JP5040808B2 - 電子部品実装用装置および電子部品実装用作業実行方法 - Google Patents

電子部品実装用装置および電子部品実装用作業実行方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装ラインに用いられる電子部品実装用装置および電子部品実装用作業実行方法に関するものである。
電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装システムを構成する電子部品実装用装置には、基板を上流側から下流側へ搬送するための基板搬送機構が設けられており、基板搬送機構には実装対象の基板を部品搭載作業位置などの所定の作業位置に位置決めするための基板位置決め手段を備えている。基板位置決め手段としては、機械式のストッパに基板の位置決め基準側の先端部を当接させることにより基板を位置決めするいわゆるメカストッパ方式や、センサによって基板の先端部を検出することにより基板を所定位置に停止させるセンサ方式などが用いられる。
電子部品実装用作業の対象となる基板の平面形状は一般に矩形を基本形状とする場合が多いが、基板の種類によっては、基板の先端部に部分的に切欠部が設けられたり先端部が部分的に突出した形状となっている異形基板を対象とする場合がある(特許文献1参照)。この特許文献では、先端部に切欠部分を有する基板を位置決め対象とする例が示されている(図8参照)。
特開2001−15995号公報
このような異形基板を位置決め対象とする場合に、ストッパが当接する部分やセンサによって検出対象となる部分が切り欠かれている場合には、基板が上流側から搬送される過程においてストッパは必ずしも基板の先端部に当接するとは限らず、またセンサは必ずしも基板の位置決め基準位置を検出するとは限らない。このため、このような異形基板を電子部品実装用作業の対象とする場合には、その都度ストッパやセンサの位置を調整する必要があり、調整作業を必要とせずに実装対象とすることが可能な基板には形状に制約があった。
そこで本発明は、基板位置決め基準側の先端部に切欠や突出部を有する異形基板を対象とする場合にあっても、ストッパやセンサの位置調整をほとんど必要とすること無く作業対象とすることができる電子部品実装用装置および電子部品実装用作業実行方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装用装置は、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装システムを構成し前記基板に対して所定の電子部品実装用作業を実行する電子部品実装用装置であって、前記電子部品実装用作業のための動作を行う作業ヘッドをヘッド移動機構によって移動させることにより前記電子部品実装用作業を実行する作業動作機構と、前記基板を基板搬送方向における上流側から下流側へ搬送する基板搬送コンベアと、前記基板搬送コンベアに設定され前記作業動作機構による電子部品実装用作業が行われる第1の作業位置およびこの第1の作業位置の下流に位置する第2の作業位置と、前記基板搬送コンベアにおいて前記下流側の端部を位置決め基準として前記基板を第1の作業位置または第2の作業位置に位置決めする基板位置決用センサと、前記位置決めにおける位置決め基準側の端部に切欠部を有し端部が残存する範囲が突出部を形成する異形基板を電子部品実装用作業の対象とする場合には、切欠端部を位置決め基準として前記異形基板を前記第1の作業位置に位置決めするように前記基板搬送コンベアおよび前記基板位置決め手段を制御する制御手段とを備え、前記異形基板の前記突出部は第2の作業位置に位置して部品搭載対象範囲内で部品搭載動作が実行され、前記異形基板の後縁部が前記第1の作業位置から上流側にはみ出し前記第1の作業位置外にあるときは、前記異形基板を下流側に移動させて前記後縁部側の端部の位置を前記基板位置決用センサによって検出し、前記後縁部が前記第1の作業位置内に包含されるように位置決めして部品搭載対象範囲内で部品搭載動作が実行される。
本発明の電子部品実装用作業実行方法は、基板を対象とする電子部品実装用作業のための動作を行う作業ヘッドをヘッド移動機構によって移動させることにより前記電子部品実装用作業を実行する作業動作機構と、前記基板を基板搬送方向における上流側から下流側へ搬送する基板搬送コンベアと、前記基板搬送コンベアに設定され前記作業動作機構による電子部品実装用作業が行われる第1の作業位置およびこの第1の作業位置の下流に位置する第2の作業位置と、前記基板搬送コンベアにおいて前記下流側の端部を位置決め基準として前記基板を第1の作業位置または第2の作業位置に位置決めする基板位置決用センサとを備えた電子部品実装用装置によって、前記基板に対して所定の電子部品実装用作業を実行する電子部品実装用作業実行方法であって、前記位置決めにおける位置決め基準側の端部に切欠部を有し端部が残存する範囲が突出部を形成する異形基板を電子部品実装用作業の対象とする場合には、切欠端部を位置決め基準として前記異形基板を前記第1の作業位置に位置決めするように前記基板搬送コンベアおよび前記基板位置決め手段を制御し、前記異形基板の前記突出部は第2の作業位置に位置して部品搭載対象範囲内で部品搭載動作が実行され、前記異形基板の後縁部が前記第1の作業位置から上流側にはみ出し前記第1の作業位置外にあるときは、前記異形基板を下流側に移動させて前記後縁部側の端部の位置を前記基板位置決用センサによって検出し、前記後縁部が前記第1の作業位置内に包含されるように位置決めして部品搭載対象範囲内で部品搭載動作が実行される。
