JP6884670B2 - 基板搬送装置、基板搬送方法および部品実装装置 - Google Patents

基板搬送装置、基板搬送方法および部品実装装置 Download PDF

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Description

本発明は、基板を下面側から支持するバックアップピンを備えた基板搬送装置、当該基板搬送装置により基板を搬送する基板搬送方法および当該基板搬送装置を備えた部品実装装置に関するものである。
部品実装装置は、基板を搬送する基板搬送装置と、電子部品(以下、単に「部品」という)を基板に実装するためのヘッドユニットとを備えている。例えば特許文献1に記載の基板搬送装置は、ヘッドユニットによる部品実装を行う作業位置に基板を搬送し、複数のバックアップピンの上端を基板の下面に当接させて支持する。このとき、バックアップピンは基板の下面に既に実装された部品を避けた位置を支える。その後でヘッドユニットによる部品実装が開始される。一方、当該基板の上面に対する部品実装が完了すると、基板搬送装置は基板の下面に実装されている部品と干渉しない高さ位置までバックアップピンを下降させてから部品実装済の基板を搬送する。
特許第4835573号
部品実装を終えた基板を作業位置から搬出し、次に部品実装される基板を搬入して支持するまでの時間は、部品実装作業が行われない実装待ち時間となる。特許文献1に記載の装置では、基板を支持するバックアップピンを下降させるピン下降動作と、バックアップピンにより支持されていた部品実装済の基板を搬送する搬出動作と、次に部品実装される基板を搬送する搬入動作と、バックアップピンを上昇させて基板を支持する上昇動作とを実行している。これらのうち搬出動作は、常に基板の下面に実装されている部品と干渉しない位置までバックアップピンが下降するのを待って実行されており、実装待ち時間の短縮を図る上で改善の余地があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、バックアップピンにより支持された基板の搬出動作を開始する開始タイミングを適正化することができる基板搬送技術を提供するとともに、当該基板搬送技術を部品実装装置に用いることで部品実装装置での実装待ち時間の短縮を図ることを目的とする。
本発明の第1態様は、基板搬送装置であって、下面に部品が実装された基板を搬送する基板搬送部と、基板を下面側から支持するバックアップピンと、バックアップピンを昇降させる昇降部と、バックアップピンを昇降部により下降させるピン下降動作およびバックアップピンにより支持されていた基板を基板搬送部により搬送させる搬出動作を制御する制御部とを備え、制御部は、搬出動作により部品が移動する部品移動経路上に位置するバックアップピンとバックアップピンの下降開始時点での部品との相対位置関係を、部品に関する部品情報およびバックアップピンに関するピン情報に基づいて算出する位置関係算出部と、位置関係算出部により算出された相対位置関係に基づいて搬出動作の開始タイミングをピン下降動作の開始と一致または遅らせることで、バックアップピンの下降に対する部品の干渉を回避しつつ、ピン下降動作に対して搬出動作の一部を重複させるタイミング決定部とを有することを特徴としている。
また、本発明の第2態様は、下面に部品が実装された基板を搬送する基板搬送方法であって、基板を下面側から支持するバックアップピンを下降させるピン下降工程と、バックアップピンにより支持されていた基板を搬送する搬出工程と、部品に関する部品情報およびバックアップピンに関するピン情報に基づいて搬出工程の開始タイミングを決定するタイミング決定工程とを備えタイミング決定工程は、搬出工程により部品が移動する部品移動経路上に位置するバックアップピンとピン下降工程の開始時点での部品との相対位置関係を、部品情報およびピン情報に基づいて算出し、算出された相対位置関係に基づいて搬出工程の開始タイミングをピン下降工程の開始と一致または遅らせることで、バックアップピンの下降に対する部品の干渉を回避しつつ、ピン下降工程に対して搬出工程の一部を重複させることを特徴としている。
