JP6533957B2 - 基板搬送方法、部品実装方法、基板搬送装置および部品実装装置 - Google Patents

基板搬送方法、部品実装方法、基板搬送装置および部品実装装置 Download PDF

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Description

本発明は、基板を下受けする下受けユニットを下降させて基板を搬送する基板搬送装置を用いた基板搬送方法、この基板搬送装置によって搬送される基板に部品を実装する部品実装方法、この基板搬送装置、およびこの基板搬送装置を備えた部品実装装置に関するものである。
基板に部品を実装する部品実装装置は、基板を搬送する搬送コンベアを有する基板搬送装置を備えている。この基板搬送装置では、基板を搬送する搬送経路中であって部品実装を行う作業位置において、複数の下受けピンを基板の下面に当接させて保持する基板保持方式が広く用いられている。この方式では、部品の実装は下受けピンが基板の下面に当接する状態で実行され、基板の搬送は基板の下面の部品と干渉しないように下受けピンを下降した状態で実行される。この際、タクトタイムの短縮のため、基板搬出時は下受けピンを装置の下限までは下降させずに基板の下面の部品と干渉しない位置まで下降させて待機し、次の基板が搬入されると、この待機位置から下受けピンを上昇させている(例えば、特許文献1)。
特開平7―7299号公報
ところで、下受けピンを昇降駆動する手段としてエアシリンダが用いられている。エアシリンダに供給されるエアの圧力がばらつくと、基板搬出時の下受けピンの下降速度が変動して停止位置がばらつくおそれがある。そのため特許文献1を含む従来技術では、エアの圧力のばらつきを考慮して、基板の下面の部品と下受けピンが干渉しないマージンが空くように余裕を加えた位置に下受けピンの待機位置を設定する必要があり、このように加える余裕分のためにタクトタイムの短縮の効果が抑制されるという問題があった。
そこで本発明は、タクトタイムを短縮することができる基板搬送方法、部品実装方法、基板搬送装置および部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明の基板搬送方法は、基板を作業位置に搬入する工程と、搬入された前記基板の下面に対して下受けユニットを下受け位置まで上昇させて下受けする工程と、前記下受けユニットを前記下受け位置から基板の下面もしくは下面に設けられた干渉物に対して所定のマージンが空くように設定された第1の位置まで下降させて前記基板を搬出する工程とを含み、所定の基板の搬出時に、前記下受けユニットを前記第1の位置よりも下方の第2の位置まで下降させて前記下受けユニットの下降時間に関する補正値を取得し、前記基板を搬出する工程において、取得された前記補正値に基づき、前記下受けユニットを前記第1の位置に下降させる下降時間を補正する。
本発明の部品実装方法は、基板を実装作業位置に搬入する工程と、搬入された前記基板の下面に対して下受けユニットを下受け位置まで上昇させて下受けする工程と、下受けされた前記基板に部品を搭載する工程と、前記下受けユニットを前記下受け位置から基板の下面もしくは下面に設けられた干渉物に対して所定のマージンが空くように設定された第1の位置まで下降させて部品が搭載された前記基板を搬出する工程とを含み、所定の基板の搬出時に、前記下受けユニットを前記第1の位置よりも下方の第2の位置まで下降させて前記下受けユニットの下降時間に関する補正値を取得し、前記基板を搬出する工程において、取得された前記補正値に基づき、前記下受けユニットを前記第1の位置に下降させる下降時間を補正する。
本発明の基板搬送装置は、基板を搬送する基板搬送部と、前記基板搬送部により前記基板に対する作業が実行される作業位置に搬入された基板を下方から下受けする下受けユニットと、前記下受けユニットを昇降駆動して、搬入された前記基板の下面に対して前記下受けユニットを下受け位置まで上昇させ下受けさせ、前記基板を搬出するにあたり、前記下受けユニットを前記下受け位置から基板の下面もしくは下面に設けられた干渉物に対して所定のマージンが空くように設定された第1の位置まで下降させる下受けユニット昇降駆動部と、前記下受けユニットを前記第1の位置に停止させるための前記下受けユニット昇降駆動部の下降時間に関する補正値を取得する補正値取得部とを備え、所定の基板の搬出時に、前記下受け昇降駆動部は前記下受けユニットを前記第1の位置よりも下方の第2の位置まで下降させて、前記補正値取得部は前記下受けユニットの下降時間に関する前記補正値を取得し、前記基板を搬出する際に、前記下受けユニット昇降駆動部は、取得された前記補正値に基づき下降時間を補正して前記下受けユニットを前記第1の位置に下降させる。
本発明の部品実装装置は、基板を搬送する基板搬送部と、前記基板搬送部により部品が搭載される実装作業位置に搬入された基板を下方から下受けする下受けユニットと、前記下受けユニットを昇降駆動して、搬入された前記基板の下面に対して前記下受けユニットを下受け位置まで上昇させ下受けさせ、部品搭載作業が完了した前記基板を搬出するにあたり、前記下受けユニットを前記下受け位置から基板の下面もしくは下面に設けられた干渉物に対して所定のマージンが空くように設定された第1の位置まで下降させる下受けユニット昇降駆動部と、前記下受けユニットを前記第1の位置に停止させるための前記下受けユニット昇降駆動部の下降時間に関する補正値を取得する補正値取得部とを備え、所定の基板の搬出時に、前記下受け昇降駆動部は前記下受けユニットを前記第1の位置よりも下方の第2の位置まで下降させて、前記補正値取得部は前記下受けユニットの下降時間に関する前記補正値を取得し、部品搭載作業が完了した前記基板を搬出する際に、前記下受けユニット昇降駆動部は、取得された前記補正値に基づき下降時間を補正して前記下受けユニットを前記第1の位置に下降させる。
