以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる情報処理装置、表示制御方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
以下の各実施形態では、操作部と本体部とが別体となった機器を例に取り説明するが、これに限定されず、操作部と本体部とが一体となった機器であってもよい。また以下の各実施形態では、機器として複合機(MFP:Multifunction Peripheral)を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。なお、複合機とは、印刷機能、複写機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する装置である。機器は、例えば、印刷装置、複写機、スキャナ装置、及びファクシミリ装置等の画像形成装置、プロジェクタ、カメラ、エアコン、冷蔵庫、蛍光灯、自販機、及びハンドヘルド型端末等の各種電子機器、並びにPC(Personal Computer)やスマートデバイス等などであってもよい。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の機器100のハードウェア構成の一例を示す模式図である。図1に示すように、機器100は、操作部200(情報処理装置の一例)と、本体部300と、を備える。
本体部300と操作部200とは、専用の通信路209を介して相互に通信可能に接続されている。通信路209には、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることができる。なお、通信路209は、有線及び無線の何れであってもよい。また、通信路209は、インターネットなどのネットワークや電話回線などとすることもできる。
なお、図1に示す例では、本体部300に接続される操作部200の台数が1台である場合を例示しているが、操作部200の台数は、これに限定されず、任意の台数とすることができる。同様に、図1に示す例では、操作部200に接続される本体部300の台数が1台である場合を例示しているが、本体部300の台数は、これに限定されず、任意の台数とすることができる。
本体部300は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、HDD(Hard Disk Drive)304と、エンジン305と、接続I/F306と、通信I/F307と、を備える。CPU301、ROM302、RAM303、HDD304、エンジン305、接続I/F306、及び通信I/F307は、システムバス308を介して相互に接続されている。
エンジン305は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、及びプリンタ機能などの各種の機能を実行するものであり、これらの機能を実現するための汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。エンジン305は、例えば、原稿の画像を読み取るスキャナ、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ、及びファクス通信を行うファクス部などを備える。エンジン305は、更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(Auto Document Feeder)のような特定のオプションを備えることもできる。
CPU301は、本体部300の動作を統括的に制御する。CPU301は、RAM303をワークエリアとしてROM302又はHDD304などに格納されたプログラムを実行する。これにより、CPU301は、本体部300全体の動作を制御する。すなわち、CPU301は、エンジン305に、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、及びプリンタ機能などを実行させる。
接続I/F306は、通信路209を介して操作部200と通信するためのインタフェースである。通信I/F307は、ネットワークを介して、外部の装置と通信するためのインタフェースである。
次に、操作部200について説明する。操作部200は、ユーザの操作に応じた入力を受付ける。また、操作部200は、各種画像(画面)を表示する。操作部200は、独自のOS(Operating System)を有する。なお、本体部300は、操作部200で受付けた入力に応じた動作を行う。つまり、操作部200は、本体部300の動作を制御する。
操作部200は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、フラッシュメモリ204と、操作パネル205と、接続I/F206と、通信I/F207と、を備える。CPU201、ROM202、RAM203、フラッシュメモリ204、操作パネル205、接続I/F206、及び通信I/F207は、システムバス208を介して相互に接続されている。
CPU201は、操作部200の動作を統括的に制御する。CPU201は、RAM203をワークエリアとしてROM202又はフラッシュメモリ204などに格納されたプログラムを実行することで、操作部200全体の動作を制御する。このプログラムの実行により、CPU201は、後述する各種機能を実現する。
接続I/F206は、通信路209を介して本体部300と通信するためのインタフェースである。通信I/F207は、ネットワークを介して、外部の装置と通信するためのインタフェースである。
