JP6534519B2 - ファームウェアのアップデート機能を有する電子装置 - Google Patents

ファームウェアのアップデート機能を有する電子装置 Download PDF

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本発明は、ファームウェアをアップデートする機能を有する電子装置に関し、特に、画像形成装置等の、複数の同種類の電子装置が事務所等で使用される状況において、各電子装置のファームウェアのアップデートを適切なタイミングで、支障なく実行することができる電子装置に関する。
近年、電子機器である画像処理装置の1種として、多くの事業所(会社、事務所等)に、記録用紙に画像を形成する画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような画像形成装置の1種である複合機(MFP:Multifunction Peripheral)は、コピーモード、ファクシミリモード、通信ネットワーク(以下、単にネットワークともいう)対応のプリンタモード、及びスキャナモードのように、複数の機能を備える。画像形成装置は、ネットワークに接続され、複数のユーザにより共用されるケースが多い。
画像形成装置等の電子装置は、電子装置を構成するハードウェアを制御するためのコンピュータプログラム(ファームウェア)を備えている。電子装置は、ファームウェアを介して各ハードウェアの動作を制御することにより、各機能を実現している。ファームウェアは、バージョンアップ、又は不具合の修正等のために、新たなファームウェアにアップデート(更新)される。ファームウェアは、例えば、電子装置がネットワークに接続されていれば、コンピュータサーバ(以下、単にサーバともいう)等の外部装置からダウンロードされ、アップデートされる。
例えば、下記特許文献1には、配信サーバで画像形成装置に適用可能なファームウェアを管理する技術が開示されている。複数の画像形成装置の各々は、適用可能なファームウェアの有無を配信サーバに確認する確認時間が設定されると、確認時間から、ファームウェアを適用する適用時間をランダムに決定し、適用時間になれば、配信サーバからのファームウェアをダウンロードして適用する。これにより、複数の画像形成装置から配信サーバへの更新確認を行なう時間を分散させ、配信サーバへの負荷の集中を防ぐことができる。
下記特許文献2には、使用者の作業の妨げにならないようにファームウェアの更新を行なうことができる情報処理装置が開示されている。この情報処理装置は、外部装置からファームウェアの更新要求コマンドを受信した場合、現在の状況がファームウェアの更新が可能な状況であるか否かを判定して、可能な状況であれば、外部装置からファームウェアを取得して、更新する。
特開2012−59180号公報 特開2008−305047号公報
特許文献1及び2は何れも、アップデートの対象となる装置が、アップデートされるべきファームウェアを記憶しているサーバ等から、ファームウェアをダインロードして、アップデートする方式を前提としている。一方、別のアップデート方式として、サーバ等から対象の装置にファームウェアを一斉に送信する方式がある。その場合、事務所等で使用している画像形成装置がファームウェアを受信し、ほぼ同じタイミングで一斉にアップデートを開始することになり、一時的に事務所内の画像形成装置が全て使用できない状況が生じ得る。
この問題は、アップデート方式が異なる特許文献1及び2に開示された技術によっては解決されない。
したがって、本発明は、複数の同種類の電子装置が事務所等で使用される状況において、各電子装置のファームウェアのアップデートを適切なタイミングで、支障なく実行することができる電子装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電子装置は、コンピュータプログラムにより制御される電子装置である。この電子装置は、外部装置から送信される、電子装置のファームウェアをアップデートするためのアップデート用データを受信する受信部と、第1の時間情報の入力を受付ける入力部と、入力部により入力される第1の時間情報を記憶する記憶部と、受信部によるアップデート用データの受信が完了してから、記憶部に記憶された第1の時間情報により特定される待ち時間が経過し、ファームウェアのアップデートを開始するアップデート開始時刻に達したか否かを判定する第1の判定処理を実行する判定部と、判定部によりアップデート開始時刻に達したと判定されたことを受けて、受信されたアップデート用データを用いてファームウェアのアップデートを開始する制御部とを含む。
これにより、事務所等で使用されている複数の同種類の電子装置において、異なる待ち時間(第1の時間情報)を設定することにより、各電子装置のファームウェアのアップデートを異なるタイミングで開始させることができ、複数の同種の電子装置が全て使用できなくなる状況が生じることを回避することができる。
好ましくは、外部装置から送信されるアップデート用データは、所定の時刻を特定するための第2の時間情報を含む。判定部は、第1の判定処理に代えて、第2の時間情報により特定される時刻をアップデート開始時刻として、アップデート開始時刻に達したか否かを判定する第2の判定処理を実行する。
これにより、各電子装置においてアップデート開始時刻が適切に設定されていない場合でも、適切なタイミングでアップデートを開始させることができる。
より好ましくは、入力部は、第1の時間情報及び第2の時間情報の何れが優先されるかを示す優先情報の入力をさらに受付ける。記憶部は、入力部により入力される優先情報をさらに記憶する。判定部は、受信部によるアップデート用データの受信が完了した後、記憶部に記憶されている優先情報に応じて、第1の判定処理又は第2の判定処理を実行する。
これにより、各電子装置のアップデート開始時刻をより柔軟に設定することができる。
