JPH06214655A - 位置決め装置 - Google Patents

位置決め装置

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Publication number
JPH06214655A
JPH06214655A JP5006141A JP614193A JPH06214655A JP H06214655 A JPH06214655 A JP H06214655A JP 5006141 A JP5006141 A JP 5006141A JP 614193 A JP614193 A JP 614193A JP H06214655 A JPH06214655 A JP H06214655A
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JP
Japan
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substrate
stopper
setting
origin
axis stopper
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5006141A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Takahashi
孝之 高橋
Shinsuke Taira
信介 平
Hiroyoshi Ono
浩義 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamagata Casio Co Ltd
Original Assignee
Yamagata Casio Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamagata Casio Co Ltd filed Critical Yamagata Casio Co Ltd
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Publication of JPH06214655A publication Critical patent/JPH06214655A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】上下の基板支持位置を自動的に設定する位置決
め装置を提供する。 【構成】基板案内レール11のコンベアベルトは基板1
7を搬送し、これの縦方向と横方向の位置決めが行われ
る。ピストン23bはシリンダ23cに駆動され昇降機
23の停止板23aの下面に係合して昇降する。昇降機
23は支持プレート22を保持して上昇しZ軸ストッパ
25に当接して停止する。支持プレート22のピン22
aは基板17に押接して上下の位置決めを行う。駆動モ
ータ31はギア等の駆動伝達機構を介してZ軸ストッパ
25を回転させ、支持ブロック26と螺合回転により上
下動し所定位置に設定される。制御部は駆動シャフト3
3のエンコーダ34a、原点34b及びリミット34c
のスリットを、夫々対応するセンサ35a、35b及び
35cにより検出して駆動モータ31の回転を制御し
て、Z軸ストッパ25を位置制御し、基板17の種類に
応じた位置決めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、位置決め装置に係わ
り、さらに詳しくは基板支持プレートを保持して昇降す
る昇降機の上昇停止位置を設定する基板支持プレートの
位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリント基板を供給する基板
供給装置、その供給されたプリント基板上の所定位置に
ペースト状の半田等を塗布するディスペンサ、その半田
等が塗布されたプリント基板上にIC、抵抗、コンデン
サ等多数のチップ状電子部品を搭載するチップ部品搭載
装置、その搭載された電子部品をプリント基板上に固定
するリフロー炉、搭載された電子部品が固定されて完成
した基板ユニットを収納する基板収納装置等からなる基
板ユニット製造ラインがある。
