JP6532320B2 - 金属配管穿孔方法 - Google Patents

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Description

本発明は、金属配管穿孔方法に関する。
原子力発電プラントの廃炉時には機器及び金属配管の処分が必要となり、これらの切断や撤去作業を実施する。しかし、原子力プラントの圧力容器内に設置されている炉内構造物や圧力容器に接続された金属配管等は、放射性物質が付着している可能性があり、さらには水中に放射性物質が存在している場合においては放射線分解で生成した水素ガスが混在する場合がある。通常、配管はバルブ等で閉止されるため、バルブを開状態にすることで、配管内部の水素ガスを置換することが容易である。しかし、バルブが故障し、弁の開閉ができない場合は配管の一部に貫通孔(開口部)を設ける必要がある。
配管を含めた金属材料を切断加工する方法として、一般的にはプラズマやレーザーを用いる熱切断、刃やドリルを用いる機械切断(機械加工)が挙げられる。配管が水没しているケースのように切断する箇所が水中であれば、特許文献1(特開2004‐347349号公報)に記載の切断方法や、特許文献2(特開2006‐234726号公報)に記載の切断方法を用いることができる。
特開2004‐347349号公報 特開2006‐234726号公報
しかしながら、上記特許文献は、いずれも水中における金属配管の切断方法を提供するものであり、気中(空気中)において金属配管を切断するものではない。上述したとおり、配管の内部には水素ガス等の可燃性物質が存在する可能性があるため、気中において可燃性物質に引火しない方法で金属配管に貫通孔を設ける必要がある。
上記特許文献1記載の切断方法では、切断中に火気が発生して可燃性物質に引火することが懸念されるため、上記切断方法を気中で適用することは難しい。また、水を吹き付けながら切削加工する方法や局部的に囲いを設けて水封して切削加工する方法も考えられるが、前者の方法では加工片同士が接触することで火花の発生が懸念され、後者では配管内部が気相であれば水封の効果が期待できず、可燃性ガスが引火する恐れがある。また、特許文献2では、電気化学反応によって配管を切断するために、切断対象となる金属構造物を電解液が貯溜された加工用プールに浸漬しているが、このような加工プールの無い気中で電気化学反応によって金属構造物を切断することおよびその際の構成については、何ら開示されていない。これまでに、気中で、放射性物質及び可燃性物質を含む金属配管において、可燃性物質の引火を防止しつつ貫通孔を設けることが可能な金属配管穿孔方法は見当たらない。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、放射性物質と可燃性物質を含む金属配管において、可燃性物質の引火を防止しつつ貫通孔を設けることが可能な金属配管穿孔方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、気中で、可燃性物質を含む金属配管に貫通孔を設ける金属配管穿孔方法において、上記金属配管の表面に、電極と、電解質溶液と、を配置し、上記電解質溶液を介して上記金属配管と上記電極との間に直流電流を流して上記金属配管を溶解して貫通孔を設ける電解腐食工程を含み、上記電解腐食工程において、上記電極が挿入される電極貫通孔と、上記電解質溶液を供給するための供給孔と、上記電解質溶液を排出するための排液孔と、上記電極貫通孔、上記供給孔及び上記排液孔が設けられたカバーと、を備える電極冶具を上記金属配管の表面に固定し、上記金属配管の外側の表面と上記電極冶具の内側の表面とで上記電解質溶液で満たされた密閉空間を形成し、上記金属配管及び上記電極に直流電流を流し、上記カバーは、可とう性を有する材料からなることを特徴とする金属配管穿孔方法を提供する。また、本発明は、他の態様として、気中で、可燃性物質を含む金属配管に貫通孔を設ける金属配管穿孔方法において、上記金属配管の表面に、電極と、電解質溶液と、を配置し、上記電解質溶液を介して上記金属配管と上記電極との間に直流電流を流して上記金属配管を溶解して貫通孔を設ける電解腐食工程を含み、上記電解腐食工程において、上記電極が挿入される電極貫通孔と、上記電解質溶液を供給するための供給孔と、上記電解質溶液を排出するための排液孔と、上記電極貫通孔、上記供給孔及び上記排液孔が設けられたカバーと、を備える電極冶具を上記金属配管の表面に固定し、上記金属配管の外側の表面と上記電極冶具の内側の表面とで上記電解質溶液で満たされた密閉空間を形成し、上記金属配管及び上記電極に直流電流を流し、上記電解質溶液を収容するタンクを備え、上記電極冶具及び上記タンクがポンプ及びホースを介して接続されており、上記電解質溶液が上記ホース及び上記密閉空間を満たしており、上記タンクに液位計が設けられ、上記液位計の値の減少をもって上記金属配管が貫通したと判断することを特徴とする金属配管穿孔方法を提供する。