操作パネル205は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受付けるとともに、各種画像(画面)を表示する。第1実施形態では、操作パネル205が、各種入力の受付を行う受付機能と、各種画像(画面)の表示を行う表示機能と、の双方を一体的に備えたタッチパネルである場合を説明するが、これに限定されるものではない。例えば、操作パネル205は、各種入力の受付けを行う入力装置と、各種情報の表示を行う表示装置と、を別体として構成してもよい。
次に、機器100のソフトウェア構成を説明する。図2は、第1実施形態の機器100のソフトウェア構成の一例を示す模式図である。
本体部300は、アプリケーション層310と、サービス層320と、OS層330とを有する。アプリケーション層310、サービス層320、及びOS層330の実体は、ROM302やHDD304などに格納されている各種ソフトウェアである。CPU301が、これらのソフトウェアを実行することにより、各種の機能が提供される。
アプリケーション層310のソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのアプリケーションプログラム(以下の説明では、単に「アプリ」と称する場合がある)である。例えばアプリとしては、コピー機能を提供するためのコピーアプリ、スキャナ機能を提供するためのスキャナアプリ、ファクス機能を提供するためのファクスアプリ、プリンタ機能を提供するためのプリンタアプリなどが挙げられる。
サービス層320のソフトウェアは、アプリケーション層310とOS層330との間に介在し、アプリに対し、本体部300が備えるハードウェア資源を利用するためのインタフェースを提供するためのソフトウェアである。より具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求の受付、動作要求の調停を行う機能を提供するためのソフトウェアである。サービス層320が受付ける動作要求としては、スキャナによる読み取りやプロッタによる印刷等の要求が考えられる。
なお、サービス層320によるインタフェースの機能は、本体部300のアプリケーション層310だけではなく、操作部200のアプリケーション層210に対しても提供される。例えば、サービス層320のWebAPIのインタフェース機能は、WebAPIで提供される。すなわち、操作部200のアプリケーション層210(アプリ)も、サービス層320のWebAPIのインタフェース機能を介して、本体部300のハードウェア資源(例えばエンジン305)を利用した機能を実現することができる。
OS層330のソフトウェアは、本体部300が備えるハードウェアを制御する基本機能を提供するための基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)である。サービス層320のソフトウェアは、各種アプリからのハードウェア資源の利用要求を、OS層330が解釈可能なコマンドに変換してOS層330に渡す。そして、OS層330のソフトウェアによりコマンドが実行されることで、ハードウェア資源は、アプリの要求に従った動作を行う。
同様に、操作部200は、アプリケーション層210と、サービス層220と、OS層230とを有する。操作部200が備えるアプリケーション層210、サービス層220、及びOS層230も、階層構造については本体部300側と同様である。但し、アプリケーション層210のアプリにより提供される機能や、サービス層220が受付け可能な動作要求の種類は、本体部300側とは異なる。
アプリケーション層210のアプリは、操作部200が備えるハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのソフトウェアであってもよい。アプリケーション層210のアプリは、主として本体部300が備える機能に関する操作や表示を行うためのUI(ユーザインタフェース)の機能などを提供するためのソフトウェアである。本体部300が備える機能は、例えば、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、及びプリンタ機能などである。
なお、第1実施形態では、機能の独立性を保つために、本体部300側のOS層330のソフトウェアと操作部200側のOS層230のソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体部300と操作部200とは、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば、本体部300側のOS層330のソフトウェアとしてLinux(登録商標)を用い、操作部200側のOS層230のソフトウェアとしてAndroid(登録商標)を用いることも可能である。
以上のように、第1実施形態において、本体部300と操作部200とは別々のオペレーティングシステムで動作する。このため、本体部300と操作部200との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部200が受付けた入力(ユーザからの指示内容)を本体部300へ伝達する処理(コマンド通信)や、本体部300が操作部200へイベントを通知する処理などがこれに該当する。第1実施形態では、操作部200が本体部300へコマンド通信を行うことにより、本体部300の機能を使用することができる。また、本体部300から操作部200に通知するイベントには、本体部300における動作の実行状況や、本体部300側で設定された内容などが挙げられる。
また、第1実施形態では、操作部200に対する電力供給は、本体部300から通信路209を経由して行われる場合を例に取り説明する。但し、これに限定されず、操作部200の電源制御を、本体部300の電源制御とは別に(独立して)行ってもよい。