さらに、本発明の第3態様は、部品実装装置であって、上記基板搬送装置と、基板搬送装置のバックアップピンにより下面側から支持された基板の上面に部品を実装するヘッドユニットとを備えることを特徴としている。
従来より周知のように、下面に部品が実装された基板の搬出は、バックアップピンを下降させるピン下降動作と、バックアップピンで支持されていた基板を搬送する搬出動作とにより行われる。本発明では、部品に関する部品情報およびバックアップピンに関するピン情報に基づいて搬出動作(搬出工程)の開始タイミングが決定され、一律にピン下降動作の完了後に搬出動作を開始していた従来技術に比べて搬出動作の開始タイミングが適正化される。
ここで、制御部が、搬出動作により部品が移動する部品移動経路上に位置するバックアップピンと、バックアップピンの下降開始時点での部品との相対位置関係を部品情報およびピン情報に基づいて算出する位置関係算出部と、位置関係算出部により算出された相対位置関係から開始タイミングを決定するタイミング決定部とを有するように構成してもよい。このように、バックアップピンと部品との相対位置関係に基づいて搬出動作の開始タイミングを決定することで、搬出動作の開始タイミングを高精度に適正化することができる。
部品情報としては、例えば部品の実装位置および部品の部品寸法を含んだものとを用いることができる。また、ピン情報としては、バックアップピンのピン寸法およびバックアップピンのピン位置を含んだものと用いることができる。このような場合、置関係算出部は、実装位置、部品寸法、ピン寸法およびピン位置に基づいて相対位置関係を高精度に算出することができ、搬出動作の開始タイミングをさらに精度良く適正化することができる。
また、上記のように開始タイミングの適正化を行うことで搬出動作によって部品がピン位置に到達する前にバックアップピンを部品移動経路から下降させることができる。この場合、タイミング決定部は、ピン下降動作に対して搬出動作の一部が重複するように、開始タイミングを決定してもよく、これによってピン下降動作の完了後に搬出動作を開始していた従来技術に比べて基板の搬出に要する時間を短縮することができる。
さらに、タイミング決定部が、搬出動作の開始から部品移動経路上のピン位置に部品が到達するまでに要する搬送時間と、ピン下降動作に要する下降時間とに応じて開始タイミングを決定してもよく、これによって搬出動作の開始タイミングをさらに高精度に適正化することができる。
以上のように、本発明によれば、部品の実装位置、部品の部品寸法、バックアップピンのピン寸法およびバックアップピンのピン位置に基づいて搬出動作の開始タイミングを決定しており、開始タイミングの適正化を図ることができる。また、このように開始タイミングの適正化によって基板の搬出に要する時間を短縮することができ、部品実装作業が行われない実装待ち時間を短縮して部品の実装効率を高めることができる。
本発明に係る部品実装装置の一実施形態を模式的に示す部分平面図である。 図1の側面部分拡大図である。 図1に示す部品実装装置の電気的構成を示すブロック図である。 上面への部品実装が完了した基板を搬出する動作を模式的に示す図である。 従来技術により基板を搬出する動作の一例を模式的に示す図である。 従来技術により基板を搬出する動作の他の例を模式的に示す図である。 搬出待ち時間の決定動作を示すフローチャートである。 図6に示す決定動作によって決定された開始タイミングで基板を搬出する動作の一例を模式的に示す図である。 図6に示す決定動作によって決定された開始タイミングで基板を搬出する動作の他の例を模式的に示す図である。
図1は本発明に係る部品実装装置の一実施形態を模式的に示す部分平面図である。また、図2は図1の側面部分拡大図である。さらに、図3は図1に示す部品実装装置の電気的構成を示すブロック図である。図1、図2および以下の図では、鉛直方向に平行なZ方向、それぞれ水平方向に平行なX方向およびY方向からなるXYZ直交座標を適宜示す。この部品実装装置1は平面視で略矩形形状を有する基台11を有している。この基台11には、部品を実装するための作業エリアとしての実装エリアと、この実装エリアの上流側に設定される待機エリアと、実装エリアの下流側に設定される出口エリアとがX方向に直線状に設定されている。