【0003】これらの装置は、装置基台上の中央に、左
右方向に延在する2本の平行する案内レール及びコンベ
アベルトを備えており、これらによってプリント基板を
装置内に搬入して所定位置に停止させる。
【0004】中でもチップ部品搭載装置やディスペンサ
等では、装置基台上方に上下左右自在に摺動する作業ヘ
ッドを備えており、自動搬入されたプリント基板上の所
定位置に、チップ状電子部品(またはペースト状の半
田)を自動的かつ迅速に搭載(または塗布)する。
【0005】この場合、プリント基板が、平面たてよこ
の位置のみでなく上下の位置も正確に固定されていない
と電子部品を正しい位置に搭載することができない。こ
れは、例えば最小0.5ミリ間隔にペースト状の半田を
塗布する必要のあるディスペンサの場合には、プリント
基板に少しでも撓みがあれば正確な自動作業は不可能と
なる。
【0006】このため、通常、装置基台の内側に在っ
て、搬入されるプリント基板の上下の位置決めを行う基
板位置決め装置がある。図11(a) は基板位置決め装置
の平面図、同図(b) は基板搬送方向から見た側面図であ
る。
【0007】図に示すように、基板位置決め装置は、2
本の案内レール1、1及びコンベアベルト2、2間の下
方に在って、支持プレート3と、その支持プレート3に
差し込まれた複数の支持ピン4と、支持プレート3を保
持する昇降機5等からなっている。支持ピン4は、通常
支持プレート3上に平均に配置される。一方、電子部品
を裏面に搭載済みのプリント基板を支持する場合は、そ
れらの電子部品に当接しない位置に選択的に配設され
る。昇降機5は、同図の矢印Aの示す上下方向に昇降す
る。
【0008】図12(a) は、上記支持プレート3の上方
にプリント基板6が搬入されて停止し、搬入方向位置及
び左右位置が固定された状態を示したものである。そし
て、同図(b) は、基板位置決め装置の昇降機5が、同図
の矢印Bで示す上方向に不図示のストッパで停止させら
れるまで上昇することによって、支持プレート3が上昇
し、その支持プレート3に差し込まれて保持されている
支持ピン4が、プリント基板6を下方から支持して天板
7に押し付け、これによってプリント基板6の上下位置
を固定している状態を示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリント基
板(以下、単に基板という)の厚さは、一般に0.6〜
2.2ミリの範囲で基板の種類により様々に異なる。こ
のように厚さの異なる基板を、それぞれ天板に押し付け
て位置固定するためには、薄い基板には高い位置で、厚
い基板には低い位置で、それぞれ基板の種類(厚さの違
い)に応じて基板下方の支持位置を変更しなければなら
ない。
【0010】従来は、上下の基板支持位置の設定は、基
板位置決め装置の昇降機5を停止させるストッパの位置
を基板の厚さに合わせて変更し、あるいは、基板の厚さ
に対応する厚さの支持プレート3に変更し、又は、基板
の厚さに対応する長さの支持ピン4に差し替える等の調
整を手作業により行っていた。
【0011】このように、基板の種類が変わる都度、上
記いずれかの方法で基板を支持する高さ位置の調整を手
作業で行わねばならないため、この調整作業に極めて手
数がかかって面倒であり、したがって作業に時間が掛か
り過ぎて作業能率が上がらないという問題があった。
【0012】また、そればかりでなく、上記作業が手作
業であるため調整ミスが発生しやすいという問題があっ
た。本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、基板の上
下の支持位置を自動的に設定する位置決め装置を提供す
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。請求項1記載の発明は、部材を保持して昇降
する昇降手段と、該昇降手段の上昇方向に位置して昇降
手段に当接することにより昇降手段の上昇を強制的に停
止させる停止手段と、該停止手段を一旦原点に設定した
のち所定の停止位置に設定する設定手段と、該設定手段
により停止手段が設定される原点及び停止位置並びに設
