JP6533455B2 - 管理機 - Google Patents

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本発明は、管理機の耕耘装置の作業入り切りを行う作業クラッチと、左右の走行輪を支持する車軸の左右連結解除を行うデフロック機構とを連動するための技術に関する。
従来、管理機の前部にエンジンを搭載し、該エンジンからの動力を、ベルト伝動機構を介してミッションケースの入力軸に伝達し、該入力軸からミッションケース内に収納された変速装置、デフロック機構を介して車輪を固定した車軸に動力を伝えるとともに、入力軸から作業クラッチを介して耕耘軸に動力を伝達可能に構成している。そして、前記作業クラッチはPTO軸上の摺動体を摺動させることにより入り切り可能とし、該摺動体はシフターにより摺動される。デフロック機構は、デフケースに係合爪を形成し、一側の車軸上に摺動体をスプライン支持し、摺動体に形成した被係合爪を前記デフケースの係合爪と係合させることにより左右の車軸を一体的に回動できるようにした技術が公知となっている(例えば特許文献1参照)。
特開2014−103941号公報
従来の作業クラッチとデフロック機構はミッションケースの側部に配置した操作レバーの操作により入り切り可能とされ、操作レバーとシフター及び摺動体はそれぞれ操作ワイヤを介して連係される構成であった。即ち、ミッションケースから後方に延出したハンドルの後部に操作レバーを設け、該操作レバーに操作ワイヤの一端が連結され、該操作ワイヤの他端は二股用金具を介して二本の副操作ワイヤと連結され、二本の副操作ワイヤのうち一本は作業クラッチに連係され、他方はデフロック機構に連係されていた。
そして、デフ機構のデフロックアームはバネにより解除側に付勢され、作業クラッチもバネより「切」側に付勢されて、デフロック及び作業クラッチ「入」に操作するときにはバネ力に抗して操作レバーを操作していた。このような構成であると、デフロック状態で作業しているときに、機体が傾斜して走行及び作業を停止したいときに、操作レバーを「切」側に操作したときに、負荷が大きくクラッチが噛み込んだ状態で「入」位置及びデフ機構を解除できないことがあった。また、作業クラッチとデフ機構の連動機構を有し、解除方向に付勢するバネを設けない構成であっても、異常が生じて操作レバーを「切」操作する時に、車輪及び耕耘装置に大きな負荷がかかった状態では、大きな操作力が必要となり、即座に停止できないことがあった。本発明は、以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、一本のワイヤで作業クラッチとデフロック機構を操作できるようにし、負荷が大きな状態であっても作業クラッチレバーを「切」側に操作すると、作業クラッチが「切」となった後にデフロック解除と順に操作できるようにして、操作力の軽減が図れる操作装置を提供しようとする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、ミッションケース内に作業クラッチ機構とデフロック機構を備えた管理機であって、作業レバーを介して前記作業クラッチ機構を入状態と切状態に操作する作業クラッチ操作機構と、前記デフロック機構を作動状態と解除状態に操作するデフロック操作機構とを備え、前記ミッションケース内において、前記作業クラッチ操作機構と、前記デフロック操作機構とは、連係機構を介して連係され、前記連係機構は、前記作業クラッチ操作機構と前記デフロック操作機構とを連結するリンク機構で構成され、前記リンク機構には、前記作業クラッチ機構が切状態となった後に、前記デフロック機構を解除状態にするタイミング調整機構が構成されているものである。
本発明は、上記構成とすることにより、デフロックを作動状態としながら作業をしているときに、大きな負荷がかかった状態で異常となり、作業を停止させるために作業レバーを「切」側に操作するときの操作力が従来よりも軽減され、「切」操作時に作業クラッチ、デフ機構と順番に解除することができ、機体の「切」操作に対する衝撃も和らげることができる。
管理機の側面図。 ミッションケースの側面図。 ミッションケースの内部を示す側面図。 ミッションケース走行部の正面断面図。 ミッションケースの耕耘部の正面断面図。 連係機構を示す斜視図。 タイミング調整機構の拡大図。 タイミング調整機構の他の実施形態を示す斜視図。