さらに好ましくは、外部装置から送信されるアップデート用データは、所定情報を含むことができる。受信部により受信されたアップデート用データが所定情報を含んでいることを受けて、判定部は、第1の判定処理を実行することなくアップデート開始時刻に達したと判定する。
これにより、重大なセキュリティ問題を修正したい場合等に、各電子装置における設定を無視して、アップデートを開始させることができる。
好ましくは、入力部は、第3の時間情報を外部管理装置に要求することを指示する指示情報の入力をさらに受付ける。記憶部は、入力部により指示情報が入力されたことを受けて、指示情報を記憶する。電子装置は、記憶部に指示情報が記憶されていれば、受信部によるアップデート用データの受信が完了した後、第3の時間情報の送信を外部管理装置に要求する要求情報を送信する送信部をさらに含む。受信部は、第3の時間情報として、外部管理装置から要求情報に対する応答として送信される情報をさらに受信する。判定部は、記憶部に記憶された第1の時間情報に代えて、受信部により受信された第3の時間情報を使用して、第1の判定処理を実行する。
これにより、各電子装置のアップデート開始時刻を、外部管理装置で効率的に管理することができる。
より好ましくは、入力部は、優先情報を外部管理装置に要求することを指示する指示情報の入力をさらに受付ける。記憶部は、入力部により指示情報が入力されたことを受けて、指示情報を記憶する。電子装置は、記憶部に指示情報が記憶されていれば、受信部によるアップデート用データの受信が完了した後、優先情報の送信を外部管理装置に要求する要求情報を送信する送信部をさらに含む。受信部は、優先情報として、外部管理装置から要求情報に対する応答として送信される情報をさらに受信する。判定部は、受信部により受信された優先情報に応じて、第1の判定処理又は第2の判定処理を実行する。
これにより、各電子装置のアップデート開始時刻を、外部管理装置で、効率的に管理することができ、より柔軟に設定することができる。
さらに好ましくは、入力部は、外部管理装置から要求情報に対する応答として送信される情報を受信できなかった場合に実行されるべき処理を特定する処理特定情報の入力をさらに受付ける。記憶部は、入力部により処理特定情報が入力されたことを受けて、処理特定情報を記憶する。電子装置は、受信部が、外部管理装置から要求情報に対する応答として送信される情報を受信できなかったことを受けて、記憶部に記憶された処理特定情報により特定される処理を実行する。
これにより、各電子装置は、外部管理装置との接続エラーが生じた場合でも、適切に対処することができる。
好ましくは、外部装置から送信されるアップデート用データは、第1の時間情報及び第2の時間情報の何れが優先されるかを示す優先情報を含み、判定部は、優先情報に応じて、第1の判定処理又は第2の判定処理を実行する。
これにより、各電子装置において優先情報を予め設定する必要がない。
より好ましくは、電子装置は、外部装置によるアップデート用データの送信対象である複数の画像形成装置のうちの1台の画像形成装置である。
これにより、事務所等で使用されている複数の画像形成装置において、異なる待ち時間を設定することにより、各画像形成装置のファームウェアのアップデートを異なるタイミングで開始させることができ、複数の画像形成装置が全て使用できなくなる状況が生じることを回避することができる。
本発明によれば、事務所等で使用されている複数の同種類の電子装置において、各電子装置のファームウェアのアップデートを異なるタイミングで開始させることができるので、複数の同種の電子装置が全て使用できなくなる状況が生じることを回避することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。 図1の画像形成装置において実行されるファームウェアのアップデートの実行プログラムの構成を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る画像形成装置に表示される設定画面の例を示す図である。 第2の実施の形態に係る画像形成装置において実行されるファームウェアのアップデートの実行プログラムの構成を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る画像形成装置に表示される設定画面の例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態に係る画像形成装置において実行されるファームウェアのアップデートの実行プログラムの構成を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る画像形成装置に表示される設定画面の例を示す図である。 アップデート開始時間管理サーバに記憶されているデータベースを示す図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を含むシステムは、複数の画像形成装置(第1画像形成装置100及び第2画像形成装置200)と、コンピュータサーバ(以下、単にサーバともいう)300とが、通信ネットワーク(以下、単にネットワークともう)400に接続されて構成されている。図1では、2台の画像形成装置を示しているが、3台以上の画像形成装置がネットワーク400に接続されていてもよい。
第1画像形成装置100は、例えば複合機であり、制御部102、記憶部104、操作部106、動作部108、タイマ110、通信部112及びバス114を含む。制御部102、記憶部104、操作部106、動作部108、タイマ110及び通信部112はバス114に接続されており、各部間のデータ転送は、バス114を介して行なわれる。
制御部102は、実質的にコンピュータであって、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read−Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)(何れも図示せず)を含む。制御部102は、第1画像形成装置100全体を制御する。記憶部104は、例えば不揮発性記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)である。