基台11には、基板搬送装置2が設けられている。基板搬送装置2は一対のコンベア21、21と、バックアップ機構22と、クランプ機構(図3中の符号23)を備えている。一対のコンベア21、21はY方向に互いに一定距離だけ離間して配置されている。コンベア21、21は装置全体を制御する制御部80の駆動制御部82からの駆動指令に応じて作動し、基板Bを待機エリアから実装エリアの作業位置(図1の基板Bの位置)に搬送する。また、クランプ機構23が駆動制御部82からの駆動指令に応じて作動して作業位置に位置決めされた基板Bを固定するとともに、バックアップ機構22が駆動制御部82からの駆動指令に応じて作動して基板Bを下面Bb側から支持する。そして、実装エリアでは、基板Bに対してヘッドユニット3により部品Paが実装された後、基板Bの固定および支持を解除した後でコンベア21、21は部品実装を完了した基板Bを実装エリアから出口エリアに搬出する。
バックアップ機構22は、図1に示すように、一対のコンベア21、21間に配置されている。バックアップ機構22は、図2に示すように、バックアッププレート221と、バックアッププレート221を昇降駆動する昇降部224と、バックアッププレート221に植設される複数のバックアップピン226とを備えている。バックアッププレート221は、X方向にやや細長の長方形に形成されており、例えばSK4等の磁性体から形成されている。バックアッププレート221には、上下方向に貫通する複数の装着孔223が水平面内(XY平面)において一定の間隔でマトリックス状に穿設されている。このため、これらのうち選択された装着孔223にバックアップピン226を装着することによって、基板Bの下面Bbに実装されている部品Pbを避けて基板Bを下面Bb側から支持可能となっている。
バックアップピン226は、基板Bをその下面Bb側から支持する構造体である。バックアップピン226は、円柱状の円筒体227と、円筒体227の上部に突出する支持軸228と、円筒体227の反対側に突出する装着軸229とを同心且つ一体に備えている。装着軸229をバックアッププレート221の装着孔223に挿入することにより、円筒体227がバックアッププレート221に着座する。こうして、バックアップピン226はバックアッププレート221に植立される。そして、植設されたバックアップピン226は、支持軸228の先端で基板Bを下面Bbから支持するように構成されている。なお、バックアップピン226の具体的な構造は、例えば本件出願人が先に提案している特許第4156936号公報などに詳細に記載されているため、その説明については省略する。
このように構成されたバックアッププレート221は、昇降部224の固定台225上に対して複数のボルトで固定され、駆動制御部82からの駆動指令に応じて昇降部224が作動することにより固定台225と一体に昇降し、これによってバックアップピン226を昇降させる。例えばバックアッププレート221が上昇することで、バックアップピン226の先端が部品Pbを避けながら基板Bの下面Bbに当接して基板Bを下面Bbから支持する。一方、バックアッププレート221が下降することで、バックアップピン226が基板Bの下面Bbから鉛直下方に離れて基板Bの搬出が可能となる。なお、本実施形態では、従来装置のように基板Bの下面Bbに実装されている部品Pbと干渉しない位置までバックアップピン226を下降させた後に搬出動作を開始するのではなく、当該部品Pbの部品情報(実装位置および部品寸法)ならびにバックアップピン226のピン情報(ピン寸法およびピン位置)に基づいて搬出動作の開始タイミングを制御している。この点については後で詳述する。