本発明によれば、基板を上流側から下流側へ搬送する基板搬送コンベアに作業動作機構による電子部品実装用作業が行われる第1の作業位置およびこの第1の作業位置の下流に位置する第2の作業位置が設定され、下流側の端部を位置決め基準として基板を第1の作業位置または第2の作業位置に位置決めする基板位置決め手段とを備えた電子部品実装用装置において、位置決め基準側の端部に切欠部を有する異形基板を電子部品実装用作業の対象とする場合には、異形基板を第1の作業位置に位置決めして電子部品実装用作業を実行することにより、ストッパやセンサの位置調整をほとんど必要とすること無く、実装用作業の対象とすることができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの構成説明図、図2は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムを構成する電子部品搭載装置の斜視図、図3は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の平面図、図4は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の基板搬送機構の構造説明図、図5は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の部分断面図、図6は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における実装エリア、待機エリアおよびセンサ配置の説明図、図7は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおいて作業対象となる基板の平面図、図8は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置に使用されるセンサの機能説明図、図9は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の制御系の構成を示すブロック図、図10、図11は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における基板の載置状態の説明図である。
まず図1を参照して、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する機能を有する電子部品実装システムの構成を説明する。図1において電子部品実装システムMSは、基板供給装置M1の下流側に複数の電子部品搭載装置M2、M3,M4,M5を直列に連結し、さらに下流側にリフロー装置(図示省略)を連結した構成となっている。基板供給装置M1は未実装の基板を複数枚収納し、これらの基板を1枚づつ順次下流側の装置へ供給する機能を有している。基板供給装置M1によって下流側の電子部品搭載装置M2に供給された基板は、電子部品搭載装置M2、M3,M4,M5の順に下流側に搬送され、この搬送過程でいずれかの電子部品搭載装置によって各基板を対象とした電子部品の実装作業が実行される。
次に図2,図3を参照して、電子部品搭載装置M2〜M5の構造を説明する。この電子部品搭載装置は、電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装システムを
構成し、電子部品を部品供給部から取り出して基板に実装する機能を有している。図2、図3において、基台1上にはX方向に基板搬送機構2が配設されている。基板搬送機構2には基板下受部3が設けられており、上流側装置から供給され当該装置による搭載作業動作の対象となる基板4は、基板搬送機構2によって基板下受部3まで搬送される。搬送された基板4は基板下受部3によって下面側から下受けして支持され、この状態で以下に説明する部品搭載機構による部品搭載作業が行われ、部品搭載作業が完了した基板4は再び基板搬送機構2によって下流側へ搬送され、下流側装置へ搬出される。
基板搬送機構2の両側には部品供給部5が設けられており、部品供給部5には複数のテープフィーダ6が装着されている。基台1のX方向の一端部にはリニア駆動機構を備えたY軸移動テーブル8がY方向に水平に配設されている。Y軸移動テーブル8は水平方向に細長形状で設けられたビーム部材8aを主体としており、ビーム部材8aにはリニアレール9が水平方向に配設されている。リニアレール9には、矩形状の2つの結合ブラケット11が、それぞれリニアブロック10を介してY方向にスライド自在に装着されている。2つの結合ブラケット11には、Y軸移動テーブル8と同様にリニア駆動機構を備えたX軸移動テーブル12が結合されており、それぞれのX軸移動テーブル12には、電子部品実装用作業を行うための作業ヘッドである搭載ヘッド13が、X方向に移動自在に装着されている。