以下では、本発明に係る作業クラッチとデフロック機構の連係機構を備える管理機1の一実施形態について説明する。なお、以下では図中の矢印Fの方向を前方向と定義して説明を行う。
図1に示す管理機1は、本機前後中央に配置されるミッションケース10、本機前部上に配置されるエンジン20、ミッションケース10下部に支持される車輪30・30、本機後部に配置され耕耘作業を可能とするロータリ耕耘装置4、本機後部のロータリ耕耘装置4上方に配置される操縦部60等を具備する。
エンジン20は、駆動源となるものである。エンジン20は、ミッションケース10の前部に固定されたエンジンフレーム21上に固定される。エンジン20からの動力は、ベルト伝動機構2を介してミッションケース10に動力が伝達される。ベルト伝動機構2はエンジン20の出力軸上に固設した出力プーリ26と、前記ミッションケース11の上側部より突出した入力軸13上に固設した入力プーリ27と、該入力プーリ27と前記出力プーリ26との間に巻回したベルト28と、該ベルト28を緊張または弛緩するテンションプーリ29からなり、テンションプーリ29は主クラッチレバー63と連動連結されて、主クラッチレバー63の「入」操作によりベルト28を緊張させてエンジン20からミッションケース10に動力を伝達できるようにし、主クラッチレバー63の「切」操作によりベルト28を弛緩させて動力伝達を絶つようにしている。
前記ミッションケース10は、側面視「へ」字状に構成されて管理機1の左右略中央に配置され、前下方に延びる走行ケース11(図2)の前下部に車軸31(31L・31R)が支持され、該車軸31L・31Rの両側に車輪30・30が固定される。ミッションケース10の後部にはロータリ耕耘装置4が設けられており、ロータリ耕耘装置4はミッションケース10の後下方に延びる耕耘ケース12(図2)の後下部に耕耘軸41が横架され、該耕耘軸41上に耕耘爪42・42・・・が適宜間隔をあけて固定される。該耕耘爪42・42・・・の回転軌跡の上方は耕耘カバー43により覆われる。該耕耘カバー43の後部には抵抗棒44と尾輪45が設けられている。ミッションケース10の上部内には、後述する変速装置やクラッチ等を収納し、エンジン20からの動力を変速して車輪30やロータリ耕耘装置4に伝達する。
操縦部60は、管理機1を走行及び作業させるための種々の操作を行うためのものである。操縦部60は、ミッションケース10の上部から上後方にハンドル61と変速レバー62が突出される。ハンドル61の後部が操縦部60とされ、ハンドル61後部に主クラッチレバー63や作業レバー64やアクセルレバー等が配置される。
次に、ミッションケース10内の構成について、図2乃至図6より説明する。ミッションケース10には入力軸13、変速軸14、中間軸15、走行出力軸16、PTO軸17、シフター軸18、デフロックシフター軸19、車軸31、耕耘軸41等が横架され、軸受を介して回転自在に支持される。
前記入力軸13の一端は側方(左方)に突出され、ベルト伝動機構を構成する入力プーリ27が固設される。ミッションケース10内の入力軸13上には入力ギヤ70が摺動自在にスプライン嵌合され、入力ギヤ70は後述する第一変速ギヤ71と第二変速ギヤ72及び伝動ギヤ73とカウンタギヤ74に歯合可能に配設している。
変速軸14上には第一変速ギヤ71と第二変速ギヤ72が摺動自在にスプライン嵌合される。前記入力ギヤ70と第一変速ギヤ71と第二変速ギヤ72にはそれぞれシフターフォークが嵌合され、シフターフォークはそれぞれ図示しないシフター軸に固定され、シフター軸は前記変速レバー62の操作により摺動される。第一変速ギヤ71は前記入力ギヤ70と伝動ギヤ73と後述する走行入力ギヤ75とに歯合可能に配設され、第二変速ギヤ72は入力ギヤ70と後述するカウンタギヤ74に歯合可能に配設されている。
前記中間軸15上には伝動ギヤ73とカウンタギヤ74と歯部15aが配置され、伝動ギヤ73は中間軸15上に固設され、カウンタギヤ74は軸受を介して回転自在に支持され、歯部15aは中間軸15に形成される。伝動ギヤ73は前記入力ギヤ70と第一変速ギヤ71と歯合可能に配設されている。カウンタギヤ74は入力ギヤ70と後述するPTO入力ギヤ77と常時歯合されている。歯部15aは走行入力ギヤ75と常時歯合されている。こうして変速装置が構成される。