部品実装装置1は、2個のヘッドユニット3それぞれをXY方向に個別に駆動するXY駆動機構4を備える。このXY駆動機構4は、それぞれX方向に平行に延設されてヘッドユニット3をX方向に移動可能に支持する一対のXビーム41、41を有する。各Xビーム41には、X方向に平行に延設されたボールネジ42と、ボールネジ42を回転駆動するXモーター43とが取り付けられている。Xモーター43は、ここの例ではサーボモーターである。そして、ボールネジ42のナットにヘッドユニット3が取り付けられている。さらに、XY駆動機構4は、それぞれY方向に平行に延設された一対のYビーム44、44を有する。各Xビーム41の一端は一方のYビーム44によりY方向に移動可能に支持され、各Xビーム41の他端は他方のYビーム44によりY方向に移動可能に支持される。各Yビーム44には、Xビーム41、41をY方向に駆動するYモーター45が取り付けられている。各Yモーター45は、ここの例ではリニアモーターであり、Xビーム41、41の端に取り付けられた可動子451、451と、Y方向に平行に延設された固定子452とを有する。そして、可動子451と固定子452との間に働く磁力によって可動子451とともにXビーム41がY方向に駆動される。かかるXY駆動機構4によれば、Xモーター43およびYモーター45によって、ヘッドユニット3をXY方向に移動させることができる。
部品供給部5は、一対のコンベア21、21のY方向の両側のそれぞれに配設されている。部品供給部5では、X方向に並ぶ複数のテープフィーダー51(以下、単に「フィーダー51」と称する)が着脱可能に装着されている。各フィーダー51は集積回路、トランジスター、コンデンサ等の小片状の部品Pa(チップ部品)を所定間隔おきに収納したテープをY方向に間欠的に送り出すことによって、テープ内の部品Paを部品供給位置に供給する。
ヘッドユニット3は、X方向に平行に配列された複数の実装ヘッド31を有している。各実装ヘッド31はZ方向(鉛直方向)に延びた長尺形状を有し、その下端に係脱可能に取り付けられた吸着ノズルによって部品Paを吸着・保持することが可能となっている。そして、ヘッドユニット3はフィーダー51の上方へ移動して、フィーダー51により供給される部品Paを吸着ノズルで吸着して保持する。それに続いて、ヘッドユニット3は作業位置の基板Bの上方に移動して部品Paの吸着を解除することで、基板Bの上面Baに部品Paを実装する。なお、本実施形態では、フィーダー51により供給される部品Paの吸着ノズルによる吸着状態を側方から撮像するサイドビューカメラ32(図3)がヘッドユニット3に取り付けられている。
また、部品供給部5とコンベア21との間には、部品認識カメラ6およびノズル保管部7が配置されている。部品認識カメラ6は、部品供給部5において吸着ノズルにより吸着された部品Paを撮像し、部品情報および位置ずれ情報を取得するための画像情報を提供する。この部品撮像は、部品供給部5から基板Bへの移動中にヘッドユニット3が部品認識カメラ6の上方を通過することで実行される。こうして取得された画像を解析することで、吸着された部品PaのXY平面における位置ずれ量および回転角度を求めることが可能となっている。
ノズル保管部7は互いに異なる種類の複数の吸着ノズルを保管する機能を有している。部品Paに対応した吸着ノズルを取り付けるように指示された場合、ヘッドユニット3がノズル保管部7の上方まで移動した後に実装ヘッド31が鉛直方向Zに昇降して吸着ノズルを交換する。
図3に示すように、上記ように構成された部品実装装置1の装置各部を制御するために、部品実装装置1は制御部80を有している。制御部80はCPU(Central Processing Unit)により構成される演算処理部81を備えている。演算処理部81には、駆動制御部82と、記憶部83と、画像処理部84と、表示部85と、入力部86と、がそれぞれ接続されている。
制御部80では、図3に示すように、予め部品に関する部品情報83aおよびバックアップピン226に関するピン情報83bならびに後で詳述するタイミング決定プログラム83cが記憶部83に記憶されている。これらのうち部品情報83aは部品の実装位置83a1や部品寸法83a2を含み、ピン情報83bはバックアップピン226のピン寸法83b1およびピン位置83b2を含んでいる。そして、記憶部83に記憶されているタイミング決定プログラム83cにしたがって演算処理部81が、次に説明するように、部品実装動作が完了した後に実装エリアでの基板Bの固定を解除してから部品実装済の基板Bの搬送を開始するまでの待ち時間(以下「搬出待ち時間」という)T1を決定する。つまり、演算処理部81は、基板Bの下面Bbに実装されている部品Pbとバックアップピン226との相対位置関係を算出し、その算出結果から搬出待ち時間T1を本発明の「開始タイミング」として決定する。このように本実施形態では、演算処理部81は位置関係算出部811およびタイミング決定部812として機能する。