制御部102のCPUは、操作部106からの指示に応じて、各種コンピュータプログラム(以下、単にプログラムともいう)を実行する。これによって、第1画像形成装置100は、各部の動作の制御、及び外部機器との通信等の所望の処理を実行する。プログラム及びデータは、予めROM又は記憶部104に記憶されており、所望の処理の実行時に、ROM又は記憶部104から読出されてRAMに記憶される。CPUは、RAMの一部領域を作業エリアとして用いて、プログラムを実行する。プログラムの実行結果は、適宜記憶部104に記憶される。
操作部106は、入力部と表示部とを含み、例えば、タッチパネルと、液晶パネル等の表示パネルとで構成されるタッチパネルディスプレイである。表示部(表示パネル)には、第1画像形成装置100に指示を行なうための画面が表示される。ユーザは、表示部に表示されたキーを、表示部に重ねられた入力部(タッチパネル)上で選択する(タッチパネル上の該当部分にタッチする)ことによって、第1画像形成装置100の機能設定及び動作指示等を行なうことができる。
動作部108は、第1画像形成装置100の機能を実行するための機構を含む。動作部108は、例えば、複写機能に関して、原稿及び記録紙を搬送するためのローラ、感光体ドラム、及びトナーの転写ベルト等を回転させるためのモータ、記録紙の搬送路等に配置されたセンサ、ヒータ、並びに、それら各部への給電部等を含む。
タイマ110は、制御部102からの要求を受けて、制御部102に現在時刻の情報(以下、単に現在時刻ともいう)を出力する。
通信部112は、例えば、外部のネットワーク400に接続するためのNIC(Network Interface Card)であり、外部機器とネットワーク400を介してデータの送受信を行なう。
第2画像形成装置200は、第1画像形成装置100と同様に構成されている。
サーバ300は、制御部302、記憶部304、通信部306、及びバス308を含む。制御部302、記憶部304、及び通信部306はバス308に接続されており、各部間のデータ転送は、バス308を介して行なわれる。
制御部302は、CPU、ROM、及びRAM(何れも図示せず)を含む。制御部302は、サーバ300全体を制御する。記憶部304は、例えば不揮発性記憶装置であるHDDである。
制御部302のCPUは、コンピュータ用キーボード及びマウス等の操作装置(図示せず)からの指示に応じて、各種プログラムを実行する。これによって、サーバ300は、各部の動作の制御、及び外部機器との通信等の所望の処理を実行する。プログラム及びデータは、予めROM又は記憶部304に記憶されており、所望の処理の実行時に、ROM又は記憶部304から読出されてRAMに記憶される。CPUは、RAMの一部領域を作業エリアとして用いて、プログラムを実行する。プログラムの実行結果は、適宜記憶部304に記憶される。
通信部306は、外部のネットワーク400に接続するためのNIC(Network Interface Card)である。
以下、図2を参照して、第1画像形成装置100により実行される、ファームウェアのアップデートの実行プログラムに関して説明する。本プログラムは、第1画像形成装置100の電源がオンされて第1画像形成装置100が起動されると実行され、電源がオフされると終了する。第2画像形成装置200においても、同じプログラムが実行される。
ステップ500において、制御部102は、アップデート用のファームウェア(アップデート用データともいう)を受信したか否かを判定する。アップデート用データはサーバ300から送信される。受信したと判定された場合、制御部102は、受信したアップデート用データを記憶部104に記憶し、その後、制御はステップ502に移行する。受信していないと判定された場合、ステップ500が繰返される。
ステップ502において、制御部102は、タイマ110から現在時刻を取得し、基準時刻としてRAMに記憶する。
ステップ504において、制御部102は、ファームウェアのアップデートを開始する時刻(以下、アップデート開始時刻という)を決定する。具体的には、制御部102は、アップデート開始までの待ち時間を記憶部104から読出し、ステップ502で記憶した基準時刻に加算して、アップデート開始時刻を決定し、RAMに記憶する。
アップデート用のファームウェアを受信した時刻からアップデート開始時刻までの待ち時間(以下、単に待ち時間ともいう)は、図3に示す設定画面600により予め設定される。設定画面600は、操作部106の表示パネルに表示される。図3の領域602に表示された2つのラジオボタンは、操作部106のタッチパネルが操作されて、択一的に何れか一方が選択され得る。図3は、「即時に開始する」が選択された状態を示す。この場合、待ち時間は“0”に設定され、アップデート用データを受信すると、制御部102は、アップデートを直ちに開始する。下側のラジオボタンが選択された場合、セル604に待ち時間を、分単位で入力することができる。例えば、セル604の右側の三角形が表示された領域がタッチされると、複数の候補(数字)が表示され、その中から選択される。また、セル604がタッチされた場合に、テンキーを表示し、テンキーの操作により数値を入力可能にしてもよい。
操作部106の操作により図3の「OK」ボタン606がタッチされると、設定された値が記憶部104に記憶される。「キャンセル」ボタン608がタッチされると、新たな設定値が破棄され、現在の設定値が維持される。「OK」ボタン606又は「キャンセル」ボタン608がタッチされた場合、設定画面600は消去される。