次に、機器100の機能構成を説明する。図3は、第1実施形態の操作部200及び本体部300の機能構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、操作部200は、受付部21と、機種情報取得部22と、機種判定部23と、表示制御部24と、を含む。受付部21、機種情報取得部22、機種判定部23、及び表示制御部24は、例えば、CPU201及びRAM203などにより実現できる。
また、図3に示すように、本体部300は、機種情報記憶部11を含む。機種情報記憶部11は、例えば、ROM302やHDD304などにより実現できる。
受付部21は、設定及び確認の少なくともいずれかを行うための画面の表示指示を受け付ける。例えば、ユーザにより、操作パネル205上で、設定及び確認の少なくともいずれかを行うための画面を起動するためのアイコンを選択(押下)する操作が行われると、受付部21は、設定及び確認の少なくともいずれかを行うための画面の表示指示を受け付ける。
機種情報取得部22は、制御対象の機器100(本体部300)の機種を示す機種情報を取得する。第1実施形態では、機種情報取得部22は、受付部21により表示指示が受け付けられると、本体部300から、機種情報記憶部11に記憶されている機器100の機種を示す機種情報を取得する。
機種判定部23は、機種情報取得部22により取得された機種情報が示す機種が所定の機種であるか否かを判定する。第1実施形態では、所定の機種が、ユーザ自身に保守(メンテナンス)を行わせる機種(以下、「ユーザメンテ機」と称する場合がある)である場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。
表示制御部24は、機種情報が示す機種が所定の機種でない場合、受付部21により受け付けられた表示指示に基づいて、通常の機種用の1以上の項目で構成される通常の機種用の画面を操作パネル205に表示させ、機種情報が示す機種が所定の機種である場合、受付部21により受け付けられた表示指示に基づいて、通常の機種用の1以上の項目とは少なくとも1以上の項目が異なる所定の機種用の1以上の項目で構成される所定の機種用の画面を操作パネル205に表示させる。
通常の機種用の1以上の項目としては、例えば、機器に関する設定を行うための設定項目や、機器の状態を確認するための確認項目などが挙げられるが、これに限定されるものではない。また、所定の機種用の1以上の項目としては、例えば、通常の機種用の1以上の項目に加え、所定の機種特用の項目(例えば、保守に関する項目)を追加したものや、通常の機種用の1以上の項目の少なくとも一部を、所定の機種特用の項目に置き換えたものなどが挙げられるが、これに限定されるものではない。
図4は、第1実施形態の操作部200で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
まず、受付部21は、設定及び確認の少なくともいずれかを行うための画面の表示指示を受け付ける(ステップS101)。
続いて、機種情報取得部22は、本体部300から、機種情報記憶部11に記憶されている機器100(本体部300)の機種を示す機種情報を取得する(ステップS103)。
続いて、機種判定部23は、機種情報取得部22により取得された機種情報が示す機種が所定の機種(ユーザメンテナンス機)であるか否かを判定する(ステップS105)。
続いて、表示制御部24は、機種情報が示す機種が所定の機種(ユーザメンテナンス機)である場合(ステップS105でYes)、通常の機種用の1以上の項目とは少なくとも1以上の項目が異なる所定の機種用の1以上の項目で構成される所定の機種(ユーザメンテナンス機)用の画面を操作パネル205に表示させる(ステップS107)。
一方、表示制御部24は、機種情報が示す機種が所定の機種(ユーザメンテナンス機)でない場合(ステップS105でNo)、通常の機種用の1以上の項目で構成される通常の機種用の画面を操作パネル205に表示させる(ステップS109)。
以上のように第1実施形態によれば、機器100(本体部300)が所定の機種(ユーザメンテナンス機)でない場合、通常の機種用の1以上の項目で構成される通常の機種用の画面が表示され、機器100(本体部300)が所定の機種(ユーザメンテナンス機)である場合、所定の機種用の1以上の項目で構成される所定の機種(ユーザメンテナンス機)用の画面が表示される。
従って第1実施形態によれば、所定の機種(ユーザメンテナンス機)の場合、所定の機種特用の項目(例えば、保守に関する項目)が追加して画面表示されるので、所定の機種であってもユーザビリティを向上させることができる。
また第1実施形態によれば、機器100(本体部300)が所定の機種(ユーザメンテナンス機)か所定の機種以外の機種(通常の機種)かに応じて画面表示(画面を構成する項目)を異ならせているため、操作部200を所定の機種及び通常の機種のいずれに用いた場合であっても機種に応じた画面表示(項目表示)を行うことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、所定の機種特用の項目に、初期設定が行われていない項目(機器の設置後に設定が必要な項目)が含まれる場合を例に取り説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図5は、第2実施形態の機器1100の操作部1200及び本体部300の機能構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、操作部1200は、受付部1221、表示制御部1224、項目情報記憶部1225、認証部1226、項目設定者情報記憶部1227、及び設定部1228が第1実施形態と相違する。
