JP6535206B2 - 露光方法及び露光装置 - Google Patents

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本発明は露光方法及び露光装置に関する。
従来から、露光装置として、露光される基板が上方に配置される基台と、マスクを介して基板に光を照射する露光用光源と、を備えるものが知られている。このような露光装置においては、マスクに所定のパターンが形成されている。そして、当該マスクを介して基板に光を照射することにより、パターンを基板に転写する。
ここで、基板は必ずしも平坦ではなく、特に作業工程の進んだものでは歪みが発生することが多い。このように基板が平坦でない場合には、基台(例えばワークチャック)に適切に吸着させることができず、露光精度が悪化してしまう虞がある。
そこで、図15に示すように、特許文献1の基板露光装置では、先ず、下面202にマスクフィルム100Mが被着固定された上枠200によって、フィルム状の基板100Wを押圧する。これにより、基板100Wの反りや皺を除いて、下枠100の上面102上において基板100Wを平坦にする。その後、真空吸着装置120で真空引することで、基板100Wを下枠100の上面102に吸着固定する。
また、図16に示すように、特許文献2の露光装置は、基板311を支持する基板支持台312と、基板311の周囲を取り囲むように延びる中空のシール部材313と、を有する。シール部材313上には、フォトマスク306が載せられる。基板支持台312と基板311とシール部材313とフォトマスク306とで囲まれた第1の空間327と、シール部材313の中空内部である第2の空間328と、に圧力を供給する。そして、当該圧力の値を適宜設定することにより、フォトマスク306を基板311の表面全体にわたって均一に密着させることを図っている。また、基板支持台312には複数の吸引孔325が形成されており、吸引孔325に負圧を加えることにより基板311を吸着して保持する。
特開2001−209192号公報 特開2004−54255号公報
しかし、特許文献1及び2の発明では、基板とマスクとを接触させる必要があるため、基板及びマスクの接触面に傷が発生する虞があった。
また、基板のみならず、マスクが平坦でない場合も有り得るが、このような場合には、基板の形状をマスクの形状に対応させた上で露光を行う必要がある。しかしながら、特許文献1及び2には、基板を平坦にすることについて記載されているのみであり、このような事態に対応することが困難であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、基板及びマスクに傷が発生することを抑制しつつ、基板に所望の曲率を持たせることが可能な露光方法及び露光装置を提供することを目的とする。なお、「基板に所望の曲率を持たせる」とは、ゼロの曲率を基板に持たせて、基板を平坦にする場合も含まれる。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 露光される基板が上方に配置される基台を備え、
露光用光源からの光を、マスクを介して前記基板に照射して露光する工程を備える露光方法であって、
前記基台の上面には、複数の凹溝が設けられ、
前記凹溝の内部には、上端が前記基台の上面よりも上方に突出し、上下方向に伸縮自在なベローズが配置され、
前記凹溝の内部において前記ベローズの内部には、前記基台の上面と同一面上、又は該上面よりも上方に位置する支持面を有する支持部材が設けられ、前記支持面には、前記ベローズの内部を真空引きすることが可能、且つ、露光時に前記基板を押し付けることが可能な、真空装置に連通する連通溝が設けられ、
前記基板を複数の前記ベローズ上に載置する工程と、
前記ベローズの内部を真空引きすることによって、前記ベローズの上端を前記基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、前記支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、複数の前記支持面の位置関係に対応した曲率を前記基板に持たせる工程と、
を備え
前記露光工程は、前記基板が少なくとも前記支持部材の支持面に押し付けられた状態で行われることを特徴とする露光方法。
(2) 複数の前記支持部材の支持面は、前記基台の上面と同一面上に位置し、
前記基板を複数の前記ベローズ上に載置する工程と、
前記ベローズの内部を真空引きすることによって、前記ベローズの上端を前記基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、前記支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、前記基板を平面状に固定する工程と、
を備えることを特徴とする(1)に記載の露光方法。
(3) 前記基台は、前記上面に真空引き可能な複数の真空溝が形成されたワークチャックであり、
複数の前記真空溝を真空引きすることにより、前記基板の下面を前記ワークチャックの上面に吸着固定する工程と、
を備えることを特徴とする(2)に記載の露光方法。
(4) 複数の前記真空溝の合計面積は、前記ワークチャックの上面の面積よりも大きいことを特徴とする(3)に記載の露光方法。