定の限界位置を検出してそれらの検出信号を出力する検
出手段と、該検出手段により出力される停止位置の検出
信号が所定の値を超えているか否かを判別する判別手段
とから構成される。
【0014】請求項2記載の発明は、上記昇降手段、停
止手段、設定手段、検出手段、及び判別手段の各手段
に、さらに、上記検出手段により出力される停止位置の
検出信号が判別手段により所定の値を超えていると判別
されたとき又は設定手段により設定される停止位置が設
定の限界位置であることを検出手段により検出されたと
き設定手段による設定を解消させる制御手段を加えて構
成される。
【0015】
【作用】この発明の手段の作用は次の通りである。請求
項1記載の発明の位置決め装置では、昇降手段は、部材
を保持して昇降し、停止手段は、昇降手段の上昇方向に
位置して昇降手段に当接することにより昇降手段の上昇
を強制的に停止させる。設定手段は、上記停止手段を一
旦原点に設定したのち所定の停止位置に設定する。検出
手段は、上記設定手段により停止手段が設定される原点
及び停止位置並びに設定の限界位置を検出してそれらの
検出信号を出力する。判別手段は検出手段により出力さ
れる停止位置の検出信号が所定の値を超えているか否か
を判別する。
【0016】請求項2記載の発明の位置決め装置では、
上記の作用に加えて、制御手段は上記検出手段により出
力される停止位置の検出信号が判別手段により所定の値
を超えていると判別されたとき又は設定手段により設定
される停止位置が設定の限界位置であることを検出手段
により検出されたとき設定手段による設定を解消させ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1(a) に、一実施例に係わる本体装
置基台上における基板位置決め装置の平面図を示し、同
図(b) に、その側面図を示す。
【0018】同図(a),(b) において、基板位置決め装置
は、基板搬送部10、基板停止部20、及びストッパ駆
動部から構成される。先ず、基板位置決め装置の基板搬
送部10は、本体装置基台上の中央に、左右方向に平行
して延在する2本の基板案内レール11及び11′、そ
れらの基板案内レール11及び11′に設けられた不図
示の複数の回転ローラにより、それぞれループ状に保持
される1対のコンベアベルト12及び12、それら1対
となるコンベアベルト12及び12をそれぞれ駆動する
ベルト駆動モータ13及び13、上記基板案内レール1
1、11′間の間隔を変更するためのレール幅可変駆動
モータ14、そのレール幅可変駆動モータ14の回転軸
と、歯付ベルトプーリ及び歯付ベルトを介して連結され
る駆動送りネジ15、その駆動送りネジ15に他の歯付
ベルトプーリ及び歯付ベルトを介して連結される従動送
りネジ15′を備えている。
【0019】上記基板案内レール11′は可動であり、
駆動送りネジ15及び従動送りネジ15′にそれぞれ螺
合している送りネジナット16及び16により、駆動送
りネジ15及び従動送りネジ15′と係合し、レール幅
可変駆動モータ14の正逆回転により、固定の基板案内
レール11方向に進退し搬入される基板17の幅に応じ
たレール間隔を形成する。
【0020】上記1対のコンベアベルト12及び12
は、ベルト駆動モータ13及び13に駆動され、同図
(a) の矢印Cで示す右から左の方向に摺動して基板17
を搬送する。2本の基板案内レール11及び11′は搬
送される基板を案内する。
【0021】次に、基板位置決め装置の基板停止部20
は、搬入されてくる基板17の前面に当接して基板17
を停止させるX軸ストッパ21aと、停止した基板17
の後方に近接して下方から上昇しX軸ストッパ21aに
より押し戻される基板17の後面に当接して基板17を
X軸方向(搬送方向)の基準位置に停止させる基準スト
ッパ21bを備えている。また、X軸ストッパ21aと
共に作動し基板17を基板案内レール11に押接して基
板17のY軸方向(搬送方向と水平な直角方向)の位置
決めを行うY軸ストッパ21cを備えている。
【0022】さらに、基板停止部20は、基準ストッパ
21bを保持して上昇すると共に基板17を下方から支
持ピンにより支持し且つ天板18に押接して基板17の