走行出力軸16上には、走行入力ギヤ75と走行出力スプロケット76が固設されている。走行入力ギヤ75は前記第一変速ギヤ71と歯合可能とされ、前記歯部15aと常時歯合される。走行出力スプロケット76は走行伝動チェーン80の一側が巻回される。走行伝動チェーン80の他側は、車軸31L・31R上に設けたデフ装置32のデフケース32a外周に形成したスプロケット33に巻回される。
図5に示すように、PTO軸17上には、PTO入力ギヤ77が回転自在に支持され、PTO出力スプロケット78が固設され、更に作業クラッチ79が設けられている。作業クラッチ79はPTO軸17を摺動可能にスプライン嵌合された摺動体に係合爪が設けられ、係合爪はPTO入力ギヤ77に形成された係合爪と係合可能に構成されている。PTO入力ギヤ77はカウンタギヤ74と常時歯合される。PTO出力スプロケット78は耕耘伝動チェーン81が巻回される。耕耘伝動チェーン81の他側は耕耘軸41上に固設したスプロケット46に巻回される。
このような構成において変速レバー62の操作により、高速段、低速段、後進段、作業段時に変速される。高速段では、入力軸13に伝えられた動力は、入力ギヤ70→第一変速ギヤ71→走行入力ギヤ75→走行出力軸16→走行出力スプロケット76→走行伝動チェーン80→スプロケット33→デフ装置32→車軸31L・31Rと伝えられる。低速段では、入力ギヤ70→伝動ギヤ73→中間軸15→歯部15a→走行入力ギヤ75→走行入力ギヤ75→走行出力軸16→走行出力スプロケット76→走行伝動チェーン80→スプロケット33→デフ装置32→車軸31L・31Rと伝えられる。後進段では、入力ギヤ70→第一変速ギヤ71→伝動ギヤ73→中間軸15→歯部15a→走行入力ギヤ75→走行出力軸16→走行出力スプロケット76→走行伝動チェーン80→スプロケット33→デフ装置32→車軸31L・31Rと伝えられる。作業段では、入力ギヤ70→カウンタギヤ74→PTO入力ギヤ77→PTO軸17→PTO出力スプロケット78→耕耘伝動チェーン81→スプロケット46→耕耘軸41と伝えられる。
次に、作業クラッチ機構9とデフロック機構90の連動構成について、図3乃至図7より説明する。作業クラッチ機構9は、作業クラッチ79を「入」「切」する作業シフター5と、作業シフター5と作業レバー64との連結部材からなる。作業シフター5は前記ミッションケース10内のシフター軸18上に設けられる。該シフター軸18は中間軸15の下方であって、走行出力軸16とPTO軸17との間のミッションケース10の前後上下のほぼ中央に配置されている。前記作業シフター5はシフター軸18とシフトフォーク82とカム83とバネ84とピン85からなり、連係機構50を構成する第一リンク51の一端がシフター軸18上に固定される。カム83はシフター軸18上に摺動自在に外嵌され、カム83の一端(左側)にカムプロフィルが形成されてシフター軸18の直径方向に挿入固定したピン85に当接さる。前記カム83の他側上にシフトフォーク82が外嵌固定され、バネ84によってピン85側へ摺動するように付勢されている。前記シフトフォーク82の先端は前記作業クラッチ79のフォーク溝に嵌合され、前記バネ84の付勢力によりクラッチ「入」側に付勢されている。
前記シフター軸18は一側(右側)がミッションケース10から側方に突出されて、シフター軸18の一端(右端)上に操作アーム67の一端が固定される。操作アーム67の他端にワイヤ68が連結され、該ワイヤ68の他端は操縦部60の前記作業レバー64と連結されて連結部材を構成している。こうして、作業クラッチ操作機構9が構成され、作業レバー64を操作することにより、ワイヤ68、操作アーム67、シフター軸18、ピン85、カム83、シフトフォーク82を介して作業クラッチ79を「入」「切」操作可能としている。