本発明によれば、タクトタイムを短縮することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置が備える基板搬送装置の(a)側面図(b)平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置が備える基板搬送装置の位置センサ部の説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態の部品実装装置が備える基板搬送装置の下受けユニットが下受け位置にある状態の位置センサ部の説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態の部品実装装置が備える基板搬送装置の下受けユニットが下限位置にある状態の位置センサ部の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置が備える基板搬送装置の下受けユニットが待機位置にある状態の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における部品実装作業のフロー図 本発明の一実施の形態の部品実装装置が備える基板搬送装置における補正動作のフロー図 本発明の一実施の形態の部品実装装置が備える基板搬送装置の基板搬出時における下受けピンユニットの停止位置の説明図
次に本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、部品実装装置1の構成を説明する。部品実装装置1は、基板に部品を実装する機能を有するものである。以下、基板の搬送方向(図1の紙面の左右方向)をX方向、X方向と水平面内において直交する方向(図1の紙面の上下方向)をY方向、水平面と直交する高さ方向(図3の紙面の上下方向)をZ方向と定義する。
図1において、基台1aの中央部には、X方向に延びた一対の搬送ベルトを備えた基板搬送機構2(基板搬送装置)が配設されている。基板搬送機構2は上流側から搬入された基板3を搬送し、部品搭載作業を実行するために設定された作業位置である実装作業位置2aに位置決めして保持する。基板搬送機構2の両側方には、部品供給部4が配置されており、部品供給部4にはそれぞれ複数のテープフィーダ5が並設されている。テープフィーダ5は、部品を収納したポケットが形成されたキャリアテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する実装ヘッド8による部品吸着位置に部品を供給する。
基台1a上面においてX方向の一方側の端部には、リニア駆動機構を備えたY軸ビーム6が配設されている。Y軸ビーム6には、同様にリニア駆動機構を備えた2基のX軸ビーム7が、Y方向に移動自在に結合されている。2基のX軸ビーム7には、それぞれ実装ヘッド8がX方向に移動自在に装着されている。実装ヘッド8は複数の保持ヘッドを備えた多連型ヘッドであり、それぞれの保持ヘッドの下端部には、部品を吸着保持して個別に昇降可能な吸着ノズル(図示省略)が装着されている。
Y軸ビーム6、X軸ビーム7を駆動することにより、実装ヘッド8はX方向、Y方向に移動する。これにより2つの実装ヘッド8は、それぞれ対応した部品供給部4のテープフィーダ5の部品吸着位置から部品を吸着ノズルによって取り出して、基板搬送機構2の実装作業位置2aに位置決めされた基板3に部品を移送搭載する。Y軸ビーム6およびX軸ビーム7は、部品を保持した実装ヘッド8を移動させることにより、部品を基板3に移送搭載するヘッド移動機構9を構成する。
部品供給部4と基板搬送機構2との間には、部品認識カメラ10が配設されている。部品供給部4から部品を取り出した実装ヘッド8が部品認識カメラ10の上方を移動する際に、部品認識カメラ10は実装ヘッド8に保持された状態の部品を撮像して認識する。実装ヘッド8にはX軸ビーム7の下面側に位置して、それぞれ実装ヘッド8と一体的に移動する基板認識カメラ11が装着されている。実装ヘッド8が移動することにより、基板認識カメラ11は基板搬送機構2の実装作業位置2aに位置決めされた基板3の上方に移動し、基板3を撮像して認識する。実装ヘッド8による基板3への部品搭載作業においては、部品認識カメラ10による部品の認識結果と、基板認識カメラ11による基板認識結果とを加味して搭載位置補正が行われる。
次に図2(a),(b)を参照して、基板搬送機構2(基板搬送装置)の構成について説明する。基板搬送機構2は、基板搬送部12、基板保持部13、および位置センサ部14を備えている。基板搬送部12は基台1aの上方に配置されており、基板3をX方向に搬送する機能を有する。基板搬送部12は、X方向に延伸する一対の板状部材15の内側に、X方向に配設された一対の搬送ベルト16を備えている。
搬送ベルト16は、板状部材15の一端に配置されたプーリ17と、他端に配置された搬送モータ18で駆動される駆動プーリ18aに調帯されている。搬送ベルト16は、2つの搬送モータ18を同期駆動することにより板状部材15に沿って水平移動し、上面に載置された基板3をX方向に搬送する。