(5) 前記真空溝の底部に、前記真空溝の深さと略同じ高さを有する複数の突起が形成されていることを特徴とする(3)又は(4)に記載の露光方法。
(6) 複数の前記支持部材は、それぞれ前記ベローズを保持しながら、上下方向に昇降可能であり、
複数の前記支持部材を上昇させることにより、該支持部材の支持面を、前記基台の上面よりも上方において、互いに同一平面上に位置させる工程と、
前記基板を複数の前記ベローズ上に載置する工程と、
前記ベローズの内部を真空引きすることによって、前記ベローズの上端を前記基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、前記支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、前記基板を平面状にする工程と、
前記支持部材を下降させて、前記基板の下面を前記基台の上面と密着させる工程と、
を備えることを特徴とする(1)に記載の露光方法。
(7) 前記基台は、前記上面に真空引き可能な複数の真空溝が形成されたワークチャックであり、
複数の前記真空溝を真空引きすることにより、前記基板の下面を前記ワークチャックの上面に吸着固定する工程と、
を備えることを特徴とする(6)に記載の露光方法。
(8) 複数の前記真空溝の合計面積は、前記ワークチャックの上面の面積よりも大きいことを特徴とする(7)に記載の露光方法。
(9) 前記真空溝の底部に、前記真空溝の深さと略同じ高さを有する複数の突起が形成されていることを特徴とする(7)又は(8)に記載の露光方法。
(10) 複数の前記支持部材は、それぞれ前記ベローズを保持しながら、上下方向に昇降可能であり、
複数の前記支持部材を上昇させることにより、該支持部材の支持面を、前記基台の上面よりも上方において、互いに同一平面上に位置させる工程と、
前記基板を複数の前記ベローズ上に載置する工程と、
前記ベローズの内部を真空引きすることによって、前記ベローズの上端を前記基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、前記支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、前記基板を平面状にする工程と、
を備えることを特徴とする(1)に記載の露光方法。
(11) 前記基台の上面から前記基板の下面までの距離を測定するセンサを備え、
前記センサによって得られた前記基板の位置情報に基づいて、複数の前記支持部材を昇降させて、前記基板を平面状にする工程を備えることを特徴とする(10)に記載の露光方法。
(12) 複数の前記支持部材は、それぞれ前記ベローズを保持しながら、上下方向に昇降可能であり、
複数の前記支持部材を上昇させることにより、該支持部材の支持面を、前記基台の上面よりも上方において、それぞれの前記支持面と前記マスクの下面との上下方向距離が略同一となるように位置させる工程と、
前記基板を複数の前記ベローズ上に載置する工程と、
前記ベローズの内部を真空引きすることによって、前記ベローズの上端を前記基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、前記支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、複数の前記支持面の位置関係に対応した曲率を前記基板に持たせて、前記基板の上面と前記マスクの下面との上下方向距離を均一にする工程と、
を備えることを特徴とする(1)に記載の露光方法。
(13) 複数の前記支持部材は、それぞれ前記ベローズを保持しながら、上下方向に昇降可能であり、
複数の前記支持部材を上昇させることにより、該支持部材の支持面を、前記基台の上面よりも上方において、互いに同一平面上に位置させる工程と、
複数の前記支持部材のうち、少なくとも一つを上昇又は下降させる工程と、
前記基板を複数の前記ベローズ上に載置する工程と、
前記ベローズの内部を真空引きすることによって、前記ベローズの上端を前記基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、前記支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、局部的に歪みのある前記基板に対応した位置に前記支持面の高さを変えることによって、所望の曲率を前記基板に持たせて、前記基板を局所的に歪ませる工程と、
を備えることを特徴とする(1)に記載の露光方法。
(14) 露光される基板が上方に配置される基台と、
マスクを介して前記基板に光を照射する露光用光源と、
を備える露光装置であって、
前記基台の上面には、複数の凹溝が設けられ、
前記凹溝の内部には、上端が前記基台の上面よりも上方に突出し、上下方向に伸縮自在なベローズが配置され、
前記凹溝の内部において前記ベローズの内部には、前記基台の上面と同一面上、又は該上面よりも上方に位置する支持面を有する支持部材が設けられ、
前記支持面には、前記ベローズの内部真空引きすることが可能、且つ、露光時に前記基板を押し付けることが可能な、真空装置に連通する連通溝が設けられることを特徴とする露光装置。
(15) 前記基台は、前記上面に真空引き可能な複数の真空溝が形成されたワークチャックであることを特徴とする(14)に記載の露光装置。
(16) 複数の前記支持部材は、それぞれ前記ベローズを保持しながら、上下方向に昇降可能であることを特徴とする(14)又は(15)に記載の露光装置。