ステップ506において、制御部102は、アップデートを開始する時刻になったか否かを判定する。具体的には、制御部102は、ステップ504でRAMに記憶したアップデート開始時刻を読出し、タイマ110から現在時刻を取得し、両者を比較して現在時刻がアップデート開始時刻に到達しているか否かを判定する。開始時刻に達した(経過した状態を含む)と判定された場合、制御はステップ508に移行する。そうでなければ、ステップ506が繰返される。
ステップ508において、制御部102は、ステップ500で記憶部104に記憶したアップデート用データを読出し、ファームウェアのアップデートを開始する。
ステップ510において、制御部102は、ファームウェアのアップデートが完了したか否かを判定する。完了したと判定された場合、制御はステップ500に戻る。そうでなければ、ステップ510が繰返される。
以上により、第1画像形成装置100は、アップデート用のファームウェアを受信した時刻から、予め設定された待ち時間が経過し、アップデート開始時刻に達するまでアップデートを開始せず、アップデート開始時刻に達すれば、アップデートを開始する。第2画像形成装置200においても同様である。したがって、第1画像形成装置100と第2画像形成装置200とにおいて、異なる待ち時間を予め設定しておくことにより、第1画像形成装置100と第2画像形成装置200とが同時刻に、サーバ300からアップデート用のデータを受信したとしても、異なる時刻にアップデートが実行されるようにすることができる。これにより、第1画像形成装置100と第2画像形成装置200とが同時に使用できなくなることを回避することができる。
上記では、待ち時間が操作部106を介して設定される場合を説明したが、これに限定されない。サーバ300から各画像形成装置に待ち時間の情報を送信し、各画像形成装置が、受信した待ち時間で、記憶部している待ち時間を更新するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザがアップデート開始時刻の設定をデフォルト(例えば、即時に開始する設定)のままにしている場合に、画像形成装置のメーカの意図でアップデート開始時刻を適切な値に設定することができる。また、各画像形成装置でアップデートのタイミングが、初期値から大きく異なる値に設定されているような場合に、アップデートのタイミングを初期値に戻すことができる。
上記では、予め記憶された待ち時間にしたがって、アップデート開始時刻が決定される場合を説明したが、これに限定されない。サーバからアップデート用データと共に、画像形成装置での設定を無効にする情報(無効フラグ)を送信してもよい。無効フラグは、アップデート用データ内に含まれていてもよい。各画像形成装置は、無効フラグを受信した場合、“0”と異なる待ち時間が記憶部に記憶されていたとしても、受信したアップデート用データを用いて、直ちにファームウェアのアップデートを実行する。このようにすることにより、重大なセキュリティ問題を修正したい場合等に、画像形成装置側の設定を無視して、アップデートさせることができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態においては、各画像形成装置において、ファームウェアのアップデート開始時刻までの待ち時間として異なる値が予め設定されるのに対して、第2の実施の形態においては、アップデート用データにアップデート開始時刻を特定するための情報が含まれ得る。さらに、第2の実施の形態では、設定された待ち時間と、アップデート用データに含まれる開始時刻との何れを優先的に使用するかが、各画像形成装置において予め設定される。
本実施の形態に係るシステムは、第1の実施の形態に係るシステム(図1)と同様に構成される。本実施の形態に係るシステムを構成する複数の画像形成装置及びサーバはそれぞれ、第1の実施の形態に係るシステムを構成する第1画像形成装置100、第2画像形成装置200、及びサーバ300と同様に構成されており、同様の処理を実行する。以下、図1の参照番号を引用する。
第1の実施の形態と異なり、本実施の形態においては、第1画像形成装置100及び第2画像形成装置200は、ファームウェアのアップデートのために、図4に示すプログラムを実行する。図4のプログラムが、第1の実施の形態のプログラム(図1)と異なる点は、ステップ520〜ステップ524が追加されていることだけである。
図4のプログラムは、図2のプログラムと同様に、第1画像形成装置100の電源がオンされて第1画像形成装置100が起動されると実行され、電源がオフされると終了する。
制御部102は、アップデート用のデータを受信すると(ステップ500)、現在時刻を取得して基準時刻として記憶する(ステップ502)。このとき、ステップ500では、アップデート用データのみが受信される場合に限らず、アップデート用データに加えて、時刻情報が受信される場合もある。
ステップ520において、制御部102は、受信したデータ内に含まれる設定(時刻情報)を優先するか否かを判定する。第1画像形成装置100において、ファームウェアのアップデートに関する条件は、図5に示す設定画面620により予め設定されている。設定画面620は、図3の設定画面600に含まれている設定項目(待ち時間は5分に設定されている。)に加えて、チェックボックス622を含む。チェックボックス622は、アップデート開始時刻を決定するときに、受信データに含まれている時刻情報と、記憶部104に記憶されている待ち時間との何れを優先して使用するかを設定するためのものである。
チェックボックス622の選択の有無に対応して所定のフラグ(優先フラグ)が“1”又は“0”に設定される。図5は、チェックボックス622が選択された状態を示す(優先フラグ=1)。この状態では、受信データに含まれている時刻情報が使用される。一方、チェックボックス622が選択されていなければ(優先フラグ=0)、記憶部104に記憶されている待ち時間が使用される。設定された値は、「OK」ボタン606がタッチされることにより、記憶部104に記憶される。
