JP6537841B2 - 内側測定器 - Google Patents

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Description

本発明は内側測定器に関する。
穴の内径や溝の内幅寸法などを測定する内側測定器として、たとえば、シリンダゲージが知られている。
シリンダゲージは、測定子の変位をこれと直角方向のロッドの変位に変換して測定する。
シリンダゲージとしては、浅穴や有底の穴(盲穴)の底部近辺を測定するのに適した薄底タイプのシリンダゲージが知られている(特許文献1:実公昭62−44327)。
薄底タイプのシリンダゲージを簡単に説明する。
図1は、シリンダゲージ100の外観図である。
図2は、ヘッド部200を拡大した図である。
ここでは、本発明の背景技術として、主として、シリンダゲージ100のヘッド部200を中心に説明する。
図3は、ヘッド部200の断面図である。
図4は、ヘッド部200の分解斜視図である。
シリンダゲージ100のヘッド部200は、ヘッド本体部300と、下部ロッド210と、測定子400と、アンビル240と、ガイド部材230と、を備える。
ヘッド本体部300の上端に外径ネジ部310が形成されている。この外径ネジ部310には筒体110の一端がねじ込み固定される。筒体110内には、軸方向移動自在に内装されたスピンドル(不図示)が挿入されている。筒体110の他端にはクランプホルダ111が取り付けられ、クランプホルダ111によりダイヤルゲージ(不図示)のステム(不図示)が保持される。ダイヤルゲージ(不図示)はスピンドル(不図示)の移動量を検出する。
ヘッド本体部300には、その外径ネジ部310の軸線に沿った第1孔321が穿設されている。
この第1孔321内には下部ロッド210が挿入されており、下部ロッド210と前記スピンドル(不図示)とは同軸であって、同じ軸線に沿って移動可能となっている。そして、下部ロッド210の上端211が前記スピンドル(不図示)の下端に点接触で接しており、下部ロッド210と前記スピンドル(不図示)とは連動するようになっている。
なお、下部ロッド210またはスピンドル(不図示)には、筒体110との間に第1圧縮コイルバネ(不図示)が介装され、下部ロッド210またはスピンドル(不図示)は下方向(筒体110の下端側)に向けて付勢されている。
ヘッド本体部300の底面302は平面になるように加工されている。また、ヘッド本体部300の内側であって底面302寄りには、第1孔321と連通しかつ第1孔321と直交する第2孔322が穿設されている。第2孔322内には測定子400が進退自在に挿入されている。測定子400の進退方向は、スピンドル(不図示)および下部ロッド210の移動方向に対して直交している。
第1孔321と第2孔322との交差部において、直角三角形状のカム330が回動可能に軸支されている。カム330の一方のカム面には測定子400の基端が当接し、これと直交する他方のカム面には下部ロッド210の下端が当接している。このカム330により、測定子400の進退量が直角方向に変換されて下部ロッド210に伝えられる。
測定子400の外側面において軸線に沿って所定の長さを有する長溝420が設けられ、この長溝420内にはヘッド本体部300の底面302から圧入された係止板340の先端が係合する。
係止板340と長溝420とにより測定子400の前進限および後退限のストッパが構成されている。
下部ロッド210またはスピンドル(不図示)が第1圧縮コイルバネ(不図示)によって下方向に付勢されているので、測定子400は常にヘッド本体部300から突出する方向に付勢されている。
ヘッド本体部300において測定子400とは反対側の部分にはアンビル240がネジ込まれている。
ヘッド本体部300の図中右側には、測定子400の進退方向に摺動自在とされたガイド部材230が設けられている。ヘッド本体部300は、その測定子400側の端面中央部に開口部が水平とされた溝304を有し、側面からみて略コ字形になっている。ガイド部材230は、開口部が垂直な第1溝231を有していて平面視略コ字形になっており、さらに、この第1溝231と直交し下面が開放した第2溝232をガイド部材230の下部に有する。
ガイド部材230は、ヘッド本体部300の前方側(一方側)からヘッド本体部300の溝304に嵌まり、このとき、ガイド部材230の第1溝231および第2溝232はヘッド本体部300の側面に外嵌する。