搭載ヘッド13は複数(ここでは8個)の単位搭載ヘッド14を備えた多連型ヘッドであり、それぞれの単位搭載ヘッド14の下端部には、電子部品を吸着して保持する吸着ノズル14aが装着されている。吸着ノズル14aは、単位搭載ヘッド14に内蔵されたノズル昇降機構によって個別に昇降する。Y軸移動テーブル8、X軸移動テーブル12はヘッド移動機構を構成し、このヘッド移動機構を駆動することにより、搭載ヘッド13はX方向、Y方向に移動し、これにより、各単位搭載ヘッド14は部品供給部5のテープフィーダ6から電子部品を取り出して、基板搬送機構2に位置決めされ基板下受部3によって下受けされた基板4に移送搭載する。
したがって、Y軸移動テーブル8、第1のX軸移動テーブル12および搭載ヘッド13は、電子部品を保持した搭載ヘッド13をヘッド移動機構によって移動させることにより電子部品を基板4に移送搭載する部品搭載機構(すなわち電子部品実装用装置としての電子部品搭載装置において、当該装置の作業動作を実行するための作業動作機構)となっている。部品供給部5と基板搬送機構2との間には部品認識装置7が配設されており、部品供給部5から電子部品を取り出した搭載ヘッド13が部品認識装置7の上方を移動する際に、部品認識装置7は搭載ヘッド13に保持された状態の電子部品を撮像して認識する。
搭載ヘッド13にはX軸移動テーブル12の下面側に位置して一体的に移動する基板認識カメラ15が装着されている(図5参照)。搭載ヘッド13が移動することにより、基板認識カメラ15は基板下受部3に保持された基板4の上方に移動し、基板4を撮像して認識する。搭載ヘッド13による基板4への電子部品の搭載動作においては、部品認識装置7による電子部品の認識結果と、基板認識カメラ15による基板認識結果とを加味して搭載位置補正が行われる。
次に図4を参照して、基板搬送機構2の構造を説明する。図4(a)に示すように、基板搬送機構2はいずれも内側に水平なコンベア機構を備えた2条の固定搬送レール20A、可動搬送レール20Bを、相互に平行に配設した構成となっている。固定搬送レール20A、可動搬送レール20Bには、2本の送りねじ22が貫通しており、送りねじ22が螺合したナット部材21は可動搬送レール20Bに固着されている。一方の送りねじ22は幅調整用モータ23によって回転駆動される駆動軸となっており、さらに他方の送りねじ22はこの駆動軸によってベルト24を介して回転駆動される。幅調整用モータ23を
駆動することにより、2つの送りねじ22に螺合したナット部材21は可動搬送レール20BとともにY方向(基板搬送方向と直交する方向)に移動し、これにより基板搬送機構2における搬送幅を、対象となる基板4の幅に応じて調整することが可能となっている。
これらの搬送レールに設けられたコンベア機構は、基板搬送方向に関して3つに分割されており、コンベア駆動モータ26によって駆動されるコンベア長L1の第1の搬送コンベア25、コンベア駆動モータ28によって駆動されるコンベア長L2の実装コンベア27およびコンベア駆動モータ30によって駆動されるコンベア長L3の第2の搬送コンベア29の3つのベルトコンベア機構より構成される。図4(b)に示すように、第1の搬送コンベア25、実装コンベア27、第2の搬送コンベア29はいずれも搬送面を電子部品実装システムMSにおける基板搬送レベルPLに合わせて配置されている。これらのコンベア機構は搬送方向を正逆切り換えて使用可能となっており、図4において左側(矢印a方向)から搬送された基板4は、第1の搬送コンベア25を介して実装コンベア27へ受け渡され、右側(矢印b方向)から搬送された基板4は、第2の搬送コンベア29を介して実装コンベア27へ受け渡される。
上記構成において、実装コンベア27はベルトコンベアによって基板4を基板搬送方向における上流側から下流側へ搬送することにより、基板4を作業動作機構(部品搭載機構)による電子部品の作業位置(搭載作業位置)に位置させる作業コンベア(基板搬送コンベア)となっている。基板搬送方向を図4における矢印a方向に設定した場合には、第1の搬送コンベア25は、作業コンベアである実装コンベア27の上流側に隣接して配設され上流側から搬送された基板4を実装コンベア27に搬入する搬入コンベアとしての機能を有している。さらに第2の搬送コンベア29は、実装コンベア27の下流側に隣接して配設され基板4を実装コンベア27から搬出する搬出コンベアとして機能する。基板搬送方向を切り換えて、図4における矢印b方向から基板を搬送する場合には、第2の搬送コンベア29が搬入コンベアとなり、第1の搬送コンベア25が搬出コンベアとなる。
次に図4(b)を参照して、各コンベア機構の構造を説明する。第1の搬送コンベア25は、コンベア長L1に応じた間隔で配列された2つのプーリ25bにコンベアベルト25aを水平に調帯し、さらにコンベアベルト25aをプーリ25c、25dを介してコンベア駆動モータ26の駆動プーリまで導設した構成となっている。この構成においてコンベア駆動モータ26を正逆駆動することにより、コンベアベルト25aは基板搬送レベルPLにおいて往復動し、これによりコンベアベルト25a上に載置された基板4は正逆方向に搬送される。上述のコンベアベルト25aの導設方式において、プーリ25dを追加配置することにより、コンベアベルト25aによる基板4の搬送側の面とコンベア駆動モータ26の駆動プーリに接触するコンベアベルト25aの接触駆動面とを一致させることができ、滑りの少ないベルトコンベア機構が実現されている。