上記のように構成された部品実装装置1では、例えば図4の上段の模式図に示すように、下面Bbに実装されている部品Pb(以下「下面部品Pb」という)を避けてバックアップピン226が基板Bを下面Bb側から支持するとともに、クランプ機構23(図3)により基板Bを実装エリアで固定した状態で基板Bの上面Baに部品Paが実装される。そして、部品Paの実装が完了すると、基板Bの固定を解除した後で基板Bを実装エリアから出口エリアに搬送する(搬出動作)。なお、図4中の上段および下段の模式図では、部品実装済の基板Bを側方から見た図と、同基板Bを下方側から見た図とが記載されている。また、図4中の縦軸は時間軸を示しており、上段の模式図は部品実装を完了して基板Bの固定を解除した直後の状態を示す一方、下段の模式図は搬出動作の途中状態を示している。また、同図中の符号PTは出力エリアへの基板Bの搬出により下面部品Pbが移動する部品移動経路を示しており、下面部品Pbやバックアップピン226との位置関係の理解を容易にするために部品移動経路PTにドットを付している。
基板Bの搬出においては、図4の下段の模式図に示すように、単に基板Bを搬送するのみならず、部品移動経路PT上に存在するバックアップピン226については下面部品Pbと干渉しない高さ位置までバックアップピン226を下降させている。従来装置では、例えば図5Aや図5Bに示すように水平面内での下面部品Pbとバックアップピン226との相対的な位置関係を全く考慮せず、基板固定の解除後に一律の基板Bの搬出を実行している。つまり、時間T3をかけてバックアップピン226を下面部品Pbと干渉しない高さ位置まで下降させるピン下降動作を完了させた後に基板Bを出力エリアに搬送する搬出動作を開始している。したがって、搬出動作の開始から時間T2が経過して下面部品Pbがバックアップピン226の装着位置に到達する時点においてバックアップピン226は既に下降しており、これによって干渉が防止される。このように従来装置では、図5Aや図5Bに示すように、常にバックアップピン226を下面部品Pbと干渉しない高さ位置まで下降させるための時間T3を搬出待ち時間T1としている。なお、バックアップピン226の装着位置は、予め記憶部83にピン位置83b2に相当しており、以下においては「ピン位置83b2」と称する。
しかしながら、次に説明するように下面部品Pbの部品情報83aおよびバックアップピン226のピン情報83bから下面部品Pbとバックアップピン226との相対的な位置関係を考慮すると、搬出待ち時間T1の短縮を図ることができる。以下、図6、図7Aおよび図7Bを参照しつつ上記部品実装装置1における搬出待ち時間T1の決定動作について詳述する。
図6は搬出待ち時間の決定動作を示すフローチャートである。演算処理部81は記憶部83に記憶されているタイミング決定プログラム83cにしたがって搬出待ち時間を決定している。部品実装は、実装エリアにおいてクランプ機構23により基板Bを固定するとともにバックアップピン226により基板Bを下面Bb側から支持した状態で実行される。そして、基板Bの上面Baに対する部品Paの実装が完了すると、演算処理部81はクランプ機構23による基板Bの固定を解除するとともに、搬出待ち時間T1をゼロに設定する(ステップS11)。また、演算処理部81は、基板Bの下面Bbに実装されている下面部品Pbの全部について部品情報83aとして実装位置83a1と部品寸法83a2とを記憶部83から読み出して取得する(ステップS12)とともに全バックアップピン226のピン情報83bとしてについてピン寸法83b1およびピン位置83b2を記憶部83から読み出して取得する(ステップS13)。
