネオスタンU−810」)0.01gを仕込み、窒素雰囲気下、80℃、4時間保持した。その後、酢酸n−ブチル102.4gを添加し、実施例1のポリイソシアネート組成物を得た。得られたポリイソシアネート組成物の、未反応のイソシアヌレート基のジイソシアネート3量体の成分濃度が21.3質量%、イソシアヌレート基/(イソシアヌレート基+ウレタン基)の官能基数の比率が0.60であった。親水性化合物に由来する構造単位に対する、ポリカーボネートジオールに由来する構造単位のモル比は1.0、平均イソシアネート官能基数は3.6であった。
表1記載のポリイソシアネート前駆体とポリカーボネートジオール、親水基、酢酸n−ブチルの種類及び量を用いた以外は、実施例1と同様の方法で反応させた。得られたポリイソシアネート組成物の未反応のイソシアヌレート基又はビウレット基のジイソシアネート3量体の成分濃度、イソシアヌレート基/(イソシアヌレート基+ウレタン基)の官能基数のモル比、又はビウレット基/(ビウレット基+ウレタン基)の官能基数のモル比、親水性化合物に由来する構造単位に対する、ポリカーボネートジオールに由来する構造単位のモル比、平均イソシアネート官能基数は、表1〜表3記載のとおりであった。
A−a:合成例1のポリイソシアネート前駆体a
A−b:合成例2のポリイソシアネート前駆体b
A−c:合成例3のポリイソシアネート前駆体c
A−d:合成例4のポリイソシアネート前駆体d
B−A:合成例5のポリカーボネートジオールA
B−B:合成例6のポリカーボネートジオールB
B−C:合成例7のポリカーボネートジオールC
B−D:合成例8のポリカーボネートジオールD
B−E:ポリカプロラクトンジオール(DIC社製、商品名「ポリライトOD−X−2171」)
B−F:ポリプロピレングリコール(旭硝子社製、商品名「エクセノール420」)
C :ポリエチレンオキサイド(日本乳化剤社の商品名、「MPG−081」)
E :ウレタン化触媒(日東化成社の商品名、「ネオスタンU−810」)
合成例1と同様な反応器に、実施例3に記載のポリイソシアネート組成物161.5gと酢酸n−ブチル33.4gを仕込み、窒素雰囲気下、60℃で撹拌した。ブロック剤としてメチルエチルケトオキシム32.4gを添加、撹拌した。赤外スペクトルでイソシアネート基の特性吸収がなくなったことを確認し、実施例16のブロックポリイソシアネート組成物を得た。得られたブロックポリイソシアネート組成物の、イソシアヌレート基を有しかつブロック剤3分子でブロック化されたジイソシアネート3量体の成分濃度が31.5質量%であった。
表4〜表6記載のポリイソシアネート組成物とブロック剤、酢酸n−ブチルを用いた以外は、実施例16と同様の方法で反応させた。得られたポリイソシアネート組成物の有効イソシアネート含有量は、表4〜表6に記載のとおりである。
D−1:メチルエチルケトオキシム
D−2:3,5−ジメチルピラゾール
D−3:ジイソプロピルアミン
〔実施例28〜42、比較例10〜14〕ポリイソシアネート組成物
実施例1〜15、比較例1〜4で得られたポリイソシアネート組成物、及び合成例1で得られたポリイソシアネート前駆体aを酢酸n−ブチルで固形分70%になるように希釈したポリイソシアネートを用いた水分散安定性評価、耐水性評価、耐熱強度評価、耐候性評価、硬化性評価、硬化時の泡抜け性、及び伸展性評価の結果を表7〜9に示す。
実施例16〜27、比較例5〜9で得られたブロックポリイソシアネート組成物を用いた水分散安定性評価、耐水性評価、耐熱強度評価、耐候性、及び伸展性評価の結果を表10〜12に示す。
Claims (20)
- 脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートから得られるポリイソシアネートと、
ポリカーボネートジオールと、
親水性化合物と、から得られ、
前記親水性化合物は、該親水性化合物の1分子に対して、1のイソシアネート基と反応可能であり、
前記親水性化合物に由来する構造単位に対する、前記ポリカーボネートジオールに由来する構造単位のモル比が、0.1以上2.5以下である、ポリイソシアネート組成物と、
熱解離性ブロック剤と、から得られる、活性水素化合物と共に用いられるためのブロックポリイソシアネート組成物。 - 前記ポリイソシアネートは、イソシアヌレート基を含む、請求項1に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ポリイソシアネート組成物は、前記ポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、未反応のイソシアヌレート基を有するジイソシアネート3量体を、10質量%以上60質量%以下含む、請求項2に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ポリイソシアネート組成物は、前記ポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、未反応のイソシアヌレート基を有する前記ジイソシアネート3量体を、10質量%以上40質量%以下含む、請求項3に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ポリイソシアネート組成物において、該ポリイソシアネート組成物が含むイソシアヌレート基及びウレタン基の総量に対する、該イソシアヌレート基のモル比が、0.4以上0.9以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ポリカーボネートジオールは、炭素数2以上20以下の第一のジオールと、炭素数2以上20以下の第二のジオールと、カーボネート化合物と、を共重合して