これにより、ガイド部材230はヘッド本体部300の側面に案内されて進退自在となっている。
ガイド部材230とヘッド本体部300との間には第2圧縮コイルバネ233が介装されている。
第2圧縮コイルバネ233の作用によりガイド部材230は常時ヘッド本体部300から突出する方向に付勢されている。
ヘッド本体部300に前方側(一方側)からネジ306がネジ込まれ、このネジ306の頭部がガイド部材230の前端に引っ掛かることで、ガイド部材230のストッパになっている。
ガイド部材230がヘッド本体部300に嵌まった状態で、ガイド部材230は、測定子400を上方から覆うように測定子400の中心軸線に対し左右対称の略門形になっている。そして、ガイド部材230の図中右側面には略半円形状の凸部である半円凸部236が一体的に形成されている。半円凸部236は、その中心が測定子400の軸線と一致するようになっており、半円凸部236の周縁部は滑らかにR面取りされている。半円凸部236が孔などの被測定面にしっかり当たった状態になったとき、測定子400が被測定面に対して垂直に当接するようになっている。このときの測定子400の進退量が下部ロッド210、スピンドル(不図示)を介してダイヤルゲージ(不図示)に伝わり、ダイヤルゲージ(不図示)の表示値から内径の測定値が得られる。
このような構成において、ヘッド部200の構成部品のほとんどが測定子400の軸線より上側に設けられている。
その分、測定子400の軸線とヘッド本体部300の底面302との間の寸法が短くなり、このシリンダゲージ100は浅穴や盲穴などの底部近辺の直径を測定するのに好適となる。
特に、測定子400にはバネ等の付勢手段が直接設けられておらず、第1圧縮コイルバネ(不図示)の力を下部ロッド210またはスピンドル(不図示)を介して間接的に測定子400に伝えて付勢するようにしたから、この点からも測定子400中心軸から底面302までの寸法が短くなっている。
実公昭62−44327
このシリンダゲージ100で孔の内径を測定するとき、測定子400は被測定面によって内側に押し返された状態にある。この状態からヘッド部200を孔から引き抜くと、第1圧縮コイルバネ(不図示)の力によって測定子400は突出方向に進出することになる。ストッパ(係止板340)があるので測定子400が抜け落ちるということはない。
しかしながら、測定子400がストッパ(係止板340)に衝突すると、ストッパ(係止板340)や測定子400、ヘッド本体部300に大きな衝撃が掛かり、続いて、反作用がカム330、下部ロッド210およびスピンドル(不図示)に掛かることになる。
数万回、数十万回という繰り返しの測定を行うことを考えると、部品の損傷が大きく、寿命に影響がでてくる。
このように、製品寿命の問題があったりするのであるが、薄底の構成を維持するため、測定子400とヘッド本体部300との間に緩衝手段を設けるということはこれまで採用されてこなかった。
本発明の目的は、測定子とヘッド本体部との間に緩衝手段を設け、長寿命化を達成できる薄底タイプのシリンダゲージを提供することにある。
本発明の内側測定器のヘッド部は、
被測定物の内側を測定する内側測定器のヘッド部であって、
前記ヘッド部は、
ヘッド本体部と、
一端面に測定球面を有し、前記ヘッド本体部の内外を貫通して移動可能に設けられた測定子と、を有し、
前記測定子は、その他端寄りにおいて、周方向に彫られたバネ受け溝を有し、
前記バネ受け溝と前記ヘッド本体部の内側端面との間に圧縮コイルバネが介装されている
ことを特徴とする。
本発明では、
前記圧縮コイルバネは、
その内側に前記測定子を受け入れる径を有するとともに、前記測定子の他端側に対応する座巻きは前記バネ受け溝に外嵌するように他の部分よりも径小になっている
ことが好ましい。
本発明では、
当該ヘッド部は、さらに、
前記測定子の移動方向と直交する方向に移動可能なロッドと、
前記測定子の他端と前記ロッドとの間において、前記ヘッド本体部に回動可能に軸支されたカムと、を備え、
前記測定子および前記ロッドは、端面またはその全体がセラミックスである
ことが好ましい。
本発明の内側測定器のヘッド部は、
被測定物の内側を測定する内側測定器のヘッド部であって、
前記ヘッド部は、
ヘッド本体部と、
一端面に測定球面を有し、前記ヘッド本体部の内外を貫通して移動可能に設けられた測定子と、
前記測定子の移動方向と直交する方向に移動可能なロッドと、
前記測定子の他端と前記ロッドとの間において、前記ヘッド本体部に回動可能に軸支されたカムと、を備え、