図2(a)において、板状部材15の上端には、搬送ベルト16の上方に張り出す押え板19が設置されている。押え板19の下面と搬送ベルト16の上面との間隔は、搬送ベルト16によって搬送される基板3の厚さより大きくなっている。押え板19は、後述する基板保持部13によって搬送ベルト16から持ち上げられた基板3の両縁部を押え板19の下面で上から押さえ込むことによって、基板3を実装作業位置2aに保持する機能を有する(図4(a)も参照)。
図2(a)において、基板保持部13は、下受けユニットU、および下受けユニットUを昇降させる下受けユニット昇降駆動部22を含んで構成される。下受けユニットUは、基板3を下面側から下受けする下受けピン20、および複数の下受けピン20を上面に保持する下受けピン保持部材21を含んで構成される。下受けピン20は、下面に部品Pが実装済みの基板3を下方から保持する際に、実装済みの部品Pに接触しないように下受けピン保持部材21上に配置される。下受けユニット昇降駆動部22は、ピストンロッド23aを有するエアシリンダ23を備えており、ピストンロッド23aの先端には下受けピン保持部材21(下受けユニットU)が取り付けられている。
ピストンロッド23aは、電磁弁24(図7を参照)によりエアシリンダ23に供給またはエアシリンダ23より排気されるエアを切り換えることによって、上昇、下降、および停止する。すなわちエアシリンダ23は、電磁弁24を制御することによって、下受けユニットUを上昇、下降、および停止させる(図2(a)の矢印A)。下受けユニットUが上昇および下降する移動距離は、エアの供給時間または排気時間によって制御される。例えば、下受けユニットUが下降する移動距離は下降時間TDを長くするように制御すると長くなり、下受けユニットUをより低い位置まで下降させることができる。
図2(a)において、位置センサ部14は、下受けユニット昇降駆動部22の側方に配置されている。位置センサ部14は、上限または下限の高さ位置に位置する下受けユニットUを検出する機能を有する。
次に図3〜5を参照して、位置センサ部14の詳細な構成および機能について説明する。図3において、位置センサ部14は、上限検出センサ25、下限検出センサ26、遮光ドグ27を備えている。上限検出センサ25および下限検出センサ26は、光を照射する発光素子と照射光を受光する受光素子を備えた透過型光センサである。
上限検出センサ25および下限検出センサ26は、その胴体部から延伸する2本の腕部を有するU字型をしている。上限検出センサ25および下限検出センサ26において、発光素子は一方の腕部に、受光素子は他方の腕部に相互に対向するように配置され、2本の腕部の間には検出隙間25bおよび検出隙間26bが形成されている。そして検出隙間25bおよび検出隙間26bにおける発光素子から受光素子までの照射光の経路は、遮光ドグ27の有無を検出する検出位置25cおよび検出位置26cとなる。
図3において、上限検出センサ25および下限検出センサ26は、基台1aの上面に設けられたセンサ固定部材25aおよびセンサ固定部材26aによって、それぞれ所定の位置に配置されている。上限検出センサ25と下限検出センサ26は、上限検出センサ25のU字の開口と下限検出センサ26のU字の開口とが相互に対向する向きで、X方向に延びる同一線上に配置されている。また、下限検出センサ26は、上限検出センサ25より下方の高さ位置に配置されている。
図3において、遮光ドグ27は平板状で、下受けピン保持部材21(下受けユニットU)の側面にXZ平面に平行で下方に延伸するように取り付けられている。遮光ドグ27のX方向の2つの側面において、一方の側面の下部には外側に延伸する上限検出ドグ27aが形成され、他方の側面の上部には反対側の外側に延伸する下限検出ドグ27bが形成されている。上限検出ドグ27aおよび下限検出ドグ27bは、下受けユニットUと一体的に昇降し(矢印B)、それぞれ上限検出センサ25の検出隙間25bおよび下限検出センサ26の検出隙間26bに進入する。
下受けユニットUと伴に上限検出ドグ27aが上昇し、上限検出ドグ27aの上端27cが上限検出センサ25の検出位置25cに突入すると、上限検出ドグ27aによって受光素子が受光する照射光が遮光される。照射光が遮光されると、上限検出センサ25によって上限検出信号SUが出力される。下受けユニットUと伴に下限検出ドグ27bが下降し、下限検出ドグ27bの下端27dが下限検出センサ26の検出位置26cに突入すると、下限検出ドグ27bによって受光素子が受光する照射光が遮光される。照射光が遮光されると、下限検出センサ26によって下限検出信号SBが出力される。
図4(a),(b)は、下受けユニットUが上昇限界である上限位置HUまで上昇している状態を示している。図4(a)は基板搬送機構2をX方向から見た側面図、図4(b)は位置センサ部14付近をY方向から見た側面図を示している。図4(a)において、搬送ベルト16によって実装作業位置2aに搬入された基板3は、下面3aを下受けユニットUの下受けピン20によって下受けされて持ち上げられて、基板3の上面の両縁部が押え板19の下面によって上方から押さえ込まれた状態で保持される。部品実装装置1は、基板3が下受けユニットUによって下受け保持された状態で、基板3に部品Pを搭載する部品搭載作業を行う。