Z軸方向(上下方向)の位置決めを行う支持プレート2
2を備えており、この支持プレート22を保持して昇降
する昇降機23の上昇停止位置の位置決めを行うZ軸ス
トッパ25を備えている。
【0023】そして、基板位置決め装置のストッパ駆動
部は、上記Z軸ストッパ25の設定位置を決めるための
詳しくは後述するZ軸ストッパ25の上下動駆動部30
と、以下説明は省略する上記X軸ストッパ21a及びY
軸ストッパ21cの駆動部をそれぞれ備えている。
【0024】図2に、上記図1(b) に示した基板停止部
20の本発明に係わる主要部と、そのZ軸ストッパ25
の上下動駆動部30の側面拡大図を示し、図3に、搬送
方向前方から見た側面拡大図を示す。さらに、図4に、
図2のD−D′矢視図を示す。図4には、参照上の便宜
のため、矢視図上方にある基板案内レール11、1
1′、、コンベアベルト12、12、及び天板18、1
8のそれぞれ1部を示す。
【0025】図2において(図3及び図4も参照)、基
板停止部20は、支持ピン22aを挿抜自在に保持し基
準ストッパ21bを固着保持する支持プレート22、本
体装置基台に固定された支持部材24上にZ軸方向に延
在して配設されている昇降レール24aに摺動自在に係
合し上記支持プレート22を保持して昇降する昇降機2
3、昇降機23の下部に取り付けられている停止板23
aの下面に係合して昇降機23を昇降させるピストン2
3b、支持部材24の下方に固着配設され上記ピストン
23bを空圧により上下に進退させるシリンダ23cを
備えている。
【0026】さらに、基板停止部20は、上昇する昇降
機23を所定位置に停止させるZ軸ストッパ25、及び
Z軸ストッパ25と螺合してそのZ軸ストッパ25を支
持するストッパ支持ブロック26を備えている。Z軸ス
トッパ25は回転により上下移動して所定位置に設定さ
れた後、上昇する昇降機23の停止板23aの上面に当
接することにより昇降機23を所定位置に停止させる。
ストッパ支持ブロック26は支持部材24に固設されて
おり、上述のようにZ軸ストッパ25と係合している歯
付ベルトプーリ25bを回転自在に支持する。上記歯付
ベルトプーリ25bにより、歯付ベルト37を介して上
下動駆動部30と連結する。
【0027】上下動駆動部30は、駆動モータ31、そ
の駆動モータ31の回転駆動入力を所定の比率で減速さ
せる組合せギア31′、その組合せギア31′の回転駆
動出力を伝達するカップリング32、及びカップリング
32を介して回転駆動される駆動シャフト33を備えて
いる。駆動シャフト33には、歯付ベルトプーリ36が
固着されており、この歯付ベルトプーリ36は、歯付ベ
ルト37を介して基板停止部20の歯付ベルトプーリ2
5bと連結する。上記駆動シャフト33が左回り又は右
回りいずれかの方向へ330度回転すると、これと歯付
ベルトプーリ36及び歯付ベルト37を介して連結して
いるZ軸ストッパ25が回転して0.5〜2.2ミリの
間隔を上昇又は下降する。
【0028】上記駆動シャフト33には、さらに、それ
ぞれ円板型をしたエンコーダ34a、原点34b、及び
リミット34cが固定して配設されており、それぞれ駆
動シャフト33と共に回転する。これら円板型をしたエ
ンコーダ34a、原点34b、及びリミット34cの円
周部をそれぞれ両側から挟むようにしてエンコーダセン
サ35a、原点センサ35b、及びリミットセンサ35
cが本体装置の支持部に固定して配設されている。
【0029】図5(a) にエンコーダ34a及びエンコー
ダセンサ35a、同図(b) に原点34b及び原点センサ
35b、同図(c) にリミット34c及びリミットセンサ
35cを示す。
【0030】同図(a) に示すように、エンコーダ34a
は円周部に多数のスリットを備えている。例えば、駆動
シャフト33によるスリット1個分の配置角の回転は、
Z軸ストッパ25の0.1ミリの昇降移動量に対応す
る。エンコーダセンサ35aは発光ダイオードからなる
射光部とフォトトランジスタからなる受光部とで構成さ
れる「コ」の字型の検出部を有しており、この「コ」の
字型の検出部でエンコーダ34aの周囲のスリット部を