実装コンベア27は、コンベア長L2に応じた間隔で配列された2つのプーリ27bにコンベアベルト27aを水平に調帯し、さらにコンベアベルト27aをプーリ27c、27d、27e、27fを介してコンベア駆動モータ28の駆動プーリまで導設した構成となっている。この構成においてコンベア駆動モータ28を正逆駆動することにより、コンベアベルト27aは基板搬送レベルPLにおいて往復動し、これによりコンベアベルト27a上に載置された基板4は正逆方向に搬送される。上述のコンベアベルト27aの導設方式においても同様に、プーリ配置によりコンベアベルト27aによる基板4の搬送側の面とコンベア駆動モータ28の駆動プーリに接触するコンベアベルト27aの接触駆動面とを一致させている。
第2の搬送コンベア29は、コンベア長L3に応じた間隔で配列された2つのプーリ29bにコンベアベルト29aを水平に調帯し、さらにコンベアベルト29aをプーリ29
c、29dを介してコンベア駆動モータ30の駆動プーリまで導設した構成となっている。この構成においてコンベア駆動モータ30を正逆駆動することにより、コンベアベルト29aは搬送レベルにおいて往復動し、これによりコンベアベルト29a上に載置された基板4は正逆方向に搬送される。上述のコンベアベルト29aの導設方式においても同様に、プーリ配置によりコンベアベルト29aによる基板4の搬送側の面とコンベア駆動モータ30の駆動プーリに接触するコンベアベルト29aの接触駆動面とを一致させている。
次に実装コンベア27の下方に配設された基板下受部3について説明する。基板下受部3は、部品搭載動作時に基板4を下方から支持する機能を有するものである。本実施の形態においては、実装コンベア27に複数(ここでは2枚)の基板を個別に位置決めして部品搭載動作の対象とすることができるように、個別に動作可能な複数(ここでは2つ)の第1下受部3A、第2下受部3Bが、図6に示す第1分割実装エリア[MA1]、第2分割実装エリア[MA2]の配置に対応して、すなわち部品搭載機構による搭載作業位置に対応して設けられている。
第1下受部3A、第2下受部3Bは同一構造であり、いずれも下受けピン33が植設された下受けブロック32を昇降駆動モータ31によって駆動される昇降機構34によって昇降させる構成となっている。昇降駆動モータ31を駆動することにより、下受け部材である下受けピン33は下受けブロック32とともに昇降機構34によって昇降する。これにより下受けピン33は搭載作業位置に搬入された基板4の下面に当接し、コンベアベルト27aから基板4を部品搭載機構の搭載ヘッド13による作業高さ位置、すなわち部品実装レベルMLまで持ち上げて保持する。
基板搬送機構2における基板下受部3による基板4の下受方法の詳細について、図5を参照して説明する。固定搬送レール20A、可動搬送レール20Bには、いずれもコンベアベルト27aを基板搬送レベルPLにて走行させるためのベルト受け部20aおよび基板下受部3によって持ち上げられた基板4の上面を部品実装レベルMLに保持するための基板押さえ部材20bが設けられている。また下受けブロック32の側端部には、基板4の下面に当接して基板押さえ部材20bとの間で基板4を挟み込むための挟み込み部材35が、バネ部材36によって上方に付勢された状態で設けられている。
実装コンベア27によって搬送された基板4が部品搭載作業位置に到達した状態で、下受けブロック32を上昇させることにより、まず挟み込み部材35が基板4の下面に当接し、基板4をコンベアベルト27aによる搬送レベルから持ち上げる。そして下受けブロック32をさらに上昇させることにより、基板4の上面が基板押さえ部材20bの下面に押し当てられて挟み込み部材35と基板押さえ部材20bによってクランプされるとともに、この状態において下受けピン33の頂部が基板4の下面に当接して基板4の全体を下方から支持する。そしてこのようにして両側端部をクランプされ、下面を下受けピン33によって下受けされた基板4に対して、各単位搭載ヘッド14の吸着ノズル14aに吸着保持された電子部品Pが搭載される。
なお上述の基板搬送機構2において実装コンベア27を駆動するコンベア駆動モータ28は、基板下受部3との干渉を防止するため実装コンベア27の直下を避けて、部品搭載機構を構成するY軸移動テーブル8の下方に配置されている。このような配置を採用することにより、実装コンベア27の下方に第1下受部3A、第2下受部3Bより成る基板下受部3を配置するためのスペースを確保することが可能となっている。すなわち本実施の形態に示す電子部品搭載装置においては、搬出コンベアである第2の搬送コンベア29の上方に、ヘッド移動機構を構成し搭載ヘッド13を基板搬送方向(X方向)と直行する方向(Y方向)に移動させるY軸移動テーブル8が配置されており、実装コンベア27を駆