なお第2実施形態では、設定及び確認の少なくともいずれかを行うための画面は、複数階層の画面で構成され、前述の表示指示に基づいて表示される所定の機種用の画面及び通常の機種用の画面は、第1階層の画面であるものとする。
受付部1221は、ユーザを認証するための認証情報を更に受け付ける。例えば、ユーザにより、操作パネル205上で、認証情報の入力が行われると、受付部1221は、入力された認証情報を受け付ける。認証情報としては、例えば、ユーザID及びパスワードの組などが挙げられるが、これに限定されるものではない。例えば、パスワードが未設定であれば、認証情報は、ユーザIDのみであってもよい。また、認証情報の入力は、操作パネル205ではなく、ICカードリーダにICカードをかざすなどの態様で行うようにしてもよい。
また、受付部1221は、初期設定が必要な項目に関し、初期設定の設定値を示す設定値情報を更に受け付ける。例えば、ユーザにより、操作パネル205上で、設定値情報の入力が行われると、受付部1221は、入力された設定値情報を受け付ける。
認証部1226は、受付部1221により受け付けられた認証情報に基づいて、ユーザ認証を行い、ユーザ認証が成功すると、認証情報が示すユーザを機器1100にログインさせる。なお、ユーザ認証は、公知技術を用いればよいため、詳細な説明は省略する。
項目情報記憶部1225は、設定及び確認の少なくともいずれかを行うための画面を構成する項目を識別する項目識別情報、当該項目を構成する画面の階層を示す階層識別情報、及び当該項目を構成する画面上における当該項目の表示順位を示す表示順位情報を対応付けて記憶する。
第2実施形態では、項目識別情報が項目名、階層識別情報が階層数、表示順位情報が表示順位である場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。また第2実施形態では、項目の表示順位が高いほど、当該項目は画面の上側に表示されるものとするが、これに限定されるものではない。なお第2実施形態では、表示順位の値が小さいほど表示順位が高いものとするが(つまり、表示順位が最も高い順位は1位)、これに限定されるものではない。
項目設定者情報記憶部1227は、設定及び確認の少なくともいずれかを行うための画面を構成する項目のうちの初期設定が必要な項目に関し、設定者の情報を記憶する。
図6は、第2実施形態の項目設定者情報記憶部1227に記憶されている情報の一例を示す図である。図6に示す例では、項目設定者情報記憶部1227は、初期設定が必要な項目の項目識別情報、当該項目の初期設定が全ユーザ共通であるか否かを示す全ユーザ共通情報、及び当該項目の初期設定が行われているユーザを示す設定済みユーザ識別情報を対応付けて記憶する。
なお、全ユーザ共通情報がYesの場合、項目の初期設定が全ユーザ共通であることを示す。この場合、いずれかのユーザが初期設定を行えば、当該初期設定が行われた項目については、全ユーザ初期設定済みとなる。また、全ユーザ共通情報がNoの場合、項目の初期設定が全ユーザ共通でないこと(ユーザ固有であること)を示す。この場合、初期設定が行われた項目については、当該初期設定を行ったユーザのみ初期設定済みとなる。
また、図6に示す例では、初期設定が必要ないずれの項目についても、設定済みユーザ識別情報は設定されておらず、いずれのユーザも初期設定を行っていないことを示す。
設定部1228は、受付部1221により、初期設定が必要な項目に関し、設定値情報が受け付けられると、当該項目の初期設定を設定値情報が示す設定値に設定する。なお、この設定は、例えば、フラッシュメモリ204などに記憶される。
また設定部1228は、認証部1226により認証されているユーザの情報(ユーザID)を参照して、項目設定者情報記憶部1227において、初期設定を行った項目に関し、当該項目の設定済みユーザ識別情報を設定する。
ここで、ユーザAが機器1100にログインし、項目設定者情報記憶部1227に記憶されている情報が図6に示す情報であり、機種判定部23により機器1100(本体部300)が所定の機種(ユーザメンテナンス機)と判定されているとする。
この場合、表示制御部1224は、所定の機種用の1以上の項目で構成される所定の機種用の画面として、項目情報記憶部1225に記憶されている情報及び項目設定者情報記憶部1227に記憶されている図6に示す情報を参照して、図7に示すような画面を操作パネル205に表示させる。
なお第2実施形態では、所定の機種用の1以上の項目は、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目に加え、当該第1階層以外の階層の画面を構成し、かつ初期設定が行われていない項目を含んでいる。詳細には、所定の機種用の1以上の項目は、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目に加え、当該第1階層以外の階層の画面を構成し、かつユーザ毎の初期設定が必要であって認証が行われたユーザによる初期設定が行われていない項目、及び当該第1階層以外の階層の画面を構成し、かついずれかのユーザによる初期設定が必要であっていずれのユーザからも初期設定が行われていない項目の少なくともいずれかを含む。
図7に示す画面において、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目は、符号1400で示す「操作部設定」、「本体設定」、及び「カウンタ」の3項目である。つまり、項目情報記憶部1225では、「操作部設定」、「本体設定」、及び「カウンタ」に対応付けられた階層識別情報は、いずれも「第1階層」を示し、「操作部設定」に対応付けられた表示順位情報は「1位」、「本体設定」に対応付けられた表示順位情報は「2位」、「カウンタ」に対応付けられた表示順位情報は「3位」を示す。