両側から挟むように配設される。エンコーダセンサ35
aは、駆動シャフト33の回転に対応するエンコーダ3
4aのスリット数を検出してその検出パルス信号を後述
する制御部に出力する。同図(b),(c) 示す原点センサ3
5b、リミットセンサ35cの構成もそれぞれ上述した
エンコーダセンサ35aの構成と同様である。
【0031】原点34bは円周部に1個のスリットを備
えており、駆動モータ31の回転、即ち駆動シャフト3
3の回転によりZ軸ストッパ25が移動のため原点に設
定されたとき、上記スリットが原点センサ35bの検出
部の配設位置に一致する。原点センサ35bは、このス
リットを検出してオンからオフになり、そのオフ信号を
原点検出信号として制御部に出力する。
【0032】リミット34cも円周部に1個のスリット
を備えており、駆動モータ31の回転により駆動シャフ
ト33が原点検出位置からおよそ330度回転してZ軸
ストッパ25が移動(設定)限界に達したとき、上記ス
リットがリミットセンサ35cの検出部の配設位置に一
致する。リミットセンサ35cは、このスリットを検出
してオンからオフになり、そのオフ信号を設定限界検出
信号として制御部に出力する。
【0033】図6に、上述した基板停止部20の拡大側
面図を示し、同図のF−F′矢視図を図7に示す。図3
乃至図4に示した各構成部分と同一の部分には同一の番
号を付与して示す。図6及び図7に示すように、Z軸ス
トッパ25は、ストッパ支持ブロック26に螺合すると
共に、上部中心部に円筒状の空洞を有してこの円筒状空
洞によりストッパシャフト25aと上下に摺動自在に係
合する。Z軸ストッパ25の上記円筒状空洞壁には円筒
軸に対称な2本の25eが設けられ、これらの内溝25
eに、ストッパシャフト25aに軸に対称に設けられて
いるピン25dが嵌合する。この嵌合により、ストッパ
シャフト25aの回転がZ軸ストッパ25に伝達され
る。ストッパシャフト25aは、上下2個の軸受26a
によりストッパ支持ブロック26に回転自在に支持され
ており、且つ、止めネジ25cにより歯付ベルトプーリ
25bに固定されている。
【0034】したがって、上下動駆動部30による駆動
により歯付ベルトプーリ25bが回転すると、これに応
じてストッパシャフト25aが回転する。ストッパシャ
フト25aの回転は、ピン25dと内溝25eを介して
Z軸ストッパ25に伝達され、これによりZ軸ストッパ
25は回転して、ストッパ支持ブロック26と螺合する
ネジ山のピッチに応じて上下移動する。
【0035】第8図はZ軸ストッパ25が原点(最上昇
点)まで上昇した状態を示し、昇降機23の停止板23
aの上面部と、ストッパ支持ブロック26の下面部との
間隙E1 が最小となっている。このとき、図2及び図5
に示す原点センサ35bが、原点34bのスリットを検
出する。また、このとき昇降機23に保持されて図1乃
至図3に示す支持プレート22が上昇して停止する位置
は、0.5ミリ厚の基板を支持する支持位置に対応す
る。
【0036】第6図は、これと反対に、Z軸ストッパ2
5が設定限界点まで下降した状態を示し、昇降機23の
停止板23aの上面部と、ストッパ支持ブロック26の
下面部との間隙E2 は最大となっている。このとき、図
2及び図5に示すリミットセンサ35cが、リミット3
4cのスリットを検出する。また、このとき昇降機23
に保持されて支持プレート22が上昇して停止する位置
は、2.2ミリ厚の基板を支持する支持位置に対応す
る。
【0037】したがって、原点を基準とし、これより駆
動モータ31を回転駆動し、その駆動を、エンコーダ3
4aのスリット検出数をカウントしながら制御すれば、
基板の種類(厚さ)である0.5〜2.2ミリの範囲に
おいて、Z軸ストッパ25の位置設定を0.1ミリの精
度で制御することができる。
【0038】続いて、図9に、上記基板位置決め装置を
制御する制御部の構成ブロック図を示す。同図におい
て、CPU40は、マイクロプロセッサ等からなる。こ
のCPU40には、RAM(Random Access Memory)等か
らなるメモリ部41、各種のデータを入力するための入
力キーを備えたキー入力部42、及び各種の入出力装置