動するコンベア駆動モータ28は、Y軸移動テーブル8の下方に配置されている。
次に図6を参照して、基板搬送機構2におけるエリア分割およびこれらの各エリアにおいて基板4の位置決めや搬送制御に用いられるセンサの種類および配置について説明する。図6において、実装コンベア27に対応する範囲は、電子部品の搭載対象となる基板が位置決めして保持される実装エリア[MA]となっており、さらに実装エリア[MA]は、小サイズの基板を複数(ここでは2枚)同時に位置決めして保持するために第1分割実装エリア[MA1]、第2分割実装エリア[MA2]に分割(ここでは2分割)されている。すなわち本実施の形態においては、基板搬送コンベアとしての実装コンベア27には、作業動作機構による電子部品実装用作業としての部品搭載動作が行われる第1の部品搭載作業位置(第1の作業位置)およびこの第1の作業位置の下流に位置する第1の部品搭載作業位置(第2の作業位置)が設定された形態となっている。
次に図7を参照して、電子部品実装システムMSの作業対象となる基板の種類について説明する。本実施の形態においては、基本的な平面形状が矩形状であって寸法や詳細形状が異なる複数種類の基板を同一装置による作業対象とするようにしている。これらの複数種類の基板には、図7(a)に示す基板4Aのように、長さ寸法がAの大型の基板、図7(b)に示す基板4Bように、長さ寸法BがAの約半分のBの小型の基板、また図7(c)に示すように、位置決め基準側(図において右側)の端部E1が部分的に切り欠かれた切欠部Cを有し、端部E1が残存する範囲が突出部Fを形成する形態の異形基板4Cも作業対象となる。
このような異形基板4Cを対象とする場合には、端部E1を位置決め基準として用いることができず、切欠部Cの後縁に相当する切欠端部E2が替わりに位置決め基準として用いられる。なおこの場合には、異形基板4Cにおける実装作業に用いられる実装データの位置基準が位置決め基準の変更に伴ってずれることとなる。このため、端部E1と切欠端部E2の間の寸法、すなわち異形基板4Cの位置決めにおいて当該異形基板4Cが実際に位置停止する際の位置決め基準(基板位置決用センサS2による検出対象となる端部)として用いられる検出部位との差異を示すオフセット距離Dだけ、実装データの位置基準の移動分を加味するデータ補正を行った上で、部品搭載動作を部品搭載機構に行わせる必要がある。このデータ補正を可能とするため、本実施の形態に示す電子部品搭載装置においては、オフセット距離Dを予め基板毎に記憶させるようにしている。
実装コンベア27の実装エリア[MA]に1枚のみ載置可能な大型の基板4Aを対象とする場合には、図7(a)に示す基板4Aを1枚だけ実装エリア[MA]に位置決めし、第1下受部3A、第2下受部3Bによって下受け支持させる。これに対し、実装エリア[MA]に複数枚(ここでは2枚)が載置可能な小型の基板4Bを対象とする場合には、図7(b)に示す基板4Bを第1分割実装エリア[MA1]、第2分割実装エリア[MA2]のそれぞれの部品搭載位置に個別に位置決めし、それぞれ第1下受部3A、第2下受部3Bによって個別に下受け支持させる。また図7(c)に示す異形基板4Cを対象とする場合には、後述するように、変則的な基板載置・位置決め方法を採用する。
実装エリア[MA]の上流側(図6において左側)、下流側(図6において右側)にはそれぞれ第1の搬送コンベア25、第2の搬送コンベア29に対応して、第1待機エリア[SA1]、第2待機エリア[SA2]が設定されている。第1待機エリア[SA1]は実装エリア[MA]に搬入される基板4が搬入タイミングまでスタンバイする待機エリアであり、第2待機エリア[SA2]は実装エリア[MA]から搬出された基板4が下流側への搬送を許可されるまでスタンバイする待機エリアとしての機能を有している。基板搬送方向が逆転する場合には、第1待機エリア[SA1]、第2待機エリア[SA2]のそれぞれの機能が入れ替わる。
固定搬送レール20A、可動搬送レール20Bの上面において、第1待機エリア[SA1]、第2待機エリア[SA2]のそれぞれの両端に相当する位置には、1対の基板検出用センサS1が相対向して配設されている。また第1分割実装エリア[MA1]、第2分割実装エリア[MA2]のそれぞれの両端に相当する位置には、1対の基板位置決用センサS2が相対向して配設されている。さらに、第1分割実装エリア[MA1]、第2分割実装エリア[MA2]のそれぞれの中央部に相当する位置には、1対の基板検出用センサS1が相対向して配設されている。
基板検出用センサS1、基板位置決用センサS2の機能について図8を参照して説明する。基板検出用センサS1は、投光部S1aと受光部S1bとを組み合わせた透過型の光センサであり、図8(a)に示すように、光軸Xが検出対象の基板4によって遮光されているか否かを基板検出部42(図9)によって、光軸Xの位置における基板4の有無を検出する。これに対し、図8(b)に示す基板位置決用センサS2は、投光部S2aから受光部S2bに対して所定幅b(数mm程度)を以て投光される光帯Wにおいて、基板4によってどの範囲が遮光さているかを検出する機能を有している。すなわち受光部S1bからの信号を基板位置検出部43(図9)が受信することにより、基板4の先端部の位置を光帯Wの基準位置(光帯Wの端部または中心位置など、適宜設定可能)と関連付けた計測値Δxが検出される。