すなわち、下受けユニットUは、基板搬送部12により部品Pが搭載される実装作業位置2aに搬入された基板3を下方から下受けする。そして下受けユニットUの上昇限界である上限位置HUは、下受けユニットUが基板3を下受け保持する高さ位置である下受け位置HHとなる。基板3が下受け保持された状態において、上限検出ドグ27aは上限検出センサ25の検出隙間25bの検出位置25cに侵入して受光素子への入射光を遮光しており、上限検出センサ25から上限検出信号SUが出力されている。すなわち、上限検出ドグ27aと上限検出センサ25は、下受けユニットUが下受け位置HHにあることを検出する第1の位置センサとなる。
図5(a),(b)は、下受けユニットUが下降限界である下限位置HBまで下降している状態を示している。図5(a)は基板搬送機構2をX方向から見た側面図、図5(b)は位置センサ部14付近をY方向から見た側面図を示している。図5(a)において、基板3の下面3aには、複数の部品Pが実装されている。下受けユニットUが下限位置HBにある状態では、下受けピン20の上面20aと基板3の下面3aに実装された部品高さが最大(下方に一番突出している)の部品P*の上面Pa*(実装作業位置2aに搬入された状態で部品P*の下方の面)との間には、下受けピン20と部品P*が干渉しないマージンが空いている。
下受けユニットUが下限位置HBにある状態において、下限検出ドグ27bは下限検出センサ26の検出隙間26bの検出位置26cに突入して受光素子への入射光を遮光しており、下限検出センサ26から下限検出信号SBが出力されている。すなわち、下限検出ドグ27bと下限検出センサ26は、下受けユニットUが下限位置HB(第2の位置)にあることを検出する第2の位置センサとなる。
図6は、下受けユニットUが上限位置HU(下受け位置HH)と下限位置HBの間に位置する待機位置HWで停止している状態を示している。待機位置HWは、部品搭載作業が完了した基板3を基板搬送機構2から搬出する際に下受けユニットUを下降させて待機させる位置である。待機位置HWに待機中の下受けピン20の上面20aは、基板3の下面3aに実装されている複数の部品Pのうち部品高さH1が最大である部品P*の上面Pa*(実装作業位置2aに搬入されている状態で部品P*の下方の面)と干渉しないマージンH2が空いている。
すなわち待機位置HWは、下受けユニットUを基板3の下面3aもしくは下面3aに設けられた部品Pなどの干渉物に対して所定のマージンH2が空くように設定された第1の位置となる。待機位置HWでは、上限検出センサ25からの上限検出信号SU、下限検出センサ26からの下限検出信号SBのいずれも出力されない。そこで下受けユニットUを待機位置HWに停止させる制御は、下受け位置HHから下受けユニットUを下降させる下降時間TD、または、下限位置HBから下受けユニットUを上昇させる上昇時間TUの長さを制御して行われる。
次に図7を参照して、部品実装装置1の制御系の構成について説明する。制御部30は部品実装装置1の全体制御装置であり、制御部30が記憶部31に記憶された処理プログラムを実行して基板搬送機構2、部品供給部4、実装ヘッド8、ヘッド移動機構9、表示部32の各部を制御する。制御部30には、部品認識カメラ10、基板認識カメラ11が接続されている。基板搬送機構2には、搬送モータ18、電磁弁24、上限検出センサ25、下限検出センサ26が接続されている。表示部32は、各種情報を表示する液晶ディスプレーなどである。
記憶部31には、実装データ31aなどの部品実装作業に使用される各種データの他、待機位置データ31b、計測時間データ31c、補正値データ31dなどの基板搬送機構2(基板搬送装置)の制御に使用される各種データが記憶されている。実装データ31aは、実装される部品Pの部品種や部品高さH1、実装位置などのデータであり、生産対象の基板種ごとに記憶される。待機位置データ31bは、基板3を搬入、搬出する際に下受けユニットUを下降させて待機させる高さ位置である待機位置HWを含むデータである。待機位置HWは、基板種毎に下受けユニットUが下受けする基板3の下面3aに実装される部品Pの部品高さH1などを考慮して設定される。
図7において、制御部30は、内部処理機能として搭載制御部30a、搬送制御部30b、補正動作制御部30c、時間計測部30d、補正値取得部30eを備えている。搭載制御部30aは、部品供給部4、実装ヘッド8、ヘッド移動機構9の各部を制御することにより、基板搬送機構2によって実装作業位置2aに位置決め保持された基板3に対し、部品供給部4から部品Pを取り出して移送搭載する部品搭載作業を実行させる。搭載制御部30aは、部品搭載作業の際、部品認識カメラ10および基板認識カメラ11の撮像結果を加味して部品Pの取り出し位置、搭載位置などを補正する。
搬送制御部30bは、基板搬送機構2(基板搬送装置)を制御して、基板3を作業位置である実装作業位置2aに搬入、保持、搬出する。すなわち搬送制御部30bは、搬送モータ18を制御して基板3を実装作業位置2aに搬入する。また搬送制御部30bは、電磁弁24を制御して下受けユニット昇降駆動部22が備えるエアシリンダ23を駆動させて下受けユニットUを上昇させる。次いで搬送制御部30bは、下受け位置HHにおいて上限検出センサ25からの上限検出信号SUを受信すると、下受けユニットUを停止させる。これによって、基板3が実装作業位置2aで保持される。