そして、演算処理部81は、下面部品Pb毎にステップS14〜S22を実行して当該下面部品Pbと各バックアップピン226との相対位置関係に応じて搬出待ち時間T1を調整する。すなわち、演算処理部81は下面部品Pbのうちの一つを選択下面部品として選択する(ステップS14)。そして、演算処理部81は、基板Bを出口エリアに搬送する、つまり基板Bの搬出動作によって選択下面部品が移動する部品移動経路PT上に存在するバックアップピン226を干渉ピンとして抽出する(ステップS15)。例えば図4に示す下面部品のPbの中で最も背の高い部品Pbが選択下面部品Pbaとして選択された場合、その部品移動経路PT上に存在するバックアップピン226が干渉ピン226aとして抽出される。一方、それ以外の下面部品Pbが選択された場合、干渉ピンは抽出されない。
次のステップS16で演算処理部81は干渉ピンが存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合(ステップS16で「YES」)には、ステップS15で抽出された干渉ピン226a毎に以下のステップS17〜S22を実行する。すなわち、演算処理部81はステップS12、13で読み出した各種データに基づいて選択下面部品Pbaと干渉ピン226aとの相対位置関係(基板Bの搬送方向Xにおける選択下面部品Pbaと干渉ピン226aとの距離)を求める。さらに、演算処理部81は当該距離を基板Bの搬送速度で割ることで選択下面部品Pbaが干渉ピン226aのピン位置83b2まで移動するのに要する時間T2を算出する(ステップS17)。また、演算処理部81は選択下面部品Pbaの最下端高さ位置H1によりも低い高さ位置H2まで下降するのに要する時間T3を算出する(ステップS18)。そして、演算処理部81は干渉開始時間T4を次式
T4=T3−T2
に基づいて算出する(ステップS19)。この干渉開始時間T4は基板Bの固定解除後に基板Bの搬送とバックアップピン226の下降とを同時に行った際に基板Bとバックアップピン226との干渉が発生するまでの時間を意味している。つまり、例えば図5Aに示すように基板Bの搬送方向Xにおいて選択下面部品Pbaと干渉ピン226aとが比較的離れている場合には、(時間T3<時間T2)の関係が成立し、時間T4はマイナスの値を示す。つまり、例えば図7Aに示すように基板Bの搬送とバックアップピン226の下降とを同時に行ったとしても、時間T3経過した時点において選択下面部品Pbaは干渉ピン226aよりも搬送方向Xの上流側に位置しており、そのまま基板Bの搬送を継続させたとしても選択下面部品Pbaと干渉ピン226aとの干渉は発生しない。
一方、例えば図5Bに示すように基板Bの搬送方向Xにおいて選択下面部品Pbaと干渉ピン226aとが比較的近接している場合には、(時間T3≧
T2)の関係が成立し、時間T4はゼロまたはプラスの値を示す。つまり、基板Bの搬送とバックアップピン226の下降とを同時に行うと、時間T3経過するまでに選択下面部品Pbaは干渉ピン226aのピン位置83b2に到達しており、選択下面部品Pbaと干渉ピン226aとの干渉が発生する。ただし、例えば図7Bに示すように時間T4または時間T4よりも若干長い時間(ただし、時間T3よりも短い)だけ基板Bの搬送開始を遅らせることで時間T3経過した時点において選択下面部品Pbaは干渉ピン226aよりも搬送方向Xの上流側に位置しており、そのまま基板Bの搬送を継続させたとしても選択下面部品Pbaと干渉ピン226aとの干渉は発生しない。
そこで、本実施形態では、干渉開始時間T4が搬出待ち時間T1以上である場合(ステップS20で「NO」)には、演算処理部81は搬出待ち時間T1を新たにステップS19で求めた干渉開始時間T4に書き換える(ステップS21)。一方、干渉開始時間T4が搬出待ち時間T1よりも小さな値(マイナスの場合も含む)である場合(ステップS20で「YES」)には、演算処理部81は搬出待ち時間T1をそのまま維持する。
そして、それ以外の干渉ピン226aが存在する場合(ステップS22で「YES」)には、ステップS17に戻って他の干渉ピン226aについて上記と同様の処理(ステップS17〜S21)を行う。一方、それ以外の干渉ピン226aが存在しなくなる(ステップS22で「NO」)と、ステップS23に進む。なお、これ以外に上記ステップS16で選択下面部品Pbaに対応する干渉ピン226aが存在しないと判定された場合にも、ステップS23に進む。