の入出力を仲介するインタフェース43が接続されてい
る。
【0039】上記インタフェース43には、図2、図4
及び図5示したエンコーダセンサ35a、原点センサ3
5b、及びリミットセンサ35cから、それぞれスリッ
ト検出信号が入力する。一方、インタフェース43から
は、CPU40から入力される点灯又は点滅指示信号が
不図示の異常表示ランプ44へ出力され、同じくCPU
40から入力される駆動制御信号が駆動モータ31等に
出力される。上記CPU40は、内蔵のROM(Read On
ly Memory)に格納されているプログラムに基づいて上記
各部を制御する。
【0040】続いて、上述した構成の本実施例における
基板位置決め装置を制御する制御部のCPU40により
行われるZ軸ストッパ位置設定の処理動作を、図10に
示す動作フローチャートを用いて説明する。なお、この
処理は、CPU40が、図9に示すメモリ部41にに格
納されているこれから作業を行う基板の種類に対応する
プログラムに基づいて、図2及び図3に示す駆動モータ
31を駆動制御して、図2乃至図4に説明したZ軸スト
ッパ25を上下方向に昇降移動させることにより実現さ
れる。また、この処理は、図9に示すキー入力部42に
よる基板処理の開始を指示するキー入力、又はプログラ
ムによりにより起動される。
【0041】図10に示すフローチャートにおいて、先
ず、Z軸ストッパ25の移動開始前の原点チェック処理
であるか否か判別する(ステップS1)。この処理は、
例えば、CPU40内蔵のレジスタFを用い、起動時に
おいて初期設定されたレジスタFの値「0」(フラグF
=0)をもって原点チェックの処理モードとし、原点チ
ェック処理完了後、レジスタFの値を「1」(フラグF
=1)に設定することにより移動開始(設定位置へ移
動)の処理モードとして、このレジスタFの値が(フラ
グFが)「0」か「1」かを判別する処理である。
【0042】続いて、インタフェース43を介して駆動
モータ31に逆回転駆動信号を出力してZ軸ストッパ2
5を原点へ移動させる(ステップS2)。これにより、
Z軸ストッパ25は、図8に示すように最上位へ上昇移
動する。
【0043】次に、所定期間、原点センサ35bの出力
を監視し、原点センサ35bがオフになったか否か判別
する(ステップS3)。これにより、原点センサ35b
がオフになる位置、即ち原点34bのスリットが原点セ
ンサ35bの「コ」の字型の検出部まで回動して、それ
まで遮断していた原点センサ35bの射光部からの照射
光を受光部に透過させるまで、駆動シャフト33が回転
する。
【0044】上記判別で、原点センサ35bがオフにな
ったことを検出した場合は、駆動モータ31へ出力して
いる駆動信号を「停止」に切り替え、続いて、レジスタ
Fの値(フラグF)を「1」に設定してステップS1に
戻る。これにより、Z軸ストッパ25が移動開始前の原
点に停止し、設定位置へ移動するために算出される移動
距離を正しく移動する準備が整う。
【0045】そして、ステップS1では、フラグF=1
であることを確認し、この場合はステップS4に移行す
る。ステップS4では、キー入力部42からのキー入力
(又はプログラム)に基づいて予め読み込である基板処
理のプログラムデータから基板サイズデータを読み出
し、その読み出した基板サイズデータの中の厚さデータ
に基づいて支持パネル22の停止位置を算出し、その算
出した停止位置に支持パネル22、即ち昇降機23を停
止させるためのZ軸ストッパ25の設定位置を算出す
る。そして、上記原点からその設定位置までZ軸ストッ
パ25を上昇移動させるための駆動モータ31の必要回
転数(エンコーダセンサ35aによるエンコーダ34a
のスリット検出のパルス信号数)をさらに算出して、そ
の算出したエンコーダパルス数を内蔵のレジスタに設定
する。
【0046】これにより、Z軸ストッパ25が昇降機2
3を所定位置に停止させるために原点から移動する距離
に正しく対応するエンコーダパルス数が設定される。な
お、上記内蔵のレジスタに代えて、減算カウンタにエン
コーダパルス数を設定してもよい。
【0047】続いて、Z軸ストッパ25が設定位置へ移
動するよう、駆動モータ31を正回転始動させる(ステ