また搬送制御部30bは、後述する補正値TCに基づき下降時間TDを補正し、電磁弁24を制御して補正された下降時間TDだけ下受けユニット昇降駆動部22が備えるエアシリンダ23を駆動させて下受けユニットUを待機位置HWまで下降させる。次いで搬送制御部30bは、搬送モータ18を制御して基板3を実装作業位置2aから搬出する。
図7において、補正動作制御部30cは、下受けユニットUを下受け位置HHから待機位置HWまで下降させる下降時間TDを補正するための補正値TCを取得する補正動作Cを統括制御する。すなわち補正動作制御部30cは、基板3を搬出するにあたり、補正動作Cのタイミングであるか否かを判断する。また補正動作制御部30cは、補正動作Cにおいて電磁弁24を制御して下受けユニット昇降駆動部22が備えるエアシリンダ23を駆動させて、下受け位置HHにある下受けユニットUを下降させる。次いで補正動作制御部30cは、下限位置HBにおいて下限検出センサ26からの下限検出信号SBを受信すると、下受けユニットUを停止させる。
時間計測部30dは、補正動作Cにおいて上限検出センサ25および下限検出センサ26からの信号を受信して、下受けユニットUが下受け位置HH(上限位置HU)から下限位置HBまで下降するのに要する計測時間TMを計測する。すなわち時間計測部30dは、下受けユニットUが下受け位置HHから下降して上限検出信号SUがオフとなってから、下受けユニットUが下限位置HBに到達して下限検出信号SBがオンとなるまでの時間を計測時間TMとして計測する。このように時間計測部30dは、下受けユニットUが下受け位置HHから下限位置HB(第2の位置)まで下降する計測時間TMを計測する。計測された計測時間TMは、計測時間データ31cとして記憶部31に記憶される。
図7において、補正値取得部30eは、補正動作Cにおいて時間計測部30dによって計測された計測時間TMを演算し、下受けユニットUを下受け位置HHから待機位置HWまで下降させる下降時間TDを補正するための補正値TCを取得する。例えば補正値取得部30eは、計測時間TMが所定の時間より短い場合は下受けユニット昇降駆動部22が備えるエアシリンダ23が駆動する下受けユニットUの下降速度が所定より速いと判断し、下降時間TDを短くするように補正値TCを演算する。
また補正値取得部30eは、計測時間TMが所定の時間より長い場合は下受けユニット昇降駆動部22が備えるエアシリンダ23が駆動する下受けユニットUの下降速度が所定より遅いと判断して、下降時間TDを長くするように補正値TCを演算する。すなわち補正値取得部30eは、下受けユニットUを待機位置HW(第1の位置)に停止させるための下受けユニット昇降駆動部22の下降動作に関する補正値TCを取得する。取得された補正値TCは、補正値データ31dとして記憶部31に記憶される。なお補正値TCの物理量の種類は、搬送制御部30bが下降時間TDを補正する基となるものであればよく、例えば時間であっても速度であってもよい。
次に図8,9のフローに則して、部品実装装置1における部品実装作業(部品実装方法)について説明する。図8において、まず搬送制御部30bは搬送モータ18を制御して、基板3を実装作業位置2aに搬入する(ST1:基板搬入工程)。なお、基板3を搬入する際は、下受けユニットUは待機位置HW(補正動作Cの直後は下限位置HB)に待機している。
次いで搬送制御部30bは電磁弁24を制御して、下受けユニット昇降駆動部22が備えるエアシリンダ23によって下受けユニットUを下受け位置HHまで上昇させて基板3を下受けさせる(ST2:基板下受け工程)(図4(a)を参照)。すなわち、実装作業位置2aに搬入された基板3の下面3aに対して下受けユニットUを下受け位置HHまで上昇させて基板3を下受けする。次いで搭載制御部30aは、下受けされた基板3に部品Pを搭載する(ST3:部品搭載工程)。次いで補正動作制御部30cは、補正動作Cのタイミングであるか否かを判断する(ST4:判断工程)。
判断工程(ST4)において補正動作Cのタイミングではないと判断された場合(No)、搬送制御部30bは記憶されている補正値TCに基づいて下降時間TDを補正して電磁弁24を制御して、下受けユニット昇降駆動部22が備えるエアシリンダ23によって下受けユニットUを待機位置HWまで下降させる(ST5:第1の下降工程)(図6を参照)。次いで搬送制御部30bは搬送モータ18を制御して、部品Pが搭載された基板3を実装作業位置2aより搬出させる(ST6:基板搬出工程)。
すなわち第1の下降工程(ST5)と基板搬出工程(ST6)は、下受けユニットUを下受け位置HHから基板3の下面3aもしくは下面3aに設けられた干渉物に対して所定のマージンH2が空くように設定された待機位置HW(第1の位置)まで下降させて部品Pが搭載された基板3を搬出する工程となる。また下受けユニット昇降駆動部22は、下受けユニットUを昇降駆動して、搬入された基板3の下面3aに対して下受けユニットUを下受け位置HHまで上昇させて下受けさせ、部品搭載作業が完了した基板3を搬出するにあたり、下受けユニットUを下受け位置HHから待機位置HWまで下降させる。
判断工程(ST4)において補正動作Cのタイミングと判断された場合(Yes)、補正動作制御部30cは補正値TCを取得する補正動作Cを実行する(ST7:補正動作工程)。次に図9のフローに則して、補正動作工程(ST7)の詳細を説明する。まず補正動作制御部30cは、下受けユニットUを下受け位置HHから下限位置HB(第2の位置)まで下降させる(ST11:第2の下降工程)(図5(a)を参照)。この際、時間計測部30dは、下受けユニットUが下受け位置HHから下降して下限位置HBに到達するまでの計測時間TMを計測して計測時間データ31cとして記憶させる(ST12:時間計測工程)。