このステップS23では、他の下面部品Pbが存在するかを演算処理部81は判定し、他の下面部品Pbが存在する場合(ステップS23で「YES」)には、ステップS14に戻って他の下面部品Pbについて上記と同様の処理(ステップS14〜S22)を行う。一方、それ以外の下面部品Pbが存在しなくなる(ステップS23で「NO」)と、現時点での搬出待ち時間T1を基板搬出の開始タイミングとして決定する。
以上のように、本実施形態では、下面部品Pbの実装位置83a1、下面部品Pbの部品寸法83a2、バックアップピン226のピン寸法83b1およびバックアップピン226のピン位置83b2に基づいて搬出動作の開始タイミングを決定しており、一律にバックアップピン226を下降させる動作(ピン下降動作)の完了後に搬出動作を開始していた従来技術(図5Aや図5B参照)に比べて搬出動作の開始タイミングを適正化することができる(図7Aや図7B参照)。特に、上記した部品情報83aおよびピン情報83bに基づいて演算処理部81の位置関係算出部811が下面部品Pbの部品移動経路PT上に位置するバックアップピン226と、当該バックアップピン226の下降開始時点での下面部品Pbとの距離を相対位置関係として求めている。しかも、タイミング決定部812が当該距離から時間T2を算出するとともに、この時間T2を時間T3と対比して搬出待ち時間T1を本発明の「搬出動作の開始タイミング」として決定している。したがって、搬出動作の開始タイミングを高精度に適正化することができる。
また、本実施形態では、図7Aの最上段の図面に示すようにバックアップピン226の下降開始と同時に搬出動作を開始する、あるいは図7Bの中段の図面に示すようにバックアップピン226が下面部品Pbの最下端よりも下降していない状態(つまりバックアップピン226の上端が最下端高さ位置H1よりも高い位置に位置した状態)で搬出動作を開始している。このようにバックアップピン226のピン下降動作に対し、搬出動作の一部を重複して実行しており、基板Bの搬出に要する時間を従来技術(図5Aや図5B)よりも短縮することができる。しかも、開始タイミングを適正化することで搬出動作によって下面部品Pbがバックアップピン226のピン位置83b2に到達する前にはバックアップピン226が必ず部品移動経路PTから下降しており、バックアップピン226と下面部品Pbとの干渉を確実に防止することができる。
さらに、上記した基板搬送装置2を部品実装装置1に装備させることで、上面Baに部品Paを実装し終えた基板Bの搬出に要する時間を短縮することができ、その結果、部品実装作業が行われない実装待ち時間を短縮して部品Paの実装効率を高めることができる。
このように本実施形態では、下面部品Pbが本発明の「部品」の一例に相当し、当該下面部品Pbが下面Bbに実装された基板Bを搬送するコンベア21が本発明の「基板搬送部」の一例に相当している。また、時間T2が本発明の「前記搬出動作の開始から前記部品移動経路上の前記ピン位置に前記部品が到達するまでに要する搬送時間」の一例に相当し、時間T3が本発明の「前記ピン下降動作に要する下降時間」の一例に相当している。また、ピン下降動作および搬出動作がそれぞれ本発明の「ピン下降工程」および「搬出工程」に相当している。さらに、図6に示す搬出待ち時間の決定動作が本発明の「タイミング決定工程」に相当している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、バックアップピンと部品との相対位置関係に応じて、図7Aに示すように搬出動作の前半部分をピン下降動作と重複させたり、図7Bに示すように搬出動作の後半部分をピン下降動作と重複させたりしているが、ピン下降動作に対する搬出動作の重複態様はこれに限定されるものではなく、例えば図7B中の点線で示すような重複態様で制御してもよい。
この発明は、基板を下面側から支持するバックアップピンを備えた基板搬送技術全般、ならびに当該基板搬送技術を用いた部品実装装置全般に適用することができる。