ップS5)。これにより、Z軸ストッパ25が原点から
設定位置へと下降移動を開始する。
【0048】次に、エンコーダセンサ35aから入力す
るエンコーダパルスを計数し、上記内蔵のレジスタに設
定したエンコーダパルス数に一致したか否か判別し、一
致しなければ、上記計数と判別とを繰り返えす(ステッ
プS6)。これにより、Z軸ストッパ25が所定の設定
位置まで下降を続ける。
【0049】そして、上記ステップS6で、Z軸ストッ
パ25が、所定の設定位置に到達し、上記計数したエン
コーダパルス数が、内蔵のレジスタに設定したエンコー
ダパルス数に一致した場合は、停止信号を出力して駆動
モータ31を停止させる(ステップS7)。これによ
り、Z軸ストッパ25が所定の設定位置に停止する。
【0050】続いて、上記駆動モータ31がオーバーラ
ンしているか否か判別する(ステップS8)。この処理
は、上記駆動モータ31に対して停止を指示した後にお
いて、さらにエンコーダパルス数を参照し、停止指示後
における新たなエンコーダパルスが許容数以上入力して
いるか否かを判別する処理である。
【0051】この判別で、新たなエンコーダパルスが許
容数以下であれば、オーバーランをしていないと判別
し、この場合はステップS9に進む。ステップS9で
は、不図示の表示装置等によりX軸ストッパ位置自動設
定完了を報知する処理を行って処理を終了する。
【0052】上記ステップS8で、駆動モータ31がオ
ーバーランしている場合は、ステップS10に移行し、
図9に示す異常表示ランプ44を点灯又は点滅させる等
して異常を報知する処理を行って直ちに処理を終了す
る。
【0053】このように、駆動モータ31のオーバーラ
ンを監視して、オーバーランのときには異状報知するの
で、Z軸ストッパ25の誤った位置設定のまま次の作業
に進んで支障を引き起こすという恐れがない。
【0054】また、上述したステップS3の判別で、所
定期間の経過後も、原点センサ35bの出力がオフにな
らず、オンのままである場合も直ちにステップS10に
移行する。これにより、Z軸ストッパ25の位置設定に
際しては、原点検出の有無が必ず確認される。
【0055】本実施例におけるZ軸ストッパ25の位置
設定はこのようにして行われるが、上述した処理と共
に、2本の基板案内レール11、11′の間隔が、処理
される基板の幅に応じて調節・設定され、図1に示す基
板17の搬入が開始され、X軸ストッパ21a及び基準
ストッパ21bによるX軸方向の基板位置決めが行われ
ると共に、Y軸ストッパ21cによるY軸方向の基板位
置決めも行われる。そして、上述した処理により位置設
定されたZ軸ストッパ25により、図1乃至図4に示す
昇降機23の上昇位置が制御され、これによって、支持
プレート22が基板17の厚さに対応する正しい位置に
停止して基板17を下方から押接・支持してZ軸方向の
基板位置決めを行う。
【0056】なお、上記実施例においては、駆動シャフ
ト33が原点検出位置からおよそ330度回転したとき
を設定限度としているが、これに限ることなく、回転角
による設定限度の設定は任意に決定してよい。また、エ
ンコーダ34aの1個のスリットをZ軸ストッパ25の
0.1ミリの移動距離に対応させているが、Z軸ストッ
パ25とストッパ支持ブロック26とが螺合するネジ山
のピッチを変更することにより、又は、Z軸ストッパ2
5と係合する歯付ベルトプーリ25bと、駆動シャフト
33に固定された歯付ベルトプーリ36の直径比率を変
更する等して、エンコーダ34aのスリット数とZ軸ス
トッパ25の移動距離を任意に対応させることができ
る。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、上下方向の基板位置を決める支持プレートを所定位
置に停止させるためのZ軸ストッパの位置設定を自動的
に決めるようにしているので、Z軸ストッパの位置を基
板の厚さに合わせて調節したり、基板の厚さに対応する
厚さの支持プレートに変更したり、基板の厚さに対応す
る長さの支持ピンに差し替える等の手作業が不要にな
り、したがって、手作業による調節ミスの発生を除去で
きると共に、作業の能率を向上させることが可能にな