したがって、ステップ520では具体的には、制御部102は、記憶部104から優先フラグを読出し、優先フラグが“1”であるか否かを判定する。優先フラグが“1”であれば、制御はステップ522に移行する。そうでなければ(優先フラグ=0)、制御はステップ504に移行し、第1の実施の形態と同様に、記憶部104に記憶された待ち時間を用いて、アップデート開始時刻が決定される。
ステップ522において、制御部102は、ステップ500でアップデート用データと共に時刻情報を受信したか否かを判定する。時刻情報を受信したと判定された場合、制御はステップ524に移行する。そうでなければ、即ち、アップデート用データのみを受信し、時刻情報を受信しなかった場合、制御はステップ504に移行する。
ステップ524において、制御部102は、ステップ500で受信したデータに含まれる時刻情報により特定される時刻をアップデート開始時刻として決定する。ここでは、受信された時刻情報は、待ち時間のような相対時間を示す情報ではなく、第1画像形成装置100が設置されている場所で共通に使用されている絶対時刻であるとする。
ステップ504又はステップ524により、アップデート開始時刻が決定された後、第1の実施の形態と同様に、アップデート開始時刻になれば、受信したアップデート用データを用いてファームウェアのアップデートが実行される。
以上により、第1画像形成装置100は、設定に応じて、記憶部104に記憶された待ち時間、又は、サーバ300から受信した時刻情報を用いて、サーバ300から受信したアップデート用データを用いてファームウェアのアップデートを行なうことができる。第2画像形成装置200も同様である。したがって、第1の実施の形態と同様に、第1画像形成装置100と第2画像形成装置200とにおいて、異なる待ち時間を予め設定しておくことにより、第1画像形成装置100と第2画像形成装置200とが同時に使用できなくなることを回避することができる。
受信した時刻情報を優先的に使用するように設定されている場合、アップデート用データのみを受信すると、第1画像形成装置100は、第1の実施の形態と同様に、アップデート用データを受信した時刻から、予め設定された待ち時間が経過するまで、アップデートを開始せず、アップデート開始時刻に達すれば、アップデートを開始することができる。一方、受信した時刻情報を優先的に使用するように設定されている場合、アップデート用データに加えて時刻情報を受信すると、受信した時刻情報により特定されるアップデート開始時刻に、ファームウェアのアップデートが開始される。したがって、複数の画像形成装置のアップデートを、異なるタイミングで実行させることも、同時に実行させることも可能になる。例えば、各画像形成装置において、受信した時刻情報を優先的に使用するように予め設定しておき、通常のアップデートでは、サーバ300から各画像形成装置に、アップデート用データのみを送信し、各画像形成装置に記憶されている待ち時間により決定されるタイミングでアップデートを開始させる。一方、重要な不具合を解消するためのアップデート、又は、特定の日時から処理内容を変更するためアップデート等の場合には、一斉にアップデートが実行されることが好ましいので、サーバ300から各画像形成装置に、アップデート用データ及び時刻情報を送信する。これにより、各画像形成装置において同じ時刻にアップデートを開始させることができる。
上記では、アップデート用データと共に送信される時刻情報は、アップデート開始時刻そのものを特定するための時刻情報である場合を説明したが、これに限定されない。送信される時刻情報は、アップデートを開始するまでの待ち時間のような相対時間を表す情報であってもよい。
上記では、受信された時刻情報を優先的に使用するか否かを特定するための優先フラグが、画像形成装置に予め設定されている場合を説明したが、これに限定されない。優先フラグが、アップデート用データと共に画像形成装置に送信されてもよい。その場合、画像形成装置は、ステップ504において、アップデート用データに優先フラグが含まれているか否か、及び、含まれている優先フラグの値を判定し、その判定結果に応じて、ステップ504又はステップ522を実行すればよい。
(第3の実施の形態)
第1及び第2の実施の形態においては、各画像形成装置がファームウェアのアップデートに関する条件を管理するのに対して、第3の実施の形態では、アップデートに関する条件を外部装置でも管理することができる。さらに、第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、各画像形成装置に設定された待ち時間と、アップデート用データに含まれる開始時刻を特定するための情報との何れを優先的に使用するかが、各画像形成装置において予め設定されることに加えて、アップデート開始時刻をサーバに問合せるか否かが予め設定される。
図6を参照して、本実施の形態に係るシステムは、第1の実施の形態に係るシステム(図1)にアップデート開始時間管理サーバ320が追加された構成になっている。
本実施の形態に係るシステムを構成する複数の画像形成装置及びサーバはそれぞれ、第1の実施の形態に係るシステムを構成する第1画像形成装置100、第2画像形成装置200、及びサーバ300と同様に構成されており、同様の処理を実行する。以下、図1の参照番号を引用する。
アップデート開始時間管理サーバ320は、サーバ300と同様に構成され、ネットワーク400に接続されている。アップデートに関する情報を含むデータベース322は、アップデート開始時間管理サーバ320の記憶部(図示せず)に記憶されている。
本実施の形態においては、第1画像形成装置100及び第2画像形成装置200は、ファームウェアのアップデートのために、図7に示すプログラムを実行する。図7のプログラムが、第2の実施の形態のプログラム(図4)と異なる点は、ステップ540〜ステップ550が追加されていることだけである。