本発明によれば、放射性物質と可燃性物質を含む金属配管において、可燃性物質の引火を防止しつつ貫通孔を設けることが可能な金属配管穿孔方法を提供することができる。
本発明に係る実施例1の金属配管穿孔方法の手順を示すフローチャートである。 図1のS1〜S2の配管および電極冶具を示す模式図である。 本発明に係る実施例2の金属配管穿孔方法の手順を示すフローチャートである。 図3のS1〜S2の配管および電極冶具を示す模式図である。2における除去対象となる配管の概要を示す図である。 本発明に係る金属配管穿孔方法が適用される原子炉施設内の構造の一部を模式的に示す側面図である。 実施例1の穿孔システムの概要を示す図である。 実施例2の穿孔システムの概要を示す図である。
本発明に係る金属配管穿孔方法の概要を説明すると、気中で、原子力発電所等における可燃性物質が内包される金属配管において、電解質を満たした保持具で電極を配管表面に固定して、電解質を媒体として電極と配管に直流電流を印加することで、配管表面から配管の肉厚方向に溶解させ(電解腐食)、配管内面まで穿孔させるものである。以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、本発明はここで取り上げた実施形態に限定されることはなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜改良及び変更を加えることができる。
図1は本発明に係る実施例1の金属配管穿孔方法の手順を示すフローチャートであり、図2は実施例1のS1及びS2の配管および電極冶具を示す模式図である。図1に示すように、実施例1の金属配管穿孔方法は、STEP1(S1)〜STEP5(S5)を含む。以下、各工程について、詳細に説明する。
穿孔作業を開始するに当たり、STEP1(S1)では、金属配管(以下、単に「配管」とも称する。)1の穿孔位置8を設定する。図5は、本発明に係る金属配管穿孔方法が適用される原子炉施設内の構造の一部を模式的に示す側面図である。図5に示すように、対象となる金属配管1は、構造物10の内部において、複数の部屋を縦横に敷設されているため、配管の建設記録や関連図面、カメラ画像、線量率測定結果等をもとに、作業に必要なスペースが確保できることや放射線量が低いこと等を勘案して穿孔位置8を設定する。原子炉施設内の構造物の一部である配管1としては、炭素鋼またはステンレス鋼からなるものが一般的である。
次に、STEP2(S2)では、穿孔位置8に電極冶具6を取り付け、電極冶具6に電解質溶液を通水する。図2(c)に示すように、電極冶具6は、電極7が挿入される電極貫通孔61と、電極冶具6に電解質を含む電解質溶液を供給するための供給孔62と、電極冶具6内の電解質溶液を電極冶具6外へ排出する排液孔63と、電極貫通孔61、供給孔62及び排液孔63が設けられたカバー60で構成される。また、配管1の表面には、電流を流すための通電部材(通電ピン)16が設けられている。
穿孔位置8となる配管1の表面に電極冶具6を押し付け(図2(c))、配管に固定する(図2(d))。電極冶具6(カバー60)の端面60aは、配管1表面の曲面に密着するように形状加工が為されており、電極冶具6を配管1に押付けることで、カバー60の端面60aと配管1の表面とが密着し、そのまま固定保持されることで後述する電解質を含む溶液(電解質溶液)が漏れないようにすることができる。すなわち、配管1の表面とカバー60とで、電解質溶液で満たされた密閉空間が形成される。
カバー60の材料としては、特に限定は無いが、配管1へ押し付けて密着させるために、可とう性を有する材料であることが好ましい。具体的には、シリコン系樹脂やフッ素系樹脂が好適である。
図2(e)に示すように、電極冶具6は、中央部分に電極貫通孔61を有しており、電極貫通孔61を貫通するように電極7が差し込まれている。また、電極貫通孔61と平行に、電解質溶液を通水(供給)するための貫通孔(供給孔)62と、溶液を排水するための貫通孔(排液孔)63とを有している。電解質溶液は、供給孔62を介してカバー60内に供給されてカバー60内を満たし、排液孔63を介してカバー60外へ排出される。電極7の先端は、電極冶具6が配管1の表面に取り付けられたときに、配管1表面に近接するよう配置されており、電極冶具6を配管1表面に密着するように固定すると、電極7と配管1表面との間は電解質溶液で満たされる構成となっている。
電極7は、金属であれば特に限定はないが、金属配管よりも標準電極電位が高いものであることが好ましい。具体的には、金、銀、白金、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウムまたはオスミウムのいずれかの貴金属を含むものであることが好ましい。また、電極7の先端と配管表面との間の距離は5mm以下とすることが望ましい。
図6は、実施例1の穿孔システムの概要を示す図である。図2の丸で囲ったA,B,C,Dは、それぞれ図6の丸で囲ったA,B,C,Dに接続されており、A,Bは電解質溶液の循環系統を示し、C,Dは電気系統を示している。