(17) 複数の前記真空溝の合計面積は、前記ワークチャックの上面の面積よりも大きいことを特徴とする(15)に記載の露光装置。
(18) 前記真空溝の底部に、前記真空溝の深さと略同じ高さを有する複数の突起が形成されていることを特徴とする(17)に記載の露光装置。
本発明の露光方法及び露光装置によれば、ベローズの内部を真空引きすることによって、ベローズの上端を基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、複数の支持面の位置関係に対応した曲率を基板に持たせることが可能である。また、従来文献のように、マスクと基板を接触させずとも、基板に所望の曲率を持たせることができるので、マスク及び基板に傷が発生することを抑制できる。
図2のI−I断面矢視図である。 第1実施形態に係る露光装置の断面図である。 第1実施形態に係る露光装置の断面図である。 第1実施形態に係る露光装置の断面図である。 第2実施形態に係る露光装置の断面図である。 第2実施形態に係る露光装置の断面図である。 第2実施形態に係る露光装置の断面図である。 第2実施形態に係る露光装置の断面図である。 第3実施形態に係る露光装置の断面図である。 第3実施形態に係る露光装置の断面図である。 第4実施形態に係る露光装置の断面図である。 第5実施形態に係る露光装置の断面図である。 第6実施形態に係る露光装置の平面図である。 (a)は第7実施形態に係る露光装置の平面図、(b)は(a)のXIV−XIV断面図である。 (A)〜(D)は特許文献1に係る基板露光装置の露光ステップを示す図である。 特許文献2に係る露光装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る露光装置及び露光方法について、図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る露光装置1は、露光される基板3が上方に配置されるワークチャック10(基台)と、マスク(不図示)を介して基板3に光を照射する露光用光源(不図示)と、を備える。なお、図2には、中心部が下方に向かって凸となるように歪んだ基板3が示されているが、本実施形態の露光装置1は、任意の形状の基板3に適用可能であり、例えば、基板3は中心部が上方に向かって凸となるように歪んだ形状であってもよい。
ワークチャック10の上面11は、上方から見た断面が略正方形状である。上面11の四方の角部及び中心部の五箇所には、上方から見た断面が略正方形状である凹溝15が形成されている。なお、ワークチャック10の上面11や凹溝15の断面形状は、図1に示されたような略正方形状に限定されず、任意の形状とすることが可能であり、例えば、円形や矩形としても構わない。
凹溝15の内部の略中心には、上下方向に伸縮自在な中空のベローズ17が配置されている。自由長においてベローズ17の上端17aは、ワークチャック10の上面11よりも上方に突出する。また、凹溝15の内部においてベローズ17の内部には、上方に基板3を支持可能な支持面19aを有する支持部材19が設けられる。本実施形態の支持部材19は、凹溝15の底面から上方に延びる棒状部材であり、ワークチャック10と一体に形成されている。支持部材19の支持面19aは、ワークチャック10の上面11と同一面上に位置する。また、支持部材19の支持面19aには、図示せぬ真空装置に連通する連通溝20が設けられており、ベローズ17の内部を真空引き可能である。
ワークチャック10の上面11には、図示せぬ真空装置に連通し、真空引き可能な複数の真空溝13が形成される。複数の真空溝13は、上面11の周縁部、及び凹溝15同士の間に、網目状に配置されている。また、真空溝13は、ワークチャック10の内部において凹溝15に連通する凹溝真空溝14を有する。なお、凹溝真空溝14は必ずしも設ける必要はなく、凹溝真空溝14を設けない場合には、凹溝15を独立して真空引き可能な構成とすればよい。
このように構成された露光装置1では、以下のような露光方法が用いられる。先ず、図3に示すように、基板3を複数のベローズ17上に配置する。このとき、ベローズ17は基板3の形状に合わせて伸縮し、全てのベローズ17の上端17aが基板3の下面3aに密着する。
次に、ベローズ17の内部を、連通溝20を介して真空引きすることによって、ベローズ17の上端17aを基板3の下面3aに吸着固定させる。さらにベローズ17の内部を真空引きすると、図4に示すように、ベローズ17が収縮(下降)して、当該ベローズ17が吸着固定した基板3も下降する。下降した基板3は、複数の支持部材19の支持面19a及びワークチャック10の上面11に押し付けられるので、これら複数の支持面19a及び上面11の位置関係に対応した曲率を、基板3に持たせることができる。本実施形態では、複数の支持面19a及び上面11が同一平面上に位置するので、基板3の曲率がゼロとなり、基板3を平面状に固定することができる。
そして、複数の支持面19a及び上面11に密着した基板3の下面3aは、複数の真空溝13(凹溝真空溝14)を真空引きすることによって、ワークチャック10の上面11に吸着固定される。このように、基板3を平面状にして、ワークチャック10の上面11に確実に吸着固定した上で、露光用光源からの光を、マスクを介して基板3に照射することにより露光を行う。