図7のプログラムは、図4のプログラムと同様に、第1画像形成装置100の電源がオンされて第1画像形成装置100が起動されると実行され、電源がオフされると終了する。制御部102は、アップデート用データを受信すると(ステップ500)、現在時刻を取得して基準時刻として記憶する(ステップ502)。このとき、ステップ500では、第2の実施の形態と同様に、アップデート用データのみが受信される場合に限らず、アップデート用データに加えて、時刻情報が受信される場合もある。
受信した時刻情報を優先的に使用するように設定されていれば(ステップ520での判定結果がYES)、第2の実施の形態と同様にステップ522が実行され、時刻情報の受信の有無に応じて、ステップ524又はステップ504が実行される。
一方、受信した時刻情報を優先的に使用するように設定されていなければ(ステップ520での判定結果がNO)、ステップ540において、制御部102は、アップデート開始時刻をアップデート開始時間管理サーバ320に問合せるように設定されているか否かを判定する。具体的には、制御部102は、後述する設定画面(図8)により記憶部104に記憶された所定のフラグ(問合せフラグ)を読出し、その値により判定する。問合せるように設定されていれば(問合せフラグ=1)、制御はステップ542に移行する。そうでなければ(問合せフラグ=0)、制御はステップ504に移行し、第1の実施の形態と同様に記憶部104に記憶された待ち時間を用いて、アップデート開始時刻が決定される。
ステップ542において、制御部102は、アップデート開始時間管理サーバ320にアップデート開始時刻を特定するための時刻情報の送信を要求する情報(以下、要求情報ともいう)を送信する。具体的には、制御部102は、要求情報、送信先アドレス、及び送信元アドレスを含むパケットデータを生成し、通信部112から送信する。制御部102は、後述する設定画面(図8)により記憶部104に記憶されたアップデート開始時間管理サーバ320のIPアドレスを読出し、そのIPアドレスを送信先アドレスとする。送信元アドレスは、自己(第1画像形成装置100)のIPアドレスである。
アップデート開始時間管理サーバ320は、要求情報を含むパケットデータを受信した場合、そのパケットデータに含まれる送信元アドレスを用いて内部のデータベースを検索し、対応する待ち時間を特定する。アップデート開始時間管理サーバ320には、例えば、図9に示すデータベースが記憶されている。装置名の「printer1」は第1画像形成装置100を表し、「printer2」は第2画像形成装置200を表している。この場合、待ち時間として“3”分が特定される。アップデート開始時間管理サーバ320は、要求情報が含まれていたパケットデータに含まれる送信元アドレスを送信先アドレスとし、特定された待ち時間を含むパケットデータを生成して、送信する。これにより、第1画像形成装置100は、アップデート開始時刻を特定するための時刻情報として待ち時間を受信することができる。
ステップ544において、制御部102は、アップデート開始時間管理サーバ320から時刻情報を受信したか否かを判定する。受信したと判定された場合、受信した時刻情報をRAMに記憶し、制御はステップ546に移行する。そうでなければ、制御はステップ548に移行する。
ステップ546において、制御部102は、ステップ544で受信した時刻情報を用いてアップデート開始時刻を決定し、RAMに記憶する。その後、制御はステップ506に移行する。具体的には、制御部102は、受信した待ち時間を、ステップ502で記憶部104に記憶した基準時刻に加算して、アップデート開始時刻を決定する。
ステップ544で受信したと判定されなければ、ステップ548において、制御部102は、アップデート開始時間管理サーバ320との通信エラーが発生したか否かを判定する。通信エラーが発生したと判定された場合、制御はステップ550に移行する。そうでなければ、制御はステップ544に戻る。
ステップ550において、制御部102は、アップデート開始時刻の受信処理を中止すするように設定されているか否かを判定する。具体的には、制御部102は、後述する設定画面(図8)により記憶部104に記憶された所定のフラグ(エラー処理フラグ)を読出し、その値により判定する。中止するように設定されていれば(エラー処理フラグ=1)、制御はステップ500に戻る。そうでなければ(エラー処理フラグ=0)、制御はステップ542に戻る。
ステップ544及びステップ548により、通信エラーが発生していなければ、アップデート開始時間管理サーバ320から時刻情報を待受け、通信エラーが発生すれば、再度、要求情報がアップデート開始時間管理サーバ320に送信される(ステップ542)。
ステップ504、ステップ524又はステップ546により、アップデート開始時刻が決定された後、第1の実施の形態と同様に、アップデート開始時刻になれば、受信したアップデート用データを用いてファームウェアのアップデートが実行される。
図8を参照して、具体的な設定に応じて、図7のプログラムにおける処理の流れを説明する。図8の設定画面640には、図5の設定画面620に含まれる項目(待ち時間は5分に設定されている。)に加えて、アップデート開始時間管理サーバ320への問合せに関する設定を行なうための項目が含まれている。チェックボックス642は、アップデート開始時刻をアップデート開始時間管理サーバ320に問合せるか否かを設定するためのものである。チェックボックス642は、チェックボックス622が選択されていない場合に選択可能であり、チェックボックス622が選択されている場合には、選択することはできない。
チェックボックス642の選択の有無に対応して問合せフラグが“1”又は“0”に設定される。セル644には、問合せ先であるアップデート開始時間管理サーバ320のIPアドレスが設定される。図8は、チェックボックス642が選択され、アップデート開始時間管理サーバ320のIPアドレスが入力された状態を示す。