前記測定子および前記ロッドは、端面またはその全体がセラミックスである
ことを特徴とする。
本発明の内側測定器は、前記ヘッド部を具備したことを特徴とする。
本発明では、
当該ヘッド部は、さらに、
前記測定子の移動方向と直交する方向に移動可能なロッドと、
前記測定子の他端と前記ロッドとの間において、前記ヘッド本体部に回動可能に軸支されたカムと、を備え、
当該内側測定器は、さらに、前記ロッドを前記カムに向かう方向に付勢する付勢手段を備え、
前記圧縮コイルバネの付勢力は、前記付勢手段の付勢力と同じかそれ以上である
ことが好ましい。
シリンダゲージの外観図。 ヘッド部を拡大した図。 ヘッド部の断面図。 ヘッド部の分解斜視図。 課題を説明するための図。 本実施形態の断面図。 本実施形態の測定子を示す図。 第3圧縮コイルバネを示す図。
本発明の第1の特徴は、ヘッド本体部300と測定子400との間に第3圧縮コイルバネを介装した点にある(図6参照)のであるが、本発明の具体的構成を説明する前に、図5を参照しながら、単純に通常のコイルバネ50を設けようとした場合の課題を説明しておく。
図5のように、単純にヘッド本体部300と測定子400との間にコイルバネ50を介装しようとすると次のような問題が生じてくる。
ヘッド本体部300と測定子400との間にコイルバネ50を介装するとすれば、例えば図5に示すように、測定子400にバネ受けの鍔410を設けることが考えられる。そうすると、鍔410を設ける分だけ測定子400の径が大きくなり、測定軸より下側に余計なスペースを確保しなければならなくなってくる。これは浅孔測定という目的に鑑みると好ましくない。
また、仮に、ヘッド本体部300と測定子400との間にコイルバネ50を介装したとすると、コイルバネ50が入る分、測定子400の保持部350が短くなることになる。そうすると、測定子400の作動が不安定になる虞がある。
また、測定子400に鍔410のような部分的な出っ張りを設けるとなると、加工工数がかなり増加する(切削量が多くなる)。測定子400やヘッド本体部300をもっと複雑に加工することが許されるなら、いろいろな工夫があるかもしれないが、価格下落の風潮にあって加工の手間やコストを大幅に増やすようなことは望めない。
このような事情から、薄底タイプのシリンダゲージ100にあっては、寿命の問題があったりしても、測定子400とヘッド本体部300との間に緩衝手段を設けるということはこれまで採用されてこなかった。
本発明の実施形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を説明する。
本実施形態の第1の特徴は、図6に示すように、ヘッド本体部300と測定子400との間に第3圧縮コイルバネ500(図6参照)を介装した点にある。
本実施形態を図6、図7、図8に示す。
図6において、ヘッド本体部300は、第1孔321に直交する第2孔322を有している。第1孔321と第2孔322との交差部において第1孔321が径大になっており、これによってできたスペースにカム330が配設されている。このスペースをカム配置スペース325と称することにする。
第2孔322のうち、カム330を間にして一方側には測定子400がスライド可能に挿入されている。そこで、第2孔322のうち測定子400が配置された側の孔を測定子孔323と称することにする。なお、測定子孔323の内面が測定子400を保持する保持部350に相当することになる。
ヘッド本体部300において、測定子孔323の他方側の開口の縁部は、測定子孔323の軸線に対して垂直な端面324になっている。この端面324は、後の説明で明らかになるように、バネ受けの端面になるので、バネ受け端面324と称することにする。
図7は、本実施形態の測定子400を示す図である。
測定子400は、全体的には円柱状であり、一方の端面に測定球面430を有しており、他方の端面はカム330に当接するためのカム当接面440になっている。測定子400は、その他方側寄りにおいて、周方向に彫られた溝条450を有する。この溝条450は、後の説明で明らかになるように、バネ受けの溝になるので、バネ受け溝450と称することにする。
なお、係止板340と係合するための長溝420のようなものは本実施形態では必要ない。
測定子400が測定子孔323に挿入されたとき、バネ受け溝450はバネ受け端面324よりも他方側に突き出る。そして、バネ受け溝450とバネ受け端面324との間に第3圧縮コイルバネ500が装着される。