以上説明したように、本実施形態の露光装置1によれば、ベローズ17の内部を真空引きすることによってベローズ17の上端17aを基板3の下面3aに吸着させるとともに収縮させて、支持部材19の支持面19aに基板3を押し付けることにより、複数の支持面19aの位置関係に対応した曲率を基板に持たせることが可能である。また、従来文献のように、マスクと基板3を接触させずとも、基板3に所望の曲率を持たせることができるので、マスク及び基板3に傷が発生することを抑制できる。
特に、支持部材19の支持面19aは、ベローズ17の内部を真空引きすることによって、ベローズ17の上端17aを基板3の下面3aに吸着させるとともに収縮させて、支持部材19の支持面19aに基板3を押し付けることにより、基板3を平面状に固定することができる。
さらに、ワークチャック10に設けられた複数の真空溝13を真空引きすることにより、基板3の下面3aをワークチャック10の上面11に確実に吸着固定して、基板3とマスクとの距離を均一にした上で、精度よく露光を行うことができる。
なお、連通溝20を介したベローズ17の内部の真空引き、及び真空溝13(凹溝真空溝14)の真空引きは、必ずしもこの順番で行う必要はなく、同時に行っても構わない。また、凹溝15、ベローズ17、及び支持部材19等の位置及び数は限定されず、基板3の剛性等を考慮して適宜設定すればよい。また、支持部材19が配置される位置は、凹溝15の内部であれば、必ずしもベローズ17の内部に限られず、ベローズ17の外部であっても構わない。
また、上述の実施形態では、ワークチャック10に複数の真空溝13が形成される構成であったが、本発明は当該構成に限定されるものではなく、真空溝13を設けなくてもよい。この場合であっても、ベローズ17の内部を真空引きすることによって、ベローズ17の上端17aを基板3の下面3aに吸着させるとともに収縮させて、支持部材19の支持面19a及びワークチャック10の上面11に基板3を押し付けることが可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る露光装置1について説明する。なお、本実施形態の露光装置1は、第1実施形態と基本的構成を同一とするので、相違部分について詳述し、同一部分については同一符号を付すことにより説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態における複数の支持部材19は、ワークチャック10とは別体とされ、それぞれベローズ17を支持しながら、上下方向に昇降可能とされている。それぞれの支持部材19の下部には駆動機構21が連結されており、当該駆動機構21により支持部材19を上下方向に駆動する。駆動機構21としては、例えばボールねじ、リニアモータ、エアーシリンダー等が例示される。
このように構成された露光装置1では、以下のような露光方法が用いられる。先ず、図5に示すように、複数の駆動機構21により複数の支持部材19を上昇させることにより、支持面19aを、ワークチャック10の上面11よりも上方において、互いに概ね同一平面上に位置させる。
そして、図6に示すように、基板3を複数のベローズ17上に配置する。このとき、ベローズ17は基板3の形状に合わせて伸縮し、ベローズ17の上端17aが基板3の下面3aに密着する。
次に、ベローズ17の内部を、連通溝20を介して真空引きすることによって、ベローズ17の上端17aを基板3の下面3aに吸着固定させる。さらに、ベローズ17の内部を真空引きすると、図7に示すように、ベローズ17が収縮して、当該ベローズ17が吸着固定した基板3も下降する。下降した基板3は、複数の支持部材19の支持面19aに押し付けられるので、これら複数の支持面19aの位置関係に対応した曲率を、基板3に持たせることができる。本実施形態では、複数の支持面19aが同一平面上に位置するので、基板3の曲率がゼロとなり、基板3を平面状とすることができる。
続いて、図8に示すように、支持面19aがワークチャック10の上面11と同一平面上に位置するように、駆動機構21によって支持部材19を下降させて、基板3の下面3aをワークチャック10の上面11と密着させる。
そして、複数の支持面19a及び上面11に密着した基板3の下面3aは、複数の真空溝13(凹溝真空溝14)を真空引きすることによって、ワークチャック10の上面11に吸着固定される。このように、基板3を平面状にして、ワークチャック10の上面11に確実に吸着固定した上で、露光用光源からの光を、マスクを介して基板3に照射することにより露光を行う。
以上説明したように、本実施形態の露光装置1によっても、第1実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
また、本実施形態では、複数の支持部材19はそれぞれベローズ17を支持しながら上下方向に昇降可能であるので、歪みの大きい基板3に対応することが可能である。すなわち、基板3を複数のベローズ17上に載置する際に、予めそれぞれの支持部材19の支持面19aの高さを、基板3の歪みに対応した高さに変更しておくことで、歪みの大きい基板3に対応することができる。