領域646に表示された2つのラジオボタンは、アップデート開始時間管理サーバ320との通信に支障が生じた場合の処理を設定するためのものであり、択一的に何れか一方が選択され得る。何れが選択されるかに応じて、エラー処理フラグが設定される。図8は、「アップデートしない」(アップデートを中止)が選択された状態であり、エラー処理フラグは“1”に設定される。「アップデートする」が選択された場合、エラー処理フラグは“0”に設定される。
「OK」ボタン606が選択されると、設定画面640における各設定に応じて、待ち時間、優先フラグ、問合せフラグ、サーバのIPアドレス、及びエラー処理フラグが、記憶部104に記憶される。
図8の設定画面640に対応する情報が記憶部104に記憶されている場合、第1画像形成装置100は、アップデート用データを受信すると(ステップ500の判定結果がYES)、ステップ520が実行され、その判定結果がNO(優先フラグが“0”)となり、ステップ540が実行され、その判定結果がYES(問合せフラグ=1)となり、ステップ542が実行される。ステップ542では、セル644に設定されたIPアドレスを送信先として、要求情報が送信される。その後、ステップ544により時刻情報が受信され、ステップ546によりアップデート開始時刻が決定される。即ち、待ち時間として、記憶部104に予め記憶されていた「5分」ではなく、ステップ544で受信された「3分」が使用される。
ステップ544により、時刻情報が受信されずに、ステップ548でエラーが検出された場合、ステップ550での判定結果はYES(エラーフラグ=1)となり、アップデートは実行されずに、制御はステップ500に戻る。
図8において、「アップデートする」が選択されていれば、エラーフラグは“0”であり、ステップ550の判定結果はNOとなり、制御はステップ542に戻る。
図8において、チェックボックス642が選択されておらず、チェックボックス622も選択されていなければ、第1画像形成装置100は、アップデート用データを受信すると(ステップ500の判定結果がYES)、ステップ520が実行され、その判定結果がNO(優先フラグ=0)となり、ステップ540が実行され、その判定結果がNO(問合せフラグ=0)となり、ステップ504が実行される。ステップ504により、ステップ502で記憶した基準時刻から5分後(図8参照)の時刻が、アップデート開始時刻として決定される。
図8において、チェックボックス622が選択され、チェックボックス642が選択されていなければ、第1画像形成装置100は、アップデート用データを受信すると(ステップ500の判定結果がYES)、ステップ520が実行され、その判定結果がYES(優先フラグ=1)となり、ステップ522が実行され、その判定結果に応じて、ステップ524又はステップ504が実行され、アップデート開始時刻が決定される。
以上により、第1画像形成装置100は、設定に応じて、記憶部104に記憶された待ち時間、サーバ300から受信した時刻情報、又は、アップデート開始時間管理サーバ320から受信した時刻情報を用いて、アップデート開始時刻を決定することができる。第2画像形成装置200も同様である。したがって、第1の実施の形態と同様に、第1画像形成装置100と第2画像形成装置200とにおいて、異なる待ち時間を予め設定しておくことにより、第1画像形成装置100と第2画像形成装置200とが同時に使用できなくなることを回避することができる。また、第2の実施の形態と同様に、サーバ300から、各画像形成装置のアップデート開始時刻を制御することができ、例えば、複数の画像形成装置に一斉にアップデートを開始させることができる。
さらに、各画像形成装置においてアップデートに関する設定をしなくても、アップデート開始時間管理サーバ320で、各画像形成装置のアップデートに関する設定を効率的に管理することができる。
上記では、データベースに各画像形成装置の待ち時間が記憶されている場合を説明したが、これに限定されない。待ち時間の代わりに、アップデート開始時刻(絶対時刻)が記憶されていてもよい。その場合、ステップ544で受信される情報そのものがアップデート開始時刻である。
上記では、受信した時刻情報を優先するか否かを特定するための優先フラグを設定可能な場合を説明したが、これに限定されない。優先フラグを設定することができなくてもよい。その場合、設定画面は、図8において、チェックボックス622とその項目とを削除した画面にすればよい。画像形成装置で実行されるプログラムは、図7において、ステップ520〜524を削除し、ステップ502に続いてステップ540が実行されるようにすればよい。
上記では、アップデート開始時間管理サーバ320が、サーバ300と異なる場合を説明したが、サーバ300がアップデート開始時間管理サーバの役割をも実行してもよい。
上記した待ち時間の値は一例であり、待ち時間は、対象となる画像形成装置に応じて、適切な値に設定され得る。また、待ち時間及びアップデート開始時刻は、分単位での指定に限定されず、より細かく又はより粗く設定されてもよい。
上記した第1〜第3の実施の形態では、画像形成装置のファームウェアのアップデートを行なう場合を説明したが、これに限定されない。事務所等において、同じ種類の電子装置が複数使用されており、それらの電子装置にサーバからアップデート用データを配信するアップデート方式が採用されていれば、同時にアップデートが実行された場合に、全ての電子装置を使用できなくなるので、本発明を適用することにより、そのような状況が生じることを回避することができる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
100 第1画像形成装置
102 制御部
104 記憶部
106 操作部
108 動作部
110 タイマ
112 通信部
114 バス
200 第2画像形成装置
300 サーバ
302 制御部
304 記憶部
306 通信部
308 バス
320 アップデート開始時間管理サーバ
400 ネットワーク

Claims (11)