また図7に示す画面において、第1階層以外の階層の画面を構成し、かつユーザ毎の初期設定が必要であって認証が行われたユーザによる初期設定が行われていない項目、及び当該第1階層以外の階層の画面を構成し、かついずれかのユーザによる初期設定が必要であっていずれのユーザからも初期設定が行われていない項目の少なくともいずれかは、符号1401で示す「MFPのIPアドレス」、「MFPのネットワーク」、及び「ログインパスワード」の3項目である。つまり、項目情報記憶部1225では、「MFPのIPアドレス」、「MFPのネットワーク」、及び「ログインパスワード」に対応付けられた階層識別情報は、いずれも第1階層以外の階層を示す。
なお図6に示すように、「MFPのIPアドレス」及び「MFPのネットワーク」については、全ユーザ共通情報がYesであるが、設定済みユーザ識別情報にユーザAが設定されておらず、いずれかのユーザによる初期設定が必要であっていずれのユーザからも初期設定が行われていない項目に該当する。同様に、「ログインパスワード」については、全ユーザ共通情報がNoであるが、設定済みユーザ識別情報にユーザAが設定されておらず、ユーザ毎の初期設定が必要であって認証が行われたユーザによる初期設定が行われていない項目に該当する。
なお第2実施形態では、詳細な説明は省略するが、機種判定部23により機器1100(本体部300)が所定の機種(ユーザメンテナンス機)でないと判定されている場合、表示制御部1224が表示する、通常の機種用の1以上の項目で構成される通常の機種用の画面は、符号1400で示す「操作部設定」、「本体部設定」、及び「カウンタ」の3項目で構成される画面となる。つまり、通常の機種用の1以上の項目は、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目となる。
ここで、機器1100にログインしているユーザAの操作により、設定部1228が「MFPのIPアドレス」及び「ログインパスワード」の初期設定を行い、項目設定者情報記憶部1227に記憶されている図6に示す情報が図8に示す情報に更新されたとする。
なお、図8に示す例では、「MFPのIPアドレス」に対応付けられた設定済みユーザ識別情報に「ALL」が設定され、「ログインパスワード」に対応付けられた設定済みユーザ識別情報に「ユーザA」が設定されている。なお、「ALL」は、全てのユーザを示すので、「ユーザA」も含まれる。
この場合、表示制御部1224は、所定の機種用の1以上の項目で構成される所定の機種用の画面として、項目情報記憶部1225に記憶されている情報及び項目設定者情報記憶部1227に記憶されている図8に示す情報を参照して、図9に示すような画面を操作パネル205に表示させる。
図9に示す画面において、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目(符号1400で示す項目)については、図7に示す画面と同様であるため、説明を省略する。
また図9に示す画面において、第1階層以外の階層の画面を構成し、かつユーザ毎の初期設定が必要であって認証が行われたユーザによる初期設定が行われていない項目、及び当該第1階層以外の階層の画面を構成し、かついずれかのユーザによる初期設定が必要であっていずれのユーザからも初期設定が行われていない項目の少なくともいずれかは、符号1402で示す「MFPのネットワーク」の1項目である。
なお図8に示すように、「MFPのIPアドレス」については、設定済みユーザ識別情報にユーザA(ALL)が設定されており、いずれかのユーザによる初期設定が必要であっていずれのユーザからも初期設定が行われていない項目に該当しない。同様に、「ログインパスワード」については、設定済みユーザ識別情報にユーザAが設定されており、ユーザ毎の初期設定が必要であって認証が行われたユーザによる初期設定が行われていない項目に該当しない。一方、「MFPのネットワーク」については、設定済みユーザ識別情報にユーザAが設定されておらず、いずれかのユーザによる初期設定が必要であっていずれのユーザからも初期設定が行われていない項目に該当する。
ここで、ユーザAが機器1100からログアウトした後に、ユーザBが機器1100にログインしたとする。
この場合、表示制御部1224は、所定の機種用の1以上の項目で構成される所定の機種用の画面として、項目情報記憶部1225に記憶されている情報及び項目設定者情報記憶部1227に記憶されている図8に示す情報を参照して、図10に示すような画面を操作パネル205に表示させる。
図10に示す画面において、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目(符号1400で示す項目)については、図7に示す画面と同様であるため、説明を省略する。
また図10に示す画面において、第1階層以外の階層の画面を構成し、かつユーザ毎の初期設定が必要であって認証が行われたユーザによる初期設定が行われていない項目、及び当該第1階層以外の階層の画面を構成し、かついずれかのユーザによる初期設定が必要であっていずれのユーザからも初期設定が行われていない項目の少なくともいずれかは、符号1403で示す「MFPのネットワーク」及び「ログインパスワード」の2項目である。
なお図8に示すように、「MFPのIPアドレス」については、設定済みユーザ識別情報にユーザB(ALL)が設定されており、いずれかのユーザによる初期設定が必要であっていずれのユーザからも初期設定が行われていない項目に該当しない。一方、「MFPのネットワーク」については、設定済みユーザ識別情報にユーザBが設定されておらず、いずれかのユーザによる初期設定が必要であっていずれのユーザからも初期設定が行われていない項目に該当する。同様に、「ログインパスワード」については、設定済みユーザ識別情報にユーザBが設定されておらず、ユーザ毎の初期設定が必要であって認証が行われたユーザによる初期設定が行われていない項目に該当する。