得られる、請求項1〜5のいずれか一項に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ポリイソシアネート組成物において、平均イソシアネート官能基数が、2.5以上4.5以下である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ポリイソシアネートの平均イソシアネート官能基数が、3.0以上20以下である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ジイソシアネートは、ヘキサメチレンジイソシアネートを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ポリイソシアネート組成物において、前記ポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、
前記ポリイソシアネートに由来する構造単位を、30質量%以上70質量%以下含み、
前記ポリカーボネートジオールに由来する構造単位を、10質量%以上60質量%以下含み、
前記親水性化合物に由来する構造単位を、5.0質量%以上30質量%以下含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のブロックポリイソシアネート組成物。 - 前記ポリイソシアネートは、ビウレット基を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ポリイソシアネート組成物は、前記ポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、未反応のビウレット基を有するジイソシアネート3量体を、10質量%以上60質量%以下含む、請求項11に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ブロックポリイソシアネート組成物は、該ブロックポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、イソシアヌレート基を有し、かつ前記熱解離性ブロック剤3分子によってブロック化されたジイソシアネート3量体を、10質量%以上60質量%以下含む、請求項12に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ブロックポリイソシアネート組成物は、該ブロックポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、イソシアヌレート基を有し、かつ前記熱解離性ブロック剤3分子によってブロック化された前記ジイソシアネート3量体を、10質量%以上40質量%以下含む、請求項13に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ブロックポリイソシアネート組成物は、該ブロックポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、ビウレット基を有し、かつ前記熱解離性ブロック剤3分子によってブロック化されたジイソシアネート3量体を、10質量%以上60質量%以下含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載のブロックポリイソシアネート組成物。
- 前記ブロックポリイソシアネート組成物の固形分量に対して、
前記ポリイソシアネートに由来する構造単位を、20質量%以上60質量%以下含み、
前記ポリカーボネートジオールに由来する構造単位を、5.0質量%以上55質量%以下含み、
前記親水性化合物に由来する構造単位を、3.0質量%以上20質量%以下含み、
前記熱解離性ブロック剤に由来する構造単位を、3.0質量%以上20質量%以下含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載のブロックポリイソシアネート組成物。 - 脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートから得られるポリイソシアネートと、
ポリカーボネートジオールと、
親水性化合物と、
熱解離性ブロック剤と、
を反応させて、ポリイソシアネート組成物を得る第二の反応工程を有し、
前記親水性化合物は、該親水性化合物の1分子に対して、1のイソシアネート基と反応可能であり、
前記ポリイソシアネート組成物において、前記親水性化合物に由来する構造単位に対する、前記ポリカーボネートジオールに由来する構造単位のモル比が、0.1以上2.5以下である、活性水素化合物と共に用いられるためのブロックポリイソシアネート組成物の製造方法。 - 前記第二の反応工程において、前記ポリイソシアネートと前記ポリカーボネートジオールと前記親水性化合物と前記熱解離性ブロック剤との総量に対して、
前記ポリイソシアネートは、20質量%以上60質量%以下を、
前記ポリカーボネートジオールは、5質量%以上55質量%以下を、
前記親水性化合物は、3.0質量%以上20質量%以下を、
前記熱解離性ブロック剤は、3.0質量%以上20質量%以下を、
用いる、請求項17に記載のブロックポリイソシアネート組成物の製造方法。 - 請求項1〜16に記載のブロックポリイソシアネート組成物、並びに請求項17及び18に記載の製造方法によって製造されたブロックポリイソシアネート組成物からなる群より選ばれる少なくとも1種と、活性水素化合物と、を含む、樹脂組成物。
- 請求項19に記載の樹脂組成物を硬化させることにより得られる、硬化物。
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