第1待機エリア[SA1]、第2待機エリア[SA2]における基板検出用センサS1は、上流側から搬送されてきた基板4の減速や停止のタイミング検出用として用いられる。また第1分割実装エリア[MA1]、第2分割実装エリア[MA2]における基板位置決用センサS2は、第1の搬送コンベア25から受け渡された基板4を部品搭載機構による搭載作業位置に位置決めするための位置検出用として用いられる。
すなわち、第1分割実装エリア[MA1]、第2分割実装エリア[MA2]において、基板4が部品搭載作業のための位置に載置された状態おける基板4の前縁または後縁に相当する位置に基板位置決用センサS2を配設しておき、上流側から搬送された基板4が停止した状態において、基板位置決用センサS2によって基板4の前縁の端部または後縁の端部の位置を基板位置検出部43によって検出し、この検出結果は制御部40に送られる。このとき、実際の停止位置が予め設定された位置決め許容誤差範囲内であれば、基板4は正しく位置決めされており、この位置決めされた状態の基板4に対して部品搭載動作が実行される。すなわち、搭載ヘッド13を基板認識カメラ15とともに基板4の上方に移動させ、基板認識カメラ15によって基板4を撮像して基板認識を行った後、搭載ヘッド13によって基板4に対して電子部品を移送搭載する。
図9を参照して、制御系の構成を説明する。制御部40はCPUであり、以下に説明する各部の動作・処理の実行を制御する。記憶部41は制御部40によって実行される動作・処理の為のプログラムを記憶するほか、電子部品実装用作業において当該基板における作業対象位置を示す位置データ(ここでは実装動作における電子部品の実装位置を示す実装データ41a)や、図7(c)に示すオフセット距離Dを示すオフセット距離データ41bを各基板ごとに記憶する。
基板検出部42は、基板検出用センサS1の検出信号に基づいて、当該センサ位置における基板の有無を検出する(図8(a)参照)。基板位置検出部43は基板位置検出用センサS2の検出信号に基づいて、当該センサ位置における基板の端部の位置を検出する(図8(b)参照)。機構駆動部44は制御部40によって制御され、部品搭載機構45を構成する各部や基板搬送機構2を構成する基板搬送コンベアの駆動モータなどの動作を駆動する。
基板位置決用センサS2によって基板4の実際の停止位置が位置決め誤差範囲を超えて位置ずれしていることが検出された場合には、制御部40は検出された位置ずれ量だけコンベアベルト27aを移動させるようにコンベア駆動モータ28を制御して、基板4の停止位置補正を行う。上記構成において、基板位置決用センサS2の検出信号に基づき基板4の位置検出を行う基板位置検出部43および機構駆動部44によって駆動されるコンベア駆動モータ28は、基板4を部品搭載機構による搭載作業位置に位置決めする基板位置決め手段を構成している。なお、基板位置決め手段としてここでは基板位置決用センサS2による位置検出方式を用いる例を示したが、実装コンベア27に機械式のストッパを配設して、基板4の位置決め基準側の端部をストッパに当接させることにより、この基板を機械的に位置決めする方式を採用してもよい。
上記構成において記憶部41は、基板位置決め手段による異形基板4Cの位置決めにおいて、当該基板が実際に位置停止する際の位置決め基準として用いられた位置から位置決め基準となる端部までのオフセット距離Dを記憶するオフセット距離記憶部となっている。そして制御部40は、基板位置決用センサS2および基板位置検出部43の位置検出結果に基づいてコンベア駆動モータ28の動作制御を行う制御手段を構成する。
図4に示すように、実装コンベア27には図6に示す第1分割実装エリア[MA1]、第2分割実装エリア[MA2]に対応してそれぞれ第1下受部3A、第2下受部3Bが個別に設けられており、さらに上述の基板位置決め手段が個別に設けられていることから、第1分割実装エリア[MA1]、第2分割実装エリア[MA2]の2つのエリアにおいて異なる作業動作を同時並行的に実行することが可能となっている。すなわち、先行して第2分割実装エリア[MA2]に搬入された基板4Bを対象として部品搭載動作を実行している間においては、基板4Bは第1下受部3Aによってコンベアベルト27aから持ち上げられていることから、実装コンベア27は第2分割実装エリア[MA2]における基板4Bとは無関係に動作可能である。したがって実装コンベア27を駆動して、第1分割実装エリア[MA1]において後続の基板4を対象とする基板搬入・位置決め動作を同時に行うことが可能となっている。