また、第1実施形態と同様、本実施形態においても真空溝13は必ずしも設けなくてよく、この場合であっても、ベローズ17の内部を真空引きすることによって、ベローズ17の上端17aを基板3の下面3aに吸着させるとともに収縮させて、支持部材19の支持面19a及びワークチャック10の上面11に基板3を押し付けることが可能である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る露光装置1について説明する。図9に示すように、本実施形態の露光装置1はワークチャック10に真空溝13(凹溝真空溝14)が形成されない点で、第2実施形態の露光装置1(図5参照。)と異なる。また、図9には、中心部が上方に向かって凸となるように歪んだ基板3が示されている。
このように構成された露光装置1では、以下のような露光方法が用いられる。先ず、図9に示すように、複数の駆動機構21によって複数の支持部材19を上昇させることにより、支持面19aを、ワークチャック10の上面11よりも上方において、互いに概ね同一平面上に位置させる。
そして、基板3を複数のベローズ17上に配置する。このとき、ベローズ17は基板3の形状に合わせて伸縮し、ベローズ17の上端17aが基板3の下面3aに密着する。
次に、ベローズ17の内部を、連通溝20を介して真空引きすることによって、ベローズ17の上端17aを基板3の下面3aに吸着固定させる。さらに、ベローズ17の内部を真空引きすると、図10に示すように、ベローズ17が収縮して、当該ベローズ17が吸着固定した基板3も下降する。下降した基板3は、複数の支持部材19の支持面19aに押し付けられるので、これら複数の支持面19aの位置関係に対応した曲率を、基板3に持たせることができる。本実施形態では、複数の支持面19aが同一平面上に位置するので、基板3の曲率がゼロとなり、基板3を平面状とすることができる。
ここで、ワークチャック10の上面11から基板3の下面3aまでの距離を測定するセンサ(不図示)を設けても良い。この場合、当該センサによって得られた基板3の位置情報に基づいて、複数の駆動機構21によって複数の支持部材19を昇降させて、基板3を平面状としてもよい。このように複数の支持部材19の位置を補正する工程を備えることで、基板3を確実に平面状とすることができる。
このように、基板3を平面状にして、基板3の上面とマスク5の下面との間の上下方向距離Lを均一にした上で、露光用光源からの光を、マスクを介して基板3に照射することにより露光を行う。
以上説明したように、本実施形態の露光装置1によれば、ワークチャック10に真空溝13(凹溝真空溝14)を形成せずとも、精度良く露光を行うことができ、装置の製作コストを減少させることが可能である。また、ワークチャック10の上面11の平面度の精度が良くない場合にも、対応することが可能である。その他の構成及び効果は、上述の実施形態と同様である。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る露光装置1について説明する。図11に示すように、本実施形態の露光装置1の基本的構成は第3実施形態と同一である。このような露光装置1において、平坦ではなく歪んだマスク5に対応するための露光方法を以下に説明する。図11には、中心部が下方に向かって凸となるように歪んだマスク5が示されている。
先ず、複数の駆動機構21によって複数の支持部材19を上昇させることにより、支持面19aを、ワークチャック10の上面11よりも上方において、マスク5の形状に合わせて、それぞれの支持面19aとマスク5の下面との上下方向距離Mが略同一となるように位置させる。すなわち、中心に位置する支持面19aよりも、四隅に位置する支持面19aを上方に位置させる。
そして、基板3を複数のベローズ17上に配置する。このとき、ベローズ17は基板3の形状に合わせて伸縮し、全てのベローズ17の上端17aが基板3の下面3aに密着する。
次に、ベローズ17の内部を、連通溝20を介して真空引きすることによって、ベローズ17の上端17aを基板3の下面に吸着固定させる。さらに、ベローズ17の内部を真空引きすると、図11に示すように、ベローズ17が収縮して、当該ベローズ17が吸着固定した基板3も下降する。下降した基板3は、複数の支持部材19の支持面19aに押し付けられるので、これら複数の支持面19aの位置関係に対応した曲率を、基板3に持たせることができる。すなわち、基板3を、中心部が下方に向かって凸となるように歪んだ形状とすることができる。
このように、基板3の上面とマスク5の下面との間の上下方向距離Lを均一にした上で、露光用光源からの光を、マスクを介して基板3に照射することにより露光を行う。
なお、第3実施形態と同様に、ワークチャック10の上面11から基板3の下面3aまでの上下方向距離を測定するセンサ(不図示)を設けても良い。この場合、当該センサによって得られた基板3の位置情報に基づいて、複数の支持部材19を昇降させて、基板3の上面とマスク5の下面との間の上下方向距離Lが均一となるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の露光装置1によれば、平坦ではなく歪んだマスク5を用いた場合であっても、精度良く露光を行うことが可能である。その他の構成及び効果は、上述の実施形態と同様である。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係る露光装置1について説明する。図12に示すように、本実施形態の露光装置1の基本的構成は第3及び第4実施形態と同一である。このような露光装置1において、基板3を局所的に歪ませる方法について説明する。本実施形態の露光装置1は、露光前に局部的に歪みのある基板3に対して好適であり、当該基板3の歪みを補正した上で露光することが可能である。