図8は、第3圧縮コイルバネ500を示す図である。図8中、右側(一方側)の座巻きがバネ受け端面324に当接し、左側(他方側)の座巻きがバネ受け溝450に嵌まる。右側(一方側)の座巻きを第1座巻き510とし、左側(他方側)の座巻きを第2座巻き520とする。
第3圧縮コイルバネ500の径は、測定子400の径よりもわずかに大きい程度であり、測定子400が第3圧縮コイルバネ500の内側にちょうど入る。ただし、第2座巻き520だけは、他の部分より径小になっており、第2座巻き520はバネ受け溝450に外嵌する。
このような構成において、第3圧縮コイルバネ500は、バネ受け端面324からの反力を受けて、測定子400を他方側に付勢する。言い換えると、第3圧縮コイルバネ500は、測定子400を突出方向とは反対側、つまり、測定子400が引っ込む方向に測定子400を付勢している。第1圧縮コイルバネ(不図示)は、スピンドル(不図示)または下部ロッド210を突出方向(下方向)に付勢しているのに対し、第3圧縮コイルバネ500は、第1圧縮コイルバネ(不図示)の力とは反対の方向に測定子400を付勢していることになる。
なお、第1圧縮コイルバネ(不図示)と第3圧縮コイルバネ500とでは、第1圧縮コイルバネ(不図示)の方が強いとする。
このような構成において、薄底タイプを維持しながら測定子400とヘッド本体部300との間に第3圧縮コイルバネ500を介装することができた。第3圧縮コイルバネ500としては、径が一定のものではなく、第2座巻き520が径小になっているものを採用している。例えば、径が一定のコイルバネを使うと、図5に示したように、測定子400にバネ受け鍔410を設けなければならないので薄底タイプを維持できない。この点、本実施形態では、第2座巻き520が径小になっているコイルバネを採用したことで、測定子400側のバネ受けを周溝(バネ受け溝)450にすることができた。したがって、薄底タイプを維持しながら測定子400とヘッド本体部300との間に緩衝手段を設けることに成功した。
また、座巻き(第2座巻き520)の部分はバネ受け溝450に嵌めるようにしている。このことは、例えばバネ受け鍔(410、図5参照)でバネ受けすることに比べてスペース効率に優れており、結果として保持部350の長さを確保することに繋がっている。従って、測定子400の作動が安定する。
測定子400の飛び出しは第3圧縮コイルバネ500によって止められるので、本実施形態では係止板(ストッパ)のようなものは必要無い。測定子400の作動距離のリミットは第3圧縮コイルバネ500という弾性部材で規制されるので、部品同士(係止板340や測定子400)が衝突するようなこともなくなり、長寿命化、測定精度向上に繋がる。
係止板340が不要になる分、ヘッド本体部300の底面302で大きな力を受ける必要は無くなる。その分、ヘッド本体部300の底面302を薄化することも可能である。
(変形例1)
上記実施形態では、第1圧縮コイルバネ(不図示)の方が第3圧縮コイルバネ500よりも強いとした。
逆に、第3圧縮コイルバネ500の方が第1圧縮コイルバネ(不図示)よりも強くてもよい。この場合、通常状態では測定子400は引っ込んでいる。したがって、被測定物Wとなる孔や溝にヘッド部200を差し入れた後、ゆっくりとスピンドル(不図示)(または下部ロッド)を押し下げて、測定球面430を被測定物Wに当接させればよい。
あるいは、第3圧縮コイルバネ500と第1圧縮コイルバネ(不図示)とはほぼ同じ強さであってもよい。
あるいは、第1圧縮コイルバネ(不図示)は無くてもよい。第3圧縮コイルバネ500があれば、スピンドル(不図示)、下部ロッド210および測定子400の動きは連動する。
(変形例2)
測定子400のカム当接面440および下部ロッド210のカム当接面220は、例えば、セラミックスのように硬度の高いものにすることが好ましい。端面だけではなく、測定子400の全体および下部ロッド210の全体をセラミックスにしてもよい。上記実施形態のように第3圧縮コイルバネ500を設けると、下部ロッド210と測定子400とはカム330を間にして互いに押し合う関係になる。したがって、測定子400および下部ロッド210のカム当接面440、220に掛かる力がその分大きくなる。そこで、測定子400のカム当接面440および下部ロッド210のカム当接面220については、硬度が高く、耐摩耗性に優れた材料で形成されていることが好ましい。また、下部ロッド210および測定子400の全体が硬度の高い材料(例えばセラミックス)で形成されていれば、摺動面全体の摩耗が軽減し、シリンダゲージ100の寿命がその分さらに長くなる。