次に図10,図11を参照して、前述の基板4A,4B,4Cの位置決め方法について説明する。図10(a)は、大型の基板4Aを対象とする場合を示している。この場合には、実装エリア[MA]全体に載置された基板4Aの前縁または後縁を実装エリア[MA]の両端部に位置する基板位置決用センサS2によって検出することにより、基板4Aの位置決めが行われる。図10(b)は、小型の基板4Bを対象とする場合を示している。この場合には、第1分割実装エリア[MA1]、第2分割実装エリア[MA2]において、それぞれに備えられた基板位置決用センサS2によって2枚の基板4Bの位置を個別に検出して、2枚の基板4Bの位置決めを個別に行うようにしている。
また図11は、異形基板4Cを対象とする場合の基板位置決め動作例を示している。この場合には予め当該基板が異形基板4Cである旨の指令がマシンオペレータにより制御装置に対して入力される。まず最初に、切欠端部E2を位置決め基準として第1分割実装エリア[MA1]に異形基板4Cを位置決めする。このとき、異形基板4Cの突出部Fは下流側に突出し、第2分割実装エリア[MA2]内に位置して部品搭載対象範囲内にあるが、異形基板4Cの後縁部Gは第1分割実装エリア[MA1]から上流側にはみ出し、部品搭載対象範囲外にある。そしてこの状態で、第1分割実装エリア[MA1]、第2分割実装エリア[MA2]内の異形基板4Cを対象として、部品搭載機構による部品搭載動作が実行される。
次いで異形基板4Cの後縁部Gを対象とする部品搭載動作を行う。すなわち、図11(
b)に示すように、異形基板4Cを下流側に移動させて、異形基板4Cの後縁部側の端部の位置を基板位置決用センサS2によって検出し、図11(b)に示すように、後縁部Gが第1分割実装エリア[MA1]内に包含されるように異形基板4Cを位置決めする。そしてこの状態で、後縁部Gを対象として部品搭載動作を実行することにより、1枚の異形基板4Cの全範囲を対象とした部品搭載動作が完了する。
上記基板位置決め動作は、マシンオペレータからの指示入力に応じて、制御部40が基板搬送機構2および前述の基板位置決め手段を制御することによって行われる。すなわち、実装対象の基板として、位置決めにおける位置決め基準側の端部に切欠部を有する異形基板4Cを電子部品実装用作業の対象とする場合には、異形基板4Cを第1の作業位置である第1分割実装エリア[MA1]に位置決めするように、基板搬送機構2の基板搬送コンベアおよび前述の基板位置決め手段を制御する。そして制御部40が部品搭載機構45を制御する際には、記憶部41からオフセット距離データ41bを読み出し、ここに示されるオフセット距離Dを実装データ41aに加味して、位置決め基準位置の移動に伴う位置議差を補正した上で部品搭載動作を実行する。
上記説明したように、本発明においては、基板4を上流側から下流側へ搬送する基板搬送コンベアに作業動作機構による電子部品実装用作業が行われる第1の作業位置およびこの第1の作業位置の下流に位置する第2の作業位置が設定され、下流側の端部を位置決め基準として基板4を第1の作業位置または第2の作業位置に位置決めする基板位置決め手段とを備えた電子部品実装用装置において、位置決め基準側の端部に切欠部を有する異形基板4Cを電子部品実装用作業の対象とする場合には、異形基板4Cを第1の作業位置に位置決めして電子部品実装用作業を実行するようにしている。これにより、ストッパやセンサの位置調整をほとんど必要とすること無く、異形基板4Cを実装用作業の対象とすることができる。
なお本実施の形態に示す例では、電子部品実装用装置の例として、作業動作機構として部品搭載機構を備えた電子部品搭載装置を示したが、本発明は電子部品搭載装置に限定されるものではなく、電子部品実装システムを構成する装置であって、基板搬送機構によって搬送される基板を対象として所定の電子部品実装用作業を実行する形態の装置であれば、本発明の適用対象となる。例えば、作業動作機構として基板に電子部品接合用のペーストを塗布する塗布機構を有する塗布装置や、作業動作機構として基板を撮像して半田印刷状態や部品搭載状態の検査を光学的に行う検査機構を有する検査装置等に対しても、本発明を適用することができる。
本発明の電子部品実装用装置および電子部品実装用作業実行方法は、基板位置決め基準側の先端部に切欠や突出部を有する異形基板を対象とする場合にあっても、ストッパやセンサの位置調整をほとんど必要とすること無く実装対象とすることができるという効果を有し、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する分野に有用である。
本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムを構成する電子部品搭載装置の斜視図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の基板搬送機構の構造説明図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の部分断面図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における実装エリア、待機エリアおよびセンサ配置の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおいて作業対象となる基板の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置に使用されるセンサの機能説明図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における基板の載置状態の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における基板の載置状態の説明図