次いで補正値取得部30eは計測された計測時間TMを演算して、基板3を搬出するに際して下受けユニットUを待機位置HWまで下降させる下降時間TDを補正するための補正値TCを取得する(ST13:補正値取得工程)。次いで補正値取得部30eは、記憶されている補正値データ31dを取得した補正値TCに更新させる(ST14:補正値更新工程)。
すなわち、補正動作Cのタイミング(所定の基板3の搬出時)に、下受けユニットUを待機位置HW(第1の位置)よりも下方の下限位置HB(第2の位置)まで下降させて下受けユニットUの下降動作に関する補正値TCを取得する。そして、補正値TCを取得する際は、下受けユニットUが下受け位置HHから下限位置HB(第2の位置)まで下降する計測時間TMを計測し、計測された計測時間TMに基づき補正値TCを取得する。
補正値更新工程(ST14)が終了すると、補正動作工程(ST7)が終了して基板搬出工程(ST6)に進む。基板搬出工程(ST6)の終了をもって1枚の基板3の部品実装作業が完了し、部品実装装置1では次の部品実装作業の対象となる基板3の基板搬入工程(ST1)が開始される。そして次以降の部品実装作業では、補正動作工程(ST7)において更新された最新の補正値TCに基づいて下降時間TDを補正した第1の下降工程(ST5)が実施される。すなわち、基板3を搬出する工程において、搬送制御部30bは、取得された補正値TCに基づき、下受けユニットUを待機位置HW(第1の位置)に下降させる動作を補正する。
なお、基板搬出工程(ST6)の開始は補正動作工程(ST7)が全て終了するまで待機する必要はなく、例えば第2の下降工程(ST11)において下受けユニットUが待機位置HWより下方まで下降した時点から基板搬出工程(ST6)を開始させてもよい。これによって、補正動作Cに要する時間を短縮することができる。また、次の部品実装作業の対象となる基板3の基板搬入工程(ST1)が終了するまでに、第2の下降工程(ST11)において下限位置HBまで下降した下受けユニットUを待機位置HWまで上昇させて待機させてもよい。これによって、補正動作C後の次の部品実装作業の基板下受け工程(ST2)に要する時間を短縮することができる。
次に図10を参照して、所定の基板3の搬出時に実行される補正動作Cの技術的な意義と効果について説明する。図10には、第1の下降工程(ST5)において待機位置HWを停止目標として制御される下受けユニットUが実際に停止した高さ位置(縦軸)の経時変化を、生産される実装基板の生産枚数(横軸)によって模式的に示している。
下受けユニットUを下降させる下受けユニット昇降駆動部22が備えるエアシリンダ23の駆動源となるエアの圧力は、エアを供給するコンプレッサなどの動作状況、エアの供給源を共有する他の部品実装装置1の稼動状況などに応じて逐次変動している。エアシリンダ23に供給されるエアの圧力が変動すると、エアシリンダ23が下受けユニットUを下降させる下降速度が変動する。一方、部品実装装置1では、下受けユニットUを下受け位置HHから下降させて待機位置HWに停止させる制御は、下受けユニットUを下降させるエアシリンダ23の駆動時間である下降時間TDによって制御している。
そのため、下降時間TDを固定した単純な制御では、エアシリンダ23に供給されるエアの圧力の変動に起因して、下受けユニットUの停止位置が目標とする待機位置HWから変動する。下受けユニットUが目標とする待機位置HWから上方に大きくずれた場合、下受けピン20の上面20aが基板3の下面3aの部品Pと干渉するおそれがあるため、基板種毎に許容最高待機位置HWMが決められている。そこで、下受けユニットUの停止位置が上方にずれたとしても許容最高待機位置HWMより上方とならずにマージンH2が空くように、基板種毎に目標となる待機位置HWが決められる。
図10において、破線で示す補正動作Cがない下降時間TDを固定した制御の場合、エアシリンダ23に供給されるエアの圧力の長期の変動によって、下受けユニットUの停止位置が大きく変動する。そこで補正動作Cがない場合は、目標とする待機位置HWを大きく下方にシフトさせた目標待機位置HW1とする必要がある。一方、実線で示す定期的に補正動作Cを実行して下降時間TDを補正する制御の場合、下受けユニットUの停止位置の変動を抑制することができる。そのため、目標とする待機位置HWは目標待機位置HW1より上方にシフトさせた目標待機位置HW2に設定できる。
図10の例では、定期的に補正動作C(1)〜補正動作C(4)を実行して補正値TCを更新しており、更新のたびに停止位置が目標待機位置HW2に補正されている。目標待機位置HW2を高くして下受け位置HHに近づけるほど、下受けユニットUの下降距離が短くなって下降時間TDを短縮することができる。つまり、定期的に補正動作Cを実行して下降時間TDを補正することによって、基板3の搬出時間を短縮して部品実装作業のタクトタイム(1枚当たりの実装基板の作業時間)を短縮することができる。
補正動作Cのタイミング(補正動作Cの間隔)は、実験や経験などに基づいて決定される。また、補正動作Cのタイミングは一定間隔に固定する必要はなく、例えば生産する実装基板の基板種を変更した段取り替えの直後は間隔を短くし、段取り替えからの経過時間(実装基板の生産枚数)に応じて実行間隔を広くしてもよい。また、エアの供給源を共有する部品実装装置1の稼動状況が変更されたタイミングなど、供給されるエアの圧力が変動しやすいタイミングで、適宜、補正動作Cを実行するようにしてもよい。