先ず、複数の駆動機構21によって複数の支持部材19を上昇させることにより、支持面19aを、ワークチャック10の上面11よりも上方において、互いに同一平面上に位置させる。さらに、複数の支持部材19のうち、少なくとも一つ(図12では、右側の支持部材19)を上昇させる。
そして、基板3を複数のベローズ17上に配置する。このとき、ベローズ17は基板3の形状に合わせて伸縮し、全てのベローズ17の上端17aが基板3の下面3aに密着する。
次に、ベローズ17の内部を、連通溝20を介して真空引きすることによって、ベローズ17の上端17aを基板3の下面3aに吸着固定させる。さらに、ベローズ17の内部を真空引きすると、図12に示すように、ベローズ17が収縮して、当該ベローズ17が吸着固定した基板3も下降する。下降した基板3は、複数の支持部材19の支持面19aに押し付けられる。このとき、局部的に歪みのある基板3に対応した位置に、支持部材19の支持面19aの高さを変えることによって、所望の曲率を基板3に持たせることができる。すなわち、基板3を局所的に歪ませて、図12中の右側端部が上方に屈曲した形状とすることができる。
このように、基板3の局所的に歪ませた上で、露光用光源からの光を、マスクを介して基板3に照射することにより露光を行う。
以上説明したように、本実施形態の露光装置1によれば、基板3の局部的な歪みを補正することが可能である。その他の構成及び効果は、上述の実施形態と同様である。
なお、本実施形態では、複数の支持部材19のうち、少なくとも一つを上昇させて、基板3を局所的に歪ませていたが、少なくとも一つを下降させてもよいことは言うまでもない。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態に係る露光装置1について説明する。なお、本実施形態の露光装置は、上述の実施形態と基本的構成を同一とするので、相違部分について詳述し、同一部分については、同一符号を付すことにより説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態における露光装置1のワークチャック10は、上方から見て略正方形状である。ワークチャック10の四方の角部、中心、及び各辺の中点の9箇所には、上方から見て略円形状である凹溝15が形成されている。凹溝15の形状及び個数や後述の壁部30及び真空溝13を除き、本実施形態の構成は上述の実施形態における構成と同様である。なお、上方から見たワークチャック10の形状は図13に示されたような略正方形状に限定されず、任意の形状とすることが可能である。また、上方から見た凹溝15の形状は図13に示されたような略円形状に限定されず、任意の形状とすることが可能である。
本実施形態では、ワークチャック10の上部が、第1〜第5壁部31〜35からなる壁部30によって構成される。第1壁部31は、上方から見て略円形状であり、その内部に凹溝15を形成する。したがって、第1壁部31は凹溝15と同数の9個である。第2壁部32は、隣り合う第1壁部31同士を連結し、12個設けられる。そして、4個の第1壁部31と、これら4個の第1壁部31同士を連結する4個の第2壁部32と、によって略正方形状の4個の領域S1〜S4が形成される。
それぞれの領域S1〜S4には、第3〜第5壁部33〜35が形成される。第3壁部33は、4個の第1及び第2壁部31、32の内周面に沿う中空形状である。第4壁部34は、第3壁部33の内部に形成され、第3壁部33の内周面に沿う中空形状である。第5壁部35は、第4壁部34の内部に形成され、第4壁部34の内周面に沿う中空形状である。このように、4個の第1及び第2壁部31、32と、第3壁部33と、第4壁部34と、第5壁部35と、は互いに相似した形状とされる。
そして、第1及び第2壁部31、32と第3壁部33との間、第3壁部33と第4壁部34との間、第4壁部34と第5壁部35との間、並びに第5壁部35の内部には、それぞれ真空溝13が形成される。
このようにワークチャック10の上部(上面11)を、複数の壁部31〜35によって分割して構成することで、ワークチャック10の上面11の面積(複数の壁部31〜35上面の合計面積)を減少させ、複数の真空溝13の合計面積(上方から見た面積)を増加させる。これにより、複数の真空溝13による基板3の吸着力を高めることができる。基板3を複数の真空溝13によってより確実に吸着するためには、複数の真空溝13の合計面積を、ワークチャック10の上面11の面積よりも大きくすることが好ましい。
また、第1及び第2壁部31、32と、第3壁部33と、第4壁部34と、第5壁部35と、を互いに相似した形状とすることにより、第1〜第5壁部31〜35(ワークチャック10の上面11)が基板3を均等に支持できる。これにより、真空引きの際に吸着された基板3に、凹凸が生じるのを防止できる。
なお、複数の真空溝13は、ワークチャック10の下部で互いに連結されて同一の真空装置に連通してもよく、それぞれ独立の真空装置に連通しても構わない。また、壁部30は、第1〜第5壁部31〜35からなる構成に限定されず、第5壁部35の内部にさらに他の壁部を設けてもよい。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態に係る露光装置1について説明する。なお、本実施形態の露光装置は、第6実施形態と基本的構成を同一とするので、相違部分について詳述し、同一部分については、同一符号を付すことにより説明を省略する。