符号の説明
MS 電子部品実装システム
2 基板搬送機構
4,4A,4B 基板
4C 異形基板
5 部品供給部
25 第1の搬送コンベア
27 実装コンベア(基板搬送コンベア)
28 コンベア駆動モータ
29 第2の搬送コンベア
S1 基板検出用センサ
S2 基板位置決用センサ
M1 基板供給装置
M2〜M5 電子部品搭載装置
[MA] 実装エリア
[MA1] 第1分割実装エリア
[MA2] 第2分割実装エリア

Claims (4)

  1. 基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装システムを構成し前記基板に対して所定の電子部品実装用作業を実行する電子部品実装用装置であって、
    前記電子部品実装用作業のための動作を行う作業ヘッドをヘッド移動機構によって移動させることにより前記電子部品実装用作業を実行する作業動作機構と、前記基板を基板搬送方向における上流側から下流側へ搬送する基板搬送コンベアと、前記基板搬送コンベアに設定され前記作業動作機構による電子部品実装用作業が行われる第1の作業位置およびこの第1の作業位置の下流に位置する第2の作業位置と、前記基板搬送コンベアにおいて前記下流側の端部を位置決め基準として前記基板を第1の作業位置または第2の作業位置に位置決めする基板位置決用センサと、
    前記位置決めにおける位置決め基準側の端部に切欠部を有し端部が残存する範囲が突出部を形成する異形基板を電子部品実装用作業の対象とする場合には、切欠端部を位置決め基準として前記異形基板を前記第1の作業位置に位置決めするように前記基板搬送コンベアおよび前記基板位置決め手段を制御する制御手段とを備え、
    前記異形基板の前記突出部は第2の作業位置に位置して部品搭載対象範囲内で部品搭載動作が実行され
    前記異形基板の後縁部が前記第1の作業位置から上流側にはみ出し前記第1の作業位置外にあるときは、前記異形基板を下流側に移動させて前記後縁部側の端部の位置を前記基板位置決用センサによって検出し、前記後縁部が前記第1の作業位置内に包含されるように位置決めして部品搭載対象範囲内で部品搭載動作が実行されることを特徴とする電子部品実装用装置。
  2. 前記基板位置決用センサによる前記異形基板の位置決めにおいて、当該基板が実際に位置停止する際の位置決め基準として用いられた位置から前記端部までのオフセット距離を記憶するオフセット距離記憶部を備え、前記制御手段は、前記電子部品実装用作業において当該基板における作業対象位置を示す位置データに前記オフセット距離を加味して前記作業動作機構を制御することを特徴とする請求項1記載の電子部品実装用装置。
  3. 基板を対象とする電子部品実装用作業のための動作を行う作業ヘッドをヘッド移動機構によって移動させることにより前記電子部品実装用作業を実行する作業動作機構と、前記基板を基板搬送方向における上流側から下流側へ搬送する基板搬送コンベアと、前記基板搬送コンベアに設定され前記作業動作機構による電子部品実装用作業が行われる第1の作業位置およびこの第1の作業位置の下流に位置する第2の作業位置と、前記基板搬送コンベアにおいて前記下流側の端部を位置決め基準として前記基板を第1の作業位置または第2の作業位置に位置決めする基板位置決用センサとを備えた電子部品実装用装置によって、前記基板に対して所定の電子部品実装用作業を実行する電子部品実装用作業実行方法であって、
    前記位置決めにおける位置決め基準側の端部に切欠部を有し端部が残存する範囲が突出部を形成する異形基板を電子部品実装用作業の対象とする場合には、切欠端部を位置決め基準として前記異形基板を前記第1の作業位置に位置決めするように前記基板搬送コンベアおよび前記基板位置決め手段を制御し、前記異形基板の前記突出部は第2の作業位置に位置して部品搭載対象範囲内で部品搭載動作が実行され
    前記異形基板の後縁部が前記第1の作業位置から上流側にはみ出し前記第1の作業位置外にあるときは、前記異形基板を下流側に移動させて前記後縁部側の端部の位置を前記基板位置決用センサによって検出し、前記後縁部が前記第1の作業位置内に包含されるように位置決めして部品搭載対象範囲内で部品搭載動作が実行されることを特徴とする電子部品実装用作業実行方法。
  4. 前記基板位置決用センサによる前記異形基板の位置決めにおいて、当該基板が実際に位置停止する際の位置決め基準として用いられた位置から前記端部までのオフセット距離を予め記憶させておき、前記電子部品実装用作業において当該基板における作業対象位置を示す固有の位置データに前記オフセット距離を加味して前記作業動作機構を制御することを特徴とする請求項3記載の電子部品実装用作業実行方法。
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