前記連係機構50は、第一リンク51と第二リンク52と第三リンク53からなるリンク機構により構成され、該リンク機構にはタイミング調整機構7が設けられる。該タイミング調整機構7は本実施形態では長孔により構成している。前記第一リンク51は走行出力軸16とPTO軸17との間から下方に延設されて、先端には長孔51aが形成される。該長孔51aに第二リンク52の一端に固設した枢支軸54が挿入されて枢支される。該第二リンク52の他端は前方に延設されて先端には第三リンク53の一端が枢支軸55を介して連結される。第三リンク53の他端は下方に延設されてデフロックシフター軸19に固定される。こうして、連係機構50は、ミッションケース10の上部から走行ケース11と耕耘ケース12に分かれる空間内に配設され、該連係機構50にタイミング調整機構7が備えられる。但し、タイミング調整機構7を構成する長孔の配置は、第一リンク51に限定するものではなく、第二リンク52または第三リンク53の軸との連結部に設ける構成とすることも可能である。
前記ミッションケース10内の前記デフロックシフター軸19上には、デフロックシフター6が設けられる。デフロックシフター6はカム86とシフトフォーク87とバネ88とピン89とデフロックシフター軸19からなり、デフロックシフター軸19上に前記第三リンク53が固定される。カム86はデフロックシフター軸19上に摺動自在に外嵌され、カム86の一端(左側)にカムプロフィル86aが形成されてデフロックシフター軸19の直径方向に挿入固定したピン89に当接さる。前記カム86の他側上にシフトフォーク87が外嵌され、バネ88によってピン89側へ摺動するように付勢されている。第三リンク53とシフトフォーク87は走行伝動チェーン80を挟んで互いに左右反対側に配設される。
前記シフトフォーク87の先端は、車軸31L・31R上に設けたデフロック機構90の摺動体34に嵌合されている。デフロック機構90は、デフ装置(差動装置)32を固定(差動させないように)して左右の車軸31L・31Rを一体的に回転させるものであり、本実施形態では、摺動体34によりデフケース32a内のピニオン35を車軸31Rに固定するようにしている。デフ装置32は、デフケース32a内に左右の車軸31L・31Rの内側を挿入し、車軸31L・31Rの内側端にピニオン35・35を固定し、該左右のピニオン35・35にデフケース32aに回転自在に枢支したピニオン36・36を歯合させている。そして、右側のピニオン35の係止部に、車軸31R上にスプライン嵌合した摺動体34の係止部を係合可能に配置しているのである。なお、前記シフトフォーク87及び摺動体34は前記バネ88によりデフロック方向に付勢されている。但し、作業シフター5とデフロックシフター6の構成は限定するものではなく、軸とシフトフォークを摺動させる構成であってもよい。また、デフロック機構90の構成も限定するものではない。
上記構成において、作業クラッチ操作機構9を「入」操作する場合、作業レバー64を「入」方向に回動することで、ワイヤ68を介して操作アーム67が下方へ回動され、シフター軸18も回動される。この回動により、カム83が回動されてシフトフォーク82がバネ84の付勢力により左方へ移動され、作業クラッチ79が「入」とされて、エンジン20の動力がロータリ耕耘装置4に伝えられる。
そして、前記シフター軸18の回動と同時に連係機構50(第一リンク51、第二リンク52、第三リンク53)を介してデフロックシフター軸19が回動され、この回動によりカム86が回動されてシフトフォーク87がバネ88の付勢力により左方へ移動され、デフロック機構90の摺動体34が移動されてピニオン35と係合しデフロックされる。このデフロックにより、車軸31L・31Rが同時に同回転で駆動され、耕耘作業時の直進性が向上される。
そして逆に、作業レバー64を「切」方向に回動すると、ワイヤ68を介して操作アーム67、シフター軸18が前記と逆方向に回動され、この回動により、カム83が回動されてシフトフォーク82が右方へ移動され、作業クラッチ79が「切」とされて、エンジン20からの動力が断状態となり、ロータリ耕耘装置4の駆動は停止される。
そして、前記シフター軸18の回動と同時に第一リンク51が回動されて連係機構50に操作力が伝えられるが、第一リンク51と第二リンク52の間にはタイミング調整機構7が設けられているため、枢支軸54が長孔51aの一端から他端に移動するまで第二リンク52は作動されない。つまり、作業クラッチ79が「切」となった後に第二リンク52が移動され、第三リンク53、デフロックシフター6を介してシフトフォーク87が右方へ移動され、デフロックが解除される。
