JP6531781B2 - エンジンの制御方法及びエンジンの制御装置 - Google Patents
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Description
1.エンジン1の全体構成
本実施形態に係るエンジン1の全体構成について、図1を用い説明する。
本実施形態に係るエンジン1を制御するための制御システムについて、図2を用い説明する。
エンジン本体10における吸気バルブ21周りの構成について、図3を用い説明する。
クランクプレート19の構成とクランク角速度情報の検出について、図4及び図5を用い説明する。図4は、クランクプレート19の構成を示す模式斜視図である。図5は、クランク角センサSNS1から入力されるパルス信号をクランク角の変化軸上で示す図である。
これは、区間Int5においては、圧縮漏れがなく気筒11aの筒内圧が高くなるためにピストン14の上昇速度が遅くなることによるものである。
PCM2によるデポジット付着判定及びデポジット除去の具体的な方法について、図6を用い説明する。図6は、PCM2が実行するデポジット付着判定及びデポジット除去の各制御方法を示すフローチャートである。
本実施形態に係るPCM2によるデポジット除去制御の具体例について、図7を用い説明する。図7は、実施例に係るエンジンの制御において、車速とデポジット付着判定フラグとの関係を示すタイミングチャートである。
以下で説明する実施例は、吸気バルブ21及び排気バルブ22とバルブシート12aとの間にデポジットが噛み込んでいる場合を想定している。
本実施形態では、制御部であるPCM2がデポジットの噛み込み有りと判定した場合であって、車速vが所定の車速V(例えば、40km/h)未満である場合には、図6のフローチャートにおけるステップS9〜ステップS13の各デポジット除去制御を実行する。これにより、エンジン停止前にデポジットの除去を図ることができ、再始動性の確保が可能である。
変形例1に係るエンジンの制御方法について、以下説明する。なお、以下の説明においては、上記実施形態との差異点のみを説明し、上記実施形態と同じ部分についての説明は省略する。
上記実施形態及び上記変形例1では、2つのターボ過給機61,62を備えるエンジン1を一例としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、1つのターボ過給機を備える構成を採用することもできるし、ターボ過給機の代わりにスーパーチャージャーや電動ターボ過給機を採用することもできる。
2 PCM
3 変速機(変速装置)
10 エンジン本体
12a バルブシート
19 クランクプレート
21 吸気バルブ
21a バルブ傘部
22 排気バルブ
30 吸気通路
33 サージタンク
36 吸気シャッターバルブ
51a EGRバルブ
61 第1ターボ過給機
62 第2ターボ過給機
Claims (2)
- 車両のエンジンの制御方法において、
車両の走行時、アクセルオフに伴うフューエルカット中か否かを判定するフューエルカット判定ステップと、
フューエルカット中であると判定されたときに、クランク角センサからのクランク角速度情報に基づき、吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方と、バルブシートとの間へのデポジットの噛み込みの有無を推定するデポジット付着推定ステップと、
車速に関する情報を取得する車速情報取得ステップと、
前記デポジットの噛み込み有りと推定された場合であって、前記車速が所定の車速未満である場合には、デポジットを除去可能な筒内圧が得られるように、デポジットの噛み込み有りと推定される以前よりも吸気圧力を高める動作を実行するデポジット除去ステップと、
を備え、
前記デポジット付着推定ステップでは、前記クランク角センサからのクランク角速度情報に基づき、前記エンジンにおける圧縮行程中又は当該圧縮工程からその直後の膨張行程に跨った第1クランク角範囲の通過に要する第1通過時間と、前記エンジンにおける前記圧縮行程直後の膨張行程でのクランク角範囲であって第1クランク角範囲と同角度の第2クランク角範囲の通過に要する第2通過時間とを算出して、前記第1通過時間の前記第2通過時間に対する比が1を超える所定の閾値以下である場合に、圧縮漏れがあるとしてこれをデポジットの噛み込み有りと推定する一方、前記比が前記閾値を超える場合に、デポジットの噛み込み無しと推定し、
前記デポジット除去ステップは、フューエルカット中に前記デポジット付着推定ステップにおいて前記デポジットの噛み込み有りと推定されると当該フューエルカット中に実行されるとともに、当該実行期間中にアクセルがオンされて前記車速が前記所定の車速以上となった場合には、前記デポジットの除去がなされたとみなして実行が解除される、
エンジンの制御方法。 - 車両のエンジンの制御装置において、
車速を検出する車速センサと、
前記エンジンのクランク角速度を検出するクランク角センサと、
前記車速センサからの前記車速及び前記クランク角センサからのクランク角速度に関する情報を取得するとともに、車両の走行時、アクセルオフに伴うフューエルカット中に、吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方と、バルブシートとの間へのデポジットの噛み込みの有無を推定する推定処理を実行し、且つ、前記エンジンにおける燃焼室の筒内圧を制御する制御部と、を備え、
前記推定処理は、前記クランク角センサからのクランク角速度情報に基づき、前記エンジンにおける圧縮行程中又は当該圧縮工程からその直後の膨張行程に跨った第1クランク角範囲の通過に要する第1通過時間と、前記エンジンにおける前記圧縮行程直後の膨張行程でのクランク角範囲であって第1クランク角範囲と同角度の第2クランク角範囲の通過に要する第2通過時間とを算出して、前記第1通過時間の前記第2通過時間に対する比が1を超える所定の閾値以下である場合に、圧縮漏れがあるとしてこれをデポジットの噛み込み有りと推定する一方、前記比が前記閾値を超える場合に、デポジットの噛み込み無しと推定する処理であり、
前記制御部は、フューエルカット中に前記デポジットの噛み込み有りと推定した場合であって、前記車速が所定の車速未満である場合には、当該フューエルカット中に、デポジットを除去可能な筒内圧が得られるように、デポジットの噛み込み有りと推定される以前よりも吸気圧力を高める制御を実行するとともに、当該実行期間中にアクセルがオンされて前記車速が前記所定の車速以上となった場合には、前記デポジットの除去がなされたとみなして当該実行を解除する、
エンジンの制御装置。
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