上記説明したように、本実施の形態の部品実装装置1は、基板3を搬送する基板搬送部12と、基板搬送部12により部品Pが搭載される実装作業位置2aに搬入された基板3を下方から下受けする下受けユニットU(下受けピン20および下受けピン保持部材22)と、下受けユニットUを昇降駆動する下受けユニット昇降駆動部22と、下受けユニットUを待機位置HW(第1の位置)に停止させるための下受けユニット昇降駆動部22の下降動作に関する補正値TCを取得する補正値取得部30eとを備えている。下受けユニット昇降駆動部22は、搬入された基板3の下面3aに対して下受けユニットUを下受け位置HHまで上昇させ下受けさせる。
また下受けユニット昇降駆動部22は、部品搭載作業が完了した基板3を搬出するにあたり、下受けユニットUを下受け位置HHから基板3の下面3aもしくは下面3aに設けられた干渉物(部品Pなど)に対して所定のマージンH2が空くように設定された待機位置HWまで下降させる。そして補正動作Cのタイミング(所定の基板の搬出時)に、下受けユニット昇降駆動部22は下受けユニットUを待機位置HWよりも下方の下限位置HB(第2の位置)まで下降させ、補正値取得部30eは下受けユニットUの下降動作に関する補正値TCを取得する。そして部品搭載作業が完了した基板3を搬出する際に、下受けユニット昇降駆動部22は取得された補正値TCに基づき下降動作が補正され、下受けユニットUを待機位置HWに下降させている。
これにより、下受けユニット昇降駆動部22が備えるエアシリンダ23を駆動するエアの圧力のばらつきが考慮でき、待機位置HWを下受け位置HHに近づけた適切な位置に設定することができる。その結果、下受け位置HHから待機位置HWまでの下降距離が短縮できて下受けユニットUの下降時間を短縮することができ、さらに部品実装装置1での部品実装作業のタクトタイムを短縮することができる。
なお、上記説明した基板搬送機構2(基板搬送装置)は、部品実装装置1に限定されることなく、基板3を搬送して作業位置に保持して作業を実行する他の装置に使用してもよい。例えば、基板3にクリームはんだを印刷する印刷装置、基板3におけるクリームはんだの印刷状態を検査する印刷検査装置、基板3における部品Pの搭載状態を検査する部品搭載検査装置などに使用してもよい。
すなわち基板搬送機構2(基板搬送装置)は、基板3を搬送する基板搬送部12と、基板搬送部12により基板3対する作業が実行される作業位置に搬入された基板3を下方から下受けする下受けユニットUと、下受けユニットUを昇降駆動する下受けユニット昇降駆動部22と、下受けユニットUを待機位置HW(第1の位置)に停止させるためのエアシリンダ23の下降動作に関する補正値TCを取得する補正値取得部30eとを備えている。下受けユニット昇降駆動部22は、搬入された基板3の下面3aに対して下受けユニットUを下受け位置HHまで上昇させ下受けさせる。
また下受けユニット昇降駆動部22は、基板3を搬出するにあたり、下受けユニットUを下受け位置HHから基板3の下面3aもしくは下面3aに設けられた干渉物(部品Pなど)に対して所定のマージンH2が空くように設定された待機位置HWまで下降させる。そして補正動作Cのタイミング(所定の基板の搬出時)に、エアシリンダ23は下受けユニットUを待機位置HWよりも下方の下限位置HB(第2の位置)まで下降させて、補正値取得部30eは下受けユニットUの下降動作に関する補正値TCを取得する。そして基板3を搬出する際に、エアシリンダ23は、取得された補正値TCに基づき下降動作を補正して下受けユニットUを待機位置HWに下降させている。
これにより、下受けユニット昇降駆動部22が備えるエアシリンダ23を駆動するエアの圧力のばらつきが考慮され、待機位置HWを下受け位置HHに近づけた適切な位置に設定することができる。その結果、下受け位置HHから待機位置HWまでの下降距離が短縮できて下受けユニットUの下降時間を短縮することができ、基板搬送装置での基板搬送作業のタクトタイムを短縮することができる。
なお上記の説明では、下受けピン20によって基板3を下受けする下受けユニットUについて説明したが、下受けユニットUはこの構成に限定されることはない。すなわち下受けユニットUは、基板3の下面3aを下方から下受けできる構成であればよい。例えば、下面3aに部品Pが搭載されていない基板3に対しては、基板3の下面3aを面で下受けする箱形の下受けユニットUを用いてもよい。
本発明の基板搬送方法、部品実装方法、基板搬送装置および部品実装装置は、タクトタイムを短縮することができるという効果を有し、部品を基板に実装する部品実装分野において有用である。
1 部品実装装置
2 基板搬送機構(基板搬送装置)
2a 実装作業位置
3 基板
3a 下面(基板の下面)
12 基板搬送部
22 下受けユニット昇降駆動部
25 上限検出センサ(第1の位置センサ)
26 下限検出センサ(第2の位置センサ)
27a 上限検出ドグ(第1の位置センサ)
27b 下限検出ドグ(第2の位置センサ)
H2 マージン
HB 下限位置(第2の位置)
HH 下受け位置
HW 待機位置(第1の位置)
U 下受けユニット

Claims (8)

  1. 基板を作業位置に搬入する工程と、