以上のように、ミッションケース10内に作業クラッチ79とデフロック機構90を備え、前記作業クラッチ79の操作機構と前記デフロック機構90の操作機構とがミッションケース10内で連係機構50により連係されている管理機1において、前記連係機構50は、作業クラッチ「切」・デフロック解除に操作したとき、作業クラッチ79が「切」状態となった後にデフロック機構90が解除される構成としたので、デフロック機構90を作動状態(デフロック状態)としながら作業をしているときに、大きな負荷がかかった状態で異常となり、作業を停止させるために作業レバー64を「切」側に操作するときの操作力が軽減される。そして、作業レバー64の「切」操作時に、作業クラッチ79、デフロック機構90と順番に解除されることにより、ロータリ耕耘装置4が停止されて前進方向の駆動力が停止され、その後に、デフロックが解除されて、機体に対する衝撃が和らげられることになる。
また、前記連係機構50は、作業クラッチ操作機構9とデフロック機構90とを連結するリンク機構で構成され、該リンク機構には、作業クラッチ79が「切」状態となった後にデフロックを解除するタイミング調整機構7を有するので、タイミング調整機構7はミッションケース10内に配置されることとなり、外部から傷つけられることがなく、安定した作動を確保することができる。また、タイミング調整機構7はリンク機構の一部を構成する長孔51aで実現することができ、長孔51aは構成が簡単で、安価で故障が少ない構成とすることができる。
また、前記タイミング調整機構7をリンク機構に設ける代わりに、デフロック機構90の操作機構に、作業クラッチ79が「切」状態となった後にデフロックを解除するタイミング調整機構7を設けることも可能である。即ち、図8に示すように、前記作業クラッチ操作機構9とデフロック機構90との間には、連係機構50とデフロックシフター6が介装されており、該デフロックシフター6のカム86に形成されるカムプロフィル86aの形状(傾斜及び周方向の長さ)を変更して、デフロックを解除するタイミングが遅くなるように変更できる。つまり、作業レバー64を「切」側に操作すると、デフロックシフター軸19が回動される。このときカム86ピン89に押されて摺動し、デフロックが解除されるが、このカムプロフィル86aの傾斜をデフロックシフター軸19の回動初期は緩やかで、回動終期に急角度となるようにすることで、作業レバー64を「切」側への操作初期は、シフトフォーク87(カム86)の摺動量は小さくデフロックの状態が続く、このとき作業クラッチ79が「切」となる。その後(回動終期)、カムプロフィル86aの傾斜が急角度となることで、シフトフォーク87(カム86)の摺動量はで大きくなり、デフロックが解除されることになる。
このように、前記デフロック機構90の操作機構に、作業クラッチ79が「切」状態となった後にデフロックを解除するタイミング調整機構7を設けることにより、タイミング調整機構7はミッションケース10内に配置されることとなり、外部から傷つけられることがなく、安定した作動を確保することができる。また、タイミング調整機構7は、カムプロフィル86の形状を変更することで容易に得られ、このカムプロフィル86の形状を調整することで、操作フィーリングも調整することが可能となる。
1 管理機
6 デフロックシフター
7 タイミング調整機構
10ミッションケース
50 連係機構
64 作業レバー
79 作業クラッチ
90 デフロック機構

Claims (1)

  1. ミッションケース内に作業クラッチ機構とデフロック機構を備えた管理機であって、
    作業レバーを介して前記作業クラッチ機構を入状態と切状態に操作する作業クラッチ操作機構と、前記デフロック機構を作動状態と解除状態に操作するデフロック操作機構とを備え、
    前記ミッションケース内において、前記作業クラッチ操作機構と、前記デフロック操作機構とは、連係機構を介して連係され、
    前記連係機構は、前記作業クラッチ操作機構と前記デフロック操作機構とを連結するリンク機構で構成され、
    前記リンク機構には、前記作業クラッチ機構が切状態となった後に、前記デフロック機構を解除状態にするタイミング調整機構が構成されている
    ことを特徴とする管理機。
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