真空溝13の底部には、当該真空溝13の深さと略同じ高さを有する複数の突起114が形成されている。突起114を上方から見た形状は図14に示されたような略正方形状に限定されず、例えば円形や矩形等の任意の形状とすることができる。また、突起114の上面の形状は、図14に示されたような平面形状に限定されず、例えば円筒面のように基板3と線接触するような形状や、球面のように基板3と点接触するような形状であってもよい。
このように、真空溝113の底部に複数の突起114を設けることで、上面11と共に突起114が基板3を均等に支持する。したがって、真空引きの際に吸着された基板3に、凹凸が生じるのを防止できる。
また、本出願は、2014年5月8日出願の日本特許出願2014−096930、2014年10月29日出願の日本特許出願2014−219827、及び2014年10月29日出願の日本特許出願2014−219842に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更、改良等が可能である。
1 露光装置
3 基板
3a 下面
5 マスク
10 ワークチャック(基台)
11 上面
13 真空溝
14 凹溝真空溝
15 凹溝
17 ベローズ
17a 上端
19 支持部材
19a 支持面
20 連通溝
21 駆動機構
30 壁部
31 第1壁部
32 第2壁部
33 第3壁部
34 第4壁部
35 第5壁部
114 突起

Claims (18)

  1. 露光される基板が上方に配置される基台を備え、
    露光用光源からの光を、マスクを介して前記基板に照射して露光する工程を備える露光方法であって、
    前記基台の上面には、複数の凹溝が設けられ、
    前記凹溝の内部には、上端が前記基台の上面よりも上方に突出し、上下方向に伸縮自在なベローズが配置され、
    前記凹溝の内部において前記ベローズの内部には、前記基台の上面と同一面上、又は該上面よりも上方に位置する支持面を有する支持部材が設けられ、前記支持面には、前記ベローズの内部を真空引きすることが可能、且つ、露光時に前記基板を押し付けることが可能な、真空装置に連通する連通溝が設けられ、
    前記基板を複数の前記ベローズ上に載置する工程と、
    前記ベローズの内部を真空引きすることによって、前記ベローズの上端を前記基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、前記支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、複数の前記支持面の位置関係に対応した曲率を前記基板に持たせる工程と、
    を備え
    前記露光工程は、前記基板が少なくとも前記支持部材の支持面に押し付けられた状態で行われることを特徴とする露光方法。
  2. 複数の前記支持部材の支持面は、前記基台の上面と同一面上に位置し、
    前記基板を複数の前記ベローズ上に載置する工程と、
    前記ベローズの内部を真空引きすることによって、前記ベローズの上端を前記基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、前記支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、前記基板を平面状に固定する工程と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  3. 前記基台は、前記上面に真空引き可能な複数の真空溝が形成されたワークチャックであり、
    複数の前記真空溝を真空引きすることにより、前記基板の下面を前記ワークチャックの上面に吸着固定する工程と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の露光方法。
  4. 複数の前記真空溝の合計面積は、前記ワークチャックの上面の面積よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の露光方法。
  5. 前記真空溝の底部に、前記真空溝の深さと略同じ高さを有する複数の突起が形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の露光方法。
  6. 複数の前記支持部材は、それぞれ前記ベローズを保持しながら、上下方向に昇降可能であり、
    複数の前記支持部材を上昇させることにより、該支持部材の支持面を、前記基台の上面よりも上方において、互いに同一平面上に位置させる工程と、
    前記基板を複数の前記ベローズ上に載置する工程と、
    前記ベローズの内部を真空引きすることによって、前記ベローズの上端を前記基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、前記支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、前記基板を平面状にする工程と、
    前記支持部材を下降させて、前記基板の下面を前記基台の上面と密着させる工程と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  7. 前記基台は、前記上面に真空引き可能な複数の真空溝が形成されたワークチャックであり、