  1. コンピュータプログラムにより制御される電子装置であって、
    外部装置から送信される、前記電子装置のファームウェアをアップデートするためのアップデート用データと前記ファームウェアのアップデート開始タイミングを決定するための情報を含む第1の情報とを受信する受信手段と、
    前記ファームウェアのアップデート開始タイミングを決定するための情報を含む、前記第1の情報とは異なる第2の情報の入力を受付ける入力手段と、
    前記入力手段により入力される前記第2の情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1の情報及び前記第2の情報の何れを優先して前記アップデート開始タイミングを決定するかを判定する優先判定手段と、
    前記第1の情報及び前記第2の情報のうち前記優先判定手段により優先すると判定された情報により前記アップデート開始タイミングを決定するアップデート開始タイミング決定手段とを含む、電子装置。
  2. 前記優先判定手段は、
    前記第1の情報が受信されない場合、前記第2の情報を優先すると判定し、
    前記第1の情報が受信された場合、前記第1の情報を優先すると判定する、請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記入力手段は、前記第1の情報及び前記第2の情報の何れが優先されるかを示す優先情報の入力をさらに受付け、
    前記記憶手段は、前記入力手段により入力される前記優先情報をさらに記憶し、
    前記優先判定手段は、前記記憶手段に記憶されている前記優先情報に応じて、前記第1の情報及び前記第2の情報の何れを優先するかを判定する、請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記第1の情報は、所定情報を含むことができ、
    前記受信手段により受信された前記第1の情報が前記所定情報を含んでいることを受けて、前記アップデート開始タイミング決定手段は、前記アップデート開始タイミングを、前記アップデート用データの受信完了直後と決定する、請求項1に記載の電子装置。
  5. 前記入力手段は、前記アップデート開始タイミングを決定するための情報を含む第3の情報を外部管理装置に要求することを指示する指示情報の入力をさらに受付け、
    前記記憶手段は、前記入力手段により前記指示情報が入力されたことを受けて、前記指示情報を記憶し、
    前記第1の情報に対し前記第2の情報が優先される条件であり、且つ、前記記憶手段に前記指示情報が記憶されていれば、前記受信手段による前記アップデート用データの受信が完了した後、前記第3の情報の送信を前記外部管理装置に要求する要求情報を送信する送信手段をさらに含み、
    前記受信手段は、前記第3の情報として、前記外部管理装置から前記要求情報に対する応答として送信される情報をさらに受信し、
    前記優先判定手段は、前記第の情報に代えて、前記受信手段により受信された前記第3の情報を使用する、請求項1から3の何れか1項に記載の電子装置。
  6. 前記入力手段は、前記第1の情報及び前記第2の情報の何れが優先されるかを示す優先情報を外部管理装置に要求することを指示する指示情報の入力をさらに受付け、
    前記記憶手段は、前記入力手段により前記指示情報が入力されたことを受けて、前記指示情報を記憶し、
    前記記憶手段に前記指示情報が記憶されていれば、前記受信手段による前記アップデート用データの受信が完了した後、前記優先情報の送信を前記外部管理装置に要求する要求情報を送信する送信手段をさらに含み、
    前記受信手段は、前記優先情報として、前記外部管理装置から前記要求情報に対する応答として送信される情報をさらに受信し、
    前記優先判定手段は、前記受信手段により受信された前記優先情報に応じて、前記第1の情報及び前記第2の情報の何れを優先するかを判定する、請求項1に記載の電子装置。
  7. 前記入力手段は、前記外部管理装置から前記要求情報に対する応答として送信される前記情報を受信できなかった場合に実行されるべき処理を特定する処理特定情報の入力をさらに受付け、
    前記記憶手段は、前記入力手段により前記処理特定情報が入力されたことを受けて、前記処理特定情報を記憶し、
    前記受信手段が、前記外部管理装置から前記要求情報に対する応答として送信される前記情報を受信できなかったことを受けて、前記記憶手段に記憶された前記処理特定情報により特定される処理を実行する手段をさらに含む、請求項5又は6に記載の電子装置。
  8. 前記外部装置から送信される前記第1の情報は、前記第1の情報及び前記第2の情報の何れが優先されるかを示す優先情報を含み、
    前記優先判定手段は、前記優先情報に応じて、前記第1の情報及び前記第2の情報の何れを優先するかを判定する、請求項2に記載の電子装置。
  9. 前記アップデート開始タイミング決定手段は、
    前記第2の情報により前記アップデート開始タイミングを決定する場合、前記受信手段による前記アップデート用データの受信が完了してから、前記記憶手段に記憶された前記第2の情報により特定される待ち時間が経過した時刻を、前記アップデート開始タイミングに決定し、
    前記第1の情報により前記アップデート開始タイミングを決定する場合、前記第1の情報により特定される時刻を、前記アップデート開始タイミングに決定する、請求項1から8の何れか1項に記載の電子装置。
  10. 前記第1の情報は、前記アップデート用データに含まれる、請求項1から9の何れか1項に記載の電子装置。
  11. 前記電子装置は、前記外部装置による前記アップデート用データの送信対象である複数の画像形成装置のうちの1台の画像形成装置である、請求項1から10の何れか1項に記載の電子装置。
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