図6に示すように、電極冶具6は構造物10の外部に置かれた溶液タンク5にポンプ12及びホース4を介して接続されており、電解質溶液は、ホース4とカバー60との間を循環している。溶液タンク5内の溶液は、ポンプ12、ホース4及び供給孔62を介して電極冶具6のカバー60内へ送液される。そして、電極7と配管1表面との間隙を満たした後、排液孔63及びホース4を介して、溶液タンク5に回収される。すなわち、ホース4とカバー60は、電解質溶液で満たされていることになる。
電解質溶液は、塩酸、硫酸、硝酸または塩化ナトリウムのいずれかを含む酸性溶液を用いることが望ましいが、後述する電極7と配管1表面の間に通電するのに必要な電気伝導度が確保できれば、塩化物を含む中性溶液でも本発明に適用することができる。
図2に示す電極7と通電ピン16は、図6に示す電気ケーブル3により電源9に接続される。なお、通電ピン16は配管1に電気的に接触しているものであり、配管1への固定方法に特に限定はないが、例えばネジ止めや溶接、接着等により固定することができる。
次に、STEP3(S3,電解腐食工程)で、電源9を用いて電極7と通電ピン16の間に1A程度の定電流を流すことで、配管1表面を電解腐食させる。配管1に対して定電流を継続して流すと、徐々に配管の肉厚方向に腐食が進行するので、最終的には配管1に穿孔することが可能となる。穿孔後は、通水した溶液が僅かに配管内面側へ漏えいするので、タンク5、ホース4および電極冶具6を循環する電解質溶液の量が減少することになる。そのため、溶液タンク5に予め液位計11を設置しておき、電流を流してから規定時間経過後に液位計11で測定したタンク5内の電解質溶液の水位が規定の値を下廻ったら貫通が完了したと判断することが可能である。貫通完了後、弁13を閉止するとともにポンプ12を停止する。そして、STEP5(S5)で、電極冶具6及び関連部材を撤去し、作業終了とする。
上記構成によれば、気中環境において、水素ガス等の可燃性物質を内包した金属配管であっても、可燃性物質に引火することなく配管に穿孔することが可能となり、配管に貫通孔を設けることが出来る。また、貫通孔を設けた後は、貫通孔を通して配管内部に含まれる可燃性物質を不活性ガス等に置換することで、火花が発生しても着火しないため、一般的な機械的切断方法で切断解体することが出来る。また、貫通孔が設けられる部位は電極冶具によって覆われているため、配管内部に含まれる放射性物質や可燃性物質の外部へ拡散を防止しながら貫通孔を設ける作業を行うことができる。さらに、本発明の構成は遠隔で穿孔作業を実行することが可能であり、作業者の被ばくを防止することができる。
図3は、本発明に係る実施例2の金属配管穿孔方法の手順を示すフローチャートである。本実施例の金属配管穿孔方法は、実施例1にSTEP7(S7)およびSTEP8(S8)の作業手順が追加されたものであり、機械的加工による機械加工工程(S7)と実施例1の電解腐食工程とを組み合わせた場合の作業手順の概略を示している。以下に、S7及びS8について詳述する。
図4は、図3のS1〜S2の配管および電極冶具を示す模式図である。図4に示すように、S1で穿孔位置8を決定した後(図4(b))、S7で穿孔位置8に加工ドリル14と密閉容器2を取り付ける(図4(c)および(d))。図4(c)に示すように、密閉容器2内で加工ドリル14が回転することで配管の肉厚方向に削孔を行う。密閉容器2は配管材の切削粉が周囲に飛び散らないように設けている。
図7は、実施例2の穿孔システムの概要を示す図である。図4の丸で囲ったEは図7の丸で囲ったEに接続されており、電気系統の接続を示している。図7に示すように、加工ドリル14は構造物10の外部に置かれた加工ドリル操作盤15に電気ケーブル3を介して接続されている。加工ドリル操作盤15は加工ドリル14の回転操作と肉厚方向への送り操作を実施し、配管1を規定の深さ(配管1を貫通しない深さ、言い換えると、配管1の肉厚未満の深さ)削孔する。
その後、S8で加工ドリル14を撤去後、切削した位置にS2で電極冶具6を取付け、電解腐食工程を実施する。配管1を電解腐食する厚さが、上述した切削加工分だけ減ずることになるので、S3における作業時間(電源9を用いて電極7と通電ピン16間に1A程度の定電流を流す時間)が短縮される。さらに、電極冶具6は切削加工部位(ドリル加工穴内)に差し込み固定できるので、配管への電極冶具6の固定も容易となる。図3に記載したその他のSTEPは実施例1と同様であるので、説明を省略する。
以上、説明したように、本発明によれば、放射性物質と可燃性物質を含む金属配管において、可燃性物質の引火を防止しつつ貫通孔を設けることが可能な金属配管穿孔方法を提供することができることが示された。本発明に係る金属配管穿孔方法は、原子力発電所等で用いられている気体配管等の撤去作業に好適である。
なお、上記した実施例は、本発明の理解を助けるために具体的に説明したものであり、本発明は、説明した全ての構成を備えることに限定されるものではない。例えば、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。さらに、各実施例の構成の一部について、削除・他の構成に置換・他の構成の追加をすることが可能である。