なお、ここでいうセラミックスというのは、高硬度で耐摩耗性に優れたものであればよく、構成材料そのものは特に限定されない。
例示するならば、ジルコニア(ZrO2)またはアルミナ(Al2O3)を主成分とした焼結体であり、硬度がHV1200以上あるものが好ましい。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更したものは本発明の技術的範囲に属する。
50…コイルバネ、100…シリンダゲージ、110…筒体、111…クランプホルダ、200…ヘッド部、210…下部ロッド、211…下部ロッドの上端、220…カム当接面、230…ガイド部材、231…第1溝、232…第2溝、233…第2圧縮コイルバネ、236…半円凸部、240…アンビル、300…ヘッド本体部、302…底面、304…溝、306…ネジ、310…外径ネジ部、321…第1孔、322…第2孔、323…測定子孔、324…バネ受け端面、325…カム配置スペース、330…カム、340…係止板、350…保持部、400…測定子、410…バネ受け鍔、420…長溝、430…測定球面、440…カム当接面、450…バネ受け溝、500…第3圧縮コイルバネ、510…第1座巻き、520…第2座巻き。

Claims (5)

  1. 被測定物の内側を測定する内側測定器のヘッド部であって、
    前記ヘッド部は、
    ヘッド本体部と、
    全体的に円柱状であって、一端面に測定球面を有し、前記ヘッド本体部の内外を貫通して軸方向に移動可能に設けられた測定子と、
    前記ヘッド本体部に案内されて、前記測定子の進退方向に摺動自在とされたガイド部材と、
    前記測定子の移動方向と直交する方向に移動可能なロッドと、
    前記測定子の他端と前記ロッドとの間において、前記ヘッド本体部に回動可能に軸支されたカムと、
    前記ロッドを前記カムに向かうように付勢する第1圧縮コイルバネと、
    前記ヘッド本体部と前記ガイド部材との間に介装された第2圧縮コイルバネと、
    前記ヘッド本体部と前記測定子との間に介装された第3圧縮コイルバネと、を有し、
    前記ヘッド本体部は、側面からみて略コ字形になるように、端面中央部に開口部が水平とされた溝を有しており、
    前記ガイド部材は、平面視略コ字形になるように第1溝を有していて、さらに、この第1溝と直交し下面が開放した第2溝を当該ガイド部材の下部に有していて、
    前記ヘッド本体部の前記溝と前記ガイド部材の前記第1溝とが嵌まるようにして、前記ガイド部材の前記第2溝が前記ヘッド本体部の側面に外嵌しており、
    さらに、前記ヘッド本体部の前記溝と前記ガイド部材の前記第1溝との間には、前記ガイド部材を前記ヘッド本体部から突出する方向に付勢するように前記第2圧縮コイルバネが介装されており、
    前記測定子は、その他端寄りにおいて、周方向に彫られたバネ受け溝を有し、
    前記第3圧縮コイルバネは、その内側に前記測定子を受け入れる径を有するとともに、前記測定子の他端側に対応する座巻きは前記バネ受け溝に外嵌するように他の部分よりも径小になっていて、
    前記座巻きが前記バネ受け溝に入ることで前記測定子に前記第3圧縮コイルバネが取り付けられた状態になり、さらに、前記バネ受け溝と前記ヘッド本体部の内側端面との間に前記第3圧縮コイルバネが介装されて、前記第3圧縮コイルバネが前記測定子をその他端側に付勢している
    ことを特徴とする内側測定器のヘッド部。
  2. 請求項1記載の内側測定器のヘッド部において、
    前記測定子は、端面またはその全体がセラミックスである
    ことを特徴とする内側測定器のヘッド部。
  3. 請求項1または請求項2に記載の内側測定器のヘッド部において、
    記ロッドは、端面またはその全体がセラミックスである
    ことを特徴とする内側測定器のヘッド部
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の内側測定器において
    前記第3圧縮コイルバネの付勢力は、前記第1圧縮コイルバネの付勢力と同じかそれ以上である
    ことを特徴とする内側測定器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のヘッド部を具備した内側測定器。
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