以上のように第2実施形態では、所定の機種(ユーザメンテナンス機)の場合、本来、第1階層の画面に表示されない項目であっても、初期設定が行われていない項目については、第1階層の画面に追加表示される。このためユーザは、所定の機種(ユーザメンテナンス機)であるため、ユーザ自身で初期設定が必要な項目についても、他階層まで当該項目を探す必要がなくなり、初期設定が必要な項目について、容易に初期設定を行うことが可能となり、ユーザビリティを向上させることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、所定の機種特用の項目に、消耗品に関する項目が含まれる場合を例に取り説明する。以下では、第2実施形態との相違点の説明を主に行い、第2実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第2実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図11は、第3実施形態の機器2100の操作部2200及び本体部2300の機能構成の一例を示すブロック図である。図11に示すように、操作部2200は、表示制御部2224、残量情報取得部2229、及び残量判定部2230が第2実施形態と相違する。同様に、本体部2300は、残量情報記憶部2312が第2実施形態と相違する。
残量情報取得部2229は、制御対象の機器2100(本体部2300)で使用される消耗品の残量を示す残量情報を取得する。第3実施形態では、残量情報取得部2229は、任意のタイミングで本体部2300から、残量情報記憶部2312に記憶されている機器2100で使用される消耗品の機種情報を取得する。第3実施形態では、消耗品がトナーである場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。
残量判定部2230は、残量情報取得部2229により取得された残量情報が示す残量を判定する。具体的には、残量判定部2230は、残量情報が示す残量が第1の閾値以下であるか否かを判定したり、第1の閾値よりも小さい第2の閾値以下であるか否かを判定したりする。第3実施形態では、残量情報が示す残量が第1の閾値以下である場合、トナーニアエンドであり、残量情報が示す残量が第2の閾値以下である場合、トナーエンドである場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。
ここで、残量情報が示す残量が第1の閾値以下であると判定されており、機種判定部23により機器2100(本体部2300)が所定の機種(ユーザメンテナンス機)と判定されている場合、表示制御部2224は、所定の機種用の1以上の項目で構成される所定の機種用の画面として、項目情報記憶部1225に記憶されている情報を参照して、図12に示すような画面を操作パネル205に表示させる。
なお第3実施形態では、残量情報が示す残量が第1の閾値以下である場合、所定の機種用の1以上の項目は、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目に加え、消耗品に関する項目を含む。また第3実施形態では、消耗品に関する項目は、第1階層以外の階層の画面を構成するものとする。つまり、項目情報記憶部1225では、「消耗品に関する項目」に対応付けられた階層識別情報は、第1階層以外の階層を示す。
図12に示す画面において、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目(符号1400で示す項目)については、図7に示す画面と同様であるため、説明を省略する。また図12に示す画面において、消耗品に関する項目は、符号2401で示す「トナー残量確認」の1項目である。
以上のように第3実施形態では、残量情報が示す残量が第1の閾値以下である場合(トナーニアエンドの場合)、本来、第1階層の画面に表示されない消耗品に関する項目(トナー残量確認)についても、第1階層の画面に追加表示される。このためユーザは、所定の機種(ユーザメンテナンス機)であるため、ユーザ自身で消耗品の交換などが必要であっても、他階層まで消耗品に関する項目(トナー残量確認)を探さなくても、容易に残量確認を行うことが可能となり、ユーザビリティを向上させることができる。
特に、消耗品に関する項目(トナー残量確認)が第1階層の画面に追加表示されている場合、消耗品の残量が少ないことが示唆されているので、消耗品に関する項目(トナー残量)の確認を忘れ、消耗品の交換タイミングなどが遅れてしまうことを防止できる。
また、残量情報が示す残量が第2の閾値以下であると判定されており、機種判定部23により機器2100(本体部2300)が所定の機種(ユーザメンテナンス機)と判定されている場合、表示制御部2224は、所定の機種用の1以上の項目で構成される所定の機種用の画面として、項目情報記憶部1225に記憶されている情報を参照して、図13に示すような画面を操作パネル205に表示させる。
図13に示す画面では、表示されている項目は、図12に示す画面と同様であるが、消耗品に関する項目「トナー残量確認」(符号2402で示す項目)の表示順位が第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目(符号1400で示す項目)よりも高くなっている。