る。
【0058】また、Z軸ストッパを設定位置へ駆動する
際、オーバーランチェックを行うので、誤った設定のま
ま以後の作業に進行して支障をきたすという危険を予防
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は一実施例に係わる基板位置決め装置の平
面図、(b) はその側面図である。
【図2】基板位置決め装置の基板停止部及びストッパ駆
動部の側面拡大図である。
【図3】図2を基板搬送方向から見た側面拡大図であ
る。
【図4】図2のD−D′矢視図である。
【図5】(a) はエンコーダ及びエンコーダセンサを示す
図、(b) は原点及び原点センサを示す図、(c) はリミッ
ト及びリミットセンサを示す図である。
【図6】基板停止部の拡大側面図(その1)である。
【図7】図6のF−F′矢視図である。
【図8】基板停止部の拡大側面図(その2)である。
【図9】基板位置決め装置を制御する制御部の構成ブロ
ック図である。
【図10】制御部のCPUにより行われるZ軸ストッパ
位置設定の処理動作を説明する動作フローチャートであ
る。
【図11】従来の位置決め装置の構成を説明する図であ
る。
【図12】従来の位置決め装置の機能を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1、11、11′ 基板案内レール 2、12、12′ コンベアベルト 3、22 支持プレート 4、22a 支持ピン 5、23 昇降機 6、17 基板 7、18 天板 10 基板搬送部 13 ベルト駆動モータ 14 レール幅可変駆動モータ 15 駆動送りネジ 15′ 従動送りネジ 16 送りネジナット 20 基板停止部 21a X軸ストッパ 21b 基準ストッパ 21c Y軸ストッパ 23a 停止板 23b ピストン 23c シリンダ 24 支持部材 24a 昇降レール 25 Z軸ストッパ 25a ストッパシャフト 25b、36 歯付ベルトプーリ 25c 止めネジ 25d ピン 25e 内溝 26 ストッパ支持ブロック 26a 軸受 30 上下動駆動部 31 駆動モータ 31′ 組合せギア 32 カップリング 33 駆動シャフト 34a エンコーダ 34b 原点 34c リミット 35a エンコーダセンサ 35b 原点センサ 35c リミットセンサ 37 歯付ベルト 40 CPU 41 メモリ部 42 キー入力部 43 インタフェース 44 異状表示ランプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材を保持して昇降する昇降手段と、 該昇降手段の上昇方向に位置して前記昇降手段に当接す
    ることにより前記昇降手段の上昇を強制的に停止させる
    停止手段と、 該停止手段を一旦原点に設定したのち所定の停止位置に
    設定する設定手段と、 該設定手段により前記停止手段が設定される原点及び停
    止位置並びに設定の限界位置を検出してそれらの検出信
    号を出力する検出手段と、 該検出手段により出力される停止位置の検出信号が所定
    の値を超えているか否かを判別する判別手段と、 を有することを特徴とする位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段により出力される停止位置
    の検出信号が前記判別手段により所定の値を超えている
    と判別されたとき又は前記設定手段により設定される停
    止位置が設定の限界位置であることを前記検出手段によ
    り検出されたとき前記設定手段による設定を解消させる
    制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載
    の位置決め装置。
JP5006141A 1993-01-18 1993-01-18 位置決め装置 Withdrawn JPH06214655A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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