1…部品実装装置
2…基板搬送装置
3…ヘッドユニット
21…コンベア(基板搬送部)
22…バックアップ機構
80…制御部
81…演算処理部
83a…部品情報
83a1…(部品の)実装位置
83a2…部品寸法
83b…ピン情報
83b1…ピン寸法
83b2…ピン位置
224…昇降部
226…バックアップピン
811…位置関係算出部
812…タイミング決定部
B…基板
Ba…(基板の)上面
Bb…(基板の)下面
PT…部品移動経路
Pb…下面部品
T2…(搬送)時間
T3…(下降)時間

Claims (6)

  1. 下面に部品が実装された基板を搬送する基板搬送部と、
    前記基板を前記下面側から支持するバックアップピンと、
    前記バックアップピンを昇降させる昇降部と、
    前記バックアップピンを前記昇降部により下降させるピン下降動作および前記バックアップピンにより支持されていた前記基板を前記基板搬送部により搬送させる搬出動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記搬出動作により前記部品が移動する部品移動経路上に位置する前記バックアップピンと前記バックアップピンの下降開始時点での前記部品との相対位置関係を、前記部品に関する部品情報および前記バックアップピンに関するピン情報に基づいて算出する位置関係算出部と、
    前記位置関係算出部により算出された前記相対位置関係に基づいて前記搬出動作の開始タイミングを前記ピン下降動作の開始と一致または遅らせることで、前記バックアップピンの下降に対する前記部品の干渉を回避しつつ、前記ピン下降動作に対して前記搬出動作の一部を重複させるタイミング決定部と
    を有することを特徴とする基板搬送装置。
  2. 請求項に記載の基板搬送装置であって、
    前記部品情報には前記部品の実装位置および前記部品の部品寸法が含まれるとともに、前記ピン情報には前記バックアップピンのピン寸法および前記バックアップピンのピン位置が含まれ、
    前記位置関係算出部は、前記実装位置、前記部品寸法、前記ピン寸法および前記ピン位置に基づいて前記相対位置関係を算出する基板搬送装置。
  3. 請求項に記載の基板搬送装置であって、
    前記ピン下降動作は前記搬出動作によって前記部品が前記ピン位置に到達する前に前記バックアップピンを前記部品移動経路から下降させる動作である基板搬送装置。
  4. 請求項2または3に記載の基板搬送装置であって、
    前記タイミング決定部は、前記搬出動作の開始から前記部品移動経路上の前記ピン位置に前記部品が到達するまでに要する搬送時間と、前記ピン下降動作に要する下降時間とに応じて前記開始タイミングを決定する基板搬送装置。
  5. 下面に部品が実装された基板を搬送する基板搬送方法であって、
    前記基板を前記下面側から支持するバックアップピンを下降させるピン下降工程と、
    前記バックアップピンにより支持されていた前記基板を搬送する搬出工程と、
    前記部品に関する部品情報および前記バックアップピンに関するピン情報に基づいて前記搬出工程の開始タイミングを決定するタイミング決定工程と
    を備え
    前記タイミング決定工程は、
    前記搬出工程により前記部品が移動する部品移動経路上に位置する前記バックアップピンと前記ピン下降工程の開始時点での前記部品との相対位置関係を、前記部品情報および前記ピン情報に基づいて算出し、
    算出された前記相対位置関係に基づいて前記搬出工程の開始タイミングを前記ピン下降工程の開始と一致または遅らせることで、前記バックアップピンの下降に対する前記部品の干渉を回避しつつ、前記ピン下降工程に対して前記搬出工程の一部を重複させる
    ことを特徴とする基板搬送方法。
  6. 請求項1ないしのいずれか一項に記載の基板搬送装置と、
    前記基板搬送装置の前記バックアップピンにより下面側から支持された前記基板の上面に部品を実装するヘッドユニットと
    を備えることを特徴とする部品実装装置。
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