以上のように第3実施形態では、残量情報が示す残量が第2の閾値以下である場合(トナーニアエンドの場合)、本来、第1階層の画面に表示されない消耗品に関する項目(トナー残量確認)を第1階層の画面に追加表示するだけでなく、表示順位を高くしているので、消耗品の残量が極めて少ないことが示唆されているので、消耗品に関する項目(トナー残量)の確認を忘れ、消耗品の交換タイミングなどが遅れてしまうことを防止できる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、所定の機種特用の項目に、設定頻度が高い項目が含まれる場合を例に取り説明する。以下では、第3実施形態との相違点の説明を主に行い、第3実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第3実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図14は、第4実施形態の機器3100の操作部3200及び本体部2300の機能構成の一例を示すブロック図である。図14に示すように、操作部3200は、表示制御部3224、設定部3228、設定頻度記憶部3231、及び算出部3232が第3実施形態と相違する。
設定部3228は、設定及び確認の少なくともいずれかを行うための画面上で項目の設定(更新)を行う場合、設定頻度に関する情報を設定頻度記憶部3231に記憶する。具体的には、設定部3228は、設定及び確認の少なくともいずれかを行うための画面上で項目の設定(更新)を行うと、当該項目の項目識別情報に、設定(更新)を行った日時を示す日時情報を対応付けて設定頻度記憶部3231に記憶する。
算出部3232は、設定及び確認の少なくともいずれかを行うための画面で設定が行われる項目毎の設定頻度を算出する。具体的には、算出部3232は、設定頻度記憶部3231に記憶されている情報(日時情報)に基づいて、設定及び確認の少なくともいずれかを行うための画面で設定が行われる項目毎の設定頻度を算出する。
第4実施形態では、算出部3232は、設定頻度記憶部3231に記憶されている情報を参照して、設定及び確認の少なくともいずれかを行うための画面で設定が行われる項目毎に、過去7日間における設定回数と、最終設定(更新)日からの経過日数を算出し、算出した設定回数及び経過日数に基づいて、設定頻度を算出する。
なお、設定回数は、設定頻度記憶部3231において、設定頻度算出対象の項目に対応付けられている日時情報のうち、現在日時から7日前までの期間の日時を示す日時情報の数である。最終設定(更新)日からの経過日数は、設定頻度記憶部3231において、設定頻度算出対象の項目に対応付けられている日時情報のうち、最新の日時情報が示す日時から現在日時までの経過日数である。また、設定頻度は、設定回数が多く、かつ最終設定(更新)日からの経過日数が短いほど高くなれば、どのように求めてもよい。また、設定頻度は、ランク(高頻度、通常頻度、低頻度)として求めてもよい。
ここで、機種判定部23により機器3100(本体部2300)が所定の機種(ユーザメンテナンス機)と判定されている場合、表示制御部3224は、所定の機種用の1以上の項目で構成される所定の機種用の画面として、項目情報記憶部1225に記憶されている情報及び算出部3232により算出された設定頻度を参照して、図15に示すような画面を操作パネル205に表示させる。
なお第4実施形態では、所定の機種用の1以上の項目は、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目に加え、当該第1階層以外の階層の画面を構成し、かつ設定頻度が第3の閾値以上である項目を含む。
図15に示す画面において、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目(符号1400で示す項目)については、図7に示す画面と同様であるため、説明を省略する。
また図15に示す画面において、第1階層以外の階層の画面を構成し、かつ設定頻度が第3の閾値以上である項目は、符号3401で示す「wifi(登録商標)」、及び「Bluetooth(登録商標)」の2項目である。つまり、項目情報記憶部1225では、「wifi」、及び「Bluetooth」に対応付けられた階層識別情報は、いずれも第1階層以外の階層を示す。また第4実施形態では、第3の閾値は高頻度であり、「wifi」及び「Bluetooth」の設定頻度(ランク)は、いずれも高頻度であるものとする。
以上のように第4実施形態では、所定の機種(ユーザメンテナンス機)の場合、本来、第1階層の画面に表示されない項目であっても、設定頻度が高い項目については、第1階層の画面に追加表示される。このためユーザは、所定の機種(ユーザメンテナンス機)であるため、ユーザ自身で設定を行う頻度が高い項目についても、他階層まで当該項目を探す必要がなくなり、容易に設定を行うことが可能となり、ユーザビリティを向上させることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態では、所定の機種特用の項目を、所定の機種用の画面(第1階層の画面)で追加表示するか否か等を設定する例について説明する。以下では、第4実施形態との相違点の説明を主に行い、第4実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第4実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図16は、第5実施形態の機器4100の操作部4200及び本体部2300の機能構成の一例を示すブロック図である。図16に示すように、操作部4200は、表示制御部4224、設定部4228、及び表示設定情報記憶部4233が第4実施形態と相違する。