    搬入された前記基板の下面に対して下受けユニットを下受け位置まで上昇させて下受けする工程と、
    前記下受けユニットを前記下受け位置から基板の下面もしくは下面に設けられた干渉物に対して所定のマージンが空くように設定された第1の位置まで下降させて前記基板を搬出する工程とを含み、
    所定の基板の搬出時に、前記下受けユニットを前記第1の位置よりも下方の第2の位置まで下降させて前記下受けユニットの下降時間に関する補正値を取得し、
    前記基板を搬出する工程において、取得された前記補正値に基づき、前記下受けユニットを前記第1の位置に下降させる下降時間を補正する基板搬送方法。
  2. 前記補正値を取得する際は、前記下受けユニットが前記下受け位置から前記第2の位置まで下降する計測時間を計測し、計測された前記計測時間に基づき前記補正値を取得する請求項1に記載の基板搬送方法。
  3. 基板を実装作業位置に搬入する工程と、
    搬入された前記基板の下面に対して下受けユニットを下受け位置まで上昇させて下受けする工程と、
    下受けされた前記基板に部品を搭載する工程と、
    前記下受けユニットを前記下受け位置から基板の下面もしくは下面に設けられた干渉物に対して所定のマージンが空くように設定された第1の位置まで下降させて部品が搭載された前記基板を搬出する工程とを含み、
    所定の基板の搬出時に、前記下受けユニットを前記第1の位置よりも下方の第2の位置まで下降させて前記下受けユニットの下降時間に関する補正値を取得し、
    前記基板を搬出する工程において、取得された前記補正値に基づき、前記下受けユニットを前記第1の位置に下降させる下降時間を補正する部品実装方法。
  4. 前記補正値を取得する際は、前記下受けユニットが前記下受け位置から前記第2の位置まで下降する計測時間を計測し、計測された前記計測時間に基づき前記補正値を取得する請求項3に記載の部品実装方法。
  5. 基板を搬送する基板搬送部と、
    前記基板搬送部により前記基板に対する作業が実行される作業位置に搬入された基板を下方から下受けする下受けユニットと、
    前記下受けユニットを昇降駆動して、搬入された前記基板の下面に対して前記下受けユニットを下受け位置まで上昇させ下受けさせ、前記基板を搬出するにあたり、前記下受けユニットを前記下受け位置から基板の下面もしくは下面に設けられた干渉物に対して所定のマージンが空くように設定された第1の位置まで下降させる下受けユニット昇降駆動部と、
    前記下受けユニットを前記第1の位置に停止させるための前記下受けユニット昇降駆動部の下降時間に関する補正値を取得する補正値取得部とを備え、
    所定の基板の搬出時に、前記下受け昇降駆動部は前記下受けユニットを前記第1の位置よりも下方の第2の位置まで下降させて、前記補正値取得部は前記下受けユニットの下降時間に関する前記補正値を取得し、
    前記基板を搬出する際に、前記下受けユニット昇降駆動部は、取得された前記補正値に基づき下降時間を補正して前記下受けユニットを前記第1の位置に下降させる基板搬送装置。
  6. 前記下受けユニットが前記下受け位置にあることを検出する第1の位置センサと、
    前記下受けユニットが前記第2の位置にあることを検出する第2の位置センサと、
    前記下受けユニットが前記下受け位置から前記第2の位置まで下降する計測時間を計測する時間計測部とをさらに備え、
    前記補正値を取得する際は、前記時間計測部は前記計測時間を計測して、前記補正値取得部は計測された前記計測時間に基づき前記補正値を取得する請求項5に記載の基板搬送装置。
  7. 基板を搬送する基板搬送部と、
    前記基板搬送部により部品が搭載される実装作業位置に搬入された基板を下方から下受けする下受けユニットと、
    前記下受けユニットを昇降駆動して、搬入された前記基板の下面に対して前記下受けユニットを下受け位置まで上昇させ下受けさせ、部品搭載作業が完了した前記基板を搬出するにあたり、前記下受けユニットを前記下受け位置から基板の下面もしくは下面に設けられた干渉物に対して所定のマージンが空くように設定された第1の位置まで下降させる下受けユニット昇降駆動部と、
    前記下受けユニットを前記第1の位置に停止させるための前記下受けユニット昇降駆動部の下降時間に関する補正値を取得する補正値取得部とを備え、
    所定の基板の搬出時に、前記下受け昇降駆動部は前記下受けユニットを前記第1の位置よりも下方の第2の位置まで下降させて、前記補正値取得部は前記下受けユニットの下降時間に関する前記補正値を取得し、
    部品搭載作業が完了した前記基板を搬出する際に、前記下受けユニット昇降駆動部は、取得された前記補正値に基づき下降時間を補正して前記下受けユニットを前記第1の位置に下降させる部品実装装置。
  8. 前記下受けユニットが前記下受け位置にあることを検出する第1の位置センサと、
    前記下受けユニットが前記第2の位置にあることを検出する第2の位置センサと、
    前記下受けユニットが前記下受け位置から前記第2の位置まで下降する計測時間を計測する時間計測部とをさらに備え、
    前記補正値を取得する際は、前記時間計測部は前記計測時間を計測し、前記補正値取得部は計測された前記計測時間に基づき前記補正値を取得する請求項7に記載の部品実装装置。
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