1…金属配管、2…密閉容器、3…電気ケーブル、4…ホース、5…タンク、6…電極冶具、60…カバー、60a…端面、61…電極貫通孔、62…供給孔、63…排液孔、7…電極、8…穿孔位置、9…電源、10…構造物、11…液位計、12…ポンプ、13…弁、14…加工ドリル、15…加工ドリル操作盤、16…通電ピン。

Claims (12)

  1. 気中で、可燃性物質を含む金属配管に貫通孔を設ける金属配管穿孔方法において、前記金属配管の表面に、電極と、電解質溶液と、を配置し、前記電解質溶液を介して前記金属配管と前記電極との間に直流電流を流して前記金属配管を溶解して貫通孔を設ける電解腐食工程を含み、
    前記電解腐食工程において、前記電極が挿入される電極貫通孔と、前記電解質溶液を供給するための供給孔と、前記電解質溶液を排出するための排液孔と、前記電極貫通孔、前記供給孔及び前記排液孔が設けられたカバーと、を備える電極冶具を前記金属配管の表面に固定し、前記金属配管の外側の表面と前記電極冶具の内側の表面とで前記電解質溶液で満たされた密閉空間を形成し、前記金属配管及び前記電極に直流電流を流し、
    前記カバーは、可とう性を有する材料からなることを特徴とする金属配管穿孔方法。
  2. 気中で、可燃性物質を含む金属配管に貫通孔を設ける金属配管穿孔方法において、前記金属配管の表面に、電極と、電解質溶液と、を配置し、前記電解質溶液を介して前記金属配管と前記電極との間に直流電流を流して前記金属配管を溶解して貫通孔を設ける電解腐食工程を含み、
    前記電解腐食工程において、前記電極が挿入される電極貫通孔と、前記電解質溶液を供給するための供給孔と、前記電解質溶液を排出するための排液孔と、前記電極貫通孔、前記供給孔及び前記排液孔が設けられたカバーと、を備える電極冶具を前記金属配管の表面に固定し、前記金属配管の外側の表面と前記電極冶具の内側の表面とで前記電解質溶液で満たされた密閉空間を形成し、前記金属配管及び前記電極に直流電流を流し、
    前記電解質溶液を収容するタンクを備え、前記電極冶具及び前記タンクがポンプ及びホースを介して接続されており、前記電解質溶液が前記ホース及び前記密閉空間を満たしており、
    前記タンクに液位計が設けられ、前記液位計の値の減少をもって前記金属配管が貫通したと判断することを特徴とする金属配管穿孔方法。
  3. 前記電解質溶液を収容するタンクを備え、前記電極冶具及び前記タンクがポンプ及びホースを介して接続されており、前記電解質溶液が前記ホース及び前記密閉空間を満たしており、
    前記タンクに液位計が設けられ、前記液位計の値の減少をもって前記金属配管が貫通したと判断することを特徴とする請求項1に記載の金属配管穿孔方法。
  4. 前記電解腐食工程の前に、機械加工によって前記金属配管を切削する機械加工工程を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の金属配管穿孔方法。
  5. 前記カバーの前記金属配管との接触部は、前記金属配管の表面に密着可能な形状を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の金属配管穿孔方法。
  6. 前記金属配管は、前記直流電流を通電させるための通電部材が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の金属配管穿孔方法。
  7. 前記電極及び前記通電部材が電気ケーブルを介して電源に接続されていることを特徴とする請求項6記載の金属配管穿孔方法。
  8. 前記電極が、金、銀、白金、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウムまたはオスミウムのいずれかの貴金属を含むものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の金属配管穿孔方法。
  9. 前記電解質溶液は、塩酸、硫酸、硝酸または塩化ナトリウムのいずれかを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の金属配管穿孔方法。
  10. 前記金属配管が、炭素鋼またはステンレス鋼からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の金属配管穿孔方法。
  11. 前記金属配管が、原子炉施設の構造物の一部であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の金属配管穿孔方法。
  12. 前記金属配管の中に放射性物質が含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の金属配管穿孔方法。
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