設定部4228は、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目以外の項目を、所定の機種用の画面で表示するか否か、及び表示する場合における表示順序の少なくともいずれかを設定し、設定した情報を表示設定情報記憶部4233に記憶する。例えば、設定部4228は、図17に示すような画面上で、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目以外の項目を、所定の機種用の画面で表示するか否か、及び表示する場合における表示順序の少なくともいずれかを設定する。
なお、図17に示す画面では、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目以外の項目として、トナー残量確認、頻度A(高頻度)、頻度B(通常頻度)、及び頻度C(低頻度)が挙げられているが、これに限定されるものではない。また図17に示す画面では、トナー残量確認、頻度A(高頻度)、頻度B(通常頻度)、及び頻度C(低頻度)について、表示を設定すれば、所定の機種用の画面(第1階層の画面)で追加表示され、非表示を設定すれば、所定の機種用の画面(第1階層の画面)で追加表示されない。また図17に示す画面上で、トナー残量確認、頻度A(高頻度)、頻度B(通常頻度)、及び頻度C(低頻度)の表示順序を入れ替えることで、表示する場合における表示順序を設定できる。なお、表示順序は、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目も含めて設定できるようにしてもよい。
ここで、機種判定部23により機器4100(本体部2300)が所定の機種(ユーザメンテナンス機)と判定されている場合、表示制御部4224は、所定の機種用の1以上の項目で構成される所定の機種用の画面として、項目情報記憶部1225に記憶されている情報、及び表示設定情報記憶部4233に記憶されている情報を参照して、図18に示すような画面を操作パネル205に表示させる。
なお第5実施形態では、所定の機種用の1以上の項目は、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目に加え、図17に示す通り、トナー残量確認、頻度A(高頻度)である項目、及び頻度B(通常頻度)である項目を含む。
図18に示す画面では、第1階層の画面を構成するように予め設定されている1以上の項目(符号1400で示す項目)に加え、図17に示す画面上で、追加表示が設定されているトナー残量確認、頻度A(高頻度)である項目、及び頻度B(通常頻度)である項目(符号4401で示す項目)が、図17に示す画面上で設定された表示順序で表示されている。
以上のように第5実施形態では、所定の機種(ユーザメンテナンス機)の場合、本来、第1階層の画面に表示されない項目であっても、任意の項目を第1階層の画面に追加表示するよう設定できる。このためユーザは、当該任意の項目についても、他階層まで当該項目を探す必要がなくなり、容易に設定を行うことが可能となり、ユーザビリティを向上させることができる。
なお、トナー残量確認については、トナー残量に関わらず、第1階層の画面に追加表示するようにしてもよいし、第3実施形態で説明したような条件が満たされる場合に第1階層の画面に追加表示するようにしてもよい。
(変形例)
上記各実施形態において任意の実施形態を組み合わせてもよい。また、上記各実施形態の内容を操作部と本体部とが別体となった機器ではなく、操作部と本体部とが一体となった機器に適用してもよい。この場合、機器が有するコントローラなどを情報処理装置とすればよい。
(プログラム)
上記各実施形態の操作部で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。
また、上記各実施形態の操作部で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上記各実施形態の操作部で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上記各実施形態の操作部で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
上記実施形態の操作部20で実行されるプログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、例えば、CPUがROMからプログラムをRAM上に読み出して実行することにより、上記各機能部がコンピュータ上で実現されるようになっている。
本発明の範囲において、上記実施形態に対して多くの修正、変更が可能である。請求項に記載された発明の範囲において、上記実施形態として記載された形態以外の形態についても、本発明の実施の形態とすることが可能である。
コンピュータのアーキテクチャや演算処理に関した情報処理技術によって、従来のコンピュータを本明細書に記載の発明を実施するようプログラムすることにより、本発明を実施することが可能である。ソフトウェア技術の分野における知識を有した技術者であれば、本明細書の記載に基づいて、本発明を実施するようコンピュータをプログラムするためのソフトウェアを作成することが可能である。
さらに、本発明は、情報処理技術の分野における知識を有した技術者であれば、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)や、従来の回路モジュールを接続して構成した装置によって実施することが可能である。
実施形態に記載された各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、ソフトウェアによって各機能を実行するようプログラムされたプロセッサや、各機能を実行するよう設計されたASICや回路モジュールなどのハードウェアを含むものとする。