    複数の前記真空溝を真空引きすることにより、前記基板の下面を前記ワークチャックの上面に吸着固定する工程と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の露光方法。
  8. 複数の前記真空溝の合計面積は、前記ワークチャックの上面の面積よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載の露光方法。
  9. 前記真空溝の底部に、前記真空溝の深さと略同じ高さを有する複数の突起が形成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の露光方法。
  10. 複数の前記支持部材は、それぞれ前記ベローズを保持しながら、上下方向に昇降可能であり、
    複数の前記支持部材を上昇させることにより、該支持部材の支持面を、前記基台の上面よりも上方において、互いに同一平面上に位置させる工程と、
    前記基板を複数の前記ベローズ上に載置する工程と、
    前記ベローズの内部を真空引きすることによって、前記ベローズの上端を前記基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、前記支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、前記基板を平面状にする工程と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  11. 前記基台の上面から前記基板の下面までの距離を測定するセンサを備え、
    前記センサによって得られた前記基板の位置情報に基づいて、複数の前記支持部材を昇降させて、前記基板を平面状にする工程を備えることを特徴とする請求項10に記載の露光方法。
  12. 複数の前記支持部材は、それぞれ前記ベローズを保持しながら、上下方向に昇降可能であり、
    複数の前記支持部材を上昇させることにより、該支持部材の支持面を、前記基台の上面よりも上方において、それぞれの前記支持面と前記マスクの下面との上下方向距離が略同一となるように位置させる工程と、
    前記基板を複数の前記ベローズ上に載置する工程と、
    前記ベローズの内部を真空引きすることによって、前記ベローズの上端を前記基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、前記支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、複数の前記支持面の位置関係に対応した曲率を前記基板に持たせて、前記基板の上面と前記マスクの下面との上下方向距離を均一にする工程と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  13. 複数の前記支持部材は、それぞれ前記ベローズを保持しながら、上下方向に昇降可能であり、
    複数の前記支持部材を上昇させることにより、該支持部材の支持面を、前記基台の上面よりも上方において、互いに同一平面上に位置させる工程と、
    複数の前記支持部材のうち、少なくとも一つを上昇又は下降させる工程と、
    前記基板を複数の前記ベローズ上に載置する工程と、
    前記ベローズの内部を真空引きすることによって、前記ベローズの上端を前記基板の下面に吸着させるとともに収縮させて、前記支持部材の支持面に前記基板を押し付けることにより、局部的に歪みのある前記基板に対応した位置に前記支持面の高さを変えることによって、所望の曲率を前記基板に持たせて、前記基板を局所的に歪ませる工程と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  14. 露光される基板が上方に配置される基台と、
    マスクを介して前記基板に光を照射する露光用光源と、
    を備える露光装置であって、
    前記基台の上面には、複数の凹溝が設けられ、
    前記凹溝の内部には、上端が前記基台の上面よりも上方に突出し、上下方向に伸縮自在なベローズが配置され、
    前記凹溝の内部において前記ベローズの内部には、前記基台の上面と同一面上、又は該上面よりも上方に位置する支持面を有する支持部材が設けられ、
    前記支持面には、前記ベローズの内部真空引きすることが可能、且つ、露光時に前記基板を押し付けることが可能な、真空装置に連通する連通溝が設けられることを特徴とする露光装置。
  15. 前記基台は、前記上面に真空引き可能な複数の真空溝が形成されたワークチャックであることを特徴とする請求項14に記載の露光装置。
  16. 複数の前記支持部材は、それぞれ前記ベローズを保持しながら、上下方向に昇降可能であることを特徴とする請求項14又は15に記載の露光装置。
  17. 複数の前記真空溝の合計面積は、前記ワークチャックの上面の面積よりも大きいことを特徴とする請求項15に記載の露光装置。
  18. 前記真空溝の底部に、前記真空溝の深さと略同じ高さを有する複数の突起が形成されていることを特徴とする請求項17に記載の露光装置。
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